JP3764900B2 - ワイヤロープ接続方法および接続部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はワイヤロープの接続方法に関し、特にエレベータの主ロープの取り換え時に用いるのに適したワイヤロープの接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータには巻き上げ用のいわゆる主ロープを始め、ガバナ用、コンペンセイション用等の多くのワイヤロープが用いられている。これらのワイヤロープの取り換え作業時には、新旧ロープの端末を互いに接続して、ロープの移動経路に沿って移動させ、旧ロープを回収しつつ新ロープを繰り出して新旧ロープを置き換えるのである。
【0003】
従来、このような新旧ロープの接続を確実に行うために図4に概略的に示すような接続方法を用いていた。即ち、新ロープ1と旧ロープ2とのそれぞれの端部から、1本あるいは2本(図示の例では2本)のストランド1a、2aを残して他のストランドを切断し、切断部はワイヤ1b、2bで締結してストランドがほぐれないようにする。切断されずに残ったそれぞれ2本のストランド1a、2aは、互いに絡ませて折り曲げて折り曲げ部分1c、2cを形成し、折り曲げ部分1c、2cの端部をワイヤ1d、2dで縛って締結し、新ロープ1と旧ロープ2との接続を完了させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の接続方法に於いては、残したストランド1a、2aを互いに絡ませて折り曲げてワイヤで緊縛するので、接続部が大きく膨らんでその外径が新旧ロープ1、2の外径よりも大きくなってしまう。このため、接続した新旧ロープ1、2の大きな接続部が、置き換え移動の際に通されるロープ移動経路内のロープガイドやシーブ溝等の他の機器あるいは他の部分に接触し、噛んだり、引っ掛かったり、損傷を与えたりするおそれがあった。これを防ぐために、ロープ移動経路の機器を分解したり取り外したりする必要があり、またロープ移動も注意深く行わねばならなかった。
【0005】
また、残したストランド1a、2aの絡ませ方、折り曲げ方、更にはワイヤ4での緊縛の仕方に熟練技術が必要で困難であり、信頼性の高い接続部を形成するのが困難であった。接続部が適切に形成されていない場合には、接続部が外れてしまったり、ロープ移動経路に損傷を与えたりすることさえある。
【0006】
更に、ロープ接続部に於いては張力が僅か1、2本の残されたストランド1a、2aだけに掛かるので、それらのストランド1a、2aがワイヤロープ本体部分で落ち込み(他のストランドよりも内側に潜り込み)新ロープ2の端末部分が変形してしまうことがある。このような変形が生ずると、交換された新ロープ2の端末部分他の機器へ適切に接続できるようにするために、新ロープ2の変形した端末部分の切除作業をしなければならなくなる。
【0007】
従って、この発明の課題は上述のような従来のワイヤロープ接続方法の問題点を解消することであり、またロープ接続部を容易に形成し得て、接続部の外径が小さく、充分な引っ張り強度を持ち、ロープ端部の変形も生じないワイヤロープ接続方法を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明のワイヤロープ接続方法は、それぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続するために、複数の上記第1ストランドのうちの一部を残して上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第1ストランドを切断する工程と、複数の上記第2ストランドのうちの一部を残して上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第2ストランドを切断する工程と、上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランドとを沿わせて重ねる工程と、上記第1ストランドおよび上
記第2ストランドの端で、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランド上に金属スリーブを被せる工程と、上記金属スリーブを円筒面を有するダイスにより圧着して、第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に上記金属スリーブを圧入充填させて上記第1および第2ワイヤロープを互いに締結する工程とを備えたワイヤロープ接続方法である。
【0009】
また、上記第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備えているときには、上記第2ストランドを切断する工程が、同時に上記第2芯綱を切断する工程を含み、上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランドとを互いに沿わせて重ねる工程が、これらストランドを上記第1芯綱上に重ねる工程を含み、上記金属スリーブを圧着させる工程が、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上に金属スリーブを圧着させる工程を含ませることができる。
【0010】
また、圧着された上記金属スリーブの外径を、上記ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越えない大きさだけ大きくしてもよい。
【0011】
また、上記残されるストランドの本数が各ワイヤロープのストランドの本数の約半分であっても良い。
【0012】
更に、上記締結スリーブが、各ワイヤロープのストランドの切断端部にも圧着されていても良い。
【0013】
また、上記第1ストランド、上記第2ストランドおよび上記第2芯綱を切断する各工程が、それぞれの上記ストランドを切断する前に、少なくとも切断長さより大きな長さだけ、上記ワイヤロープから上記ストランドを一本ずつにほぐす工程を備えていても良い。
【0014】
また、上記一本ずつにほぐされて切断されたストランドを上記ワイヤロープに再び編み込む工程を備えることもできる。
【0015】
更に本発明のワイヤロープ接続部は、それぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続するためのワイヤロープ接続部であって、上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ延びた複数の第1接続用ストランドと、上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記第1接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2接続用ストランドと、上記第1接続用ストランドおよび上記第2接続用ストランドの各端で、上記重ねられた第1接続用ストランドおよび第2接続用ストランド上に被せられて円筒形外周面を持ち、内周面が第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に圧入充填された金属スリーブとを備えている。
【0016】
また、第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備え、上記第1接続用ストランドと上記第2接続用ストランドとが、上記第1芯綱上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上に被せられて圧着されてなるものにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1には本発明のワイヤロープ接続方法の一工程を概略図で示し、図2には本発明のワイヤロープ接続方法により完成したワイヤロープ接続部を概略図で示し、図3には本発明のワイヤロープ接続方法に用いるのに適したハンデイプレスを示してある。
【0018】
図1に於いて、新ロープ1は芯綱2の周囲に配置された複数(例えば8本)の第1ストランド3を有する第1ワイヤロープであり、旧ロープ4は同様に芯綱5の周囲に配置された複数(例えば8本)の第2ストランド6を有する第2ワイヤロープである。これらの新ロープ1と旧ロープ2とを互いに接続するために、新ロープ1の複数の第1ストランド3のうちのうちの一部、望ましくは周方向に隣接した約半数(例えば4本)の第1ストランド3だけを残して、選択した第1ストランド3(例えば4本)を第1ワイヤロープ1の端から例えば700mmだけロープからほぐして一本ずつ独立させる。次にこの第1ストランド3を接続部を形成するのに必要な長さ、例えば500mmの所定長さだけ切断して取り除く。切断されずに残された4本の第1ストランド3aは再び芯綱2の周囲に沿って撚り戻されて第1ワイヤロープ1の一部となるようにする。
【0019】
旧ロープ2の複数の第2ストランド6のうちのうちの一部、望ましくは周方向に隣接した約半数(例えば4本)の第2ストランド6aだけを残して、選択した第2ストランド6(例えば4本)を第2ワイヤロープ2の端から例えば700mmだけロープからほぐして一本ずつ独立させる。次にこの第2ストランド6を接続部を形成するのに必要な長さ、例えば500mmの所定長さだけ切断して取り除く。このとき第2ストランド6と共に芯綱5の一部も同じ位置で切断して取り除くので、切断されずに残された4本の第2ストランド6aだけが残ることになる。
【0020】
次に、このようにして第2ワイヤロープ4の端部に残された第2ストランド6aを、第1ワイヤロープ1の端部に残された第1ストランド3aに沿って重ね合わせられるように第1ワイヤロープ1の芯綱2に巻き付ける。芯綱2が無いワイヤロープの場合には、接続用ストランド3aと6aとを互いに沿わせて重ね合わせるのである。
【0021】
次に、予め新旧ロープ1あるいは4に2本ずつ嵌めてあったアルミニウム、真鍮等の金属スリーブ7をずらして移動させ、図2に示すように、それぞれ第1ワイヤロープ1の端部に重なる位置と、第1ワイヤロープ1に残された第1ストランド3aの端に重なる位置と、第2ワイヤロープ4の端部に重なる位置と、第2ワイヤロープ4に残された第2ストランド6aの端とに重なる位置とに配置する。それから金属スリーブ7をそれぞれの位置で、図3に示す如きハンデイプレス10を用いて、圧着する。この結果、金属スリーブ7は、第1ストランド3aおよび第2ストランド6aの端で、互いにまた芯綱2に重ねられた第1ストランド3aおよび第2ストランド6a上に圧着させられて、第1ワイヤロープ1および第2ワイヤロープ4が互いに接続され、締結される。
【0022】
図3に示すハンデイプレス10は、フレーム11に取り付けられた油圧シリンダー12をハンドル13によって操作される手動ポンプ14によって作動させ、顎部15の開口部に装着した円筒面を持つダイス16を開閉させるものである。このようなハンデイプレス10を用いて金属スリーブ7に大きな圧力を加えれば、金属スリーブ7は外周面はダイス16の円筒面となるが、内周面は塑性変形してワイヤロープの外径を形成する円と第1および第2ストランド3aおよび6aとの間に形成される空間内に圧入充填されて圧着される。例えば約30tの圧力を加えると充分な圧着強度が得られる。ロープ接続部の外径とロープ径との差は、ワイヤロープの外径いかんに拘わらず、0.7mm乃至2.0mmの範囲とすべきである。この直径の差がこの範囲よりも小さいと金属スリーブ7の厚さが充分でなく金属スリーブの強度が弱く割れが生じたりし、またこの範囲よりも大きいとロープ交換時のロープ移動経路の通過が滑らかに行われなくなる。
【0023】
本発明のワイヤロープ接続方法により形成した接続部を、従来のワイヤロープ接続方法により形成した接続部と比較するために、引張試験を行った。試験に用いたワイヤロープは8×S(19)0/0、ロープ直径は12mm、ロープ種別はE種、規定破断荷重は58.5kNのもので、8本のストランドのうち4本を切除して残りの4本を用い、図2に示す如く配置した4本のアルミニウムの金属スリーブ7を図3のハンデイプレス10により圧着により締結して接続部を形成した。金属スリーブ7の圧着締結後の外径即ちロープ接続部の外径は12.8mmであった。
【0024】
このような引張試験の結果、従来のワイヤロープ接続方法によれば、最大荷重1.0kNで接続部の抜けが起こり、締結効率は1.7%であったのに対し、本発明のワイヤロープ接続方法によれば、最大荷重4.0kNで金属スリーブ7の割れが起こり、このときの締結効率は6.8%であった。ここで締結効率とは規定破断荷重に対する引張試験の最大荷重の比率をパーセントで表したものである。このように本発明のワイヤロープ接続方法は最大荷重および締結効率に於いて従来のワイヤロープ接続方法よりも優れていることが明らかである。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明のワイヤロープ接続方法によれば、複数の第1ストランドのうちの一部を残して第1ワイヤロープの端から所定長さだけ第1ストランドを切断する工程と、複数の第2ストランドのうちの一部を残して第2ワイヤロープの端から所定長さだけ第2ストランドを切断する工程と、残った第1ストランドと残った第2ストランドとを沿わせて重ねる工程と、第1ストランドおよび第2ストランドの端で、重ねられた第1ストランドおよび第2ストランド上に金属スリーブを被せる工程と、上記金属スリーブを円筒面を有するダイスにより圧着して、第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に上記金属スリーブを圧入充填させて、第1および第2ワイヤロープを互いに締結する工程とを備えているので、ロープ接続部を容易に形成でき、得られたロープ接続部は外径が小さく、充分な引っ張り強度を持ち、ロープ端部の変形も生じることがない。
【0026】
また、第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備えているときには、第2ストランドを切断する工程が、同時に第2芯綱を切断する工程を含み、残った第1ストランドと残った第2ストランドとを互いに沿わせて重ねる工程が、これらストランドを第1芯綱上に重ねる工程を含み、金属スリーブを圧着させる工程が、重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に芯綱上に金属スリーブを圧着させる工程を含ませることができるので、芯綱を備えたワイヤロープについてもこのワイヤロープ接続方法を適用できる。
【0027】
また、圧着された金属スリーブの外径は、ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越えないだけ大きいだけであるので、ロープ接続部がロープ移動経路内の機器あるいは部分に接触して、噛んだり、引っ掛かったり、損傷を与えたりするおそれがなく、ロープ移動経路の機器を分解したり取り外したり、ロープ移動を注意深く行う必要もない。
【0028】
また、残されるストランドの本数が各ワイヤロープのストランドの本数の約半分であるので、残されたストランドが落ち込んでしまって変形したワイヤロープ端末部分の切除作業の必要がなくなる。
【0029】
更に、締結スリーブが、各ワイヤロープのストランドの切断端部にも圧着されているので、締結が確実に行われる。
【0030】
また、第1ストランド、第2ストランドおよび第2芯綱を切断する各工程が、それぞれのストランドを切断する前に、少なくとも切断長さより大きな長さだけ、ワイヤロープからストランドを一本ずつにほぐす工程を備えているので、接続用のストランドの作成を容易かつ正確に行うことができる。
【0031】
また、一本ずつにほぐされて切断されたストランドをワイヤロープに再び編み込む工程を備えることもできるので、ロープ接続部の直径を不必要に大きくすることがなく、また接続部を安定させることができる。
【0032】
更に、本発明のワイヤロープ接続部は、それぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続するためのワイヤロープ接続部であって、上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ延びた複数の第1接続用ストランドと、上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記第1接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2接続用ストランドと、上記第1接続用ストランドおよび上記第2接続用ストランドの各端で、上記重ねられた第1接続用ストランドおよび第2接続用ストランド上に被せられて円筒形外周面を持ち、内周面が第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に圧入充填された金属スリーブとを備えているので、容易に高い信頼性をもって製造できて、引っ張り強度を充分な大きさにでき、接続部の直径を小さく押さえることができる。
【0033】
上記第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備えている場合、上記第1接続用ストランドと上記第2接続用ストランドとが、上記第1芯綱上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上に被せられて圧着されてなるので、芯綱を持つワイヤロープにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤロープ接続方法を実施する一工程を示す概略側面図である。
【図2】 本発明のワイヤロープ接続方法により形成された本発明のワイヤロープ接続部を示す概略側面図である。
【図3】 本発明のワイヤロープ接続方法に用いることのできるハンデイプレスを示す側面図である。
【図4】 従来のワイヤロープ接続方法による接続部を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 第1ワイヤロープ(新ロープ)、2、5 芯綱、3、6 ストランド、3a、6a 残ったストランド、4 第2ワイヤロープ(旧ロープ)、7 金属スリーブ、10 ハンデイプレス。

Claims (9)

  1. それぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続するために、
    複数の上記第1ストランドのうちの一部を残して上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第1ストランドを切断する工程と、
    複数の上記第2ストランドのうちの一部を残して上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第2ストランドを切断する工程と、
    上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランドとを沿わせて重ねる工程と、
    上記第1ストランドおよび上記第2ストランドの端で、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランド上に金属スリーブを被せる工程と、
    上記金属スリーブを円筒面を有するダイスにより圧着して、第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に上記金属スリーブを圧入充填させて上記第1および第2ワイヤロープを互いに締結する工程とを備えたワイヤロープ接続方法。
  2. 上記第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備え、
    上記第2ストランドを切断する工程が、同時に上記第2芯綱を切断する工程を含み、
    上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランドとを互いに沿わせて重ねる工程が、これらストランドを上記第1芯綱上に重ねる工程を含み、
    上記金属スリーブを圧着する工程が、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上に金属スリーブを圧着させる工程を含む請求項1記載のワイヤロープ接続方法。
  3. 圧着された上記金属スリーブの外径が、上記ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越えない大きさだけ大きい請求項1あるいは2記載のワイヤロープ接続方法。
  4. 上記残されるストランドの本数が各ワイヤロープのストランドの本数の約半分である請求項1乃至3のいずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  5. 上記締結スリーブが、各ワイヤロープのストランドの切断端部にも圧着されている請求項1乃至4のいずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  6. 上記第1ストランド、上記第2ストランドおよび上記第2芯綱を切断する各工程が、それぞれの上記ストランドを切断する前に、少なくとも切断長さより大きな長さだけ、上記ワイヤロープから上記ストランドを一本ずつにほぐす工程を備えた請求項1乃至5のいずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  7. 上記一本ずつにほぐされて切断されたストランドを上記ワイヤロープに再び編み込む工程を備えた請求項6記載のワイヤロープ接続方法。
  8. それぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続するためのワイヤロープ接続部であって、
    上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ延びた複数の第1接続用ストランドと、上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記第1接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2接続用ストランドと、
    上記第1接続用ストランドおよび上記第2接続用ストランドの各端で、上記重ねられた第1接続用ストランドおよび第2接続用ストランド上に被せられて円筒形外周面を持ち、内周面が第1および第2ストランドとの間に形成される空間内に圧入充填された金属スリーブとを備えたワイヤロープ接続部。
  9. 上記第1および第2ワイヤロープがそれぞれ第1および第2の芯綱を備え、上記第1接続用ストランドと上記第2接続用ストランドとが、上記第1芯綱上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上に被せられてなる請求項8記載のワイヤロープ接続部。
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