JP3762857B2 - 消火訓練設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭や事業所等に設置されている消火器の実践的取扱いの訓練効果を向上させるための消火訓練設備に関し、特に実際に消火器を使用して消火の体験と消火器の取扱方法の習得を行う消火訓練設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、消火器を取り扱う消火訓練では、広場等で訓練専用の燃焼皿に灯油を入れて点火し、消火薬剤が充填されている消火器を用いて火点に向かって消火薬剤を放射させ、消火の体験と消火器の取扱方法の習得を行っていた。しかし、消火動作の都度に消火薬剤が消費されるので費用が多くかかり、そのうえ、実施できる人数が制限されると共に、放射された消火薬剤が火点の周囲に散乱し、環境を汚染するため、建物の密集している地域では実施が難しかった。
これを改善する方法として、例えば特開平10−111640号公報に開示されているように、架台に赤色回転灯を点滅させて模擬火点とし、消火用水と圧縮空気を充填した訓練用消火器を使用して、模擬火点に向かって訓練用消火器から消火用水を放射させて、模擬火点に向かって放射された水が一定量に達したとき、消火されたものとする消火訓練方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、訓練用消火器の中に消火用水と圧縮空気がそれぞれ一定量だけ充填されているため、訓練用消火器の中に充填される消火用水の量は消火器本体の容積の50〜60%程度であり、訓練用消火器のバルブ機構の弁部を開いて消火用水を放射すると、消火用水が散逸しない棒状に放出されるので10〜15秒程度で放出してしまい、1回の消火用水と圧縮空気の充填で1〜2人程度の訓練者しか訓練できない。また、バルブ機構から消火用水が棒状に放出されると、水道水を細いホースで放水している感じになって、粉末消火器によって放射している感じが全くないので訓練効果が期待できない。
【0004】
また、次の訓練者が消火動作をするとき、その都度次の訓練者のために、訓練用消火器からスパナ等によってバルブ機構を外して消火用水を消火器本体に所定量(例えば3リットル)充填したあと、バルブ機構を消火器本体に取付け、更に圧縮空気を空気充填口から充填して消火用水と圧縮空気を補充すると言う充填作業をしなければならない。消火用水と圧縮空気を充填するためには5分くらいかかり、連続して訓練用消火器を使用した消火訓練をするときに次の訓練者の待ち時間が長く、しかも、例えば30分の消火訓練時間の中で1本の訓練用消火器で3〜4人程度しか訓練できないという問題があった。
また、訓練者の人数を増やすために、多数の訓練用消火器を準備すると、多くの費用と保管場所が必要となり、また圧縮空気を訓練用消火器の中に入れたまま保管しておくと、バルブ機構の取付け部分等から空気が漏れて消火器本体内の圧縮空気の圧力が低下し、直ちに使用できないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、粉末消火器で粉末の消火剤を放出するときの感じを持たせ、短時間に連続して多数の訓練者を訓練できる消火訓練設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る消火訓練設備は、訓練者が実際に手に持って消火用水を放出できる訓練用消火器と、模擬火災が発生したことを表示する模擬火点装置とを備えた消火訓練設備であって、訓練用消火器は、上部に開口部を有し、開口部とは別に圧縮空気を通すエアホースと水を通す水ホースとをそれぞれ交代でワンタッチで連結可能なカプラーが取付けられた連結口を備えた容器からなる消火器本体と、開口部に取付けられて、消火器本体の内側に開口する導水部、導水部に連通し外部に開口する放水部、放水部にフレキシブルホースを介して接続されるノズル部、導水部を開閉可能な弁部及び弁部の上側に突出する操作ロッドを有するバルブ機構と、バルブ機構の導水部に上端部が連通し、下端部は消火器本体の内側下部位置に開口される吸水管と、吸水管の上端部内側に噴出口を有し、基端は消火器本体の内側上部位置に開口される通気管とを有し、吸水管の上端部と通気管の噴出口でエジェクターを形成している
【0006】
これにより、消火器本体の開口部にバルブ機構を取付けたまま、連結口から消火用水を消火器本体が満杯になるまで充填し、次に連結口に圧縮空気を供給するエアホースを連結して圧縮空気を消火器本体内に供給することにより、放水の準備ができる。そして、バルブ機構の操作ロッドにより弁部を操作して導水部を開放することにより、吸水管の上端部が減圧されて吸水管の上端部と通気管の噴出口にエジェクターが形成され、消火用水は圧縮空気と共に導水部、放水部及びフレキシブルホースを通り、ノズル部から放出される。エアホースは消火器本体に取付けられたままであるので、消火器本体に満杯に充填された消火用水は完全に無くなるまで放出することができる。なお、消火用水の充填量は、従来の訓練用消火器に比べて2倍近くにすることができ、更に噴霧状に放水することにより、単位時間当たりの放水量を従来の1/2程度に出来るので、1本の訓練用消火器で訓練可能な人数は、従来にくらべて4倍程度(12〜20人程度)となる。
【0007】
また、消火用水は圧縮空気と共にノズル部から水と空気の混合となって圧縮空気が膨張音を発しながら噴霧状態で放出されるので、粉末消火器で放射したときによく似た放射状態となり、粉末消火器を操作した感触が得られる。
また、消火用水と圧縮空気を充填する連結口が消火器本体の開口部とは別に設けられているので、消火用水を再充填するときに、バルブ機構を取り外す必要がなく、連結口に、例えばワンタッチで水ホースとエアホースとを連結可能なカプラーを取付けておくことにより、短時間に、しかも簡単に消火用水と圧縮空気を充填することができ、連続して多数の訓練者を訓練することが可能である。
【0008】
本発明に係る消火訓練設備において、吸水管は直管からなって、通気管は直管の内部を挿通して直管の下端から折れ曲がり、直管の外側に沿って配置されるU字形管からなるようにしてもよい。
この場合、通気管はU字形管で形成され、直管である吸水管の下端から通気管の一方端を挿入させて吸水管に固定するだけで、通気管の一方端が吸水管の上端部とエジェクターを簡単に形成することができる。また、訓練用消火器の持ち方によって訓練用消火器の姿勢が変わっても、安定して消火用水と圧縮空気をエジェクターの部分に供給することができ、例えば、バルブ機構が真下になる、すなわち逆様になった状態にしても、逆に吸水管に圧縮空気が入り、通気管に消火用水が入って、導水部付近に圧縮空気によって消火用水が吸い出されるエジェクターを形成して、導水部から圧縮空気と消火用水を放水部に供給することができる。
本発明に係る消火訓練設備において、バルブ機構は、開口部の外側に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えたキャップによって密封状態で、消火器本体に取付けられていてもよい。
この場合、バルブ機構と開口部の間は完全に密封状態にすることができるので、水漏れや空気漏れがなくなり、周囲を汚すことがない。
【0009】
本発明に係る消火訓練設備において模擬火点装置は、架台と、架台に取付けられた模擬火点となるランプと、ノズル部から混合状態の圧縮空気と消火用水が放出された際に圧縮空気の風圧及び消火用水の注水を受けて揺動する振り子及び振り子の揺動を検出する近接スイッチが設けられた複数の風圧センサーとを有し、更に、風圧センサーの出力を入力し、ランプの制御を行う制御器を有してもよい。
この場合、模擬火点装置のランプを赤色のランプとして制御器によって点滅させて模擬火点の発火を知らせることができる。また、訓練用消火器から消火用水をランプに向かって放水することによって、ランプの近くに設けられた風圧センサーが放水された消火用水及び風圧を受けて検出信号を発生し、制御器が風圧センサーの検出信号を受けてランプを消灯させ、模擬火点が鎮火したものとすることができる。また、制御器に例えばプログラマブルシーケンサーを用いることによって、例えば模擬火点が鎮火後、再度ランプを点滅させ、再発火する状態を表示するなど、想定される火災状況を変えて消火訓練することも可能である。
なお、風圧センサーは、ノズル部から噴出する消火用水の注水を受けて作動するセンサー(受水センサー)であってもよい。
【0010】
本発明に係る消火訓練設備において、模擬火点装置には、制御器によって制御されるサイレンを有してもよい。
この場合、模擬火点の発火からサイレンを吹鳴し、訓練火災の臨場感を出して訓練することができ、鎮火と共にサイレンの吹鳴を止めることにより、訓練者に鎮火を知らせることができる。
本発明に係る消火訓練設備において、ランプは、周囲が透明防水シートによって覆われていてもよい。
この場合、消火用水が模擬火点を表示するランプに向かって放水されても、直接ランプに消火用水が掛かって濡れたり漏電するようなことはなく、安全な状態を維持することができる。
本発明に係る消火訓練設備において、模擬火点装置は、表示ランプ及び警報ブザーを有するガス元栓モニターを有してもよい。
この場合、てんぷら火災を想定して消火訓練を行い、模擬火点の発火と共に表示ランプと警報ブザーでガスの元栓の存在を知らせ、鎮火後にガスの元栓が締まっていないのを知らせて、ガスの元栓を締めて消火操作が完了するように手順を決めて、てんぷら火災に対する訓練内容を充実させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る消火訓練設備の構成図、図2は同消火訓練設備に用いる訓練用消火器の側断面図、図3は同消火訓練設備に用いる訓練用消火器及び付属機器の構成図、図4は同消火訓練設備に用いる模擬火点装置の構成図、図5は同消火訓練設備に用いる模擬火点装置に設けた風圧センサーの側断面図、図6は同消火訓練設備に用いる模擬火点装置に設けたガス元栓モニターの側断面図である。
【0012】
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る消火訓練設備10は、訓練者Mが実際に手に持って消火用水Wを放出できる訓練用消火器11と、訓練用消火器11とは別に模擬火災が発生したことを表示する模擬火点装置12とを備えている。
訓練用消火器11は、図2に示すように、上部に開口部13を有し、消火用水Wを充填可能な容器からなる消火器本体14が設けられ、その開口部13の内側にはバルブ機構15が取付けられ、開口部13の外側に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えたキャップ16によって開口部13とバルブ機構15との間が密封状態にされている。バルブ機構15は、消火器本体14の内側に開口する導水部17及び導水部17に連通し外部に開口する放水部18を有するバルブ機構本体19と、放水部18にフレキシブルホース20を介して接続されるノズル部21とを備えている。
【0013】
また、バルブ機構15は、導水部17を開閉可能な弁部22及び弁部22の上側にバルブ機構本体19から突出する操作ロッド23と、操作ロッド2の上端部に設けたストップリング24とバルブ機構本体19との間に設けた圧縮ばね25と、圧縮ばね25に抗して操作ロッド23を介して弁部2を下方に押し付けて導水部17を開放する梃子機構からなるハンドル26とを設けている。なお、ハンドル26は、常時は安全栓26Aによってロックされ、消火時に安全栓26Aを抜いて操作できるようにしている。
消火器本体14の内側には、バルブ機構15の導水部17に上端部が連通し、下端部は消火器本体14の内側下部位置に開口された直管からなる吸水管27が設けられている。吸水管27の上端部内側には、先端に噴出口28を有し、基端は吸水管27の上端部外側で消火器本体14の内側上部位置に開口する吸入口29を有する通気管30が設けられている。そして通気管30は、吸水管27の内部を挿通して下端から折れ曲がり、外側に沿って配置され、2個の取付けバンド30Aによって吸水管27に固定されたU字形管からなり、吸水管27の上端部と通気管30の噴出口28とで、圧縮空気により消火用水Wを導水部17に向かって噴出させるエジェクターを形成している。
【0014】
また、消火器本体14には、開口部13とは別に、圧縮空気や水を消火器本体14内部に充填可能な連結口31を備え、連結口31には圧縮空気や窒素ガス等の気体を通すエアホース32と水を通す水ホース33(図3参照)とをそれぞれ交代でワンタッチで連結可能なカプラー34を取付けている。
図3に示すように、消火訓練設備10には、2本のエアホース32にそれぞれ接続された空気圧縮機35を備え、それぞれのエアホース32には空気圧縮機35に連結する端部にエアコック36を設け、更にエアホース32の中間部に圧縮空気を充填しておく補助タンク37を連結させている。また、連結口31に連結される水ホース33の先端には水コック38を設けて、連結口31に水ホース33を連通させた状態で連結口31の近くで水コック38を開閉できるようにしている。すなわち、一般の水道39から水ホース33を介して消火器本体14に水を充填したあと、水コック38を閉じて水の供給を止めて、直ちに水ホース33をカプラー34から外し、エアホース32をカプラー34に連結できるようにしている。
【0015】
図4に示すように、模擬火点装置12は、下部にキャスター40を設け、周囲を壁板で密閉可能にした箱状の架台41を備え、架台41の上部には模擬火点として周囲全体を照らして点滅する赤色ランプからなる第1のランプ42と、前方(図4の手前側)を照らす赤色ランプからなる第2のランプ43と、架台41に固定されて、架台41の上方に支柱と横桁を備えて、その中に箱状の空間部を形成する枠体44と、枠体44に取付けられて上方を照らす赤色ランプからなる第3のランプ45と、架台41内に配置されたサイレン46とを設けている。枠体44及び架台41の前側で、かつ第1、第2及び第3のランプ42、43、45の近傍には前面に平坦部を有する鋼板等の磁性体からなる複数のセンサー取付け部47を設けている。また、枠体44及び架台41はビニールシート等からなる透明防水シート48によって覆われ、第1、第2及び第3のランプ42、43、45がノズル部21から放出された消火用水Wによって濡れるのを防いでいる。各センサー取付け部47には透明防水シート48を挟んでそれぞれ第1、第2及び第3のランプ42、43、45に対応して、それらの近傍に消火用水Wが注水される状況を感知する風圧センサー49(第1、第2及び第3の風圧センサー49A、49B、49C)が着脱自在に取付けられ、訓練用消火器11のノズル部21から噴出される消火用水Wによって作動するようにしている。
【0016】
図5に示すように、各風圧センサー49は、ベース部50の側面に取付け用磁石51が設けられ、架台41及び枠体44に設けられたセンサー取付け部47に磁気吸引力によって着脱自在に取付けられている。ベース部50の上部には逆U字状の枠部52が設けられ、枠部52には振り子53がその上部で支持ピン54によって揺動自在に支持され、ストッパー50Aで揺動範囲が制限されるようにしている。また、ベース部50には周囲が防水材50Bで密封されて防滴構造とした近接スイッチ55が設けられ、振り子53に圧縮空気と共に噴出する消火用水Wが注水されて、注水と風圧を受けて揺動したことを検出して、検出信号を出力するようにしている。架台41の内側には、風圧センサー49の検出信号を入力とし、その検出信号に応じて第1、第2、第3のランプ42、43、45及びサイレン46の動作を制御する制御器56を収納している。なお、制御器56は架台41の内側ではなく、別に消火作業に邪魔にならない場所に設置しておいてもよい。
【0017】
制御器56は(図4参照、但しこの場合、制御器56を架台41から外に引き出した状態を示している)、商用電源に接続される電源コード57と、第1、第2、第3のランプ42、43、45、サイレン46及びガス元栓モニター66にそれぞれコネクター58Aを介して電力を供給する電力線58と、模擬火点となる第1、第2、第3のランプ42、43、45及びサイレン46を動作させるリモートスイッチ59と、複数の風圧センサー49の検出信号をコネクター60Aを介して制御器56に入力する信号線60とが接続されている。
また、枠体44には、図6に示すような、ガス元栓モニター66を取付けている。ガス元栓モニター66には、モニター用ガス栓61と、それを開閉するガス栓ハンドル62と、ガス栓ハンドル62にレバー62Aを介して連動してモニター用ガス栓61の開閉状態を示す信号を出力するマイクロスイッチ63と、モニター用ガス栓61が開いていることを表示する表示ランプ64及び警報ブザー65とを設けている。
【0018】
ここで、本発明の一実施の形態に係る消火訓練設備10を用いた消火訓練方法について説明する。
(1)先ず、訓練用消火器11のカプラー34に水道39に接続した水ホース33を連結して、消火器本体14に消火用水Wを充填する。このとき、ハンドル26を押し付けて弁部22を圧縮ばね25に抗して押し付けて導水部17を開き、消火用水Wがフレキシブルホース20から出てくるまで充填し、消火器本体14に消火用水Wを満杯にする。なお必要に応じて、2本の訓練用消火器11に消火用水Wを充填しておく。
(2)次に、カプラー34から水ホース33を外し、カプラー34にエアホース32を連結し、空気圧縮機35を駆動して消火器本体14に圧縮空気を供給し、訓練用消火器11の準備を完了する。なお、必要に応じて2本の訓練用消火器11にそれぞれエアホース32を連結しておく。このとき、吸水管27の内側上端部の圧力と吸水管27の外側の圧力とは等しい状態となっている。
(3)リモートスイッチ59によって第1、第2、第3のランプ42、43、45を点滅させ、サイレン46を吹鳴させ、ガス元栓モニター66の表示ランプ64を点灯し、警報ブザー65を鳴らして消火訓練設備10の模擬火点装置12に訓練火災が発生したことを訓練者Mに知らせる。
【0019】
(4)訓練者Mは、安全栓26Aを抜き、訓練用消火器11を一方の手で持って模擬火点装置12に所定距離まで近づき、フレキシブルホース20を他方の手で持ち、ノズル部21を模擬火点装置12に向けて、一方の手でハンドル26を押して放水する。
このとき、消火器本体14内は圧縮空気によって圧力が高められているが、ハンドル26を押すことにより、弁部22が押し下げられて導水部17が開き、導水部17付近、すなわち吸水管27の内側上端部の圧力が吸水管27の外側の圧力より低下する。そのため、吸水管27の内側上端部と通気管30の噴出口28でエジェクターが形成されて、吸水管27内の消火用水Wが通気管30を通ってきた圧縮空気によって吸い出され、消火用水Wと圧縮空気とが混合した状態で導水部17、放水部18を通り、フレキシブルホース20の先端のノズル部21から大気に放出される。ノズル部21から消火用水Wが放出されるとき、圧縮空気が膨張音を発して水噴霧状態となる。
【0020】
(5)ノズル部21から放出された消火用水Wが模擬火点装置12に注水される状態になると、架台41及び枠体44の前面に取付けられた風圧センサー49にも消火用水Wが注水され、その結果、注水と圧縮空気の風圧によって風圧センサー49の振り子53が揺動して、消火用水Wが注水されたことを検出して検出信号を出力する。風圧センサー49(第1、第2及び第3の風圧センサー49A、49B、49C)のいずれかが、それぞれ対応する近傍の模擬火点(第1、第2、第3のランプ42、43、45)のいずれかに消火用水Wが注水されたことを感知し、制御器56が風圧センサー49の検出信号を受けて、感知した風圧センサー49の近傍の模擬火点(第1、第2、第3のランプ42、43、45)のいずれかを消灯する。そして、例えば2秒後に再点滅させて模擬火点が再発火した状態を表示する。それで、再度、訓練者Mがノズル部21から消火用水Wを模擬火点に向けて放出し、風圧センサー49に消火用水Wを当てると、制御器56が風圧センサー49の検出信号を受けて、感知した風圧センサー49の近傍の模擬火点を消灯する。このようにして、制御器56が消火用水Wを感知した付近の模擬火点のランプを順次消灯させ、全ての模擬火点(第1、第2、第3のランプ42、43、45)が消灯したとき、模擬火点が完全に鎮火したものとし、制御器56がサイレン46の吹鳴を停止する。
【0021】
(6)1本の訓練用消火器11内の消火用水Wを全部放水し終わっても、模擬火点が鎮火の状態にならない場合は、エアホース32が連結されている2本目の訓練用消火器11を持ち出して消火活動を行う。
(7)模擬火点が鎮火したことを訓練者Mが確認して訓練用消火器11の放水を止める。このとき、まだ、ガス元栓モニター66は表示ランプ64が点灯し、警報ブザー65が鳴っている。
(8)訓練者Mは、模擬火点は鎮火したが、ガス元栓が閉じられていないことを表示ランプ64と警報ブザー65によって知り、ガス栓ハンドル62を操作してモニター用ガス栓61を閉じ、表示ランプ64と警報ブザー65の動作を停止させ、モニター用ガス栓61が閉じられたことを確認し、一人の訓練者Mの消火訓練を完了する。
(9)ここで、訓練用消火器11内の消火用水Wの充填量を測り、1回の消火訓練に必要な水量が残っていれば、上記(3)の動作から、次の訓練者Mの消火訓練を始める。もし、1回の消火訓練に必要な水量が残っていなければ、カプラー34からエアホース32を外し、上記(1)の動作から繰り返して行う。
【0022】
このように、消火器本体14の開口部13にバルブ機構15を取付けたまま、連結口31から消火用水Wを充填することができるので、短時間で放水の準備を完了することができる。なお、6リットルの消火用水Wを充填できる訓練用消火器11に満杯にする時間は1分30秒程度であり、従来の1/3以下の時間で充填できることがわかった。
また、エアホース32は消火器本体14に取付けられたままで消火訓練活動を行うので、消火器本体14に満杯に充填された消火用水Wが完全に無くなるまで放出することができ、消火用水Wの充填量は、従来の訓練用消火器に比べて2倍近くになる。また、フレキシブルホース20のノズル部21からは、噴霧状態で放水されるので、単位時間当たりの放水量は、従来の棒状に放水する場合に比べて1/2程度になり、その結果、従来の訓練用消火器に比べて放水時間は4倍程度になり、1本の訓練用消火器11で12〜20人程度の消火訓練を連続して行う、効率のよい消火訓練が可能となる。
また、消火用水Wは圧縮空気が膨張音を発しながら噴霧状態で放出されるので、粉末消火器を放射したときによく似た状態となり、粉末消火器の操作を実感できる。
【0023】
なお、訓練用消火器11に消火用水Wを充填したあと、連結口31にエアホース32を連結し、圧縮空気を訓練用消火器11に充填し、エアコック36を閉じた状態、すなわち訓練用消火器11内に充填された圧縮空気のみで消火活動を行うと、粉末消火器と実質的に同じ放射時間(12〜15秒程度)だけ放水することができ、粉末消火器を使用したときと同じ感覚で消火訓練を行うことができる。
また、訓練用消火器11の中に消火用水Wを充填しないで、圧縮空気だけを充填して消火訓練を行うことができる。このときは、圧縮空気がノズル部21から噴射されて、圧縮空気の風圧によって風圧センサー49を動作させるので、水で汚れることはなく、防水処置をしていない室内でも消火訓練を行うことができる。
更に、エアホース32に補助タンク37を連結して圧縮空気を充填しているので、空気圧縮機35の運転を止めても、消火訓練を継続して実施することができる。
また、模擬火点装置12は、表示ランプ64及び警報ブザー65を有するガス元栓モニター66を備えているので、てんぷら火災等を想定して消火訓練を行うときの訓練内容を充実させることができる。
【0024】
以上、本発明を一実施の形態に係る消火訓練設備について説明してきたが、本発明は、何ら前記の実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、てんぷら火災以外の訓練火災を想定したときなどでは、消火訓練設備からガス元栓モニターを省略してもよい。
また、前記実施の形態に係る消火訓練設備では、模擬火点となるランプとして第1、第2、第3のランプを設け、更にサイレンを備えた例について説明したが、ランプは3個に限るものではなく、少なくとも1個のランプがあればよく、サイレンを省略することもできる。
更に、前記実施の形態に係る消火訓練設備では、空気圧縮機に2本のエアホースを接続し、それぞれに補助タンクを接続した例について説明したが、空気圧縮機に1本のエアホースを接続し、補助タンクを省略してもよい。
また、前記実施の形態に係る消火訓練設備では、枠体及び架台全体をビニールシート等からなる透明防水シートによって覆った例について説明したが、複数設けた模擬火点となるランプを個別に透明防水シートで覆ってもよい。
また、制御器は、プログラマブルシーケンサーを用い、想定する訓練火災の状況によって、風圧センサーが動作してランプの点滅を停止してから再点滅する時間や、ランプの点滅の停止及び再開の回数を任意に変えるようにして、想定される様々な訓練火災に対応できるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
請求項1〜7記載の消火訓練設備においては、上部に開口部を有し、消火用水を充填可能な容器からなる消火器本体と、開口部に取付けられて、消火器本体の内側に開口する導水部、導水部に連通し外部に開口する放水部、放水部にフレキシブルホースを介して接続されるノズル部、導水部を開閉可能な弁部及び弁部の上側に突出する操作ロッドを有するバルブ機構と、開口部とは別に内部に気体又は水を充填可能な連結口を備えた訓練用消火器を有しているので、消火器本体の開口部にバルブ機構を取付けたまま、連結口から消火用水を消火器本体が満杯になるまで短時間で再充填することができる。また、消火用水の充填量は、従来の訓練用消火器に比べて2倍近くにすることができる。更に、水ホースからエアホースへの差替えも短時間で行うことができ、1本の訓練用消火器で連続して多くの訓練者の消火訓練が可能な、効率的消火訓練を行うことができる。また正しく消火器の操作ができなかった人には何回も繰り返し操作をして訓練効果を高めることができる。
【0026】
また、バルブ機構の導水部に上端部が連通し、下端部は消火器本体の内側下部位置に開口される吸水管と、吸水管の上端部内側に噴出口を有し、基端は消火器本体の内側上部位置に開口される通気管とを有し、吸水管の上端部と通気管の噴出口でエジェクターを形成した訓練用消火器を有しているので、吸水管の上端部と通気管の噴出口にエジェクターが形成され、消火用水は圧縮空気と共にノズル部から水と空気の混合となって圧縮空気が膨張音を発しながら噴霧状態で放出され、粉末消火器を放射したときによく似た放水状態となり、粉末消火器を操作する感触を得られる実践的な消火訓練が可能である。また、放水量も従来の棒状に放水される場合よりも、噴霧状態の放水とすることにより水の使用量は減少し、1本の訓練用消火器で連続して多人数の訓練者に対して長時間の消火訓練を行うことができる。
【0027】
特に、請求項2記載の消火訓練設備においては、吸水管は直管からなって、通気管は直管の内部を挿通して直管の下端から折れ曲がり、直管の外側に沿って配置されるU字形管からなるので、直管である吸水管の下端から通気管の一方端を挿入させて吸水管に固定するだけで、通気管の一方端が吸水管の上端部とエジェクターを形成することができ、エジェクターの形成が簡単にできる。また、訓練用消火器の持ち方によって訓練用消火器の姿勢が変わっても、安定して消火用水と圧縮空気をエジェクターの部分に供給することができる。
請求項3記載の消火訓練設備においては、バルブ機構は、開口部の外側に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えたキャップによって密封状態で、消火器本体に取付けられているので、水漏れや空気漏れがなくなり、周囲を汚すことがない。
【0028】
請求項4記載の消火訓練設備においては、訓練用消火器とは別に模擬火点装置を備え、模擬火点装置は、架台と、架台に取付けられた模擬火点となるランプと、ノズル部から圧縮空気によって消火用水を噴出させる風圧を受けて作動する複数の風圧センサーとを有し、更に、風圧センサーの出力を入力し、ランプの制御を行う制御器を有しているので、模擬火点装置のランプを赤色のランプとして制御器によって点滅させて模擬火点の発火を知らせることができる。また、訓練用消火器から消火用水をランプに向かって放水することによって、ランプの近くに設けられた風圧センサーが放水された消火用水及び風圧を受けて検出信号を発生し、その検出信号を受けて制御器がランプを消灯するようにして模擬火点が鎮火したものとし、効率的な消火訓練を行うことができる。
【0029】
請求項5記載の消火訓練設備においては、模擬火点装置には、制御器によって制御されるサイレンを有しているので、模擬火点の発火からサイレンを吹鳴し、鎮火と共にサイレンの吹鳴を止めることにより、訓練者及び参加者に鎮火を知らせて訓練者及び参加者に訓練火災の緊張感と臨場感を感じさせ、しかも興味と真剣みを起こさせる消火訓練を実施することができる。
請求項6記載の消火訓練設備においては、ランプは、周囲が透明防水シートによって覆われているので、消火用水が模擬火点を表示するランプに向かって放水されても、直接ランプが消火用水で濡れたり漏電するようなことはなく、消火訓練設備を安全な状態に維持することができる。
請求項7記載の消火訓練設備においては、模擬火点装置は、表示ランプ及び警報ブザーを有するガス元栓モニターを有しているので、てんぷら火災を想定して消火訓練を行い、模擬火点の発火と共に表示ランプと警報ブザーでガスの元栓の存在を知らせ、ガスの元栓を締めて消火操作が完了するように手順を決めて、てんぷら火災に対する訓練内容を充実させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る消火訓練設備の構成図である。
【図2】同消火訓練設備に用いる訓練用消火器の側断面図である。
【図3】同消火訓練設備に用いる訓練用消火器及び付属機器の構成図である。
【図4】同消火訓練設備に用いる模擬火点装置の構成図である。
【図5】同消火訓練設備に用いる模擬火点装置に設けた風圧センサーの側断面図である。
【図6】同消火訓練設備に用いる模擬火点装置に設けたガス元栓モニターの側断面図である。
【符号の説明】
10:消火訓練設備、11:訓練用消火器、12:模擬火点装置、13:開口部、14:消火器本体、15:バルブ機構、16:キャップ、17:導水部、18:放水部、19:バルブ機構本体、20:フレキシブルホース、21:ノズル部、22:弁部、23:操作ロッド、24:ストップリング、25:圧縮ばね、26:ハンドル、26A:安全栓、27:吸水管、28:噴出口、29:吸入口、30:通気管、30A:取付けバンド、31:連結口、32:エアホース、33:水ホース、34:カプラー、35:空気圧縮機、36:エアコック、37:補助タンク、38:水コック、39:水道、40:キャスター、41:架台、42:第1のランプ、43:第2のランプ、44:枠体、45:第3のランプ、46:サイレン、47:センサー取付け部、48:透明防水シート、49:風圧センサー、49A:第1の風圧センサー、49B:第2の風圧センサー、49C:第3の風圧センサー、50:ベース部、50A:ストッパー、50B:防水材、51:取付け用磁石、52:枠部、53:振り子、54:支持ピン、55:近接スイッチ、56:制御器、57:電源コード、58:電力線、58A:コネクター、59:リモートスイッチ、60:信号線、60A:コネクター、61:モニター用ガス栓、62:ガス栓ハンドル、62A:レバー、63:マイクロスイッチ、64:表示ランプ、65:警報ブザー、66:ガス元栓モニター

Claims (7)

  1. 訓練者が実際に手に持って消火用水を放出できる訓練用消火器と、模擬火災が発生したことを表示する模擬火点装置とを備えた消火訓練設備であって、
    前記訓練用消火器は、上部に開口部を有し、該開口部とは別に圧縮空気を通すエアホースと水を通す水ホースとをそれぞれ交代でワンタッチで連結可能なカプラーが取付けられた連結口を備えた容器からなる消火器本体と、
    前記開口部に取付けられて、前記消火器本体の内側に開口する導水部、該導水部に連通し外部に開口する放水部、該放水部にフレキシブルホースを介して接続されるノズル部、前記導水部を開閉可能な弁部及び該弁部の上側に突出する操作ロッドを有するバルブ機構と、
    前記バルブ機構の導水部に上端部が連通し、下端部は前記消火器本体の内側下部位置に開口される吸水管と、
    前記吸水管の上端部内側に噴出口を有し、基端は前記消火器本体の内側上部位置に開口される通気管とを有し、
    前記吸水管の上端部と前記通気管の噴出口でエジェクターを形成していることを特徴とする消火訓練設備。
  2. 請求項1記載の消火訓練設備において、前記吸水管は直管からなって、前記通気管は前記直管の内部を挿通して該直管の下端から折れ曲がり、前記直管の外側に沿って配置されるU字形管からなることを特徴とする消火訓練設備。
  3. 請求項1又は2記載の消火訓練設備において、前記バルブ機構は、前記開口部の外側に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えたキャップによって密封状態で、前記消火器本体に取付けられていることを特徴とする消火訓練設備。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の消火訓練設備において
    前記模擬火点装置は、架台と、該架台に取付けられた模擬火点となるランプと、前記ノズル部から混合状態の圧縮空気と前記消火用水が放出された際に該圧縮空気の風圧及び該消火用水の注水を受けて揺動する振り子及び該振り子の揺動を検出する近接スイッチが設けられた複数の風圧センサーとを有し、更に、前記風圧センサーの出力を入力し、前記ランプの制御を行う制御器を有することを特徴とする消火訓練設備。
  5. 請求項4記載の消火訓練設備において、前記模擬火点装置には、前記制御器によって制御されるサイレンを有することを特徴とする消火訓練設備。
  6. 請求項4又は5記載の消火訓練設備において、前記ランプは、周囲が透明防水シートによって覆われていることを特徴とする消火訓練設備。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の消火訓練設備において、前記模擬火点装置は、表示ランプ及び警報ブザーを有するガス元栓モニターを有することを特徴とする消火訓練設備。
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