JP3762686B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents
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- F24F1/0057—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を備えた壁掛け型空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和機本体のスクロール部と舌部とで囲まれた空気吹出し口内に風向変更板を備えた壁掛け型空気調和装置が知られている。この種の壁掛け型空気調和装置では、風向変更板を、例えば二枚の水平フラップと複数枚の垂直フラップとで構成し、これら水平フラップと垂直フラップの向きを変えることによって、空気吹出し口からの吹出し気流の方向を制御できるように構成されている。
【0003】
例えば、冷房運転時には、気流をほぼ水平に吹出し、気流の到達距離を増大させる制御が行われ、暖房運転時には、気流をほぼ垂直下方に吹出し、床面に沿った気流を形成する制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、二枚の水平フラップと複数枚の垂直フラップからなる従来の構成では、暖房運転時、或いは冷房運転時に、被空調室内にむらなく、すみずみまで暖かい空気、或いは冷たい空気を到達させることが困難である。
【0005】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、暖気或いは冷気を被空調室内の隅々まで到達させて、この被空調室内を均一に空気調和させることができる壁掛け型空気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、上記上水平フラップのいずれか一方と他方とが所定の縦ポジッションへの保持と、上記縦ポジションを含む任意の縦ポジション間の範囲での移動とを交互に繰り返し可能に設けられ、上記下水平フラップが、上記所定の縦ポジションまたは他の縦ポジションに保持され、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、上記上水平フラップのいずれか一方と他方とが所定の縦ポジッションへの保持と、上記縦ポジションを含む任意の縦ポジション間の範囲での順次移動とを交互に繰り返し可能に設けられ、上記下水平フラップが、順次移動する上記上水平フラップに同期して順次移動可能に設けられ、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、上記上水平フラップと上記下水平フラップとが、同一または異なった縦ポジッションに保持され、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記垂直フラップは、空気調和機本体の被空調室への据付位置に応じて、任意の横ポジション間の範囲が変更されるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記垂直フラップは、空気調和機本体の被空調室への据付位置に応じて、当該被空調室の中央側へ暖気或いは冷気を導く横ポジションに保持される時間が、他の横ポジションに保持される時間よりも長く設定されることを特徴とするものである。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、運転開始時には、上水平フラップ及び下水平フラップが所定の縦ポジションに保持され、垂直フラップが所定の横ポジションに保持される立ち上げ制御が実施可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、上記立ち上げ制御と上記通常安定制御とが、設定室温と実際の室温との偏差温度に基づいて切り換えられ、立ち上げ制御から通常安定制御へ切り換える偏差温度と、通常安定制御から立ち上げ制御へ切り換える偏差温度とが異なって設定されたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項8に記載の発明は、空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップとを備えてなり、上記上水平フラップが、任意の縦ポジション間の範囲で、互いに隣接する一方と他方が互いに反対方向にスイング可能に設けられ、上記下水平フラップが、上記上水平フラップのスイング範囲よりも狭い範囲でスイング可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、上記上水平フラップ及び下水平フラップは、それぞれのスイング動作の過程で、全てが同一の縦ポジションに位置づけられた後、同期してそれぞれのスイング動作を実行するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明において、上記上水平フラップにおける任意の縦ポジション間の範囲は、暖房運転時に、空気調和機本体の鉛直下方から斜め下方に到る範囲内に設定され、冷房運転時に、上記空気調和機本体の斜め下方から水平位置に到る範囲内に設定され、ランドリー運転時に、上記空気調和機本体の鉛直下方から水平位置に到る範囲内に設定されるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項1、2、3または10に記載の発明には、次の作用がある。
【0017】
上水平フラップまたは下水平フラップの一つが任意の縦ポジション間の範囲を移動することから、空気吹出し口からの暖気或いは冷気を波打たせながら被空調室内へ導くことができるとともに、上水平フラップまたは下水平フラップの他の一つが所定の縦ポジションに保持されるので、この他の一つのフラップにて案内された暖気或いは冷気が、波打って吹き出される暖気或いは冷気を搬送して遠方まで到達させることができる。この結果、暖気或いは冷気を被空調室内の隅々まで到達させて、この被空調室内を均一に空気調和させることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明には、次の作用がある。
【0019】
垂直フラップは、空気調和機本体の被空調室への据付位置に応じて、任意の横ポジション間の範囲が変更されることから、例えば、空気調和機本体が被空調室の右側に据え付けられた場合には、任意の横ポジション間の範囲が左側へシフトして、被空調室の中央側へ暖気或いは冷気を導くことができる。このため、空気吹出し口から吹き出される暖気または冷気を被空調室の中央側へ導くことができ、横フラップを介して被空調室の全体に均一に空気調和を実施できる。
【0020】
請求項5に記載の発明には、次の作用がある。
【0021】
垂直フラップは、空気調和機本体が被空調室に据え付けられる位置に応じて、当該被空調室の中央側へ暖気或いは冷気を導く横ポジションに保持される時間が、他の横ポジションに保持される時間よりも長く設定されることから、この場合も、空気吹出し口から吹き出される暖気または冷気を、横フラップを介して被空調室の全体に均一に導くことができる。
【0022】
請求項6に記載の発明には、次の作用がある。
【0023】
運転開始時に、上水平フラップ及び下水平フラップが所定の縦ポジションに保持され、垂直フラップが所定の横ポジションに保持される立ち上げ制御が実施されることから、この立ち上げ制御によって、運転開始時に空気吹出し口からの暖気或いは冷気を被空調室の特定位置に集中的に導いて、迅速な空気調和を実施できる。
【0024】
請求項7に記載の発明には、次の作用がある。
【0025】
立ち上げ制御から通常安定制御へ切り換える偏差温度と、通常安定制御から立ち上げ制御へ切り換える偏差温度とが異なって設定されたことから、立ち上げ制御と通常安定制御とが頻繁に切り換わるチャタリングを防止できる。
【0026】
請求項8に記載の発明には、次の作用がある。
【0027】
上水平フラップが、任意の縦ポジション間の範囲で、互いに隣接する一方と他方が互いに反対方向にスイングすることから、空気吹出口からの暖気或いは冷気を波打たせることができ、また、下水平フラップが、上水平フラップのスイング範囲よりも狭い範囲でスイングすることから、この下水平フラップにて案内された暖気或いは冷気が、上水平フラップにより波打たれた暖気或いは冷気を搬送して遠方へ到達させることができる。この結果、暖気或いは冷気を被空調室内の隅々まで到達させて、この被空調室内を均一に空気調和させることができる。
【0028】
請求項9に記載の発明には、次の作用がある。
【0029】
上水平フラップ及び下水平フラップが、それぞれのスイング動作の過程で、全てが同一の縦ポジションに位置づけられた後、同期してそれぞれのスイング動作を実行することから、スイング動作する上水平フラップ及び下水平フラップの動作位置関係を常に良好に確保できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0031】
図1は、本発明に係る壁掛け型空気調和装置の一実施の形態を示す縦断面図である。1は空気調和機本体を示しており、この本体1は壁3に据え付けられている。この本体1内には室内側熱交換器5と、クロスフローファン7とが設置されている。
【0032】
この本体1の上部1Aには、上部吸い込み口9がグリル状に一体的に形成されている。この上部1Aの前縁部1Bには、吸い込みグリル11が上端11Aを、図示しない支点を中心にヒンジ連結した状態で、下端11Bを空気調和機本体1前面から開放し得るように取り付けられている。
【0033】
この吸い込みグリル11の内側には、フィルタ素材を有した吸い込みフィルタ13が、昇降自在に取り付けられている。
【0034】
空気調和機本体1の下部には、スクロール部17と舌部19とで囲まれた空気吹出し口21が形成され、この空気吹出し口21内には、風向変更板23が配置されている。この風向変更板23は、空気吹出し口21の下側長手方向に延在する幅狭の下水平スラップ24と、空気吹出し口21の上側長手方向に延在する上水平フラップ25と、空気吹出し口21の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップ26とを備えて構成されている。空気吹出し口21内の最も狭まった上流位置には、イオン発生装置27が取り付けられている。
【0035】
図2に示すように、下水平スラップ24は一枚の幅狭の細長いフラップであり、上水平フラップ25は下水平スラップ24よりも幅広の、長手方向に分割された二枚の上水平フラップ25A、25Bで構成されている。それぞれのフラップ24、25A、25Bは、それぞれ独立した直流ステッピングモータに接続され、例えば、上水平フラップ25A及び25Bは、図3に示すように、それぞれが独立して位相をずらした状態で上下に往復移動可能に構成されている(後に詳説する)。
【0036】
複数枚の垂直フラップ26は、図4に示すように、一枚の細長いプレート34上に回動自在に取り付けられ、各垂直フラップ26は、バー32によって相互に連結されている。そして、相互に連結された各垂直フラップ26の内、図中で右端の垂直フラップ26Aが、図示を省略した直流ステッピングモータの駆動軸に連結され、このモータが正逆回転されることにより、各垂直フラップ26が同期して姿勢制御(往復移動)される仕組みになっている。
【0037】
ところで、空気調和機本体1は、図5に示すように、被空調室41内の略中央に据え付けられたり(空気調和機本体1X)、被空調室41内の右側に据え付けられたり(空気調和機本体1Y)、被空調室41内の左側に据え付けられる(空気調和機本体1Z)。この空気調和機本体1の据付位置に応じて、垂直フラップ26の往復移動する範囲が、図7に示す第1往復移動範囲W1、第2往復移動範囲W2、第3往復移動範囲W3に変更される。
【0038】
つまり、空気調和機本体1が被空調室41の略中央に位置づけられた場合には、図7(A)に示すように、垂直フラップ26の第1往復移動範囲W1が4等分されて、この第1往復移動範囲W1内に、空気吹出し口21の中心から左右均等に5つの横ポジションC▲1▼、C▲2▼、C▲3▼、C▲4▼及びC▲5▼が設定される。これら5つの横ポジションC▲1▼〜C▲5▼は気流の方向を示しており、例えば横ポジションC▲1▼では、全ての垂直フラップ26が同期して、横ポジションC▲1▼に示す方向と略平行に姿勢制御される。
【0039】
そして、全ての垂直フラップ26は、空気吹出し口21の中心から左右均等に振り分けられた第1往復移動範囲W1内でスイングし、若しくは各横ポジションC▲1▼〜C▲5▼のいずれかに保持され、または横ポジションC▲1▼〜C▲5▼のうち任意の横ポジション間で移動可能に設けられる。
【0040】
また、空気調和機本体1が被空調室41の右側に据え付けられた場合には、図7(B)に示すように、第1往復移動範囲W1内の右側の移動範囲αをマスクし、この移動範囲αを除外した残りの第2往復移動範囲W2が4等分されて、この第2往復移動範囲W2内に、新たな横ポジションR▲1▼、R▲2▼、R▲3▼、R▲4▼及びR▲5▼が設定される。上記移動範囲αは、第1往復移動範囲W1の略1/4である。
【0041】
そして、全ての垂直フラップ26は、第2往復移動範囲W2内でスイングし、若しくは各横ポジションR▲1▼〜R▲5▼のいずれかに保持され、または横ポジションR▲1▼〜R▲5▼のうち任意の横ポジション間で移動可能に設けられる。これによって、空気吹出し口21からの吹出し空気は、マスクされた移動範囲αへは供給されず、空気調和機本体1に対し左方向で被空調室41の中央側へ供給される。
【0042】
また、空気調和機本体1が被空調室41の左側に据え付けられた場合には、図7(C)に示すように、第1往復移動範囲W1の左側の移動範囲βをマスクし、この移動範囲βを除外した残りの第3往復移動範囲W3が4等分されて、この第3往復移動範囲W3内に新たな横ポジションL▲1▼、L▲2▼、L▲3▼、L▲4▼及びL▲5▼が設定される。上記移動範囲βは、第1往復移動範囲W1の略1/4である。
【0043】
そして、全ての垂直フラップ26は、第3往復移動範囲W3内でスイングし、若しくは各横ポジションL▲1▼〜L▲5▼のいずれかに保持され、または横ポジションL▲1▼〜L▲5▼のうち任意の横ポジション間で移動可能に設けられる。これによって、空気吹出し口21からの吹出し空気は、マスクされた移動範囲βへは供給されず、空気調和機本体1に対し右方向で被空調室41の中央側へ供給される。
【0044】
一方、図3に示す前記上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24が往復移動可能な第1往復移動範囲H1は、図6に示すように5等分されて、この第1往復移動範囲H1内に6つの縦ポジッションI▲1▼、I▲2▼、I▲3▼、I▲4▼、I▲5▼及びI▲6▼が設定される。上記縦ポジッションI▲1▼が、空気調和機本体1に対し垂直下方に位置するポジションであり、上記縦ポジッションI▲6▼が空気調和機本体1に対し水平に位置するポジションである。縦ポジッションI▲3▼及びI▲4▼が空気調和機本体1に対し斜め下方に位置するポジションである。
【0045】
上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、各縦ポジッションI▲1▼〜I▲6▼間をスイングし、若しくは各縦ポジッションI▲1▼〜I▲6▼のいずれかに保持され、縦ポジッションI▲1▼〜I▲6▼のうち任意の縦ポジション間を移動可能に構成される。そして、これらの上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、暖房運転時に縦ポジッションI▲1▼〜I▲4▼間の第2往復移動範囲H2で移動可能に設けられ、冷房運転時に縦ポジッションI▲3▼〜I▲6▼間の第3往復移動範囲H3で移動可能に設けられ、ランドリー運転時に縦ポジッションI▲1▼〜I▲6▼間の第1往復移動範囲H1で移動可能に設けられる。
【0046】
さて、上述のように構成された上水平フラップ25A、25B、下水平フラップ24及び垂直フラップ26を用いて、空気吹出し口21から暖気または冷気を吹き出す気流制御には、自動気流制御とスイング気流制御とがある。
【0047】
[A]自動気流制御
この自動気流制御は、上水平フラップ25A、25B、下水平フラップ24及び垂直フラップ26を制御する制御モードであり、これらの上水平フラップ25A、25B、下水平フラップ24及び垂直フラップ26を、それぞれの往復移動範囲で移動または保持(停止)動作する。この自動気流制御には、空気調和装置の運転開始時における立ち上げ制御モードと、立ち上げ制御を経過した後の通常安定制御モードとがある。
【0048】
(1)通常安定制御モード
この通常安定制御モードでは、暖房運転、冷房運転、ドライ運転またはランドリー運転のいずれの場合においても、垂直フラップ26は、空気調和機本体1の据付位置が被空調室41の中央であるときに、任意の横ポジション間の範囲(例えば横ポジションC▲1▼〜C▲5▼間)を移動し、空気調和機本体1の据付位置が被空調室41の右側であるときに、任意の横ポジション間の範囲(例えば横ポジションR▲1▼〜R▲5▼間)を移動し、空気調和機本体1の据付位置が被空調室41の左側であるときに、任意の横ポジションの範囲(例えば横ポジションL▲1▼〜L▲5▼間)を移動する。
【0049】
また、上述のように、空気調和機本体1が被空調室41の右側または左側に据え付けられた場合で、暖房または冷房運転の時には、垂直フラップ26は、空気吹出し口21から被空調室41の中央側へ暖気または冷気を導く横ポジション(右側据付の場合には横ポジションR▲1▼、R▲2▼及びR▲3▼;左側据付の場合には横ポジションL▲3▼、L▲4▼及びL▲5▼)に保持される時間が、他のポジションに保持される時間よりも長く設定される。これにより、被空調室41の中央側への暖気または冷気の供給量が増大して、被空調室41の全体が均一に空気調和される。
【0050】
一方、上水平フラップ25Aと上水平フラップ25Bとは、暖房運転(ランドリー運転を含む)において、所定の縦ポジッション(例えば縦ポジッションI▲2▼)での保持(停止)と、任意の縦ポジッション間の範囲(例えば縦ポジッションI▲2▼〜I▲4▼間)での移動とを交互に繰り返す。また、下水平フラップ24は、この暖房運転(ランドリー運転を含む)において、所定の縦ポジッション(例えば縦ポジッションI▲2▼)またはこの所定の縦ポジッションとは異なった縦ポジッションに保持(停止)される。
【0051】
このように、任意の縦ポジッション間を移動する上水平フラップ25Aまたは25Bにより、空気吹出し口21から吹き出される暖気が波打たれ、また、所定の縦ポジッションに保持される上水平フラップ25A、25B若しくは下水平フラップ24により、上述のように波打たれた暖気が遠方まで搬送される。これによって、暖気が、図9に示すように床を這うように流れる。
【0052】
また、上水平フラップ25Aと上水平フラップ25Bとは、冷房運転時(ランドリー運転を含む)において、所定の縦ポジッション(例えば縦ポジッションI▲6▼)での保持(停止)と、任意の縦ポジッション間の範囲(例えば縦ポジッションI▲3▼〜I▲6▼間)での順次移動(縦ポジッションI▲4▼、I▲5▼、I▲5▼、I▲6▼と順次移動)とを交互に繰り返す。下水平フラップ24は、この冷房運転時(ランドリー運転を含む)において、上述の如く順次移動する上水平フラップ25Aまたは25Bに同期して、同一範囲を順次移動する。
【0053】
このように任意の縦ポジッション間を順次移動する上水平フラップ25A、25Bまたは下水平フラップ24により空気吹出し口21から吹き出される冷気が波打たれ、また所定の縦ポジッションに保持される上水平フラップ25A、25B若しくは下水平フラップ24により、上述のように波打たれた冷気が遠方まで搬送される。これによって、冷気が、図10に示すように天井付近を遠方まで搬送される。
【0054】
更に、ドライ運転時において、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、同一または異なった縦ポジッション(例えば同一の縦ポジッションI▲6▼)に保持(停止)される。これにより、空気調和機本体1からの空気が被空調室41の遠方へ導かれる。
【0055】
(2)立ち上げ制御モード
運転開始時における立ち上げ制御モードでは、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、所定の縦ポジッション、例えば暖房運転時(ランドリー運転を含む)には縦ポジッションI▲2▼に、冷房運転時(ランドリー運転を含む)及びドライ運転時には縦ポジッションI▲6▼に保持される。また、垂直フラップ26は、被空調室41の中央側へ暖気または冷気を導く所定の横ポジション、例えば暖房運転時(ランドリー運転を含む)には横ポジションC▲3▼、R▲2▼、L▲4▼に、冷房運転時(ランドリー運転を含む)及びドライ運転時には、横ポジションC▲3▼、R▲3▼、L▲3▼に保持される。このように上水平フラップ25A、25B、下水平フラップ24及び垂直フラップ26が所定のポジションの保持されることにより、空気調和機本体1の空気吹出し口21からの暖気または冷気が集中的に被空調室41内へ導かれる。
【0056】
(3)制御モードの切換
上述の立ち上げ制御モードと前述の通常安定制御モードとの切り換えは、設定室温と実際の室温との偏差温度に基づいて実施される。そして、図8に示すように、立ち上げ制御モードから通常安定制御モードへ切り換える偏差温度と、通常安定制御モードから立ち上げ制御モードへ切り換える偏差温度とが異なって設定される。
【0057】
つまり、図8に示すように、立ち上げ制御モードから通常安定制御モードへの切り換えは、上記偏差温度が例えば2℃となった時に実施され、また、通常安定制御モードから立ち上げ制御モードへの切り換えは、偏差温度が例えば4℃となった時に実施される。これにより、立ち上げ制御モードと通常安定制御モードとが頻繁に切り換わるチャタリングが防止できる。
【0058】
実際には、立ち上げ制御モードから通常安定制御モードへの切り換えは、設定室温と実際の室温との偏差温度が2℃となっても直ちに実施されず、この2℃となった時点から所定のマスク時間経過後、再度上記偏差温度が2℃以下となっている場合に実施される。これにより、立ち上げ制御モードと通常安定制御モードとの頻繁なチャタリングがより一層防止される。
【0059】
[B]スイング気流制御
このスイング気流制御は、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24を制御する制御モードであり、これらの上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24を第1往復移動範囲H1内の任意の範囲で停止(保持)させることなく、常に移動、つまりスイング動作させる。
【0060】
このスイング気流制御では、上水平フラップ25A及び25Bは、第1往復移動範囲H1における任意の縦ポジッションの範囲で互いに反対方向にスイング可能に設けられ、また、下水平フラップ24は、上記上水平フラップ25A及び25Bのスイング範囲よりも狭い範囲でスイング可能に設けられる。
【0061】
つまり、暖房運転時には、上水平フラップ25A及び25Bは、縦ポジッションI▲1▼〜I▲4▼の範囲で互いに反対方向にスイングされ、下水平フラップ24は、縦ポジッションI▲1▼及びI▲2▼の範囲でスイングされる。また、冷房或いはドライ運転時には、上水平フラップ25A及び25Bは、縦ポジッションI▲3▼〜I▲6▼の範囲で互いに反対方向にスイングされ、下水平フラップ24は、縦ポジッションI▲3▼〜I▲5▼の範囲でスイングされる。更に、ランドリー運転時には、上水平フラップ25A及び25Bは、縦ポジッションI▲1▼〜I▲6▼の範囲で互いに反対方向にスイングされ、下水平フラップ24は、縦ポジッションI▲1▼〜I▲4▼の範囲でスイングされる。
【0062】
このように広い範囲の縦ポジッション間をスイングする上水平フラップ25A及び25Bによって、空気吹出し口21から吹き出される暖気或いは冷気が波打たれ、狭い範囲の縦ポジッション間をスイングする下水平フラップ24によって案内された暖気或いは冷気が、上水平フラップ25A及び25Bにより波打たれた暖気或いは冷気を搬送して遠方へ到達させる。暖房運転時には、暖気は、図9に示すように床を這うように流れ、冷房またはドライ運転時には、冷気は、図10に示すように天井付近を遠方まで搬送される。
【0063】
また、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、それぞれのスイング動作の過程で、全てが同一の縦ポジッションに位置づけられた後に、同期してそれぞれのスイング動作を実行する。例えば、暖房運転時に、上水平フラップ25Aは縦ポジッションI▲1▼、I▲2▼、I▲4▼の各ポジションを順次移動し、上水平フラップ25Bは縦ポジッションI▲4▼、I▲2▼、I▲1▼の各ポジションを順次移動し、下水平フラップ24は、縦ポジッションI▲1▼、I▲2▼、I▲1▼の各ポジションを順次移動してスイングする。この動作過程で、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24は、必ず同一の縦ポジッションI▲2▼に同時に至り、この縦ポジッションI▲2▼からそれぞれの横ポジションへ移動する。これにより、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24の動作位置関係が常に良好に確保される。
【0064】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲8▼を奏する。
【0065】
▲1▼上水平フラップ25A、25Bまたは下水平フラップ24の1つが、第1往復移動範囲H1における任意の縦ポジッション間の範囲を移動することから、空気調和機本体1における空気吹出し口21から吹き出される暖気或いは冷気を、波打たせながら被空調室41内へ導くことができると共に、上記上水平フラップ25A、25Bまたは下水平フラップ24の他の1つが、第1往復移動範囲H1における所定の縦ポジッションに保持されるので、この他の1つのフラップにて案内された暖気或いは冷気が、上述の如く波打って吹き出される暖気或いは冷気を搬送して遠方まで到達させることができる。この結果、暖気或いは冷気を被空調室41内の隅々まで到達させて、この被空調室41内を均一に空気調和させることができる。
【0066】
▲2▼垂直フラップ26は、空気調和機本体1の被空調室41への据付位置に応じて、第1往復移動範囲W1から第2往復移動範囲W2または第3往復移動範囲W3へと変更されることから、例えば、空気調和機本体1が被空調室41の右側に据え付けられた場合には、第1往復移動範囲W1から第2往復移動範囲W2へと左側へシフトして、被空調室41の中央側へ暖気或いは冷気を導くことができる。このため、空気吹出し口21から吹き出される暖気または冷気を被空調室41の中央側へ導くことができ、垂直フラップ26を介して被空調室41の全体に均一に空気調和を実施できる。
【0067】
▲3▼垂直フラップ26は、空気調和機本体1が被空調室41の右側または左側に据え付けられる場合には、この据付位置に応じて、当該被空調室41の中央側へ暖気或いは冷気を導く横ポジションに保持される時間が、他の横ポジションに保持される時間よりも長く設定されることから、この場合も、空気調和機本体1の空気吹出し口21から吹き出される暖気または冷気を、垂直フラップ26を介して被空調室41の全体に均一に導くことができる。
【0068】
▲4▼これら▲1▼〜▲3▼の結果、例えば図11に示すように空気調和機本体1が被空調室41の右側に据え付けられた場合、空気調和機本体1の空気吹出し口21から吹き出される暖気或いは冷気の気流の中心Xは、図7(A)に示す従来例の如く被空調室41の右側に偏るのではなく、図7(B)に示すように被空調室41の略中央に位置づけられる。また、空気吹出し口21から吹き出される暖気或いは冷気による被空調室41内の温度勾配は、図7(C)に示す従来例の如く急激に変化するものではなく、図7(D)に示すように緩やかに変化する。
【0069】
▲5▼自動気流制御において、空気調和装置の運転開始時に、上水平フラップ25A、25B及び下水平フラップ24が所定の縦ポジッションに保持され、垂直フラップ26が所定の横ポジションに保持される立ち上げ制御モードが実施されることから、この立ち上げ制御モードによって、運転開始時に空気調和機本体1の空気吹出し口21から吹き出される暖気或いは冷気を被空調室41の特定位置に集中的に導いて、迅速な空気調和を実施できる。
【0070】
▲6▼自動気流制御において、立ち上げ制御モードから通常安定制御モードへ切り換える偏差温度と、通常安定制御モードから立ち上げ制御モードへ切り換える偏差温度とが異なって設定されたことから、立ち上げ制御モードと通常安定制御モードとが頻繁に切り換わるチャタリングを防止できる。
【0071】
▲7▼スイング気流制御において、上水平フラップ25A及び25Bが、任意の縦ポジッション間の範囲で互いに反対方向にスイングすることから、空気調和機本体1の空気吹出し口21からの暖気或いは冷気を波打たせることができ、また、下水平フラップ24が、上水平フラップ25A及び25Bのスイング範囲よりも狭い範囲でスイングすることから、この下水平フラップ24にて案内された暖気或いは冷気が、上水平フラップ25A及び25Bにより波打たれた暖気或いは冷気を搬送して遠方へ到達させることができる。この結果、暖気或いは冷気を被空調室41内の隅々まで到達させて、この被空調室41内を均一に空気調和させることができる。
【0072】
▲8▼スイング気流制御において、上水平フラップ25A及び25Bが、それぞれのスイング動作の過程で、全てが同一の縦ポジッションに位置づけられた後、同期してそれぞれのスイング動作を実行することから、スイング動作する上水平フラップ25A及び25Bの動作位置関係を常に良好に確保できる。
【0073】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る壁掛け型空気調和装置によれば、暖気或いは冷気を被空調室内の隅々まで到達させて、この被空調室内を均一に空気調和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁掛け型空気調和装置の一実施の形態における空気調和機本体を示す縦断面図である。
【図2】図1の空気調和機本体を示す斜視図である。
【図3】図2の上水平フラップ及び下水平フラップの姿勢制御を示す斜視図である。
【図4】図2の空気調和機本体の分解斜視図である。
【図5】図2の空気調和機本体の据付例を示す斜視図である。
【図6】図2の上水平フラップ及び下水平フラップについて設定された縦ポジッションを示す図である。
【図7】図4の垂直フラップについて設定された横ポジションを示す図である。
【図8】立ち上げ制御モードと通常安定制御モードとの切り換えタイミングを説明するための図である。
【図9】図2の空気調和機から吹き出された暖気の流れを示す被空調室の側断面図である。
【図10】図2の空気調和機から吹き出された冷気の流れを示す被空調室の側断面図である。
【図11】(A)及び(B)は、被空調室の右側に空気調和機本体が設置された場合における気流指向性を示す被空調室の平面図であり、(C)及び(D)は、被空調室の右側に空気調和機本体が設置された場合における被空調室内の温度分布を示す被空調室の平面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
21 空気吹出し口
23 風向変更板
24 下水平フラップ
25A、25B 上水平フラップ
26 垂直フラップ
41 被空調室
C▲1▼〜C▲5▼ 横ポジション
R▲1▼〜R▲5▼ 横ポジション
L▲1▼〜L▲5▼ 横ポジション
I▲1▼〜I▲6▼ 縦ポジッション
H1 第1往復移動範囲
H2 第2往復移動範囲
H3 第3往復移動範囲
W1 第1往復移動範囲
W2 第2往復移動範囲
W3 第3往復移動範囲
Claims (10)
- 空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、
上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、
上記上水平フラップのいずれか一方と他方とが所定の縦ポジッションへの保持と、上記縦ポジションを含む任意の縦ポジション間の範囲での移動とを交互に繰り返し可能に設けられ、上記下水平フラップが、上記所定の縦ポジションまたは他の縦ポジションに保持され、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、
上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、
上記上水平フラップのいずれか一方と他方とが所定の縦ポジッションへの保持と、上記縦ポジションを含む任意の縦ポジション間の範囲での順次移動とを交互に繰り返し可能に設けられ、上記下水平フラップが、順次移動する上記上水平フラップに同期して順次移動可能に設けられ、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、
上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップと、上記空気吹出し口の短手方向に延在する複数枚の垂直フラップとを備えてなり、
上記上水平フラップと上記下水平フラップとが、同一または異なった縦ポジッションに保持され、上記垂直フラップが、任意の横ポジション間の範囲を移動可能に設けられて通常安定制御されるよう構成されたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 上記垂直フラップは、空気調和機本体の被空調室への据付位置に応じて、任意の横ポジション間の範囲が変更されるよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
- 上記垂直フラップは、空気調和機本体の被空調室への据付位置に応じて、当該被空調室の中央側へ暖気或いは冷気を導く横ポジションに保持される時間が、他の横ポジションに保持される時間よりも長く設定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
- 運転開始時には、上水平フラップ及び下水平フラップが所定の縦ポジションに保持され、垂直フラップが所定の横ポジションに保持される立ち上げ制御が実施可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
- 上記立ち上げ制御と上記通常安定制御とが、設定室温と実際の室温との偏差温度に基づいて切り換えられ、立ち上げ制御から通常安定制御へ切り換える偏差温度と、通常安定制御から立ち上げ制御へ切り換える偏差温度とが異なって設定されたことを特徴とする請求項6に記載の壁掛け型空気調和装置。
- 空気調和機本体の空気吹出し口に風向変更板を有する壁掛け型空気調和装置において、
上記風向変更板が、上記空気吹出し口の上側長手方向に配置された複数枚の上水平フラップと、上記空気吹出し口の下側長手方向に延在する一枚の下水平フラップとを備えてなり、
上記上水平フラップが、任意の縦ポジション間の範囲で、互いに隣接する一方と他方が互いに反対方向にスイング可能に設けられ、上記下水平フラップが、上記上水平フラップのスイング範囲よりも狭い範囲でスイング可能に構成されたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 上記上水平フラップ及び下水平フラップは、それぞれのスイング動作の過程で、全てが同一の縦ポジションに位置づけられた後、同期してそれぞれのスイング動作を実行するよう構成されたことを特徴とする請求項8に記載の壁掛け型空気調和装置。
- 上記上水平フラップにおける任意の縦ポジション間の範囲は、暖房運転時に、空気調和機本体の鉛直下方から斜め下方に到る範囲内に設定され、冷房運転時に、上記空気調和機本体の斜め下方から水平位置に到る範囲内に設定され、ランドリー運転時に、上記空気調和機本体の鉛直下方から水平位置に到る範囲内に設定されるよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
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