JP3769112B2 - バケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

バケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に係り、詳しくは内部欠陥のない比較的厚みの薄い厚みのバケットのような箱状の注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
注型ポリアミド成形体の製造方法は、金型を熱風炉で所定の温度になるまで加熱しておき、この金型を炉から取り出して重合性ラクタム液をこれに注入し、再び金型を熱風炉に入れて重合している。しかし、この方法によると、成形体は重合過程で内部に気泡を含みやすい欠点があった。通常、重合性ラクタムをアニオン重合する際、約15%程度の体積収縮が発生する。この体積収縮が成形体内部に空洞欠陥を発生させる原因の一つになっていた。
従来の注型ポリアミド成形体の製造方法においては、前述のような内部欠陥の発生を少なくすることが技術的に重要な課題になっていた。
【0003】
このような成形体の内部欠陥を発生させないために、従来では重合性ラクタム液を加圧下で重合する方法が知られている。例えば、特公昭40−16153号公報に開示されているように、重合性ラクタム液が重合することによって系の粘度が最高に増加した時点でこれを加圧成形する方法がある。
【0004】
また、特公昭39−25202号公報には、重合が進行する温度に保持された金型と重合が進行しない温度に保持された補助容器とを断熱的に接続し、この補助容器に重合性ラクタム液を封入するとともにこれを不活性気体によって加圧し、重合性ラクタム液を常時金型に送り込むようにしてポリアミド成形体を加圧成形する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、比較的厚みの薄いバケットのような成形体の製造法において、め、外型と内型の間に注型した重合性ラクタム液を重合中常時加圧する場合には、重合初期中に内型の移動によって液の高さが変動するため、厚み精度のよいバケットを製造することは実質的に困難であった。
【0006】
また、オーブン中で重合する場合には、注型時に型をオーブンより出し入れするため、型およびオーブン内の温度管理が困難であり、また上下型の熱容量が相違するために、オーブン加熱方式では型の温度管理は非常に困難であった。
【0007】
本発明はこのような問題点を改善するものであり、型の温度管理が容易で、かつ内部欠陥のない比較的厚みの薄いバケットのような箱状の注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本願の請求項1に係る発明は、実質上無水のω−ラクタムに少なくともアニオン重合触媒とアニオン重合用開始剤とを加えた重合性ラクタム液を型内に注型した後、アニオン重合することによりバケット状注型ポリアミド樹脂成形体を製造する方法において、
循環する熱媒体により加熱した下型と上型を用意し、該上型の温度は下型の温度より低く、最大7°Cまでの温度差を設けるように温度調節し、
重合性ラクタム液を下型に注型した後、重合性ラクタム液の重合発熱により下型の表面温度が163〜165°Cに達した時に、上型を自重により落下させながら更に重合性ラクタム液の重合を進行させてこれを終了した後、
上型と下型とを分離して成形体を取り出す、
バケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法にあり、上下型温度に差を設け、更に重合性ラクタム液の重合発熱により下型の表面温度が所定温度になった時点で、上型を自重により落下させながら更に重合を進行させるものであり、内部欠陥のない比較的厚みの薄いバケットのような箱状の注型ポリアミド樹脂成形体を成形することができる。
【0009】
本願の請求項2に係る発明は、重合性ラクタム液を型内に注型する前において、上型温度が143〜163°Cで、下型温度が150〜170°Cであるバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法である。
【0010】
本願の請求項3に係る発明は、上型と下型に設けた熱媒体室には、熱媒体の流路を形成する少なくとも1つの仕切板を設けたものであり、熱媒体の滞留を阻止することで、より一層上型や下型の温度を調節することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に使用する上型の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は本発明のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に使用する下型の平面図、図4は図3のB−B断面図である。
【0012】
上型1はアルミ、鉄等の熱伝導率の比較的高い本体2と、この本体2から外側へ突出した成形部3をもち、成形部3の内側には上板4を本体2に螺子等により固定することでオイル等の熱媒体を流す閉鎖した熱媒体室5を設けている。熱媒体室5は内部に仕切板6を配して熱媒体の流れをよくしているが、実施例では十文字に設けた仕切板6によって4つの部屋7に分けており、注入口8から排出口9へと熱媒体をポンプ(図示せず)によって循環し、精度よく温度管理をしている。
【0013】
上型1の温度を測定する場合には、上型1を下型15に嵌合する前に表面温度計を上型1表面に接触して測定する。
【0014】
下型15は上型1の突出した成形部3を嵌め込む窪み状の収容部17を有し、その外側に熱媒体を流す閉鎖した熱媒体室18を外壁19によって形成している。外壁19には断熱材(図示せず)が装着している。熱媒体室18内にも、仕切板20が設けられ、注入口21から流れ込んだ熱媒体が滞留せずスムーズに流れ、排出口22から外部へ流出し、再び注入口21へ流れるように循環するようになっている。
図4に示すように、下型15の温度管理を精度よく行うために、温度センサ24が収容部17の外壁に張り付けられている。この温度センサ24は熱媒体に直接触れることがないように、遮蔽室25内に収容されている。温度センサ24は1カ所に限定せずに、2カ所以上設けることもできる。
【0015】
図5は上型1と下型15をそれぞれ成形機40に設置した状態を示している。この成形機40では基台51の上に4本のガイド棒42が直立状態で固定され、下型15を設置固定した支持台41がこの4本のガイド棒42に挿入され、該支持台41の下面の中心部に据え付けられた昇降装置43により上下動する。昇降装置43は原動機44の駆動により支持部材45に支持されてたボールネジ46を回転させ下型15を上下方向へ往復動させるが、上限の停止はリミットスイッチにより行うことができる。尚、重合性ラクタム液は下型15の最下位の位置で投入される。
【0016】
一方、上型1は上記の4本のガイド棒42に固着した支持台48の中心部にエアーシリンダ49を設置し、このエアーシリンダ49のロッド50に固定した可動板51に4本の連結棒52を介し安定して吊り下げられている。従って、エアーシリンダ49内のピストンの位置を圧縮空気により保持して上型1を固定したり、またシリンダ内の圧縮空気を解放して上型1を自重により下方へ落下させることができる。
【0017】
図6は下型15を昇降装置44を稼動させてガイド棒42に沿って上昇させて上型1に嵌合し、投入した重合性ラクタム液を重合させている状態を示し、図7は下型15を下降させて重合したバケット状の成形体30を上型1から取り出す状態を示している。
【0018】
しかして、本実施例では、ω−ラクタムを脱水タンク内において減圧下で脱水して実質上無水の状態にした後、窒素などの不活性気体で置換される。脱水タンク中のω−ラクタムは、計量されて2つの注型タンクへ入れられ、その後所定量のアニオン重合触媒がω−ラクタムの入った一方の注型タンクに、また所定量のアニオン重合開始剤がω−ラクタムの入った他方の注型タンクに投入される。
そして、バケットを成形する上型1と下型15を用意し、上記のように上型1と下型15をそれぞれ成形機40の所定位置に設置する。
【0019】
各注型タンクから排出した重合性ラクタム液がミキシング部で混合攪拌された後に、重合性ラクタム液を図5に示すように150〜170°Cに温度調節した下型15に注型した後、下型15を原動機44の稼動によって上昇して143〜163°Cに温度調節した上型1と嵌合し、下型15と上型1との間にキャビティ32を形成する。この状態を図8に示しているように、下型15と上型1の間に2〜5mm程度の間隙33を設ける。この間隙33は原動機44により自由に調節することができる。
【0020】
このとき、上型1と下型15との温度は、上型1の温度が下型15の温度より低く、最大7°C、好ましくは3〜6°C程度の差を付ける必要がある。下型15の温度を高くすると、下側からの反応を促進させて内部に気泡が発生しにくくなると考えられ、更に上型を自重により落下させることで内部欠陥のない成形体30を得ることができる。
尚、上型1と下型15との温度差が最大7°Cを越えると、重合バランスがくずれ上型面に接する成形体表面には凹凸が発生し外観不良になる。また、逆に上型1の温度が高くなると、上側から反応が進行し、注型時の空気が抜けにくくなり、製品内部に気泡が残る。
【0021】
重合性ラクタム液を温度調節した下型15に注型すると、重合性ラクタム液の重合発熱による系の温度上昇により、下型の表面温度が163〜165°Cに達した時にエアーシリンダ49の作動により、上型1を解放して自重により落下させ重合性ラクタム液に加重を与える。
このとき、成形体30は上型1により加圧された状態であり、更に結晶化が進行すると、成形体30の体積も徐々に収縮するために内部に空洞欠陥をもたない均一な厚みの成形体30に仕上げることができる。
【0022】
上記下型15の温度が163〜165°Cに達するまでに上型1を自重により下方へ落下させると、重合性ラクタム液が重合初期で粘度が十分上昇していないために流動して成形体の厚みが不足したり、また結晶化に伴う発熱後の系の温度が下降し始めた後に下型15と上型1を密着させると、重合性ラクタム液の結晶化は既に進んでおり、体積収縮時に加圧が不十分になっていたため、成形体内部に空洞欠陥が発生するばかりでなく、成形体外観に凹部が発生しやすくなる。
本発明では、上型1の温度が下型15の温度より低く、その差を最大7°Cに設定し、同時に下型15の温度が163〜165°Cに達するまでに上型1を自重により下方へ落下させる2つの要因により、内部欠陥のない比較的厚みの薄いバケットのような箱状の注型ポリアミド樹脂成形体を成形することができる。
【0023】
一般に重合性ラクタム液の重合時間と系の温度関係では、まず前期の重合発熱時期、後期の結晶化発熱時期の2段階からなる。まず重合性ラクタム液の重合発熱によって系の温度は上昇し、一定時間後に系の温度上昇がほぼ平衡に達する。そして、その後、発熱曲線は下降するが、その代わりに重合性ラクタム液の結晶化に伴う発熱の出現によって再度上昇してその後なめらかに下降し始める。
上記系の温度上昇が平衡に達した時点から結晶化に伴う発熱後の系の温度が下降し始める時点までの間に、型内の容積を小さくすることが、この後の結晶化収縮時期において発生する内部空間の発生を阻止することになることが明らかになった。
【0024】
本発明で使用する上記ω−ラクタムは、実質上無水のα−ピペリドン、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ω−エナメントラクタム、ω−カプリルラクタム、ω−ラウロラクタム、ω−デカノラクタム、ω−ウンデカノラクタム、等あるいはこれらの2種以上の混合物であり、工業的に有利なラクタムはε−カプロラクタムとω−ラウロラクタムである。
【0025】
また、本発明で使用するアニオン重合触媒は、水素化ナトリウム、水素化リチウム、ナトリウム、カリウム等の公知のω−ラクタムの重合触媒を使用することができ、その添加量はω−ラクタムに対して0.1〜2.0モル%である。
そして、アニオン重合用開始剤としては、例えばN−アセチル−ε−カプロラクタム、イソシアネート、ジイソシアネート、尿素誘導体、ウレタン、イソシアヌレート誘導体であり、その添加量はω−ラクタムに対して0.05〜1.0モル%の範囲が好ましい。
【0026】
上記製造方法では、アニオン重合触媒をω−ラクタムに添加し溶解した後、アニオン重合用開始剤を注型時または注型後に添加混合する方法、またはアニオン重合触媒を含むω−ラクタムとアニオン重合用開始剤を含むω−ラクタムとを注型時または注型後に添加混合する方法によって調整する。
また、ω−ラクタムの重合温度は100〜210°Cの温度で実施可能であるが、好ましくは130〜180°Cである。
【0027】
尚、本発明方法を実施するに際して、上記成分以外に重合を阻害しない油類、ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の滑剤や、カーボン繊維、ウオラスナイト等の補強材を添加することも可能である。
【0028】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
実施例1〜2、比較例1〜4
脱水した後、脱水タンク中のε−カプロラクタムが計量されて2つの注型タンクへ入れられ、一方の注型タンクへ1,250g、他方の注型タンクへ1,250g入れた後、一方の注型タンクへ5gの水素化ナトリウム(63%油性)を添加して溶解させ、更に他方の注型タンクへ7gのトリスフェニルイソシアヌレートを添加した。この間、注型タンク内を大気圧下で窒素を流しつつ、更に重合性ラクタム液を125°Cまで昇温しながらミキシングした。
【0029】
アルミ製の上型と下型(縦200mm、横305mm、深さ160mm)を成形機に設置し、オイルにより所定の温度になるまで加熱した。上型の温度は表面温度計を用い、また下型は外壁に張り付けた温度センサにより測定した。
その後、上記ミキシングした重合性ラクタム液を下型に流し込んだ後、下型を上昇させてオイルにより所定の温度になるまで加熱した上型に嵌合し、上型と下型の間に8mm程度の間隙を設けた状態で重合させた。そして、重合性ラクタム液を注型して下型に設けた温度センサが各々所定温度に到達した後、上型の位置を解放して重合性ラクタム液に自重を与えた。重合を終えると、下型を下降し、厚さ6mmのバケット成形体を取り出した。
【0030】
成形体を充分に冷却させた後、肉眼で内部を検査して空洞欠陥を観察した結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
Figure 0003769112
【0032】
その結果、上型と下型の温度差を設け、かつ重合性ラクタム液を注型して下型の表面温度が163〜165°Cに達した時に、重合性ラクタム液が収容されている上型と下型との容積を小さくするように上型を自重により落下させながら更に重合を進行させることにより、内部欠陥のない比較的厚みの薄いバケットを得ることができた。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本願の請求項1および2に係る発明では、循環する熱媒体により加熱した下型と上型を用意し、該上型の温度は下型の温度より低く、最大7°Cまでの温度差を設けるように温度調節し、重合性ラクタム液を下型に注型した後、重合性ラクタム液の重合発熱により下型の表面温度が163〜165°Cに達した時に、上型を自重により落下させながら更に重合性ラクタム液の重合を進行させてこれを終了した後、上型と下型とを分離して成形体を取り出すバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法にあり、上下型温度に差を設け、更に重合性ラクタム液の重合発熱により下型の表面温度が所定温度になった時点で、上型を自重により落下させながら更に重合を進行させてこれをさせるものであり、内部欠陥のない比較的厚みの薄いバケットのような箱状の注型ポリアミド樹脂成形体を成形することができる。
【0034】
本願の請求項3に係る発明は、上型と下型に設けた熱媒体室には、熱媒体の流路を形成する少なくとも1つの仕切板を設けたものであり、熱媒体の滞留を阻止することで、より一層上型や下型の温度を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に使用する上型の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法に使用する下型の平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】上型と下型をそれぞれ成形機に設置した状態の正面図である。
【図6】下型を上昇させて上型に嵌合した状態を示す図5の側面図である。
【図7】下型を下降させて成形体を取り出す状態を示す図5の側面図である。
【図8】下型と上型との間に間隙を設けた状態で互いに嵌合した状態を示す断面図である。
【図9】上型を自重により落下させながら更に重合を進行させている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型
2 本体
3 成形部
4 上板
5 熱媒体室
6 仕切板
8 注入口
9 排出口
15 下型
17 収容部
18 熱媒体室
19 外壁
20 仕切板
21 注入口
22 排出口
30 成形体
40 成形機
41 支持台
42 ガイド棒
43 昇降装置
44 原動機
49 エアーシリンダ
52 連結棒

Claims (3)

  1. 実質上無水のω−ラクタムに少なくともアニオン重合触媒とアニオン重合用開始剤とを加えた重合性ラクタム液を型内に注型した後、アニオン重合することによりバケット状注型ポリアミド樹脂成形体を製造する方法において、
    循環する熱媒体により加熱した下型と上型を用意し、該上型の温度は下型の温度より低く、最大7°Cまでの温度差を設けるように温度調節し、
    重合性ラクタム液を下型に注型した後、重合性ラクタム液の重合発熱により下型の表面温度が163〜165°Cに達した時に、上型を自重により落下させながら更に重合性ラクタム液の重合を進行させてこれを終了した後、
    上型と下型とを分離して成形体を取り出す、
    ことを特徴とするバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法。
  2. 重合性ラクタム液を型内に注型する前において、上型温度が143〜163°Cで、下型温度が150〜170°Cである請求項1記載のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法。
  3. 上型と下型に設けた熱媒体室には、熱媒体の流路を形成する少なくとも1つの仕切板を設けた請求項1または2記載のバケット状注型ポリアミド樹脂成形体の製造方法。
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