JP3771786B2 - トランスファスライドのワーク把持検出装置 - Google Patents

トランスファスライドのワーク把持検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス機械のトランスファスライドのワーク把持検出装置に係り、更に詳しくは、一対のトランスファバーの各成形工程のワーク把持対応位置それぞれに対になったフィンガが設けられたトランスファスライドのワーク把持検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各成形工程でワークを把持し次の工程に移送し受け渡し、前工程へ戻る一連の動作をするトランスファスライドの把持装置において、成形軸線を挟んで平行な常時一定の位置関係で隣接の各形成工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーのそれぞれの内側に一定の範囲内で対向して進退可能に挿着され、コイルばねで常時把持側に付勢された複数対のフィンガでそれぞれワークを把持し移送する図9に示すようなトランスファスライドのワーク把持装置(従来の技術Aという)が従来から知られている。なお図9に使用した符号は、本発明と同一な部品については本発明の符号と同じ符号を使用した。
【0003】
図9においてトランスファバー11L,11Rには対向する複数対のシリンダ穴11aと、これらのシリンダ穴11aに各々の軸部13aが挿入されて進退移動可能な一対のフィンガ13L,13Rと、これらのフィンガ13L,13Rの前進端位置を各々規制する一対の前進端位置決め片12L,12Rと、フィンガ13L,13Rを各々把持方向に付勢する一対のコイルばね14L,14Rとを設けている。これらのフィンガ13L,13Rはコイルばね14L,14Rによって各々把持方向に付勢されて、ワーク01を成形サイクルに応動して把持している。
【0004】
そして各工程でのワーク01の有無検出はプレス前面より支持棒に取り付けたタッチセンサで構成された検出手段21の探針棒21aをトランスファバーの移動中にワークに接触させることで行っている。
【0005】
また、実開昭63−196325号公報に開示された加工物把持検出装置に係わる考案(以下従来技術Bという)が知られているが、この考案は、加工物を順次に次工程へ移送して各工程に割り当てられた加工を行うトランスファプレスにおいて、加工物を把持するフィンガのそれぞれに加工物を把持したことを検出するセンサを設けると共に、このセンサの出力に基づいて加工物を把持したことを点灯する表示器に各フィンガ別に設けたことを特徴とするトランスファプレスにおける加工物把持検出装置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術Aにおいて、タッチセンサはプレス前面にあるため金型調整時の作業性が悪い。また、ワークを傾けて把持し把持状態が悪い場合でもタッチセンサがワークに接触するためワーク有りの正常な信号が出され次工程で不良品が発生したり型の破損の原因となった。また、ワーク移送途中の瞬間で検出しているため、検出後にワークが落下したりワーク把持状態が異常になった場合にその異常を検出することができないなどの問題があった。
【0007】
従来技術Bにおいて、ワークを傾けて把持し把持状態が悪い場合でもセンサがワークに接触しているため正常と認識し、次工程で不良品が発生したり、型の破損の原因となったりする問題があった。
【0008】
本発明は従来技術の有する問題点を解決しようとするもので、従来技術Aにおける、タッチセンサプレス前面にあるため作業性が悪いという問題、ワークを傾けて把持し把持状態が悪い場合でもタッチセンサがワークに接触するため正常な信号が出され次工程で不良品が発生したり型の破損の原因となったりする問題、ワーク移送途中の検出後にワークが落下したりワーク把持状態が異常になった場合にその異常を検出することができないなどの問題、および、従来技術Bにおける、ワークを傾けて把持し把持状態が悪い場合でもセンサがワークに接触しているため正常となり、次工程で不良品が発生したり、型の破損の原因となったりする問題を解決するためのトランスファスライドのワーク把持検出装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガの背後に他方側フィンガを付勢する付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、該圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたトランスファスライドのワーク把持検出装置である。
【0010】
この発明によれば、フィンガがワークを把持しているタイミングにおいてトランスファバーの停止中から移動終了迄圧力検出器によって把持状態を検出しているのでワークが傾斜して把持された場合やワークの把持位置がずれた場合の異常、およびワークの有無を検出することが可能である。さらにワークの把持状態が途中で変化した場合でも確実に検出することが可能である。
【0011】
請求項2の発明は、成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の前記第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガ近傍に他方側フィンガを付勢する付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、該圧力検出器と他方側フィンガとのそれぞれの間の位置でトランスファバーに枢支され一端で前記他方側フィンガの付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力を受け他端が前記圧力検出器の加圧面に圧力を伝達するレバーが設けられ、前記圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて、他方側フィンガの変位に比例した付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力を前記レバーのレバー比でもって前記圧力検出器を加圧しこの加圧力に比例した前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたトランスファスライドのワーク把持検出装置である。
【0012】
この発明によれば、付勢部材の第2コイルばねと圧力検出器との間にレバーを介在させたので請求項1の発明の作用に加えて付勢部材の第2コイルばねの加圧力の変化を拡大して伝達でき、より敏感な検出が可能である。
【0013】
請求項3の発明は、成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガ近傍に加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、また該圧力検出器の加圧面をたわみ量に比例した加圧力で圧接する検出用付勢部材の第3コイルばねが設けられ、前記他方側フィンガと前記圧力検出器とのそれぞれの間の位置でトランスファバーに枢支され一端が前記他方側フィンガの後端面に圧接し他端が前記検出用付勢部材の第3コイルばねの端面に変位を伝達するレバーが設けられ、前記圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて、他方側フィンガの変位を前記レバーのレバー比でもって前記検出用付勢部材の第3コイルばねを変位させこの変位量に比例した前記検出用付勢部材の第3コイルばねの加圧力で前記圧力検出器を加圧しこの加圧力に比例した前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたトランスファスライドのワーク把持検出装置である。
【0014】
この発明によれば、フィンガの変位をレバーを介して検出用付勢部材の第3コイルばねの加圧力変化に変換して圧力検出器に伝達するようにしたので請求項1の作用に加え、検出用付勢部材の第3コイルばねのばねの常数を選択し、レバー比を選択することにより、より感度を上げることができるので圧力検出器を最適条件で作動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき、トランスファスライド装置の一部の平面図の図1、各工程に対応して設けられたフィンガの途中工程の一対のフィンガの縦断面図でのワーク把持装置におけるプレスの1サイクルの動作が完了した状態または次工程に移送され位置決め把持された状態を示す図2を参照して説明する。
【0016】
〔実施例1〕
プレス機械の図示しない下台上に載置したダイホルダ35の各加工位置にはダイ34が上面がダイホルダ35上面に同一面となるように埋設されている。そのダイ34の穴にノックアウト33が挿通されており、その上昇端面をこれらと同一面として常時ばねで上方に付勢されている。
【0017】
一方上下移動される図示しない上台に設けたパンチホルダにはフィンガを開口するストリッパシンブル32がダイ34と同心に設けられている。そしてその中心穴に絞りパンチ31が上下移動可能に挿通されている。この絞りパンチ31とダイ34の成形軸線を挟んで両側で平行に2本のトランスファスライド11R,11Lが図示しない駆動装置により加工位置間の1ピッチを往復動可能にダイホルダ35に載置されている。トランスファスライド11R,11Lには各工程のワーク把持位置に対応して一対のフィンガが設けられている。
【0018】
次にフィンガの構成を説明する。
トランスファスライド10には、加工位置の両側で平行して一対のトランスファバー11R,11Lが配置されている。一方のトランスファバー11Rにはシリンダ穴11Raと、シリンダ穴11Raに軸部13Raが挿入されて進退移動可能な基準側となる一方側フィンガ13Rと、この一方側フィンガ13Rの把持基準位置01aを規定するためフィンガ上面に軸方向に削設された長さ限定のキー溝13Rbに係合する回り止め兼把持基準位置決め片12Rと、一方側フィンガ13Rの後方に開口する盲穴に挿入された付勢部材14Rとが設けられている。
【0019】
この実施例では付勢部材はコイルばねを使用しているがウレタンゴムなど他の付勢部材でもよい。(以下この実施例では付勢部材をコイルばねとする。)一方側フィンガ13Rは、コイルばね14Rで前進方向に付勢されて移動し前記把持基準位置決め片12Rによってその前進端位置でフィンガ把持面13Rdを把持基準位置01aに規定している。この位置は把持ワークの中心がパンチ,ダイの中心線と一致する位置である。
【0020】
他方のトランスファバー11Lには、シリンダ穴11Laと、シリンダ穴11Laに軸部13Laが挿入されて進退移動可能な他方側フィンガ13L、この他方側フィンガの上面に軸方向に削設されたキー溝13Lbに係合しワークを把持しないときのフィンガ前進端を規定する回り止め兼位置決め片12Lと、他方側フィンガの後方に開口する盲穴に挿入された付勢部材のコイルばね14Lと、コイルばねの加圧力を検出する圧力検出器17と、圧力検出器17とコイルばね14Lとの間に介在した摺動子16とが設けられている。
【0021】
他方側フィンガ13Lは、前記一方側フィンガ13Rとでワーク01を挟圧して把持可能な把持挟圧位置01bまで、一方側フィンガ13Rを付勢するコイルばね14Rよりばね力の弱いコイルばね14Lにより付勢され前進移動されている。これらの一対のフィンガ13R,13Lは協働してそれぞれフィンガ前端面13Rc,13Lcより凹んだ円弧の把持面13Rd,13Ldでワーク01を位置決めし把持している。
【0022】
すなわち、基準となる一方側フィンガ13Rは、すべてその把持基準位置01a(ワーク中心が加工中心位置となる位置)を規定すべくトランスファバー11Rに取り付けられ一方側フィンガ13Rの進退長さを規定したキー溝に係合する把持基準位置決め片12Rにキー溝の後端面がコイルばね14Rにより圧接されることにより高い精度で前進端の位置決めがされている。他方側フィインガ13Lは、一方側フィンガ13Rを付勢するコイルばね14Rよりばね力の弱いコイルばね14Lにより常時外側から把持側に付勢され、位置決めされた一方側フィンガ13Rの把持基準位置01aにワーク01を圧接し位置決め把持している。そこで、ワーク01はこの一方側フィンガ13Rを基準にして他方側フィンガ13Lとで位置決めされ挟圧されるので、ワーク01は高精度に位置決めして把持されている。
【0023】
次に、他方のトランスファバー11Lの他方側フィンガ13Lの付勢部材のコイルばね14Lの後端面には芯軸16aをばねに内挿する摺動子16がシリンダ穴13Laに遊挿されている。さらにこの摺動子16とシリンダ穴13Laの底面との間にひずみゲージを用いた圧力検出器17が常時摺動子と接触する状態で介挿されている。なお圧力検出器としてはTEAC社製を用いることができる。ひずみゲージを用いた圧力検出器の換わりに半導体を用いた圧力検出器を使用してもよい(以下同じ)。また付勢部材のコイルばね14Lの加圧力に対して圧力検出器17の出力は図3に示すように比例するものである。なお図中圧力検出器のリード線は省略した(以下同じ)。
【0024】
図4は圧力検出器17の出力で許容範囲外結果が検出されたとき機械を止める制御線図である。26はトランスファスライド11R,11Lを駆動する図示しないトランスファカムの駆動軸に連結されたカムスイッチで、ラムの下死点を0度としたときのカム軸角度35度をトランスファバーの後退時点とし、それから55度のカム軸角度90度の位置でON信号を出力し、それから125度の間信号を持続し、カム軸角度215度の位置でOFFとなり出力信号が停止される。
【0025】
27はアンドゲートで圧力検出器17とカムスイッチ26の信号を同時に入力するときアンド条件を満足して信号を出力する。28は比較判定部で予め入力された上限値VHと下限値VLの設定値の範囲内か、否かを判定して出力する。上限値VHとは図8cのようにワーク把持位置がワークの把持面13Rd,13Ldよりずれて端面13Rc,13Lcの角で把持したとき、或いは姿勢が傾いたときにコイルばねが圧縮されてばね圧が強くなったときの許容の上限値である。下限値VLとは図8aのように何らかの原因でワークが把持されないか、或いは変形して正規の寸法に加工されないワークを把持したときの許容の下限値である。このワークを把持しないときには他方側フィンガ13Lは回り止め兼位置決め片12Lで規定された掴み代分前進した前進端に位置する。
29はトランスファプレス機の制御装置であり比較判定部28の判定結果が範囲外のときプレス機を停止させる。
【0026】
次に実施例1の作用をラム,トランスファバーの動きと検出タイミングとの関係を示す図5にもとづき説明する。
【0027】
ラムの下死点から立ち上がり点をカム軸角度0度とする。カム軸角度35度のラム上昇初期にトランスファバー11R,11Lは後退端に達し、加工されて移送ライン上に上昇中にありパンチ31が挿入状態にあるワークをストリップするストリッパシンブル32でフィンガ13R,13Lが押し広げられている。更にパンチ31およびストリッパシンブル32はワークをストリップしながら互いに上昇するとフィンガ13R,13Lはワークを把持して待機する。このとき圧力検出器17から把持状態に対応した大きさの出力信号が出力されている。カム軸角度90度の時点でカムスイッチ26がONすることにより、90度以後アンドゲート27の条件が満足され、圧力検出器17の出力信号が比較判定部28に入力される。比較判定部28には予め上限値VH、下限値VLが入力されているので、この設定値と入力値が連続して比較されており、判定結果が許容範囲内で合格していれば、プレス機は運転を続行する。
【0028】
判定結果が上・下限値を外れ不合格であるか、途中不合格となれば制御部29に信号が送られプレス機の運転が停止される。カム軸角度215度までの判定実施角度範囲125度中にトランスファバー11R,11Lが前進する。ワーク移送中に把持状態に変化が起これば判定実施中であるので即座に判定結果が出され、範囲外と判定されるとプレス機は停止され事故は未然に防止される。
【0029】
カム軸角度215度以後カムスイッチ26がOFFの状態となり圧力検出器17の出力はカットされ判定は行われない。そしてこれらの一連の動作は各加工工程のワークを把持するフィンガにおいて、それぞれ独立に行われるものであり一個所でも不合格の判定が出されるとプレス機は停止させられる。圧力検出器の出力が上限値を外れる(超える)ときのワーク把持状態は図8cであり、下限値より外れる(達しない)ときのワークが変形しているか、或いは把持しない空の状態は図8aである。
【0030】
〔実施例2〕
トランスファスライド装置の部分平面図でその一部を断面で示した図6にもとづき実施例2を説明する。
実施例1と相異なるところは、ばね14Lの加圧力を直接圧力検出器17に作用させず、レバーを介して作用させた構成である。実施例1と同じものは同符号を付して説明を省略する。
【0031】
トランスファバー11Lにシリンダ穴11Laと平行して外方より盲穴11Lbを設けて、底に例えばひずみゲージ式の圧力検出器17を収容し、その前面で摺動可能に押圧子20を遊装する。シリンダ穴11Laの底部側面と盲穴11Lbの側面とを連通する切欠11Lcを削設し、この切欠に一端の円弧面18aを押圧子20に対向させ、他端の突子18bをコイルばね14Lに内嵌して、ばね圧を受けるレバー18を収容してピン19によって旋回可能に保持する。フィンガ13Lを付勢するコイルばね14Lの反力はレバー18の突子18bに加わりレバー18を旋回させようとすることにより反対端の円弧面18aが押圧子20を押しこの加圧力が圧力検出器17に作用して加圧力に比例する電気信号(電圧)を出力する。
【0032】
実施例2の作用を説明する。
一連の作動は実施例1と同じあり、違いはワーク把持が正しく把持されないときフィンガ13Lを付勢するコイルばね14Lの加圧力をレバー18,押圧子20を介して圧力検出器17に伝達する点にあるのみであるので説明は特に行わない。
【0033】
〔実施例3〕
トランスファスライド装置の部分平面図で一部を断面で示した図7にもとづき実施例3を説明する。実施例2と異なるところはフィンガの付勢コイルばね端面をレバー端に当接せず、フィンガ後端面を当接させ他端の変位をコイルばねに加えて、このコイルばねの加圧力の変化を圧力検出器17が検出し出力する構成である。実施例2と同じものは同符号を付して説明を省略する。
【0034】
ピン19で枢支されたレバー18の一端18Cは他方側フィンガ13Lのシリンダ穴11La内の後端面13Laに当接されており、他端18aはカップ状の摺動子24の底に当接される。この摺動子24の凹部に検出用コイルばね23が介挿されていて当て板22を介してひずみゲージ式圧力検出器17に圧接されているものである。
【0035】
実施例3の作用を図8を参照して説明する。基本的には実施例1,2と同じである。トランスファバー11R,11Lが後退後、パンチ31およびストリッパシンブル32はワークをストリップしながら互いに上昇しフィンガ13R,13Lはワークを把持して待機する。このときワークが前行程から移送されなかった場合にはフィンガ13R,13Lはワークを把持していないので図8aの状態にある。フィンガ13Rはコイルばね14Rで前進させられて位置決め片12Rに当接して前進端を規定され把持時ワークの中心とパンチ,ダイの中心と一致する把持基準位置01aに位置決めされている。フィンガ13Lもコイルばね14Lで前進されて正規の把持位置より前進し位置決め片12Lに当接されて前進端を規定されているが、この場合フィンガの把持面13Ldは、パンチ,ダイの中心に掴み代分近づいた位置である。パンチ,ダイの中心からフィンガ13Lの後端迄の距離はL1で、検出用付勢部材のコイルばね23は最大の伸びでばね圧は小となりばね長さはM1であり、圧力検出器17の出力は下限VL以下である。カムスイッチがONの状態になると圧力検出器17の出力は下限VL以下であるので比較判定部の出力はNG信号となる。
【0036】
おなじく、トランスファバー11R,11Lが後退後、パンチ31およびストリッパシンブル32はワークをストリップしながら互いに上昇しフィンガ13R,13Lはワークを把持して待機するが、ワークを正規に把持しているときは図8bの状態にある。フィンガ13Rと13Lとはパンチ,ダイ中心に対して対称、ワークは中心に正しく把持されている。フィンガ13Lの前進端がワークのないときに比べて掴み代分後退してパンチ中心とフィンガ13L後端迄の距離L2は少し長くなりL2>L1である。検出用付勢部材のコイルばね23はL2−L1にレバー18のレバー比分を乗じた量をM1より減じた長さM2となり、圧縮による加圧力の増大にともなう圧力検出器17の出力は大きくなる。このときの圧力検出器17の出力値を標準として上限値・下限値が決定される。カムスイッチがONの状態になると圧力検出器17の出力は上限VHと下限VLとの間であるので比較判定部の出力はOK信号となる。
【0037】
おなじく、トランスファバー11R,11Lが後退後、パンチ31およびストリッパシンブル32はワークをストリップしながら互いに上昇しフィンガ13R,13Lはワークを把持して待機するがこのとき、またはワークを移送するときにワークがフィンガ13R,13Lの把持位置13Rd,13Ldよりずれた場合は図8cの状態となる。このときのパンチ,ダイ中心とフィンガ13Lの後端との距離L3はさらに長くなり、L3>L2で、コイルばね23はさらに圧縮されてばね長さはM3となり、M3<M2で、ばね圧は大きくなる。カムスイッチがONの状態であるとき圧力検出器17の出力は上限VH以上であるので比較判定部の出力はNG信号となる。この距離Mの変化量に対応して図3のような比例出力からフィンガでの把持状態を判断するものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上述のとおりであるので以下の効果を奏する。
請求項1の発明は一方のフィンガが強い付勢ばね力でワーク把持位置の中心がパンチ中心位置となる把持基準位置に位置決めされていて、この位置に対しワーク把持時の他方のフィンガの位置に対応する付勢ばね圧を加圧力と出力とが比例関係にある圧力検出器で検出するので、ワークのないときの他方のフィンガの前進端が検出され即ちワークの有無が検出できる。
【0039】
またワークの把持状態の異常、即ちワークが何らかの原因で傾斜してフィンガの正規の把持位置より変位してフィンガの前進量が少なくなり付勢ばね圧が正規把持状態より大きくなったとき把持不良としてプレス機を停止して事故を未然に防止できる。また何らかの原因でワークが変形して径が小さくなっているものを把持してフィンガが正規ワークを把持位置より前進して付勢ばね圧が小さくなって、ワークの異常を検出することができる。プレス機を停止させて事故を未然に防止できる。またトランスファバーが停止中から移送を終わる迄圧力検出器は出力しており途中の脱落、姿勢の変化に対応できる。
【0040】
請求項2の発明は付勢ばねと検出器との間をレバーを介して連結したのでばね圧の変化を拡大して圧力検出器に伝達できるので請求項1の発明の効果に加えて、より敏感な検出が可能である。
【0041】
請求項3の発明はフィンガの変位をレバーに伝達しレバー端と圧力検出器との間にばねを介在させてそのばね圧の変化を検知するようになしたので、請求項1の発明の効果に加えて、このばね常数の選択,レバー比の選択により検出感度を変更でき、圧力検出器との最適条件を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファスライドのフィンガ部分の一部を示す平面図で、一対のフィンガを断面で示した図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】付勢部材のばね圧の変化と圧力検出器の出力との関係図である。
【図4】圧力検出器からの検知出力にもとづく制御線図である。
【図5】ラム,トランスファバーの移動と圧力検出器の検出タイミングとの関係を示す図である。
【図6】実施例2のフィンガの位置検出・機構を一部断面図で示すトランスファスライドの平面図である。
【図7】実施例3のフィンガ位置検出機構を一部断面で示すトランスファスライドの平面図である。
【図8】実施例3におけるワーク把持の状態図、aはワーク無し,bはワーク把持正常,cはワーク把持異常を示す図である。
【図9】従来のフィンガ把持機構およびワーク検出機構を示す図である。
【符号の説明】
01 ワーク
11R 一方のトランスファスライド
11L 他方のトランスファスライド
13R 一方側フィンガ
13L 他方側フィンガ
14R,14L 付勢部材
17 圧力検出器
18 レバー
20 押圧子
23 検出用付勢部材
24 摺動子
26 カムスイッチ
27 アンドゲート
28 比較判定部
29 制御部
31 絞りパンチ
32 パンチ
33 ノックアウト
34 ダイ

Claims (3)

  1. 成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガの背後に他方側フィンガを付勢する付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、該圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたことを特徴とするトランスファスライドのワーク把持検出装置。
  2. 成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の前記第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガ近傍に他方側フィンガを付勢する付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、該圧力検出器と他方側フィンガとのそれぞれの間の位置でトランスファバーに枢支され一端で前記他方側フィンガの付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力を受け他端が前記圧力検出器の加圧面に圧力を伝達するレバーが設けられ、前記圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて、他方側フィンガの変位に比例した付勢部材の前記第2コイルばねの加圧力を前記レバーのレバー比でもって前記圧力検出器を加圧しこの加圧力に比例した前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたことを特徴とするトランスファスライドのワーク把持検出装置。
  3. 成形軸線を挟んで平行に配置され各成形工程間を往復移動可能な一対のトランスファバーに各成形工程のワーク把持対応位置でトランスファバーの移動方向に対し直角方向で互いに対向して進退可能に配置され付勢部材でワーク把持方向に常時付勢された各一対でなるフィンガが各成形工程のワークを成形サイクルに応動して把持し次工程に移送するトランスファスライド装置において、一方のトランスファバーの各一方側フィンガはワーク移送位置で各加工中心にワーク中心が一致すべく付勢されて前進端が把持基準位置に規定され、他方のトランスファバーの各他方側フィンガは前記一方のトランスファバーの対向するフィンガの付勢部材の第1コイルばねより小さい付勢力の第2コイルばねで付勢され、各他方側フィンガ近傍に加圧力に比例した電気信号を出力する圧力検出器が設けられ、また該圧力検出器の加圧面をたわみ量に比例した加圧力で圧接する検出用付勢部材の第3コイルばねが設けられ、前記他方側フィンガと前記圧力検出器とのそれぞれの間の位置でトランスファバーに枢支され一端が前記他方側フィンガの後端面に圧接し他端が前記検出用付勢部材の第3コイルばねの端面に変位を伝達するレバーが設けられ、前記圧力検出器の出力とあらかじめ設定された上限値と下限値とを比較し判定した結果を出力する比較判定部が設けられており、前記両フィンガがワークを把持しているタイミングにおいて、他方側フィンガの変位を前記レバーのレバー比でもって前記検出用付勢部材の第3コイルばねを変位させこの変位量に比例した前記検出用付勢部材の第3コイルばねの加圧力で前記圧力検出器を加圧しこの加圧力に比例した前記圧力検出器からの出力にもとづき比較判定部で判定した結果により各フィンガのワークの有無とワークの把持状態とを検知するようにしたことを特徴とするトランスファスライドのワーク把持検出装置。
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