JP3766721B2 - セグメント供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールドフレーム内に設けられたエレクタにセグメントを供給するためのセグメント供給システムに係り、特に、トンネル内に設けられるセグメント搬送ラインを削減したセグメント供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
シールド掘進機によって掘削された掘削面には、シールドフレーム内に設けられたエレクタによってセグメントが張設される。このセグメントは、トンネル内に敷設されたセグメント搬送ラインによって、トンネル入口部からトンネル奥部のエレクタに供給される。
【0003】
ところで、近年、複数の回転カッタを備えたシールド掘進機を用いて、断面矩形状のトンネルや断面繭型状のトンネルを構築することが行われている。この場合、シールドフレーム内に複数のエレクタを設けると共に、トンネル内にこれらエレクタと同数のセグメント搬送ラインを敷設し、各エレクタには各搬送ラインによって別々にセグメントを供給するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、各エレクタ毎に別々にセグメント搬送ラインを設けると、トンネル内空がこれら搬送ラインに占領されてしまい、通路スペースおよび作業スペースが小さくなってしまう。また、セグメント搬送ラインは、一般にセグメント搬送台車およびその台車レールにより構成されるが、これら搬送供給設備を各エレクタ毎に別々に設けることは不経済である。
【0005】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、トンネル内に設けられるセグメント搬送ラインを削減し、低コスト化とトンネル内の有効利用スペースの増大を図ったセグメント供給システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るセグメント供給システムは、シールドフレーム内にトンネルの軸方向と直交する方向に間隔を隔てて設けられた複数のエレクタに、セグメントを供給するためのシステムであって、上記トンネル内に上記エレクタより少ない数だけ設けられセグメント搬送ラインを、上記トンネル内にて片寄らせて上記軸方向に沿って配置し、該セグメント搬送ラインの前方に、このセグメント搬送ラインのセグメントを上記各エレクタへ受け渡すための受渡手段を配置したものである。
【0007】
上記受渡手段が、上記セグメント搬送ラインのセグメントを上記エレクタのうちの特定のエレクタに供給する供給装置と、各エレクタに設けられ把持したセグメントを隣接するエレクタに移送する移送装置とからなっていてもよい。
【0008】
上記受渡手段が、上記セグメント搬送ラインのセグメントを上記エレクタのうちの特定のエレクタに供給する供給装置と、各エレクタ間に設けられセグメントを中継して隣接するエレクタに受け渡す中継装置とからなっていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面を用いて説明する。
【0010】
図1はシールド掘進機により構築されたトンネルの平断面図を示し、図2はその側断面図(図1の II-II線断面図)を示し、図3は別の側断面図(図1の III-III線断面図)を示し、図4は後面図(図1の IV-IV線断面図)を示す。
【0011】
図示するように、断面矩形状のシールドフレーム1内には、略長方形状の4枚のセグメント2a,2b,2d,2eおよび略正方形状の2枚のセグメント2c,2fによって偏平トンネルを構築する第1および第2エレクタ3a,3bが設けられている。これらエレクタ3は、シールドフレーム1内に上下方向に掛け渡された基盤フレーム4と、基盤フレーム4に沿ってネジ送り機構等によって昇降する上下移動部材5と、上下移動部材5に設けられシリンダ等によって左右方向に移動する左右移動部材6をそれぞれ有している。図4中、5aは昇降ガイドレール、6aは左右ガイドレールである。
【0012】
左右移動部材6には、モータ7によってトンネル長手方向の軸廻りに回転する回転部材8が設けられている。図1および図2中、9はモータ7のピニオン、10は外歯ギヤである。回転部材8には、シリンダによってトンネル前後方向に移動する前後移動部材11が設けられている。前後移動部材11には、モータ12、ピニオン13および扇状ギヤ14によって、図1においては紙面裏表方向の軸廻り(回転部材11の回転によって異なる)に回動する回動部材15が設けられている。回動部材15には、セグメント2a〜2fを把持する把持部16が設けられている。
【0013】
上記エレクタ3a,3b同志の間には、シールドフレーム1前面に設けられたカッタにより掘削した土砂を搬送するスクリューコンベヤ17が設けられている。スクリューコンベヤ17の筒部18には、セグメント保持装置19が設けられている。セグメント保持装置19は、筒部18に設けられたシリンダ20と、シリンダ20に接続された移動部材21と、移動部材21に設けられた上下突張シリンダ22とから構成されている。セグメント保持装置19は、セグメント2a〜2fを組み立てるときには邪魔にならないようにシリンダ20の収縮によって上下突張シリンダ22を後方に逃がし、その後トンネル内に中柱23を立てるときにはシリンダ20の伸長によって上下突張シリンダ22を前方に移動させ、土圧で押される上方のセグメント2d,2eを上下突張シリンダ22によって持ち上げる。
【0014】
第1および第2エレクタ3a,3bには、トンネル内に設けられた1本のセグメント搬送ライン24を通じて、セグメント2a〜2fが直接または間接的に供給される。セグメント搬送ライン24は、偏平トンネルの一側面に沿って走行するセグメント搬送台車25から構成されている。セグメント搬送台車25は、先頭台車25a、中間台車25bおよび後尾台車25cの3両編成となっており、底部セグメント2a,2b上に敷設されたレール26上を走行し、トンネル入口部からトンネル奥部までセグメント2a〜2fを搬送するものである。各台車25には、1リング分の6個の矩形状(長方形状および正方形状)のセグメント2a〜2fが、2ピースずつ搬送方向に沿って立てた状態で載置される。
【0015】
中間台車25bおよび後尾台車25cには、立てて載置されたセグメント2を前方へ送る送り機構27と、セグメント2の転倒を防止すべくセグメント2を挟んで配置されたガイド板28が設けられている。送り機構27は、セグメント2の端部に当接すべく出没自在に設けられた爪部材29と、爪部材29を前進させるネジ送り機構30とから構成されている。なお、上記送り機構27にはベルトコンベヤやキャタピラコンベヤ等を用いてもよい。先頭台車25aには、中間台車25bから送られてきた各セグメント2をそれぞれ保持する内側保持部31と外側保持部32とが設けられている。
【0016】
内側保持部31は、外側保持部32の位置に移動するようになっている。内側保持部31および外側保持部32に設けられるガイド板33,34は、内側保持部31の移動の際の邪魔にならないよう互いに噛み合うように千鳥状に配置されている。外側保持部32には、前述したものと同様の送り機構が設けられており、外側保持部32に保持されたセグメント2を前方の受渡手段35に送り出すようになっている。
【0017】
受渡手段35は、先頭台車25aの外側保持部32から供給されたセグメント2を各エレクタ3a,3bへ受け渡すものであり、先頭台車25aから受け取ったセグメント2を第1エレクタ3aに供給する供給装置36と、第1エレクタ3aに供給されたセグメント2を隣接する第2エレクタ3bに移送する移送装置37とから構成されている。
【0018】
供給装置36は、上記セグメント搬送台車25と同じレール26を走行するセグメント供給台車38からなっている。供給台車38には、上記先頭台車25aから送られたセグメント2を保持する保持部39が設けられている。保持部39には、立てられたセグメント2の転倒を防止するガイド板40と、セグメント2の端部に当接すべく回動自在に設けられた爪部41と、当該保持部39をセグメント2ごと前方に移動する送り機構(シリンダ機構等)が設けられている。また、供給台車38には、セグメント2を保持部39ごと前方へ移動させた際に重心位置の崩れによる台車38の転倒を防止すべく、上下のセグメント2,2間を突っ張って供給台車38の位置を固定するジャッキ42が設けられている。
【0019】
この供給装置36によって先頭台車25aのセグメント2が、図5に示すように立てた状態で第1エレクタ3aの把持部16に受け渡される。その後、セグメント2は、エレクタ3aに設けられた移送装置37によって、隣接する第2エレクタ3bに受け渡される。本実施形態においては、移送装置37は、専用の装置を設けることなく把持部16に把持したセグメント2を掘削面に張設すべく移動するエレクタ3a,3bの移動機構を兼用しており、上述の基盤フレーム4、上下移動部材5、左右移動部材6、回転部材8、前後移動部材11および回動部材15から構成されている。この移送装置37によるセグメント2の第1エレクタ3aから第2エレクタ3bへの移動を図5〜図8に示す。
【0020】
まず、図5に示すように把持部16に立てた状態で把持したセグメント2a,2dを、回転部材8を90度回転させつつ上下移動部材5を上昇させることにより、図6に示すように横に寝かした状態とする。次に、図7(a) に示すように回動部材15を90度回動させて、横に寝かした状態のセグメント2a,2dの向きを組付方向に一致させ、一旦シールドフレーム1の底部に置く。次に、図7(b) に示すように左右移動部材6を移動させてそのセグメント2a,2dの端部を把持してセグメント2a,2dを横送りし、セグメント2a,2dの反対側の端部を隣の第2エレクタ3bに把持させる。そして、図7(c) に示すように隣の第2エレクタ3bの左右移動部材6を移動させてセグメント2a,2dの中央に把持しなおす。つまり、セグメント2a,2dには、両端部および中央部に計3つの把持部が形成されている。
【0021】
また、図8に示すように、略正方形状のセグメント2cの場合には、図6に示す状態から図8(a) に示すように回動部材15を90度回動させて、正方形状のセグメント2cの向きを組み付け方向に一致させ、一旦底部既設セグメント2a,2b(この段階では後述するように既に底部セグメントが組み付けられている)に置く。そして、長方形セグメント2a,2dと同様に左右移動部材6を移動させ、図8(b) および図8(c) に示すようにセグメント2cを横送りし、隣の第2エレクタ3bに受け渡すのである。このセグメント2cにも両端部および中央部に計3つの把持部が形成されている。このようにして、供給台車38から供給され第1エレクタ3aに把持されたセグメント2a,2d,2cが、隣接する第2エレクタ3bに受け渡されるようになっている。
【0022】
以上の構成からなるセグメント供給システムの作用を述べる。
【0023】
図1および図2に示すように、セグメント搬送台車25には、1リング分のセグメント2a〜2fが先頭台車25aから後尾台車25cにかけて組立順に載置されている。たとえば、先頭台車25aから後尾台車25cにかけて、外側には図4に示すセグメント2a,2b,2cが載置され、内側にはセグメント2d,2e,2fが載置される。このセグメント搬送台車25は、セグメント2をトンネル入口部からトンネル奥部のセグメント供給台車38まで搬送する。
【0024】
先頭台車25aが供給台車38に当接すると、搬送台車25(先頭台車25a、中間台車25b、後尾台車25c)のセグメント2a〜2fを組立順(2a→2f)に供給台車38の保持部39に供給する。供給台車38に供給されたNo1 セグメント2aは、図5に示すように保持部39ごと前方に移送されて第1エレクタ3aの把持部16に立てた状態で受け渡される。その後、セグメント2aは、図6に示すように回転部材8を90度回転させることによって横に寝かされる。そして、前述した図7(a)(b)(c) に示すように隣の第2エレクタ3bに横送りされ、図9(a) に示すように掘削面に組み付けられる。
【0025】
次に、同様にNo2 セグメント2bを図5および図6に示すように搬送台車25から供給台車38を介して第1エレクタ3aに受け渡し、図9(b) に示すように組み付ける。次に、No3 セグメント2cを図5、図6および図8に示すように第1エレクタ3aから第2エレクタ3bに横送りし、図9(c) に示すように組み付ける。次に、No4 セグメント2dを図5、図6および図7に示すように第1エレクタ3aから第2エレクタ3bに横送りし、その後図9(d) に示すように回動部材15を90度回動させることによってセグメント2dをトンネル長手方向に沿った向きにし、その後回転部材8を180 度回転させることによって仮想線で示すように持ち上げる。そして、図10(e) に示すように、回動部材15を90度回動させることによってセグメント2dの向きを組付方向に一致させ、組み付ける。
【0026】
極めて狭隘な作業スペースでセグメント2dを移動させるため、このような複雑な動きをさせているのである。次に、No5 セグメント2eを図5に示すように第1エレクタ3aに把持させ、図10(f) に示すように回転部材8を90度回転させることによって上方に持ち上げる。その後、図10(g) に示すように回動部材15を90度回動させることによりセグメント2eの向きを組み付け方向に一致させ、組み付ける。最後に、No6 セグメント2fを図5および図6に示すように第1エレクタ3aに把持させ、図6の状態から回動部材15を90度回動させて図10(h) の実線の状態とし、その後回転部材8を90度回転させて仮想線で示すように組み付ける。
【0027】
以上説明したように本実施形態に係るセグメント供給システムによれば、トンネル内に設けられた1本のセグメント搬送ライン24(セグメント搬送台車25)により第1および第2エレクタ3a,3bにセグメント2a〜2fを直接および間接的に供給しているので、複数のエレクタ3a,3bのそれぞれに対応させてセグメント搬送ラインを設ける必要がなくなり、トンネル内に設けられるセグメント搬送ライン24(セグメント搬送台車25)が従来の半分で済む。よって、低コストとなる。
【0028】
また、セグメント搬送ライン24が半減するため、その分、トンネル内空の通路スペースおよび作業スペースが広くなる。本実施形態においては、図1に示すように中柱23で3つに分けられたトンネル内空の左側部分Xがセグメント搬送ライン24のスペースとなり、中央部分Yが土砂搬送のためのスペースとなり、右側部分Zが通路および作業スペースとなる。
【0029】
なお、本発明は、図4に示すように断面矩形状のトンネルに限られず、複数の円を重ね合わせた断面繭型または断面サヤエンドウ型のトンネルにも適用できる。また、シールドフレーム1内に設けられるエレクタは2個以上であれば何個でもよく、トンネル内に設けられるセグメント搬送ラインはエレクタの数より少なければ2本以上あってもよい。
【0030】
本発明の別の実施形態を図11〜図14に示す。
【0031】
この実施形態においては、セグメント搬送ライン24(セグメント搬送台車25)およびエレクタ3(第1第2エレクタ3a,3b)は前実施形態のものと同一であるため、説明を割愛する。
【0032】
本実施形態の特徴は、セグメント搬送ライン24のセグメント2a〜2fを各エレクタ3a,3bへ直接または間接的に受け渡す受渡手段35を、セグメント搬送ライン24のセグメント2a〜2fを第1エレクタ3aに供給する供給装置36と、第1および第2エレクタ3a,3b間に設けられセグメント2a,2c,2dを中継して第2エレクタ3bに受け渡す中継装置50とから構成した点にある。このうち、供給装置36(セグメント供給台車)については、前実施形態のものと同一であるため説明を割愛し、中継装置50について説明する。
【0033】
中継装置50は、スクリューコンベヤ17の筒部18に設けられており、掘進機本体の掘進に伴って前進する。中継装置50は、図6に示すように第1エレクタ3aに横に寝かした状態で把持されたセグメント2a,2c,2dを図11に示すように受け取り、それを図12に示すようにトンネルの上下方向の軸廻りに90度回動させて、第2エレクタ3bに受け渡すものである。
【0034】
中継装置50は、図14に示すように、スクリューコンベヤ17の筒部18のブラケット51に取り付けられたシリンダ52と、シリンダ52の伸縮ロッド53に接続されたセグメント保持ジャッキ54と、セグメント保持ジャッキ54に設けられた固定部55と、固定部55に回転自在に被嵌された旋回部56と、旋回部56に取り付けられた外歯ギヤ57と、外歯ギヤ57に噛合するピニオン58を有し固定部55に取り付けられたモータ59とを備えている。
【0035】
上記旋回部56には、図11に示すように、セグメント2a,2c,2dの側面の端部に当接する当接面を有する位置決め部60と、位置決め部60にシリンダ61を介して近接離間自在に設けられセグメント2a,2c,2dの側面の略中央部を把持する把持部62とが設けられている。把持部62は、セグメント2a,2c,2dの側面にセグメント2同志を締結すべく設けられたボルト穴に挿通されるピンを有し、このピンによってセグメント2a,2c,2dを把持する。
【0036】
この中継装置50によりセグメント2a,2c,2dを第1エレクタ3aから第2エレクタ3bに受け渡す際には、まず、セグメント保持ジャッキ54を伸長させて中継装置50自体をトンネル内に固定する。そして、モータ59を駆動することにより、図11のように第1エレクタ3aから受け取ったセグメント2a,2c,2dを図12に示すように90度旋回させ、シリンダ61を伸ばすことにより第2エレクタ3bに受け渡す。このときセグメント2a,2c,2dの自重は、上記セグメント保持ジャッキ54に支持される。
【0037】
また、セグメント保持ジャッキ54は、セグメント2a〜2fを1リング組み立てる際には、組み立ての邪魔にならないようにシリンダ52の収縮によって後方に逃がされる。その後、セグメント2a〜2fを1リング組み立てた後には、シリンダ52を伸長してセグメント保持ジャッキ54を中柱23を組み立てるセグメントの位置に移動させ、セグメント保持ジャッキ54を伸長して上方のセグメント2d,2eを土圧に対抗して持ち上げ、中柱23を組み立てる。
【0038】
中柱23を立てた後は、中継装置50を図12に仮想線70で示すように図11の状態から90度以上(180 度近く)旋回させ、中柱23,23同志の間に引き込む。掘進機本体の掘進に伴って前進する中継装置50が、中柱23に引っ掛かることを防止するためである。なお、図11及び図12中、クロスハッチ部分は、略正方形状のセグメント2c,2eを示す。また、第2エレクタ3bに受け渡されたセグメント2a,2c,2dは、前述した図9および図10に示すように掘削面に組み込まれる。
【0039】
この実施形態によれば、前実施形態のもののようにセグメント2a,2c,2dをエレクタ3a,3bの横送り操作で尺取り虫のように段階的に横送りする必要がないので、作業時間が短縮化され工期が短縮できる。
【0040】
なお、セグメント搬送ラインのセグメントを各エレクタへ受け渡す受渡手段を、セグメント搬送ラインの終端と各エレクタとの間に設けられ、セグメント搬送ラインのセグメントを各エレクタに分配する分配機構から構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るセグメント供給システムによれば、トンネル内に設けられるセグメント搬送ラインを減らすことができるので、低コストとなると共にトンネル内空の有効利用スペースを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すセグメント供給システムの平断面図である。
【図2】図1の II-II線断面図である。
【図3】図1の III-III線断面図である。
【図4】図1の IV-IV線断面図である。
【図5】セグメントを第1エレクタに受け渡した状態を示す図であり、(a) は側断面図、(b) は後面図である。
【図6】図5の次のステップを示す図であり、(a) は側断面図、(b) は後面図である。
【図7】略長方形状のセグメントを第1エレクタから第2エレクタに受け渡す様子を示す図である。
【図8】略正方形状のセグメントを第1エレクタから第2エレクタに受け渡す様子を示す図である。
【図9】セグメントの組み立てを示す図である。
【図10】図9の続きを示す図である。
【図11】中継装置を示す平断面図である。
【図12】中継装置の作動を示す図である。
【図13】図11の XIII-XIII線断面図である。
【図14】図12の XIV-XIV線断面図である。
【符号の説明】
1 シールドフレーム
2a〜2f セグメント
3a 第1エレクタ
3b 第2エレクタ
24 セグメント搬送ライン
35 受渡手段
36 供給装置
37 移送装置
50 中継装置

Claims (3)

  1. シールドフレーム内にトンネルの軸方向と直交する方向に間隔を隔てて設けられた複数のエレクタに、セグメントを供給するためのシステムであって、
    上記トンネル内に上記エレクタより少ない数だけ設けられセグメント搬送ラインを、上記トンネル内にて片寄らせて上記軸方向に沿って配置し、
    該セグメント搬送ラインの前方に、このセグメント搬送ラインのセグメントを上記各エレクタへ受け渡すための受渡手段を配置したことを特徴とするセグメント供給システム。
  2. 上記受渡手段が、上記セグメント搬送ラインのセグメントを上記エレクタのうちの特定のエレクタに供給する供給装置と、各エレクタに設けられ把持したセグメントを隣接するエレクタに移送する移送装置とからなる請求項1記載のセグメント供給システム。
  3. 上記受渡手段が、上記セグメント搬送ラインのセグメントを上記エレクタのうちの特定のエレクタに供給する供給装置と、各エレクタ間に設けられセグメントを中継して隣接するエレクタに受け渡す中継装置とからなる請求項1記載のセグメント供給システム。
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