JP3766344B2 - 抽出装置 - Google Patents

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    • A47J43/04Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抽出装置に関し、特に、粉末原料とフィルタを含む容器に湯を供給することにより抽出液を得るための抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コーヒー飲料の自動販売機等、粉末原料とフィルタとを含む容器600に自動的に湯を供給し、抽出液を得る装置があった。このような装置における概略的な給湯機構を、図26に示す。
【0003】
図26に示された装置では、貯水タンク503に供給された水が、貯湯タンク505に送られ、当該貯湯タンク505でヒータ550により加熱され湯にされて、容量を予め定められたメジャーカップ507に送られる。そして、メジャーカップ507内の湯は、温度センサ554により所定の温度に到達したと検知されたことを条件として、ポンプ506から送られる空気により、粉末原料とフィルタを含む容器600に送られる。そして、当該容器600から得られる抽出液が、カップ400に供給される。
【0004】
なお、貯湯タンク505の蒸気は、蒸気管559を介して、貯水タンク503に送られていた。また、貯水タンク503内の比較的下方に取付けられた水位センサ530によって水切れが検知されると、抽出装置は、その旨をユーザに対して報知し、運転を停止していた。そして、当該報知に基づいて、ユーザが貯水タンク503に水を供給することにより、水位センサ530により水切れの検知が解除され、抽出装置は運転を再開していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図26に示された装置を、貯水タンク503へ自動で水が供給されるよう構成しようとすると、設計変更が必要とされた。これは、貯水タンク503への水の供給が手動か自動かによって、当該装置における水位センサ530の検知する目的が異なっていたためである。
【0006】
具体的には、水が手動で供給される場合、水位センサ530は、空炊きを防止するレベルで、貯水タンク503において、水位が比較的少量となったときに、水切れの検知が行なわれるよう、抽出装置は設計されていた。
【0007】
一方、水が自動で供給される場合、水位センサは、貯水タンク503への給水を止めるために、つまり、貯水タンク503の満水に近い状態で水切れの検知を行なうよう設計されていた。
【0008】
なお、水を手動で供給するのに適するよう設計された装置が、水を自動で供給する状況で用いられた場合、貯水タンク503の水は、常に、水位センサ530の水切れの検知が行なわれる量で、つまり、上記したように、比較的少ない状態で、保たれることになる。このような状況は、貯水タンク503内において、常に水に余裕のない状態であるため危険であり、また、水が使用されるとすぐに給水されることにあり、また、給水のオン/オフを切替える弁の開閉回数が多くなり、好ましくない。
【0009】
一方、水を自動で供給するのに適するように設計された装置が、水を手動で供給する状況で用いられた場合、水位センサ530は、貯水タンク503に水が比較的多く残っている状態でも水切れを検知するため、利用者は、こまめに水を供給することを要求され、不快に思う事態が考えられる。つまり、水を自動で供給するのに適するように設計された装置は、水を手動で供給する状況で用いられることは、好ましくないことになる。
【0010】
以上のように、従来の抽出装置は、水を自動で供給するのに適するように設計されたものと、手動で供給するのに適するように設計されたものとで、互換性がなく、使い勝手のよいものとはいいにくかった。
【0011】
また、図26に示された装置では、蒸気管559に貯湯タンク505内の湯が入り込んだ場合、当該湯の入り込む量が多くなると、または、貯水タンク503において蒸気管559の接続部分の付近まで水が入れられると、貯水タンク503と貯湯タンク505との間で、水の循環が発生する事態が考えられる。このような循環が生じた場合、ヒータ550は、貯湯タンク505およびメジャーカップ507内の水に加えて、貯水タンク503内の水も加熱しなければならなくなる。このため、ヒータ550に無駄な加熱を行なわせ、ランニングコストを増大させ、ひいては、貯水タンク503に水が供給されてからメジャーカップ507内の湯が上記した所定の温度に到達するまでの時間を無駄に長引かせていたため、ユーザにとって使い勝手のよいものとは言いにくかった。
【0012】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、ユーザにとって使い勝手のよい抽出装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面に従った抽出装置は、粉末原料とフィルタを含む容器である抽出用容器の内部に湯を供給することにより、当該抽出用容器外へ前記フィルタを介して抽出液を得るための抽出装置であって、前記湯を貯留するための湯沸しタンクと、前記湯沸しタンク内に備えられたヒータと、前記湯沸しタンクに供給するために水を貯める貯水タンクと、前記貯水タンク内に水が特定の量貯まっているか否かを検知するセンサと、前記貯水タンクに水を導入するための信号である水導入信号を出力する導入用信号出力部と、前記導入用信号出力部に水導入信号を出力させるか否かを設定する水導入設定部と、前記ヒータの動作を制御するヒータ制御部とを含むことを特徴とする。なお、前記水導入設定部において前記水導入信号を出力させると設定されている場合には、前記導入用信号出力部は、前記センサが前記貯水タンク内の水が前記特定の量に達したと検知してから所定の時間が経過するまで前記水導入信号を出力した後前記水導入信号の出力を停止し、前記ヒータ制御部は、前記水導入信号の出力が停止された後、前記前記ヒータに加熱を開始させ、前記水導入設定部において前記水導入信号を出力させないと設定されている場合には、前記ヒータ制御部は、前記センサが前記貯水タンク内の水が前記特定の量に達したと検知したことに応じて、前記前記ヒータに加熱を開始させる。
【0014】
本発明のある局面によると、抽出装置は、水導入設定部における設定に応じて、センサにおける水切れの検知が解除されてから所定時間自動的に水を供給させた後ヒータによる加熱を開始させるか、センサにおける水切れの検知が解除されたことに応じてヒータによる加熱を開始させるか、の2通りのいずれかで動作が可能となる。
【0015】
これにより、抽出装置は、センサの検知する上記の特定の量が比較的少量の場合、つまり、抽出装置が手動で水を供給するのに適するように設計されている場合に、貯水タンクに水を自動的に供給される状況で使用されても、当該貯水タンク内の水を、当該センサが水切れを検知する量よりも多い量で、保たせることができる。したがって、抽出装置は、設計変更されることなく、貯水タンクに、水を自動で供給しても手動で供給しても、安全にかつ快適に使用される。
【0016】
また、本発明の抽出装置では、前記ヒータの発熱部は、らせん形状を有する部分を備えることが好ましい。
【0017】
これにより、湯沸しタンクにおける湯の加熱が効率よく行なわれる
【0032】
また、本発明の抽出装置は、前記湯沸しタンクに接続され、前記湯沸しタンク内の湯を排出するか否かを切替えるために当該湯沸しタンクを開閉するための開閉部をさらに含み、前記湯沸しタンクは、前記開閉部に接続する部分に排出孔を形成され、かつ、前記開閉部と接続するためのナットを備え、前記ナットは、前記湯沸しタンク内において、当該ナットの外周部から前記排出孔に接続する切欠きを形成されていることが好ましい。
【0033】
これにより、湯沸しタンク内の湯が排出される際、ナット付近の湯が、切欠きに沿って、ナット外周部から排出孔に流れるため、ナット付近に残留することを回避できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態である抽出装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施の形態である抽出装置の斜視図であり、図2は、当該抽出装置の正面図であり、図3は、当該抽出装置の右側面図である。図4は、当該抽出装置の下部の斜視図である。
【0035】
抽出装置1は、その外郭を外装部2に覆われ、その前面の左上部に操作パネル20を備え、前面の右上部に引出し29を備え、前面の下部にトレイ4を取付けられている。抽出装置1は、粉末原料とフィルタとを含む容器である抽出用容器(後述する抽出用カップ100)を引出し29内にセットされることにより、当該抽出用容器に湯を供給して、当該抽出用容器内の粉末原料の抽出液を供給する。図1に示す状態では、トレイ4上にさらにカップ台40が取付けられ、当該カップ台40上にカップ400が載置されている。この状態で、カップ400は、引出し29の下方に位置する。そして、抽出装置1は、カップ400に、上記の抽出液を供給できる。
【0036】
操作パネル20には、スタートボタン21,22と、窓23と、ランプ24〜27が設けられている。スタートボタン21は、ユーザが抽出液を熱い状態で飲むために、上記の粉末原料の抽出動作を実行させるためのキーである。以下、熱い状態で飲まれるための抽出液を「ホット用の抽出液」という。スタートボタン22は、ユーザが、抽出液を氷を加えられる等して冷たい状態で飲むために、上記の粉末原料の抽出動作(以下、単に抽出動作という)を実行させるためのキーである。以下、冷たい状態で飲まれるための抽出液を「アイス用の抽出液」という。なお、一回の抽出動作によるアイス用の抽出液は、ホット用の抽出液よりも、量が少ない。氷と混ぜられることにより、ホット用の抽出液と同量となることを意図されるためである。
【0037】
抽出装置1は、外装部2の内部に、タンク(後述する貯水タンク3)を収容している。貯水タンク3は、タンクふた41により蓋をされ、その一部が窓23を介して抽出装置の外部から視認可能である。なお、当該タンクは、透明または半透明の材質から構成されているため、ユーザは、窓23を介して、タンク内の水の残量を視認できる。なお、貯水タンク3は、タンクふた41を開けられることにより、外装部2から取出されることなく、外部から水を供給される。
【0038】
抽出装置1の前面下部には、ダストカバー28が取付けられている。外装部2の内側であって、ダストカバー28の奥には、図4に示すように、ダストボックス42が収容されている。抽出用カップ100は、一回の抽出動作ごとに交換されるものであり、ダストボックス42は、抽出動作に使用された後の抽出用カップ100を収容するために、外装部2内に備えられる。ダストカバー28は、その上端を外装部2の前面に固定されている。そして、ダストカバー28が、その上端を中心に回転されることにより、図3または図4に示すように、ダストボックス42を、外装部2外へ取出すことが可能な状態となる。
【0039】
ランプ24は、抽出装置1が、抽出動作をするための準備の状態にあるときに点灯される。ランプ25は、抽出装置1が、抽出動作を実行可能な状態にあるときに点灯される。ランプ26は、貯水タンク3に対して水の供給が必要とされたとき(後述する水位センサ30により水切れが検知されたとき)に点灯される。ランプ27は、所定のセンサによりダストボックス42が満杯になったことが検知されたときに点灯される。
【0040】
図5に、抽出装置1の内部構造を模式的に示す。
抽出装置1では、貯水タンク3に供給された水が、管51を介して貯湯タンク5に導入される。貯湯タンク5に導入された水は、ヒータ50により加熱される。貯湯タンク5内の上部に位置する湯の温度は、温度センサ54によって検知される。そして、温度センサ54の検知温度が所定の温度に達し、かつ、スタートボタン21または22が押圧されると、ギヤポンプ6が駆動されることにより、貯湯タンク5内の湯が、流出路52、管53、および、三方電磁弁60を介して、ギヤポンプ6に導かれ、さらに、管63および導入針65を介して、抽出用カップ100に供給される。なお、貯湯タンク5内の蒸気は、蒸気管59を介して貯水タンク3に送られる。
【0041】
導入針65は、中空の針である。抽出用カップ100は、カップホルダ31内のカップ受け32に嵌め込まれることにより、固定される。カップホルダ31は、引出し29内に着脱自在に固定される。導入針65には、固定部材64が取付けられている。カップホルダ31は、左右両端にピン31A,31Bを形成されており、引出し29に適宜設けられた穴にピン31A,31Bを引っ掛けられるか嵌め込まれることにより、引出し29に対してピン31A,31Bを軸として回転することができる。カップホルダ31が引出し29に対してこのように回転することにより、抽出用カップ100は、ダストボックス42へと投げ込まれる。
【0042】
上記した、抽出用カップ100への湯の供給は、導入針65および固定用部材64が、所定の機構により、カップホルダ31に固定された抽出用カップ100に近づけられ、そして、導入針65が、抽出用カップ100内に挿入された状態で、抽出動作が行なわれる。
【0043】
三方電磁弁60は、管62と、管53または吸気孔61を接続させる。管62が管53と接続されれば、上記したように、管62から管53へ貯湯タンク5の湯が流れることができる。一方、管62が吸気孔61と接続されれば、ギヤポンプ6、管63、および、導入針65を介して、抽出用カップ100に空気が吹込まれる。三方電磁弁60が、ギヤポンプ6よりも、抽出用カップ100へ湯または空気が送られる流れについて上手側に位置することにより、湯および空気のいずれもが、ギヤポンプ6のより、抽出用カップ100へ送りこむことができる。
【0044】
貯湯タンク5の底部には、ドレンコック57、および、排水管56が接続されている。ドレンコック57は、ナット58によって、貯湯タンク5の底部に取付けられている。ドレンコック57は、弁の機能を有し、当該弁は、操作レバー55により開閉の切替えがなされる。つまり、操作レバー55が操作されることによりドレンコック57が開き、貯湯タンク5内の湯(または水)が、ドレンコック57を介し、排水管56を通って排出される。
【0045】
以下、抽出装置1の内部構造について、説明する。図6は、抽出装置1の、外装部2の前面部分を外した状態での正面図であり、図7は、抽出装置1の、外装部2の上面部分を外した状態での平面図である。図8は、抽出装置1の、外装部2の右側面部分を外した状態での右側面図である。なお、図6では、当該貯湯タンク5よりも前方にある部材を一部破断させ、かつ、貯湯タンク5の内部を詳細に説明するために、その縦断面が示されている。また、図8では、抽出室70の内部構造を示すため、当該抽出室70を一部破断させて示し、かつ、引出し29についても、一部破断させて示している。
【0046】
図6〜図8を参照して、抽出装置1の内部では、上部左側に貯水タンク3が配置され、上部右側の前方に抽出室70が配置されている。なお、ダストボックス42と抽出室70との間には、仕切り板85が設置されている。また、抽出装置1内の後方下部には、貯湯タンク5が設置され、貯水タンク3の後端部に、貯湯タンク5から伸びる蒸気管59が接続されている。また、貯水タンク3の後方には、三方電磁弁60が設置されている。さらに、貯水タンク3の上部には、タンクふた41で蓋をされる、フィルタ43が備えられている。ユーザは、タンクふた41を開け、フィルタ43を介して、貯水タンク3内に水を補充する。
【0047】
抽出室70は、上面、後面、および、左右側面を備えた筐体である。抽出室70の内部の左右側面には、それぞれ、スライドレール71,72を取付けられている。引出し29には、左右それぞれにアーム29A,29Bが取付けられ、アーム29A,29Bは、それぞれ、スライドレール71,72に取付けられている。スライドレール71,72は伸縮自在に構成され、引出し29が前方に引出されることにより、スライドレール71,72が伸びる。このようにして、引出し29は、抽出装置1の前後方向に移動する。引出し29が引出された状態を、さらに図9を参照して詳細に説明する。図9は、抽出装置1において、引出し29が引出された状態での、引出し29付近を示す図である。
【0048】
アーム29A,29Bには、上記したカップホルダ31のピン31A,31Bが嵌め込まれている。これにより、アーム29Aとアーム29Bの間に、カップホルダ31が着脱自在に固定されている。スライドレール71,72は、伸縮自在に構成され、図9に示す状態では、アーム29A,29Bを嵌め込まれた状態で伸び、図7等に示す状態では、縮んだ状態となっている。
【0049】
抽出室70の下部には、仕切り板85を貫通するように、ファネル33が備えられている。スライドレール71,72が縮み、カップホルダ31が外装部2内に収容され、抽出動作が行なわれる際、ファネル33は、カップホルダ31にセットされた抽出用カップの下方に位置する。そして、抽出用カップ100内に湯が供給された際、当該抽出用カップ100から流れる抽出液は、ファネル33を介して、カップ400等の容器に提供される。詳しくは、ファネル33は、下方に、抽出口33Aを備え、抽出液は、当該抽出口33Aを介して、カップ400等の容器に提供される。
【0050】
抽出室70内の天面の中央部分には、前後方向に走るように、レール69が取付けられている。また、歯板75は、上面に刻み目を形成され、下部側面をレール69に嵌め込まれている。また、歯板75の中で、刻み目のある上面は抽出室70よりも上に位置し、レール69に嵌め込まれる下部側面は抽出室70内に位置する。抽出室70の内部であって歯板75の後端には、アーム79の一端が取付けられている。アーム79の他端は、固定部材64に取付けられている。
【0051】
抽出室70の内部の左右側面には、縦方向に伸びるレール68,67が取付けられている。そして、固定部材64の左右側面に適宜取付けられた部材がレール68,67に嵌め込まれることにより、固定部材64は、レール68,67に沿って、上下方向に移動可能に構成されている。
【0052】
抽出室70の上部には、ギヤモータ73および当該ギヤモータ73に接続されたギヤ74が取付けられている。ギヤモータ73が駆動されることにより、ギヤ74が回転する。ギヤ74は、歯板75の上面の刻み目と噛み合っている。そして、ギヤ74が回転することにより、歯板75は、ギヤ74の回転方向に応じて、ギヤ74に対して前方または後方にスライド移動する。歯板75が前方または後方に移動することにより、アーム79の伸びる角度が変化する。アーム79の伸びる角度が変化することにより、固定部材64の高さが変化する。
【0053】
ここで、図10および図11をさらに参照することにより、ギヤ74の回転に応じた、固定部材64の高さの変化について説明する。なお、図10は、固定部材64が、抽出装置1において待機位置にある状態を示し、図11は、固定部材64が、抽出動作時の位置にある状態を示している。
【0054】
固定部材64には、アーム79の他端が取付けられ、さらに、管63の一端が取付けられている。また、管63の一端には、導入針65が取付けられている。カップホルダ31のカップ受け32に、抽出用カップ100がセットされている。図10に示す状態では、歯板75の前端が、ギヤ74と嵌合している。そして、ギヤモータ73がある方向(ギヤ74を図10の反時計方向に回転させる方向)に回転することにより、歯板75が図10の右方向(抽出装置1においては前方向)に進められる。歯板75が図10の右方向に進められることに伴って、アーム79の一端(歯板75に取付けられている端部)も図10の右方向にその高さを変えることなく進み、これにより、アーム79の他端が固定部材64をレール68,67に沿って下方に移動させる。
【0055】
そして、ギヤ74の回転が、歯板75の後端(図10では左端)がギヤ74と嵌合する位置に到達するまで行なわれると、図11に示すように、固定部材64が抽出用カップ100の上面に当接しさらに当該抽出用カップ100を下方に押し付ける。なお、図11に示す状態では、導入針65が、抽出用カップ100の上面から内部に挿し込まれる。
【0056】
カップホルダ31の底部には、中空の抽出用針31Cおよび抽出用針31に接続された抽出用経路31Dが備えられている。図10に示す状態では、抽出用カップ100は、抽出用針31Cからは浮いた状態でセットされている。そして、図11に示す状態では、抽出用カップ100は、下方に押し付けられることにより、カップ受け32と共にカップホルダ31に押し付けられる。これにより、抽出用針31が、抽出用カップ100の底に挿し込まれる。そして、図11に示す状態で、管63から導入針65を介して抽出用カップ100内に湯が導入されると、抽出用カップ100で生じる抽出液が、抽出用針31Cおよび抽出用経路31Dを介してファネル33に流れ、抽出口33Aを介して、カップ400等の容器に提供される。
【0057】
以上説明したように、抽出動作が行なわれる際、ギヤモータ73が回転することにより、固定部材64が下方に移動し、導入針65が抽出用カップ100の内部に挿し込まれ、抽出用針31Cが、抽出用カップ100の底に挿し込まれる。なお、抽出動作が終了すると、ギヤモータ73が、上記したある方向と逆方向に回転することにより、図11から図10に示す状態へと戻る。これにより、導入針65および抽出用針31Cは、抽出用カップ100から離れる。
【0058】
なお、固定部材64には、スイッチ86が固定されている。スイッチ86は、レバー86Aを備え、当該レバー86Aが上方向に押圧されることにより、回路の開閉を切り替えられるよう構成されている。図10に示す状態では、レバー86Aは押圧されていないが、図11に示す状態では、レバー86Aは抽出用カップ100により上方向に押圧され、スイッチ86の本体内に収容されている。これにより、抽出用カップ100がカップ受け32内にセットされていれば、固定部材64が図11に示すように下方に移動された際、抽出用カップ100が、スイッチ86に回路の開閉を切替えさせられる。
【0059】
また、図10および図11では図示を省略したが、固定部材64には、引出し29のアーム29Aと当接する部分が備えられている。図12は、抽出動作が行なわれる際に、固定部材64と引出し29とが部分的に当接する状態を示す図である。なお、図10および図11は、抽出室70の内部を左から見た図であって、抽出用カップ100の内部を示すためにアーム29Aを省略した図であったが、図12は、抽出室70の内部を左から見た図であって、アーム29Aよりさらに左方から見た状態を示している。また、図12に示す状態では、固定部材64は、図11で示した状態と同様に、抽出動作が行なわれる際の位置、つまり、最も下方まで移動した位置にある。
【0060】
固定部材64は、その左端に、下方に伸びるピン64Aを備えている。また、引出し29は、アーム29Aの左側面に、凸部290を備えている。そして、引出し29が抽出室70内に収容され、抽出用カップ100が抽出動作に適した位置となるような状態とされる場合、凸部290は、ピン64Aよりも後方(図12では左方)に位置している。そして、この状態では、引出し29を前方(図12では右方)に引出そうとしても、凸部290がピン64Aに引っかかることにより、引出しが阻止される。つまり、抽出装置1では、抽出動作が行なわれている際には、引出し29を引出すことが防止される。これにより、導入針65から導入される熱湯が飛び散ったりすることが回避される。
【0061】
また、図10〜図12では図示を省略されているが、抽出装置1では、引出し29が抽出動作に適する位置にあることを検知するスイッチ(後述する扉スイッチ)が備えられている。当該スイッチの検知出力により、引出し29が抽出動作に適する位置(カップ受け32にセットされた抽出用カップ100が図11に示すように導入針65および抽出用針31Cを挿し込まれる位置)にあるか否かが検知可能となっている。
【0062】
再度、図6〜図8を参照して、外装部2の内部であって、ダストボックス42および仕切り板85の後方には、プラスティック等の撥水性の部材である仕切り板82が備えられており、仕切り板82の上方には、ポンプ用ケース80が設置されている。ポンプ用ケース80には、ギヤポンプ6が収容されている。また、仕切り板82の下面には、回路基板66が取付けられている。仕切り板82、ポンプ用ケース80、および、回路基板66の位置関係を、図13に示す。
【0063】
図13をさらに参照して、回路基板66と貯湯タンク5との間には、仕切り板83が供えられている。また、貯湯タンク5の前方には、仕切り板84が供えられている。回路基板66には、抽出装置1内の、ギヤポンプ6を駆動するための回路等、種々の回路部品が実装されている。抽出装置1の外装部2の内部では、上部に、管62,63等の湯の通る管が配置され、その下方に、回路基板66が配置されている。これにより、管62,63から熱気が漏れた場合でも、当該熱気が回路基板66に伝わることを回避できる。また、回路基板66の上方は、仕切り板82によって覆われている。これにより、管62,63の外表面に結露した場合や、万が一管62,63に亀裂が生じた場合でも、それに基づく水滴が回路基板66に直接付着することを回避できる。また、仕切り板83,84が備えられることにより、貯湯タンク5付近に生じる蒸気が、外装部2内に広がることが抑えられる。
【0064】
ポンプ用ケース80には、ギヤポンプ6が収容され、ギヤポンプ6を駆動するモータ81は、ギヤポンプ6に取付けられているが、その大部分がケース80の外に突出している。図14に、図13に示したポンプ用ケース80の内部構造を示す。なお、図14は、ポンプ用ケース80の横断面を上から見た状態を示す。
【0065】
図14をさらに参照して、管62,63は、ポンプ用ケース80内のギヤポンプ6に接続するために、ポンプ用ケース80を貫通している。ポンプ用ケース80の内壁には、ギヤポンプ6が湯を送る際に生じる音を吸収するための吸音部材80Aが取付けられている。これにより、抽出装置1において抽出動作が行なわれる際の騒音が抑えられる。また、モータ81の少なくとも一部がポンプ用ケース80外に出されることにより、モータ81が駆動した場合でも、モータ81の放熱が充分に行なわれる。
【0066】
再度、図6〜図8を参照して、貯湯タンク5内には、ヒータ50が備えられている。ヒータ50は、その一部分が螺旋構造を有している。このようにヒータ50が螺旋構造を備えることにより、直線構造のみでヒータが構成されるよりも、強力にかつ速く貯湯タンク5内の湯を加熱できるため、抽出のための準備時間を短縮できる。また、螺旋構造は、貯湯タンク5内の上部、たとえば、貯湯タンク5の上半分の領域に位置している。このように、螺旋部分を流出路52に近づけることにより、抽出用カップ100に、温度の高い湯を効率良く供給できる。
【0067】
次に、貯湯タンク5の底部付近の構造を、図15をさらに参照して説明する。図15には、貯湯タンク5および貯湯タンク5の底部に取付けられたナット58の縦断面、ならびに、ドレンコック57および操作レバー55の側面が示されている。ドレンコック57は、接続筒57Aに排水管56を接続される。
【0068】
ナット58は、水平面58Aと垂直方向に伸びる筒部58Bとを備えている。水平面58Aは、円盤が、その外周部から内部に向けて部分的に切欠き58Xを形成された形状を有している。図16に、ナット58の平面図を示す。水平面58Aに、筒部58B内の空洞部と接続されるような切欠き58Xが形成されることにより、ナット58は、垂直方向に貫通した孔を有している。また、貯湯タンク5の下部は、その壁面が傾斜を有している。操作レバー55が開かれて、貯湯タンク5からドレンコック57を介して排水管56に湯が排出される際、下部の壁面の傾斜により、貯湯タンク5の底部中央に、湯が集められる。そして、底部中央であって、ナット58付近に集まった湯は、切欠き58Xから筒部58B内の空洞からドレンコック57に導かれる。これにより、操作レバー55が開かれると、貯湯タンク5内の湯が、残らず、ドレンコック57を介して排水管56に導かれることになる。
【0069】
図17に、蒸気管59と貯水タンク3との接続部分の拡大図を示す。蒸気管59は、貯水タンク3と接続する部分59Aの内径を、貯水タンク3側の方が小さくされている。これにより、蒸気管59に貯湯タンク5内の湯が侵入した場合でも、当該湯が貯水タンク3内に流れることを回避できる。したがって、たとえ一時的にでも蒸気管5内に多くの湯が混入した場合に蒸気管5が湯の循環経路となって、または、貯水タンク3において蒸気管5との接続部分近傍まで水が入れられた場合であっても、貯水タンク3と貯湯タンク5との間で湯(または水)が循環される事態を回避できる。これにより、貯水タンク3と貯湯タンク5との間で水が循環し、貯湯タンク5のヒータ50が、貯水タンク3内の水までも貯湯タンク5内の湯と同じ温度まで加熱しなければ抽出が開始されない、という事態を回避できる。蒸気管59内の蒸気を多く貯水タンク3に導くためには、蒸気管59において部分59Aのように内径が変化する部分は、貯水タンク3に近い位置が好ましく、貯水タンク3と蒸気管59とが接続する位置がより好ましい。
【0070】
図18に、貯湯タンク5の上部に備えられた流出路52付近の拡大図を示す。流出路52は、管53と接続されている。流出路52の近傍には、温度センサ54をセットされるセンサ用孔54Aが形成されている。なお、図18では、温度センサ54の図示は省略している。
【0071】
流出路52が管53と接続されることにより、当該流出路52の下端は、ギヤポンプ6に湯を流す管の貯湯タンク5側の開口となっている。そして、流出路52の下部には、当該流出路52の下端の開口に当該開口と距離をおいて垂直方向に対向するように整流部材52Aが取付けられている。整流部材52Aが取付けられることにより、流出路52の下端から貯湯タンク5内の湯が吸上げられる際、垂直方向(図18中の矢印P方向)からは流出路52に湯が導入されなくなる。具体的には、整流部材52Aの内壁に沿った方向(図18中の矢印Q方向)から、流出路52に主に湯が導入される。これにより、貯湯タンク5内に、湯が加熱される際に気泡が発生した場合でも、当該気泡が流出路52,管53を介してギヤポンプ6に吸引されることを回避できる。抽出装置1では、ギヤポンプ6を用いることにより、予め定められた量の湯を、抽出用カップ100に導入しようとしている。そして、抽出装置1は、整流部材52Aが備えられることにより、ギヤポンプ6に空気が送られることが回避され、これにより、予め定められた量の湯を正確に抽出用カップ100に導入できる。
【0072】
次に、抽出装置1において行なわれる、全体的な動作の制御内容について説明する。図19および図20に、抽出装置1の備えるCPU(central processing unit)が実行する、一般的な動作の制御処理のフローチャートを示す。なお、当該CPUは、抽出装置1におけるあらゆる部材の動作を電気的に制御することができる。
【0073】
以下の制御処理の説明において、設定スイッチ(設定SW)は、抽出装置1において、貯水タンク3への給水を、ユーザによる手差し式に対応させるか、所定の給水装置を接続させる自動式に対応させるかの設定を行なうためのスイッチであって、回路基板66上に設けられるスイッチである。
【0074】
また、水位検知スイッチ(水位検知SW)は、水位センサ30が水を検知している際にONされるスイッチであって、その検知出力が回路基板66上の所定の回路に出力されるスイッチである。水位検知スイッチの検知出力によって、貯水タンク3内の水位が水位センサ30の設置されている高さまであるか否かが検知できる。なお、水位センサ30は、本実施の形態では、貯水タンク3内の比較的下部に設置されている。
【0075】
また、扉スイッチ(扉SW)は、前述した、引出し29が抽出動作に適する位置にあることを検知するスイッチであり、引出し29が抽出室70内に収容され抽出動作に適する位置にあるとONされ、引出し29が当該適する位置から引出されることによりOFFされる。
【0076】
また、前スイッチ(前SW)は、スイッチ78であり、後スイッチ(後SW)は、スイッチ77である。ここで、スイッチ77,78の動作について、図7を再度参照して、歯板75の移動態様と関連づけて詳細に説明する。スイッチ78は、板体78Aを矢印RB方向に押圧されることにより、ON−OFFが切替えられる。スイッチ77は、板体77Aを矢印RA方向に押圧されることにより、ON−OFFが切替えられる。歯板75には、スイッチ77,78側の側面に凸部76が備えられている。
【0077】
また、スタートスイッチ(スタートSW)は、スタートボタン21またはスタートボタン22が押圧されることによりONするスイッチである。
【0078】
ギヤモータ73がある方向に回転し、歯板75が矢印RB方向に移動したとき、凸部76の前端が板体78Aを矢印RB方向に押圧すると、スイッチ78がONされる。これにより、ギヤモータ73への通電が停止される。なお、この状態から歯板75が矢印RA方向に移動し、凸部76により板体78Aの押圧が解除されると、スイッチ78はOFFされる。
【0079】
一方、ギヤモータ73が上記ある方向とは逆の方向に回転し、歯板75が矢印RA方向に移動したとき、凸部76の後端が板体77Aを矢印RA方向に押圧すると(図7に示す状態)、スイッチ77がONされる。これにより、ギヤモータ73への通電が停止される。なお、この状態から歯板75が矢印RB方向に移動し、凸部76により板体77Aの押圧が解除されると、スイッチ77はOFFされる。
【0080】
つまり、ギヤモータ73が回転することによって歯板75が移動することにより、スイッチ77,78のON−OFFが切替えられる。なお、歯板75は、凸部76が板体77Aを押圧する位置から板体78Aを押圧する位置までの範囲で、移動することになる。
【0081】
また、カップ検出スイッチ(カップ検出SW)は、レバー86Aがスイッチ86の本体内に収容されることによりONされるスイッチである。つまり、抽出用カップ100の有無、および、抽出用カップ100が抽出動作に適した位置にあるか否かを検知するためのスイッチである。
【0082】
再度図19を参照して、抽出装置1に外部から電力が投入されると、CPUは、まず、ステップS1(以下、ステップを省略する)で、設定SWのON/OFFを検出する。なお、抽出装置1に対する外部から電力を投入するか否かは、抽出装置1の後部に取付けられた電源スイッチ99(図3等参照)を操作されることにより切替えられる。そして、設定SWがONされている(抽出装置1が貯水タンク3に手差しで給水される設定とされている)場合には、処理をS3に進める。一方、設定SWがOFFされている(抽出装置1が貯水タンク3に自動で給水される設定とされている)場合には、処理をS2に進める。
【0083】
S2では、CPUは、給水用の電磁弁を開くよう、信号を出力し、S3に処理を進める。給水用の電磁弁とは、貯水タンク3に接続された弁であって、開かれることにより貯水タンク3に水が導入され閉じられることにより貯水タンク3への水の導入が停止される。
【0084】
S3では、CPUは、水位検出SWの検知出力がONとなるまで、つまり、水位センサ30の位置に水が存在することが検知されるまで、S4で、水補充LED(ランプ26)を点灯させ、処理をS5に進める。
【0085】
S5では、S1と同様に、設定SWのON/OFFを検出し、ONの場合にはS8へ、OFFの場合にはS6へ、処理を進める。なお、図19では、設定SWがONの場合を、CPUがYESと判断した場合と記述している。
【0086】
S6では、所定のタイマを参照することにより、S5の処理の後15秒が経過するのを待つ。そして、15秒が経過すると、S7で上記した給水用の電磁弁を閉じるための信号を出力し、S8に処理を進める。
【0087】
S8では、CPUは、温度センサ54の検知する水温が97℃を越えたか否かを判断し、水温が97℃以下であれば、S9でヒータ50をONして加熱を開始しS10で準備中LED(ランプ24)を点灯させる。S9での加熱は、S11で水温が97℃に達したと判断するまで継続される。そして、S11で水温が97℃に達したと判断すると、CPUは、S12でヒータ50をOFFし、S13へ処理を進める。
【0088】
以上のことから、抽出装置1において、S1〜S12の処理では、設定SWにおける貯水タンク3への給水態様の設定内容に応じて、制御内容が変化する。つまり、設定SWがONに設定されている場合には、水位センサ30の設置されている位置に水があると検知されたことに応じて加熱が開始される。一方、設定SWがOFFに設定されている場合には、水位センサ30の設置されている位置に水があると検知されてから15秒間給水用の電磁弁が開状態とされて給水が行なわれた後、当該給水用の電磁弁が閉状態とされ、加熱が開始される。このことから、本実施の形態では、CPUにより導入信号出力部が構成され、設定SWにより水導入設定部が構成されている。また、設定SWがOFFに設定されている場合が、水導入設定部において水導入信号を出力させると設定されている場合に相当する。
【0089】
そして、S13で、CPUは、ランプ25を点灯させ、S14で、扉SWがOFFされたか否かを検知する。OFFされていれば、S15に処理を進め、前回の抽出動作からまだ一度もOFFされたことが検知されていなければ、S8に処理を戻す。
【0090】
S15では、CPUは、扉SWがONされるのを待って、S16に処理を進める。S16で、CPUは、ランプ25を点滅させ、処理をS17に進める。S17では、CPUは、スタートSWがONされたか否かを検知する。なお、CPUは、スタートSWがONされることを検知するまで、S16〜S17の処理を繰返し、スタートSWがONされたことを検知すると、処理をS18に進める。
【0091】
S18では、ギヤモータ73を正転方向に駆動させる。なお、正転とは、歯板75を前方に移動させる方向に回転させる。これにより、歯板75は、図10に示す状態から図11に示す状態に変化する。
【0092】
そして、CPUは、S19で、前SWがONされたことを検知すると、S20で、ギヤモータ73の回転を停止させ、処理をS21に進める。
【0093】
S21では、CPUは、カップ検出SWがONされているか否かを判断し、ONされているとS22で抽出動作を実行した後、S24に処理を進める。S22の抽出動作の処理内容の詳細については、図21を参照して後述する。一方、カップ検出SWがONされていない場合には、CPUは、S23で、ブザー等によりエラー報知を行なって、処理をS24に進める。
【0094】
S24では、CPUは、後SWがONされるまで(S25でYES判断時)ギヤモータ73を反転方向に駆動させ、S26で、ギヤモータ73の回転を停止させ、S27に処理を進める。
【0095】
S27では、水位検出SWがONされているか否かを判断し、ONされていればS8へ、ONされていなければS1へ、それぞれ処理を進める。
【0096】
以上説明した処理では、ギヤモータ73の駆動は、前SWまたは後SWがONされることにより停止される。なお、本実施の形態では、ギヤモータ73の駆動の停止は、2段階で行なわれている。ギヤモータ73の駆動の停止について、図22を参照して説明する。図22は、回路基板66上に備えられている回路の中の、ギヤモータ73の駆動に関連する部分の、回路図である。
【0097】
図22に示す回路図では、ギヤモータ73、スイッチ77,78、放電用抵抗177,178、リレー170、および、集積回路(integrated circuit:IC)175が接続されている。スイッチ77,78は、それぞれ、板体77A,78Aを凸部76に押圧されることにより回路を閉じ、当該押圧を解除されることにより回路を開くよう構成されている。リレー170には、ギヤモータ73の回転方向を切替えるスイッチ171,172が含まれる。スイッチ171,172は、それぞれ、3つの接点171A〜171C,172A〜172Cを備えている。IC175は、ギヤモータ73の駆動のON/OFFを制御する。また、図示せぬ回路からの制御信号に応じてスイッチ171,172による回路の開閉が制御されることにより、ギヤモータ73の回転方向が制御される。
【0098】
ギヤモータ73を正転方向に駆動させる場合、スイッチ171では、接点171Aと接点171Bが接続され、スイッチ172では、接点172Aと接点172Bとが接続される。一方、ギヤモータ73を逆転方向に駆動させる場合、スイッチ171では、接点171Bと接点171Cが接続され、スイッチ172では、接点172Bと接点172Cとが接続される。図22に示す回路内の接点P1およびP2は、直流の電力を供給できる回路に接続されている。つまり、ギヤモータ73に流す電流の方向を反転させることにより、ギヤモータ73の駆動方向を反転させている。
【0099】
そして、ギヤモータ73の駆動を停止させる際には、IC175からの出力がオフされる。なお、本実施の形態では、これに加え、スイッチ77,78による回路の開閉も切替えられる。
【0100】
具体的には、ギヤモータ73の正転方向の駆動を停止させる際には、凸部76が板体78Aを押圧することにより、スイッチ78が回路を閉じる。これにより、ギヤモータ73は、IC175により電力の供給が停止されるのに加え、その周辺に残留する電流が、放電用抵抗178により消費される。なお、図22に示す回路では、ギヤモータ73が正転方向に駆動される際、ギヤモータ73には図中の矢印L2の方向に電流が流れる。このため、スイッチ78が回路を閉じた際、ダイオード178Aにより、ギヤモータ73周辺に残留する電流が効率よく放電用抵抗178により消費され、ギヤモータ73に流れ込むことを阻止できる。
【0101】
一方、ギヤモータ73の逆転方向の駆動を停止させる際には、凸部76が板体77Aを押圧することにより、スイッチ77が回路を閉じる。これにより、ギヤモータ73は、IC175により電力の供給が停止されるのに加え、その周辺に残留する電流が、放電用抵抗177により消費される。なお、図22に示す回路では、ギヤモータ73が逆転方向に駆動される際、ギヤモータ73には図中の矢印L1の方向に電流が流れる。このため、スイッチ77が回路を閉じた際、ダイオード177Aにより、ギヤモータ73周辺に残留する電流が効率よく放電用抵抗177により消費され、ギヤモータ73に流れ込むことを阻止できる。
【0102】
以上のように、本実施の形態では、ギヤモータ73の駆動の停止が、IC175を用いたものと、スイッチ77,78を用いたものとの2段階で行なわれている。これにより、ギヤモータ73を、停止すべきときに確実に停止させることができるため、固定部材64が、図10または図11に示した待機位置または抽出動作時の位置に、確実に、停止される。
【0103】
図21は、S22の抽出動作処理のサブルーチンのフローチャートである。以下、抽出動作処理の内容を詳細に説明する。
【0104】
抽出動作処理では、CPUは、S221で、スタートSWがONされたのは、ホットに対応するスタートボタン21か押圧されたことによるのか否かを判断し、そうであれば、S222に処理を進める。一方、そうでなければ、処理をS224に進める。
【0105】
S222で、CPUは、抽出用カップ100内に、ギヤポンプ6に湯を送らせることにより、予め定められた量の湯を20秒間にわたって導入させた後、S223で、三方電磁弁60の弁を切替えることにより、導入針65と吸気孔61とを接続させ、ギヤポンプ6に抽出用カップ100へ10秒間空気を送らせ、リターンする。
【0106】
一方、S224で、CPUは、スタートSWがONされたのはアイスに対応するスタートボタン22が押圧されたことによるのか否かを判断する。そして、そうであれば、S225に処理を進める。なお、S224で、スタートボタン22の押圧によるものであると判断できなかった場合には、CPUは、再度、処理をS221に戻す。
【0107】
S225では、抽出用カップ100内に、ギヤポンプ6に湯を送らせることにより、予め定められた量の湯の一部を6秒間にわたって導入させた後、S226で、2秒間待機する。そして、予め定められた量の湯の残りを12秒間に渡って抽出用カップ100内に導入させた後、三方電磁弁60の弁を切替えることにより、導入針65と吸気孔61とを接続させ、ギヤポンプ6に抽出用カップ100へ10秒間空気を送らせ、リターンする。
【0108】
抽出装置1では、ホット、アイスのそれぞれについて、異なる量の湯を抽出用カップ100内に導入するよう設定することができる。抽出装置1において、回路基板66上に備えられている回路の中の、湯の導入量を設定する部分の回路図を図23に示す。
【0109】
図23に示す回路には、ギヤポンプ6を駆動するためのモータ81、IC10、トランジスタ90,98、スイッチ91〜97、抵抗11〜17、および、抵抗18,19が含まれている。トランジスタ90,98は、それぞれ、アイス用の抽出動作を制御するための回路(ICE制御回路)、ホット用の抽出動作を制御するための回路(HOT制御回路)に接続されている。また、IC10は、抽出動作全体を制御するための回路(抽出制御回路)に接続されている。
【0110】
トランジスタ90には、スイッチ91〜93および抵抗11〜13が直列に接続されている。トランジスタ98には、スイッチ94〜97および抵抗14〜17が直列に接続されている。抵抗11〜17は、抵抗18に対して並列に、抵抗19に対して直列に接続されている。
【0111】
抽出装置1では、アイス用の抽出動作が行なわれる際、トランジスタ90がオンする。また、このときモータ81に供給される電圧は、抵抗11〜13のいずれかと抵抗18との合成抵抗と、当該抵抗19と、によって分圧されることによって決定される。モータ81に供給される電圧値は、ギヤモータ6を駆動する電圧値であるため、抽出用カップ100に導入される湯量に対応する。つまり、アイス用の抽出動作が行なわれる際、スイッチ91〜93のいずれかに回路を閉じさせることにより、アイス用の抽出動作における抽出量が設定される。また、抽出装置1では、ホット用の抽出動作が行なわれる際、トランジスタ98がオンする。そして、アイス用の抽出動作と同様に、スイッチ94〜97のいずれかに回路を閉じさせることにより、ホット用の抽出動作における抽出量が設定される。なお、各場合の抽出量は、抵抗11〜17の抵抗値を適宜調整することにより、決定される。
【0112】
つまり、スイッチ91〜97により、ギヤポンプ6に1回の給湯動作で送る湯の量を指定する湯量指定部が構成されている。なお、スイッチ91〜97のいずれに回路を閉じさせるかを、ユーザによって設定できるよう構成されていることが好ましい。
【0113】
また、図21に示した抽出動作処理におけるタイミングチャートを図24および図25に示す。なお、図24は、ホット用の抽出動作に対応し、図25は、アイス用の抽出動作に対応する。また、図24,図25には、ギヤモータ73の駆動態様、三方電磁弁60の駆動態様、ギヤポンプ6の駆動電圧が示されている。
【0114】
図24を参照して、ホット用の抽出動作処理が開始されると、ギヤモータ73が正転方向に約1秒間駆動される。これにより、固定部材64が抽出動作に適する位置まで下降する。その後、三方電磁弁60が、管63を、管53と接続させ、ギヤポンプ6が18Vの駆動電圧で20秒間駆動される。これにより、S222で説明したような20秒間の抽出用カップ100への湯の供給がなされる。
【0115】
その後、三方電磁弁60が、管63を、吸気孔61と接続させ、ギヤポンプ6が22Vの駆動電圧で10秒間駆動される。これにより、S223で説明したように、抽出用カップ100内に10秒間空気が送られる。その後、ギヤモータ73が約1秒間反転方向に駆動されることにより、固定部材64が待機位置への上昇される。
【0116】
図25を参照して、アイス用の抽出動作処理が開始されると、ギヤモータ73が正転方向に約1秒間駆動される。これにより、固定部材64が抽出動作に適する位置まで下降する。その後、三方電磁弁60が、管63を、管53と接続させ、ギヤポンプ6が12Vの駆動電圧で6秒間駆動される。これにより、S225で説明したような6秒間の抽出用カップ100への湯の供給がなされる。その後、S226の処理に対応するように2秒間ギヤポンプ6の駆動が停止され、S227の処理に対応するように再度12秒間12Vの駆動電圧で駆動される。
【0117】
その後、三方電磁弁60が、管63を、吸気孔61と接続させ、ギヤポンプ6が22Vの駆動電圧で10秒間駆動される。これにより、S223で説明したように、抽出用カップ100内に10秒間空気が送られる。その後、ギヤモータ73が約1秒間反転方向に駆動されることにより、固定部材64が待機位置への上昇される。
【0118】
以上説明したホット用またはアイス用の抽出動作では、いずれも、固定部材64が抽出動作に適する位置に下降されてから30秒間で抽出動作が行なわれ、その中の最後の10秒間では、抽出用カップ100に空気が送られる。なお、最後の10秒間において、抽出用カップ100に空気を送る際のギヤポンプ6の駆動電圧は、湯を送る際の駆動電圧よりも高い。これにより、抽出用カップ100には、空気が、強力に、送られる。したがって、抽出用カップ100内に残った抽出液を、より多く、カップ400等に供給できる。
【0119】
また、ホット用およびアイス用において抽出量は、同じ時間内で、湯を供給する際のギヤポンプ6を駆動する電圧値を変化させることにより、変化させられる。なお、ギヤポンプ6の駆動電圧は、図23を用いて説明したように、変化される。このように、本実施の形態では、ホット用でもアイス用、また、抽出量が変化する場合でも同じ時間内で、抽出動作が実行される。
【0120】
なお、図25に示したアイス用の抽出動作では、抽出動作の途中で、2秒間、ギヤポンプ6の駆動を停止することにより、湯の供給を停止している。これにより、たとえば、コーヒーの抽出液を得る場合であれば、この2秒間で、抽出用カップ100内のコーヒー豆を蒸らすことができ、得られる抽出液の風味を向上させることができる。
【0121】
以上説明した本実施の形態では、抽出用カップ100に湯を送るポンプとしてギヤポンプを用いたが、指定された量の湯を送るポンプであれば、他のタイプのポンプであってもよい。
【0122】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である抽出装置の斜視図である。
【図2】 図1の抽出装置の正面図である。
【図3】 図1の抽出装置の右側面図である。
【図4】 図1の抽出装置の部分的な斜視図である。
【図5】 図1の抽出装置の内部構造を模式的に示す図である。
【図6】 図1の抽出装置の、外装部の前面部分を外した状態での正面図である。
【図7】 図1の抽出装置の、外装部の上面部分を外した状態での平面図である。
【図8】 図1の抽出装置の、外装部の右側面部分を外した状態での右側面図である。
【図9】 図1の抽出装置において、引出しが引出された状態での、引出し付近を示す図である。
【図10】 図1の抽出装置において、ギヤの回転に応じた固定部材の高さの変化を説明するための図である。
【図11】 図1の抽出装置において、ギヤの回転に応じた固定部材の高さの変化を説明するための図である。
【図12】 図1の抽出装置において、固定部材引出しとが部分的に当接する状態を説明するための図である。
【図13】 図1の抽出装置において、仕切り板、ポンプ用ケース、および、回路基板の位置関係を示す図である。
【図14】 図13のポンプ用ケースの内部構造を示す図である。
【図15】 図6の貯湯タンクの底部付近の構造を説明するための図である。
【図16】 図15のナットの平面図である。
【図17】 図1の抽出装置の、蒸気管と貯水タンクとの接続部分の拡大図である。
【図18】 図1の抽出装置の、貯湯タンクの上部に備えられた流出路付近の拡大図である。
【図19】 図1の抽出装置の備えるCPUが実行する、一般的な動作の制御処理のフローチャートである。
【図20】 図1の抽出装置の備えるCPUが実行する、一般的な動作の制御処理のフローチャートである。
【図21】 図20の抽出動作処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図22】 図1の抽出装置の回路基板上に備えられている回路の中の、ギヤモータの駆動に関連する部分の回路図である。
【図23】 図1の抽出装置の回路基板上に備えられている回路の中の、湯の導入量を設定する部分の回路図である。
【図24】 図1の抽出装置の、抽出動作処理におけるタイミングチャートである。
【図25】 図1の抽出装置の、抽出動作処理におけるタイミングチャートである。
【図26】 従来の抽出装置における給湯機構を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 抽出装置、2 外装部、3 貯水タンク、5 貯湯タンク、6 ギヤポンプ、11〜17 抵抗、20 操作パネル、21,22 スタートボタン、23窓、29 引出し、30 水位センサ、31 カップホルダ、32 カップ受け、50 ヒータ、51,53,62,63 管、52 流出路、52A 整流部材、58 ナット、59 蒸気管、60 三方電磁弁、64 固定部材、64A ピン、65 導入針、66 回路基板、70 抽出室、73 ギヤモータ、74 ギヤ、75 歯板、76 凸部、77,78,91〜97,171,172 スイッチ、81 モータ、100 抽出用カップ、177,178 放電用抵抗。

Claims (3)

  1. 粉末原料とフィルタを含む容器である抽出用容器の内部に湯を供給することにより、当該抽出用容器外へ前記フィルタを介して抽出液を得るための抽出装置であって、
    前記湯を貯留するための湯沸しタンクと、
    前記湯沸しタンク内に備えられたヒータと、
    前記湯沸しタンクに供給するために水を貯める貯水タンクと、
    前記貯水タンク内に水が特定の量貯まっているか否かを検知するセンサと、
    前記貯水タンクに水を導入するための信号である水導入信号を出力する導入用信号出力部と、
    前記導入用信号出力部に水導入信号を出力させるか否かを設定する水導入設定部と、
    前記ヒータの動作を制御するヒータ制御部とを含み、
    前記水導入設定部において前記水導入信号を出力させると設定されている場合には、前記導入用信号出力部は、前記センサが前記貯水タンク内の水が前記特定の量に達したと検知してから所定の時間が経過するまで前記水導入信号を出力した後前記水導入信号の出力を停止し、前記ヒータ制御部は、前記水導入信号の出力が停止された後、前記前記ヒータに加熱を開始させ、
    前記水導入設定部において前記水導入信号を出力させないと設定されている場合には、前記ヒータ制御部は、前記センサが前記貯水タンク内の水が前記特定の量に達したと検知したことに応じて、前記前記ヒータに加熱を開始させる、抽出装置。
  2. 前記ヒータの発熱部は、らせん形状を有する部分を備える、請求項1に記載の抽出装置。
  3. 前記湯沸しタンクに接続され、前記湯沸しタンク内の湯を排出するか否かを切替えるために当該湯沸しタンクを開閉するための開閉部をさらに含み、
    前記湯沸しタンクは、前記開閉部に接続する部分に排出孔を形成され、かつ、前記開閉部と接続するためのナットを備え、
    前記ナットは、前記湯沸しタンク内において、当該ナットの外周部から前記排出孔に接続する切欠きを形成されている、請求項1または請求項に記載の抽出装置。
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