JP3772938B2 - 利得制御回路 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルの制御データに対応する、利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、信号源1からの信号が入力端子10iを通じて供給され可変利得増幅回路10の利得を、並列形式のデジタル制御データDpから、D−A変換回路20において変換された、アナログ利得制御信号S20により制御するようにしたものが知られている。
【0003】
そして、図4の可変利得増幅回路10と、D−A変換回路20とは、例えば、それぞれ図5に示すように構成される。
【0004】
図5において、可変利得増幅回路10は、例えば、3個のnpnトランジスタ11,12,13を含む差動増幅回路として構成される。
【0005】
第1および第2のトランジスタ11,12のエミッタに共通に、第3のトランジスタ13のコレクタが接続され、トランジスタ11,12のコレクタは、それぞれ抵抗器R1,R2を通じて、電源ラインに接続されると共に、トランジスタ12のコレクタが出力端子10oに接続される。
【0006】
トランジスタ13のエミッタが、抵抗器R3を通じて、グラウンドに接続されると共に、トランジスタ13のベースとグラウンドの間に、信号源1と、ベース電源14とが直列に接続されて、トランジスタ13は、可変電流源として機能する。
【0007】
一方、D−A変換回路20は、入力デジタル制御データDpのビット数nに等しい、複数の定電流源21a,21b,21c〜21nと、同数のスイッチ回路22a,22b,22c〜22nとを含んで構成される。
【0008】
定電流源21a〜21nは、スイッチ回路22a〜22nの各出力端とグラウンドの間に接続される。また、スイッチ回路22a〜22nの各v側入力端が電源ラインに直接に接続されると共に、スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端は、抵抗器R4を通じて、電源ラインに接続される。
【0009】
スイッチ回路22a〜22nには、制御信号として、外部のデジタル制御信号源(図示は省略)からの、nビットの自然2進符号のデジタル制御信号Dpが供給され、このデジタル制御信号Dpの対応するビットのデータの“0”,“1”に応じて、スイッチ回路22a〜22nが、例えば、v側、u側に切り換えられる。
【0010】
また、各定電流源21a,21b,21c〜21nは、デジタル制御信号DpのMSB(最上位ビット),2SB,3SB〜LSB(最下位ビット)に対応し、2SBに対応する定電流源21bの電流Ibは、MSBに対応する定電流源21aの電流Iaの1/2倍とされ、以下、LSBまでの各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ上位のビットに対応する定電流源の電流の1/2倍とされる。
【0011】
スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端と抵抗器R4との接続中点に、演算増幅器23の非反転入力端子が接続され、演算増幅器23の出力端子と反転入力端子との間に抵抗器R5が介挿されると共に、反転入力端子とグラウンドとの間に抵抗器R6が介挿される。
【0012】
そして、演算増幅器23の出力端子とnpnトランジスタ24のベースとが接続され、このトランジスタ24のエミッタが、抵抗器R7を通じて、トランジスタ25のエミッタに接続される。
【0013】
トランジスタ26のコレクタが電源ラインに接続され、トランジスタ26のエミッタと、トランジスタ24,25のコレクタとの間に、それぞれ負荷として、ダイオード27,28のアノード・カソードが介挿される。トランジスタ26のベースとグラウンドの間には、ベース電源29が介挿されて、トランジスタ26は、電圧レギュレータとして機能する。
【0014】
また、トランジスタ24,25の各エミッタとグラウンドとの間に、定電流源31,32が介挿され、トランジスタ25のベースとグラウンドの間には、ベース電源33が介挿される。
【0015】
そして、トランジスタ24のコレクタとダイオード27の接続中点が、可変利得増幅回路10のトランジスタ11のベースに接続されると共に、トランジスタ12のベースには、トランジスタ24のコレクタとダイオード28の接続中点が接続される。
【0016】
図5のD−A変換回路20では、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“1”のときに、対応するスイッチ回路が、図示のように、u側に切り換えられて、抵抗器R4に、対応する定電流源の電流が流れる。また、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“0”のときには、対応するスイッチ回路が、図示とは逆に、v側に切り換えられて、抵抗器R4には、対応する定電流源の電流が流れない。
【0017】
したがって、図5のD−A変換回路20では、デジタル制御信号Dpの各ビットが“1”のときにのみ、各ビットの重みに比例した量だけの電圧降下が、抵抗器R4の両端に生ずる。
【0018】
この抵抗器R4の電圧降下は、例えば、nビットのデジタル制御信号Dpの入力バスデータが“100‥‥00”の場合を中心とし、有効最小データの“000‥‥00”から最大データの“111‥‥11”までの範囲に対応して変化する。
【0019】
上述のような、抵抗器R4の電圧降下が、演算増幅器23を通じて、トランジスタ24のベースに供給されると、抵抗器R4の電圧降下の増減に応じて、トランジスタ24のコレクタ電流が増減する。
【0020】
トランジスタ24,25のエミッタとグラウンドとの間には、それぞれ定電流源31,32が介挿されているので、トランジスタ24のコレクタ電流が増大するとき、その増大分は、抵抗器R7を通じて、定電流源32に流入して、この流入分だけ、トランジスタ25のコレクタ電流を減少させる。
【0021】
また、トランジスタ24のコレクタ電流が減少するときは、その減少分が、抵抗器R7を通じて、トランジスタ25から定電流源31に流入して、この流入分だけ、トランジスタ25のコレクタ電流を増大させる。
【0022】
上述のようにして、トランジスタ25のコレクタ電流は、トランジスタ24のコレクタ電流と逆位相で増減し、ダイオード27,28を流れる電流I27,I28も、互いに逆位相で増減する。
【0023】
ダイオード27,28を流れる電流I27,I28が、上述のように変化するとき、ダイオード27,28の周知の電流・電圧特性により、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分は、各電流I27,I28の変化分が対数圧縮されたものとなる。
【0024】
そして、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分が、利得制御信号S20a,20bとして、可変利得増幅回路10のトランジスタ12,11のベースにそれぞれ供給され、各トランジスタ11,12の各コレクタ電流が制御されることにより、R2に生じる電圧降下、即ち、出力端子10oに導出される出力信号のレベル、換言すれば、増幅回路10の利得が制御される。
【0025】
上述のような、ダイオード27,28における対数圧縮により、入力バスデータの等比級数的な変化に対して、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、等比級数的に変化する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前出図5に示すような、従来の利得制御回路20では、トランジスタ24,25の各エミッタ間に抵抗器R7が接続されているので、トランジスタ24,25が完全な差動増幅回路として機能せず、ダイオード27,28に流れる電流I27,I28が、図6に示すように、入力バスデータに対して、特に制御範囲の端部で、非直線的に変化してしまう。
【0027】
そして、可変利得増幅回路10の出力レベルが、図7に実線で示すように、入力バスデータに対して、非直線的に変化するという問題があった。
【0028】
また、制御データが0の場合に、出力レベルを絞り込むことが困難であるという問題もあった。
【0029】
上述のような問題を解消して、図7に鎖線で示すように、入力バスデータに対して、出力レベルを直線的に変化させるためには、補正回路の追加が必要となって、回路規模が大幅に増大するという問題が生ずる。
【0030】
かかる点に鑑み、この発明の目的は、小さな回路規模で、利得制御特性の直線性を改善した、利得制御回路を提供するところにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明による利得制御回路は、
第1および第2の制御入力端を備え、これら第1および第2の制御入力端に供給される制御信号の差分に応じて、入力信号を利得制御する可変利得増幅回路部と、
それぞれの定電流値が入力デジタル制御データの各ビットの重みにそれぞれ対応する、前記入力デジタル制御データのビット数に等しい数の複数個の定電流源と、
それぞれ第1および第2の入力端と出力端とを備え、この出力端が前記定電流源のそれぞれに接続されるとともに、前記第1および第2の入力端が前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端にそれぞれ接続される複数個のスイッチ回路と、
前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端と、前記複数個のスイッチ回路との接続点に接続される1対のダイオードと、
前記1対のダイオードに対して一定の電流を供給するようにする回路部と
を備えることを特徴とするものである。
【0032】
かかる構成の請求項1の発明による利得制御回路においては、スイッチ回路が入力デジタル制御データの各ビットの“0”“1”に応じて、第1または第2のの入力端に接続されることにより、第1または第2の各入力端に接続された1対のダイオードには、制御データの全範囲にわたって、リニアに変化する電流が互いに逆位相に流れ、この電流が対数圧縮されて形成される制御信号により、可変利得増幅回路の利得が直線的に制御される。
【0033】
また、請求項2の発明による利得制御回路は、
請求項1に記載の利得制御回路において、
1対のダイオードのいずれかに直接に定電流源が接続される
ようにしたものである。
【0034】
かかる構成の請求項2の発明による利得制御回路においては、利得制御範囲の設定が自由となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照しながら、この発明による利得制御回路の実施の形態について説明する。
【0036】
[実施の形態の構成]
この発明の実施の形態の構成を図1に示す。この図1において、前出図5に対応する部分には同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0037】
図1において、可変利得増幅回路10は、前出図5に示した従来例と同様に、3個のnpnトランジスタ11,12,13を含む差動増幅回路として構成される。
【0038】
第1および第2のトランジスタ11,12のエミッタに共通に、第3のトランジスタ13のコレクタが接続され、トランジスタ11,12のコレクタは、それぞれ抵抗器R1,R2を通じて、電源ラインに接続されると共に、トランジスタ12のコレクタが出力端子10oに接続される。
【0039】
トランジスタ13のエミッタが、抵抗器R3を通じて、グラウンドに接続されると共に、トランジスタ13のベースとグラウンドの間に、信号源1と、ベース電源14とが直列に接続されて、トランジスタ13は、可変電流源として機能する。
【0040】
一方、D−A変換回路20Sは、前出図5に示した従来例と同様に、入力デジタル制御データDpのビット数nに等しい、複数の定電流源21a,21b,21c〜21nと、同数のスイッチ回路22a,22b,22c〜22nとを含んで構成され、定電流源21a〜21nは、スイッチ回路22a〜22nの各出力端とグラウンドの間に接続される。
【0041】
各定電流源21a,21b,21c〜21nは、nビットの自然2進符号のデジタル制御信号DpのMSB,2SB,3SB〜LSBに対応し、2SBに対応する定電流源21bの電流Ibは、MSBに対応する定電流源21aの電流Iaの1/2倍とされ、以下、LSBまでの各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ上位のビットに対応する定電流源の電流の1/2倍とされる。
【0042】
また、スイッチ回路22a〜22nには、切り換え制御信号として、nビットのデジタル制御信号Dpが供給され、このデジタル制御信号Dpの対応するビットのデータの“0”,“1”に応じて、スイッチ回路22a〜22nが、例えば、v側入力端、u側入力端に切り換えられる。
【0043】
この実施の形態のD−A変換回路20Sでは、トランジスタ26のコレクタが電源ラインに接続され、トランジスタ26のベースとグラウンドの間には、ベース電源29が介挿されて、トランジスタ26は、電圧レギュレータとして機能する。
【0044】
また、トランジスタ26のエミッタに共通に、ダイオード27,28のアノードが接続され、一方のダイオード27のカソードに、スイッチ回路22a〜22nの各v側入力端が共通に接続されると共に、他方のダイオード28のカソードには、スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端が共通に接続される。
【0045】
そして、ダイオード27のカソードと可変利得増幅回路10のトランジスタ11のベースとが接続されると共に、トランジスタ12のベースとダイオード28のカソードとが接続されて、トランジスタ11,12の各ベースには、この実施の形態のD−A変換回路20Sからの、後述のような利得制御信号S20u,20vが供給される。
【0046】
なお、図1の実施の形態のD−A変換回路20Sは、前出図5に示した従来例のD−A変換回路20から、演算増幅器23、トランジスタ24,25、定電流源31,32、ベース電源33を削除したように構成されて、その分だけ回路規模が小さくなっている。
【0047】
また、図1に点線で示すように、ダイオード27のカソードとグラウンドの間に、適宜電流Ipの定電流源21pを接続することができる。
【0048】
[実施の形態の利得制御]
次に、図2および図3をも参照しながら、この発明の実施の形態の利得制御について説明する。
【0049】
この実施の形態のD−A変換回路20Sでは、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“1”のときに、対応するスイッチ回路が、図示のように、u側に切り換えられて、対応する定電流源の電流がダイオード28に流れる。また、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“0”のときには、対応するスイッチ回路が、図示とは逆に、v側に切り換えられて、対応する定電流源の電流がダイオード27に流れる。
【0050】
したがって、この実施の形態のD−A変換回路20Sのダイオード27には、デジタル制御信号Dpの“0”の各ビットの重みに比例した量だけの電流I27が流れると共に、ダイオード28には、デジタル制御信号Dpの“1”の各ビットの重みに比例した量だけの電流I28が流れる。
【0051】
このダイオード27,28の電流I27,I28は、例えば、nビットのデジタル制御信号Dpの入力バスデータが“100‥‥00”の場合を中心とし、最小データの“000‥‥00”から最大データの“111‥‥11”までの範囲に対応して、図2に示すように、互いに逆位相で、直線的に増減する。
【0052】
ダイオード27,28に流れる電流I27,I28が、上述のように変化するとき、ダイオード27,28の周知の電流・電圧特性により、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分は、各電流I27,I28の変化分が対数圧縮されたものとなる。
【0053】
そして、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分が、利得制御信号S20v,20uとして、可変利得増幅回路10のトランジスタ11,12のベースにそれぞれ供給され、各トランジスタ11,12の各コレクタ電流が制御されることにより、R2に生じる電圧降下、即ち、出力端子10oに導出される出力信号のレベル、換言すれば、増幅回路10の利得が制御される。
【0054】
上述のような、ダイオード27,28における対数圧縮により、入力バスデータの等比級数的な変化に対して、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、等比級数的に変化する。
【0055】
定電流源21pが接続されない場合、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、図3に実線で示すように、絞り込まれた最小出力レベルから最大出力レベルまで、直線性が格段に改善された制御特性が得られる。
【0056】
また、定電流源21pが接続された場合は、図3に破線で示すように、定電流源21pの電流Ipに対応した適宜レベルだけ、最低出力レベルがアップした直線的な制御特性が得られて、利得制御範囲を自由に設定することができる。
【0057】
なお、図5の利得制御回路20では、例えば、抵抗器R6の接続点および電圧源33の接続点の間で、グラウンド電位に差が生じた場合、制御特性が悪化すると共に、制御範囲にも影響が及ぶなどの問題もあったが、図1の実施の形態では、回路構成が簡単になっているため、回路的なエラーにも強くなっている。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、小さな回路規模で、利得制御特性の直線性を改善した、利得制御回路を実現することができる。
【0059】
また、請求項2の発明によれば、利得制御範囲を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による利得制御回路の実施の形態の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態の利得制御を説明するための図である。
【図3】この発明の実施の形態の利得制御特性を示す図である。
【図4】この発明を説明するためのブロック図である。
【図5】従来の利得制御回路の構成例を示す回路図である。
【図6】従来例の利得制御を説明するための図である。
【図7】従来例の利得制御特性を示す図である。
【符号の説明】
1…信号源、10…可変利得増幅回路、10o…出力端子、20S…D−A変換回路、21(21a〜21n)…定電流源、22(22a〜22n)…スイッチ回路、26…電圧レギュレータ用トランジスタ、27,28…ダイオード、Dp…デジタル制御データ、S20u,S20v…利得制御信号
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルの制御データに対応する、利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、信号源1からの信号が入力端子10iを通じて供給され可変利得増幅回路10の利得を、並列形式のデジタル制御データDpから、D−A変換回路20において変換された、アナログ利得制御信号S20により制御するようにしたものが知られている。
【0003】
そして、図4の可変利得増幅回路10と、D−A変換回路20とは、例えば、それぞれ図5に示すように構成される。
【0004】
図5において、可変利得増幅回路10は、例えば、3個のnpnトランジスタ11,12,13を含む差動増幅回路として構成される。
【0005】
第1および第2のトランジスタ11,12のエミッタに共通に、第3のトランジスタ13のコレクタが接続され、トランジスタ11,12のコレクタは、それぞれ抵抗器R1,R2を通じて、電源ラインに接続されると共に、トランジスタ12のコレクタが出力端子10oに接続される。
【0006】
トランジスタ13のエミッタが、抵抗器R3を通じて、グラウンドに接続されると共に、トランジスタ13のベースとグラウンドの間に、信号源1と、ベース電源14とが直列に接続されて、トランジスタ13は、可変電流源として機能する。
【0007】
一方、D−A変換回路20は、入力デジタル制御データDpのビット数nに等しい、複数の定電流源21a,21b,21c〜21nと、同数のスイッチ回路22a,22b,22c〜22nとを含んで構成される。
【0008】
定電流源21a〜21nは、スイッチ回路22a〜22nの各出力端とグラウンドの間に接続される。また、スイッチ回路22a〜22nの各v側入力端が電源ラインに直接に接続されると共に、スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端は、抵抗器R4を通じて、電源ラインに接続される。
【0009】
スイッチ回路22a〜22nには、制御信号として、外部のデジタル制御信号源(図示は省略)からの、nビットの自然2進符号のデジタル制御信号Dpが供給され、このデジタル制御信号Dpの対応するビットのデータの“0”,“1”に応じて、スイッチ回路22a〜22nが、例えば、v側、u側に切り換えられる。
【0010】
また、各定電流源21a,21b,21c〜21nは、デジタル制御信号DpのMSB(最上位ビット),2SB,3SB〜LSB(最下位ビット)に対応し、2SBに対応する定電流源21bの電流Ibは、MSBに対応する定電流源21aの電流Iaの1/2倍とされ、以下、LSBまでの各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ上位のビットに対応する定電流源の電流の1/2倍とされる。
【0011】
スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端と抵抗器R4との接続中点に、演算増幅器23の非反転入力端子が接続され、演算増幅器23の出力端子と反転入力端子との間に抵抗器R5が介挿されると共に、反転入力端子とグラウンドとの間に抵抗器R6が介挿される。
【0012】
そして、演算増幅器23の出力端子とnpnトランジスタ24のベースとが接続され、このトランジスタ24のエミッタが、抵抗器R7を通じて、トランジスタ25のエミッタに接続される。
【0013】
トランジスタ26のコレクタが電源ラインに接続され、トランジスタ26のエミッタと、トランジスタ24,25のコレクタとの間に、それぞれ負荷として、ダイオード27,28のアノード・カソードが介挿される。トランジスタ26のベースとグラウンドの間には、ベース電源29が介挿されて、トランジスタ26は、電圧レギュレータとして機能する。
【0014】
また、トランジスタ24,25の各エミッタとグラウンドとの間に、定電流源31,32が介挿され、トランジスタ25のベースとグラウンドの間には、ベース電源33が介挿される。
【0015】
そして、トランジスタ24のコレクタとダイオード27の接続中点が、可変利得増幅回路10のトランジスタ11のベースに接続されると共に、トランジスタ12のベースには、トランジスタ24のコレクタとダイオード28の接続中点が接続される。
【0016】
図5のD−A変換回路20では、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“1”のときに、対応するスイッチ回路が、図示のように、u側に切り換えられて、抵抗器R4に、対応する定電流源の電流が流れる。また、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“0”のときには、対応するスイッチ回路が、図示とは逆に、v側に切り換えられて、抵抗器R4には、対応する定電流源の電流が流れない。
【0017】
したがって、図5のD−A変換回路20では、デジタル制御信号Dpの各ビットが“1”のときにのみ、各ビットの重みに比例した量だけの電圧降下が、抵抗器R4の両端に生ずる。
【0018】
この抵抗器R4の電圧降下は、例えば、nビットのデジタル制御信号Dpの入力バスデータが“100‥‥00”の場合を中心とし、有効最小データの“000‥‥00”から最大データの“111‥‥11”までの範囲に対応して変化する。
【0019】
上述のような、抵抗器R4の電圧降下が、演算増幅器23を通じて、トランジスタ24のベースに供給されると、抵抗器R4の電圧降下の増減に応じて、トランジスタ24のコレクタ電流が増減する。
【0020】
トランジスタ24,25のエミッタとグラウンドとの間には、それぞれ定電流源31,32が介挿されているので、トランジスタ24のコレクタ電流が増大するとき、その増大分は、抵抗器R7を通じて、定電流源32に流入して、この流入分だけ、トランジスタ25のコレクタ電流を減少させる。
【0021】
また、トランジスタ24のコレクタ電流が減少するときは、その減少分が、抵抗器R7を通じて、トランジスタ25から定電流源31に流入して、この流入分だけ、トランジスタ25のコレクタ電流を増大させる。
【0022】
上述のようにして、トランジスタ25のコレクタ電流は、トランジスタ24のコレクタ電流と逆位相で増減し、ダイオード27,28を流れる電流I27,I28も、互いに逆位相で増減する。
【0023】
ダイオード27,28を流れる電流I27,I28が、上述のように変化するとき、ダイオード27,28の周知の電流・電圧特性により、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分は、各電流I27,I28の変化分が対数圧縮されたものとなる。
【0024】
そして、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分が、利得制御信号S20a,20bとして、可変利得増幅回路10のトランジスタ12,11のベースにそれぞれ供給され、各トランジスタ11,12の各コレクタ電流が制御されることにより、R2に生じる電圧降下、即ち、出力端子10oに導出される出力信号のレベル、換言すれば、増幅回路10の利得が制御される。
【0025】
上述のような、ダイオード27,28における対数圧縮により、入力バスデータの等比級数的な変化に対して、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、等比級数的に変化する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前出図5に示すような、従来の利得制御回路20では、トランジスタ24,25の各エミッタ間に抵抗器R7が接続されているので、トランジスタ24,25が完全な差動増幅回路として機能せず、ダイオード27,28に流れる電流I27,I28が、図6に示すように、入力バスデータに対して、特に制御範囲の端部で、非直線的に変化してしまう。
【0027】
そして、可変利得増幅回路10の出力レベルが、図7に実線で示すように、入力バスデータに対して、非直線的に変化するという問題があった。
【0028】
また、制御データが0の場合に、出力レベルを絞り込むことが困難であるという問題もあった。
【0029】
上述のような問題を解消して、図7に鎖線で示すように、入力バスデータに対して、出力レベルを直線的に変化させるためには、補正回路の追加が必要となって、回路規模が大幅に増大するという問題が生ずる。
【0030】
かかる点に鑑み、この発明の目的は、小さな回路規模で、利得制御特性の直線性を改善した、利得制御回路を提供するところにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明による利得制御回路は、
第1および第2の制御入力端を備え、これら第1および第2の制御入力端に供給される制御信号の差分に応じて、入力信号を利得制御する可変利得増幅回路部と、
それぞれの定電流値が入力デジタル制御データの各ビットの重みにそれぞれ対応する、前記入力デジタル制御データのビット数に等しい数の複数個の定電流源と、
それぞれ第1および第2の入力端と出力端とを備え、この出力端が前記定電流源のそれぞれに接続されるとともに、前記第1および第2の入力端が前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端にそれぞれ接続される複数個のスイッチ回路と、
前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端と、前記複数個のスイッチ回路との接続点に接続される1対のダイオードと、
前記1対のダイオードに対して一定の電流を供給するようにする回路部と
を備えることを特徴とするものである。
【0032】
かかる構成の請求項1の発明による利得制御回路においては、スイッチ回路が入力デジタル制御データの各ビットの“0”“1”に応じて、第1または第2のの入力端に接続されることにより、第1または第2の各入力端に接続された1対のダイオードには、制御データの全範囲にわたって、リニアに変化する電流が互いに逆位相に流れ、この電流が対数圧縮されて形成される制御信号により、可変利得増幅回路の利得が直線的に制御される。
【0033】
また、請求項2の発明による利得制御回路は、
請求項1に記載の利得制御回路において、
1対のダイオードのいずれかに直接に定電流源が接続される
ようにしたものである。
【0034】
かかる構成の請求項2の発明による利得制御回路においては、利得制御範囲の設定が自由となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照しながら、この発明による利得制御回路の実施の形態について説明する。
【0036】
[実施の形態の構成]
この発明の実施の形態の構成を図1に示す。この図1において、前出図5に対応する部分には同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0037】
図1において、可変利得増幅回路10は、前出図5に示した従来例と同様に、3個のnpnトランジスタ11,12,13を含む差動増幅回路として構成される。
【0038】
第1および第2のトランジスタ11,12のエミッタに共通に、第3のトランジスタ13のコレクタが接続され、トランジスタ11,12のコレクタは、それぞれ抵抗器R1,R2を通じて、電源ラインに接続されると共に、トランジスタ12のコレクタが出力端子10oに接続される。
【0039】
トランジスタ13のエミッタが、抵抗器R3を通じて、グラウンドに接続されると共に、トランジスタ13のベースとグラウンドの間に、信号源1と、ベース電源14とが直列に接続されて、トランジスタ13は、可変電流源として機能する。
【0040】
一方、D−A変換回路20Sは、前出図5に示した従来例と同様に、入力デジタル制御データDpのビット数nに等しい、複数の定電流源21a,21b,21c〜21nと、同数のスイッチ回路22a,22b,22c〜22nとを含んで構成され、定電流源21a〜21nは、スイッチ回路22a〜22nの各出力端とグラウンドの間に接続される。
【0041】
各定電流源21a,21b,21c〜21nは、nビットの自然2進符号のデジタル制御信号DpのMSB,2SB,3SB〜LSBに対応し、2SBに対応する定電流源21bの電流Ibは、MSBに対応する定電流源21aの電流Iaの1/2倍とされ、以下、LSBまでの各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ上位のビットに対応する定電流源の電流の1/2倍とされる。
【0042】
また、スイッチ回路22a〜22nには、切り換え制御信号として、nビットのデジタル制御信号Dpが供給され、このデジタル制御信号Dpの対応するビットのデータの“0”,“1”に応じて、スイッチ回路22a〜22nが、例えば、v側入力端、u側入力端に切り換えられる。
【0043】
この実施の形態のD−A変換回路20Sでは、トランジスタ26のコレクタが電源ラインに接続され、トランジスタ26のベースとグラウンドの間には、ベース電源29が介挿されて、トランジスタ26は、電圧レギュレータとして機能する。
【0044】
また、トランジスタ26のエミッタに共通に、ダイオード27,28のアノードが接続され、一方のダイオード27のカソードに、スイッチ回路22a〜22nの各v側入力端が共通に接続されると共に、他方のダイオード28のカソードには、スイッチ回路22a〜22nの各u側入力端が共通に接続される。
【0045】
そして、ダイオード27のカソードと可変利得増幅回路10のトランジスタ11のベースとが接続されると共に、トランジスタ12のベースとダイオード28のカソードとが接続されて、トランジスタ11,12の各ベースには、この実施の形態のD−A変換回路20Sからの、後述のような利得制御信号S20u,20vが供給される。
【0046】
なお、図1の実施の形態のD−A変換回路20Sは、前出図5に示した従来例のD−A変換回路20から、演算増幅器23、トランジスタ24,25、定電流源31,32、ベース電源33を削除したように構成されて、その分だけ回路規模が小さくなっている。
【0047】
また、図1に点線で示すように、ダイオード27のカソードとグラウンドの間に、適宜電流Ipの定電流源21pを接続することができる。
【0048】
[実施の形態の利得制御]
次に、図2および図3をも参照しながら、この発明の実施の形態の利得制御について説明する。
【0049】
この実施の形態のD−A変換回路20Sでは、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“1”のときに、対応するスイッチ回路が、図示のように、u側に切り換えられて、対応する定電流源の電流がダイオード28に流れる。また、デジタル制御信号Dpの、あるビットが“0”のときには、対応するスイッチ回路が、図示とは逆に、v側に切り換えられて、対応する定電流源の電流がダイオード27に流れる。
【0050】
したがって、この実施の形態のD−A変換回路20Sのダイオード27には、デジタル制御信号Dpの“0”の各ビットの重みに比例した量だけの電流I27が流れると共に、ダイオード28には、デジタル制御信号Dpの“1”の各ビットの重みに比例した量だけの電流I28が流れる。
【0051】
このダイオード27,28の電流I27,I28は、例えば、nビットのデジタル制御信号Dpの入力バスデータが“100‥‥00”の場合を中心とし、最小データの“000‥‥00”から最大データの“111‥‥11”までの範囲に対応して、図2に示すように、互いに逆位相で、直線的に増減する。
【0052】
ダイオード27,28に流れる電流I27,I28が、上述のように変化するとき、ダイオード27,28の周知の電流・電圧特性により、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分は、各電流I27,I28の変化分が対数圧縮されたものとなる。
【0053】
そして、各ダイオード27,28の順方向電圧降下の変化分が、利得制御信号S20v,20uとして、可変利得増幅回路10のトランジスタ11,12のベースにそれぞれ供給され、各トランジスタ11,12の各コレクタ電流が制御されることにより、R2に生じる電圧降下、即ち、出力端子10oに導出される出力信号のレベル、換言すれば、増幅回路10の利得が制御される。
【0054】
上述のような、ダイオード27,28における対数圧縮により、入力バスデータの等比級数的な変化に対して、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、等比級数的に変化する。
【0055】
定電流源21pが接続されない場合、出力端子10oに導出される出力信号のレベルは、図3に実線で示すように、絞り込まれた最小出力レベルから最大出力レベルまで、直線性が格段に改善された制御特性が得られる。
【0056】
また、定電流源21pが接続された場合は、図3に破線で示すように、定電流源21pの電流Ipに対応した適宜レベルだけ、最低出力レベルがアップした直線的な制御特性が得られて、利得制御範囲を自由に設定することができる。
【0057】
なお、図5の利得制御回路20では、例えば、抵抗器R6の接続点および電圧源33の接続点の間で、グラウンド電位に差が生じた場合、制御特性が悪化すると共に、制御範囲にも影響が及ぶなどの問題もあったが、図1の実施の形態では、回路構成が簡単になっているため、回路的なエラーにも強くなっている。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、小さな回路規模で、利得制御特性の直線性を改善した、利得制御回路を実現することができる。
【0059】
また、請求項2の発明によれば、利得制御範囲を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による利得制御回路の実施の形態の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態の利得制御を説明するための図である。
【図3】この発明の実施の形態の利得制御特性を示す図である。
【図4】この発明を説明するためのブロック図である。
【図5】従来の利得制御回路の構成例を示す回路図である。
【図6】従来例の利得制御を説明するための図である。
【図7】従来例の利得制御特性を示す図である。
【符号の説明】
1…信号源、10…可変利得増幅回路、10o…出力端子、20S…D−A変換回路、21(21a〜21n)…定電流源、22(22a〜22n)…スイッチ回路、26…電圧レギュレータ用トランジスタ、27,28…ダイオード、Dp…デジタル制御データ、S20u,S20v…利得制御信号
Claims (2)
- 第1および第2の制御入力端を備え、これら第1および第2の制御入力端に供給される制御信号の差分に応じて、入力信号を利得制御する可変利得増幅回路部と、
それぞれの定電流値が入力デジタル制御データの各ビットの重みにそれぞれ対応する、前記入力デジタル制御データのビット数に等しい数の複数個の定電流源と、
それぞれ第1および第2の入力端と出力端とを備え、この出力端が前記定電流源のそれぞれに接続されるとともに、前記第1および第2の入力端が前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端にそれぞれ接続される複数個のスイッチ回路と、
前記可変利得増幅回路部の前記第1および第2の制御入力端と、前記複数個のスイッチ回路との接続点に接続される1対のダイオードと、
前記1対のダイオードに対して一定の電流を供給するようにする回路部と
を備える利得制御回路。 - 上記1対のダイオードのいずれかに直接に定電流源が接続される
請求項1に記載の利得制御回路。
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