JP3755900B2 - 違法使用防止機能を備えた記録媒体およびその製造方法ならびにその製造装置 - Google Patents
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Description
本発明は、コンピュータソフトウェアが記録された記録媒体を複製し、この複製された記録媒体によってハードウェアにコピーすることを防止する機能いわゆる違法コピー防止機能や、複製された記録媒体に記録されているコンピュータソフトウェアの使用を防止する機能といった、違法使用防止機能を備えた記録媒体およびその製造方法ならびにその製造装置に関するものである。
技術背景
一般に、市販されているコンピュータソフトウェアは、記録媒体に記録されて販売され、その正規の記録媒体によってのみハードウェア(コンピュータ)へコピー(インストール)することが許可された形態で販売されているが、この記録媒体を複製して複数のハードウェアへインストールすることが可能であるのが実情である。
また、近年では、コンピュータソフトウェアの大容量化に伴い、このコンピュータソフトウェアをハードウェアへインストールすることなく、記録媒体から直接読み込んでコンピュータソフトウェアを起動することが行われているが、この場合においても、前記記録媒体を複製してコンピュータソフトウェアを多数のハードウェア上で起動することが可能である。
これらの行為は、コンピュータソフトウェアの違法使用であるが、この違法使用を防止するための対策としては、製品毎にシリアル番号を付しておき、インストール時、あるいは、コンピュータソフトウェアの起動時にこのシリアル番号の入力を義務づける方法が採られているが、このシリアル番号は、製品を購入したユーザ本人であれば知り得る情報であることから、製品を購入したユーザが、他のユーザへシリアル番号を知らせた場合、違法なインストールや複製された記録媒体でコンピュータソフトウェアを起動することを防止することはできない。
また、このような行為が違法であることを使用許諾書等によってユーザへ告知して、違法使用を防止するような対策も実施されているが、ユーザのモラルに頼らざるを得ず、実効性が期待できないのが実情である。
したがって、本発明は、複製された記録媒体によって、この記録媒体に記録されているコンピュータソフトウェアをインストールすること、あるいは、複製された記録媒体に記録されたコンピュータソフトウェアの起動を強制的に防止することのできる違法使用防止機能を備えた記録媒体およびその製造方法ならびにその製造装置を提供することを目的とするものである。
発明の開示
本発明は、コンピュータソフトウェアが記録された読み取り専用の第1の記録媒体と、書き込み可能な第2の記録媒体とを用い、前記第1の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号および第2の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号を読み取り、これらのボリュームシリアル番号を前記第2の記録媒体に読み取り可能なインストール情報番号としてそれぞれ記録し、これらの第1の記録媒体と第2の記録媒体とを一つのパッケージとすることを特徴とするものである。
ここで、ハードウェアの記録媒体に付されるボリュームシリアル番号は、そのフォーマット時において、フォーマット用のソフトウェアが記録媒体に無作為に自動的に割り当てるもので、たとえば9桁の数値で構成され、第1の記録媒体や第2の記録媒体を複製すると、複製された第1の記録媒体および第2の記録媒体には新たなボリュームシリアル番号が付されるが、複製された第2の記録媒体には、正規の第1の記録媒体のインストール情報番号、ならびに、第2の記録媒体のインストール情報番号が記録される。
そして、前述の方法により記録媒体を製造すると、第2の記録媒体に記録される2つの正規のインストール情報番号を、第1の記録媒体および第2の記録媒体に付されているボリュームシリアル番号とを一致させておくことができる。
したがって、これらのボリュームシリアル番号とインストール情報信号との比較を行い、これらが異なる場合に、第1の記録媒体あるいは第2の記録媒体が複製されていると判断でき、これに基づき違法なインストール、あるいは、違法なコンピュータソフトウェアの起動といった違法使用を防止することができる。
また、本発明は、コンピュータソフトウェアが記録される書き込み可能な記録媒体を製造する際に、この記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号を読み取り、このボリュームシリアル番号を、前記コンピュータソフトウェア中に読み取り可能なインストール情報番号として格納した後に、このコンピュータソフトウェアを記録媒体に記録することを特徴とするものである。
このような方法によって記録媒体を製造した場合においても、複製された書き込み可能な記録媒体による違法なインストール、あるいは、違法なコンピュータソフトウェアの起動といった違法使用を防止することができる。
さらに、本発明は、コンピュータソフトウェアが記録される読み取り専用の記録媒体を製造する際に、この記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号を読み取り、このボリュームシリアル番号を、前記コンピュータソフトウェア中に読み取り可能なインストール情報番号として格納した後に、このコンピュータソフトウェアを記録媒体に記録することを特徴とするものである。
このような方法によって記録媒体を製造した場合においても、複製された書き込み可能な記録媒体による違法なインストール、あるいは、違法なコンピュータソフトウェアの起動といった違法使用を防止することができる。
そして、本発明は、前記インストール情報番号を暗号化することにより、インストール情報番号の改竄をも防止して、一層違法使用防止効果を挙げることができる。
さらに、本発明の製造装置によれば、ボリュームシリアル番号の読み取りならびにインストール情報番号としての書き込みを確実かつ連続的に行って記録媒体を有効に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するためのシステム構成を示す概略図である。
第2図は、本発明の製造装置の一実施形態を示す概略図である。
第3図は、本発明の一実施形態における処理フロー図である。
第4図は、本発明の一実施形態を用いたコピー防止処理の処理フロー図である。
第5図は、本発明の第1の実施形態に用いられる記録媒体におけるボリュームシリアル番号およびインストール情報番号の記録状態を示す概略図である。
第6図は、本発明の第2の実施形態を説明するための記録媒体におけるボリュームシリアル番号およびインストール情報番号の記録状態を示す概略図である。
第7図は、本発明の一実施形態を用いたコピー防止処理の処理フロー図である。
第8図は、本発明の第3の実施形態を説明するための記録媒体におけるボリュームシリアル番号およびインストール情報番号の記録状態を示す概略図である。
第9図は、本発明の一実施形態を用いたコピー防止処理の処理フロー図である。
第10図は、本発明の一実施形態を用いたコピー防止処理の処理フロー図である。
第11図は、本発明の一実施形態を用いたコピー防止処理の処理フロー図である。
第12図は、本発明の製造装置の他の実施形態を示す概略図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説明するために、添付図面を参照してこれを説明する。
第1図および第2図は、本発明の第1の実施形態を実施するために用いられる製造装置の概略構成を示すもので、記録媒体の製造プログラムが記録されているハードウェアとしてのハードディスク(HD)2が装着されたコンピュータ1と、コンピュータソフトウェアが記録された読み取り専用の第1の記録媒体としてのCD−ROM(CD)3と、書き込み可能な第2の記録媒体としてのフロッピーディスク(FD)4と、前記CD3の読み取りを行うCD−ROMドライブ5と、FD4の読み書きを行うフロッピーディスクドライブ6が設けられている。
ここで、前記CD3およびFD4には、第1図(b)に示すように、そのフォーマット時において無作為に自動的に割り当てられるボリュームシリアル番号;VSN(CD1)およびボリュームシリアル番号;VSN(FD1)が付されている。
そして、前述したCD−ROMドライブ5やフロッピーディスクドライブ6等の読み取り装置あるいは書き込み装置として、磁気的あるいは光学的等、記録媒体の種類に応じて適宜選択することができる。
また、前記CD−ROMドライブ5には、図2に示すように、CD3を所定間隔をおいて搬送する搬送装置L1が設けられて、CD3をCD−ROMドライブ5へ1枚ずつ供給するとともに、処理後にCD−ROMドライブ5から排出されるCD3を後段の処理装置へ搬送するようになっている。
さらに、前記フロッピーディスクドライブ6には、FD4を所定間隔をおいて搬送する搬送装置L2が設けられて、FD4をフロッピーディスクドライブ6へ1枚ずつ供給するとともに、処理後にフロッピーディスクドライブ6から排出されるFD4を後段の処理装置へ搬送するようになっている。
そして、図2においては、理解を容易にするために、フロッピーディスクドライブ6を、読み取り部分(6a)と書き込み部分(6b)とに分けて示してある。
ついで、本発明の一実施形態に係わる記録媒体の製造方法について説明すれば、まず、CD−ROMドライブ5とフロッピーディスクドライブ6に、搬送装置L1・L2によって、それぞれCD3とFD4を搬入して製造プログラムを起動する。
この製造プログラムが起動されると、第3図に示すように、ステップS50において、CD3に付されているボリュームシリアル番号;VSN(CD1)が、CD−ROMドライブ6において読み取られた後に、つぎのステップS51において、このVSN(CD1)が、フロッピーディスクドライブ6の書き込み部6bにおいて、FD4に読み取り可能な情報としてのインストール情報番号;IIN(CD1)として記録され、ついで、ステップS52において、FD4に付されているボリュームシリアル番号;VSN(FD1)が、フロッピーディスクドライブ6の読み取り部6aにおいて読み取られた後に、つぎのステップS53において、このVSN(FD1)が、フロッピーディスクドライブ6の書き込み部6bにおいて、読み取り可能な情報としてのインストール情報番号;IIN(FD1)として記録されて処理を終了する。
このような処理がなされた後に、前記CD3およびFD4は、搬送装置L1・L2によって後段のパッケージ装置等へ搬送されて、これらが一組としてパッケージ化されて製品となされる。
ついで、このように製造された記録媒体によってなされるコピー防止処理について説明する。
ここで、図1に示したHD2には、そのフォーマット時に無作為に自動的に割り当てられるボリュームシリアル番号;VSN(HD1)が記録されていることを前提とする。
このボリュームシリアル番号;VSNは、通常9桁の10進数の数値で構成されており、同一のボリュームシリアル番号が割り当てられる確率は、9億9999万9999分の1である。
また、この数値に関して任意の演算を行うことにより暗号化することにより、さらに、前記確率を高めることができる。
ついで、このような主構成部材を用いて本発明の第1の実施形態について第4図の処理フロー図と第5図を参照して説明する。
まず、コンピュータソフトウェアをインストールしようとするコンピュータ1に、前述のようにして製造されたCD3とFD4を挿入し、たとえば、CD3に記録されているインストーラを立ち上げてインストールを開始する。
そして、このインストーラには、後述する違法使用防止を実施するためのプログラムが組み込まれており、このプログラムを前記CD3やFD4に記録しておくことも、また、書き込み可能なFD4に、インストール情報番号IIN(CD1)やIIN(FD1)とともに書き込むようにしても良い。
インストールが開始されると、FD4に保存されているHD2のインストール情報番号;IIN(HD1)を読み取り(ステップS1)、ついで、このIIN(HD1)が記録されているか否かを判断し(ステップS2)、IIN(HD1)が記録されていない場合には、第1回目のインストールであると判断されて、つぎのステップS3において、前記IIN(HD1)をFD4に記録した後に、HD2へのインストールを行った後に(ステップS4)、処理を終了する。
このように、正規のCD3およびFD4を用いて第1回目のインストールを行うと、第5図に示すように、インストールを行ったHD2のボリュームシリアル番号;VSN(HD1)が、インストール情報番号;IIN(HD1)としてFD4に記録される。
一方、前記ステップS2において、FD4にIIN(HD1)が記録されていると判断された場合には、1回目のインストールが何れかのハードウェアへ行われたと判断され、つぎのステップS5へ移行して、当該コンピュータ1のHD2のVSN(HD1)を読み取り、このHD2から読み取られたVSN(HD1)とFD4から読み取られたIIN(HD1)との比較を行い(ステップS6)、これらが等しいことを条件として、ステップS4へ移行してインストールを許可し、異なると判断された場合には、インストールが許可されたハードディスクではないと判断されて、インストールを拒否し(ステップS7)、処理を終了する。
すなわち、このような処理により、正規のCD3およびFD4を用いた最初のインストール時には、インストールする対象のコンピュータ1の選別は行われずに、インストールが行われ、1回のインストールが行われた後においては、最初にインストールしたコンピュータ1のみに再インストールが許可されることとなり、違法なコピーを防止することができる。
ついで、複製されたCD3を用いてインストールを行う場合についてのコピー防止処理を第6図および第7図を参照して説明する。
CD3を複製すると、正規のCD3に記録されている情報はすべて複製されたCD3へ複製されるが、この複製されたCD3には、第6図に示すように、正規のCD3とは異なるボリュームシリアル番号;VSN(CD2)が割り当てられている。
そこで、複製されたCD3と正規のFD4を用いてインストールを開始すると、まず、FD4に記録されているCD3の正規のIIN(CD1)を読み取り(ステップS10)、ついで、CD3のボリュームシリアル番号;VSN(CD)を読み取った後に(ステップS11)、これらのIIN(CD1)とVSN(CD)との比較を行う(ステップS12)。
そして、これらが等しい場合、すなわち、読み取られたVSN(CD)=正規のCD3のボリュームシリアル番号;VSN(CD1)=正規のインストール情報番号;IIN(CD1)となり、挿入されたCD3は正規のCDであると判断されて、つぎのステップS13へ移行してインストールを許可して処理を終了する。
一方、複製されたCD3であると、そのボリュームシリアル番号はVSN(CD2)として割り当てられていることから、ステップS12において、読み取られたVSN(CD)=VSN(CD2)≠正規のCD3ボリュームシリアル番号;VSN(CD1)=正規のインストール情報番号;IIN(CD1)、すなわち、読み取られたVSN(CD)=VSN(CD2)≠正規のIIN(CD1)と判断されるから、この挿入されたCD3が複製されたものと判断し(ステップS14)、インストールを拒否して処理を終了する。
このような処理により、複製されたCD3によるインストールを回避することができる。
さらに、第8図および第9図を参照して複製されたFD4を用いてインストールを行う場合についてのコピー防止処理について説明する。
FD4を複製すると、正規のFD4に記録されている情報はすべて複製されたFD4へ複製されるが、この複製されたFD4には、第8図に示すように、正規のFD4とは異なるボリュームシリアル番号;VSN(FD2)が割り当てられているが、このFD4には正規のFD4に記録されている正規のインストール情報番号;IIN(CD1)、および、IIN(FD1)が複製されている。
そこで、複製されたFD4と正規のCD1を用いてインストールを開始すると、まず、FD4に記録されているFD4の正規のIIN(FD1)を読み取り(ステップS20)、ついで、FD4のボリュームシリアル番号;VSN(FD)を読み取った後に(ステップS21)、これらのIIN(FD1)とVSN(FD)との比較を行う(ステップS22)。
そして、これらが等しい場合、すなわち、読み取られたVSN(FD)=正規のFD4のボリュームシリアル番号;VSN(FD1)=正規のインストール情報番号;IIN(FD1)となり、挿入されたFD4は正規のFDであると判断されて、つぎのステップS23へ移行してインストールを許可して処理を終了する。
一方、複製されたFD4であると、そのボリュームシリアル番号はVSN(FD2)として割り当てられていることから、ステップS22において、読み取られたVSN(FD)=VSN(FD2)≠正規のFD4のボリュームシリアル番号;VSN(FD1)=正規のインストール情報番号;IIN(FD1)、すなわち、読み取られたVSN(FD)=VSN(FD2)≠正規のIIN(FD1)と判断されるから、この挿入されたFD4が複製されたものと判断し(ステップS24)、インストールを拒否して処理を終了する。
このような処理により、複製されたFD4によるインストールを回避することができる。
そして、このような不正使用防止を行うためのプログラムは、インストール情報番号;IIN(FD1)とともにFD4へ書き込んでおけばよい。
このように、本実施形態の記録媒体によると、異なる複数のコンピュータ1へのインストールを防止することができるとともに、複製されたCD3やFD4を用いたインストールをも防止することができ、また、本実施形態の製造方法および製造装置によると、前記記録媒体を容易にかつ確実に得ることができる。
なお、前記各実施形態においては、異なる複数のコンピュータ1へのインストール防止、および、複製されたCD3やFD4を用いたインストール防止の各処理を別個に行うようにした例について示したが、第10図および第11図に示すように、これらを連続して行う処理も可能である。
この図において、ステップS30からステップS33までが、複製されたFDに対する処理であり、ステップS34からステップS37までが、複製されたCDに対する処理であり、さらに、ステップS38からステップS44までが、異なる複数のコンピュータ1へのインストール防止処理である。
このような処理とすることにより、一連の処理によってすべての形態の違法コピー対して対処することが可能となる。
そして、このような違法使用防止処理は、コンピュータソフトウェアを書き込み可能な単一の記録媒体に記録した形態である場合、たとえば、FD単体、あるいは、CDR単体についても同様に適用可能であることはもちろんである。
ここで、このような違法使用機能を備えた記録媒体の製造は、たとえば、第12図に示す装置を用いることによって可能である。
この装置は、書き込み可能な記録媒体としてFD4を例示したものであり、FD4を所定間隔をおいて搬送する搬送装置L2と、この搬送装置L2の途中に設けられ、FD4に記録されているボリュームシリアル番号;VSN(FD1)を読み取るフロッピーディスクドライブ6の読み取り部6aと、この読み取り部6aの後段に設けられ、この読み取り部6aにおいて読み取られた前記VSN(FD1)を、インストール情報番号;IIN(FD1)として書き込む書き込み部6bとを配置し、搬送されてくるFD4毎にボリュームシリアル番号;VSN(FD1)を読み取るとともに、このボリュームシリアル番号;VSN(FD1)を、このボリュームシリアル番号;VSN(FD1)が付与されているFD4に、このボリュームシリアル番号;VSN(FD1)をインストール情報番号;IIN(FD1)として書き込むものである。
そして、このようなインストール情報番号;IIN(FD1)をCPU7からの指令により不正防止処理を行うプログラム(インストーラ)とともにFD4へ記録しておく。
ここで、書き込み可能な記録媒体がCDRである場合には、VSN(FD1)がVSN(CD1)、また、INN(FD1)がINN(CD1)となる。
さらに、出荷後の書き込みが不可能な読み取り専用の記録媒体として使用されているCD−ROMにおいては、このCD−ROMの製造時、すなわち、コンピュータソフトウェアを書き込む際に、CD−ROMに固有に付されるボリュームシリアル番号を読み取った後に、このボリュームシリアル番号VSNを、インストール情報番号IINとしてコンピュータソフトウェア(違法使用防止プログラムを含む)とともに書き込んでおくことにより、インストール時に前記ボリュームシリアル番号とインストール情報番号との比較を行い、これらが異なる場合にインストールを防止することで、CD−ROM単体でも違法使用を防止することができる。
一方、前記各実施形態においては、違法コピーを防止するのに適用した例について示したが、コンピュータソフトウェアの起動時に、前記ボリュームシリアル番号とインストール情報番号との比較を行い、これらが異なる場合に、記録媒体が複製されていると判断されることから、この場合に、コンピュータソフトウェアの起動を規則して、違法使用を防止することも可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明によれば、コンピュータソフトウェアが記録された記録媒体の販売に当たり、これらの記録媒体を複製した場合におけるインストールを防止し、また、複製された記録媒体に記録されたコンピュータソフトウェアの起動を防止して、コンピュータソフトウェアの違法使用を確実に防止することができる記録媒体およびその製造方法ならびに製造装置を得ることができる。
Claims (2)
- コンピュータソフトウェアが記録された読み取り専用の第1の記録媒体と、書き込み可能な第2の記録媒体とが用いられ、
前記第1の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号および第2の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号が読み取られ、
これらのボリュームシリアル番号が前記第2の記録媒体に読み取り可能なインストール情報番号としてそれぞれ記録されるとともに、前記第1の記録媒体あるいは第2の記録媒体の何れか一方に、
インストール時に、
前記第2の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されている第2の記録媒体のインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールが防止され、
さらに、
前記第1の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されている第1の記録媒体のインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールが防止され、
さらに、
第2の記録媒体に、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号がない場合、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号が、前記第2の記録媒体に、ハードウェアの読み取り可能なインストール情報番号として記録され、
第2の記録媒体に、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号がある場合、前記ハードウェアの記録媒体のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されているハードウェアのインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールを防止する処理を行うプログラムが書き込まれ、
これらの第1の記録媒体と第2の記録媒体とが一つのパッケージとされることを特徴とする違法使用防止機能を備えた記録媒体の製造方法。 - コンピュータソフトウェアが記録された読み取り専用の第1の記録媒体と、書き込み可能な第2の記録媒体とが用いられ、
前記第1の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号および第2の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号が読み取られる読取手段と、
これらのボリュームシリアル番号が前記第2の記録媒体に読み取り可能なインストール情報番号としてそれぞれ記録されるとともに、前記第1の記録媒体あるいは第2の記録媒体の何れか一方に、インストール時に、
前記第2の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されている第2の記録媒体のインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールが防止され、
さらに、
前記第1の記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されている第1の記録媒体のインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールが防止され、
さらに、
第2の記録媒体に、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号がない場合、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号が、前記第2の記録媒体に、ハードウェアの読み取り可能なインストール情報番号として記録され、
第2の記録媒体に、ハードウェアの記録媒体に予め付されている固有のボリュームシリアル番号がある場合、前記ハードウェアの記録媒体のボリュームシリアル番号と、第2の記録媒体に記録されているハードウェアのインストール情報番号との比較が行われ、異なる場合にはインストールを防止する処理を行うプログラムを書き込み、インストールを防止する処理が行われるプログラムを書き込む書込手段と、
これらの第1の記録媒体と第2の記録媒体とが一つのパッケージとされることを特徴とする違法使用防止機能を備えた記録媒体の製造装置。
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