JP2955087B2 - 空気調和機の吹出風制御装置 - Google Patents
空気調和機の吹出風制御装置Info
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- JP2955087B2 JP2955087B2 JP3285635A JP28563591A JP2955087B2 JP 2955087 B2 JP2955087 B2 JP 2955087B2 JP 3285635 A JP3285635 A JP 3285635A JP 28563591 A JP28563591 A JP 28563591A JP 2955087 B2 JP2955087 B2 JP 2955087B2
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- Japan
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- air conditioner
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の吹出風制御
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の分離型空気調和機の壁掛式室内ユ
ニットの縦断面図が図５に示されている。図５におい
て、１は本体、２は本体１の前面上部に設けられた吸込
グリル、３は熱交換器、４は熱交換器３の下部後方に配
設されたクロスフロー型フアン、５は本体１の前面下部
に設けられた吹出口、８は熱交換器３の下に配設された
ドレンパン、９は吹出グリル２の背後に配設されたエア
フイルタである。吹出口５にはこれから吹き出される吹
出風の風向を左右に制御するための多数の左右ルーバ７
と、風向を上下に制御するための２枚の上下ルーバ６が
設置されている。そして、この室内ユニットは室内の壁
面上の所定高さに据え付けられる。
ニットの縦断面図が図５に示されている。図５におい
て、１は本体、２は本体１の前面上部に設けられた吸込
グリル、３は熱交換器、４は熱交換器３の下部後方に配
設されたクロスフロー型フアン、５は本体１の前面下部
に設けられた吹出口、８は熱交換器３の下に配設された
ドレンパン、９は吹出グリル２の背後に配設されたエア
フイルタである。吹出口５にはこれから吹き出される吹
出風の風向を左右に制御するための多数の左右ルーバ７
と、風向を上下に制御するための２枚の上下ルーバ６が
設置されている。そして、この室内ユニットは室内の壁
面上の所定高さに据え付けられる。
【０００３】空気調和機の運転時、フアン４が回転する
とともに熱交換器３には図示しない室外ユニットからの
冷媒が循環する。すると、室内空気が、実線矢印で示す
ように、吸込グリル２を通って本体１内に吸入され、エ
アフイルタ９を流過することによってその中に含まれる
塵埃等が除去され、熱交換器３を流過することによって
冷却又は加熱された後、フアン４によって付勢され、し
かる後、吹出口５から上下ルーバ６及び左右ルーバ７に
案内されて室内に吹き出される。
とともに熱交換器３には図示しない室外ユニットからの
冷媒が循環する。すると、室内空気が、実線矢印で示す
ように、吸込グリル２を通って本体１内に吸入され、エ
アフイルタ９を流過することによってその中に含まれる
塵埃等が除去され、熱交換器３を流過することによって
冷却又は加熱された後、フアン４によって付勢され、し
かる後、吹出口５から上下ルーバ６及び左右ルーバ７に
案内されて室内に吹き出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
においては、吹出風の風向を変更するにはその都度左右
ルーバ７及び上下ルーバ６を人が操作していたため、吹
出風の風向は１箇所に固定されるので、吹出風を広範囲
に亘って拡散させることができず、従って、室内におけ
る温度差が大きいという不具合があった。
においては、吹出風の風向を変更するにはその都度左右
ルーバ７及び上下ルーバ６を人が操作していたため、吹
出風の風向は１箇所に固定されるので、吹出風を広範囲
に亘って拡散させることができず、従って、室内におけ
る温度差が大きいという不具合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、吹出口から吹き出される吹出風の風向を左右に
制御する左右ルーバと、上下方向に制御する上下ルーバ
とを備えた空気調和機の吹出風制御装置において、上記
左右ルーバ及び上下ルーバをそれぞれ独立して駆動する
ことにより往復揺動させるモータをそれぞれその動作基
準点が設定できるモータとするとともにそのうちの少な
くとも１つを可変速モータとし、上記両ルーバの一往復
動あたりの周期を整数倍の関係に設定し、かつ、上記両
モータの動作基準点を所定値に設定することによって吹
出風の風向を一定の法則性を有する循環軌跡上を移動さ
せることを特徴とする空気調和機の吹出風制御装置にあ
る。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、吹出口から吹き出される吹出風の風向を左右に
制御する左右ルーバと、上下方向に制御する上下ルーバ
とを備えた空気調和機の吹出風制御装置において、上記
左右ルーバ及び上下ルーバをそれぞれ独立して駆動する
ことにより往復揺動させるモータをそれぞれその動作基
準点が設定できるモータとするとともにそのうちの少な
くとも１つを可変速モータとし、上記両ルーバの一往復
動あたりの周期を整数倍の関係に設定し、かつ、上記両
モータの動作基準点を所定値に設定することによって吹
出風の風向を一定の法則性を有する循環軌跡上を移動さ
せることを特徴とする空気調和機の吹出風制御装置にあ
る。
【０００６】両ルーバの一往復動あたりの周期の関係を
逆関係に切り換え可能とすることができる。
逆関係に切り換え可能とすることができる。
【０００７】上記逆関係への切り換えを循環軌跡上の共
通の軌跡点で切り換えることができる。
通の軌跡点で切り換えることができる。
【０００８】左右ルーバを吹出口の左右方向に沿って複
数のルーバ群に分け、これら複数のルーバ群をそれぞれ
独立したモータで駆動することにより往復揺動させるこ
とができる。
数のルーバ群に分け、これら複数のルーバ群をそれぞれ
独立したモータで駆動することにより往復揺動させるこ
とができる。
【０００９】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、吹出風の風向は一定の法則性を有する循環軌跡上を
移動する。
め、吹出風の風向は一定の法則性を有する循環軌跡上を
移動する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図１ないし図４を参照しなが
ら具体的に説明する。図１に示すように、左右ルーバ７
はモータ10によりリンク11、12を介して駆動されて軸7a
まわりに往復揺動するようになっている。また、上下ル
ーバ６はモータ13によりリンク14、15、16、17、18を介
して駆動されて軸6aまわりに往復揺動するようになって
いる。これらモータ10及び13はそれぞれその動作基準点
が設定でき、かつ、そのうちの少なくとも１つが可変速
モータ、例えば、ステッピングモータ、パルスリニアモ
ータとされている。そして、これらモータ10及び13はそ
れぞれ定速で回転し、その回転数を整数倍とすることに
より左右ルーバ７と上下ルーバ６の一往復動あたりの周
期が整数倍の関係、例えば、１：２、２：１等となるよ
うに設定される。他の構成は図５に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
ら具体的に説明する。図１に示すように、左右ルーバ７
はモータ10によりリンク11、12を介して駆動されて軸7a
まわりに往復揺動するようになっている。また、上下ル
ーバ６はモータ13によりリンク14、15、16、17、18を介
して駆動されて軸6aまわりに往復揺動するようになって
いる。これらモータ10及び13はそれぞれその動作基準点
が設定でき、かつ、そのうちの少なくとも１つが可変速
モータ、例えば、ステッピングモータ、パルスリニアモ
ータとされている。そして、これらモータ10及び13はそ
れぞれ定速で回転し、その回転数を整数倍とすることに
より左右ルーバ７と上下ルーバ６の一往復動あたりの周
期が整数倍の関係、例えば、１：２、２：１等となるよ
うに設定される。他の構成は図５に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【００１１】しかして、仮に、左右ルーバ７の一往復動
あたりの周期と上下ルーバ６の１往復動あたりの周期と
の関係を１：２の関係に設定し、モータ10の動作基準点
とモータ13の動作基準点をそれぞれ±０、即ち、吹出風
の風向が図２の０点に向かうように設定した後、モータ
10及び13をそれぞれ回転数比１：２の比で定速回転させ
ると、左右ルーバ７は軸7aまわりに往復揺動すると同時
に上下ルーバ６は軸6aまわりに往復揺動し、従って、こ
れら左右ルーバ７及び上下ルーバ６に案内されて吹出口
５から吹き出される吹出風の風向は図２(A) に破線で示
すように、一定の法則性を有する横８字形の循環軌跡Ｐ
1 上を移動する。また、左右ルーバ７及び上下ルーバ６
の一往復動あたりの周期の関係を上記と逆の関係、即
ち、２：１に切り換えると、図２(B) に示すように、吹
出風の風向は縦８字形の循環軌跡Ｐ2 上を移動する。な
お、この場合、循環軌跡Ｐ1 とＰ2共通の軌跡点、即
ち、点０で切り換えれば、モータ10及び13の動作基準点
を設定する必要がなくなる。
あたりの周期と上下ルーバ６の１往復動あたりの周期と
の関係を１：２の関係に設定し、モータ10の動作基準点
とモータ13の動作基準点をそれぞれ±０、即ち、吹出風
の風向が図２の０点に向かうように設定した後、モータ
10及び13をそれぞれ回転数比１：２の比で定速回転させ
ると、左右ルーバ７は軸7aまわりに往復揺動すると同時
に上下ルーバ６は軸6aまわりに往復揺動し、従って、こ
れら左右ルーバ７及び上下ルーバ６に案内されて吹出口
５から吹き出される吹出風の風向は図２(A) に破線で示
すように、一定の法則性を有する横８字形の循環軌跡Ｐ
1 上を移動する。また、左右ルーバ７及び上下ルーバ６
の一往復動あたりの周期の関係を上記と逆の関係、即
ち、２：１に切り換えると、図２(B) に示すように、吹
出風の風向は縦８字形の循環軌跡Ｐ2 上を移動する。な
お、この場合、循環軌跡Ｐ1 とＰ2共通の軌跡点、即
ち、点０で切り換えれば、モータ10及び13の動作基準点
を設定する必要がなくなる。
【００１２】図３に示すように、左右ルーバ７を吹出口
５の左右方向に沿って複数（図には２つ）のルーバ群7A
と7Bとに分け、これら複数のルーバ群7Aと7Bをそれぞれ
独立したモータ10A 、10B で駆動させれば、吹出風の風
向は図４に示すように、２つの循環軌跡Ｐ3 とＰ4 上を
移動する。このようにすれば吹出風をより広い範囲に拡
散させることができる。
５の左右方向に沿って複数（図には２つ）のルーバ群7A
と7Bとに分け、これら複数のルーバ群7Aと7Bをそれぞれ
独立したモータ10A 、10B で駆動させれば、吹出風の風
向は図４に示すように、２つの循環軌跡Ｐ3 とＰ4 上を
移動する。このようにすれば吹出風をより広い範囲に拡
散させることができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明においては、左右ルーバ及び上下
ルーバをそれぞれ独立して駆動することにより往復揺動
させるモータをそれぞれその動作基準点が設定できるモ
ータとするとともにそのうちの少なくとも１つを可変速
モータとし、上記両ルーバの一往復動あたりの周期を整
数倍の関係に設定し、かつ、両モータの動作基準点を所
定値に設定することによって吹出風の風向を一定の法則
性を有する循環軌跡上を移動させることができる。かく
して、吹出風による大きな循環流れを得ることができる
ので、被空調空間における温度分布を均一化して在室者
の空調フィーリングを向上できる。
ルーバをそれぞれ独立して駆動することにより往復揺動
させるモータをそれぞれその動作基準点が設定できるモ
ータとするとともにそのうちの少なくとも１つを可変速
モータとし、上記両ルーバの一往復動あたりの周期を整
数倍の関係に設定し、かつ、両モータの動作基準点を所
定値に設定することによって吹出風の風向を一定の法則
性を有する循環軌跡上を移動させることができる。かく
して、吹出風による大きな循環流れを得ることができる
ので、被空調空間における温度分布を均一化して在室者
の空調フィーリングを向上できる。
【図１】本発明の１実施例を示す要部の斜視図である。
【図２】(A) 、(B) は上記実施例における循環軌跡を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す略示的正面図であ
る。
る。
【図４】上記実施例における循環軌跡を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】従来の空気調和機の１例を示す縦断面図であ
る。
る。
５ 吹出口 ７ 左右ルーバ 10 モータ ６ 上下ルーバ 13 モータ
Claims (4)
- 【請求項１】 吹出口から吹き出される吹出風の風向を
左右に制御する左右ルーバと、上下方向に制御する上下
ルーバとを備えた空気調和機の吹出風制御装置におい
て、上記左右ルーバ及び上下ルーバをそれぞれ独立して
駆動することにより往復揺動させるモータをそれぞれそ
の動作基準点が設定できるモータとするとともにそのう
ちの少なくとも１つを可変速モータとし、上記両ルーバ
の一往復動あたりの周期を整数倍の関係に設定し、か
つ、上記両モータの動作基準点を所定値に設定すること
によって吹出風の風向を一定の法則性を有する循環軌跡
上を移動させることを特徴とする空気調和機の吹出風制
御装置。 - 【請求項２】 上記両ルーバの一往復動あたりの周期の
関係を逆関係に切り換え可能としたことを特徴とする請
求項１記載の空気調和機の吹出風制御装置。 - 【請求項３】 上記切り換えを上記循環軌跡上の共通の
軌跡点で切り換え可能としたことを特徴とする請求項２
記載の空気調和機の吹出風制御装置。 - 【請求項４】 左右ルーバを吹出口の左右方向に沿って
複数のルーバ群に分け、これら複数のルーバ群をそれぞ
れ独立したモータで駆動することにより往復揺動させる
ことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の吹出風制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285635A JP2955087B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 空気調和機の吹出風制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285635A JP2955087B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 空気調和機の吹出風制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599480A JPH0599480A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2955087B2 true JP2955087B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17694086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3285635A Expired - Fee Related JP2955087B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 空気調和機の吹出風制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2955087B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010019502A (ko) * | 1999-08-27 | 2001-03-15 | 윤종용 | 공기조화기의 루버구동장치 |
| JP2002106948A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の風向制御装置 |
| ES2267346B2 (es) * | 2004-05-17 | 2008-08-16 | Airzone, S.L. | Sistema de difusion de aire climatizado. |
| JP4704937B2 (ja) * | 2006-03-08 | 2011-06-22 | シャープ株式会社 | 風向変更装置 |
| JP4735377B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | 空気調和機の運転方法 |
| JP4883170B2 (ja) * | 2009-10-05 | 2012-02-22 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機の室内機 |
| CN109668263A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-04-23 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空气调节装置的控制方法、装置和空气调节装置 |
| CN113819526A (zh) * | 2021-09-17 | 2021-12-21 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 柜式空调出风口结构、出风方法以及出风装置 |
-
1991
- 1991-10-05 JP JP3285635A patent/JP2955087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0599480A (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990622 |
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