JP3755104B2 - 粉粒体連続定量供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所要の分散幅に対して粉粒体を連続的に定量かつ均等に分散し供給排出することができる粉粒体連続定量供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、粉粒体の供給装置として、ゲートフィーダ、スクリューフィーダ、振動フィーダ、ロールフィーダ等が知られている。
【0003】
本出願人は、先に粉体の定量供給機において、排出ゲートからの粉体排出料の計量精度を高めることができる装置として、上部貯粉室から下部定量筒へ粉体を降下させる調圧供給筒の下端に形成された傾斜面開口を、前記定量筒内で回転する羽根による粉体の流動方向に逆らうように向かい合わせ、上部貯粉室から降下する粉体と下部定量筒内で回転流動する粉体の衝突的平衡作用によって、下部定量筒内の粉面を一定に保ち、粉体の定量筒内の底面圧を一定にするように構成し、これにより精密定量供給を可能にした粉体定量供給装置を開発し、特許を受けた(特公昭52−1793号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、今日における各種の産業分野において、取り扱う粉粒体の種類は益々増大する傾向にあり、従ってこれらの粉粒体を定量供給するための粉粒体定量供給装置の需要についても増加する傾向にある。また、この種の粉粒体定量供給装置においては、取り扱う粉粒体の性状、特に微粉体や超微粉体等の場合においては、流動性、凝集性、摩耗性等の性状にそれぞれ変化があるため、これらの各種の性状変化を有する粉粒体の定量供給に対しても、全て適正に対応し得る汎用性を備えた粉粒体定量供給装置が要求される。
【0005】
今日において、例えば電池電極基板等に好適に用いられる金属シートの需要が増大している。この種の金属シートの製造に際しては、金属粉末より多孔質の金属シートを形成し、これを圧延し、焼結したものを電極基板等として、それぞれの用途に適するように加工される。
【0006】
特に、電池の電極基板としては、板厚を薄くして電池ケース内への収容量を増大させ、電池性能を向上させることが要求されている。しかしながら、従来の金属粉末より多孔質の金属シートを製造する方法では、金属シートの幅方向に粉末を均等に分散供給することが困難であり、前述した要求を十分に満足することができる金属シートの製造は困難であった。
【0007】
そこで、本発明者は、鋭意検討並びに試作を重ねた結果、粉粒体を容積式または重量式により計量し、得られた定量粉粒体を連続式または回分式により排出するように構成した定量供給手段を設け、この定量供給手段に対し順次排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に前記シュートの振動により転動する転動部材を収納してなる振動分散シュート手段を設けることにより、粉粒体を前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して均等に分散し供給排出することができ、従来困難とされた薄厚の多孔質からなる金属シートの製造を可能とすることができることを突き止めた。
【0008】
この場合、前記定量供給手段としては、粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した連続定量供給手段を好適に使用することができることを突き止めた。
【0009】
また、前記メッシュ体の内部に収納して前記シュートの振動により転動する転動部材としては、複数の球状体、または複数の平行する丸棒ないし多角形棒からなる棒状体であって、それぞれ相互に接触回転するように構成配置したものが好適であり、特に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して相互に接触回転するように構成配置すれば極めて好適であることを突き止めた。すなわち、この種の転動部材は、シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体の内部において、前記シュートの側面部に付設された振動起生手段によって生じる振動により、相互に接触しながら回転することにより、シュートの下端開口部における粉粒体のブロック現象を有効に防止すると共に、前記メッシュ体による分級効果によって、粉粒体の分散幅方向への定量かつ円滑な分散を達成することができることが確認された。
【0010】
従って、本発明の目的は、あらゆる性状の粉粒体に対し、所要の幅方向に対して粉粒体を連続的に定量かつ均等に分散供給することができ、特に薄厚の金属シート等の成形を適正かつ容易に実施することができる粉粒体連続定量供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の粉粒体連続定量供給装置は、粉粒体を容積式または重量式により計量し、得られた定量粉粒体を連続式または回分式により排出するように構成した定量供給手段を設け、前記定量供給手段に対し順次排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段を設けてなる粉粒体連続定量供給装置において
前記振動分散シュート手段は、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に記載の粉粒体連続定量供給装置は、粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段と、前記定量供給手段に対し連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段を設けてなる粉粒体連続定量供給装置において
前記振動分散シュート手段は、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に記載の粉粒体連続定量供給装置は粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段と
前記定量供給手段に対し連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段と
前記振動分散シュート手段より所要の分散幅で供給排出される粉粒体をさらに集約するために、前記振動分散シュート手段の下部に設けた集約振動シュート手段と
前記集約振動シュート手段より所要の集約された分散幅で供給排出される粉粒体を連続的に圧延加工するために、前記集約振動シュート手段の下方に設けた圧延ロールとを具備することを特徴とする
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る粉粒体連続定量供給装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0021】
図1および図2は、本発明に係る粉粒体連続定量供給装置の一実施例を示すものである。すなわち、図1および図2において、参照符号10は、粉粒体を定容積計量により連続的に定量供給排出することができる定量供給手段を示し、また参照符号12は、前記定量供給手段10により定量排出される粉粒体を所要の幅で均等に分散させながら供給排出することができる振動分散シュート手段を示す。
なお、図1において参照符号11は、前記定量供給手段10を駆動するための駆動手段を示すものである。
【0022】
しかるに、前記定量供給手段10は、図3の(a)、(b)、(c)にそれぞれ詳細に示すように、粉粒体を貯留する上部貯留室14と粉粒体を定量に保持する下部定量室16とを同心的に配置し、上部貯留室14と下部定量室16とを適宜開孔18aを設けた調圧板18を介して連通すると共に、この調圧板18を貫通する中心軸20上において前記上部貯留室14側には攪拌翼22を回転自在に配設し、前記下部定量室16には攪拌体24を回転自在に配設し、前記下部定量室16の底部に所定密度の粉粒体を供給して、この粉粒体を前記下部定量室16の底部に設けた排出ゲート26より連続的に定量排出するように構成されている。
【0023】
また、前記振動分散シュート手段12は、図4および図5に拡大して示すように、前記定量供給手段10の排出ゲート26に対し、連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュート28を配置し、前記シュート28の一側面部に振動起生手段30を付設し、前記シュート28の下端開口部32を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュート28の下端開口部32に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体34を設け、さらに前記メッシュ体34の内部に前記シュート28の振動により転動する転動部材36を収納して、粉粒体を前記シュート28の下端開口部32の寸法規定された分散幅に対して均等に分散供給するように構成されている。
【0024】
なお、前記振動分散シュート手段12におけるシュート28の一側面部に付設する振動起生手段30としては、電磁式、流体圧式または機械式により振動を発生するバイブレータを好適に使用することができる。
【0025】
また、本実施例における粉粒体連続定量供給装置において、前記振動分散シュート手段12の下端開口部32に設けるメッシュ体34は、図6の(a)、(b)に示すように、断面湾曲状に突出すると共に、前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在し、適宜粉粒体の粒度に適合するようにメッシュ寸法を設定した網目体もしくは多孔板によって構成することができる。
【0026】
さらに、本実施例における粉粒体連続定量供給装置において、前記振動分散シュート手段12における前記メッシュ体34の内部に収納して、前記シュート28の振動により転動する転動部材36としては、図7の(a)、(b)、(c)にそれぞれ示すように、複数の球状体36A、36A、…からなり相互に回転接触するように構成配置したもの〔図7の(a)参照〕、または複数の平行する丸棒ないし多角形棒からなる棒状体36B、36Bからなり相互に回転接触するように構成配置したもの〔図7の(b)参照〕が好適である。特に、棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施した複数の平行する棒状体36Cを相互に回転接触するように構成配置したもの〔図7の(c)参照〕とすれば、極めて好適であることが確認された。
【0027】
このように構成された、本実施例における粉粒体連続定量供給装置においては、前記定量供給手段10より連続的に定量供給される粉粒体を、前記振動分散シュート手段12を介して、この振動分散シュート手段12のシュート28の下端開口部32に設けたメッシュ体34より、その寸法規定された分散幅に対して、粉粒体を連続的に定量かつ均等に分散しながら、円滑に供給排出することができる。
【0028】
なお、本発明における粉粒体連続定量供給装置においては、図4および図5に示すように、前記振動分散シュート手段12の下部に、さらに粉粒体を集約するための集約振動シュート38を設けた構成とすることができる。この場合、前記集約振動シュート38の上端部を前記振動分散シュート手段12のシュート28の下端部に固定すると共に、前記集約振動シュート38の一側部に適宜振動共振部材39を設けることにより、前記振動分散シュート手段12より供給排出される粉粒体を、所要の供給対象物に対して円滑に移送排出することができる。
【0029】
また、本発明における粉粒体連続定量供給装置においては、図1に示すように、前記振動分散シュート手段12ないしは集約振動シュート38の下方に、前記振動分散シュート手段12より所要の分散幅で供給排出される粉粒体を、連続的に圧延加工するための圧延ロール40、40を設けた構成とすることができる。このように構成することにより、粉粒体のシート形成のための連続的な粉粒体定量供給を円滑に達成することができる。
【0030】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば粉粒体の定量供給手段として、前述した容積式に変えて重量式としたり、あるいは連続式に変えて回分式とした定量供給手段を適宜採用することも可能であり、その他本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更が可能である。
【0031】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る粉粒体連続定量供給装置は、粉粒体を容積式または重量式により計量し、得られた定量粉粒体を連続式または回分式により排出するように構成した定量供給手段を設け、前記定量供給手段に対し順次排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に前記シュートの振動により転動する転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段を設けたことにより、あらゆる性状の粉粒体に対し、所要の幅方向に対して粉粒体を常に定量かつ均等に分散供給し、特に薄厚の金属シート等の成形を適正かつ容易に実施することができる。
【0032】
また、本発明において、前記粉粒体の定量供給手段として、粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段を設けることにより、本発明に係る粉粒体連続定量供給装置としての粉粒体の連続的な定量供給を容易に実現することができる。
【0033】
特に、本発明の粉粒体連続定量供給装置において、メッシュ体の内部に収納して前記シュートの振動により転動する転動部材としては、複数の球状体、または複数の平行する丸棒ないし多角形棒からなる棒状体をそれぞれ相互に接触回転するように構成配置することが好適であり、特に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して相互に接触回転するように構成配置することにより、所要の幅方向に対する粉粒体の定量かつ均等な分散供給を、極めて円滑に達成することができる。
【0034】
なお、本発明の粉粒体連続定量供給装置において、振動分散シュート手段の下部に、さらに粉粒体を集約するための集約振動シュートを設けると共に、この集約振動シュートの下方に、前記振動分散シュート手段より所要の分散幅で供給排出される粉粒体を、連続的に圧延加工するための圧延ロール40、40を設けた構成とすることにより、粉粒体のシート形成のための連続的な粉粒体定量供給を円滑に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体連続定量供給装置の一実施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1に示す粉粒体連続定量供給装置の正面図である。
【図3】図1における粉粒体連続定量供給装置の連続定量供給手段の構成例を示すものであって、(a)は要部断面側面図。(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。
【図4】図1における粉粒体連続定量供給装置の振動分散シュート手段の構成例を示す要部断面側面図である。
【図5】図4に示す粉粒体連続定量供給装置の振動分散シュート手段の要部断面正面図である。
【図6】図1および図4に示す粉粒体連続定量供給装置のメッシュ体の構成例をそれぞれ示すものであって、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図7】図1および図4に示す粉粒体連続定量供給装置のメッシュ体に収納配置する転動部材の構成例をそれぞれ示すものであって、(a)は球状体を示す概略説明図、(b)は棒状体を示す概略説明図、(c)は表面に雄ねじ加工を施した棒状体を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 定量供給手段
11 駆動手段
12 振動分散シュート手段
14 上部貯留室
16 下部定量室
18 調圧板
18a 開孔
20 中心軸
22 攪拌翼
24 攪拌体
26 排出ゲート
28 シュート
30 振動起生手段
32 下端開口部
34 メッシュ体
36 転動部材
36A 球状体
36B 棒状体
36C 雄ねじ加工した棒状体
38 集約振動シュート
39 振動共振部材
40 圧延ロール

Claims (3)

  1. 粉粒体を容積式または重量式により計量し、得られた定量粉粒体を連続式または回分式により排出するように構成した定量供給手段を設け、前記定量供給手段に対し順次排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段を設けてなる粉粒体連続定量供給装置において
    前記振動分散シュート手段は、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成したことを特徴とする粉粒体連続定量供給装置。
  2. 粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段と、前記定量供給手段に対し連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段を設けてなる粉粒体連続定量供給装置において
    前記振動分散シュート手段は、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成したことを特徴とする粉粒体連続定量供給装置。
  3. 粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段と
    前記定量供給手段に対し連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に複数の平行する棒状体の表面にそれぞれ中心位置より両端に粉粒体を分散するよう雄ねじ加工を施して前記シュートの振動により相互に接触回転するように構成した転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段と
    前記振動分散シュート手段より所要の分散幅で供給排出される粉粒体をさらに集約するために、前記振動分散シュート手段の下部に設けた集約振動シュート手段と
    前記集約振動シュート手段より所要の集約された分散幅で供給排出される粉粒体を連続 的に圧延加工するために、前記集約振動シュート手段の下方に設けた圧延ロールとを具備することを特徴とする粉粒体連続定量供給装置。
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