JP2001034539A - フロッピディスク、不正使用防止システム、防止方法及び媒体 - Google Patents

フロッピディスク、不正使用防止システム、防止方法及び媒体

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JP2001034539A
JP2001034539A JP11206964A JP20696499A JP2001034539A JP 2001034539 A JP2001034539 A JP 2001034539A JP 11206964 A JP11206964 A JP 11206964A JP 20696499 A JP20696499 A JP 20696499A JP 2001034539 A JP2001034539 A JP 2001034539A
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JP11206964A
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Shinichi Fujigasaki
伸一 藤ヶ崎
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規のユーザには容易に使用でき、かつ、不
正な使用を確実に防止することのできる不正使用防止シ
ステムを実現する。 【解決手段】 2つのデータの計算結果が正規フロッピ
ディスクのボリュームシリアル番号となるデータを、格
納部220及び230にも書込んでおく。格納部24
0、220及び230にそれぞれ書込まれているデータ
を、読みとり部140、110及び120でそれぞれ読
みとり、計算部130で計算し、比較部140によって
比較する。比較の結果、不一致であれば、その後のセッ
トアップ処理を中止する。また全セクタコピーを行う
と、ボリュームシリアル番号までもコピーされ、上記方
法では不正使用が防止できないので、この対策として破
損セクタ部210を作成しておく。こうすれば、全セク
タコピー処理自体を失敗させて不正コピーを不可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロッピディスク、
その不正使用防止システム及び不正使用防止方法並びに
不正使用防止プログラムを記録した記録媒体に関し、特
にWindows(米国Microsoft社の登録商
標)アプリケーションソフトウェアの不正使用の防止に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアプリケーションソフトウェア
(以下、アプリケーションと呼ぶ)がフロッピディスク
に書込まれている場合、その内容を他のフロッピディス
クにコピーすれば不正に使用することができる。この不
正使用を防止する方法が従来から考えられている。
【0003】従来のアプリケーションの不正使用防止方
法の一例が、特開平4−038523号公報に記載され
ている。この従来のアプリケーションの不正使用防止方
法においては、プログラム制御により動作するコンピュ
ータと、プログラム格納媒体と、プログラムの実行を許
可する情報を格納している媒体とが必要である。
【0004】この従来のアプリケーションの不正使用防
止方法はつぎのように動作する。すなわち、プログラム
の実行を許可する情報をプログラム格納媒体とは異なる
媒体で提供し、予めプログラムを実行させるハードウェ
アに格納し、プログラム実行時に実行許可情報を確認
し、許可されている場合だけ実行を継続する。また、実
行許可情報を一般には読むことができないハードウエア
の部分に格納する。さらに、実行許可情報を格納した媒
体が一定の許可回数読み出されたら、それ以後は実行許
可情報を読み出せないようにする。
【0005】以上により、プログラムをフロッピディス
クへ無断でコピーし、他のワークステーションで不正に
実行することを防止することができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、プログラムの実行を許可する情報を格納してい
る媒体の内容全てをコピー(ディスクコピー)すると、
不正使用が可能となってしまうという欠点がある。さら
に、プログラムの実行を許可する情報を格納している媒
体がROM(Read Only Memory)カセ
ット等の容易にコピーすることのできない特別な媒体と
する方式であった場合、アプリケーションのインストー
ル時にその特別な媒体を使用するための装置が必要とな
ってしまうという欠点もある。
【0007】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は正規のユーザ
には容易に使用でき、かつ、不正な使用を確実に防止す
ることのできるフロッピディスク、その不正使用防止シ
ステム及び不正使用防止方法並びに不正使用防止プログ
ラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による不正使用防
止システムは、フロッピディスクのフォーマット時に識
別データを該フロッピディスクのユーザが変更できない
第1の領域に書込む手段と、所定計算式による計算を行
った結果前記識別データと同一となるデータを前記フロ
ッピディスクのユーザが読出せる第2の領域及び第3の
領域に書込む手段とを含み、前記第1の領域に書込まれ
ているデータと前記第2の領域及び前記第3の領域にそ
れぞれ書込まれているデータについて前記計算式による
計算を行った結果とが一致した場合にのみ前記フロッピ
ディスクに書込まれている内容の使用を許可するように
したことを特徴とする。また、前記識別データは、フロ
ッピディスクのフォーマット時にユニークに作成される
ボリュームシリアル番号であることを特徴とする。
【0009】本発明によるフロッピディスクは、フォー
マット時に識別データが書込まれかつユーザが変更でき
ない第1の領域と、所定計算式による計算を行った結果
前記識別データと同一となるデータが書込まれかつユー
ザが読出せる第2の領域及び第3の領域とを含むことを
特徴とする。また、前記識別データは、フロッピディス
クのフォーマット時にユニークに作成されるボリューム
シリアル番号であることを特徴とする。そして、フロッ
ピディスクの前記第1の領域に書込まれているデータと
前記第2の領域及び前記第3の領域にそれぞれ書込まれ
ているデータについて前記所定計算式による計算を行っ
た結果とが一致した場合にのみ該フロッピディスクに書
込まれている内容の使用を許可するようにして不正使用
を防止する。
【0010】本発明による他のフロッピディスクは、フ
ロッピディスクの全てのセクタが正常である場合にのみ
該フロッピディスクに書込まれている内容全てを他のフ
ロッピディスクにコピーする処理を行うコンピュータシ
ステムにおいて使用されるフロッピディスクであって、
コピープロテクト用の破損セクタが書込まれてなること
を特徴とする。
【0011】本発明による不正使用防止方法は、フロッ
ピディスクのフォーマット時に識別データを該フロッピ
ディスクのユーザが変更できない第1の領域に書込むス
テップと、所定計算式による計算を行った結果が前記識
別データと同一となる2つのデータを前記フロッピディ
スクのユーザが読出せる第2の領域及び第3の領域に書
込むステップとを含み、前記第1の領域に書込まれてい
るデータと前記第2の領域及び第3の領域にそれぞれ書
込まれているデータについて前記所定計算式による計算
を行った結果とが一致した場合にのみ前記フロッピディ
スクに書込まれている内容の使用を許可するようにした
ことを特徴とする。そして、前記識別データは、フロッ
ピディスクのフォーマット時にユニークに作成されるボ
リュームシリアル番号であることを特徴とする。
【0012】また、本発明による不正使用防止方法は、
フロッピディスクの全てのセクタが正常である場合にの
み該フロッピディスクに書込まれている内容全てを他の
フロッピディスクにコピーする処理を行うコンピュータ
システムにおいて前記フロッピディスクに書込まれてい
る内容の不正な使用を防止する不正使用防止方法であっ
て、前記フロッピディスクのフォーマットを行うステッ
プと、この後前記フロッピディスクにコピープロテクト
用の破損セクタを書込むステップとを含むことを特徴と
する。
【0013】本発明による不正使用防止プログラムを記
録した記録媒体は、コンピュータによってフロッピディ
スクの不正使用を防止する不正使用防止プログラムを記
録した記録媒体であって、該プログラムは、フロッピデ
ィスクのフォーマット時に識別データを該フロッピディ
スクのユーザが変更できない第1の領域に書込むステッ
プと、所定計算式による計算を行った結果が前記識別デ
ータと同一となる2つのデータを前記フロッピディスク
のユーザが読出せる第2の領域及び第3の領域に書込む
ステップとを含み、前記第1の領域に書込まれているデ
ータと前記第2の領域及び第3の領域にそれぞれ書込ま
れているデータについて前記所定計算式による計算を行
った結果とが一致した場合にのみ前記フロッピディスク
に書込まれている内容の使用を許可するようにしたこと
を特徴とする。
【0014】本発明による他の不正使用防止プログラム
を記録した記録媒体は、フロッピディスクの全てのセク
タが正常である場合にのみ該フロッピディスクに書込ま
れている内容全てを他のフロッピディスクにコピーする
処理を行うコンピュータシステムにおいて前記フロッピ
ディスクに書込まれている内容の不正な使用を防止する
不正使用防止プログラムを記録した記録媒体であって、
該プログラムは、前記フロッピディスクのフォーマット
を行うステップと、この後前記フロッピディスクにコピ
ープロテクト用の破損セクタを書込むステップとを含む
ことを特徴とする。
【0015】要するに、アプリケーションの不正使用を
防止するため、正規のフロッピディスクのボリュームシ
リアル番号をファイルデータとしてフロッピディスクに
所持しておく。こうすることにより、たとえフロッピデ
ィスクの全ファイルを別フロッピディスクに複製された
としても、コピー先のボリュームシリアル番号とファイ
ルデータとしてもっている所定計算式による計算の結果
ボリュームシリアル番号となる異なる2つのデータとを
比較することでそのフロッピディスクが不正にコピーさ
れたものかどうか判別でき、その後のアプリケーション
セットアップ処理を中止するように動作する。
【0016】また、正規のフロッピディスクのデータ空
白領域に、故意に破損セクタを存在させておく。こうす
ることにより、フロッピディスクのセクタ全て、つまり
ボリュームシリアル番号までもコピーしようとしても、
破損セクタの影響でコピー処理自体が失敗するように動
作する。
【0017】このように、不正コピーしたフロッピディ
スクと正規のフロッピディスクとの判別を行い、その判
別結果によってその後のアプリケーションのセットアッ
プ処理を中止させるか、不正コピー自体を失敗させるの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明の実施の一形態
による不正使用防止システムは、プログラム制御により
動作するデータ処理装置100と、フロッピディスク2
00とから構成されている。データ処理装置100は、
具体的には、コンピュータ、中央処理装置、プロセッサ
等である。
【0020】データ処理装置100は、データファイル
A読みとり部110と、データファイルB読みとり部1
20と、データファイル計算部130と、ボリュームシ
リアル番号読みとり部140と、ボリュームシリアル番
号比較部150と、アプリケーションセットアップ部1
60とを有している。
【0021】フロッピディスク200は、破損セクタ部
210と、データファイルA格納部220と、データフ
ァイルB格納部230と、ボリュームシリアル番号格納
部240とを有している。
【0022】ボリュームシリアル番号格納部240は、
フロッピディスク200の、ユーザが通常変更できない
領域に存在する。この格納部240には、フロッピディ
スク200自体のフォーマット時に、ボリュームシリア
ル番号が書込まれている。このボリュームシリアル番号
は、フロッピディスクのフォーマット時にユニークに作
成され、そのフロッピディスクの識別データとしても機
能する。
【0023】データファイルA格納部220は、フロッ
ピディスク200の、ユーザが通常読出せる領域に存在
する。この格納部220には、データファイルB格納部
230に書込まれたデータとの計算結果が上述したボリ
ュームシリアル番号と同一となるデータが書込まれるも
のとする。
【0024】データファイルB格納部230は、フロッ
ピディスク200の、ユーザが通常読出せる領域に存在
する。この格納部230には、データファイルA格納部
220に書込まれたデータとの計算結果が上述したボリ
ュームシリアル番号と同一となるデータが書込まれるも
のとする。
【0025】したがって、フロッピディスク200が正
規のもの(不正コピーしたものでないもの)である限
り、格納部240と格納部220及び230の計算結果
とは、同一のボリュームシリアル番号となる。逆に、フ
ロッピディスク200が不正コピーしたものである場合
には、格納部240のボリュームシリアル番号と格納部
220及び230の計算結果とは、別々の値となり、両
者のデータは一致しないことになる。なお、格納部22
0及び230へのデータの書込みは、フロッピディスク
のフォーマット終了直後に行っても良いし、アプリケー
ションや他のデータを書込む際に行っても良い。
【0026】つまり、本システムにおいては、図2に示
されているような不正使用防止方法が実行されているこ
とになる。すなわち、同図に示されているように、まず
フロッピディスクをフォーマットし、ユーザが通常変更
できない領域にボリュームシリアル番号を書込む(ステ
ップS21)。次に、異なる2つのデータについての計
算結果がボリュームシリアル番号と同一になるデータを
ファイルデータとして、フロッピディスクのユーザが通
常読出せる領域に書込む(ステップS22)。このよう
な書込みをフロッピディスクに対して行っておくことに
より、ボリュームシリアル番号の一致を確認すれば、フ
ロッピディスクが正規のものかどうかを判定することが
できるのである。
【0027】図1に戻り、破損セクタ部210は、フロ
ッピディスク200の、ユーザが通常読出せる領域に存
在する。この破損セクタ部210は、フロッピディスク
200の、磁気媒体の表面を物理的に傷つけることによ
って作成するか、アセンブラレベルの命令を実行しセク
タをまたいで書込みを行うことによって作成すれば良
い。この破損セクタ部210が存在することにより、そ
のフロッピディスクに書込まれている内容全てを他のフ
ロッピディスクにコピーする処理を防ぐことができる。
代表的なオペレーションシステムであるWindows
においては、フロッピディスクの全てのセクタが正常で
ある場合にのみ、ディスクコピー処理(フロッピディス
クに書込まれている内容全てを他のフロッピディスクに
コピーする処理)を行うようになっているからである。
【0028】つまり、本システムにおいては、図2に示
されているような不正使用防止方法が実行されているこ
とになる。すなわち、同図に示されているように、まず
フロッピディスクをフォーマットする(ステップS3
1)。次に、破損セクタを作成する(ステップS3
2)。このような処理をフロッピディスクに対して行っ
ておくことにより、上述したディスクコピー処理を阻止
し、フロッピディスクに書込まれている内容の不正使用
を防止することができるのである。
【0029】図1に戻り、これらの各部はそれぞれ概略
次のように動作する。まず、データファイルA読みとり
部110は、アプリケーションセットアップ時に、フロ
ッピディスク中に記録されている、データファイルBの
データとの計算の結果ボリュームシリアル番号となるデ
ータを、それが記録してあるファイルから読み込む。次
に、データファイルB読みとり部120は、アプリケー
ションセットアップ時に、フロッピディスク中に記録さ
れている、データファイルAのデータとの計算の結果ボ
リュームシリアル番号となるデータを、それが記録して
あるファイルから読み込む。
【0030】また、ボリュームシリアル番号読みとり部
140は、アプリケーションセットアップ時にフロッピ
ディスクのボリュームシリアル番号を読みとる。データ
ファイル計算部130は、データファイルAとデータフ
ァイルBとの計算を行う。この場合、排他的論理和計算
を行うことによってボリュームシリアル番号となるよう
に、データファイルA及びデータファイルBの値が予め
定められていれば、その排他的論理和計算を行う。この
他、種々の計算式を用いることができ、排他的論理和に
限定されるものではない。
【0031】ボリュームシリアル番号比較部150は、
アプリケーションセットアップ時に、データファイルA
読みとり部110とデータファイルB読みとり部120
との計算結果と、ボリュームシリアル番号読みとり部1
40において読みとったボリュームシリアル番号とを比
較し、それらが一致するかどうか判断する。アプリケー
ションセットアップ部160は、両者が一致すると比較
部150が判断した場合に限り、アプリケーションのセ
ットアップを開始する。
【0032】次に、図4のフローチャートを参照して本
システム全体の動作について詳細に説明する。
【0033】まず、フロッピディスク中のデータファイ
ルAを読みとる(ステップA1)。次に、データファイ
ルBを読みとる(ステップA2)。そして、フロッピデ
ィスクのボリュームシリアル番号を読みとる(ステップ
A3)。
【0034】次に、ステップA1、ステップA2でそれ
ぞれ読みとったデータ同士を計算する(ステップA
4)。そして、ステップA4の計算結果と、ステップA
3で読みとったデータとを比較する(ステップA5)。
【0035】この比較の結果、両データが一致した場
合、そのフロッピディスクは正規のフロッピディスクで
あるものと判断し(ステップA5→A6)、その後のア
プリケーションセットアップ処理を実行する(ステップ
A7)。一方、データが一致しなければ、不正コピーフ
ロッピディスクと判断し(ステップA5→A8)、その
後のアプリケーションセットアップ処理を中止する(ス
テップA9)。
【0036】以上のように、本システムによれば、破損
セクタとボリュームシリアル番号格納ファイルのみでコ
ピー不可能にできるよう構成されているため、従来の技
術の様にアプリケーション格納媒体とは別の特別な媒体
を使用しなくてもアプリケーションの不正使用防止が行
えるのである。
【0037】
【実施例】次に、具体的な実施例を用いて本システムの
動作を説明する。
【0038】図5に示されているように、例えば、正規
フロッピディスクのデータファイルA中のデータが“8
9F9394C”という値、データファイルB中のデー
タが“ABCDCDEF”という値、フロッピディスク
のボリュームシリアル番号が“2234−F4A3”で
あった場合を考える。この場合、予めフォーマットして
あるフロッピディスクに、ファイル指定による不正コピ
ー、すなわちファイル単位でのコピーを行ったとして
も、フロッピディスクのボリュームシリアル番号が正規
のものと異なることになる。
【0039】例えば、フロッピディスクのボリュームシ
リアル番号が“23B4−AA5F”等である場合、デ
ータファイルA中の“89F9394C”とデータファ
イルB中“ABCDCDEF”との計算結果とは一致し
ない。したがって、この場合には、このフロッピディス
クが不正なコピーを行ったものであると判別でき、その
後のアプリケーションセットアップ処理を中止する。こ
れにより、アプリケーションの不正使用を有効に防止で
きるのである。
【0040】これに対し、正規フロッピディスクを使用
する場合には、データファイルA中のデータとデータフ
ァイルB中のデータとの計算結果と、ボリュームシリア
ル番号とが一致し、その後のアプリケーションセットア
ップ処理を開始できるのである。
【0041】また、図6に示されているように、正規フ
ロッピディスクからディスクコピー命令で他のフロッピ
ディスクに全セクタコピーする場合を考える。この場合
には、正規フロッピディスク中に予め意図的に設定した
破損セクタによってコピー処理自体が失敗することにな
る。これにより、アプリケーションの不正使用を未然に
防止できるのである。
【0042】なお、以上説明した図2〜図4の各処理を
実現するためのプログラムを記録した記録媒体を用意
し、これを用いて図1の各部を制御すれば、上述と同様
に不正使用を防止できることは明白である。この記録媒
体には、図1中に示されていない半導体メモリ、磁気デ
ィスク装置の他、種々の記録媒体を用いることができ
る。
【0043】また、同記録媒体に記録されているプログ
ラムによってコンピュータを制御すれば、上述と同様に
不正使用を防止できることは明白である。この記録媒体
には、半導体メモリ、磁気ディスク装置の他、種々の記
録媒体を用いることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フロッピ
ディスクのボリュームシリアル番号と2つのデータファ
イル中のデータによる計算結果との照合により不正コピ
ーが行われたかどうかが判別でき、その判別結果によっ
てその後のアプリケーションセットアップ処理を中止す
ることにより、アプリケーションの不正使用を有効に防
止できるという効果がある。
【0045】また、予め意図的に設定した破損セクタを
フロッピディスクに書込んでおくことにより、たとえ全
セクタをコピーしようとしてもコピー処理自体が失敗す
るため不正使用、不正複写を防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフロッピディスクの不正使用防止
システムの実施の一形態の構成を示す示すブロック図で
ある。
【図2】図1の不正使用防止システムにおける不正使用
防止方法の手順を示す流れ図である。
【図3】図1の不正使用防止システムにおける他の不正
使用防止方法の手順を示す流れ図である。
【図4】図1のシステムの動作を示す流れ図である。
【図5】図1のシステムの動作の具体例を示す図であ
る。
【図6】図1のシステムの動作の他の具体例を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 データ処理装置 110 データファイルA読みとり部 120 データファイルB読みとり部 130 データファイル計算部 140 ボリュームシリアル番号読みとり部 150 ボリュームシリアル番号比較部 160 アプリケーションセットアップ部 200 フロッピディスク 210 破損セクタ部 220 データファイルA格納部 230 データファイルB格納部 230 ボリュームシリアル番号格納部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピディスクのフォーマット時に識
    別データを該フロッピディスクのユーザが変更できない
    第1の領域に書込む手段と、所定計算式による計算を行
    った結果前記識別データと同一となるデータを前記フロ
    ッピディスクのユーザが読出せる第2の領域及び第3の
    領域に書込む手段とを含み、前記第1の領域に書込まれ
    ているデータと前記第2の領域及び前記第3の領域にそ
    れぞれ書込まれているデータについて前記計算式による
    計算を行った結果とが一致した場合にのみ前記フロッピ
    ディスクに書込まれている内容の使用を許可するように
    したことを特徴とする不正使用防止システム。
  2. 【請求項2】 前記識別データは、フロッピディスクの
    フォーマット時にユニークに作成されるボリュームシリ
    アル番号であることを特徴とする請求項1記載の不正使
    用防止システム。
  3. 【請求項3】 フォーマット時に識別データが書込まれ
    かつユーザが変更できない第1の領域と、所定計算式に
    よる計算を行った結果前記識別データと同一となるデー
    タが書込まれかつユーザが読出せる第2の領域及び第3
    の領域とを含むことを特徴とするフロッピディスク。
  4. 【請求項4】 前記識別データは、フロッピディスクの
    フォーマット時にユニークに作成されるボリュームシリ
    アル番号であることを特徴とする請求項3記載のフロッ
    ピディスク。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4のフロッピディスクの前
    記第1の領域に書込まれているデータと前記第2の領域
    及び前記第3の領域にそれぞれ書込まれているデータに
    ついて前記所定計算式による計算を行った結果とが一致
    した場合にのみ該フロッピディスクに書込まれている内
    容の使用を許可するようにしたことを特徴とする不正使
    用防止システム。
  6. 【請求項6】 フロッピディスクの全てのセクタが正常
    である場合にのみ該フロッピディスクに書込まれている
    内容全てを他のフロッピディスクにコピーする処理を行
    うコンピュータシステムにおいて使用されるフロッピデ
    ィスクであって、コピープロテクト用の破損セクタが書
    込まれてなることを特徴とするフロッピディスク。
  7. 【請求項7】 フロッピディスクのフォーマット時に識
    別データを該フロッピディスクのユーザが変更できない
    第1の領域に書込むステップと、所定計算式による計算
    を行った結果が前記識別データと同一となる2つのデー
    タを前記フロッピディスクのユーザが読出せる第2の領
    域及び第3の領域に書込むステップとを含み、前記第1
    の領域に書込まれているデータと前記第2の領域及び第
    3の領域にそれぞれ書込まれているデータについて前記
    所定計算式による計算を行った結果とが一致した場合に
    のみ前記フロッピディスクに書込まれている内容の使用
    を許可するようにしたことを特徴とする不正使用防止方
    法。
  8. 【請求項8】 前記識別データは、フロッピディスクの
    フォーマット時にユニークに作成されるボリュームシリ
    アル番号であることを特徴とする請求項7記載の不正使
    用防止方法。
  9. 【請求項9】 フロッピディスクの全てのセクタが正常
    である場合にのみ該フロッピディスクに書込まれている
    内容全てを他のフロッピディスクにコピーする処理を行
    うコンピュータシステムにおいて前記フロッピディスク
    に書込まれている内容の不正な使用を防止する不正使用
    防止方法であって、前記フロッピディスクのフォーマッ
    トを行うステップと、この後前記フロッピディスクにコ
    ピープロテクト用の破損セクタを書込むステップとを含
    むことを特徴とする不正使用防止方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータによってフロッピディス
    クの不正使用を防止する不正使用防止プログラムを記録
    した記録媒体であって、該プログラムは、フロッピディ
    スクのフォーマット時に識別データを該フロッピディス
    クのユーザが変更できない第1の領域に書込むステップ
    と、所定計算式による計算を行った結果が前記識別デー
    タと同一となる2つのデータを前記フロッピディスクの
    ユーザが読出せる第2の領域及び第3の領域に書込むス
    テップとを含み、前記第1の領域に書込まれているデー
    タと前記第2の領域及び第3の領域にそれぞれ書込まれ
    ているデータについて前記所定計算式による計算を行っ
    た結果とが一致した場合にのみ前記フロッピディスクに
    書込まれている内容の使用を許可するようにしたことを
    特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 フロッピディスクの全てのセクタが正
    常である場合にのみ該フロッピディスクに書込まれてい
    る内容全てを他のフロッピディスクにコピーする処理を
    行うコンピュータシステムにおいて前記フロッピディス
    クに書込まれている内容の不正な使用を防止する不正使
    用防止プログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
    グラムは、前記フロッピディスクのフォーマットを行う
    ステップと、この後前記フロッピディスクにコピープロ
    テクト用の破損セクタを書込むステップとを含むことを
    特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020087186A (ko) * 2001-05-14 2002-11-22 (주)올앤탑 복제 방지용 플로피디스켓
KR20040024946A (ko) * 2002-09-18 2004-03-24 에스비에스골프닷컴 주식회사 공개키 기반 구조에서 비밀키 관리 방법

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