JP3758898B2 - キーボード装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トーションバーを備えたキースイッチにおいてトーションバーを受ける部分まわりの防水性を高めた構造を有するキーボード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータやワードプロセッサ等のキーボードには、例えば、図7に示すキーボードBのように多数のキースイッチ100…が配列されている。これらのキースイッチ100…には、使用者の指で押すためのキートップが取り付けられているが、これらのキートップの平面形状は、概略正方形、その半切形、横長型、変形L字型等、多種多様である。
【0003】
これらのキースイッチの構成は一般に、図8に例示するように、キートップ110とキースイッチ本体120とからなり、このキートップ110は、指で押すための天板111と、この天板111下面からキートップの軸心Xを通って下方に伸びる筒形のステム部112と、このステム部112を挟む両側に下方に向かって配設された爪部113と、天板111の周縁部から下方に伸びるスカート壁114とを具備して構成されている。
【0004】
前記キースイッチ本体120は、このキースイッチ本体120を収容するハウジング121と、前記ステム部112の下端部に接続された椀を伏せた形状のラバースプリング122と、このラバースプリング122の頂部中央から下方に向けて形成された凸部型の押圧部123の下方に配設されたメンブレンスイッチ124とを具備して構成されている。前記ハウジング121には、ステム部112を上下方向に摺動自在に挿入する筒形の受座125と、前記爪部113と係合してキートップ110をキースイッチ本体112から抜き取れないようにするための爪受孔126が形成されている。
【0005】
前記構成のキースイッチは、使用者が指でキートップの天板111を図9に示すように押すと、ステム部112が受座125内を下方に摺動し、その先端部がラバースプリング122を下方に押して座屈させる。これによってラバースプリングの押圧部123がメンブレンスイッチ124を押し、メンブレンスイッチ124が導通することになる。使用者が天板111から指を離すと、ラバースイッチ122の反発力によってキートップ110は元の位置に戻り、メンブレンスイッチ124はオフ状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のキーボードのキースイッチ100…において、シフトキーやスペースキーあるいはタブキーなどのキートップ110Aは、図10に示すように天板111が横長形状とされているが、ステム部112の形状や位置、大きさは図8に示すキースイッチの断面構造と同等に形成されるので、天板111の端部側を押圧した場合であっても天板111を円滑に真下に押し下げることができるようにバネ部材としてトーションバーと称されるものが内蔵されている。
このトーションバー130は直線状の本体部130aとその両端側に延設された内向きのL字型のフック部130bとを具備して構成され、本体部130aを天板111の裏面側に形成された支持部材129に嵌め込み係止させることで天板111の裏面側に係止されている。そして、ハウジング121の両側に柱状の中空構造の支持突起131、131が立設され、これらの支持突起131、131の上部に個々に形成された支持孔131aに先のフック部130bを係止することでトーションバー130が係止され、このトーションバー130の係止状態で同時にステム部112を受座125に挿入しておくことでシフトキーやスペースキーあるいはタブキーなどのキートップ110Aがキーボードに取り付けられている。
【0007】
ところで、この種のキーボードにあっては、キーボードまわりの机上に飲料缶やコップなどが載置されることが考えられるので、キーボードを防水構造にすることが好ましいと考えられている。
ここでキーボード内部のメンブレンスイッチ124などの電気回路部分に対して水の侵入経路を考えると、図8と図9に示す構造のキースイッチ100において、受座125の開口部と爪受孔126の開口部が心配されるが、これらの部分はキートップ110のスカート壁114で覆われるので、防水性の面では安全性が高いと考えられる。
【0008】
ところが、図10に示すトーションバー130を有するシフトキーやスペースキーなどのキートップ110Aにおいては、トーションバー130のフック部130bを係止するための支持突起131の係止孔131aがキートップ110Aの端部側に位置する関係から、係止孔131aの開口部が防水性の面で不安を有する問題があった。即ち、支持突起131は中空構造であり、支持突起131の下方にはメンブレンスイッチ124を構成する電気回路が設けられているので、支持突起131の係止孔131aから万が一水が侵入すると、メンブレンスイッチ124の電気回路を腐食させてしまうか、電気回路を損傷させてしまうおそれを有していた。
なお、支持突起131を中空構造ではなく、中実の柱状の構造体としてその先端部側にトーションバー130のフック部130bを係止するための折曲部などを形成すると、支持突起131をL字型に形成しなくてはならないが、キーボードを樹脂成形によって製造する場合において、中実のL字状の構造体をキーボードのハウジングプレーまわりに複数立設形成すると、キーボードのハウジングプレート成形用の金型の形状が複雑化する問題がある。即ち、図8と図9と図10に示す構造において受座125の部分と爪受孔126の部分および支持突起131の部分は上下に貫通した構造であるので、金型の上型と下型でキーボード装置を成形する場合に型の設計は容易であるが、仮に貫通構造ではないL字型の支持部材をハウジングプレート上面に有する構造を金型の上型と下型から成形しようとすると、型の形状が複雑化し、金型の設計が難しくなる問題がある。
【0009】
本発明は前記の背景に基づき、トーションバーを有するシフトキー、スペースキー、リターンキーなどのキーまわりの防水性を高めた構造のキーボード装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記事状に鑑みてなされたもので、キートップの下方に設けられたハウジングプレートにキートップを支持するためのキートップハウジングが複数形成され、前記複数のキートップハウジングのうち、トーションバーが付設されるキートップに対応するキートップハウジングの側方にハウジングプレートから一体に立設させた柱状であって、前記トーションバーを係止する支持部材が形成され、この支持部材が中空構造とされて支持部材の基端部にハウジングプレートを貫通する透孔が形成されるとともに、前記ハウジングプレートの裏面側に前記透孔を閉塞する防水突起部と前記キートップを上方に押し戻すためのスプリング部と前記防水突起部とスプリング部とを一体化したシート本体部を有するシート部材が配置されてなり、前記防水突起部の平面形状が、前記透孔の開口部全面を閉じることができるように前記透孔開口部よりも大きく形成されたことを特徴とする。トーションバーが付設されたキートップに対応する位置のハウジングプレートの支持部材下の透孔をその下のシート部材の防水突起部が閉じるのでキーまわりの防水性を高めることができる。更に、透孔の開口部よりも大きな防水突起部であるならば透孔を確実に塞ぐことができ、防水性を高めることができる。
【0011】
本発明は前述の課題を解決するために、支持板と、該支持板上に設けられたメンブレンスイッチと、該メンブレンスイッチ上に配置されたハウジングプレートと、該ハウジングプレートの上面側に複数整列形成された凸部型のキートップハウジング上に個々に上下自在に支持されたキートップとを具備してなり、前記キートップの少なくとも1つの裏面側にトーションバーが付設され、該トーションバーが付設されたキートップを支持する前記キートップハウジングの両側のハウジングプレート上に中空構造の支持部材が立設され、該支持部材上部に前記トーションバーの端部を係止する係止孔が形成され、該支持部材の底部側に前記ハウジングプレートを貫通してハウジングプレートの底面側に開口する透孔が形成されるとともに、前記ハウジングプレートとメンブレンスイッチとの間に、前記複数のキートップハウジングに位置合わせされる凸型のスプリング部と前記ハウジングプレートの透孔の開口部に位置されて前記開口部を閉じる凸型の防水突起部と、前記複数のスプリング部と前記複数の防水突起部とを連続一体化するシート本体部とを具備してなるシート部材が介装され、前記防水突起部の平面形状が、前記透孔の開口部全面を閉じることができるように前記透孔開口部よりも大きく形成されたことを特徴とする。ハウジングプレートの支持部材下の透孔をその下のシート部材の防水突起部が閉じるのでキーまわりの防水性を高めることができる。また、シート部材はスプリング部と防水突起部とシート本体部からなる1枚物であり、メンブレンスイッチの上を覆うので、メンブレンスイッチ側にキートップ側から水の侵入を完全に防止できる。更に、透孔の開口部よりも大きな防水突起部であるならば透孔を確実に塞ぐことができ、防水性を高めることができる。
【0013】
本発明は、前記キートップハウジングが中空構造とされてキートップハウジング内の中空部がハウジングプレートに形成された挿通孔に連続され、この挿通孔を通過して前記シート部材のスプリング部がキートップハウジング内に挿入されるとともに、このスプリング部が前記キートップに上昇復帰力を付与するものであることを特徴とする。
スプリング部はキートップに押し下げられてメンブレンスイッチを押圧してキーのスイッチを導通状態とする。また、シート部材のスプリング部はキートップハウジングの内側に挿入されて使用者の指で押し下げられたキートップを上昇復帰させる。
【0014】
本発明は、前記スプリング部がラバースプリング部とされ、該ラバースプリング部と前記防水突起部と前記シート本体部が同一のラバーで一体化されてなることを特徴とする。
ラバースプリング部と同じラバーで防水突起部が形成されていると、防水突起部がハウジングプレートの透孔の開口部を密着状態で完全に閉塞できるので、防水性が高まる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明のキーボード装置の第1実施形態を示すものであって、この第1実施形態のキーボード装置Aは、下ケース1と上ケース2とそれらの間に収納されたキーボード本体3と、キーボード本体3に接続されてケースの外側に引き出され、パーソナルコンピュータなどの制御機器に接続するための接続ケーブル4を主体として構成されている。
【0016】
前記キーボード本体3は、上面に多数のキートップ5…が備えられ、各キートップ5…が上ケース2の上面に形成された窓部2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2iから外部に突出されて配列されている。ここで窓部2aはキーボード本体3のアルファベットキー等の主要キーを配列した領域、窓部2bはテンキーを配列した領域、窓部2cは矢印キーを配列した領域、窓部2d、2f、2g、2h、2iは機能キーを配列した領域、窓部2eはDELキーやINSキー等を配列した領域とされている。
これら多数のキートップ5…のうち、シフトキーとスペースキーあるいはリターンキーなどの複数のキートップ5Aは、横長に、あるいは他のキートップ5よりも大型に、各々形成され、後述するトーションバー6(図3、図4参照)がその裏側に付設されるとともに、他のキートップ5…は平面視正方形に近い矩形状とされ、トーションバー6が付設されていない構造とされている。
【0017】
まず、下ケース1と上ケース2の間の空間に金属板などからなる内部支持板7(図4、図5参照)が設けられ、この内部支持板7の上にシート状のメンブレンスイッチ8が設置され、このメンブレンスイッチ8の上にシート部材9が設置されるとともに、シート部材9上にハウジングプレート10が設置され、ハウジングプレート10が上ケース2と一体化されている。前記ハウジングプレート10は上ケース2に複数形成された窓部2a〜2fの各底面を構成するように配置されて上ケース2と各々接合一体化されている。また、前記ハウジングプレート10の上面には、各キートップ5…の位置に合わせて突起状のキートップハウジング11…が設けられるとともに、複数のキートップハウジング11のうち、シフトキーの位置とスペースキーの位置とリターンキーの位置、あるいはその数箇所の位置にあるキートップハウジング11の両側には該キートップハウジング11を挟むように後に詳述する支持部材16、16が形成されている。
【0018】
前記キートップハウジング11は以下に説明する構成とされている。まず、ハウジングプレート10の上面において、各キートップ5、5Aが設けられる位置に対応させて個々にハウジングプレート10から突出させて角錐台型のハウジング突部17…が形成され、各ハウジング突部17の中心部に筒形の挿入部18が形成され、各挿入部18の両側にスリット状の爪受孔26が形成されている。更に、前記各ハウジング突部17…が形成された部分の下方にハウジングプレート10を貫通する挿通孔10aが形成されている。
また、前記キートップ5は、平面視正方形状に近い矩形状の天板20と、この天板20の下面中央部に垂設された筒形のステム部21と、前記天板20の周縁部に延設されたスカート壁22と、天板下面のステム部21の両側に延出形成された爪部23とを具備して構成されている。
【0019】
そして、図5に示すように前記各キートップ5が各キートップハウジング11の上に、前記ステム部21を挿入部18に挿入し、前記爪部23を爪受孔26に挿入して抜け止めさせた状態で上下自在に装着されている。
【0020】
次に、シフトキーやスペースキーに相当するキートップ5Aは、平面視横長の長方形状の天板30と、この天板30の下面中央部に垂設された筒形のステム部31と、前記天板30の周縁部に延設されたスカート壁32と、天板下面のステム部31の両側に延出形成された爪部33とを具備して構成されている。また、前記各ハウジング突部17…が形成された部分の下方にハウジングプレート10を貫通する挿通孔10aが形成されている。
【0021】
そして、更にキートップ5Aには、スカート壁32の一部の裏面側に形成された支持片35、35によって回動自在に支持されたトーションバー6が備えられている。このトーションバー6は、金属の棒状部材を折り曲げ加工して構成されたもので、直線状の本体部6aと、本体部6aの両端部にほぼ直角に延設されたL字型の折曲部6bとからなり、両折曲部6bの先端部6cを互いに向き合う方向に向けた形状とされている。そしてこのトーションバー6の本体部6aをスカート壁32の内側の支持片35、35に係止させて本体部6aの周まわりに回動自在になるようにトーションバー6がスカート壁32の内側に支持されている。
【0022】
前記トーションバー6を備えたキートップハウジング11の左右両側には、角柱状の中空構造の支持部材16が立設され、この支持部材16はキートップハウジング11から一体化して立設された中空の角筒形の支柱部16aと、この支柱部16aの上端部に形成された天板部材16bと、この天板部材16bに形成された係止孔16cからなる。また、各支持部材16の基端部側のハウジングプレート10には、支持部材16の中空部に通じるようにハウジングプレート10の底面側に開口するように透孔10bが形成されている。
そして、両支持部材16の係止孔16cに先のトーションバー6の先端部6cを挿入してトーションバー6を支持部材16の先端部に係止し、更にステム部31を挿入部18に上下自在に挿入することでキートップ5Aがキートップハウジング11に上下自在に装着されている。
【0023】
次に、メンブレンスイッチ8とハウジングプレート10の間に設置されたシート部材9は、先に説明した複数のキートップハウジング11の下方の挿通孔10aを個々に挿通してキートップハウジング11の内側に延出するドーム型の(ラバー)スプリング部9aと、前記支持部材16の基端部側に形成された透孔10bを閉じることができる偏平の凸部型の防水突起部9bと、これら複数のスプリング部9a…と防水突起部9b…を一体化して設けられたシート本体部9cとから構成されている。前記シート部材9は全体が適度な弾性を有するラバー等の軟質樹脂からなる1枚物とされている。
【0024】
そして、前記シート部材9は、メンブレンスイッチ8とハウジングプレート10との間に挟まれた状態においてスプリング部9aをキートップハウジング11の内側に突出させ、防水突起部9bを透孔10bの底面開口部とその周囲部分に押し付けた状態で設けられている。また、前記防水突起部9bは透孔10bを完全に覆うことができるように、透孔10bよりも外径の大きな平面丸型の突起部状に形成され、シート部材9を内部支持板7とハウジングプレート10の間に挟んだ状態において防水突起部9bを透孔10bの開口部に押し付けて変形させることで透孔10bの開口部が防水突起部9bにより完全に閉じられた状態とされている。なお、この防水突起部9bの平面形状は任意の形状で差し支えないが、透孔10bの開口部を完全に閉じることができるように透孔10bよりも外形の大きなものを用いることが好ましい。
【0025】
上述の如く構成されたキートップ5Aはキーボード装置Aの使用者が指で図6に示すようにキートップ5Aを下方に押圧すると、ステム部31がシート部材9のスプリング部9aを弾性変形させて押し潰し、メンブレンスイッチ8を押し込んでメンブレンスイッチ8を導通させる。次に、使用者がキートップ5Aから指を離すとスプリング部9aの弾性復帰力によりキートップ5Aは元の位置に復帰しメンブレンスイッチ8はオフ状態となる。
【0026】
ここで一般にキーボード装置において支持部材16の先端部側に形成されている係止孔16cの部分は防水性の面では不利な部分であるが、前記構造のシート部材9を設けた構成であるならば、支持部材16の基端部側の透孔10bの開口部をその下側の防水突起部9bが閉じているので、この支持部材内側の防水性を高めることができる。
このため水や飲料などを誤ってキーボード上にこぼすことがあっても、水や飲料などをキーボード装置の内部側に、即ち、電気回路部分を有するメンブレンスイッチ側に侵入させてしまうおそれはない。また、ハウジング突部17の爪受孔26と筒形の挿入部18も開口部を有する有するが、これらはキートップの天板20、30で覆われているので、防水性の面では問題がない。
よって本実施形態の構造を有するキーボード装置Aはキーボード回りの防水性の面で優れた特徴を有する。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、ハウジングプレートの支持部材下の透孔の開口部を閉塞する防水突起部を有するシート部材をハウジングプレートの下に配置したので、キーまわりの防水性を高めたキーボード装置を提供することができる。また、シート部材をスプリング部と防水突起部とシート本体部からなる1枚物とした構造とするならば、メンブレンスイッチの上をシート部材が覆うので、メンブレンスイッチ側にキートップ側から水の侵入を完全に防止できる。
【0028】
本発明において、防水突起部の平面形状を、前記透孔の開口部全面を閉じることができるように前記透孔開口部よりも大きく形成した構造を採用したので、透孔の開口部を確実に塞ぐことができ、防水性をより高めたキーボード装置を提供することができる。
【0029】
本発明においてラバースプリング部と同じラバーで防水突起部が形成されていると、防水突起部がハウジングプレートの透孔の開口部を密着状態で完全に閉塞できるので、防水性を高めたキーボード装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明構造を適用したキーボード装置の第1実施形態を示す斜視図。
【図2】 図2は図1に示す第1実施形態に設けられたキートップハウジングの一例を示す拡大図。
【図3】 図3は同キートップハウジングに取り付けられるキートップを示す斜視図。
【図4】 図4は図2に示すキートップハウジングに図3に示すキートップを取り付けた状態と該キートップ下方に設けられたシート部材とメンブレンスイッチを示す断面図。
【図5】 図5は図4に示す構造においてキートップを押し下げた状態を示す断面図。
【図6】 図6は従来の一般的なキーボード装置を示す構成図である。
【図7】 図7は従来の一般的なキーボード装置に設けられているトーションバーを備えたキートップハウジングの一例を示す図である。
【図8】 図8はトーションバーが設けられていない一般的なキートップとキートップハウジング部分まわりの構造を示す断面図。
【図9】 図9に示すキートップを押し下げた状態を示す構成図である。
【図10】 トーションバーを備えたキートップとその装着状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
5、5A…キートップ、6…トーションバー、7…内部支持板、8…メンブレンスイッチ、9…シート部材、9a…スプリング部、9b…防水突起部、9c…シート本体部、10…ハウジングプレート、10a…挿通孔、10b…透孔、11…キートップハウジング、16…支持部材、16a…支柱部、16c…係止孔。
Claims (4)
- キートップの下方に設けられたハウジングプレートにキートップを支持するためのキートップハウジングが複数形成され、前記複数のキートップハウジングのうち、トーションバーが付設されるキートップに対応するキートップハウジングの側方にハウジングプレートから一体に立設させた柱状であって、前記トーションバーを係止する支持部材が形成され、この支持部材が中空構造とされて支持部材の基端部にハウジングプレートを貫通する透孔が形成されるとともに、前記ハウジングプレートの裏面側に前記透孔を閉塞する防水突起部と前記キートップを上方に押し戻すためのスプリング部と前記防水突起部とスプリング部とを一体化したシート本体部を有するシート部材が配置されてなり、前記防水突起部の平面形状が、前記透孔の開口部全面を閉じることができるように前記透孔開口部よりも大きく形成されたことを特徴とするキーボード装置。
- 内部支持板と、該内部支持板上に設けられたメンブレンスイッチと、該メンブレンスイッチ上に配置されたハウジングプレートと、該ハウジングプレートの上面側に複数整列形成された凸部型のキートップハウジング上に個々に上下自在に支持されたキートップとを具備してなり、前記キートップの少なくとも1つの裏面側にトーションバーが付設され、該トーションバーが付設されたキートップを支持する前記キートップハウジングの両側のハウジングプレート上に中空構造の支持部材が立設され、該支持部材上部に前記トーションバーの端部を係止する係止孔が形成され、該支持部材の底部側に前記ハウジングプレートを貫通してハウジングプレートの底面側に開口する透孔が形成されるとともに、前記ハウジングプレートとメンブレンスイッチとの間に、前記複数のキートップハウジングに位置合わせされる凸型の複数のスプリング部と、前記トーションバーを付設したキートップハウジングの両側の透孔の開口部に位置されて前記開口部を閉じる凸型の複数の防水突起部と、前記複数のスプリング部と前記複数の防水突起部とを連続一体化するシート本体部とを具備してなるシート部材が介装され、前記防水突起部の平面形状が、前記透孔の開口部全面を閉じることができるように前記透孔開口部よりも大きく形成されたことを特徴とするキーボード装置。
- 前記キートップハウジングが中空構造とされてキートップハウジング内の中空部がハウジングプレートに形成された挿通孔に連続され、この挿通孔を通過して前記シート部材のスプリング部がキートップハウジング内に挿入されるとともに、このスプリング部が前記キートップに上昇復帰力を付与するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のキーボード装置。
- 前記スプリング部がラバースプリング部とされ、該ラバースプリング部と前記防水突起部と前記シート本体部が同一のラバーで一体化されてなることを特徴とする請求項3に記載のキーボード装置。
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