JP3770219B2 - Da変換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器(デジタル/アナログ変換器)に関し、特にデジタル信号のサンプリング点の信号レベルを滑らかに結んだアナログ信号をDA変換信号として出力するDA変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルオーディオ機器においては、デジタル化された音響信号をアナログ信号に変換するDA変換器として、例えばラダー抵抗型DA変換器や積分型DA変換器などが知られ、使用されている。これら周知のDA変換器は、離散的にサンプリングされてデジタル化されたデジタル信号の各サンプリング値(デジタル値)を単純にアナログ値に変換するものであるため、その出力信号波形は階段状の波形となり、原信号にはない不要な高周波成分を含むものとなる。このため、一般に、DA変換器の後段にアナログローパスフィルタを設けて不要な高周波成分を除去して滑らかなアナログ信号を得るようにしている。
【0003】
しかし、このDA変換方式では、アナログローパスフィルタの位相特性により遅延が生じるとともに、オーバーシュートなどの波形歪が発生し、これによって再生音の音質を低下させるという問題があった。
【0004】
そこで、従来、特許第3134403号に示されるように、リアルタイムでDA変換した階段波状の第1のアナログ信号とこの第1のアナログ信号に対して1サンプリング時間だけ遅延させた階段波状の第2のアナログ信号とを生成し、各サンプリング期間において第1,第2のアナログ信号のレベル差を積分しながら第2のアナログ信号に加算することにより、デジタル信号の各サンプリング値を滑らかに結んだアナログ信号をDA変換信号として出力する新しいタイプのDA変換器が提案されている。
【0005】
図6は、従来の新タイプのDA変換器の構成を示すブロック構成図である。
【0006】
DA変換器100は、デジタルフィルタ101、2個の遅延回路102,103、4個のマルチビットDA変換器(以下、マルチビットDACという。)104〜107および2個のアナログ信号処理回路(以下、ASP回路という。)108,109を備えている。
【0007】
デジタルフィルタ101には、CD(Compact Disc)などのデジタル音源からデジタル化されたオーディオ信号が、例えばI2Sモードで伝送され、入力される。I2Sモードのオーディオ信号は、図7に示すように、LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータを混合したオーディオデータDATA(以下、DATA信号という。)と、このDATA信号のワードデータを識別するためのワードクロックLRCK(以下、LRCK信号という。)と、オーディオデータDATAのビットデータを識別するためのビットクロックBCLK(以下、BCLK信号という。)とで構成されている。
【0008】
なお、I2Sモードは一例であり、一般的には、他に図8に示すように、Right−Justified(右詰め)モード(同図(a))、Left−Justified(左詰め)モード(同図(b))、Left−Justified DSPモード(同図(c))、32×Fs Packedモード(同図(d))などの各種のモードが存在し、使用されている。これらのモードもI2Sモードと同様に、LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとが混合されている。
【0009】
DATA信号は、同一のサンプリング位置iのLチャンネルのデータDLi(nビットデータで1ワードデータに相当)とRチャンネルのデータDRi(nビットデータで1ワードデータに相当)とをペアにし、各ペアをサンプリング順に配列したシリアルのデータ(DL1/DR1,DL2/DR2,…DLm/DRm)である。LRCK信号は、DATA信号の1ワードデータDLi/DRiを1周期とするクロックで、図7では、LRCK信号のLレベルの期間がDATA信号のLチャンネルのワードデータDLiに同期し、LRCK信号のHレベルの期間がDATA信号のRチャンネルのワードデータDRiに同期している。BCLK信号は、DATA信号のビットデータに同期したクロックである。
【0010】
デジタルフィルタ101は、オーバーサンプリングデジタルフィルタからなり、入力されるI2Sモードのオーディオデータを実際のサンプリング周波数(例えば44.1kHz)の数倍(例えば8倍)のスピードでサンプリングするとともに、LチャネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとを分離し、L端子からLチャンネルのオーディオデータL(T)(ワードデータ列の信号DL1,DL2,…DLm)を出力し、R端子からRチャンネルのオーディオデータR(T)(ワードデータ列の信号DR1,DR2,…DRm)を出力する。
【0011】
遅延回路102,103は、入力されるオーディオデータを1サンプリング時間だけ遅延させるものである。デジタルフィルタ101から出力されるLチャンネルのオーディオデータL(T)は、マルチビットDAC104に入力されるとともに、遅延回路102で1サンプリング時間だけ遅延され、その遅延したオーディオデータL(-T)は、マルチビットDAC105に入力される。また、デジタルフィルタ101から出力されるRチャンネルのオーディオデータR(T)は、マルチビットDAC106に入力されるとともに、遅延回路103で1サンプリング時間だけ遅延され、その遅延したオーディオデータR(-T)は、マルチビットDAC107に入力される。
【0012】
マルチビットDAC104〜107は、オーディオデータをワードデータ単位でアナログ信号に変換するものである。マルチビットDAC104〜107は、nビットのワードデータの各ビット(各桁)を同時にアナログ値に変換し、それらのアナログ値を加算することによりアナログ信号を生成する。
【0013】
マルチビットDAC104は、LチャンネルのオーディオデータL(T)をアナログ信号L(t)に変換し、マルチビットDAC105は、オーディオデータL(T)より1サンプリング時間だけ遅延したLチャンネルのオーディオデータL(-T)をアナログ信号L(-t)に変換し、それぞれLチャンネル用のASP回路108に入力する。また、マルチビットDAC106は、RチャンネルのオーディオデータR(T)をアナログ信号R(t)に変換し、マルチビットDAC107は、オーディオデータR(T)より1サンプリング時間だけ遅延したRチャンネルのオーディオデータR(-T)をアナログ信号R(-t)に変換し、それぞれRチャンネル用のASP回路109に入力する。
【0014】
ASP回路108,109は、入力される階段波状の波形を有する第1のアナログ信号S(t)とこのアナログ信号S(t)より1サンプリング時間だけ遅延した階段波状の波形を有する第2のアナログ信号S(-t)とのレベル差(差分電圧)を電流に変換し、この電流をコンデンサに充電し、その充電電圧を第2のアナログ信号S(-t)の信号レベルに加算することで、図9に示すように、各サンプリングレベルを滑らかに結んだアナログオーディオ信号S(t)’を生成し、DA変換信号として出力するものである。
【0015】
ASP回路108,109は、例えば図10に示す回路で構成されている。同図に示すASP回路は、オペアンプOP1の−端子が抵抗r1を介して第1のアナログ信号S(t)の入力端子IN1に接続され、オペアンプOP1の+端子がコンデンサC1および抵抗r3の直列回路を介して第2のアナログ信号S(-t)の入力端子IN2に接続されている。また、オペアンプOP1の出力端子は抵抗r2を介して−端子に接続されるとともに、抵抗r6を介してASP回路の出力端子OUTに接続されている。オペアンプOP1の+端子とグランドとの間には抵抗r4が接続され、出力端子OUTとグランドとの間にはコンデンサC2が接続されている。更に、抵抗r3およびコンデンサC1の接続点と出力端子OUTとの間にオペアンプOP2および抵抗r5の直列回路が接続されている。
【0016】
オペアンプOP1は負帰還差動アンプとして動作し、オペアンプOP2は、オペアンプOP1の出力信号の一部を抵抗R5を介してオペアンプOP1の+端子に帰還させる際のバッファアンプとして動作するものである。コンデンサC1は、第1のアナログ信号S(t)と第2のアナログ信号S(-t)とが略同一となる定常時にオペアンプOP1の+端子への入力をカットし、ノイズの発生を抑制するものである。抵抗r6およびコンデンサC2は積分回路SCを構成し、オペアンプOP1の出力(第1のアナログ信号S(t)と第2のアナログ信号S(-t)との差分)を積分した信号を生成するものである。
【0017】
上記構成において、オペアンプOP1の−端子と+端子には、それぞれ各サンプリング点の第1のアナログ信号S(t)とこのアナログ信号S(t)より1サンプリング時間だけ遅延した第2のアナログ信号S(-t)とが入力され、オペアンプOP1からは第2のアナログ信号S(-t)を基準電圧とした第1のアナログ信号S(t)の基準電圧に対する差分値の電圧が電流に変換されて出力される。そして、この電流により積分回路SCのコンデンサC2が時定数C2・r6で充電され、このコンデンサC2の充電電圧は、バッファアンプ(オペアンプOP2)及び抵抗r5を介して次に入力される第2のアナログ信号S(-t)に加算される。
【0018】
コンデンサC2の充電電圧の変化はサンプリング期間における先のサンプリング点と後のサンプリング点とのレベル差を結ぶ電圧ベクトルを示すものとなるから、図9に示すように、各サンプリング点t1,t2,…tiで、第1のアナログ信号S(t)及び第2のアナログ信号S(-t)が入力されると、サンプリング点tiのASP回路の出力レベルは第1のアナログ信号S(ti)もしくは第2のアナログ信号S(-ti)となるが、ti<t<ti+1の期間では、サンプリング点tiの出力レベルとサンプリング点ti+1の出力レベルとのレベル差を結ぶ電圧ベクトルがコンデンサC2の充電電圧によって生成される。従って、ASP回路からは、各サンプリング点の電圧レベルを結んだアナログ信号S(t)’が出力される。
【0019】
ASP回路108は、Lチャンネルの第1のアナログ信号L(t)と第2のアナログ信号L(-t)とからLチャンネルのデジタル信号の各サンプリング値を滑らかに結んだアナログ信号L(t)’を生成し、DA変換信号として出力する。また、ASP回路109は、Rチャンネルの第1のアナログ信号R(t)と第2のアナログ信号R(-t)とからRチャンネルのデジタル信号の各サンプリング値を滑らかに結んだアナログ信号R(t)’を生成し、DA変換信号として出力する。
【0020】
【特許文献1】
特許第3134403号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のデジタルオーディオ機器に適用されるDA変換器100では、デジタルオーディオ信号が例えばI2Sモードで入力されるので、I2SモードのDATA信号からLチャンネルのアナログ信号L(t),L(-t)とRチャンネルのアナログ信号R(t),R(-t)とをデジタルフィルタ集積回路で比較的簡単に得るため、マルチビットDAC104〜107が用いられている。
【0022】
すなわち、マルチビットDAC104〜107を用いる場合は、例えばI2Sモードであれば、そのDATA信号からLチャンネルのワードデータ列DLiからなるオーディオデータL(T)とRチャンネルのワードデータ列DRiからなるオーディオデータR(T)とを分離し、両チャンネルのオーディオデータL(T),R(T)をそれぞれ1サンプリング時間だけ遅延させるだけで、L,Rの両チャンネルについて元のオーディオデータL(T),R(T)とこれを1サンプリング時間だけ遅延させたオーディオデータL(-T),R(-T)とが得られるから、これら4つのオーディオデータL(T),R(T),L(-T),R(-T)をそれぞれマルチビットDAC104〜107でDA変換すれば、DA変換器100に必要な4つのアナログ信号L(t),R(t),L(-t),R(-t)を容易に得ることができる。
【0023】
しかし、従来のマルチビットDACを用いたDA変換器は、例えば2チャンネルの場合、4つのオーディオデータL(T),R(T),L(-T),R(-T)に対してそれぞれマルチビットDACを設ける必要があるので、DA変換器の個数が多くなり、しかもマルチビットDACは単価が高いため、回路構成やコストの面で不利となっていた。特に、オーディオ機器のチャンネル数が多くなると、そのチャンネル数の2倍のマルチビットDACが必要となり、回路が大型化するとともに、コストが増大することとなっていた。
【0024】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、マルチビットDACより単価が安く、入手の容易なワンビットDACを用いることにより、小型、低コストが可能なDA変換器を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるデータと、前記データのワードデータを識別するためのワードクロックと、前記データのビットデータを識別するためのビットクロックとで構成されるデジタルオーディオ信号のデータのフォーマットを、少なくとも一方のチャンネルについて、入力されたデータを1サンプリング時間だけ遅延した遅延データを生成し、前記入力データと遅延データとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるオーディオデータのフォーマットに変換するオーディオデータ変換手段と、前記オーディオデータ変換手段によって変換されたオーディオデータを前記ワードクロックを用いて入力データと遅延データとに分離し、前記ビットクロックを用いて前記入力データをビット毎にシリアルにDA変換して第1のアナログ信号を生成するとともに、前記ビットクロックを用いて前記遅延データをビット毎にシリアルにDA変換して第2のアナログ信号を生成するワンビットDA変換手段と、前記ワンビットDA変換手段によって生成された第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを用いてサンプリング点間の信号レベルを結んだアナログ信号を生成し、アナログオーディオ信号として出力するアナログ信号処理手段とを備えたDA変換器である(請求項1)。
【0026】
なお、前記オーディオデータ変換手段は、前記データと前記ワードクロックとの論理積を演算することにより一方のチャンネルの入力データを抽出するAND回路と、前記AND回路により抽出された入力データから当該入力データを前記ワードクロックの1周期の1/2の時間だけ遅延させて前記遅延データを生成する遅延回路と、前記AND回路から出力される入力データと前記遅延回路から出力される遅延データとの前記ワンビットDA変換手段への出力を、前記ワードクロックに基づいてワード単位で交互に切り換えるスイッチ回路とにより構成するとよい(請求項2)。また、前記遅延回路は、シフトレジスタで構成するとよい(請求項3)。
【0027】
上記構成によれば、入力されるデジタルオーディオ信号のデータは、オーディオデータ変換手段によってLチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとに分離され、少なくとも一方のチャンネルについて、分離した入力データを1サンプリング時間だけ遅延した遅延データが生成され、入力データと遅延データとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるオーディオデータに変換される。
【0028】
このオーディオデータは、ワンビットDA変換手段によりワードクロックを用いて入力データと遅延データとに分離され、更に入力データおよび遅延データはビットクロックを用いてそれぞれビット毎にシリアルにDA変換されて第1のアナログ信号とこの第1のアナログ信号より1サンプリング時間だけ遅延した第2のアナログ信号とが生成される。
【0029】
そして、アナログ信号処理手段により第1のアナログ信号と第2のアナログ信号を用いて、サンプリング点間の信号レベルを結んだアナログオーディオ信号が生成されて出力される。
【0030】
上記のように、オーディオデータ変換手段とワンビットDA変換手段とによって第1のアナログ信号とこの第1のアナログ信号より1サンプリング時間だけ遅延した第2のアナログ信号とを生成するので、従来のマルチビットDA変換器を用いたDA変換器よりも回路構成が簡素になり、コストの低減化が可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
図1は本発明に係るDA変換器のブロック構成図である。
【0033】
DA変換器1は、シリアルデータフォーマット変換回路2(以下、SDF変換回路2と略称する。)、ワンビットDA変換回路3およびアナログ信号処理(ASP)回路4を備えている。ワンビットDA変換回路3は、Lチャンネルのデジタル信号をアナログ信号に変換するワンビットDAC31LとRチャンネルのデジタル信号をアナログ信号に変換するワンビットDAC31Rを備えている。ASP回路4も、Lチャンネルの2種類のアナログ信号L(t),L(-t)を処理して、デジタル信号の各サンプリング値を滑らかに結んだアナログ信号をDA変換信号(アナログオーディオ信号)として出力するASP回路41LとRチャンネルの2種類のアナログ信号R(t),R(-t)を処理して、デジタル信号の各サンプリング値を滑らかに結んだアナログ信号をDA変換信号(アナログオーディオ信号)として出力するASP回路41Rを備えている。
【0034】
SDF変換回路2は、シリアルデータフォーマットで入力されるデジタルオーディオ信号(図7参照)のDATA信号からLチャンネルのオーディオデータL(T)とRチャンネルのオーディオデータR(T)を分離し、各チャンネルのオーディオデータをワンビットDAC3でDA変換可能なフォーマットのデータに変換するものである。
【0035】
SDF変換回路2は、LRCK信号によりDATA信号のLチャンネルのワードデータDLi(i=1,2,…m)とRチャンネルのワードデータDRi(i=1,2,…m)とを分離し、両チャンネルについて、ワードデータ毎にLRCK信号の1周期T(デジタル信号のサンプリング周期Tに相当)の1/2の時間だけ遅延したワードデータDLi’,DRi’を生成し、このワードデータDLi’をワードデータDLiとワードデータDLi+1との間に挿入して順次出力し、ワードデータDRi’をワードデータDRiとワードデータDRi+1との間に挿入して順次出力する。
【0036】
すなわち、SDF変換回路2は、LチャンネルのワードデータDL1,DL2,…DLmを抽出する毎に、各ワードデータDLiについてT/2だけ遅延したワードデータDLi’を生成し、このワードデータDLi’をワードデータDLiの後に続けて出力する。ワードデータDLi’の内容はワードデータDLiと同一であるから、ワードデータ列DL1’,DL2’,…DLm’からなるデータは、元のワードデータ列DL1,DL2,…DLmからなるデータに対して位相がT/2だけ遅延したデータとなっている。従って、SDF変換回路2のLチャンネル出力端子からはワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…DLi,DLi,DLi+1,DLi+1,…からなるDATA信号が出力される。同様に、SDF変換回路2のRチャンネル出力端子からはワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…DRi,DRi,DRi+1,DRi+1,…からなるDATA信号が出力される。
【0037】
図2は、SDF変換回路2のI2Sモードの場合の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【0038】
SDF変換回路2は、2個のAND回路201,202、2個の反転回路203,204、3個の遅延回路205,206,207、2個のスイッチ回路208,209、3個のラッチ回路210,211,212で構成されている。
【0039】
これらの回路は、以下のように接続されている。すなわち、AND回路201の一方の入力端とAND回路202の一方の入力端とは、I2SモードのDATA入力端子IN1に接続され、AND回路201の他方の入力端は反転回路203を介してI2SモードのLRCK入力端子IN2に接続され、AND回路202の他方の入力端は直接I2SモードのLRCK入力端子IN2に接続されている。
【0040】
AND回路201の出力端はスイッチ回路208の一方の接点aに接続され、AND回路201の出力端とスイッチ回路208の他方の接点bとの間に遅延回路205が接続されている。また、AND回路202の出力端はスイッチ回路209の一方の接点eに接続され、AND回路202の出力端とスイッチ回路209の他方の接点dとの間に遅延回路206が接続されている。
【0041】
遅延回路205はワードデータDLiをT/2だけ遅延したワードデータDLi’を生成し、遅延回路206はワードデータDRiをT/2だけ遅延したワードデータDRi’を生成するものである。遅延回路205,206は、具体的にはn/2ビットシフトレジスタで構成されている。例えばワードデータDLiが64ビットデータの場合、遅延回路205,206は、32ビットシフトレジスタで構成される。遅延回路205,206にはそれぞれI2SモードのBCLK信号が入力され、遅延回路205はBCLK信号を用いてワードデータDLiを構成する各ビットデータをシフトさせることによってT/2だけ遅延したワードデータDLi’を生成し、遅延回路206はBCLK信号を用いてワードデータDRiを構成する各ビットデータをシフトさせることによってT/2だけ遅延したワードデータDRi’を生成する。
【0042】
スイッチ回路208のコモン端子cとラッチ回路210との間に遅延回路207が接続され、ラッチ回路210の出力端はLチャンネルのDATA出力端子OUT1に接続されている。遅延回路207は、LチャンネルのワードデータをT/2だけ遅延させることによりLチャンネルのワードデータの位相をRチャンネルのワードデータの位相に合わせるものである。遅延回路207も遅延回路205,206と同様に、n/2ビットシフトレジスタで構成され、例えばワードデータDLiが64ビットデータの場合、32ビットシフトレジスタで構成される。遅延回路207にもBCLK信号が入力され、遅延回路207はBCLK信号を用いてワードデータの各ビットデータをシフトさせることによってLチャンネルのワードデータDLi,DLi’をT/2だけ遅延させる。
【0043】
スイッチ回路209のコモン端子fにラッチ回路211の入力端が接続され、ラッチ回路211の出力端はRチャンネルのDATA出力端子OUT2に接続されている。スイッチ回路208,209にはそれぞれLRCK信号が入力され、スイッチ回路208,209はこのLRCK信号を用いて接点の切換え処理を行う。
【0044】
ラッチ回路212はLRCK信号の入力端子IN2と出力端子OUTとの間に接続され、反転回路204はBCLK信号の入力端子IN3と出力端子OUT4との間に接続されている。ラッチ回路210,211,212は、遅延回路207を介してスイッチ回路208から出力されるLチャンネルのデータとスイッチ回路209から出力されるRチャンネルのデータとLRCK信号とを同期させてそれぞれLチャンネル出力端子OUT1、Rチャンネル出力端子OUT2、LRCK出力端子OUT3から出力させるものである。ラッチ回路210,211,212にはそれぞれBCLK信号が入力され、ラッチ回路210,211はBCLK信号を用いてデータを構成する各ビットのラッチ処理を行い、ラッチ回路212はBCLK信号を用いてLRCK信号のラッチ処理を行う。
【0045】
反転回路204は、BCLK信号を反転させてBCLK出力端子OUT4から出力させることにより、Lチャンネル出力端子OUT1、Rチャンネル出力端子OUT2及びLRCK出力端子OUT3からそれぞれ出力されるLチャンネルデータ、Rチャンネルデータ及びLRCK信号に対するBCLK信号のタイミングを調整するものである。
【0046】
次に、図3,図4を参照しつつ、SDF変換回路2の動作を説明する。
【0047】
図3,図4は、SDF変換回路2でのLRCK信号に基づく信号処理におけるスイッチ回路208,209の入出力データと出力端子から出力されるデータとの関係を示す図である。図3は、Lチャンネルのデータに関するものであり、図4は、Rチャンネルのデータに関するものである。
【0048】
図3,図4において、「No」は、LRCK信号の1サイクル毎に付した連続番号である。「LRCK」はLRCK信号を示し、「Low」はLレベル状態を示し、「High」はHレベル状態を示している。「DATA」はDATA信号を示し、DL1,DL2,…DLi、DR1,DR2,…DRiはワードデータを示している。また、図3の「La」、「Lb」、「Lc」は、それぞれスイッチ回路208の接点a、接点b、コモン端子cにおけるLチャンネルの信号を示し、「Lout」はLチャンネル出力端子OUT1から出力されるLチャンネルの信号を示している。図4の「Re」、「Rd」、「Rf」は、それぞれスイッチ回路209の接点e、接点d、コモン端子fにおけるRチャンネルの信号を示し、「Rout」はRチャンネル出力端子OUT2から出力されるRチャンネルの信号を示している。
【0049】
AND回路201は、LRCK信号がLレベルのとき、DATA入力端子IN1からI2Sモードで入力されるDATA信号を出力し、AND回路202は、LRCK信号がHレベルのとき、DATA入力端子IN1からI2Sモードで入力されるDATA信号を出力するから、図7に示す信号波形より、AND回路201からはLチャンネルのワードデータDLi(i=1,2,…m)が出力され、AND回路202からはRチャンネルのワードデータDRi(i=1,2,…m)が出力される。
【0050】
AND回路201から出力されるLチャンネルのワードデータDLiは、スイッチ回路208の接点aに入力される一方、遅延回路205によってサンプリング周期Tの1/2だけ遅延されてスイッチ回路208の接点bに入力される。スイッチ回路208は、LRCK信号がLレベルのとき、コモン端子cを接点aに接続し、LRCK信号がHレベルのとき、コモン端子cを接点bに接続する。
【0051】
従って、スイッチ回路208からはLチャンネルのワードデータDLiとこのワードデータDLiよりT/2だけ遅延したワードデータDLi’が交互に出力される。すなわち、スイッチ回路208からLチャンネルのワードデータ列DL1,DL1’,DL2,DL2’,…DLi,DLi’,DLi+1,DLi+1’,…が出力される。なお、ワードデータDLiとワードデータDLi’の内容は同一であるから、データ内容でワードデータ列を表すと、スイッチ回路208からはLチャンネルのワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…DLi,DLi,DLi+1,DLi+1,…が出力される(図3のLc参照)。
【0052】
スイッチ回路209は、LRCK信号がLレベルのとき、コモン端子fを接点dに接続し、LRCK信号がHレベルのとき、コモン端子fを接点eに接続する。従って、スイッチ回路209からはRチャンネルのワードデータDRiとこのワードデータDRiよりT/2だけ遅延したワードデータDRi’が交互に出力される。すなわち、スイッチ回路209からRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1’,DR2,DR2’,…DRi,DRi’,DRi+1,DRi+1’,…が出力される。データ内容でワードデータ列を表すと、スイッチ回路209からはRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…DRi,DRi,DRi+1,DRi+1,…が出力される(図4のRf参照)。
【0053】
スイッチ回路208から出力されるLチャンネルのワードデータDLiとスイッチ回路209から出力されるRチャンネルのワードデータDRiとは同一サインプリング位置のデータであるが、I2SモードによるDATA入力のフォーマットによりLチャンネルのワードデータDLiがRチャンネルのワードデータDRiよりもT/2だけ早く出力される。SDF変換回路2からはLチャンネルのワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…DLi,DLi,DLi+1,DLi+1,…のシリアル信号とRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…DRi,DRi,DRi+1,DRi+1,…シリアル信号とは同相で出力させる必要があるため、スイッチ回路208から出力されるLチャンネルのワードデータDLiは遅延回路207によりT/2だけ遅延されてRチャンネルのワードデータDRiの出力タイミングに調整される。
【0054】
そして、スイッチ回路208から遅延回路207を介して出力されるLチャンネルのワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…DLi,DLi,DLi+1,DLi+1,…からなるシリアルデータ、スイッチ回路209から出力されるRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…DRi,DRi,DRi+1,DRi+1,…からなるシリアルデータ、およびLRCK信号はそれぞれラッチ回路210,211,212によりビット単位で同期調整が行われた後、それぞれLチャンネル出力端子OUT1、Rチャンネル出力端子OUT2およびLRCK出力端子OUT3から出力される(図3,図4のLRCK、Lout、Rout参照)。また、BCLK信号は反転回路204を介してBCLK出力端子OUT4から出力される。
【0055】
以上の動作により、SDF変換回路2では、LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとを混合したDATA信号(デジタルコンポジット信号)とLRCK信号とBCLK信号とからなるI2Sモードのデジタルオーディオ信号が、Lチャンネルのワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…,DLi,DLi,…からなるDATA’信号とRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…,DRi,DRi,…からなるDATA’信号とLRCK信号とBCLK信号とからなるデジタルオーディオ信号に変換されて出力される。
【0056】
図1に戻り、ワンビットDA変換回路3は、入力されるデジタル信号をビット毎にシリアルにアナログ信号に変換して出力するものである。ワンビットDA変換回路3が備えるワンビットDAC31Lには、SDF変換回路2からLチャンネルのワードデータ列DL1,DL1,DL2,DL2,…,DLi,DLi,…からなるDATA’信号とLRCK信号とBCLK信号とが入力され、ワンビットDAC31Rには、SDF変換回路2からRチャンネルのワードデータ列DR1,DR1,DR2,DR2,…,DRi,DRi,…からなるDATA’信号とLRCK信号とBCLK信号とが入力される。
【0057】
ワンビットDAC31Lは、図5に示すように、DATA’信号から元のワードデータDLi列からなるオーディオデータL(T)とこのオーディオデータL(T)よりT/2だけ遅延したワードデータDLi’列からなるオーディオデータL(-T)とを分離するデジタルフィルタ311と、各オーディオデータL(T),L(-T)をビット毎にシリアルにアナログ信号に変換するDA変換回路312,313とから構成されている。ワンビットDAC31RもワンビットDAC31Lと同様の構成を成している。
【0058】
従って、ワンビットDAC31Lからは、LチャンネルのオーディオデータL(T)をDA変換回路312でDA変換したアナログ信号L(t)と、LチャンネルのオーディオデータL(-T)をDA変換回路313でDA変換したアナログ信号L(-t)とが出力され、ワンビットDAC31Rからは、RチャンネルのオーディオデータR(T)をDA変換回路312でDA変換したアナログ信号R(t)と、RチャンネルのオーディオデータR(-T)をDA変換回路313でDA変換したアナログ信号R(-t)とが出力される。
【0059】
ASP回路4は、上述した従来のDA変換器100のASP回路108,109と同様の機能を果たすものである。ASP回路4内のASP回路41LはASP回路108に相当し、ASP回路41RはASP回路109に相当し、本実施形態ではいずれもASP回路108,109と同一の回路構成(図10に示す回路構成)を有している。
【0060】
従って、ここではASP回路41L,41Rの詳細説明は省略するが、ASP回路41LからはLチャンネルのオーディオ信号L(T)のサンプリング点間の信号レベルを結んだアナログ信号がオーディオアナログ信号として出力され、ASP回路41RからはRチャンネルのオーディオ信号R(T)のサンプリング点間の信号レベルを結んだアナログ信号がオーディオアナログ信号として出力される。
【0061】
上記のように、本実施形態に係るDA変換器1は、SDF変換回路2、ワンビットDA変換回路3及びASP回路4とで構成され、LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるDATA信号と、DATA信号のワードデータを識別するためのワードクロックと、DATA信号のビットデータを識別するためのビットクロックとで構成されるI2Sモードのデジタルオーディオ信号を、SDF変換回路2によってLチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとに分離し、両チャンネルについて、入力データを1サンプリング時間だけ遅延した遅延データを生成し、入力データと遅延データとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるオーディオデータに変換し、ワンビットDA変換回路3によってこのオーディオデータとワードクロックとビットクロックとを用いて入力データに対応する第1のアナログ信号S(t)と遅延データに対応する第2のアナログ信号S(-t)とを生成し、これらのアナログ信号S(t),S(-t)を用いてASP回路4によりサンプリング点間の信号レベルを結んだオーディオアナログ信号を生成して出力するようにしているので、従来のマルチビットDACを用いてDA変換器を構成したものより、回路構成が簡素になり、コストの低減も可能になる。
【0062】
すなわち、従来のマルチビットDACを用いたDA変換器は、例えば2チャンネルの場合、第1のアナログ信号S(t)と第2のアナログ信号S(-t)を生成するためにマルチビットDACが4個必要であったが、本実施形態ではワンビットDACが2個ですみ、しかもワンビットDACの部品単価がマルチビットDACよりも廉価であることから、回路構成の簡素化とコストの低減化が可能になる。
【0063】
なお、上記実施形態では、LチャンネルとRチャンネルの両方について、新タイプのDA変換器を構成する場合について説明したが、いずれか一方のチャンネルについて新タイプのDA変換器を構成する場合にも本発明を適用することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各種モードにより入力されるデジタルオーディオ信号のデータのフォーマットを、入力されたデータとこの入力データに対して1サンプリング時間だけ遅延した遅延データとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるデータのフォーマットに変換し、フォーマット変換後のデータを用いてワンビットDA変換手段により元のオーディオデータをDA変換した第1のアナログ信号とこの第1のアナログ信号を1サンプリング時間だけ遅延した第2のアナログ信号とを生成し、両アナログ信号を用いてサンプリング点間の信号レベルを結んだアナログ信号を生成してアナログオーディオ信号として出力するようにしたので、マルチビットDACを用いた従来のDA変換器に比して回路構成の簡素な低コストのDA変換器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDA変換器のブロック構成図である。
【図2】SDF変換回路の回路構成を示すブロック図である。
【図3】SDF変換回路でのLRCK信号に基づく信号処理におけるLチャンネル側のスイッチ回路の入出力データと出力端子から出力されるデータとの関係を示す図である。
【図4】SDF変換回路でのLRCK信号に基づく信号処理におけるRチャンネル側のスイッチ回路の入出力データと出力端子から出力されるデータとの関係を示す図である。
【図5】ワンビットDACの機能ブロック図である。
【図6】従来の新タイプのDA変換器の構成を示すブロック構成図である。
【図7】I2Sモードで伝送されるデジタルオーディオ信号の信号波形を示す図である。
【図8】他のモードで伝送されるデジタルオーディオ信号の信号波形を示す図である。
【図9】ASP回路におけるアナログ信号処理により生成されるアナログ信号を説明するための波形図である。
【図10】ASP回路の回路構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 DA変換器
2 シリアルデータフォーマット変換回路(フォーマット変換手段)
IN1,IN2,IN3 入力端子(入力手段)
OUT1,OUT2,OUT3,OUT4 出力端子
201,202 AND回路
203,204 反転回路
205,206,207 遅延回路
208,209 スイッチ回路
210,211,212 ラッチ回路
3 ワンビットDA変換回路(ワンビットDA変換手段)
4 アナログ信号処理回路(アナログ信号処理手段)

Claims (3)

  1. LチャンネルのオーディオデータとRチャンネルのオーディオデータとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるデータと、前記データのワードデータを識別するためのワードクロックと、前記データのビットデータを識別するためのビットクロックとで構成されるデジタルオーディオ信号のデータのフォーマットを、少なくとも一方のチャンネルについて、入力されたデータを1サンプリング時間だけ遅延した遅延データを生成し、前記入力データと遅延データとをワード単位で交互にシリアルに配列してなるオーディオデータのフォーマットに変換するオーディオデータ変換手段と、
    前記オーディオデータ変換手段によって変換されたオーディオデータを前記ワードクロックを用いて入力データと遅延データとに分離し、前記ビットクロックを用いて前記入力データをビット毎にシリアルにDA変換して第1のアナログ信号を生成するとともに、前記ビットクロックを用いて前記遅延データをビット毎にシリアルにDA変換して第2のアナログ信号を生成するワンビットDA変換手段と、
    前記ワンビットDA変換手段によって生成された第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを用いてサンプリング点間の信号レベルを結んだアナログ信号を生成し、アナログオーディオ信号として出力するアナログ信号処理手段と、
    を備えたことを特徴とするDA変換器。
  2. 前記オーディオデータ変換手段は、前記データと前記ワードクロックとの論理積を演算することにより一方のチャンネルの入力データを抽出するAND回路と、前記AND回路により抽出された入力データから当該入力データを前記ワードクロックの1周期の1/2の時間だけ遅延させて前記遅延データを生成する遅延回路と、前記AND回路から出力される入力データと前記遅延回路から出力される遅延データとの前記ワンビットDA変換手段への出力を、前記ワードクロックに基づいてワード単位で交互に切り換えるスイッチ回路とにより構成されることを特徴とする請求項1記載のDA変換器。
  3. 前記遅延回路は、シフトレジスタからなることを特徴とする請求項2記載のDA変換器。
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