JP3756009B2 - 難燃性粘着テープ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オレフィン系樹脂からなる難燃性の粘着テープに係り、燃焼時にハロゲン化水素が発生することなく、難燃性の低下を招くことなく粘着力を付与し、加工性を向上することのできる難燃粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数本の電線を一箇所に束ねたりする場合に粘着テープが用いられ、このような粘着テープには、束ねた電線に傷が入って電流がリークするようなことがないように耐電圧及び絶縁抵抗が比較的高く、生産コストが低く難燃性に優れたポリ塩化ビニル樹脂組成物(ハロゲン化物)が多く用いられている。ところが、このようなポリ塩化ビニル樹脂組成物を用いた粘着テープにあっては、焼却廃却処分する場合にポリ塩化ビニル樹脂組成物から腐食性を有する塩化水素ガスが発生する。
そこで、近年、ハロゲン化物を用いない粘着テープの要請が高く、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂組成物をフィルム状に加工してテープの基材として用いる試みがなされている。このテープの基材となるオレフィン系樹脂組成物は、単独では難燃性を有しておらず、所定の難燃性を持たせるために、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物を混合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのようなオレフィン系樹脂組成物を基材とする粘着テープの場合、基材がオレフィン系樹脂組成物であるため粘着剤ののりが悪く、粘着テープへの粘着剤の付着性が悪いという問題がある。
さらに、オレフィン系樹脂組成物を基材とする粘着テープの場合、オレフィン系樹脂組成物に水酸化マグネシウム等の金属水酸化物を混合して所定の難燃性を持たせても、粘着剤が難燃性を有していないため、粘着剤を用いることによって粘着テープとしての難燃性が低下してしまうという問題が、また、従来のオレフィン系樹脂組成物を基台とする粘着テープは、カレンダー加工等によってフィルムに加工するときにロールに貼り付いたり、カレンダー加工等によってフィルムに加工するときに加工熱によって収縮が生じるという問題を有している。
【0004】
本発明の目的は、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすことがないようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の難燃性粘着テープは、オレフィン系樹脂100重量部に、金属水酸化物を60〜120重量部、滑剤を0.1〜1重量部配合しフィルム状に形成してなる第1の層と,
オレフィン系樹脂にプロピレンエチレン共重合体を重量比率が、
オレフィン系樹脂:プロピレンエチレン共重合体=6:4〜2:8
の範囲で混合してなるベース樹脂100重量部に、金属水酸化物を60〜120重量部、滑剤を1〜4重量部配合しフィルム状に形成してなる第2の層と,を貼り合わせて形成したものである。
すなわち、難燃性粘着テープは、第1の層と第2の層とを貼り合わせて形成したものである。
【0008】
このように難燃性粘着テープは、テープ基材を2つのフィルム状テープを貼り合わせて2層に構成したもので、1つの層はオレフィン系樹脂に金属水酸化物、滑剤を配合しフィルム状に形成したもので、もう1つの層はオレフィン系樹脂にプロピレンエチレン共重合体を混合してなるベース樹脂に金属水酸化物、滑剤を配合しフィルム状に形成したものでオレフィン系樹脂とプロピレンエチレン共重合体の混合物がベース樹脂となっている。
金属水和物には、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム等がある。これらの金属水和物は、1種類(例えば、水酸化マグネシウム)を選択して配合することも、2種類以上(例えば、水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウム)選択して配合することもできる。
この金属水和物は、難燃性粘着テープの基材となる一方の層を形成するオレフィン系樹脂に難燃作用を持たせるものであり、他方の層を形成するオレフィン系樹脂とプロピレンエチレン共重合体の混合物のベース樹脂に難燃作用を持たせるものである。この金属水和物がベース樹脂に配合されないで加熱加工成形されたオレフィン系樹脂組成物は、難燃性を全く示さないものとなる。
【0009】
難燃性粘着テープの第2の層のベース樹脂を構成するポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の配合比率は、ベース樹脂を10とした場合、オレフィン系樹脂6〜2に対してプロピレンエチレン共重合体4〜8の比率になるように配合する。このポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の配合比率を、
オレフィン系樹脂:プロピレンエチレン共重合体=6:4〜2:8
としたのは、
オレフィン系樹脂:プロピレンエチレン共重合体=6:4
の比率よりもオレフィン系樹脂を多く配合すると所望の粘着性が得られなくなるからであり、
オレフィン系樹脂:プロピレンエチレン共重合体=2:8
の比率よりもオレフィン系樹脂を少なく配合すると粘着性高くなり過ぎるからである。
【0011】
金属水酸化物の配合量をベース樹脂100重量部に対して60〜120重量部としたのは、金属水酸化物の配合量がベース樹脂100重量部に対し60重量部より少ないと所定の難燃性を得られないからであり、金属水酸化物の配合量がオレフィン系樹脂100重量部に対して120重量部を超えて配合されてもそれ以上の難燃性を得られないばかりか、120重量部を超えて配合すると機械的衝撃に対する耐摩耗性が低下してしまうからである。
また、第1の層の滑剤の配合量をベース樹脂100重量部に対して0.1〜1重量部としたのは、第1の層の場合、滑剤の配合量がベース樹脂100重量部に対して0.1重量部より少ないと加工性が低下するからであり、滑剤の配合量がベース樹脂100重量部に対して1重量部を超えて配合されると粘着テープとしての粘着力が低下するからである。また、第2の層の滑剤の配合量をベース樹脂100重量部に対して1〜4重量部としたのは、第2の層の場合、滑剤の配合量がベース樹脂100重量部に対して1重量部より少ないと加工性が低下するからであり、滑剤の配合量がベース樹脂100重量部に対して4重量部を超えて配合されると粘着テープとしての粘着力が低下するからである。
【0012】
このように構成することにより請求項1に記載の発明によると、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の難燃性粘着テープは、前記オレフィン系樹脂は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体のいずれか1種または2種以上の混合物で構成したものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の難燃性粘着テープは、前記ポリプロピレンは低結晶性ポリプロピレン、プロピレンエチレン共重合体は非晶性プロピレンエチレン共重合体で構成したものである。
すなわち、難燃性粘着テープの基材を構成する第1の層及び第2の層のオレフィン系樹脂は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体のいずれか1種または2種以上の混合物で構成し、ポリプロピレンを用いる場合は、低結晶性ポリプロピレンで構成するようにしたものである。また、難燃性粘着テープの基材を構成する第2の層のプロピレンエチレン共重合体を非晶性プロピレンエチレン共重合体で構成するようにしたものである。
【0014】
エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA:エチレンビニルアセテート)は、エチレンと酢酸ビニルのランダム共重合体で、酢酸ビニルの含量によって性質が異なり、酢酸ビニルの含有量が増加するとゴム弾性、柔軟性、接着性、溶解性が向上し、逆にエチレンの含有量が上がれば、剛牲度が大きくなり耐摩耗性、電気絶縁性が優れてくる性質をもっている樹脂である。また、エチレンアクリル酸エチル共重合体(EEA:エチレンエチルアクリレート)は、外観は低密度ポリエチレンに似ているが、ゴムおよび軟質ビニルに似たエラストマーの性質をもっている樹脂である。
ポリプロピレンの場合、結晶化度に幅があり、ここでは低結晶性ポリプロピレンが用いられる。また、プロピレンエチレン共重合体の場合、分子が全く不規則に並んだ構造をとる非晶性のプロピレンエチレン共重合体が用いられる。
【0015】
このように構成することにより請求項2及び請求項3に記載の発明によると、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項4に記載の難燃性粘着テープは、前記金属水酸化物を、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのいずれか1種又は2種以上の混合物で構成したものである。
金属水酸化物としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム等が用いられる。この金属水酸化物をオレフィン系樹脂に配合することによってオレフィン系樹脂が燃焼し難くなり、燃焼した際に燃え殻を炭化させ保形性を持たせる作用を有している。これらの金属水酸化物は、1種類(例えば、水酸化マグネシウム)を選択して配合することも、2種類以上(例えば、水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウム)選択して配合することもできる。
【0020】
このように構成することにより請求項4に記載の発明によると、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0021】
上記目的を達成するために、請求項5に記載の難燃性粘着テープは、前記第1の層及び前記第2の層は、ヒンダートフェノール系酸化防止剤又はチオビスフェノール系酸化防止剤を1重量部配合したものである。
【0022】
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系(例えば、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3.5−ジ−ターシャリブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕、具体的には、チバガイギー株式会社製 イルガノックス1010)がある。
【0023】
このように構成することにより請求項5に記載の発明によると、ベース樹脂に酸化防止剤を混合することにより、オレフィン系樹脂組成物を基材とする難燃性粘着テープが経時的に劣化するのを防止することができる。
【0024】
上記目的を達成するために、請求項6に記載の難燃性粘着テープは、前記第1の層と前記第2の層に、有機過酸化物又はアゾ化合物の架橋剤、架橋助剤を適量配合しして構成したものである。
【0025】
架橋剤である有機過酸化物は、過酸化水素HO2 Hの水素原子をアルキル基またはアシル基などの有機基で置換して得られる化合物で、熱によって分解し易く、分解すると遊離基を生成し、これが重合反応を開始したり架橋結合を形成するものである。この有機過酸化物には、ジクミルパーオキサイド(ポリオレフィンの中温架橋剤)、過酸化ベンゾイル(塩化ベンゾイルを過酸化水素とアルカリまたは過酸化ナトリウムと反応させて得られる結晶)等がある。
また、架橋剤であるアゾ化合物は、アゾ基が炭素原子と結合している有機化合物である。
架橋剤による化学架橋は、ジクミルパーオキサイド(DCP)などの架橋剤を配合し、加熱することによって架橋するもので、架橋剤を配合したベース樹脂を加熱すると、まず、加熱することによって架橋剤が分解し、遊離基ができる。この遊離基とポリマーが反応してポリマーを活性化し、ポリマー遊離基を生成し、このポリマー遊離基同士が結合してポリマー架橋を形成する。
【0026】
このように構成することにより請求項6に記載の発明によると、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明に係る難燃性粘着テープの具体的実施例について比較例と対比して説明する。
各実施例、各比較例に用いられた配合組成の詳細は、次の通りである。
ポリプロピレン(PP)は、具体的には、宇部興産株式会社製の『CAP350』を用いている。
プロピレンエチレン共重合体は、具体的には、宇部興産株式会社製の『UT2315』を用いている。
水酸化マグネシウム(Mg(OH)2 )は、協和化学株式会社製の『キスマ5A』を用いている。
滑剤(加工助剤)は、ステアリン酸で、旭電化株式会社製の『SA−200』を用いている。
酸化防止剤は、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3.5−ジ−ターシャリブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕で、具体的には、チバガイギー株式会社製の『イルガノックス1010』を用いている。
【0029】
難燃性粘着テープの基材となる一方の層(第1の層)は、組成成分の異なる3種類(A〜C)の非粘着層を用いた。
【0030】
非粘着層A
非粘着層Aは、ポリプロピレンを100重量部に対し、水酸化マグネシウムを60重量部、ステアリン酸を0.5重量部、酸化防止剤を1重量部配合したものである。
【0031】
非粘着層B
非粘着層Bは、ポリプロピレンを100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を0.5重量部、酸化防止剤を1重量部配合したものである。
【0032】
非粘着層C
非粘着層Cは、ポリプロピレンを100重量部に対し、酸化防止剤を1重量部配合したものである。
【0033】
これら第1の層を構成する非粘着層A〜Cの各組成成分が、表1に示されている。
【0034】
【表1】
この表1に示される組成成分は、難燃性粘着テープの基材を構成する非粘着層についてのものである。
【0035】
これら3種類の非粘着層に貼り合わせる難燃性粘着テープの基材となる他方の層(第2の層)となる粘着層の具体的実施例について、3種類の非粘着層に組み合わした配合組成成分の実施例を比較例と比較して説明する。
【0036】
実施例1
実施例1は、ポリプロピレンを60重量%、プロピレンエチレン共重合体40重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを60重量部、ステアリン酸を1重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0037】
実施例2
実施例2は、ポリプロピレンを60重量%、プロピレンエチレン共重合体40重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を1重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0038】
実施例3
実施例3は、ポリプロピレンを20重量%、プロピレンエチレン共重合体80重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを60重量部、ステアリン酸を4重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0039】
実施例4
実施例4は、ポリプロピレンを20重量%、プロピレンエチレン共重合体80重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を4重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0040】
実施例5
実施例5は、ポリプロピレンを45重量%、プロピレンエチレン共重合体55重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを80重量部、ステアリン酸を2重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0041】
実施例6
実施例6は、ポリプロピレンを45重量%、プロピレンエチレン共重合体55重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を2重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0042】
実施例7
実施例7は、ポリプロピレンを60重量%、プロピレンエチレン共重合体40重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを60重量部、ステアリン酸を1重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0043】
実施例8
実施例8は、ポリプロピレンを60重量%、プロピレンエチレン共重合体40重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を1重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0044】
実施例9
実施例9は、ポリプロピレンを20重量%、プロピレンエチレン共重合体80重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを60重量部、ステアリン酸を4重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0045】
実施例10
実施例10は、ポリプロピレンを20重量%、プロピレンエチレン共重合体80重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を4重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0046】
実施例11
実施例11は、ポリプロピレンを45重量%、プロピレンエチレン共重合体55重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを80重量部、ステアリン酸を2重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0047】
実施例12
実施例12は、ポリプロピレンを45重量%、プロピレンエチレン共重合体55重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を2重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0048】
比較例1
比較例1は、ポリプロピレン100重量部に対し、水酸化マグネシウムを100重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Aを貼り合わせて構成したものである。
【0049】
比較例2
比較例2は、ポリプロピレン100重量部に対し、水酸化マグネシウムを100重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Bを貼り合わせて構成したものである。
【0050】
比較例3
比較例3は、ポリプロピレンを60重量%、プロピレンエチレン共重合体40重量%の混合ベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムを120重量部、ステアリン酸を1重量部、酸化防止剤を1重量部配合して構成する粘着層に非粘着層Cを貼り合わせて構成したものである。
【0051】
比較例4
比較例4は、ポリプロピレン100重量部に対し、水酸化マグネシウムを100重量部、酸化防止剤を1重量部配合したものである。
【0052】
これらの実施例1〜実施例12に基づいて非粘着層と粘着層を貼り合わせて、0.1mm厚のフィルムを作成し、引張強さ(MPa)と、粘着力(N/10mm)を測定し、また、実施例1〜実施例12に基づいて非粘着層と粘着層を貼り合わせて、3.0mm厚のプレスシートを作成し難燃性を測定した。その比較結果が表2、表3に示してある。
【0053】
また、これらの比較例1〜比較例4に基づいて非粘着層と粘着層を貼り合わせて、0.1mm厚のフィルムを作成し、引張強さ(MPa)と、粘着力(N/10mm)を測定し、また、比較例1〜比較例4に基づいて非粘着層と粘着層を貼り合わせて、3.0mm厚のプレスシートを作成し難燃性を測定した。その比較結果が表2、表3、表4のそれぞれに示してある。
【0054】
【表2】
【表3】
【表4】
この表2〜4中の引張強さ(MPa)は、日本工業規格(JIS)のK6760に基づく引張試験に準拠して行い、難燃性試験(酸素指数)は、日本工業規格JISK7201の酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法に準拠して行い、粘着力は、日本工業規格JISZ0237の粘着テープ・粘着シート試験法に準拠して行ったものである。
【0055】
表2〜4中の引張強さ(MPa)は、どの程度の荷重(MPa)で引っ張ったときに引き千切れるかを示したもので、一定の強度を有することを目的として評価するもので、『10MPa以上』あることを目標としている。この引張強さ
(MPa)を『10MPa以上』としたのは、引張強さが10MPaを下回るようでは機械的強度が低く耐久性に欠けるからである。
また、酸素指数は、独立して燃焼するために必要な酸素の量、すなわち難燃性を示す数値を示したもので、数値が高いほど燃えにくいことを示しており、『23.5以上』であることを目標としている。この酸素指数を『23.5以上』としたのは、酸素指数が23.5を下回るようでは難燃性を有しているとはいえないからである。
粘着力の結果は、粘着層の粘着力を測定したもので、数値が高いほど粘着力が高いことを示しており、『0.35N/10mm以上』であることを目標としている。この粘着力の目標値を0.35N/10mm以上としたのは、粘着力の目標値が0.35N/10mmを下回るようでは、粘着テープとしての粘着力が十分でないからである。
【0056】
次に、表2〜表4に示される成分組成に基づいて行われた試験結果について検討する。
まず、表2に示される非粘着層Aに貼り付ける粘着層の各実施例を示す実施例1〜実施例6についての試験結果について検討する。
実施例1〜実施例6は、引張強さ(MPa)について実施例1が『15MPa』、実施例2が『19MPa』、実施例3が『18MPa』、実施例4が『17MPa』、実施例5が『17MPa』、実施例6が『17MPa』といずれも目標値『10MPa以上』を上回っており、引張強さ(MPa)が十分にあることを示している。
次に、表2に示される実施例1〜実施例6は、難燃性を示す酸素指数について実施例1が『24』、実施例2が『27』、実施例3が『25』、実施例4が
『27』、実施例5が『25』、実施例6が『26』といずれも目標値『23.5以上』を上回っており、良好な値を示している。
また、表2に示される実施例1〜実施例6は、粘着テープとしての粘着力について、実施例1が『0.65N/10mm』、実施例2が『0.65N/10mm』、実施例3が『1.85N/10mm』、実施例4が『1.85N/10mm』、実施例5が『1.15N/10mm』、実施例6が『1.20N/10mm』といずれも目標値『0.35N/10mm以上』を上回っており、良好な値を示している。
【0057】
これら実施例1〜実施例6の各試験結果から、まず、実施例1と実施例2を比較すると、粘着層の配合成分で実施例2の方が実施例1より水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっている。この特性試験結果を見ると、粘着力は共に『0.65N/10mm』と同じであるが、引張強さ(MPa)については実施例1が『15MPa』であるのに対し実施例2が『19MPa』と向上しており、難燃性を示す酸素指数については実施例1が『24』であるのに対し実施例2が『27』と向上しているのが分かる。さらに実施例3と実施例4との比較においても、実施例4の方が粘着層の水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっており、この2つの特性試験結果を見ても、粘着力は共に『1.85N/10mm』と同じであるが、引張強さ(MPa)については実施例3が『18MPa』であるのに対し実施例4が『17MPa』と低下しているが、これはステアリン酸の量が多いことに伴うものと考えられ、難燃性を示す酸素指数については実施例3が『25』であるのに対し実施例4が『27』と向上しているのが分かる。また、実施例5と実施例6とを比較すると、実施例6の方が粘着層の水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっているが、この2つの特性試験結果を見ると、引張強さ
(MPa)については実施例5、6共に『17MPa』と同じであるが、難燃性を示す酸素指数については実施例5が『25』であるのに対し実施例6が『26』と向上するも、粘着力は実施例5が『1.15N/10mm』であるのに対し実施例6が『1.20N/10mm』と若干向上している。
また、実施例2と実施例4とを比較すると、ポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の混合比率でプロピレンエチレン共重合体の割合が実施例4の方が多くなっている。この実施例2と実施例4との特性結果をみると、実施例2の粘着力が『0.65N/10mm』であるのに対し実施例4の粘着力は『1.85N/10mm』と遥かに向上していることが判る。
【0058】
このことから水酸化マグネシウムの配合量を多くすることによって酸素指数の向上が期待でき、ポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の混合比率でプロピレンエチレン共重合体の割合を多くすると粘着力を向上することが判る。
【0059】
まず、表3に示される非粘着層Bに貼り付ける粘着層の各実施例を示す実施例7〜実施例12についての試験結果について検討する。この非粘着層Bが非粘着層Aと異なる点は、非粘着層Aに配合される水酸化マグネシウムの配合量が60重量部であるのに対し、非粘着層Bに配合される水酸化マグネシウムの配合量が120重量部である点で、他の配合組成は同一である。
【0060】
実施例7〜実施例12は、引張強さ(MPa)について実施例7が『15MPa』、実施例8が『12MPa』、実施例9が『14MPa』、実施例10が
『12MPa』、実施例11が『14MPa』、実施例12が『11MPa』といずれも目標値『10MPa以上』を上回っており、引張強さ(MPa)が十分にあることを示している。
次に、表3に示される実施例7〜実施例12は、難燃性を示す酸素指数について実施例7が『26』、実施例8が『30』、実施例9が『26』、実施例10が『29』、実施例11が『27』、実施例12が『29』といずれも目標値
『23.5以上』を上回っており、良好な値を示している。
また、表3に示される実施例7〜実施例12は、粘着テープとしての粘着力について、実施例7が『0.65N/10mm』、実施例8が『0.65N/10mm』、実施例9が『1.85N/10mm』、実施例10が『1.85N/10mm』、実施例11が『1.15N/10mm』、実施例12が『1.20N/10mm』といずれも目標値『0.35N/10mm以上』を上回っており、良好な値を示している。
【0061】
これら実施例7〜実施例12の各特性試験結果から、まず、実施例7と実施例8を比較すると、粘着層の配合成分で実施例8の方が実施例1より水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっている。この特性試験結果を見ると、粘着力は共に『0.65N/10mm』と同じであるが、引張強さ(MPa)については実施例7が『15MPa』であるのに対し実施例8が『12MPa』と低下しており、難燃性を示す酸素指数については実施例7が『26』であるのに対し実施例8が『30』と向上しているのが判る。さらに実施例9と実施例10との比較においても、実施例10の方が粘着層の水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっており、この2つの特性試験結果を見ても、粘着力は共に『1.85N/10mm』と同じであるが、引張強さ(MPa)については実施例9が『14MPa』であるのに対し実施例10が『12MPa』と低下しており、難燃性を示す酸素指数については実施例9が
『26』であるのに対し実施例10が『29』と向上しているのが判る。また、実施例11と実施例12とを比較すると、実施例12の方が粘着層の水酸化マグネシウムの配合量が多いだけで、他の配合組成は同一となっているが、この2つの特性試験結果を見ると、引張強さ(MPa)については実施例11が『14MPa』であるのに対し、実施例12が『11MPa』と低下しているが、難燃性を示す酸素指数については実施例11が『27』であるのに対し実施例12が
『29』と向上しており、粘着力についても実施例11が『1.15N/10mm』であるのに対し実施例12が『1.20N/10mm』と若干向上しているのが判る。
【0062】
また、実施例8と実施例10とを比較すると、ポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の混合比率でプロピレンエチレン共重合体の割合が実施例4の方が多くなっている。この実施例8と実施例10との特性結果をみると、実施例8の粘着力が『0.65N/10mm』であるのに対し実施例10の粘着力は『1.85N/10mm』と遥かに向上していることが判る。
【0063】
このことから水酸化マグネシウムの配合量を多くすることによって酸素指数の向上が期待でき、ポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の混合比率でプロピレンエチレン共重合体の割合を多くすると粘着力を向上することが判る。
【0064】
また、表2の実施例2と表3の実施例8とを比較すると、粘着層の組成成分は共に同じであるが、粘着層に貼り付ける非粘着層に違いがある。すなわち、実施例8の非粘着層Bの水酸化マグネシウムの配合量が実施例2の非粘着層Aの水酸化マグネシウムの配合量よりも多い点が異なっている。この実施例2と実施例8の特性試験結果を見ると、粘着力は共に『0.65N/10mm』と同じであるが、引張強さ(MPa)については実施例2が『19MPa』であるのに対し、実施例8が『12MPa』と大きく低下しており、難燃性を示す酸素指数については実施例2が『27』であるのに対し実施例8が『30』と大きく向上していることが判る。
このことから粘着層に貼り付ける非粘着層の水酸化マグネシウムの配合量が多いと引張強さ(MPa)の低下を招くと共に難燃性を示す酸素指数の向上を招くことが判る。
【0065】
表4に示される比較例1〜比較例4の内、比較例1は非粘着層Aに貼り付ける粘着層の組成成分が示されており、比較例2は非粘着層Bに貼り付ける粘着層の組成成分が示されており、比較例3、4は非粘着層Cに貼り付ける粘着層の組成成分が示されている。
【0066】
引張強さ(MPa)について比較例1が『23MPa』、比較例2が『20MPa』、比較例3が『9MPa』、比較例4が『25MPa』となっており、比較例1、2、4が目標値『10MPa以上』を上回っているが比較例3は目標値『10MPa以上』を下回っている。
【0067】
難燃性を示す酸素指数については、比較例1が『18』、比較例2が『20』、比較例3が『20』、比較例4が『9』といずれも目標値『23.5以上』を下回っている。
粘着テープとしての粘着力については、比較例1、2、4が『0』で粘着力がまったく無いことが、比較例3が『0.65N/10mm』と目標値『0.35N/10mm以上』を上回っていることが判る。
以上、比較例1〜比較例4を見ると、すべて使用するに絶えない特性となっている。この比較例1、2、4と比較例3とを比較すると、組成成分の上で比較例3はベース樹脂をポリプロピレンとプロピレンエチレン共重合体の混合物で構成しており、この構成が粘着テープとしての粘着力を持たせていることが判る。また、比較例3と実施例2と実施例8を比較すると、比較例3、実施例2、実施例8の粘着層の組成成分は全て同じで、粘着層と貼り付ける非粘着層が、比較例3が非粘着層Cで、実施例2が非粘着層A、実施例8が非粘着層Bとなっている。この比較例3と実施例2と実施例8との比較から粘着層に貼り付ける非粘着層の違いによる特性の相違が明確になる。
【0068】
引張強さ(MPa)についてみると、比較例2が『20MPa』、実施例2が『19MPa』、実施例8が『12MPa』となっており、難燃性を示す酸素指数についてみると、比較例2が『20』、実施例2が『27』、実施例8が『30』となっており、粘着テープとしての粘着力についてみると、比較例2、実施例2、8が共に『0.65N/10mm』となっている。この結果から、水酸化マグネシウムの配合量が増加すると、引張強さ(MPa)が低下していき、難燃性を示す酸素指数が増加し、難燃性が向上することがわかる。
【0069】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0070】
請求項1に記載の発明によれば、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0071】
請求項2に記載の発明によれば、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0072】
請求項3に記載の発明によれば、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0073】
請求項4に記載の発明によれば、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
【0074】
請求項5に記載の発明によれば、ベース樹脂に酸化防止剤を混合することにより、オレフィン系樹脂組成物を基材とする難燃性粘着テープが経時的に劣化するのを防止することができる。
【0075】
請求項6に記載の発明によれば、ハロゲン化物を含まないオレフィン系樹脂を主成分とし、難燃性を低下することなく、粘着剤を用いずにオレフィン系樹脂製テープに粘着性を付与し、フィルム加工時に貼り付きを生じさせることなく、フィルム加工時に加熱収縮を起こすのを防止することができる。
Claims (6)
- オレフィン系樹脂100重量部に、金属水酸化物を60〜120重量部、滑剤を0.1〜1重量部配合しフィルム状に形成してなる第1の層と,
オレフィン系樹脂にプロピレンエチレン共重合体を、重量比率が、
オレフィン系樹脂:プロピレンエチレン共重合体=6:4〜2:8
の範囲で混合してなるベース樹脂100重量部に、金属水酸化物を60〜120重量部、滑剤を1〜4重量部配合しフィルム状に形成してなる第2の層と,
を貼り合わせて形成してなる難燃性粘着テープ。 - 前記オレフィン系樹脂は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体のいずれか1種または2種以上の混合物である請求項1に記載の難燃性粘着テープ。
- 前記ポリプロピレンは低結晶性ポリプロピレン、プロピレンエチレン共重合体は非晶性プロピレンエチレン共重合体である請求項1又は2に記載の難燃性粘着テープ。
- 前記金属水酸化物は、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのいずれか1種又は2種以上の混合物である請求項1,2又は3に記載の難燃性粘着テープ。
- 前記第1の層及び前記第2の層は、ヒンダートフェノール系酸化防止剤又はチオビスフェノール系酸化防止剤を1重量部配合したものである請求項1,2,3又は4に記載の難燃性粘着テープ。
- 前記第1の層と前記第2の層は、有機過酸化物又はアゾ化合物の架橋剤、架橋助剤を適量配合したものである請求項1,2,3,3,4又は5に記載の難燃性粘着テープ。
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