JP3772768B2 - 電子機器、撮像装置および電源制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者の操作入力により電源が投入される電子機器、撮像装置、およびこのような電子機器における電源のオン/オフを制御する電源制御方法に関し、特に電源投入時の起動時間を短縮することが可能な電子機器、撮像装置および電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器のスイッチに対する操作が行われた際には、例えばプッシュスイッチが押されたときや離されたときの接点の機械的振動等により、数ms〜数十ms程度の間、開閉を断続的に繰り返すチャタリングと呼ばれる現象が発生する。そして、このようなチャタリングによるスイッチング信号が電子機器内の回路に入力された場合、誤動作を起こす原因となる。
【0003】
このような誤動作を防止する方法としては、例えば、スイッチの操作が検出されてから、チャタリングの影響がなくなると考えられる時間が経過した後に、スイッチの状態を判定する方法等が採られている。
【0004】
また、電源のオン/オフ操作等のために、アンロックのプッシュスイッチが一定時間だけ押し続けられたときに、初めて電源オン状態または電源オフ状態に移行するようなスイッチが使用されている。このようなスイッチが電源スイッチとして使用された場合には、未使用時に誤って電源オン状態となり、不要な電力が消費されてしまうことが防止される。従って、小型のバッテリで駆動される携帯型の電子機器に適用されることが多く、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、携帯電話機等に用いられている。
【0005】
ここで、図5は、従来の電子機器における電源投入時の処理例を示すタイムチャートである。
図5に示すタイムチャートは、プッシュボタン式の電源スイッチが一定時間以上押下された場合に、電源オン状態に移行するような電子機器における処理について示している。
【0006】
まず、電源オフ状態から、タイミングT501において、電源スイッチが押下されたことを示す信号が、例えば電源制御用のサブコントローラによって検出される。このサブコントローラは、タイミングT501から一定時間間隔で電源スイッチからのスイッチング信号を連続して検出する。
【0007】
タイミングT502において、信号が連続して検出された回数が所定値に達すると、電源スイッチに対する操作入力があったことを判断する。そして、電源オン状態に移行するための初期化処理が開始される。この初期化処理により、例えば、電源電圧を所定の電圧に昇圧するDC/DCコンバータの電源が投入されるとともに、電子機器全体を制御するメインコントローラ等が初期化される。
【0008】
タイミングT503において、初期化処理が正常に終了すると、DC/DCコンバータから電子機器内の各部への電源供給が開始され、電子機器の電源オン状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、電源を投入する操作が行われる場合は、電源スイッチに対する操作入力から、チャタリングの影響を除去するための処理がなされ、さらにその後に電源オン状態へ移行するための初期化処理が行われて、初めて電源オン状態に移行する。このため、電源スイッチを操作してから、実際に電源オン状態となって、電子機器が使用可能となるまでに長い時間を要し、操作する使用者が違和感を覚えることも多い。
【0010】
また、例えば、携帯型の機器では、バッテリの消耗を極力抑えるために、一定時間操作入力が行われない場合に自動的に電源をオフ状態とするオートパワーオフ機能を具備しているものも多い。デジタルスチルカメラを例にとると、使用中にオートパワーオフ機能が働いて電源オフ状態となった後、再び撮影を行おうとして電源スイッチを操作すると、使用可能となるまで時間を要するために、撮影機会を逃してしまう場合もあり得る。
【0011】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、電源投入時の起動時間が短縮された電子機器を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、電源投入時の起動時間が短縮された撮像装置を提供することである。
【0012】
さらに、本発明の他の目的は、電源投入時の電子機器の起動時間を短縮することが可能な電源制御方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、使用者の操作入力により電源が投入される電子機器において、前記操作入力に応じて開閉動作し、閉鎖状態でスイッチング信号を出力する電源スイッチと、前記スイッチング信号を一定時間ごとに検出し、前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記操作入力があったことを判断する操作入力判断手段と、電源オフ状態において、前記操作入力判断手段によって前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合は、前記電源オン状態に移行させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止させるとともに、前記操作入力判断手段に対して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化させ、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を実行させる電源オン制御手段とを有することを特徴とする電子機器が提供される。
【0014】
このような電子機器では、操作入力判断手段によってスイッチング信号が最初に検出されると、操作入力判断手段により操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン制御手段の制御により電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。また、操作入力判断手段によりスイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が発生しなくなるとともに、使用者による操作入力の開始時から、電子機器が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【0015】
また、本発明では、撮像した画像を記録する撮像装置において、使用者による操作入力に応じて開閉動作し、閉鎖状態でスイッチング信号を出力する電源スイッチと、前記スイッチング信号を一定時間ごとに検出し、前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記操作入力があったことを判断する操作入力判断手段と、電源オフ状態において、前記操作入力判断手段によって前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合は、前記電源オン状態に移行させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止させるとともに、前記操作入力判断手段に対して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化させ、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を実行させる電源オン制御手段とを有することを特徴とする撮像装置が提供される。
【0016】
このような撮像装置では、操作入力判断手段によってスイッチング信号が最初に検出されると、操作入力判断手段により操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン制御手段の制御により電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。また、操作入力判断手段によりスイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が発生しなくなるとともに、使用者による操作入力の開始時から、撮像装置が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【0017】
さらに、本発明では、電子機器における電源のオン/オフを制御するための電源制御方法において、使用者による操作入力に応じて電源スイッチが閉鎖されることにより出力されるスイッチング信号を一定時間ごとに検出し、前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、前記一定時間ごとに検出される前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合に、前記電子機器を前記電源オン状態に移行させ、前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化し、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を行うことを特徴とする電源制御方法が提供される。
【0018】
このような電源制御方法では、スイッチング信号の検出が一定時間ごとに行われ、所定の回数だけ連続して検出された場合に、操作入力があったことが判断される。また、スイッチング信号が最初に検出された時点で、操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。さらに、スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が発生しなくなるとともに、使用者による操作入力の開始時から、電子機器が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態例であるデジタルスチルカメラの概略構成例を示すブロック図である。
【0020】
図1に示すデジタルスチルカメラ1は、撮像した画像をデジタルデータとして、着脱式の半導体メモリであるメモリカード10に記録するための装置である。また、メモリカード10に記録された画像を再生表示することも可能となっている。
【0021】
このデジタルスチルカメラ1は、画像の撮像および記録再生を行う画像記録再生部2と、撮像された画像および再生された画像を表示する表示部3と、装置全体の制御を行うシステム制御部4と、ユーザによる操作入力が行われる入力部5と、電源供給部6によって構成される。
【0022】
画像記録再生部2は、画像の撮像およびこれに伴うデジタル画像信号の出力を行う撮像ブロック21と、画像信号の圧縮符号化処理、および伸張復号化処理を行う画像信号処理部22と、メモリカード10に対するデータの書き込み・読み出しを行うメモリR/W(リーダ/ライタ)23を具備する
撮像ブロック21は、被写体からの光が入射されるレンズによる光学系やアイリス、シャッタ、入射光を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子、撮像素子からの出力信号に対してデジタル変換処理等を行う信号処理回路、画像信号等を一時記憶するためのメモリ等により構成される。この撮像ブロック21は、システム制御部4による制御の下で、被写体からの入射光に応じて撮像素子から画像信号を順次出力する。さらにこの画像信号に対して、信号処理回路においてデジタル信号への変換処理や、ノイズ除去処理、画質補正処理、輝度・色差信号への変換処理等を施して、画像信号処理部22および表示部3に送出する。また、システム制御部4からの指示に応じて、シャッタを動作させ、このときの1フレーム分の画像信号を、画像信号処理部22に出力する。
【0023】
画像信号処理部22は、撮像ブロック21から出力された画像信号に対する圧縮符号化処理を行い、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)規格等の所定のデータフォーマットへ変換して、メモリR/W23に供給する。また、メモリR/W23によりメモリカード10から読み出された画像データの伸張復号化処理やデータフォーマット、解像度等の変換処理を行い、メモリR/W23または表示部3に出力する。
【0024】
メモリR/W23は、画像信号処理部22において所定のデータフォーマットに変換された画像データを、装着されたメモリカード10に書き込む。また、メモリカード10に記録された画像データを読み出して、画像信号処理部22に対して送出する。
【0025】
表示部3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)(いずれも図示せず)等を具備する。LCDは、撮像ブロック21において撮像されている、いわゆるカメラスルー画像を表示する他、メモリカード10から読み出された画像を表示する。また、システム制御部4からの制御信号に応じて所定の文字情報等をオンスクリーン表示する。LEDは、システム制御部4の制御によって点灯し、例えば電源のオン状態等を使用者に通知する。
【0026】
システム制御部4は、デジタルスチルカメラ1内の各デバイスを制御する制御処理部であり、入力部5からの指示入力信号に基づいて、各デバイスの動作を制御する。
【0027】
入力部5は、例えば撮像ブロック21のシャッタの開閉動作を操作するためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ、電源のオン/オフを行うための電源スイッチ(いずれも図示せず)等により構成され、ユーザによる操作に応じた指示入力信号をシステム制御部4に対して出力する。
【0028】
電源供給部6には、乾電池やスティック型等の小型の着脱式バッテリ、あるいはこれらが充電可能とされたものが装着される。電源供給部6は、システム制御部4の制御の下で、着脱式バッテリから得た所定の電圧を、デジタルスチルカメラ1の各回路ブロックに対して供給する。
【0029】
次に、このデジタルスチルカメラ1における画像の記録再生動作について説明する。
画像の記録動作が行われる際には、システム制御部4による制御の下で、撮像ブロック21によって画像が撮像され、この撮像に伴って順次出力されるデジタル式の画像信号が、表示部3に入力される。これにより、表示部3においてカメラスルー画像が表示される。また、このときシステム制御部4は、電源供給部6からバッテリ残容量の通知を受け、この通知に基づいて記録可能な残り時間を示す数字やバッテリ残容量を示す画像等を表示部3に表示させる。
【0030】
この状態で、入力部5においてシャッタ操作のための指示入力が行われると、撮像ブロック21においてシャッタの開閉動作が行われるとともに、このときの画像信号の1フレームが抽出されて、画像信号処理部22に出力される。画像信号処理部22は、撮像ブロック21から入力された画像信号に対して圧縮符号化処理を施して、所定のデータフォーマットに変換する。変換された画像データは、メモリR/W23に送出されて、メモリカード10に書き込まれる。
【0031】
また、画像の再生動作が行われる際には、入力部5からの指示入力に応じて、メモリR/W23により所定の画像データがメモリカード10から読み出される。この画像信号は、画像信号処理部22において伸張復号化処理が施された後、表示部3に出力される。これにより、再生画像が表示部3において表示される。
【0032】
また、入力部5からの指示入力に応じて、メモリカード10から読み出した画像データを画像信号処理部22に入力させ、データの圧縮率や画素サイズ、あるいはデータフォーマットを変換して、再びメモリR/W23を介してメモリカード10に書き込むことも可能となっている。
【0033】
次に、このデジタルスチルカメラ1における電源投入時の処理について説明する。
図2は、デジタルスチルカメラ1における電源制御に関連する構成例を示すブロック図である。なお、図2において、実線の矢印は信号ラインを、二重線の矢印は電源ラインをそれぞれ示している。
【0034】
図2に示すように、システム制御部4は、メインコントローラ41とサブコントローラ42を具備している。メインコントローラ41は、画像記録再生部2や表示部3等の各デバイスの動作を制御するための制御部で、後述する電源供給部6のDC/DCコンバータ62から電源の供給を受けて駆動される。サブコントローラ42は、入力部5の具備する電源スイッチ51からのスイッチング信号に基づいて、DC/DCコンバータ62およびメインコントローラ41の動作のオン/オフを制御する。このサブコントローラ42は、後述する電源供給部6のバッテリ61から直接電源の供給を受けて駆動される。
【0035】
また、入力部5が具備する電源スイッチ51は、アンロックのプッシュスイッチとなっており、使用者によって押下されて接点が閉鎖状態であるときに、サブコントローラ42に対してスイッチング信号を出力する。なお、この入力部5は、電源スイッチ51以外にも、シャッタレリーズボタンや動作モードの選択スイッチ等、使用者の入力操作に応じてメインコントローラ41に信号を出力するスイッチを具備するが、ここでは省略している。
【0036】
電源供給部6は、バッテリ61およびDC/DCコンバータ62を具備している。バッテリ61は、例えばリチウムイオン等によってなる着脱式の小型バッテリで、DC/DCコンバータ62およびサブコントローラ42に対して所定の電圧を供給している。DC/DCコンバータ62は、サブコントローラ42の制御の下で、バッテリ61から得られる電圧を所定の電圧に変換して、メインコントローラ41や、画像記録再生部2および表示部3等のデジタルスチルカメラ1の各デバイスに対して電源を供給する。
【0037】
なお、図2では、表示部3の構成要素としてLCD31を示している。このLCD31は、図示しないが、光の透過を制御することによって画像を表示する液晶表示部や、液晶表示部の背面から一様な光を照射するバックライト等により構成される。
【0038】
このような構成において、デジタルスチルカメラ1の電源オフ状態では、バッテリ61からの電源供給によりサブコントローラ42が動作しており、電源スイッチ51からのスイッチング信号を監視している。また、このときDC/DCコンバータ62はオフ状態で、メインコントローラ41や画像記録再生部2、表示部3への電源供給が切断された状態となる。
【0039】
ところで、電源スイッチ51の開閉動作の際は、サブコントローラ42に対して出力されるスイッチング信号にチャタリングが生じることから、サブコントローラ42は、このチャタリングの影響が除去されたと考えられる時点で、電源スイッチ51の操作入力をより正確に判断するようにしている。具体的には、電源スイッチ51からのスイッチング信号を一定時間ごとに検出し、所定回数だけ連続して検出された時点で操作入力があったことを判断する。このため、電源を投入する際、使用者は電源スイッチ51を一定時間押下し続ける必要がある。
【0040】
また、DC/DCコンバータ62からの電源供給により、デジタルスチルカメラ1が実際に使用可能となるオン状態に移行するには、このための装置内での初期化処理が行われる必要がある。例えば、まずDC/DCコンバータ62がオン状態とされ、続いてこのDC/DCコンバータ62からの電源供給によりメインコントローラ41がオン状態とされる。そして、メインコントローラ41は、以前の各種動作設定等を参照して自身を初期化し、さらに画像記録再生部2や表示部3等の各部が正常にオン状態に移行することが可能か判断する処理等を行う。
【0041】
本発明では、電源スイッチ51が使用者により押下されてから、スイッチング信号に対する連続検出処理と、電源オン状態に移行するための処理とを並行して行うことにより、デジタルスチルカメラ1が電源オン状態となるまでの時間を短縮する。
【0042】
図3は、デジタルスチルカメラ1における電源投入時の処理を示すタイムチャートである。
まず、電源オフ状態から、タイミングT301において、電源スイッチ51が押下され、サブコントローラ42は、電源スイッチ51から出力されたスイッチング信号を検出する。サブコントローラ42は、この時点よりスイッチング信号を一定時間間隔で連続して検出する。
【0043】
また、スイッチング信号の1回目の検出直後のタイミングT302において、電源オン状態に移行するための初期化処理が開始される。なお、この初期化処理はチャタリング除去のための検出回数より少ない所定回数だけスイッチング信号が検出された時点で開始されてもよい。
【0044】
タイミングT303において、メインコントローラ41が起動し、初期化処理が正常に終了すると、メインコントローラ41およびDC/DCコンバータ62は、サブコントローラ42によるスイッチング信号の連続検出処理に対する待機状態となる。
【0045】
タイミングT304において、サブコントローラ42によるスイッチング信号の連続検出回数が所定回数に達すると、サブコントローラ42は電源スイッチ51に対する操作入力があったことを判断する。サブコントローラ42は、DC/DCコンバータ62に対して装置内の各部に対する電源供給を開始させるとともに、メインコントローラ41に各部の制御動作を開始させて、これによってデジタルスチルカメラ1がオン状態に移行する。
【0046】
ここで例えば、サブコントローラ42によるスイッチング信号の検出間隔が20msecで、25回検出された時点で操作入力があったと判断する場合、電源スイッチ51の押下開始時からこの判断までの時間は500msecとなる。一方、電源オン状態に移行するための初期化処理は、通常例えば150msec程度の時間を要する。これにより、電源スイッチ51に対する操作入力があったことが判断されると同時に、電源オン状態に移行することができる。従来では、操作入力があったことが判断された後に初期化処理が開始されていたことから、電源がオン状態に移行するまでの時間が、上記の処理によって150msec程度短縮される。
【0047】
次に、図4は、電源投入時におけるサブコントローラ42による処理の流れを示すフローチャートである。
図4のフローチャートの開始時点では、デジタルスチルカメラ1が電源オフ状態で、DC/DCコンバータ62の動作が停止されており、サブコントローラ42のみが作動している。また、サブコントローラ42は、スイッチング信号の検出回数をカウントするカウント制御部を有しており、この時点では、操作入力を判断するための回数である例えば「25」といった値をカウント値の初期値として設定している。
【0048】
ステップS401において、電源スイッチ51からのスイッチング信号(図中ではSW信号と表記)を検出したか否かを判断し、検出されるまでは一定時間ごとにこの判断を繰り返す。また、スイッチング信号が検出された場合はステップS402に進む。
【0049】
ステップS402において、DC/DCコンバータ62をオン状態とした後、これにより電源供給を受けたメインコントローラ41を起動させる。これにより、電源オン状態に移行するための初期化処理が開始される。また、ステップS403において、検出回数をカウントダウンする。
【0050】
ステップS404において、次の検出タイミングでスイッチング信号が検出されたか否かを判断し、検出されなかった場合はステップS405に進み、検出された場合はステップS407に進む。
【0051】
ステップS405において、スイッチング信号の検出が途切れたために、DC/DCコンバータ62およびメインコントローラ41をオフ状態とし、初期化処理を中止させる。ステップS406において、検出回数のカウント値を初期化し、ステップS401に戻って、再びスイッチング信号の検出判断を行う。
【0052】
一方、スイッチング信号が連続して検出された場合には、ステップS407において、検出回数をカウントダウンする。ステップS408において、このカウント値が「0」であるか否かを判断する。「0」でない場合は、ステップS404に戻って、次の検出タイミングでスイッチング信号が検出されるか否かを再び判断する。また、カウント値が「0」となった場合は、電源スイッチ51に対する操作入力が行われたと判断して、ステップS409に進む。
【0053】
ステップS409において、電源オン状態に移行するための初期化処理が正常に終了したか否かをメインコントローラ41に問い合わせ、正常に終了した場合はステップS410に進む。また、正常に終了していない場合は、ステップS405に進み、DC/DCコンバータ62およびメインコントローラ41をオフ状態にして、電源オフ状態に戻る。このとき、例えばメインコントローラ41を介して、LCD31に、正常に起動できなかったことを表示させて、使用者に通知するようにしてもよい。
【0054】
ステップS410において、初期化処理が正常に終了したと判断して、電源オン状態に移行させる。このとき、画像記録再生部2や表示部3等の各デバイスに対するDC/DCコンバータ62からの電源供給が開始され、各デバイスが起動される。例えば、LCD31のバックライトが点灯してカメラスルー画像が表示されることにより、使用者は正常に電源オン状態に移行したことを判断することができる。
【0055】
以上の処理により、デジタルスチルカメラ1では、電源スイッチ51を使用者が押下してから、実際に電源オン状態に移行するまでの時間が短縮されるので、操作した使用者の違和感を低減することができる。また、特にデジタルスチルカメラ1のような携帯性を有する電子機器の場合は、電源容量の小さいバッテリの消耗を少しでも抑制するために、使用中でも頻繁に電源オフ状態に戻しておくことがある。このため、電源オフ状態から電源オン状態への移行を高速化することで、電源オフ状態で携帯していた場合でも、撮影機会の損失を低減することができ、使用者にとって有用である。
【0056】
なお、上記の実施形態例では、チャタリングの影響を除去して電源スイッチ51に対する操作入力を正確に判断するための方法として、一定時間ごとの検出によりスイッチング信号が所定回数だけ連続して検出された場合に操作入力があったことを判断しているが、この方法に限ったことではない。本発明は、電源投入のためのスイッチ操作に対するチャタリングの影響の除去や、電源オン状態に移行するための初期化処理に時間を要するすべての電子機器に適用することが可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子機器では、操作入力判断手段によってスイッチング信号が最初に検出されると、操作入力判断手段により操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン制御手段の制御により電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。また、操作入力判断手段によりスイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が防止されるとともに、使用者による操作入力の開始時から、電子機器が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【0058】
また、本発明の撮像装置では、操作入力判断手段によってスイッチング信号が最初に検出されると、操作入力判断手段により操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン制御手段の制御により電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。また、操作入力判断手段によりスイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が防止されるとともに、使用者による操作入力の開始時から、撮像装置が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【0059】
さらに、本発明の電源制御方法では、スイッチング信号の検出が一定時間ごとに行われ、所定の回数だけ連続して検出された場合に、操作入力があったことが判断される。また、スイッチング信号が最初に検出された時点で、操作入力があったことが判断されるのを待たずに、電源オン状態に移行するための初期化処理が並行して行われる。さらに、操作入力判断手段によりスイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出され、かつ、その時点で初期化処理が正常に終了していた場合にのみ、電源オン状態に移行される。従って、電源スイッチの操作時におけるチャタリングによる誤動作が防止されるとともに、使用者による操作入力の開始時から、電子機器が電源オン状態に移行するまでの時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例であるデジタルスチルカメラの概略構成例を示すブロック図である。
【図2】デジタルスチルカメラにおける電源制御に関係する構成例を示すブロック図である。
【図3】デジタルスチルカメラにおける電源投入時の処理例を示すタイムチャートである。
【図4】電源投入時におけるサブコントローラによる処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】従来の電子機器における電源投入時の処理例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1……デジタルスチルカメラ、2……画像記録再生部、3……表示部、4……システム制御部、5……入力部、6……電源供給部、10……メモリカード、21……撮像ブロック、22……画像信号処理部、23……メモリR/W、31……LCD、41……メインコントローラ、42……サブコントローラ、51……電源スイッチ、61……バッテリ、62……DC/DCコンバータ
Claims (6)
- 使用者の操作入力により電源が投入される電子機器において、
前記操作入力に応じて開閉動作し、閉鎖状態でスイッチング信号を出力する電源スイッチと、
前記スイッチング信号を一定時間ごとに検出し、前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記操作入力があったことを判断する操作入力判断手段と、
電源オフ状態において、前記操作入力判断手段によって前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合は、前記電源オン状態に移行させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止させるとともに、前記操作入力判断手段に対して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化させ、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を実行させる電源オン制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記電源からの供給電圧を所定の電圧に変換して前記電子機器内の各回路に出力する電圧変換手段をさらに有し、
前記電源オン制御手段の制御による前記初期化処理の開始時には、前記電圧変換手段がオン状態とされることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電源オン状態において前記電子機器内の各回路を制御するシステム制御手段をさらに有し、
前記初期化処理では、前記電圧変換手段が前記オン状態とされた後、さらに、前記システム制御手段に対する前記電圧変換手段からの電源供給が開始されることを特徴とする請求項2記載の電子機器。 - 前記電源オン状態に移行すると、前記電子機器内の各回路に対する前記電圧変換手段からの電源供給が開始されることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
- 撮像した画像を記録する撮像装置において、
使用者による操作入力に応じて開閉動作し、閉鎖状態でスイッチング信号を出力する電源スイッチと、
前記スイッチング信号を一定時間ごとに検出し、前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記操作入力があったことを判断する操作入力判断手段と、
電源オフ状態において、前記操作入力判断手段によって前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合は、前記電源オン状態に移行させ、前記操作入力判断手段により前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止させるとともに、前記操作入力判断手段に対して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化させ、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を実行させる電源オン制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 電子機器における電源のオン/オフを制御するための電源制御方法において、
使用者による操作入力に応じて電源スイッチが閉鎖されることにより出力されるスイッチング信号を一定時間ごとに検出し、
前記スイッチング信号が最初に検出された時点から、電源オン状態に移行するための初期化処理を開始させ、
前記一定時間ごとに検出される前記スイッチング信号が所定の回数だけ連続して検出された場合に、前記初期化処理が正常に終了したか否かを判定する終了判定を行い、
前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していた場合に、前記電子機器を前記電源オン状態に移行させ、
前記スイッチング信号が前記所定の回数だけ連続して検出されなかった場合、および、前記終了判定時に前記初期化処理が正常に終了していなかった場合は、前記初期化処理を中止して、前記スイッチング信号の検出回数のカウント値を初期化し、再び前記一定時間ごとに前記スイッチング信号に対する検出動作を行う、
ことを特徴とする電源制御方法。
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