JPH1131430A - タクトスイッチ - Google Patents
タクトスイッチInfo
- Publication number
- JPH1131430A JPH1131430A JP9186497A JP18649797A JPH1131430A JP H1131430 A JPH1131430 A JP H1131430A JP 9186497 A JP9186497 A JP 9186497A JP 18649797 A JP18649797 A JP 18649797A JP H1131430 A JPH1131430 A JP H1131430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tact switch
- sponge
- push button
- drip
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/02—Details
- H01H13/04—Cases; Covers
- H01H13/06—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof or flameproof casings
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気装置のハウジング内に水滴が侵入して
も、ハウジング内に収容されるタクトスイッチ内にこの
水滴が侵入する恐れのないタクトスイッチを提供する。 【解決手段】 相互に液密に一体構成されるスイッチケ
ース1およびスイッチカバー2に形成される開孔周縁部
71を介してスイッチカバー2表面より僅かに突出する
押し釦5を有するタクトスイッチにおいて、突出する押
し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘っ
て接合せしめられたスポンジ防滴部材8を具備するタク
トスイッチ。
も、ハウジング内に収容されるタクトスイッチ内にこの
水滴が侵入する恐れのないタクトスイッチを提供する。 【解決手段】 相互に液密に一体構成されるスイッチケ
ース1およびスイッチカバー2に形成される開孔周縁部
71を介してスイッチカバー2表面より僅かに突出する
押し釦5を有するタクトスイッチにおいて、突出する押
し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘っ
て接合せしめられたスポンジ防滴部材8を具備するタク
トスイッチ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タクトスイッチ
に関し、特に、タクトスイッチの防滴構造に関する。
に関し、特に、タクトスイッチの防滴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図4および図5を参照して説明
する。タクトスイッチ20はスイッチケース1およびス
イッチカバー2を有する。スイッチケース1には一方の
固定接点31が中心部に一体に成形されており、これか
ら接続端子34および34’が導出されている。他方の
固定接点32および33も同様にスイッチケース1に一
体に成形されており、これらから接続端子35および3
5’が導出されている。ドーム状反転接点4はリン青銅
の如きバネ材料よりドーム状に形成されて頂点41を有
し、周縁部42はケース1の内底面に載置され、ケース
1の内底面に露出形成される他方の固定接点32および
33に接触している。このドーム状反転接点4は、押し
釦5を押し下げると突起52を介して下向きに変形せし
められ、死点を通過する瞬間に急速にクリック反転す
る。押し釦5は突起52および係止片53より成る。そ
して、押し釦5はスイッチカバー2表面より僅かに突出
している。ここで、スイッチケース1とスイッチカバー
2とは最終的には一体モールド成形されて液密に構成さ
れる。
する。タクトスイッチ20はスイッチケース1およびス
イッチカバー2を有する。スイッチケース1には一方の
固定接点31が中心部に一体に成形されており、これか
ら接続端子34および34’が導出されている。他方の
固定接点32および33も同様にスイッチケース1に一
体に成形されており、これらから接続端子35および3
5’が導出されている。ドーム状反転接点4はリン青銅
の如きバネ材料よりドーム状に形成されて頂点41を有
し、周縁部42はケース1の内底面に載置され、ケース
1の内底面に露出形成される他方の固定接点32および
33に接触している。このドーム状反転接点4は、押し
釦5を押し下げると突起52を介して下向きに変形せし
められ、死点を通過する瞬間に急速にクリック反転す
る。押し釦5は突起52および係止片53より成る。そ
して、押し釦5はスイッチカバー2表面より僅かに突出
している。ここで、スイッチケース1とスイッチカバー
2とは最終的には一体モールド成形されて液密に構成さ
れる。
【0003】ドーム状反転接点4は、押し釦5が押圧さ
れていない通常状態においては、自身のバネ性により形
状をドーム状に復帰していて押し釦5を突起52を介し
て上向きに押し上げ、係止片53をスイッチカバー2の
下面に係合せしめ、押し釦5を扛上状態に保持してい
る。この押し釦5の扛上状態においては、ドーム状反転
可動接点4は一方の固定接点31には接触しておらず、
スイッチは開の状態にある。即ち、接続端子34側およ
び接続端子35側とを介して電流が流通することはな
い。
れていない通常状態においては、自身のバネ性により形
状をドーム状に復帰していて押し釦5を突起52を介し
て上向きに押し上げ、係止片53をスイッチカバー2の
下面に係合せしめ、押し釦5を扛上状態に保持してい
る。この押し釦5の扛上状態においては、ドーム状反転
可動接点4は一方の固定接点31には接触しておらず、
スイッチは開の状態にある。即ち、接続端子34側およ
び接続端子35側とを介して電流が流通することはな
い。
【0004】押し釦5を押し下げると、ドーム状反転可
動接点4は突起52を介して下向きに変形押し下げら
れ、死点を通過することにより反転してその頂点41が
一方の固定接点31の中央部30に接触するに到る。そ
の結果、一方の固定接点31と他方の固定接点32およ
び33とがドーム状反転可動接点4を介して接続し、接
続端子34側および接続端子35側とを介して電流が流
通するに到る。
動接点4は突起52を介して下向きに変形押し下げら
れ、死点を通過することにより反転してその頂点41が
一方の固定接点31の中央部30に接触するに到る。そ
の結果、一方の固定接点31と他方の固定接点32およ
び33とがドーム状反転可動接点4を介して接続し、接
続端子34側および接続端子35側とを介して電流が流
通するに到る。
【0005】ここで、図6を参照してタクトスイッチの
使用の態様について説明するに、タクトスイッチ20と
しては、幅5mm、奥行5mm、厚さ3mm程度の外形
寸法のケースのもの、或はこれ以下の小さな外形寸法の
ものが実用に供されている。微小なタクトスイッチ20
はキーボードその他の電気装置の配線基板6の表面の左
右、上下方向にマトリックス状に多数取り付け固定して
使用され、電気装置のハウジング内に収容されている。
7はタクトスイッチ20を多数取り付け固定した配線基
板6を収容するハウジングの上蓋を示す。71はハウジ
ングの上蓋7に形成された開孔周縁部である。72は開
孔周縁部71に配置された操作キーであり、この操作キ
ー72の下面には操作棒73が構成されている。74は
操作キーに構成されたフランジを示す。
使用の態様について説明するに、タクトスイッチ20と
しては、幅5mm、奥行5mm、厚さ3mm程度の外形
寸法のケースのもの、或はこれ以下の小さな外形寸法の
ものが実用に供されている。微小なタクトスイッチ20
はキーボードその他の電気装置の配線基板6の表面の左
右、上下方向にマトリックス状に多数取り付け固定して
使用され、電気装置のハウジング内に収容されている。
7はタクトスイッチ20を多数取り付け固定した配線基
板6を収容するハウジングの上蓋を示す。71はハウジ
ングの上蓋7に形成された開孔周縁部である。72は開
孔周縁部71に配置された操作キーであり、この操作キ
ー72の下面には操作棒73が構成されている。74は
操作キーに構成されたフランジを示す。
【0006】操作キー72が押圧操作されていない通常
状態においては、操作キー72はタクトスイッチ20の
押し釦5を介して上向きに押し上げられ、フランジ74
の上面が開孔周縁部71下面に係合した扛上状態に保持
されている。操作キー72を押圧操作すると、操作棒7
3および押し釦5を介してタクトスイッチ20を操作す
ることができる。
状態においては、操作キー72はタクトスイッチ20の
押し釦5を介して上向きに押し上げられ、フランジ74
の上面が開孔周縁部71下面に係合した扛上状態に保持
されている。操作キー72を押圧操作すると、操作棒7
3および押し釦5を介してタクトスイッチ20を操作す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ハウジング上
蓋7に形成される開孔周縁部71と操作キー72に構成
されるフランジ74との間を完全に液密の構成とするこ
とはできない。操作キー72を下向きに押圧操作して開
孔周縁部71下面と操作キー72のフランジ74上面と
の間が離間した場合は勿論、両者間が接触している場合
においても、ここを経由してハウジング内に水滴が侵入
するに到る。ところで、先のタクトスイッチ20は、ス
イッチケース1、スイッチカバー2、接続端子34、3
5は一体モールド成形されて完全に液密に構成されてい
るが、スイッチカバー2の下面と押し釦5の係止片53
との間は液密の構成とはされていない。
蓋7に形成される開孔周縁部71と操作キー72に構成
されるフランジ74との間を完全に液密の構成とするこ
とはできない。操作キー72を下向きに押圧操作して開
孔周縁部71下面と操作キー72のフランジ74上面と
の間が離間した場合は勿論、両者間が接触している場合
においても、ここを経由してハウジング内に水滴が侵入
するに到る。ところで、先のタクトスイッチ20は、ス
イッチケース1、スイッチカバー2、接続端子34、3
5は一体モールド成形されて完全に液密に構成されてい
るが、スイッチカバー2の下面と押し釦5の係止片53
との間は液密の構成とはされていない。
【0008】以上のことから、キーボードその他の電気
装置のハウジング内に水滴が侵入すると、この水滴がス
イッチカバー2の下面と押し釦5の係止片53との間を
経由してタクトスイッチ20内に侵入する恐れがある。
この発明は、上述の問題を解消したタクトスイッチを提
供するものである。
装置のハウジング内に水滴が侵入すると、この水滴がス
イッチカバー2の下面と押し釦5の係止片53との間を
経由してタクトスイッチ20内に侵入する恐れがある。
この発明は、上述の問題を解消したタクトスイッチを提
供するものである。
【0009】
請求項1:相互に液密に一体構成されるスイッチケース
1およびスイッチカバー2に形成される開孔周縁部71
を介してスイッチカバー2表面より僅かに突出する押し
釦5を有するタクトスイッチにおいて、突出する押し釦
5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って接
合せしめられたスポンジ防滴部材8を具備するタクトス
イッチを構成した。
1およびスイッチカバー2に形成される開孔周縁部71
を介してスイッチカバー2表面より僅かに突出する押し
釦5を有するタクトスイッチにおいて、突出する押し釦
5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って接
合せしめられたスポンジ防滴部材8を具備するタクトス
イッチを構成した。
【0010】そして、請求項2:請求項1に記載される
タクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部材8は独立気
泡型或は連続気泡型スポンジより成るタクトスイッチを
構成した。 また、請求項3:請求項1および請求項2の内の何れか
に記載されるタクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部
材8は押し釦5各個の側面全面および開孔周縁部71上
面全面に亘って接合せしめられる一体のものであるタク
トスイッチを構成した。
タクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部材8は独立気
泡型或は連続気泡型スポンジより成るタクトスイッチを
構成した。 また、請求項3:請求項1および請求項2の内の何れか
に記載されるタクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部
材8は押し釦5各個の側面全面および開孔周縁部71上
面全面に亘って接合せしめられる一体のものであるタク
トスイッチを構成した。
【0011】更に、請求項4:請求項3に記載されるタ
クトスイッチにおいて、スポンジ防滴部材8は適宜に切
断して押し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全
面に亘って接合せしめられる独立したものであるタクト
スイッチを構成した。 また、請求項5:請求項1ないし請求項4の内の何れか
に記載されるタクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部
材8は押し釦5の外形寸法より小さい内形寸法の嵌合孔
を押し釦5に対応して形成したものであるタクトスイッ
チを構成した。
クトスイッチにおいて、スポンジ防滴部材8は適宜に切
断して押し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全
面に亘って接合せしめられる独立したものであるタクト
スイッチを構成した。 また、請求項5:請求項1ないし請求項4の内の何れか
に記載されるタクトスイッチにおいて、スポンジ防滴部
材8は押し釦5の外形寸法より小さい内形寸法の嵌合孔
を押し釦5に対応して形成したものであるタクトスイッ
チを構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1を参
照して説明する。図1において、図4ないし図6におけ
る参照符号と同一の参照符号は互に同一の部材を示すも
のとする。タクトスイッチ20は配線基板6の表面に取
り付け固定され、ハウジング内に収容されている。操作
キー72の操作棒73はタクトスイッチ20の押し釦5
に係合しており、操作キー72が押圧操作されていない
通常状態においては、操作キー72はスイッチカバー2
表面より僅かに突出しているタクトスイッチ20の押し
釦5を介して上向きに押し上げられ、フランジ74の上
面が開孔周縁部71下面に係合した扛上状態に保持され
ている。操作キー72を押圧操作すると、操作棒73お
よび押し釦5を介してタクトスイッチ20を操作するこ
とができる。
照して説明する。図1において、図4ないし図6におけ
る参照符号と同一の参照符号は互に同一の部材を示すも
のとする。タクトスイッチ20は配線基板6の表面に取
り付け固定され、ハウジング内に収容されている。操作
キー72の操作棒73はタクトスイッチ20の押し釦5
に係合しており、操作キー72が押圧操作されていない
通常状態においては、操作キー72はスイッチカバー2
表面より僅かに突出しているタクトスイッチ20の押し
釦5を介して上向きに押し上げられ、フランジ74の上
面が開孔周縁部71下面に係合した扛上状態に保持され
ている。操作キー72を押圧操作すると、操作棒73お
よび押し釦5を介してタクトスイッチ20を操作するこ
とができる。
【0013】ここで、8はスポンジ防滴部材を示す。こ
のスポンジ防滴部材8としては、厚さの極く薄い独立気
泡型スポンジ、或は連続気泡型スポンジを採用すると好
適である。そして、スポンジ防滴部材にはタクトスイッ
チ20の押し釦5に対応する嵌合孔81が形成される。
この嵌合孔81は押し釦5の外形寸法より小さい内形寸
法に設定される。スポンジ防滴部材8の下面と嵌合孔8
1の内周面側およびスポンジ防滴部材8が接合されるべ
き押し釦5の側面全面と開孔周縁部71上面全面側の一
方或いは双方に接着剤を施し、僅かに突出する押し釦5
の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘ってスポ
ンジ防滴部材8を接合せしめる。独立気泡型スポンジは
剛性は極めて小さいゴム弾性を有する柔軟な材料であ
り、気泡が独立して相互に連続していないので液を透過
することはない。連続気泡型スポンジは、同様に剛性は
極めて小さいゴム弾性を有する柔軟な材料であり、気泡
は独立してはいないが、微少な量の液が付着することが
あってもこれを透過する恐れは殆どない。
のスポンジ防滴部材8としては、厚さの極く薄い独立気
泡型スポンジ、或は連続気泡型スポンジを採用すると好
適である。そして、スポンジ防滴部材にはタクトスイッ
チ20の押し釦5に対応する嵌合孔81が形成される。
この嵌合孔81は押し釦5の外形寸法より小さい内形寸
法に設定される。スポンジ防滴部材8の下面と嵌合孔8
1の内周面側およびスポンジ防滴部材8が接合されるべ
き押し釦5の側面全面と開孔周縁部71上面全面側の一
方或いは双方に接着剤を施し、僅かに突出する押し釦5
の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘ってスポ
ンジ防滴部材8を接合せしめる。独立気泡型スポンジは
剛性は極めて小さいゴム弾性を有する柔軟な材料であ
り、気泡が独立して相互に連続していないので液を透過
することはない。連続気泡型スポンジは、同様に剛性は
極めて小さいゴム弾性を有する柔軟な材料であり、気泡
は独立してはいないが、微少な量の液が付着することが
あってもこれを透過する恐れは殆どない。
【0014】図2は、スポンジ防滴部材8を適宜に切断
して押し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面
に亘って接合せしめた実施例を示す。これはタクトスイ
ッチ20の各個に対して、互いに独立して必要最小限の
領域に限定してスポンジ防滴部材8を適宜に切断して適
用するものでる。配線基板6の表面に取り付け固定され
る電気部品はタクトスイッチ20のみではないが、これ
らとは無関係にスポンジ防滴部材8をタクトスイッチ2
0に適用することができる。
して押し釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面
に亘って接合せしめた実施例を示す。これはタクトスイ
ッチ20の各個に対して、互いに独立して必要最小限の
領域に限定してスポンジ防滴部材8を適宜に切断して適
用するものでる。配線基板6の表面に取り付け固定され
る電気部品はタクトスイッチ20のみではないが、これ
らとは無関係にスポンジ防滴部材8をタクトスイッチ2
0に適用することができる。
【0015】図3は、場合に依っては、スポンジ防滴部
材8は押し釦5各個の側面全面および開孔周縁部71上
面全面に亘って接合せしめられる一体のものとすること
ができる。キーボードを構成するに際して、必要とされ
る多数個のタクトスイッチ20の押し釦5に対応して効
率的にスポンジ防滴部材を適用することができる。そし
て、ハウジング上蓋7の開孔周縁部71と操作キー72
のフランジ74との間の間隙から水滴が点線矢印の向き
に侵入してもこれをタクトスイッチ20に到達するに先
だって一部吸収吸着する作用も併せて奏す。
材8は押し釦5各個の側面全面および開孔周縁部71上
面全面に亘って接合せしめられる一体のものとすること
ができる。キーボードを構成するに際して、必要とされ
る多数個のタクトスイッチ20の押し釦5に対応して効
率的にスポンジ防滴部材を適用することができる。そし
て、ハウジング上蓋7の開孔周縁部71と操作キー72
のフランジ74との間の間隙から水滴が点線矢印の向き
に侵入してもこれをタクトスイッチ20に到達するに先
だって一部吸収吸着する作用も併せて奏す。
【0016】
【発明の効果】以上の通りであって、タクトスイッチ2
0はスイッチケース1、スイッチカバー2、接続端子3
4、35は一体モールド成形されて完全に液密に構成さ
れているが、スイッチカバー2の下面と押し釦5の係止
片53との間は一般的には液密の構成とはされていな
い。ここを液密の構成とする場合、スイッチカバー2お
よび押し釦5の内の一方或いは双方に防水の構成を付加
して液密にしていたが、この発明に依れば、タクトスイ
ッチ20側に何等の手を施すことなしに、突出する押し
釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って
単にスポンジ防滴部材8を接合せしめることのみにより
液密の効果を発揮することができる。
0はスイッチケース1、スイッチカバー2、接続端子3
4、35は一体モールド成形されて完全に液密に構成さ
れているが、スイッチカバー2の下面と押し釦5の係止
片53との間は一般的には液密の構成とはされていな
い。ここを液密の構成とする場合、スイッチカバー2お
よび押し釦5の内の一方或いは双方に防水の構成を付加
して液密にしていたが、この発明に依れば、タクトスイ
ッチ20側に何等の手を施すことなしに、突出する押し
釦5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って
単にスポンジ防滴部材8を接合せしめることのみにより
液密の効果を発揮することができる。
【0017】そして、スポンジ防滴部材8を構成する独
立気泡型或は連続気泡型スポンジは剛性は極めて小さい
ゴム弾性を有する柔軟な材料であるので、これを押し釦
5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って接
合しても、押し釦5の操作をスポンジ防滴部材8の接合
されない場合と同様に何等の機械的抵抗なしに実施する
ことができる。
立気泡型或は連続気泡型スポンジは剛性は極めて小さい
ゴム弾性を有する柔軟な材料であるので、これを押し釦
5の側面全面および開孔周縁部71上面全面に亘って接
合しても、押し釦5の操作をスポンジ防滴部材8の接合
されない場合と同様に何等の機械的抵抗なしに実施する
ことができる。
【0018】また、押し釦5に対するスポンジ防滴部材
8の適用接合も、スポンジ防滴部材8に押し釦5の外形
寸法より小さい内形寸法の嵌合孔81を形成し、スポン
ジ防滴部材8の下面と嵌合孔81の内周面側およびスポ
ンジ防滴部材8が接合されるべき押し釦5の側面全面と
開孔周縁部71上面全面側の一方或いは双方に接着剤を
施すことにより、極く容易に実施することができる。
8の適用接合も、スポンジ防滴部材8に押し釦5の外形
寸法より小さい内形寸法の嵌合孔81を形成し、スポン
ジ防滴部材8の下面と嵌合孔81の内周面側およびスポ
ンジ防滴部材8が接合されるべき押し釦5の側面全面と
開孔周縁部71上面全面側の一方或いは双方に接着剤を
施すことにより、極く容易に実施することができる。
【図1】実施例をハウジングに収容したところを示す
図。
図。
【図2】実施例を示す図。
【図3】他の実施例を示す図。
【図4】従来例を説明する図。
【図5】従来例の分解斜視図。
【図6】従来例をハウジングに収容したところを示す
図。
図。
1 スイッチケース 2 スイッチカバー 20 タクトスイッチ 31 一方の固定接点 34、35 接続端子 32、33 他方の固定接点 34’、35’接続端子 4 ドーム状反転接点 41 頂点 42 周縁部 5 押し釦 52 突起 53 係止片 6 配線基板 7 ハウジングの上蓋 71 開孔周縁部 72 操作キー 73 操作棒 74 フランジ 8 スポンジ防滴部材 81 嵌合孔
Claims (5)
- 【請求項1】 相互に液密に一体構成されるスイッチケ
ースおよびスイッチカバーに形成される開孔周縁部を介
してスイッチカバー表面より僅かに突出する押し釦を有
するタクトスイッチにおいて、 突出する押し釦の側面全面および開孔周縁部上面全面に
亘って接合せしめられたスポンジ防滴部材を具備するこ
とを特徴とするタクトスイッチ。 - 【請求項2】 請求項1に記載されるタクトスイッチに
おいて、 スポンジ防滴部材は独立気泡型或は連続気泡型スポンジ
より成ることを特徴とするタクトスイッチ。 - 【請求項3】 請求項1および請求項2の内の何れかに
記載されるタクトスイッチにおいて、 スポンジ防滴部材は押し釦各個の側面全面および開孔周
縁部上面全面に亘って接合せしめられる一体のものであ
ることを特徴とするタクトスイッチ。 - 【請求項4】 請求項1および請求項2の内の何れかに
記載されるタクトスイッチにおいて、 スポンジ防滴部材は適宜に切断して押し釦の側面全面お
よび開孔周縁部上面全面に亘って接合せしめられる独立
したものであることを特徴とするタクトスイッチ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
記載されるタクトスイッチにおいて、 スポンジ防滴部材は押し釦の外形寸法より小さい内形寸
法の嵌合孔を押し釦に対応して形成したものであること
を特徴とするタクトスイッチ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186497A JPH1131430A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | タクトスイッチ |
US09/106,084 US5952634A (en) | 1997-07-11 | 1998-06-29 | Drip-proof tactile push button switch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186497A JPH1131430A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | タクトスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1131430A true JPH1131430A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16189531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9186497A Pending JPH1131430A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | タクトスイッチ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5952634A (ja) |
JP (1) | JPH1131430A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6579910B2 (en) | 1999-04-02 | 2003-06-17 | Trexel, Inc. | Methods for manufacturing foam material including systems with pressure restriction element |
CN109216073A (zh) * | 2017-07-04 | 2019-01-15 | 欧姆龙株式会社 | 开关 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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