JP3766243B2 - 赤外線リモートコントロール信号処理装置 - Google Patents

赤外線リモートコントロール信号処理装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、赤外線リモートコントロール信号により遠隔操作されるシステム機器における赤外線リモートコントロール信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の赤外線リモートコントロール信号処理装置の構成を示すブロック図である。図4に示す赤外線リモコン信号処理装置では、システム機器の待機時(システム機器が稼働していない時)においては、AC電源1からの電源電圧は、リモートコントロール(以下、リモコンともいう。)回路用電源回路3からリモコン信号受信回路5およびCPU10に供給されている。この状態において、リモコン信号送信回路19が、赤外線リモコン信号を送信すると、リモコン信号受信回路5が、その赤外線リモコン信号を受信(受光)して、赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコードに変換し、そのリモコンコードをCPU10に出力する。
【0003】
CPU10は、リモコン信号受信回路5から出力されるリモコンコードを識別し、そのリモコンコードが当該システム機器の電源のオン・オフを制御するリモコン電源コードであると判断すれば、AC電源1と主回路用電源回路11との間に設けられた制御スイッチ20を制御して、AC電源1からの電源電圧を主回路用電源回路11に供給させる。主回路用電源回路11は、制御スイッチ20を介してAC電源1から供給される電源電圧をシステム機器の主回路12に供給する。
【0004】
このように、図4に示す赤外線リモコン信号処理装置では、システム機器の待機時には、主回路12にAC電源1の電源電圧が供給されないため、待機時における消費電力を抑制することができる。
【0005】
図5は、特開平7−264674号公報に開示された別の従来の赤外線リモコン信号処理装置の構成を示すブロック図である。図5に示す赤外線リモコン信号処理装置では、システム機器の待機時においては、電源制御回路22は、リモコン信号受信回路5用の電源回路23を制御して、間欠的な電源電圧(電源は図示せず)をリモコン信号受信回路5に供給しており、リモコン信号受信回路5は、電源回路5から供給される間欠的な電源電圧によって間欠的に赤外線リモコン信号の受信動作を行っている。
【0006】
リモコン信号送信回路19は、一命令につき同じ内容の赤外線リモコン信号を複数回送信する。待機状態において、リモコン信号送信回路19が、赤外線リモコン信号を送信すると、リモコン信号受信回路5は、その赤外線リモコン信号を受信(受光)して、その赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコードに変換し、そのリモコンコードをリモコン信号識別回路21に出力する。
【0007】
リモコン信号識別回路21は、リモコン信号受信回路5から出力されるリモコンコードが電源リモコンコードかその他のリモコンコードかを識別し、電源リモコンコードのみ選択して電源制御回路22に出力する。リモコン信号識別回路21が電源リモコンコードを検出した場合、電源制御回路22は、電源リモコンコードがリモコン信号識別回路21に入力されている間、電源回路23を制御して連続的な電源電圧をリモコン信号受信回路5に供給させる。リモコン信号受信回路5は、電源回路23から連続的な電源電圧が供給されている間、赤外線リモコン信号を連続受信する。
【0008】
電源リモコンコードがリモコン信号識別回路21に入力されなくなると、電源制御回路22は、再び間欠的な電源電圧をリモコン信号受信回路5に供給するように電源回路23を制御する。待機状態に戻ると、リモコン信号受信回路5は、間欠的に赤外線リモコン信号の受信動作を行う。
【0009】
このように、図5に示す赤外線リモコン信号処理装置では、リモコン信号送信回路19から複数回送信される赤外線リモコン信号が送信されている間だけ、リモコン信号受信回路5が連続的な受信動作を行うように構成されているので、赤外線リモコン信号の入力がない場合は、リモコン信号受信回路5は、間欠受信動作を行うことにより消費電力を軽減することができる。
【0010】
図6は、特開平9−322280号公報に開示されたさらに別の従来の赤外線リモコン信号処理装置の構成を示すブロック図である。図6に示す赤外線リモコン信号処理装置において、リモコン信号送信回路19が、赤外線リモコン信号を送信すると、リモコン信号受信回路5は、その赤外線リモコン信号を受信(受光)して、赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコードに変換し、そのリモコンコードをパルスポジション復調器24に出力する。
【0011】
パルスポジション復調器24は、リモコン信号受信回路5から出力されたリモコンコードを復調し、シリアルなビットデータに変換してリモコンコード判別回路6に出力する。リモコンコード判別回路6は、パルスポジション復調器24から出力されるシリアルなビットデータのリモコンコードを判定する。
【0012】
CPUインタフェースコントローラ25は、短い時間に赤外線リモコン信号を制御用のCPU10に通知するために、リモコンコード判別回路6から出力されるシリアルなビットデータのリモコンコードをパラレルなビットデータのリモコンコードに変換して、システム制御用のCPU10に出力する。
【0013】
このように、図6に示す赤外線リモコン信号処理装置は、システム制御用のCPU10のCPUサイクルに対して非常に長い時間を使って送られてくる赤外線リモコン信号を1CPUサイクル時間内にCPU10が受け取ることができるようにしたものである。従って、CPU10のソフトウェアにより赤外線リモコンコードの判定を行わずに、ハードウェア回路により判断することができ、CPU10の処理負担を軽減することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図4に示した赤外線リモコン信号処理装置では、リモコン信号受信回路5およびリモコン受信判別を行うCPU10は、赤外線リモコン信号の有無にかかわらず、常に通電しているため、常時、赤外線リモコン信号を受信するための電力を消費していることになり、消費電力の抑制が十分ではなかった。
【0015】
図5に示した赤外線リモコン信号処理装置では、リモコン信号受信回路5の消費電力を軽減するとともに、リモコン信号識別回路21がリモコンコードを正確に識別するために、リモコン信号送信回路19は、一つの動作を行うために赤外線リモコン信号を複数回送信する必要があるため、本来、一つの赤外線リモコン信号コードを送信する場合と比較して、消費電力が増大してしまう。
【0016】
また、一つの赤外線リモコン信号コードでオン・オフするなどのトグル動作を行うシステム機器では、システム機器の待機状態においてリモコン信号受信回路5の受信動作が間欠的であれば、リモコン信号送信回路19とリモコン信号受信回路5の伝送路間の状態によっては、誤った赤外線リモコン信号として受信されてしまう場合も生じ得る。
【0017】
図6に示した赤外線リモコン信号処理装置では、システム制御用のCPU10のリモコン信号受信判別処理を削減するために、CPU10でなくリモコン信号受信判別処理をハードウェア回路で行っていたが、このような構成では、システム機器に必要な赤外線リモコン信号のリモコンコードを全て識別するためのハードウェア回路を備える必要があるとともに、リモコンコードをCPU10に出力するCPUインタフェースコントロール25が必要となり、赤外線リモコン信号処理装置の構成が煩雑となってしまう。
【0018】
また、図6に示した赤外線リモコン信号処理装置では、CPU10でリモコンコードを識別しないが、システム機器の制御はCPU10で行っているため、CPU10には常時電源を供給する必要があり、電力を無駄に消費してしまう。
【0019】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、システム機器の待機状態時に、CPUを通電する必要なく、消費電力を抑制することができ、かつ、簡易な構成で実現することができる赤外線リモコン信号処理装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る赤外線リモートコントロール信号処理装置は、セットおよびリセットの切り替え動作を行うことにより、電源供給手段からCPUおよびシステム機器の主回路への電源の供給・遮断を行うラッチングリレーと、電源供給手段から電源が供給され、リモコン信号受信手段から出力されるリモコンコード信号がシステム機器の電源のオン・オフを制御する電源リモコンコードであるか否かを判別するリモコンコード判別手段とを備え、リモコンコード判別手段は、システム機器の電源がオフのときでも電源がオンのときでも、リモコンコード信号が電源リモコンコードであると判断した場合、ラッチングリレーをセット側に切り替えて、電源供給手段からの電源をCPUおよび主回路に供給させ、CPUは、システム機器の電源がオンのとき、リモコン信号受信回路から電源リモコンコードと一致するリモコンコード信号を入力すると、ラッチングリレーをリセット側に切り替えて、電源供給手段からCPUおよび主回路への電源の供給を遮断させ、ラッチングリレーのリセット動作はセット動作の後に実行されることを特徴とする。
【0022】
演算手段が、システム機器の電源がオンのとき、リモコン信号受信手段から出力されるリモコンコード信号に基づきシステム機器の動作の制御を行うように構成されていてもよい
【0023】
リモコンコード判別手段から出力される制御信号に基づいて導通することにより、ラッチングリレーをセット側に切り替えるリレーセット用ドライバ回路と、演算手段から出力される制御信号に基づいて導通することにより、ラッチングリレーをリセット側に切り替えるリレーリセット用ドライバ回路とを備えていてもよい
【0024】
外線リモコン信号によるシステム機器の電源のオン・オフ制御のみならず、電源スイッチによってもオン・オフ制御可能に構成されていてもよい
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による赤外線リモートコントロール信号処理装置を示すブロック図である。図において、AC電源(電源供給手段)1は、リモコン受信ユニット4、CPU10、および主回路12に交流の電源電圧を供給するものである。ヒューズ2は、AC電源1とリモコン回路用電源回路3および主回路用電源回路11との間に設けられ、過電流が流れた際に線路を遮断することによりシステム機器に過電流が流れるのを防ぐものである。リモコン回路用電源回路(電源供給手段)3は、AC電源1からの交流の電源電圧を直流の電源電圧(Vcc2)に変換し、その電源電圧をリモコン受信ユニット4およびラッチングリレー7に供給するものである。
【0026】
リモコン受信ユニット4は、リモコン送信機(図示せず)から送信される赤外線リモコン信号の受信および判別処理を行うものであり、このリモコン受信ユニット4は、リモコン信号受信回路(リモコン信号受信手段)5およびリモコンコード判別回路(リモコンコード判別手段)6から構成されている。
【0027】
リモコン信号受信回路5は、赤外線リモコン信号を受信(受光)し、その赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコードに変換し、そのリモコンコードを増幅器(図示せず)にて増幅し、バンドパスフィルタ(図示せず)でリモコンコードに多重されている搬送波を除去した後(一般的に、赤外線を用いたリモコン送信機から送信される赤外線リモコン信号は、外来光などの影響を受けないように搬送波が多重されている)、リモコンコードを波形整形する。リモコンコード判別回路6は、リモコン信号受信回路5から出力されるリモコンコード信号14に基づき、システム機器の電源のオン・オフを制御する電源リモコンコードを判別し、この電源リモコンコードが入力された場合、制御信号をリレーセット用ドライバ回路8に出力する。
【0028】
ラッチングリレー7は、AC電源1と主回路用電源回路11との間に設けられ、セットおよびリセットの切り替え動作を行うことにより、AC電源1の電源電圧の主回路用電源回路11への供給・遮断を制御する制御スイッチの役割を果たすものである。リレーセット用ドライバ回路8は、リモコンコード判別回路6から出力される制御信号に基づいて導通することにより、ラッチングリレー7のセット側の切り替えを行うものである。リレーリセット用ドライバ回路9は、CPU10から出力される制御信号に基づいて導通することにより、ラッチングリレー7のリセット側の切り替えを行うものである。
【0029】
CPU(演算手段)10は、リモコン信号受信回路5から出力されるリモコンコード信号14を判別する処理を行うとともに、各種制御信号15を主回路12とやり取りすることによって、主回路12の動作の制御を行うものである。主回路用電源回路(電源供給手段)11は、AC電源1からの交流の電源電圧を直流の電源電圧(Vcc1)に変換し、その電源電圧をCPU10および主回路12に供給するものである。主回路12は、当該赤外線リモコン信号処理装置におけるシステム機器の実際の動作を行う部分である。ダイオード13は、ラッチングリレー7の電源電圧供給側とドライバ回路8,9側との間に設けられ、ラッチングリレー7のコイル電源遮断時に発生する逆電圧を防止するものである。
【0030】
次に、動作について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1による赤外線リモコン信号処理装置の動作を説明するためのタイミング図である。システム機器の待機状態(システム機器の電源のオフ状態)においては、リモコン回路用電源回路3は、AC電源1からの電源電圧(Vcc2)をリモコン受信ユニット4(リモコン信号受信回路5およびリモコンコード判別回路6)およびラッチングリレー7に供給している。一方、主回路用電源回路11は、ラッチングリレー7がリセット側に切り替えられており、AC電源1と遮断されているため、電源電圧をCPU10および主回路12に供給していない。
【0031】
このような待機状態において、リモコン送信機が、赤外線リモコン信号を送信すると、リモコン受信ユニット4のリモコン信号受信回路5が、その赤外線リモコン信号を受信(受光)して、赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコード信号14に変換し、そのリモコンコード信号14をリモコンコード判別回路6およびCPU10に出力する。
【0032】
リモコンコード判別回路6は、リモコンコード信号14を入力すると、リモコンコード信号14が電源リモコンコード(図2中、電源コード)であるか否かを判別する。ここで、電源リモコンコードであるか否かの判別は、予めリモコンコード判別回路6に電源リモコンコードを設定しておき、リモコンコード判別回路6によって、入力されたリモコンコード信号が電源リモコンコード信号と一致するか否かにより行われる。
【0033】
リモコンコード判別回路6は、リモコンコード信号14が電源リモコンコードであると判断した場合は、一定時間、Hレベルの制御信号をリレーセット用ドライバ回路8に出力する。尚、この制御信号の一定時間(パルス幅)は、ラッチングリレー7のセット時間に必要な保持時間である。
【0034】
リレーセット用ドライバ回路8がリモコンコード判別回路6から一定時間の制御信号を受けると、リレーセット用ドライバ回路8のトランジスタが導通状態となって、ラッチングリレー7のリレーセット用ドライバ回路8側の電位がLレベルとなる。ラッチングリレー7は、リレーセット用ドライバ回路8側の電位がLレベルとなると、セット側に切り替わり、AC電源1と主回路用電源回路11間を導通させる。ラッチングリレー7が導通すると、AC電源1からの電源電圧が主回路用電源回路11に供給され、その結果、CPU10および主回路12が通電される。
【0035】
主回路12は、AC電源1の電源電圧が通電されると、オフ期間からオン期間に切り替わり、また、CPU10は、初期設定を行った後、動作期間に移行する。CPU10が動作期間に移行すると、システム機器は稼働状態(システム機器の電源のオン状態、通常動作状態)となる。
【0036】
因みに、待機状態において、電源リモコンコード以外のリモコンコードの赤外線リモコン信号が送信された場合は、リモコンコード判別回路6は、制御信号をリレーセット用ドライバ回路8に出力しないため、ラッチングリレー7がセット側に切り替えられず、システム機器が稼働状態とはならない。
【0037】
システム機器が稼働状態に移行した後、リモコン送信機から電源リモコンコード以外のリモコンコードの赤外線リモコン信号が送信されると、リモコン信号受信回路5は、リモコンコード信号14をCPU10に出力する。尚、このとき、リモコン信号受信回路5は、リモコンコード信号14をリモコンコード判別回路6にも出力しているが、電源リモコンコード以外であれば、リモコンコード判別回路6は制御信号を出力しないので、影響を与えない。
【0038】
CPU10は、リモコン信号受信回路5から出力されたリモコンコード信号14を入力すると、そのリモコンコード信号14に応じた各種制御信号15を主回路12に出力することにより主回路12の動作を制御する。
【0039】
システム機器の稼働状態中に、再度、リモコン送信機から電源リモコンコードの赤外線リモコン信号が送信されると、CPU10は、リモコン信号受信回路5を介してその電源リモコンコードのリモコンコード信号14を入力する。電源リモコンコードのリモコンコード信号14が入力されると、CPU10は、一定時間のHレベルの制御信号をリレーリセット用ドライバ回路9に出力する。尚、この制御信号の一定時間(パルス幅)も、ラッチングリレー7のセット時間に必要な保持時間である。
【0040】
リレーリセット用ドライバ回路9がCPU10から一定時間の制御信号を受けると、リレーリセット用ドライバ回路9のトランジスタが導通状態となって、ラッチングリレー7のリレーリセット用ドライバ回路9側の電位がLレベルとなる。ラッチングリレー7は、リレーリセット用ドライバ回路9側の電位がLレベルとなると、リセット側に切り替わり、AC電源1と主回路用電源回路11間を遮断する。ラッチングリレー7が遮断すると、AC電源1の電源電圧の主回路用電源回路11への供給も遮断され、その結果、主回路12がオフ期間に切り替わるとともに、CPU10も待機状態に移行する。
【0041】
尚、稼働状態中に電源リモコンコードの赤外線リモコン信号が送信された場合、その電源リモコンコード信号が、リモコン信号受信回路5からCPU10に出力されるとともにリモコンコード判別回路6にも出力されるので、リモコンコード判別回路6がリレーセット用ドライバ回路8に制御信号を出力するが、リモコンコード判別回路6の制御信号の出力後直ちに、CPU10がリレーリセット用ドライバ回路9に制御信号を出力するため、リモコンコード判別回路6からの制御信号は、ラッチングリレー7のリセット動作に影響を及ぼすものではない。
【0042】
以上のように、この実施の形態1によれば、システム機器を待機状態から稼働状態に切り替える際の電源リモコンコードの識別処理を、CPU10でなくリモコンコード判別回路6によって行い、リモコンコード判別回路6が電源リモコンコードを検出すると、システム機器を稼働状態に切り替えるように構成したので、システム機器の待機状態時に、CPU10を通電する必要がなくなり、待機状態時の消費電力を最小限(リモコン受信ユニット4などの消費電力)に抑制することができる。
【0043】
また、リモコンコード判別回路6は、全てのリモコンコードを判別するのではなく、電源リモコンコードのみ判別するように構成したので、電源リモコンコードを判別するのみに対応した回路構成とすることができ、その結果、赤外線リモコン信号処理装置の回路構成を簡略化することができるとともに、待機時のリモコンコード判別回路6自体の消費電力を抑制することができる。
【0044】
また、システム機器を稼働状態から待機状態に切り替える際の電源リモコンコードの識別処理を、CPU10で行うように構成したので、システム機器の稼働時に設定された種々の設定値を格納しておくメモリなどの記憶手段を、CPU10にて一括管理することができるとともに、CPU10が処理中にもかかわらずシステム機器が待機状態に移行する(システム機器の電源がオフとなる)のを防止することができる。
【0045】
さらに、稼働状態時においては、CPU10によって、赤外線リモコン信号の受信処理を行うので、受信したリモコンコード信号14に対するシステム機器の処理の応答速度を早くすることができる。
【0046】
尚、上記実施の形態1では、電源制御スイッチとしてラッチングリレー7を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、半導体スイッチング素子などに置き換えることも可能である。また、待機中の消費電力を小さくすることができるので、リモコン回路用電源回路3の代わりに、二次電池やバックアップ回路を含めた太陽電池などを利用することも可能である。
【0047】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による赤外線リモコン信号処理装置の構成を示すブロック図である。図3は、リモコンによる電源制御の構成のみならず、手動による電源制御の構成も示したものである。図3に示すように、OR回路16は、一方の入力端子がリモコンコード判別回路6と接続され、他方の入力端子がインバータ回路17を介して電源スイッチ18と接続され、また、出力端子がリレーセット用ドライバ回路8と接続されている。また、インバータ回路17および電源スイッチ18の接続点とリモコン回路用電源回路3の電源電圧(Vcc2)供給側とが接続されている。さらに、OR回路16およびインバータ回路17の接続点とCPU10とが接続され、CPU10によってインバータ回路17の出力側の電位レベルを監視可能に構成されている。その他の構成については、上記図1で説明したものと同様であるため、重複説明を省略する。
【0048】
待機中において、電源スイッチ18がオンすると、インバータ回路17の入力はLレベルとなり、OR回路16にはHレベルが入力される。従って、リレーセット用ドライバ回路8の入力がHレベルとなり、ラッチングリレー7は、セット側に切り替えられ、主回路用電源回路11にAC電源1からの電源電圧が供給されてシステム機器が稼働状態となる。
【0049】
また、稼働状態において、電源スイッチ18がオフされた場合には、インバータ回路17の入力がHレベルとなり、インバータ回路17の出力がLレベルとなる。CPU10は、インバータ回路17の出力側の電位レベルを監視しており、その電位レベルがLレベルになったと判断すると、リレーリセット用ドライバ回路9に制御信号を出力して、ラッチングリレー7をリセット側に切り替え、システム機器を待機状態にする。
【0050】
このように、この実施の形態2によれば、赤外線リモコン信号によるシステム機器の電源のオン・オフ制御のみならず、電源スイッチ18によってもオン・オフ制御可能に構成したので、手動によっても電源のオン・オフ制御を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、セットおよびリセットの切り替え動作を行うことにより、電源供給手段からCPUおよびシステム機器の主回路への電源の供給・遮断を行うラッチングリレーと、電源供給手段から電源が供給され、リモコン信号受信手段から出力されるリモコンコード信号がシステム機器の電源のオン・オフを制御する電源リモコンコードであるか否かを判別するリモコンコード判別手段とを備え、リモコンコード判別手段は、システム機器の電源がオフのときでも電源がオンのときでも、リモコンコード信号が電源リモコンコードであると判断した場合、ラッチングリレーをセット側に切り替えて、電源供給手段からの電源をCPUおよび主回路に供給させ、CPUは、システム機器の電源がオンのとき、リモコン信号受信回路から電源リモコンコードと一致するリモコンコード信号を入力すると、ラッチングリレーをリセット側に切り替えて、電源供給手段からCPUおよび主回路への電源の供給を遮断させ、ラッチングリレーのリセット動作はセット動作の後に実行されるように構成されているので、システム機器の待機状態時に、CPUに通電する必要がなくなり、待機状態時の消費電力を最小限に抑制することができるという効果を奏する。また、システム機器の稼働時に設定された種々の設定値を格納しておくメモリなどの記憶手段を、CPUにて一括管理することができるとともに、CPUが処理中にもかかわらずシステム機器が待機状態に移行するのを防止することができるという効果を奏する。
【0052】
また、リモコンコード判別手段は、全てのリモコンコードを判別するのではなく、電源リモコンコードのみ判別するので、電源リモコンコードを判別するのみに対応した回路構成とすることができ、その結果、赤外線リモコン信号処理装置の回路構成を簡略化することができるとともに、待機時のリモコンコード判別手段自体の消費電力を抑制することができるという効果を奏する。また、制御スイッチがラッチングリレーで構成されているので、簡易構成でオン・オフスイッチを実現することができる。
【0054】
発明によれば、演算手段が、システム機器の電源がオンのとき、リモコン信号受信手段から出力されるリモコンコード信号に基づきシステム機器の動作の制御を行うように構成されているので、リモコンコードに対するシステム機器の処理の応答速度を早くすることができるという効果を奏する。
【0056】
請求項5記載の発明によれば、赤外線リモコン信号によるシステム機器の電源のオン・オフ制御のみならず、電源スイッチによってもオン・オフ制御可能に構成したので、手動によっても電源のオン・オフ制御を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による赤外線リモートコントロール信号処理装置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による赤外線リモートコントロール信号処理装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による赤外線リモートコントロール信号処理装置を示すブロック図である。
【図4】 従来の赤外線リモートコントロール信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 別の従来の赤外線リモートコントロール信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 さらに別の従来の赤外線リモートコントロール信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 AC電源(電源供給手段)
3 リモコン回路用電源回路(電源供給手段)
5 リモコン信号受信回路(リモコン信号受信手段)
6 リモコンコード判別回路(リモコンコード判別手段)
7 ラッチングリレー(制御スイッチ)
10 CPU(演算手段)
11 主回路用電源回路(電源供給手段)
12 主回路

Claims (4)

  1. 電源供給手段から電源が供給され、赤外線リモコン信号を受信し、受信した前記赤外線リモコン信号を電気信号のリモコンコード信号に変換して出力するリモコン信号受信回路と、前記リモコンコード信号によりシステム機器の動作の制御を行うCPUとを備えた赤外線リモートコントロール信号処理装置において、
    セットおよびリセットの切り替え動作を行うことにより、前記電源供給手段から前記CPUおよび前記システム機器の主回路への電源の供給・遮断を行うラッチングリレーと、
    前記電源供給手段から電源が供給され、前記リモコン信号受信回路から出力される前記リモコンコード信号が前記システム機器の電源のオン・オフを制御する電源リモコンコードであるか否かを判別するリモコンコード判別回路とを備え、
    前記リモコンコード判別回路は、前記システム機器の電源がオフのときでも電源がオンのときでも、前記リモコンコード信号が前記電源リモコンコードであると判断した場合、前記ラッチングリレーをセット側に切り替えて、前記電源供給手段からの電源を前記CPUおよび前記主回路に供給させ、
    前記CPUは、前記システム機器の電源がオンのとき、前記リモコン信号受信回路から前記電源リモコンコードと一致する前記リモコンコード信号を入力すると、前記ラッチングリレーをリセット側に切り替えて、前記電源供給手段から前記CPUおよび前記主回路への電源の供給を遮断させ
    前記ラッチングリレーのリセット動作はセット動作の後に実行される
    ことを特徴とする赤外線リモートコントロール信号処理装置。
  2. 前記CPUは、前記システム機器の電源がオンのとき、前記リモコン信号受信回路から出力される前記リモコンコード信号に基づき前記システム機器の動作の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の赤外線リモートコントロール信号処理装置。
  3. 前記リモコンコード判別回路から出力される制御信号に基づいて導通することにより、前記ラッチングリレーをセット側に切り替えるリレーセット用ドライバ回路と、前記CPUから出力される制御信号に基づいて導通することにより、前記ラッチングリレーをリセット側に切り替えるリレーリセット用ドライバ回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の赤外線リモートコントロール信号処理装置。
  4. 前記赤外線リモコン信号による前記システム機器の電源のオン・オフ制御のみならず、電源スイッチによってもオン・オフ制御可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の赤外線リモートコントロール信号処理装置。
JP29192799A 1999-10-14 1999-10-14 赤外線リモートコントロール信号処理装置 Expired - Fee Related JP3766243B2 (ja)

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