JP3763394B2 - 画像縮小方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル画像の縮小に係り、より詳しくは、CPUなどの処理装置から出力される画像を縮小する画像縮小方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、外部から入力された画像を取り込んで表示装置に表示する際に、画像のデジタルデータを一旦画像メモリに蓄えた後、所定の表示タイミングで読み出して表示装置に表示する。このような装置において、画像を縮小して表示する場合、図11に示すような構成が用いられる。
【0003】
この構成においては、ビデオカメラ21などから出力された、例えばNTSC方式やPAL方式のビデオ信号が、ビデオデコーダ22で処理される。ここでは、ビデオ信号から同期信号と画像信号とが分離され、その画像信号がデジタル信号に変換される。そのデジタルの画像データは、水平縮小処理回路23で水平方向に縮小された後に画像メモリ24に書き込まれる。水平縮小処理回路23での縮小処理は、画像において隣り合う画素のデータの等価平均を求めて新たな画素データを生成するといった手法が採られる。
【0004】
画像メモリ24から読み出された画像データは、必要に応じて、垂直拡大/縮小処理回路25で垂直方向に指定された比率で拡大または縮小処理が施された後、水平拡大処理回路26で水平方向に拡大処理が施される。そして、このような処理を経た画像データは、表示デバイス27に拡大または縮小画像として表示される。
【0005】
一般に、画像メモリのアクセスバンド幅は、ライン当たりのドット数×動作速度で定められるので、アクセスバンド幅を大きくしないためには、ドット数または/および動作速度を制限する必要がある。そこで、通常、上記のようにメモリへの書き込みの前に画像データを水平方向に縮小することによって、ドット数および動作速度を不要に上昇させることなく、アクセスバンド幅を小さくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像処理が施された画像データやネットワークを介して転送された画像データを表示デバイス27に表示させる際、画像データをCPU28などの処理装置から一旦画像メモリ24に取り込んだ後、上記の場合と同様に画像メモリ24から読み出して表示デバイス27に送出する。このような画像データを縮小する場合、画像メモリ24のアクセスバンド幅を小さくする都合上、CPU28によってソフトウェアで縮小処理が行われる。
【0007】
しかしながら、ソフトウェアで縮小処理を行う場合、CPU28の負担が増大するため、画像データを取りこぼすおそれがある。しかも、ソフトウェアによる縮小処理は、前記の水平縮小処理回路23のようなハードウェアでの縮小処理に比べて時間がかかる。このため、画像データが外部のネットワークなどから高速で転送されてきても、縮小処理のために遅延が生じるので、アリルタイムに画像を表示することができない。
【0008】
そこで、CPU28から取り込まれる画像データにも水平縮小処理回路23と同様な縮小処理を施すことが考えられる。しかしながら、このよう縮小処理には、以下のような問題がある。
【0009】
CPU28は、通常、メインメモリ29やシステムの他の部分の制御などといった各種の処理を行うために割り込みを受けるので、CPU28からの画像データの取り込みが、割り込みによって中断する。しかしながら、画像データの取り込みが中断すると、縮小処理に必要な隣り合う2画素分のデータが得られなくなるおそれがある。このため、縮小画像の品位を低下させるという不都合が生じる。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、CPUなどの処理装置の負担を軽減するために、CPUから画像メモリに取り込む画像データにハードウェアでの縮小処理を施すことができる画像縮小方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像縮小方法および画像縮小装置は、上記の課題を解決するために、CPUから出力された画像データにおいて連続する2つの画素のデータに縮小比率に応じた演算処理を施すことによって、画像データにおける水平方向の画素数より少ない新たな画素データを生成する手法を採用しており、画素データの入力タイミングで上記CPUから複数画素データ単位で出力されるパラレル形式の上記画像データを変換手段によって画素データ単位でシリアル形式に変換し、各画素データを上記画素クロックのタイミングで順次シフトさせ、シフトされた画素データに上記演算処理を施す前に、上記2つの画素データのうちの先の画素データを遅延手段によって1画素データ分遅延させることによって後の画素データのタイミングに合わせて上記2つの画素データを上記演算処理に供し、上記2つの画素データのタイミングを合わせるとき、シフトされた複数画素データ単位の最後の画素データを保持手段によって上記2つの画素データのうちの先の画素データとして上記複数画素データ単位における画素データ数と同数の上記画素クロックにおける単位クロックの期間保持することを特徴としている。
【0012】
上記の構成では、CPUから画像データがパラレル形式の複数画素データ単位で出力される場合、その画像データが変換手段によってシリアル形式の画素データ単位で出力される。このとき、その画素データが遅延手段によって1画素データ分遅延することによって、次の画素データとタイミングが合わされる。このようにして出力された連続する2つの画素に演算処理を施すことにより、新たな画素データが生成される。
【0013】
また、保持手段によって、複数画素データ単位の最後の画素データが保持手段によって上記の期間保持されるので、CPUからの画像データの出力が中断してから再開されても、保持された画素データと、次の複数画素データ単位の最初の画素データを連続させることができる。それゆえ、CPUからの画像データにハードウェア構成による縮小処理を縮小画像の品位を低下させることなく施すことが可能になる。
【0014】
また、上記の方法および装置においては、上記複数画素データ単位の最後の画素データのみ1画素データ分の遅延を上記単位クロック数の回数繰り返すことによって上記遅延手段が保持手段を兼ねることが好ましい。このようにすれば、パラレル形式でCPUから出力される画素データがシリアル形式に変換された状態でシフトされた後、遅延手段によって複数画素データ単位の最後の画素データのみ1画素データ分の遅延が繰り返される結果、その画素データが保持される。このように、遅延手段が保持手段を兼ねることによって、遅延手段および保持手段を構成する回路をそれぞれ別個に設ける必要がなくなる。
【0015】
この方法および装置においては、生成されたシリアル形式の上記画素データを保持出力手段によって上記CPUから出力された上記画像データの上記複数画素データ単位と同じ複数画素データ単位に保持してパラレル形式で同時に画像メモリに出力することが好ましい。このようにすれば、シリアル形式で縮小処理された画像データが入力時の形式に戻される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0017】
本実施の形態に係る画像処理装置は、図2に示すように、ビデオカメラ1、ビデオデコーダ2、水平縮小処理回路3・4、画像メモリ5、垂直拡大/縮小処理回路6、水平拡大処理回路7およびバッファ回路11を備えている。
【0018】
ビデオデコーダ2は、ビデオカメラ1から出力されたアナログのNTSC方式やPAL方式といったビデオ信号(コンポジットビデオ信号)から抽出された画像信号のデジタルへの変換、ビデオ信号からの水平同期信号および垂直同期信号の分離等を行う装置である。
【0019】
水平縮小処理回路3は、ビデオデコーダ2から出力される入力画像データに水平方向の縮小処理を施す回路である。縮小の方法としては、後述するように、入力画像データにおける、水平方向に隣接する2つの画素データを基に、2画素の中間位置からの距離に応じて重み付けされた係数を乗算した値を加算して元の画素数より少ない新たな画素データを生成する。
【0020】
水平縮小処理回路4は、CPU8から出力される、上記の入力画像データとは異なる画像データを水平方向に縮小する回路である。この水平縮小処理回路4も、水平縮小処理回路3と同様な方法で縮小を行うが、CPU8からの画像データの送出が割り込みによって中断されるため、その影響を受けないように、画像データの送出タイミングを調整する機能を有している。
【0021】
垂直拡大/縮小処理回路6は、画像メモリ5から読み出された画像データに垂直方向に拡大または縮小処理を施す回路である。この垂直拡大/縮小処理回路6は、垂直方向ではあるが、前記の水平縮小処理回路3と同様に隣り合う2画素の中間位置からのそれぞれの距離に応じて重み付けした演算を行う。
【0022】
水平拡大処理回路7は、垂直拡大/縮小処理回路6から出力された画像データに水平方向の拡大処理を施す回路である。この水平拡大処理回路7は、水平縮小処理回路3と同様の演算方法で拡大のために画素を補完する。この水平拡大処理回路7を経た画像データは、表示デバイス9に与えられる。
【0023】
続いて、水平縮小処理回路4について詳細に説明する。
【0024】
図1に示すように、アクセス調整回路40、ラッチ41・42、乗算器43・44、補数器45、加算器46、フリップフロップ(図中、FF)47、乗算係数発生回路48および補正値発生回路49を備えている。
【0025】
アクセス調整回路40は、画像データにおける水平方向に隣り合う2つの画素データを同時にラッチ41・42に供給するように、CPU8から画像メモリ5へのアクセスがCPU8への割り込み処理のために中断するときに、CPU8から画像メモリ5へのアクセスを調整する回路である。
【0026】
ラッチ41・42は、入力画像(元画像)における1画素分の画素データの入力のタイミングに同期する画素クロックPCLKのタイミングで、入力画像の1水平ラインにおいて隣接する入力画素Ai ・Ai+1 (i=1,2,3,…)のデータを順次保持する。ラッチ41から出力される画素Ai のデータは乗算器44に入力され、ラッチ42から出力される入力画素Ai+1 のデータは乗算器43に入力される。また、補数器45は、1から乗算係数発生回路48で発生した乗算係数Zを減算して乗算係数Zの補数(1−Z)を算出する回路である。
【0027】
乗算器43は、入力画素Ai+1 のデータに上記の乗算係数Zを乗算し、乗算器44は、入力画素Ai のデータに補数器45で得られた上記の補数を乗算する回路である。加算器46は、乗算器43・44からの乗算出力値を加算する回路である。フリップフロップ47は、加算器46から出力される出力画素データ、すなわち縮小または拡大画像の画素データを一時的に保持して出力する回路である。
【0028】
水平縮小処理回路4では、例えば、入力画像データを水平方向(行方向)に縮小する場合、図3に示すように、縮小画像の出力画素Bj を入力画像の基準画素A0 から1個目の画素とすれば、画素Bj は、次式によって求められる。この演算では、上記の乗算器43・44によって、出力画素Bj の位置と入力画素Ai+1 の位置との間の距離D1 で重み付けする一方、出力画素Bj の位置と入力画素Ai の位置との間の距離D2 で重み付けしている。
【0029】
Bj =Ai+1 *D1 +Ai *D2
ここで、縮小の場合、その比率がU/V(U>V)であるとき、原理的には、その逆数であるU/V=P+Q(Pは整数,Qは無限循環小数)個の入力画素(元画像の画素)毎に1個の割合で画素を生成する。換言すれば、入力画素間の間隔を1(=D1 +D2 )とすると、この距離に対する出力画素間の距離はP+Q(P+Q>1)である。本画像縮小/拡大装置では、演算桁数を削減するために、小数値Qの小数2位以下を切り捨てた小数値qを用いるため、P+q個の入力画素毎に1個の出力画素を生成する。
【0030】
一方、拡大の場合、上記と同様な重み付けによる演算を行うが、拡大の比率をU/V(U<V)であるとき、原理的には、その逆数であるU/V=R(Rは無限循環小数)個の入力画素毎に1個の出力画素を生成する。この場合、出力画素間の距離はR(R<1)である。本画像縮小/拡大装置では、演算桁数を削減するために、小数値Rの小数2位以下を切り捨てた小数値rを用いるため、r個の入力画素毎に1個の出力画素を生成する。
【0031】
なお、出力画素間の距離は、表示画面上の距離ではなく、入力画素に対する出力画素の生成の割合を視覚的に分かりやすくするために用いられた表現である。
【0032】
上記のように、小数2位以下の値を含まない小数値qまたはrを用いるため、P+qたまはrで表される基本距離D0 をおいて新たな画素を生成しようとすると、切り捨てた小数2位以下の値による誤差が出力画素毎に累積していく。水平縮小処理回路4では、このような不都合を解消するため、上記の誤差が所定値、例えば0.1以上になるとき、換言すれば、誤差の小数1位が“1”になるときに、その誤差を補償するように構成されている。
【0033】
具体的には、乗算係数発生回路48が、その補正された乗算係数Zを発生して乗算器43および補数器45に与える。この乗算係数発生回路48は、基準画素A0 から水平方向にD0 ×n離れた第n番目の出力画素の位置毎の累積誤差が所定値以上になるか否かを判定し、超える場合のみ、第n番目の出力画素の位置を補正するように、補正値発生回路49で発生した補正値ADJを含む乗算係数Zを出力する。
【0034】
補正値発生回路49は、上記の小数値QまたはRが順次加算されるときの循環性、特に循環パターンが数種類に分類されることに着目して、縮小または拡大の比率に応じて予め定められた循環パターンを選び、その循環パターンによって定まるタイミングで、縮小または拡大の比率に応じた補正値ADJを出力する。
【0035】
なお、水平縮小処理回路3は、ビデオデコーダ2からのシリアルの画像データを縮小するので、パラレルの画像データを扱う水平縮小処理回路4におけるアクセス調整回路40を持たず、かつラッチ41の出力がラッチ42に入力されるように構成されており、その他の部分については水平縮小処理回路4と同様に構成されている。したがって、水平縮小処理回路3については、詳細な説明を省略する。
【0036】
ここで、前述のアクセス調整回路40について詳細に説明する。このアクセス調整回路40は、図4に示すように、Dフリップフロップ40a〜40f、データセレクタ40g〜40j、ラッチ40k〜40m、インバータ40n・40o、ANDゲート40p、シフトレジスタ40qおよびORゲート40rを備えている。
【0037】
Dフリップフロップ40aは、CPU8から出力された4画素分の64ビットの画像データを、画素クロックPCLKのタイミングで16ビット(1画素分)ずつに4分割して出力する。これにより、出力端子Q0 〜Q3 からは、4つの画素データが出力される。
【0038】
出力端子Q0 から出力される最下位の画素データは、Dフリップフロップ40bに入力される。出力端子Q1 から出力される第3位の画素データは、データセレクタ40gの一方の入力端子(1)に入力される。Dフリップフロップ40bの出力信号は、データセレクタ40gの他方の入力端子(0)に入力される。データセレクタ40gの出力信号は、Dフリップフロップ40cに入力される。
【0039】
Dフリップフロップ40aの出力端子Q2 から出力される第2位の画素データは、データセレクタ40hの一方の入力端子(1)に入力される。Dフリップフロップ40cの出力信号は、データセレクタ40hの他方の入力端子(0)に入力される。データセレクタ40hの出力信号は、Dフリップフロップ40dに入力される。
【0040】
Dフリップフロップ40aの出力端子Q3 から出力される最上位の画素データは、データセレクタ40iの一方の入力端子(1)に入力される。Dフリップフロップ40dの出力信号は、データセレクタ40iの他方の入力端子(0)に入力される。データセレクタ40iの出力信号は、Dフリップフロップ40eに入力される。
【0041】
Dフリップフロップ40eの出力信号は、一方の画素データとして、前述のラッチ41に入力されるとともに、データセレクタ40jの一方の入力端子(0)に入力される。このデータセレクタ40jの出力信号は、Dフリップフロップ40fに入力される。Dフリップフロップ40fの出力信号は、他方の画素データとして、前述のラッチ42に入力されるとともに、データセレクタ40jの他方の入力端子(1)に入力される。
【0042】
CPU8から供給されるチップセレクト信号CS* は、インバータ40hで反転されてラッチ40kに入力される。このチップセレクト信号CS* は、画像メモリ5に画像データを書き込む際にハイレベルになるローアクティブの信号であり、CPU8から出力されるアドレス信号をデコードする図示しないデコーダで作成される。
【0043】
ラッチ40kの出力信号は、ラッチ40lに入力されるとともに、ANDゲート40pの一方の入力端子に入力される。ラッチ40lの出力信号は、インバータ40oで反転されてANDゲート40pの他方の入力端子に入力される。ANDゲート40pの出力信号(スタート信号START)は、シフトレジスタ40qに入力される。シフトレジスタ40qの出力端子Q0 ・Q1 ・Q3 〜Q5 は、NC(無接続)な状態におかれている。シフトレジスタ40qの出力端子Q6 〜Q9 からの出力信号は、ORゲート40rに入力される。ORゲート40rの出力信号は、ラッチ40mに入力される。
【0044】
ラッチ40mの出力信号は、セレクト信号としてデータセレクタ40jの制御端子Sに入力されるとともに、入力イネーブル信号INPENBとして乗算係数発生回路48に供給される。また、シフトレジスタ40qの出力端子Q2 からの出力信号は、セレクト信号としてデータセレクタ40g〜40iのそれぞれの制御端子Sに入力される。上記のラッチ40k〜40mおよびシフトレジスタ40qは、前述の画素クロックPCLKのタイミングで動作する。
【0045】
上記のアクセス調整回路40において、Dフリップフロップ40a〜40eおよびデータセレクタ40g〜40iは、複数画素データ単位(ブロック)で入力されるパラレル形式の画像データをシリアル形式に変換して順次出力する出力手段、変換手段およびシフト手段としての機能を有するシフト部400を構成している。また、ラッチ40k〜40m、インバータ40n・40o、ANDゲート40p、シフトレジスタ40qおよびORゲート40rは、切替制御部401を構成している。さらに、データセレクタ40jおよびDフリップフロップ40fからなる部分は、連続する2つの画素データを同時に出力する遅延手段、およびブロックの最後の画素データを所定期間保持する保持手段としての機能を有するループ部402を構成している。
【0046】
上記のように構成されるアクセス調整回路40の動作を図5のタイミングチャートを参照して説明する。
【0047】
CPU8から出力される書込ストローブ信号WR* がローレベル(アクティブ)の状態で、4画素分の64ビットの画像データが、CPU8から出力され、Dフリップフロップ40aで16ビット(1画素分)ずつに4分割される。4画素のうちの先頭画素の第1画素データはデータセレクタ40iに入力され、第2画素データはデータセレクタ40hに入力され、第3画素データはデータセレクタ40gに入力され、第4画素データはDフリップフロップ40bに入力される。
【0048】
一方、アクティブ(ローレベル)のチップセレクト信号CS* がインバータ40nで反転され、ラッチ40kにより画素クロックPCLKの1クロック分ラッチされ、さらにラッチ40lにより画素クロックPCLKの1クロック分ラッチされた後インバータ40oで反転されてANDゲート40pに入力される。また、ラッチ40kでラッチされた信号もANDゲート40pに入力される。そして、ANDゲート40pで入力された2つの信号の論理積がとられることでスタート信号STARTが得られる。
【0049】
このスタート信号STARTは、シフトレジスタ40qで画素クロックPCLKのタイミングでシフトされる。シフトレジスタ40qにおける第3の出力端子Q2 から出力されるハイレベルのセレクト信号SELは、データセレクタ40g〜40jに入力される。すると、データセレクタ40g〜40jの入力端子(1)に入力された上記の第1ないし第3画素データが選択されてそれぞれDフリップフロップ40c〜40eに入力されて1クロックの期間保持される。このとき、データセレクタ40jの制御端子Sに入力される信号はローレベルであるので、Dフリップフロップ40eで保持されている第1画素データがDフリップフロップ40fに入力されるとともに、ラッチ41への入力画素データとして出力される。
【0050】
セレクト信号SELがローレベルの期間においては、データセレクタ40g〜40iで入力端子(0)からの入力が選択される。このため、Dフリップフロップ40eに保持された第1画素データは、画素クロックPCLKのタイミングでラッチ41への入力画素データとして出力される。また、Dフリップフロップ40b〜40dに保持された第2ないし第4画素データは、画素クロックPCLKのタイミングでそれぞれ次段のDフリップフロップ40c〜40eに入力される。また、第1画素データは、Dフリップフロップ40fで1クロック分遅延するので、Dフリップフロップ40eからの第2画素データと同じタイミングで出力される。これにより、連続する第1および第2画素データが、それぞれラッチ42・41に入力される。このように、セレクト信号SELがローレベルの期間においては、第1ないし第4画素データが順次シフトされるとともに、Dフリップフロップ40fに入力された画素データが1クロック分遅延するので、上記と同様に連続する2つの画素データが同時に出力される。
【0051】
また、シフトレジスタ40qにおける第7ないし第10の出力端子Q7 〜Q10からのシフト信号はORゲート40rに入力され、ここでシフト信号の論理和がとられて4クロック分のハイレベルの信号が得られる。ORゲート40rからの出力信号は、ラッチ40mで1クロック分ラッチされてデータセレクタ40jの制御端子Sに入力されるとともに、入力イネーブル信号INPENBとして出力される。
【0052】
データセレクタ40jは、上記の入力イネーブル信号INPENBによって入力端子(1)からの入力を選択している。これにより、最後にDフリップフロップ40fに入力された第4画素データは、Dフリップフロップ40fの入力端子Dに繰り返し入力されて4クロック分保持される。したがって、この4クロック分の間に次のブロックの4画素のデータがそれぞれDフリップフロップ40b〜40eに書き込まれると、Dフリップフロップ40eに書き込まれた第1画素データと、Dフリップフロップ40fに保持されている前のブロックの第4画素データとが同時に出力される。これにより、CPU8の画像メモリ5に対するアクセスが割り込み処理などで中断しても、ブロック間で連続する2つの画素データを同時に出力することができる。
【0053】
続いて、前述の乗算係数発生回路48について詳細に説明する。この乗算係数発生回路48は、図6に示すように、基本距離セット回路48a、加算器48b、減算器48c、データラッチ48d、インバータ48e、NORゲート48f、ANDゲート48g・48hおよび出力タイミング発生回路48iを備えている。
【0054】
基本距離セット回路48aは、前述の基本距離D0 のデータ(BCDによる6ビット)を信号HINPENBLDのタイミングでセットする回路であり、Dフリップフロップによって構成されている。信号HINPENBLDは、図示しないCPUまたは別途用意されるレジスタ(CPUからの基本距離データCHSDFを一旦書き込むためのレジスタ)から基本距離データCHSDFを基本距離セット回路48aに転送するために、縮小または拡大処理の最初に行う初期化処理を行うための信号である。この信号HINPENBLDは、前述かの入力イネーブル信号INPENBより前に出力される。
【0055】
上記の基本距離D0 のデータ(基本距離データCHSDF)は、後述の補正用テーブルメモリ49a(図9参照)から供給される。縮小の場合、前述の整数値Pと小数値qとがそれぞれ2ビットと4ビットとからなるBCD(2進化10進符号)形式で表される。拡大の場合、0の整数値Pと小数値rとがそれぞれ2ビットと4ビットとからなるBCD形式で表される。
【0056】
加算器48bは、上記の基本距離データCHSDFに整数値Pの最上位ビットとして“0”が付加された7ビットの基本距離データと、データラッチ48dから出力された7ビットのデータとを加算する回路である。また、この加算器48bは、ANDゲート48gから入力されてくる補正値ADJも併せて加算するようになっており、補正手段としての機能を有している。加算器48bから出力される加算値のうち小数部分を表す下位4ビット(0〜3)は、乗算係数Zとして出力される。
【0057】
減算器48cは、加算器48bの出力値のうち整数部分を表す上位3ビット(4〜6)の値から、入力画像が有効である期間を示す入力イネーブル信号INPENB(図8)の値、すなわち“1”を入力画素毎に減算する回路である。
【0058】
データラッチ48dは、減算器48cからの出力値を図8に示す前述の画素クロックPCLKのタイミングでラッチする回路であり、Dフリップフロップにより構成されている。このDフリップフロップは、水平同期信号HSYNC* (図8)でリセットされる。
【0059】
負論理のNORゲート48fは、データラッチ48dからの出力値のうち整数部分を表す上位3ビットと、入力イネーブル信号INPENBがインバータ48eで反転された信号との論理和(出力信号INTST)を出力する。このNORゲート48fは、上記の整数部分が“0”であるときに出力をハイレベルにする一方、それ以外のときに出力をローレベルにする。
【0060】
整数部分が“0”であるときは、後述のように画素を出力するときである。それゆえ、NORゲート48fは、少なくとも、累積誤差を減じるための補正値ADJ(例えば“0.1”)を加算器48bで加算すべきこと、すなわち累積誤差が以上になることを判定できる。
【0061】
ANDゲート48gは、上記の補正値ADJと、NORゲート48fからの出力信号INTSTと、入力イネーブル信号INPENBとの論理積を加算器48bに出力する。一方、ANDゲート48hは、上記の出力信号INTSTと、入力イネーブル信号INPENBと、基本距離データCHSDFとの論理積を出力する。このANDゲート48hは、具体的には、図7に示すように、6ビットの基本距離データCHSDFの各ビットに対応して複数のANDゲートを有している。
【0062】
出力タイミング発生回路48iは、Dフリップフロップからなっており、入力データとしてのNORゲート48fからの出力信号INTSTを画素クロックPCLKのタイミングでラッチして画素発生タイミング信号HDENBLとして出力する。この信号は、縮小または拡大画像の画素が出力されるタイミングでハイレベルに変化する。
【0063】
引き続き、補正値発生回路49について詳細に説明する。補正値発生回路49は、図9に示すように、補正用テーブルメモリ49a、補正値レジスタ49b、巡回シフトレジスタ49c、マルチプレクサ(図中、MPX)49dおよび巡回周期レジスタ49eを備えている。
【0064】
補正値格納手段としての補正用テーブルメモリ49aは、前述の小数値QまたはRの循環パターンに応じた補正値ADJなどのデータをテーブル形式で記憶するメモリである。この補正用テーブルメモリ49aには、例えば、表1に示すように、少なくとも、1周期の開始・終了、総出力画素数、基本距離DおよびD0 、INT(10D×n)/10、累積距離、補正値ADJ、乗算係数Z、総入力画素数および入力増加値の各データが総出力画素数毎に対応付けられて格納されている。また、補正用テーブルメモリ49aは、巡回周期のデータも併せて格納している。
【0065】
補正値ADJは、後述のように、乗算係数発生回路48においては、6ビットのBCD形式で扱われるが、補正用テーブルメモリ49aにおいては、“0”および“1”で格納されている。そして、乗算係数発生回路48に入力される際に残余のビットが付加される。
【0066】
【表1】
【0067】
周期の開始・終了は、各出力画素が出力されるときに、補正値ADJを巡回シフトレジスタ49cで巡回的にシフトさせる際の1周期の開始、終了またはどちらでもないことを示すデータである。基本距離Dは、小数2位以下の値が切り捨てられた基本距離D0 とは異なり、前述の乗算器43・44や加算器46など(図1参照)によるデジタル演算処理を行う際の有効桁数で制限された値である。INT(10D×n)/10は、基本距離Dの10倍の値のうちの整数部分の1/10の値である。累積距離は、第n番目の出力画素についてD0 ×nで表される。補正値ADJは、〔INT(10D×n)−INT{10D×(n−1)}〕/10−D0 という演算で与えられ、1周期分のみ格納される。入力増加値は、ある列の出力画素に対応する入力画素数と次の列の出力画素に対応する入力画素数との差を表している。
【0068】
巡回周期は、上記の1周期のデータであって、異なる周期のうち同じ基本周期を含む周期については、最大の周期に共通化してまとめられる。例えば、1周期が3ドット(出力画素)、9ドットのように異なる場合は、いずれも基本周期が3ドットであるので、1周期が9ドットに共通して設定される。
【0069】
補正値レジスタ49bは、1周期分の補正値ADJのパラレルデータ(11ビット)を一時的に保持する回路であり、例えばDフリップフロップによって構成されている。
【0070】
巡回シフトレジスタ49cは、補正値レジスタ49bからの上記のパラレルデータを各出力画素について個々の段にセットし、図中矢印方向へ画素発生タイミング信号HDENBLのタイミングで次段にシフトし、有効な出力端子Q8 ・Q13・Q14・Q15からシリアルで出力された後にマルチプレクサ49eを介して戻されたデータを再び同方向にシフトさせるという動作を巡回的に繰り返し、シフト毎に出力端子Q0 から補正値ADJのデータをシリアルで出力する回路である。水平縮小処理回路4においては、有効な出力端子Q8 ・Q13・Q14・Q15が、前述のようにして共通化された4種類の巡回周期(9ドット、14ドット、15ドットおよび16ドット)に対応するようにマルチプレクサ49dに接続されている。他の無効な出力端子Q1 〜Q7 ・Q9 〜Q12は、NC(無接続)な状態におかれている。
【0071】
マルチプレクサ49dは、出力端子Q8 ・Q13・Q14・Q15から出力されて、それぞれ入力端子X0 ・X1 ・X2 ・X3 に入力される4つのデータのうち、巡回シフトレジスタ49cに戻すべきデータを巡回周期に応じて選択して出力端子Yから出力する回路である。巡回周期レジスタ49eは、補正用テーブルメモリ49aに格納されている4種類の巡回周期のデータ(2ビット)を一時的に保持して出力端子Q0 ・Q1 からマルチプレクサ49dに出力する回路であり、例えばDフリップフロップで構成される。
【0072】
このように、巡回シフトレジスタ49cおよびマルチプレクサ49dからなる部分は、補正値ADJを所定の巡回周期で巡回させながら出力するので、巡回出力手段としての機能を有している。
【0073】
上記のように構成される水平縮小処理回路4の動作について説明する。ここでは、入力画像を3/8(=1/2.66666…)の比率で水平方向に縮小する例について説明する。
【0074】
この場合、基本距離D0 が2.6(BCDでは6ビットで“10.0110”と表される)であるので、入力画素の2.6個毎に1個の画素を新たに生成して出力する。また、D0 =2.6のとき、表1に示すように、小数7位以下を切り捨てた値(2.666667)の加算値の小数部分は、“0.666667”、“0.333333”および“0”を繰り返す循環パターンを有する。この場合、その循環パターンを3回分を1循環パターンとすることで1巡回周期が9ドットとなるので、補正値発生回路49では、まず、1巡回周期分の9ドットの補正値ADJのデータが、補正用テーブルメモリ49aから補正値レジスタ49bにセットされる。その補正値データは、データ入力端子PINDから巡回シフトレジスタ49cに入力され、補正データセット端子PD* に入力される水平同期信号HSYNC* に同期して個々に各段にセットされる。
【0075】
巡回シフトレジスタ49cにおいては、セットされた補正値データが、乗算係数発生回路48から出力された画素発生タイミング信号HDENBLのタイミングで順次次段にシフトしていく。最初の基本距離D0 が基本距離データCHSDFとして乗算係数発生回路48に入力されたときには、まだ画素が出力されないので、次に画素が出力されたときの補正値ADJとして“0”が出力端子Q0 から画素クロックPCLKに同期して出力される。
【0076】
また、このとき、“0.1”の補正値データが出力端子Q8 から出力されてマルチプレクサ49dの入力端子X0 に入力されるとともに、巡回周期レジスタ49eにセットされた巡回周期(9ドット)を表す2ビットのデータの各ビット“0”,“0”が出力端子Q0 ・Q1 からそれぞれ出力される。これにより、マルチプレクサ49dが入力端子X0 に入力された補正値データが選択されて、巡回シフトレジスタ49cの巡回入力端子SIINDに入力される。その補正値データは、他の補正値データがシフトすると同時に信号HDENBLのタイミングで初段にセットされ、出力端子Q0 から補正値ADJとして出力される。
【0077】
補正値発生回路49は、このようにして、補正値データが巡回シフトレジスタ49cを巡回していくことにより、補正値ADJ(補正値データ)を上記の周期で順次出力する。
【0078】
一方、乗算係数発生回路48では、前述の“10.0110”(10進数で2.6)という値が、基本距離データCHSDFとして入力され、基本距離セット回路48aを経てANDゲート48hに入力される。初期状態では、データラッチ48dにはデータが保持されていないので、データラッチ48dの出力端子Qの各ビットは“0”である。これにより、NORゲート48fの出力信号INTSTがハイレベルとなるので、入力イネーブル信号INPENBがハイレベルである期間では、基本距離データCHSDFがANDゲート48hから出力される。一方、補正値発生回路49からの補正値ADJも同様に、出力信号INTSTがハイレベルであることから、ANDゲート48gから出力される。
【0079】
この結果、“2.6”(基本距離D0 )と“0”(補正値ADJ)との加算結果“2.6”が加算器48bから出力される。この値のうち、3ビット(4〜6)で表される整数部分の“2”から1が減算された後、4ビット(0〜3)で表される小数部分“0.6”と併せてデータラッチ48dにセットされる。そして、小数部分の4ビットは、乗算係数Zとして出力される。また、このとき、ハイレベルの出力信号INTSTは、出力タイミング発生回路48iで画素クロックPCLKのタイミングでラッチされて画素発生タイミング信号HDENBLとして出力される。
【0080】
そして、補数器45により、乗算係数Z(=0.6)の補数(=0.4)が求められると、ラッチ41・42によって取り込まれた入力画素Ai ・Ai+1 のそれぞれに、乗算器43・44および加算器46で次式の演算が施される。この演算結果は、フリップフロップ47に保持され、画素発生タイミング信号HDENBLのタイミングで出力画素データとして出力される。
【0081】
Bj =Ai+1 *0.6+Ai *0.4
一方、次の入力画素が入力されると、乗算係数発生回路48において、データラッチ48dに保持された“2.6”のデジタルデータが、画素クロックPCLKのタイミングで出力される。しかしながら、このときは、上記の値の整数部分が“1”であるため、出力信号INTSTがローレベルになり、基本距離データCHSDFがANDゲート48hから出力されない。また、補正値データも加算器48bに入力されない。したがって、データラッチ48dからの出力データは、加算器48bをそのまま通過して、減算器48cで整数部分の3ビットから1が減算される。これにより、その整数部分が“0”になるため、減算器48cからデータラッチ48dに保持されたデータから上記の整数部分がNORゲート48fに入力されると、ここからハイレベルの出力信号INTSTが出力される。
【0082】
これにより、基本距離データCHSDFは、ANDゲート48hを介して加算器48bに入力され、加算器48bでデータラッチ48dからのデータおよびANDゲート48gを通過した補正値ADJすなわち“0.1”(BCDで00.0001)が加算される。さらに、加算器48bからの出力値“5.3”のうち小数部分“0.3”(BCDで00.0011)が乗算係数Zとして出力される。一方、画素発生タイミング信号HDENBLが出力タイミング発生回路48iから出力される。
【0083】
そして、補数器45により、乗算係数Z(=0.3)の補数(=0.7)が求められると、ラッチ41・42によって取り込まれた入力画素Ai ・Ai+1 のデータそれぞれに、乗算器43・44および加算器46で次式の演算が施されて、この演算結果がフリップフロップ47から出力画素データとして出力される。
【0084】
Bj+1 =Ai+4 *0.3+Ai+3 *0.7
このように、基本距離D0 “2.6”に補正値ADJ“0.1”を加算することによって、誤差が0.133333となるところを、0.033333に抑えることができる。そして、このような操作を繰り返すことによって、縮小処理による誤差の少ない縮小画像が得られる。
【0085】
ところで、表2に示す例では、縮小の比率が15/16(=1/1.0666666…)である場合であって、基本距離D0 が1.0に設定され、1巡回周期が15ドットに設定されている。この場合は、巡回シフトレジスタ49cの出力端子Q15から補正値データが巡回することによって補正値ADJ“0.1”が出力され、これによって乗算係数Zを補正することで、上記の場合と同様に誤差を抑えることができる。
【0086】
また、表3に示す例では、縮小の比率が7/10(=1/1.4285714…)である場合であって、基本距離D0 が1.4に設定され、1巡回周期が14ドットに設定されている。この場合は、巡回シフトレジスタ49cの出力端子Q14から補正値データが巡回することによって補正値ADJ“0.1”が出力され、これによって乗算係数Zを補正することで、上記の場合と同様に誤差を抑えることができる。
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】
また、本画像処理装置において、水平縮小処理回路4からシリアル形式で出力された縮小画素データは、画像メモリ5に書き込む際に、CPU8から送出されたときと同様のパラレル形式の画素データに変換される。このため、例えば、図10に示す保持出力手段としてのバッファ回路11が、図2に示すように、水平縮小処理回路4と画像メモリ5との間に設けられる。
【0090】
このバッファ回路11においては、画素クロックPCLKに基づいて2ビットのバイナリカウンタであるカウンタ11aの2ビットのカウント出力がデコーダ11bでデコードされることによって、デコーダ11bの出力端子Y0 〜Y3 からは、順次ローレベルのデコード信号が出力される。これらのデコード信号は、インバータ11c〜11fで反転されて、それぞれANDゲート11g〜11jに入力される。
【0091】
一方、縮小画像データは、画素クロックPCLKのタイミングで動作するDフリップフロップ11kを経てANDゲート11g〜11jに入力される。このとき、4画素を1ブロックとして、各ブロックの第1画素の縮小画素データは、インバータ11cからのデコード信号により開いているANDゲート11gを介してレジスタ11lのセルに書き込まれる。続く第2画素の縮小画素データは、インバータ11dからのデコード信号により開いているANDゲート11hを介してレジスタ11lのセルに書き込まれる。さらに続く第3画素の縮小画素データは、インバータ11eからのデコード信号により開いているANDゲート11iを介してレジスタ11lのセルに書き込まれる。最後の第4画素の縮小画素データは、インバータ11fからのデコード信号により開いているANDゲート11jを介してレジスタ11lのセルに書き込まれる。
【0092】
また、インバータ11fからのデコード信号は、ラッチ11mにより1クロック分ラッチされて書込制御信号WRITEとして画像メモリ5に供給されるとともに、レジスタ11lに読出制御信号として供給される。これにより、レジスタ11lの各セルに保持されていた画素データ(16ビット)が同時に出力されて4画素分(64ビット)の画像データとして画像メモリ5に書き込まれる。これによって、CPU8から出力された形式と同じ形式で画素データを扱うことができる。
【0093】
なお、ビデオカメラ2から取り込んだ画像については、水平縮小処理回路3で、画像データがシリアルの状態で縮小処理されて画像メモリ5に同じくシリアルの状態で書き込まれるので、バッファ回路11を必要としない。
【0094】
以上に述べたように、本画像処理装置では、水平縮小処理回路4におけるアクセス調整回路40が、複数の画素データからなるパラレルの画像データをシフト部400でシリアルの画素データに変換して順次シフトさせながら出力するとともに、画素データをDフリップフロップ40fで1画素データ分遅延させることで、隣り合う(連続する)2つの画素データを同時に出力して縮小のための演算処理に供するように構成されている。これにより、パラレルの画素データの縮小処理を容易に行うことができる。
【0095】
また、アクセス調整回路40が、複数画素データ単位となるブロックの最後の画素データを、切替制御部401で制御されるループ部402によって、画素クロックPCLKの所定クロック分(所定期間)保持するように構成されている。これにより、割り込み処理などによってCPU8の画像メモリ5へのアクセスが中断しても、前のブロックの最後の画素データが保持されるので、アクセスが再開して次のブロックの画素データがシフト部400から出力されてきても、上記の最後の画素データと次のブロックの最初の画素データとを併せて出力することができる。
【0096】
このように、本画像処理装置では、水平縮小処理回路4が上記のように構成されることによって、CPU8からの画像データをハードウェアによる処理で縮小している。これにより、インターネットなどから高速で転送されてきた画像データを短時間で縮小して、画像メモリ5に書き込んだ後に、表示デバイス9で表示することができる。それゆえ、縮小処理をソフトウェアで行う必要がなくなり、処理速度を向上させることができるとともに、CPU8の負担を大幅に軽減することができる。
【0097】
なお、本実施の形態では、CPU8のバス幅が64ビットである例について説明したが、これに限らず、バス幅が、4ビットの画素データに対して16ビットであってもよいし、8ビットの画素データに対して32ビットであってもよい。
【0098】
また、水平縮小処理回路3・4では、誤差の累積値における小数1位が“1”になるとき(累積値が0.1以上となるとき)に、補正値ADJが加算された乗算係数Zが用いられる。これにより、乗算器43・44および加算器46で上記の演算が行われる際に、誤差の累積値から0.1減じられるので、このような操作を繰り返すことによって、累積誤差が常に0.1より小さい値に抑えることができる。その結果、縮小処理に伴う誤差の増大が抑えられるので、縮小画像の品位を向上させることができる。
【0099】
また、補正用テーブルメモリ49aに予め格納された1循環パターン分の補正値ADJを巡回シフトレジスタ49cおよびマルチプレクサ49dで巡回させながら出力することによって、補正値ADJを全画素について用意する必要がなく補正用テーブルメモリ49aの容量を小さくすることができる。しかも、補正値ADJの巡回周期が、縮小または拡大の比率が異なる場合でも、前述の9ドットで1周期の場合、3ドットで1周期が3回繰り返されることと同じであるので、1周期3ドットも1周期9ドットとして設定される。つまり、縮小または拡大の比率の分子の値で、このように共通する最大の値のみを巡回周期として設定すればよい。それゆえ、巡回シフトレジスタ49cとマルチプレクサ49dとの間の配線数が最小限に抑えられ、画像縮小装置のコストを低減することができる。
【0100】
さらに、補正値ADJが重みとしての乗算係数Zに含まれることにより、乗算器43・44によって単にその乗算係数Zを用いて乗算する(重み付けする)ことで位置の補正がなされる。このように、乗算器43・44の構成を変えることなく誤差補償がなされるので、乗算係数発生回路48および補正値発生回路49を付加することによって従来の画像縮小装置にも同様の縮小処理を行うことができる。
【0101】
なお、上記の水平縮小処理回路3・4では、逆数の小数部分が無限循環小数である縮小比率で縮小する際に累積誤差の増大を抑えることができるが、逆数の小数部分が0である(例えば、1/2や1/4)縮小比率で縮小する場合でも縮小を行うことができる。もっとも、縮小比率の逆数の小数部分が0であることから、上記のような累積誤差は生じない。また、このような縮小比率で縮小を行う場合、隣り合う画素のデータの等価平均を求めて新たな画素データを生成する縮小方法を用いてもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像縮小方法および画像縮小装置は、CPUから出力された画像データにおいて連続する2つの画素のデータに縮小比率に応じた演算処理を施すことによって、画像データにおける水平方向の画素数より少ない新たな画素データを生成する手法を採用しており、画素データの入力タイミングで上記CPUから複数画素データ単位で出力されるパラレル形式の上記画像データを変換手段によって画素データ単位でシリアル形式に変換し、各画素データを上記画素クロックのタイミングで順次シフトさせ、シフトされた画素データに上記演算処理を施す前に、上記2つの画素データのうちの先の画素データを遅延手段によって1画素データ分遅延させることによって後の画素データのタイミングに合わせて上記2つの画素データを上記演算処理に供し、上記2つの画素データのタイミングを合わせるとき、シフトされた複数画素データ単位の最後の画素データを保持手段によって上記2つの画素データのうちの先の画素データとして上記複数画素データ単位における画素データ数と同数の上記画素クロックにおける単位クロックの期間保持する。
【0103】
これにより、シリアル形式に変換された画素データに演算処理を施す前に、上記2つの画素データのうちの先の画素データが1画素データ分遅延することによって、次の画素データとタイミングが合わされる結果、タイミングの合った連続する2つの画素に演算処理を施すことにより、新たな画素データが生成される。また、複数画素データ単位の最後の画素データが保持手段によって上記の期間保持されるので、CPUからの画像データの出力が中断してから再開されても、保持された画素データと、次の複数画素データ単位の最初の画素データとを連続させることができる。それゆえ、処理装置からの画像データにハードウェア構成による縮小処理を縮小画像の品位を低下させることなく施すことが可能になる。したがって、縮小処理を高速で行うことができるとともに、処理装置の負担を軽減することができるという効果を奏する。
【0104】
また、上記の方法および装置においては、上記複数画素データ単位の最後の画素データのみ1画素データ分の遅延を上記単位クロック数の回数繰り返すことによって上記遅延手段が保持手段を兼ねることにより、遅延手段および保持手段を構成する回路をそれぞれ別個に設ける必要がなくなる。したがって、画像縮小装置の構成を簡素化することができるという効果を奏する。
【0105】
この方法および装置においては、生成されたシリアル形式の上記画素データを保持出力手段によって上記CPUから出力された上記画像データの上記複数画素データ単位と同じ複数画素データ単位に保持してパラレル形式で同時に画像メモリに出力することにより、シリアル形式で縮小処理された画像データが入力時の形式に戻される。したがって、処理装置から出力された形式と同じ形式で画素データを扱うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置における水平縮小処理回路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】上記水平縮小処理回路による入力画素から縮小処理によって出力画素を得る具体例を示す説明図である。
【図4】上記水平縮小処理回路におけるアクセス調整回路の構成を示す論理回路図である。
【図5】上記アクセス調整回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】上記水平縮小処理回路における乗算係数発生回路の構成を示す論理回路図である。
【図7】上記乗算係数発生回路における基本距離データを加算器に出力するためのANDゲートの構成を示す論理回路図である。
【図8】上記水平縮小処理回路における縮小処理の動作の基本となる信号を示すタイミングチャートである。
【図9】上記水平縮小処理回路における補正回路の構成を示す論理回路図である。
【図10】上記画像処理装置におけるバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図11】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 水平縮小処理回路(画像縮小装置)
11 バッファ回路(保持出力手段)
40 アクセス調整回路
41・42 ラッチ
43・44 乗算器
45 補数器
46 加算器
47 フリップフロップ
48 乗算係数発生回路
49 補正値発生回路
400 シフト部(出力手段、変換手段、シフト手段)
401 切替制御部
402 ループ部(遅延手段、保持手段)
Claims (6)
- CPUから出力された画像データにおいて連続する2つの画素のデータに縮小比率に応じた演算処理を施すことによって、画像データにおける水平方向の画素数より少ない新たな画素データを生成する画像縮小方法であって、
画素データの入力タイミングに同期した画素クロックのタイミングで上記CPUから複数画素データ単位で出力されるパラレル形式の上記画像データを画素データ単位でシリアル形式に変換し、各画素データを上記画素クロックのタイミングで順次シフトさせ、シフトされた画素データに上記演算処理を施す前に、上記2つの画素データのうちの先の画素データを1画素データ分遅延させることによって後の画素データのタイミングに合わせて上記2つの画素データを上記演算処理に供し、上記2つの画素データのタイミングを合わせるとき、シフトされた複数画素データ単位の最後の画素データを上記2つの画素データのうちの先の画素データとして上記複数画素データ単位における画素データ数と同数の上記画素クロックにおける単位クロックの期間保持することを特徴とする画像縮小方法。 - 上記複数画素データ単位の最後の画素データのみ1画素データ分の遅延を上記単位クロック数の回数繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の画像縮小方法。
- 生成されたシリアル形式の上記画素データを上記CPUから出力された上記画像データの上記複数画素データ単位と同じ複数画素データ単位に保持してパラレル形式で同時に画像メモリに出力することを特徴とする請求項2に記載の画像縮小方法。
- CPUから出力された画像データにおいて連続する2つの画素のデータに縮小比率に応じた演算処理を施すことによって、画像データにおける水平方向の画素数より少ない新たな画素データを生成する演算処理手段を備えた画像縮小装置であって、
画素データの入力タイミングに同期した画素クロックのタイミングで上記CPUから複数画素データ単位で出力されるパラレル形式の上記画像データを画素データ単位でシリアル形式に変換し、各画素データを上記画素クロックのタイミングで順次シフトさせる変換手段と、
上記変換手段によってシフトされた画素データに上記演算処理を施す前に、連続する上記2つの画素データのうちの先の画素データを1画素データ分遅延させることによって後の画素データのタイミングに合わせて上記2つの画素データを上記演算処理手段に与える遅延手段と、
上記遅延手段によって先の画素データを後の画素データのタイミングに合わせるとき、シフトされた複数画素データ単位の最後の画素データを上記2つの画素データのうちの先の画素データとして上記複数画素データ単位における画素データ数と同数の上記画素クロックにおける単位クロックの期間保持する保持手段とを備えていることを特徴とする画像縮小装置。 - 上記遅延手段が、シフトされた複数画素データ単位の最後の画素データのみ1画素データ分の遅延を上記単位クロック数の回数繰り返すことによって上記保持手段を兼ねることを特徴とする請求項4に記載の画像縮小装置。
- 生成されたシリアル形式の上記画素データを上記CPUから出力された上記画像データの上記複数画素データ単位と同じ複数画素データ単位に保持してパラレル形式で同時に画像メモリに出力する保持出力手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の画像縮小装置。
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