JP2001080827A - ワイヤロープ接続方法および接続部 - Google Patents

ワイヤロープ接続方法および接続部

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JP2001080827A JP25532899A JP25532899A JP2001080827A JP 2001080827 A JP2001080827 A JP 2001080827A JP 25532899 A JP25532899 A JP 25532899A JP 25532899 A JP25532899 A JP 25532899A JP 2001080827 A JP2001080827 A JP 2001080827A
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博一 高田
Takashi Maekawa
貴志 前川
Toshiro Sato
敏郎 佐藤
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Chuuwa Sangyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部の外径が小さく、充分な引っ張り強度
を持ち、ロープ端部の変形も生じないワイヤロープ接続
方法および接続部を得ることである。 【解決手段】 ストランドとを有する二本のワイヤロー
プを互いに接続するために、それぞれのロープのストラ
ンドのうちの約半数を接続用として残して端から所定長
さだけ切断し、接続用に残されたストランドを互いに沿
わせて芯綱が或る場合には芯綱を含めて互いに重ね、両
ストランドの端で、重ねられたストランドおよび芯綱上
に金属スリーブを被せ、その外径がロープよりも2.0
mm以上大きくならぬように圧着させて2本のワイヤロ
ープを互いに締結するワイヤロープ接続方法および接続
部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワイヤロープの接
続方法に関し、特にエレベータの主ロープの取り換え時
に用いるのに適したワイヤロープの接続方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】エレベータには巻き上げ用のいわゆる主
ロープを始め、ガバナ用、コンペンセイション用等の多
くのワイヤロープが用いられている。これらのワイヤロ
ープの取り換え作業時には、新旧ロープの端末を互いに
接続して、ロープの移動経路に沿って移動させ、旧ロー
プを回収しつつ新ロープを繰り出して新旧ロープを置き
換えるのである。
【0003】従来、このような新旧ロープの接続を確実
に行うために図4に概略的に示すような接続方法を用い
ていた。即ち、新ロープ1と旧ロープ2とのそれぞれの
端部から、1本あるいは2本(図示の例では2本)のス
トランド1a、2aを残して他のストランドを切断し、
切断部はワイヤ1b、2bで締結してストランドがほぐ
れないようにする。切断されずに残ったそれぞれ2本の
ストランド1a、2aは、互いに絡ませて折り曲げて折
り曲げ部分1c、2cを形成し、折り曲げ部分1c、2
cの端部をワイヤ1d、2dで縛って締結し、新ロープ
1と旧ロープ2との接続を完了させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の接続
方法に於いては、残したストランド1a、2aを互いに
絡ませて折り曲げてワイヤで緊縛するので、接続部が大
きく膨らんでその外径が新旧ロープ1、2の外径よりも
大きくなってしまう。このため、接続した新旧ロープ
1、2の大きな接続部が、置き換え移動の際に通される
ロープ移動経路内のロープガイドやシーブ溝等の他の機
器あるいは他の部分に接触し、噛んだり、引っ掛かった
り、損傷を与えたりするおそれがあった。これを防ぐた
めに、ロープ移動経路の機器を分解したり取り外したり
する必要があり、またロープ移動も注意深く行わねばな
らなかった。
【0005】また、残したストランド1a、2aの絡ま
せ方、折り曲げ方、更にはワイヤ4での緊縛の仕方に熟
練技術が必要で困難であり、信頼性の高い接続部を形成
するのが困難であった。接続部が適切に形成されていな
い場合には、接続部が外れてしまったり、ロープ移動経
路に損傷を与えたりすることさえある。
【0006】更に、ロープ接続部に於いては張力が僅か
1、2本の残されたストランド1a、2aだけに掛かる
ので、それらのストランド1a、2aがワイヤロープ本
体部分で落ち込み(他のストランドよりも内側に潜り込
み)新ロープ2の端末部分が変形してしまうことがあ
る。このような変形が生ずると、交換された新ロープ2
の端末部分他の機器へ適切に接続できるようにするため
に、新ロープ2の変形した端末部分の切除作業をしなけ
ればならなくなる。
【0007】従って、この発明の課題は上述のような従
来のワイヤロープ接続方法の問題点を解消することであ
り、またロープ接続部を容易に形成し得て、接続部の外
径が小さく、充分な引っ張り強度を持ち、ロープ端部の
変形も生じないワイヤロープ接続方法を得ることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明のワイヤロープ接続方法は、それぞれ第
1および第2の複数のストランドを有する第1および第
2ワイヤロープを互いに接続するために、複数の上記第
1ストランドのうちの一部を残して上記第1ワイヤロー
プの端から所定長さだけ上記第1ストランドを切断する
工程と、複数の上記第2ストランドのうちの一部を残し
て上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第2
ストランドを切断する工程と、上記残った第1ストラン
ドと上記残った第2ストランドとを沿わせて重ねる工程
と、上記第1ストランドおよび上記第2ストランドの端
で、上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストラン
ド上に金属スリーブを圧着させて、上記第1および第2
ワイヤロープを互いに締結する工程とを備えたワイヤロ
ープ接続方法である。
【0009】また、上記第1および第2ワイヤロープが
それぞれ第1および第2の芯綱を備えているときには、
上記第2ストランドを切断する工程が、同時に上記第2
芯綱を切断する工程を含み、上記残った第1ストランド
と上記残った第2ストランドとを互いに沿わせて重ねる
工程が、これらストランドを上記第1芯綱上に重ねる工
程を含み、上記金属スリーブを圧着させる工程が、上記
重ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に
上記芯綱上に金属スリーブを圧着させる工程を含ませる
ことができる。
【0010】また、圧着された上記金属スリーブの外径
を、上記ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越
えない大きさだけ大きくしてもよい。
【0011】また、上記残されるストランドの本数が各
ワイヤロープのストランドの本数の約半分であっても良
い。
【0012】更に、上記締結スリーブが、各ワイヤロー
プのストランドの切断端部にも圧着されていても良い。
【0013】また、上記第1ストランド、上記第2スト
ランドおよび上記第2芯綱を切断する各工程が、それぞ
れの上記ストランドを切断する前に、少なくとも切断長
さより大きな長さだけ、上記ワイヤロープから上記スト
ランドを一本ずつにほぐす工程を備えていても良い。
【0014】また、上記一本ずつにほぐされて切断され
たストランドを上記ワイヤロープに再び編み込む工程を
備えることもできる。
【0015】更に本発明のワイヤロープ接続部は、それ
ぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1お
よび第2ワイヤロープを互いに接続するためのワイヤロ
ープ接続部であって、上記第1ワイヤロープの端から所
定長さだけ延びた複数の第1接続用ストランドと、上記
第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記第1
接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2接続
用ストランドと、上記第1接続用ストランドおよび上記
第2接続用ストランドの各端で、上記重ねられた第1接
続用ストランドおよび第2接続用ストランド上に被せら
れて圧着された金属スリーブとを備えている。
【0016】また、第1および第2ワイヤロープがそれ
ぞれ第1および第2の芯綱を備え、上記第1接続用スト
ランドと上記第2接続用ストランドとが、上記第1芯綱
上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重ねられた
第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上
に被せられて圧着されてなるものにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1には本発明の
ワイヤロープ接続方法の一工程を概略図で示し、図2に
は本発明のワイヤロープ接続方法により完成したワイヤ
ロープ接続部を概略図で示し、図3には本発明のワイヤ
ロープ接続方法に用いるのに適したハンデイプレスを示
してある。
【0018】図1に於いて、新ロープ1は芯綱2の周囲
に配置された複数(例えば8本)の第1ストランド3を
有する第1ワイヤロープであり、旧ロープ4は同様に芯
綱5の周囲に配置された複数(例えば8本)の第2スト
ランド6を有する第2ワイヤロープである。これらの新
ロープ1と旧ロープ2とを互いに接続するために、新ロ
ープ1の複数の第1ストランド3のうちのうちの一部、
望ましくは周方向に隣接した約半数(例えば4本)の第
1ストランド3だけを残して、選択した第1ストランド
3(例えば4本)を第1ワイヤロープ1の端から例えば
700mmだけロープからほぐして一本ずつ独立させ
る。次にこの第1ストランド3を接続部を形成するのに
必要な長さ、例えば500mmの所定長さだけ切断して
取り除く。切断されずに残された4本の第1ストランド
3aは再び芯綱2の周囲に沿って撚り戻されて第1ワイ
ヤロープ1の一部となるようにする。
【0019】旧ロープ2の複数の第2ストランド6のう
ちのうちの一部、望ましくは周方向に隣接した約半数
(例えば4本)の第2ストランド6aだけを残して、選
択した第2ストランド6(例えば4本)を第2ワイヤロ
ープ2の端から例えば700mmだけロープからほぐし
て一本ずつ独立させる。次にこの第2ストランド6を接
続部を形成するのに必要な長さ、例えば500mmの所
定長さだけ切断して取り除く。このとき第2ストランド
6と共に芯綱5の一部も同じ位置で切断して取り除くの
で、切断されずに残された4本の第2ストランド6aだ
けが残ることになる。
【0020】次に、このようにして第2ワイヤロープ4
の端部に残された第2ストランド6aを、第1ワイヤロ
ープ1の端部に残された第1ストランド3aに沿って重
ね合わせられるように第1ワイヤロープ1の芯綱2に巻
き付ける。芯綱2が無いワイヤロープの場合には、接続
用ストランド3aと6aとを互いに沿わせて重ね合わせ
るのである。
【0021】次に、予め新旧ロープ1あるいは4に2本
ずつ嵌めてあったアルミニウム、真鍮等の金属スリーブ
7をずらして移動させ、図2に示すように、それぞれ第
1ワイヤロープ1の端部に重なる位置と、第1ワイヤロ
ープ1に残された第1ストランド3aの端に重なる位置
と、第2ワイヤロープ4の端部に重なる位置と、第2ワ
イヤロープ4に残された第2ストランド6aの端とに重
なる位置とに配置する。それから金属スリーブ7をそれ
ぞれの位置で、図3に示す如きハンデイプレス10を用
いて、圧着する。この結果、金属スリーブ7は、第1ス
トランド3aおよび第2ストランド6aの端で、互いに
また芯綱2に重ねられた第1ストランド3aおよび第2
ストランド6a上に圧着させられて、第1ワイヤロープ
1および第2ワイヤロープ4が互いに接続され、締結さ
れる。
【0022】図3に示すハンデイプレス10は、フレー
ム11に取り付けられた油圧シリンダー12をハンドル
13によって操作される手動ポンプ14によって作動さ
せ、顎部15の開口部に装着した円筒面を持つダイス1
6を開閉させるものである。このようなハンデイプレス
10を用いて金属スリーブ7に大きな圧力を加えれば、
金属スリーブ7は外周面はダイス16の円筒面となる
が、内周面は塑性変形してワイヤロープの外径を形成す
る円と第1および第2ストランド3aおよび6aとの間
に形成される空間内に圧入充填されて圧着される。例え
ば約30tの圧力を加えると充分な圧着強度が得られ
る。ロープ接続部の外径とロープ径との差は、ワイヤロ
ープの外径いかんに拘わらず、0.7mm乃至2.0m
mの範囲とすべきである。この直径の差がこの範囲より
も小さいと金属スリーブ7の厚さが充分でなく金属スリ
ーブの強度が弱く割れが生じたりし、またこの範囲より
も大きいとロープ交換時のロープ移動経路の通過が滑ら
かに行われなくなる。
【0023】本発明のワイヤロープ接続方法により形成
した接続部を、従来のワイヤロープ接続方法により形成
した接続部と比較するために、引張試験を行った。試験
に用いたワイヤロープは8×S(19)0/0、ロープ
直径は12mm、ロープ種別はE種、規定破断荷重は5
8.5kNのもので、8本のストランドのうち4本を切
除して残りの4本を用い、図2に示す如く配置した4本
のアルミニウムの金属スリーブ7を図3のハンデイプレ
ス10により圧着により締結して接続部を形成した。金
属スリーブ7の圧着締結後の外径即ちロープ接続部の外
径は12.8mmであった。
【0024】このような引張試験の結果、従来のワイヤ
ロープ接続方法によれば、最大荷重1.0kNで接続部
の抜けが起こり、締結効率は1.7%であったのに対
し、本発明のワイヤロープ接続方法によれば、最大荷重
4.0kNで金属スリーブ7の割れが起こり、このとき
の締結効率は6.8%であった。ここで締結効率とは規
定破断荷重に対する引張試験の最大荷重の比率をパーセ
ントで表したものである。このように本発明のワイヤロ
ープ接続方法は最大荷重および締結効率に於いて従来の
ワイヤロープ接続方法よりも優れていることが明らかで
ある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明のワイヤロープ接続
方法によれば、複数の第1ストランドのうちの一部を残
して第1ワイヤロープの端から所定長さだけ第1ストラ
ンドを切断する工程と、複数の第2ストランドのうちの
一部を残して第2ワイヤロープの端から所定長さだけ第
2ストランドを切断する工程と、残った第1ストランド
と残った第2ストランドとを沿わせて重ねる工程と、第
1ストランドおよび第2ストランドの端で、重ねられた
第1ストランドおよび第2ストランド上に金属スリーブ
を圧着させて、第1および第2ワイヤロープを互いに締
結する工程とを備えているので、ロープ接続部を容易に
形成でき、得られたロープ接続部は外径が小さく、充分
な引っ張り強度を持ち、ロープ端部の変形も生じること
がない。
【0026】また、第1および第2ワイヤロープがそれ
ぞれ第1および第2の芯綱を備えているときには、第2
ストランドを切断する工程が、同時に第2芯綱を切断す
る工程を含み、残った第1ストランドと残った第2スト
ランドとを互いに沿わせて重ねる工程が、これらストラ
ンドを第1芯綱上に重ねる工程を含み、金属スリーブを
圧着させる工程が、重ねられた第1ストランドおよび第
2ストランドと共に芯綱上に金属スリーブを圧着させる
工程を含ませることができるので、芯綱を備えたワイヤ
ロープについてもこのワイヤロープ接続方法を適用でき
る。
【0027】また、圧着された金属スリーブの外径は、
ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越えないだ
け大きいだけであるので、ロープ接続部がロープ移動経
路内の機器あるいは部分に接触して、噛んだり、引っ掛
かったり、損傷を与えたりするおそれがなく、ロープ移
動経路の機器を分解したり取り外したり、ロープ移動を
注意深く行う必要もない。
【0028】また、残されるストランドの本数が各ワイ
ヤロープのストランドの本数の約半分であるので、残さ
れたストランドが落ち込んでしまって変形したワイヤロ
ープ端末部分の切除作業の必要がなくなる。
【0029】更に、締結スリーブが、各ワイヤロープの
ストランドの切断端部にも圧着されているので、締結が
確実に行われる。
【0030】また、第1ストランド、第2ストランドお
よび第2芯綱を切断する各工程が、それぞれのストラン
ドを切断する前に、少なくとも切断長さより大きな長さ
だけ、ワイヤロープからストランドを一本ずつにほぐす
工程を備えているので、接続用のストランドの作成を容
易かつ正確に行うことができる。
【0031】また、一本ずつにほぐされて切断されたス
トランドをワイヤロープに再び編み込む工程を備えるこ
ともできるので、ロープ接続部の直径を不必要に大きく
することがなく、また接続部を安定させることができ
る。
【0032】更に、本発明のワイヤロープ接続部は、そ
れぞれ第1および第2の複数のストランドを有する第1
および第2ワイヤロープを互いに接続するためのワイヤ
ロープ接続部であって、上記第1ワイヤロープの端から
所定長さだけ延びた複数の第1接続用ストランドと、上
記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記第
1接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2接
続用ストランドと、上記第1接続用ストランドおよび上
記第2接続用ストランドの各端で、上記重ねられた第1
接続用ストランドおよび第2接続用ストランド上に被せ
られて圧着された金属スリーブとを備えているので、容
易に高い信頼性をもって製造できて、引っ張り強度を充
分な大きさにでき、接続部の直径を小さく押さえること
ができる。
【0033】上記第1および第2ワイヤロープがそれぞ
れ第1および第2の芯綱を備えている場合、上記第1接
続用ストランドと上記第2接続用ストランドとが、上記
第1芯綱上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重
ねられた第1ストランドおよび第2ストランドと共に上
記芯綱上に被せられて圧着されてなるので、芯綱を持つ
ワイヤロープにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤロープ接続方法を実施する一
工程を示す概略側面図である。
【図2】 本発明のワイヤロープ接続方法により形成さ
れた本発明のワイヤロープ接続部を示す概略側面図であ
る。
【図3】 本発明のワイヤロープ接続方法に用いること
のできるハンデイプレスを示す側面図である。
【図4】 従来のワイヤロープ接続方法による接続部を
示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 第1ワイヤロープ(新ロープ)、2、5 芯綱、
3、6 ストランド、3a、6a 残ったストランド、
4 第2ワイヤロープ(旧ロープ)、7 金属スリー
ブ、10 ハンデイプレス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 博一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (72)発明者 前川 貴志 大阪府貝塚市二色中町11番1 株式会社テ ザック内 (72)発明者 佐藤 敏郎 東京都台東区東上野1丁目4番1号 中和 産業株式会社内 Fターム(参考) 3F305 BB02 BB03 BB04 BC12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ第1および第2の複数のストラ
    ンドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続
    するために、 複数の上記第1ストランドのうちの一部を残して上記第
    1ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第1ストラン
    ドを切断する工程と、 複数の上記第2ストランドのうちの一部を残して上記第
    2ワイヤロープの端から所定長さだけ上記第2ストラン
    ドを切断する工程と、 上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランド
    とを沿わせて重ねる工程と、 上記第1ストランドおよび上記第2ストランドの端で、
    上記重ねられた第1ストランドおよび第2ストランド上
    に金属スリーブを被せて圧着させて、上記第1および第
    2ワイヤロープを互いに締結する工程とを備えたワイヤ
    ロープ接続方法。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2ワイヤロープがそれ
    ぞれ第1および第2の芯綱を備え、 上記第2ストランドを切断する工程が、同時に上記第2
    芯綱を切断する工程を含み、 上記残った第1ストランドと上記残った第2ストランド
    とを互いに沿わせて重ねる工程が、これらストランドを
    上記第1芯綱上に重ねる工程を含み、 上記金属スリーブを圧着させる工程が、上記重ねられた
    第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上
    に金属スリーブを圧着させる工程を含む請求項1記載の
    ワイヤロープ接続方法。
  3. 【請求項3】 圧着された上記金属スリーブの外径が、
    上記ワイヤロープの外径に比較して2.0mmを越えな
    い大きさだけ大きい請求項1あるいは2記載のワイヤロ
    ープ接続方法。
  4. 【請求項4】 上記残されるストランドの本数が各ワイ
    ヤロープのストランドの本数の約半分である請求項1乃
    至3のいずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  5. 【請求項5】 上記締結スリーブが、各ワイヤロープの
    ストランドの切断端部にも圧着されている請求項1乃至
    4のいずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  6. 【請求項6】 上記第1ストランド、上記第2ストラン
    ドおよび上記第2芯綱を切断する各工程が、それぞれの
    上記ストランドを切断する前に、少なくとも切断長さよ
    り大きな長さだけ、上記ワイヤロープから上記ストラン
    ドを一本ずつにほぐす工程を備えた請求項1乃至5のい
    ずれか記載のワイヤロープ接続方法。
  7. 【請求項7】 上記一本ずつにほぐされて切断されたス
    トランドを上記ワイヤロープに再び編み込む工程を備え
    た請求項6記載のワイヤロープ接続方法。
  8. 【請求項8】 それぞれ第1および第2の複数のストラ
    ンドを有する第1および第2ワイヤロープを互いに接続
    するためのワイヤロープ接続部であって、 上記第1ワイヤロープの端から所定長さだけ延びた複数
    の第1接続用ストランドと、 上記第2ワイヤロープの端から所定長さだけ延び、上記
    第1接続用ストランドに沿って重ねられたた複数の第2
    接続用ストランドと、 上記第1接続用ストランドおよび上記第2接続用ストラ
    ンドの各端で、上記重ねられた第1接続用ストランドお
    よび第2接続用ストランド上に被せられて圧着された金
    属スリーブとを備えたワイヤロープ接続部。
  9. 【請求項9】 上記第1および第2ワイヤロープがそれ
    ぞれ第1および第2の芯綱を備え、上記第1接続用スト
    ランドと上記第2接続用ストランドとが、上記第1芯綱
    上に重ねられて、上記金属スリーブが、上記重ねられた
    第1ストランドおよび第2ストランドと共に上記芯綱上
    に被せられて圧着されてなる請求項8記載のワイヤロー
    プ接続部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008149409A1 (ja) 2007-05-29 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corporation エレベータロープの接続方法
CN111224305A (zh) * 2020-01-13 2020-06-02 上海申远高温线有限公司 一种铁氟龙绕包绝缘电线绕包带的接头方法

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CN111224305A (zh) * 2020-01-13 2020-06-02 上海申远高温线有限公司 一种铁氟龙绕包绝缘电线绕包带的接头方法

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