JP3759050B2 - 超音波探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波探傷器の探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法に関するものであり、特に、熱交換器等に使用される管体の超音波探傷装置に使用するのに好適な探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器に使用される伝熱管の欠陥を探傷する方法として、従来、渦流探傷法、超音波探傷法等が用いられている。これらの技術は、多くの場合、伝熱管の端部を解放し、管内に探傷用プローブを挿入して検査を行う方法であり、ボイラーチューブ等、伝熱管の端部を解放可能なものの検査に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、伝熱管の中には、端部が互いに溶接で接合されているものがあり、このようなものは管内に探傷用プローブを挿入することができない。よって、外面から検査を行う必要がある。しかしながら、一般に伝熱管の直径は小口径(1B程度)であり、曲率が大きいため、探触子が管体に対して精度良く保持されないと、安定した探傷ができない。
【0004】
また、探傷を行うためには、Tエコーが十分減衰した後で欠陥エコーが検出されるようにする必要があるが、伝熱管の厚さは2.0〜2.2mm程度であるために、欠陥エコーからの超音波の反射を受信するまでの時間が短くなる。一般に欠陥エコーからの超音波の反射を受信するまでの時間を長くするためには、斜角探傷を使い、スキップ回数を多くすればよいが、あまりスキップ回数を多くすると超音波の減衰が大きくなって欠陥の検出精度が落ちる。
【0005】
このような問題点のために、伝熱管の外側から超音波探傷を行うには熟練を要し、作業能率が悪いという問題点があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、熟練を要しなくても、効率よく管体の超音波測定ができるようにする超音波探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段は、管体を超音波探傷するために用いられる超音波探触子ホルダであって、探触子を保持する保持部と、当該保持部の左右に設けられた抱き爪部とを有し、
(1)前記保持部には、超音波探触子が、管体の長手方向に向かって斜角で入射するように取り付け可能とされ、
(2)前記保持部のうち管体に接触する部分は、管体の外径と同じ曲率を有する曲面となっており、
(3)取り付けられた超音波探触子の前面と前記保持部のうち管体に接触する部分の一部の間には、超音波が通過可能な穴部が形成され、
(4)当該穴部には、当該穴部に水を充填し、局部水浸探傷を可能とするように水が供給されるようにされており、
(5)前記抱き爪部は、前記保持部に固定された板バネ部材と、当該板バネ部材に固定されたローラとを有し、探傷時において、管体が前記保持部の曲面に接触したとき、前記ローラが管体の外面に接触し、板バネ部材の弾性力により、前記ローラが管体外面に押しつけられる構造とされている
ことを特徴とする超音波探触子ホルダ(請求項1)である。
【0007】
本手段を使用するときは、超音波探触子を取り付けた状態で、保持部の曲面を管体の外周に接触させると同時に、抱き爪部のローラを管体の外周部に接触させ、保持部と抱き爪部で管体を挟み込むようにする。その際、抱き爪部が板バネ材を有しているので、左右の抱き爪部のローラを管体に接触させ、保持部を管体に押しつけると、抱き爪部が左右に広がって、管体の最大径部を乗り越え、保持部の曲面が管体に接触した状態では、板バネ材の弾性力により、ローラが管体に押しつけられるようになって、探触子ホルダが管体に安定して取り付けられる。
【0008】
この状態で、穴部に水を供給すれば、穴部が水で充填され、この水が超音波探触子と管体の間を超音波結合するカップラントとなり、いわゆる局部水浸型の超音波プローブが構成される。この状態で超音波探触子にトリガー信号を与えることにより、斜角探傷が実施できる。
【0009】
本手段においては、前述のように、保持部の曲面と抱き爪部のローラとで、管体を挟み込んでおり、しかも、保持部の曲面の曲率は管体の外周面の曲率に一致しているので、超音波探触子と管体との関係を極めて正確に保つことができる。そして、超音波探触子ホルダを容易に管体の長手方向、円周方向に摺動させることができ、摺動させた場合でも、超音波探触子と管体との関係を正確に維持することができる。よって、熟練度の低い者でも、効率よく超音波探傷を実施することができる。
【0010】
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記穴部が前記保持部の、管体の長手方向端部に形成され、前記保持部の端面には、水の漏洩を防止する漏洩防止部材が設けられ、当該漏洩防止部材は、吸音材で構成されていることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0011】
超音波探触子から放出された超音波は、その一部が管体の表面で反射され、前記穴部内で多重反射を繰り返すことがある。このような場合には、観測されるTエコーが長くなり、短い距離にある欠陥の検出ができなくなってしまう。本手段においては、前記穴部を前記保持部の端部にし、前記保持部の、管体の長手方向端面に、吸音材で構成された水の漏洩を防止する漏洩防止部材を設けるようにしている。よって、穴部内で多重反射する超音波が、吸音材で構成された漏洩防止部材により吸収されて急速に減衰し、Tエコーが短くなる。よって、検出しようとする欠陥と超音波探触子の距離を短くできるので、超音波の減衰が小さくなり、高精度で欠陥の検出を行うことができる。
【0012】
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第2の手段であって、前記漏洩防止部材の一部が前記穴部内に入り込み、超音波探触子の先端部の一部を、前記漏洩防止部材側の一部が覆うようにされていることを特徴とするもの(請求項3)である。
【0013】
理由は必ずしも明確ではないが、発明者等の実験によると、本手段のような構成をとることにより、より効率的に穴部内での超音波の多重反射を減衰させることができ、Tエコーを短くすることができることが判明した。なお、超音波探触子の先端部表面積の15〜25%を覆うようにすると最も好ましい結果が得られる。
【0014】
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、前記保持部に、前記穴部に水を供給する水供給孔と共に、前記穴部から水を排出する水排出孔が設けられていることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0015】
一般の局部水浸型超音波探触子においては、探触子前面の水は、被探傷材との隙間より流出するようにされている。本手段においては、前記穴部から水を排出する水排出孔が設けられているので、穴部に対流する空気が容易に穴部内から排出され、穴部を水で充填することができる。
【0016】
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前記保持部に、前記保持部を管体の円周方向に沿って摺動させたときその摺動量を検出するロータリーエンコーダが設けられ、当該ロータリーエンコーダは、前記保持部に設けられた回転軸に支持され、前記保持部の摺動に伴って回転し、円周部に凹凸が交互に刻まれた円筒部材と、当該円筒部材の外周に光を投受光する光ファイバーとを有することを特徴とするもの(請求項5)である。
【0017】
本手段においては、ロータリーエンコーダが設けられているので、その出力から超音波探触子の管体円周方向位置を検出することができる。そして、そのロータリーエンコーダは、前記保持部に設けられた回転軸に支持され、前記保持部の摺動に伴って回転し、円周部に凹凸が交互に刻まれた円筒部材と、当該円筒部材の外周に光を投受光する光ファイバーとを有するものであるので、交互に刻まれた凹凸のピッチを細かくし、光ファイバーのスポット径を小さくすることによって、分解能を上げることができ、かつ、小型のロータリーエンコーダとして探触子ホルダに組み込むことができる。回転の検出は、光ファイバーを通して円筒部材に光を照射し、その反射光を同じ光ファイバーを通して検出することにより行う。
【0018】
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第1の手段から第5の手段のいずれかである超音波探触子ホルダと、当該探触子ホルダに保持された超音波探触子と、当該超音波探触子を励振し、かつ当該超音波探触子からの信号を受信して処理する超音波探傷器本体とを有することを特徴とする超音波探傷器(請求項6)である。
【0019】
本手段においては、前記第1の手段から第5の手段のいずれかである超音波探触子ホルダを使用しているので、それぞれの探触子ホルダが有する作用効果を使用した超音波探傷を行うことができる。
【0020】
前記課題を解決するための第7の手段は、前記第6の手段であって、前記ロータリーエンコーダによって検出された前記探触子ホルダの管体円周方向位置をX軸とし、欠陥信号が検出されたとき、X軸上に欠陥信号の存在を表示する機能を有することを特徴とするもの(請求項7)である。
【0021】
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第6の手段又は第7の手段であって、前記ロータリーエンコーダによって検出された前記探触子ホルダの管体円周方向位置をX軸とし、欠陥信号が検出されたとき、超音波ビーム路程から検出される欠陥の深さ方向の位置を、Y軸方向位置として表示する機能を有することを特徴とするもの(請求項8)である。
【0022】
これら第7の手段、第8の手段においては、欠陥の位置、深さが表示されるため、Aスコープを使用して欠陥を検出する場合に比べ、これらを正確に検出でき、かつ、熟練度の低い者でも精度の良い検出を行うことができる。
【0023】
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第6の手段から第8の手段のいずれかである超音波探傷器を用いて、管体の欠陥を検出することを特徴とする管体の超音波探傷方法(請求項9)である。
【0024】
本手段においては、前記第6の手段から第8の手段のいずれかである超音波探傷器を使用しているので、それぞれの超音波探傷器が有する作用効果を使用した超音波探傷を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1〜図4は、本発明の実施の形態の1例である超音波探触子ホルダの概要を示す図であり、図1は正面図、図2は側面図、図3は図2におけるA−A端面図、図4は図1におけるB−B断面図である。
【0026】
超音波探触子ホルダ(以下「探触子ホルダ」と称することがある)1は、探触子4を保持する保持部2と、その左右両側に設けられた抱き爪部3から成り立っている。保持部2の、被検査体である管体Tに接触する部分(接触部)2aは、管体Tの外径と同じ曲率を有し、管体Tの外周に密着するようになっている。そして、検査時においては図1に示すように、この接触部2aを管体Tの外周面に接触させ、抱き爪部3のローラ8により管体Tを両側から挟み込んで、管体Tと保持部2との密着性を保つようになっている。
【0027】
保持部2の管体Tの長手方向端部には、探触子4を挿入するための孔5aと、局部水浸部を形成する孔5bとが設けられている。この孔5bは、図3、図4に示すように保持部2の本体部の端部に解放しているが、保持部2の一部である漏洩防止部材6がこの開放部分を覆い、水が解放部から漏れるのを防止している。漏洩防止部材6は、ゴム等の吸音性のある物質で形成されている。このように、漏洩防止部材6を吸音性のある物質で形成することにより、部分水浸部を形成する孔5b内で超音波が多重反射するような場合でも、その減衰を早くし、Tエコーを短くすることが可能となる。
【0028】
孔5bの深さは、図2に示すように、探触子4の先端部が、この孔5b内に入るような深さとされている。この孔5bに向かって、保持部2の両側から給水孔10、排水孔11がそれぞれ設けられている。このように、給水孔10と共に排水孔11を設けることにより、局部水浸部を形成する孔5b中に空気が残留して、超音波の伝搬を妨げることを防止することができる。
【0029】
抱き爪部3は、板バネ3aを主として構成されており、図1に示すように管体Tを抱き込むときは、図1の上部から抱き爪部3のローラ8を管体Tの外周に沿わせて、保持部2を上方から押しつけると、この板バネ3aが外側に開き、ローラ8が回転しながら抱き爪部3が管体Tを挟み込み、直径に相当する部分を超えると、板バネ3aの弾性により、ローラ8が管体Tを押しつけるようにして進み、最後に、図1に示すように、接触部2aとローラ8で管体を挟み込んだような状態となって、探触子ホルダ1が、管体Tに安定して設置される。ローラ8は、抱き爪部3の板バネ3aに設けられたローラ保持部7に保持された軸9に取り付けられ、回転自在とされている。
【0030】
保持部2の片側の側面からは光ファイバセンサ12が挿入され、その先にロータリーエンコーダ本体部13が取り付けられている。ロータリーエンコーダ本体部13の一部は、保持部2に設けられた穴14の内部に入っており、この穴14は蓋15により密閉されている。
【0031】
図4に示すように、ロータリーエンコーダ本体部13は、軸13aに取り付けられたOリング13b、リング13c、円筒体13dを有している。Oリング13bは、リング13cに嵌り込んでいる。Oリング13bは、管体Tの外周面に接触し、保持部2が管体Tの外周に沿って円周方向に摺動すると、それに伴って回転する。この回転は軸13aを介して円筒体13dに伝えられ、円筒体13dも共に回転する。
【0032】
円筒体13dの外周面には、その外周面に交互に凹凸が形成されている。よって、その外周面に光ファイバーセンサ12からの光を照射し、その反射光を光ファイバーセンサ12で受光した場合、円筒体13dが回転すると反射光強度がパルス状に変化する。よって、この光を光センサで受光してパルスを計数することにより、保持部2の管体Tの円周方向への摺動量を測定することができる。
【0033】
このような方式のロータリーエンコーダを使用しているので、円筒体13dの凹凸のピッチを0.1mm程度とすることができ、これにより、保持部2の管体Tの円周方向への摺動量を0.3〜0.4mm程度の分解能で測定することができる。光ファイバーセンサは、図1では大きく書かれているが、その大部分は補強部材であって、使用している光ファイバーのスポット径は十分小さいものであり、この程度の分解能を得ることが可能である。
【0034】
図5に、漏洩防止部材6を特殊な形状とした例を示す。漏洩防止部材6は、前出のように吸音物質で形成されるが、この例においては、それに凸部6aを設け、探触子4の先端部表面を覆うようにしている。このようにすると、局部水浸部である孔5b内での超音波の多重反射を特に効果的に減衰させることができ、Tエコーを短くすることができる。
【0035】
図6に、このような探触子ホルダを用いて管体の外周面に形成された孔食の検出を行った場合の表示の例を示す。図6においてX軸は円周方向を示し、前記のようなロータリーエンコーダを使用して検出した探触子の円周方向位置を示す。
【0036】
図6(A)は、いわゆるCスコープに相当するもので、管体表面を展開して平面図化し、どの部分に欠陥があるかを示すものである。太い線で示される部分が欠陥の存在する部分である。この場合、管体長手方向の位置検出器を持っていないので、通常のCスコープと異なり、表示は1次元的にX軸上のみに現われる。これを見れば、管体の円周方向のどの位置に欠陥があるかを識別することができる。この表示を形成する方法は、通常のCスコープ形成方法と変わるところがないので説明を省略する。
【0037】
図6(B)は、いわゆるBスコープに相当するもので、欠陥の位置(X軸方向)とその深さ(X軸と直角な方向)を2次元平面に表したものである。太い線で囲まれた部分が欠陥を示す。これを見れば、円周方向のどの位置にどの程度の深さの欠陥があるかが分かる。欠陥の深さは、ビーム路程により計算することができる。この表示を形成する方法は、通常のBスコープ形成方法と変わるところがないので説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、熟練を要しなくても、効率よく管体の超音波測定ができるような超音波探触子ホルダ、超音波探傷器、及び管体の超音波探傷方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例である超音波探触子ホルダの概要を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の1例である超音波探触子ホルダの概要を示す側面図である。
【図3】図1におけるA−A端面図である。
【図4】図1におけるB−B断面図である。
【図5】漏洩防止部材を特殊な形状とした例を示す図である。
【図6】探触子ホルダを用いて管体の外周面に形成された孔食の検出を行った場合の表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1…超音波探触子ホルダ、2…保持部、2a…接触部、3…抱き爪部、3a…板バネ、4…探触子、5a、5b…孔、6…漏洩防止部材、6a…凸部、7…ローラ保持部、8…ローラ、9軸、10…給水孔、11…排水孔、12…光ファイバセンサ、13…ロータリーエンコーダ本体部、13a…軸、13b…Oリング、13c…リング、13d…円筒体、14…孔、15…蓋、T…管体

Claims (5)

  1. 管体を超音波探傷するために用いられる超音波探触子ホルダであって、探触子を保持する保持部と、当該保持部の左右に設けられた抱き爪部とを有し、
    (1)前記保持部には、超音波探触子が、管体の長手方向に向かって斜角で入射するように取り付け可能とされ、
    (2)前記保持部のうち管体に接触する部分は、管体の外径と同じ曲率を有する曲面となっており、
    (3)取り付けられた超音波探触子の前面と前記保持部のうち管体に接触する部分の一部の間には、超音波が通過可能な穴部が形成され、
    (4)当該穴部には、当該穴部に水を充填し、局部水浸探傷を可能とするように水が供給されるようにされており、
    (5)前記抱き爪部は、前記保持部に固定された板バネ部材と、当該板バネ部材に固定されたローラとを有し、探傷時において、管体が前記保持部の曲面に接触したとき、前記ローラが管体の外面に接触し、板バネ部材の弾性力により、前記ローラが管体外面に押しつけられる構造とされている超音波探触子ホルダであって、前記保持部に、前記保持部を管体の円周方向に沿って摺動させたときその摺動量を検出するロータリーエンコーダが設けられ、当該ロータリーエンコーダは、前記保持部に設けられた回転軸に支持され、前記保持部の摺動に伴って回転し、円周部に凹凸が交互に刻まれた円筒部材と、当該円筒部材の外周に光を投受光する光ファイバーとを有することを特徴とする超音波探触子ホルダ。
  2. 請求項1に記載の超音波探触子ホルダと、当該探触子ホルダに保持された超音波探触子と、当該超音波探触子を励振し、かつ当該超音波探触子からの信号を受信して処理する超音波探傷器本体とを有することを特徴とする超音波探傷器。
  3. 請求項2に記載の超音波探傷装置であって、前記ロータリーエンコーダによって検出された前記探触子ホルダの管体円周方向位置をX軸とし、欠陥信号が検出されたとき、X軸上に欠陥信号の存在を表示する機能を有することを特徴とする超音波探傷器。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の超音波探傷器であって、前記ロータリーエンコーダによって検出された前記探触子ホルダの管体円周方向位置をX軸とし、欠陥信号が検出されたとき、超音波ビーム路程から検出される欠陥の深さ方向の位置を、Y軸方向位置として表示する機能を有することを特徴とする超音波探傷器。
  5. 請求項2から請求項4のうちいずれか1項に記載の超音波探傷器を用いて、管体の欠陥を検出することを特徴とする管体の超音波探傷方法。
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