JP3765849B2 - 生椎茸包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
生椎茸の流通販売に使用し得る包装体として用いられる。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、きのこ類の流通・販売時の少量包装形態としては、トレーにストレッチ包装を施した形態が圧倒的に多く、トレー材料は硬質ポリ塩化ビニル、延伸ポリスチレン、発砲ポリスチレン、ポリスチレンペーパーなど、またストレッチフィルムとしては、軟質ポリ塩化ビニルやポリエチレンフィルムなどが用いられている。その他の形態としては、シイタケなどで一部がネット包装、エノキダケで脱気包装が行われているにすぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
生椎茸は傷み易いので、なるべく保存期間の長い、また、生椎茸は脆弱であるので物理的な圧力、衝撃から商品を保護しうる形態を求める。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、生椎茸のトレーおよび密封包装を次のような形態にすることにより、本発明の完成に至った。
即ち、 底の形状として、一部に凸部を設け、前記凸部の端部とトレーの壁部に凹部、即ち溝状部を形成させるかまたは、中央部に帯状凸部を設け、その両端に溝部を形成したトレーの前記凸部に生椎茸の柄を、前記溝部に生椎茸の傘を位置させた後、鮮度保持フィルムによって密封包装をしたことを特徴とし、場合によっては、収納された生椎茸の形状を保持できるように、予め成型された蓋を被覆し、外圧による椎茸の変形や破損から防護する。
そして、生椎茸をこのようなトレーに収納して、鮮度保持フィルムとして23℃における酸素透過度が3,000 〜30,000cc/m2 ・24hrs ・atm で、40℃、80%RHにおける水蒸気透過度が20〜300g/m2 であるフィルムにより密封包装する。
【0005】
図1(a)は本発明による生椎茸包装体の一例であり、生椎茸4ケを載置した平面図であり(b)はA−A′の断面図である。
生椎茸は農産物であり、他の多くの農産物と同じように形状が一定しないのが普通であるが、特別に大きなものや小さなもの、また、柄の付き方が極端に曲がったもの等を除外し、本発明に適用できる形の範囲にあるものを対象とする。
本発明のトレー1の底部は生椎茸を横に置いたときに安定するように、凸部5と溝部4及び6を設ける、即ち、椎茸の傘が溝部4に、柄が凸部5に位置するように置き、特に傘部の保護を目的としている。また、容器の傾きを緩和するための溝部(以下バランス溝部という)6を部分的に設けても良い。
【0006】
椎茸を図のように一定方向に並べて置いた場合、傘の直径が大きいため、容器としては扇型になる。自動包装機械によってフィルムによる密封包装をする際に、扇型のままであると、前記包装機械の中においてスムーズな流れにのり難く、能率低下を来すので、トレーの周縁のフランジ7を部分的に広くして打ち抜き、図1に示すように、扇型の外形をやや犠牲にし、前述のバランス溝部による水平出し効果とともに、包装機械のインフィードコンベア上での挿入適性を良くすることが望ましい。
【0007】
前記トレーの底部の凸部、溝の深さ等は、生椎茸のサイズにより決定されるべきものであるが、前述の通り、生椎茸としては極端に変形したもの、又、大きさにおいても、特別なサイズの椎茸を除外すれば、生椎茸の傘の直径は、55〜80mmφ、全高は50〜80mm、そして傘より下の柄の長さは35〜40mmの範囲にある。従ってこの寸法に対応するトレー底部の凸部幅、溝部幅及び深さを決定すればよい。
トレーの側面あるいは底面に、補強用リブを適宜設けることは問題ない。
【0008】
本発明におけるトレーの材質としては、種々のものが使用できる。例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等である。トレーあるいは蓋の成型は、射出成型、真空(圧空)成型等工業的方法により行うことができるが、特に熱可塑性プラスチックシートからの真空成型が、成型性、経済性の点から好ましい。
トレー1への収納にあたっては、生椎茸を前記台座の部分に柄を寝かした状態におき、また、傘は前記溝部に入るようにして並べると、図1(a)に示すように該トレー内においてやや扇形の形状となる。
トレーの外形は、扇型にすると、自動包装機械により、フィルム包装をする場合に、ストレッチ包装、シュリンク包装、ピロー包装等におけるインフィードコンベア上で、一定方向の整列が出来ないため供給し難い現象を起こして、能率の低下の要因となる。従って、図1(a)のようにフランジ部分7を大きくして、インフィードコンベアの両サイドのガイド板により、容器が整列した状態で供給できる程度にして、扇型の雰囲気を残す程度の打ち抜きをし、生椎茸の収納部(成型部)については、扇型をそのまま残すことにする。
【0009】
また、別の形状として、図2(a)(b)に示すように、トレー11の底部中央に凸部15を設け、該凸部の両サイドに溝部14を設けたものにおいては、図2(b)に示すように、生椎茸を天地を交互に配列する状態で収納することによって、トレーの形状としては、正方形または長方形となる。以上説明したように生椎茸を横に並べることにより、鮮度を確認するための、傘の下側も観察できるし、また柄の状態を観察するのにも好都合である。
【0010】
椎茸の大きさとトレーの深さとの関係において、椎茸に加重がかからないためには、トレーを深くすればよい。しかし、店頭において、もりあがつた状態が好まれるので、浅いトレーを用いるケースがある。その場合には、図3に示すように椎茸の形状に合った成型蓋8を使用し、該蓋とトレーとをフランジ部分で合体させて、椎茸に加重が掛からないようにする。図3(c)に示した例は身蓋一体成型として、身蓋の間にヒンジを設けたものであるが、このようにすると包装する時の作業性がよい。
【0011】
以上説明したいずれのトレーにおいても、トレーの側面乃至は底面に小孔Pを設けることによって容器内の空気或いは湿気の滞留を防止することによって生椎茸の鮮度保持の一助とすることができる。
前記小孔Pの数は、多いほどよいが、容器強度を低下させない範囲で、5 〜20ケ所程度が望ましい。
【0012】
このようにして生椎茸を収納したトレーを、鮮度保持機能を有するフィルムFにより、密封包装をする。
鮮度保持フィルムとして23℃における酸素透過度が3,000 〜30,000cc/m2 ・24hrs ・atm で、40℃、80%RHにおける水蒸気透過度が20〜300g/m2 ・24hrs ・atm であるフィルムにより包装される。酸素透過度として3,000 cc/m2 ・24hrs ・atm 以下であると、低酸素の呼吸障害による異臭が発生し易く、その商品価値は著しく低下する。また、酸素透過度が30,000cc/m2 ・24hrs ・atm 以上では、密封包装系内の酸素濃度が低下せず、MA(Modified Atmosphere)効果が得られ難く、気中菌糸の発生や褐変等の鮮度低下を生ずる。
さらに、酸素透過と共に水蒸気透過度を規定することが重要である。即ち、水蒸気透過度が、300g/m2 ・24hrs ・atm 以上の場合には、蒸散による目減り、乾燥、萎縮が起こり、逆に20g/m2・24hrs ・atm 以下の場合には包装内部に溜まる水が、カビ、腐敗の温床となり、いずれの場合にも鮮度低下が著しい。
【0013】
密封包装としては、種々の形態が考えられるが、本発明においてはその形態に限定されるものではなく、たとえば、ピロー包装、ストレッチ包装、シュリンク包装等の形態のいずれをも用いることができる。
密封の際に用いられるフィルムの種類、物性は、生椎茸の鮮度保持に大きく影響する。
無包装であれば、乾燥による目減りがあり、包装した場合にも、包装系内の水蒸気あるいは酸素の適度な透過性を有したフィルムにより密封することにより、鮮度保持の効果が期待できる。
場合によっては、フィルムに微細穿孔加工を施し、水蒸気、酸素の透過量のコントロールを図る。
【0014】
【作用】
生椎茸そのものに加重のかからない形態であり、輸送中、保管中においても、生椎茸の型崩れがない。又、生椎茸が横置きにしてあるため、傘の裏の状態をみることもできるが、とくに柄の状態をよくみることができるので、鮮度の程度が包装されたままの状態で観察することが可能となった。
【0015】
【実施例】
実施例1:扇型になる。
図1は、生椎茸を3〜5ケ収納出来るトレーであり、(a)は平面図、(b)は、A−A′の断面図である。
椎茸の傘の直径と、柄の太さとが極端に違うため、この実施例のように、扇形に収納しようとすれば、極端な扇形の容器外形となってしまう。そこで、トレー周縁のフランジ7の外形を変化させて、容器外形を長方形と扇型との中間の形状とした。
手作業包装の場合には、問題ないが、フィルム包装をする際に、インフィードコンベアから包装ユニットへ挿入される際に、安定した動きで供給することが不可能に近い。そこでこのような形にして作業性(機械適性)の向上を図った。
【0016】
実施例2:生椎茸を天地を交互に並べる方法
図2(a)(b)に示すように、トレーの底部の中央部に凸部部15を設け、その両側に溝部14を設ける。
生椎茸3を図2(a)(b)に示すように天地を交互に収納すると、トレー内に極めて効率良く収納できる。この場合は、容器外形は、長方形となり、鮮度保持フィルムによる密封包装の際の機械適性には何ら問題のない形とすることができる。
【0017】
実施例3:実施例1、実施例2にヒンジの蓋を使用する例
図3(a)は実施例2と同じ底部の形状を有したトレーであって、蓋とヒンジ部Hを介して一体化した容器を示している。同図(b)はその断面図である。
そして、この場合の蓋の部分はトレーと同様に生椎茸の傘部、柄部を保護するように成型をした。即ち、最終的には同図(c)のように身蓋式トレーとして、生椎茸を上下からの圧を受けない状態に収納できる容器である。そして、その外側に鮮度保持フィルムにより密封包装をする。
【0018】
【発明の効果】
生椎茸の形状に対応したトレー形状としたことによって、生椎茸の形状の保護が可能となつた。特に傘部に外圧を受けないため、流通時の傷みが減少した。横置きではあるが傘の裏も見ることができるし、特に柄の状態をよく見ることができる。また大量の包装作業も可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトレーの実施例
【図2】本発明によるトレーの別の実施例
【図3】本発明のトレーに蓋を用いた実施例
【図4】従来のトレー
【符号の説明】
1,11 トレー
2 鮮度保持フィルム
3 生椎茸
4,14 トレー底部の溝部
5,15 トレー底部の凸部
6 バランス溝部
7,17 フランジ
8,蓋
F 鮮度保持フィルム
P トレーあるいは蓋に設けられた小孔
H ヒンジ

Claims (1)

  1. 底の形状として、一部に凸部を設け、その端部と壁部の間に凹部、即ち溝状部を形成させるか、または、中央部に帯状凸部を設け、その両端と、前記凸部が相対する壁部との間に溝部を形成し、更に、その側面乃至は底面に小孔を設けたトレーの前記凸部に、生椎茸の柄を、前記溝部に生椎茸の傘を位置させた後、更に、前記トレ−に、上記で収納された生椎茸の形状を保持できるように、予め成型された、その壁面に小孔を有する成型蓋を被覆し、かつ、その外側を23℃における酸素透過度が3、000〜30、000cc/m 2 ・24hrs・atmで、40℃、80%RHにおける水蒸気透過度が20〜300g/m 2 である鮮度保持フィルムによって密封包装をしたことを特徴とする生椎茸包装体。
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