JP2004323151A - 粉粒体の連続定量供給装置 - Google Patents

粉粒体の連続定量供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】あらゆる性状の粉粒体を微少量かつ定量にして連続的に供給することができる比較的簡単な構成でしかも低コストに製造することができる粉粒体の連続定量供給装置を提供する。
【解決手段】粉粒体を貯留する上部貯留室10と粉粒体を定量に保持する下部定量室12とを同心的に配置し、その中心部分に開口部13を設けた仕切板14を介して前記上部貯留室と下部定量室とを連通するように形成し、前記仕切板の開口部の中心部を挿通する回転軸15上において、前記上部貯留室側には攪拌体16を配設すると共に、前記下部定量室には供給盤18を配設してなり、前記下部定量室には、前記仕切板の開口部に面して、前記供給盤18の外周縁部18aに微小段部21を設けて環状通路部22を形成し、前記環状通路部を排出通路26に連通して、微少定量の粉粒体を連続的に排出ゲート25へ導出する構成からなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、あらゆる性状の粉粒体を微少量かつ定量にして連続的に供給することができる粉粒体の連続定量供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、粉粒体の供給装置として、テーブルフィーダ、ゲートフィーダ、スクリューフィーダ、振動フィーダ、ロールフィーダ、ロータリフィーダ等が知られている。
【0003】
本出願人は、先に、粉体定量供給機として、上部貯粉室から下部定量筒へ粉体を降下させる調圧供給筒の下端に形成された傾斜面開口を、前記定量筒内で回転する羽根による粉体の流動方向に逆らうように向かい合わせ、上部貯粉室から降下する粉体と下部定量筒内で回転流動する粉体の衝突的平衡作用によって、下部定量筒内の粉面を一定に保ち、粉体の定量筒内の底面圧を一定にするように構成して、精密定量供給を可能にした粉体定量供給機の粉体圧自己調節装置を開発し、特許を得た(特許文献1参照)。
【0004】
すなわち、この特許文献2に記載の装置は、上部貯粉室に定量供給を行う粉体を受入れ、回転縦軸により上部貯粉室内で攪拌羽根を、同時に下部定量筒内で攪拌羽根および送出盤を回転させると、上部貯粉室内の粉体は攪拌羽根の回転により各調圧供給筒を経て連続的に下部定量筒内に降下送給される。各調圧供給筒の下端開口は、約45°の傾斜断面をなしていて、攪拌羽根による下部定量筒内の粉体流動方向に逆らうように向合って配置され、上部貯粉室より連続的に降下する粉体と下部定量筒内で回転する粉体との衝突による平衡作用によって連続的に定量筒内粉面を一定の水平面に保ち、上部貯粉室の収容量に影響されず、従って計量部の環状通路に容積/密度一定の均一充填作用を行い、厚さ調節ゲートおよび排出ゲートによって所望の供給量で精密に連続定量供給を行うことができるものである。
【0005】
また、本出願人は、先に、粉粒体の定量送出装置として、下部容筒の底部に切除部を有する固定輪体と掻取片とを設けた、つば底部を有する回転盤によって環状空間をなす通路を形成し、切除部付近には環状空間を覆うように仕切板を水平に設け、切除部を経て粉粒体を外部へ誘導するゲートによって付着性材料においても均一正確に掻取排出を行うように構成したものを開発し、特許を得た(特許文献2参照)。
【0006】
すなわち、この特許文献2に記載の粉粒体の定量送出装置は、上部容筒に定量排出を目的とする粉粒体材料を供給し、回転軸により上部容筒内で攪拌羽根を、同時に下部容筒内で攪拌体および回転盤を回転させると、上部容筒内の粉粒体は攪拌羽根の回転により適当数の調圧口を経て連続的に降下し、下部容筒内で水平回転する粉粒体および垂直降下する粉粒体相互の平衡作用によって一定圧力で下部容筒に供給される。下部容筒内では、固定輪体の上部に固定された適当数の翼片と攪拌体とにより一様に分散されつつ環状通路に連続的に充填される。そして、環状通路内の粉粒体は、回転するつば底部上でほぼ一定速度で回転移動し、ゲートの外方面に沿って固定輪体の切除部から外部に誘導され、所望量の連続的定量排出を精密に行うことができるものである。
【0007】
さらに、本出願人は、先に、粉粒体連続定量供給装置として、(1) 粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、上部貯留室と下部定量室とを適宜開孔を設けた調圧板を介して連通すると共に、この調圧板を貫通する中心軸上において前記上部貯留室側には攪拌翼を回転自在に配設し、前記下部定量室には攪拌体を回転自在に配設し、前記下部定量室の底部に所定密度の粉粒体を供給して排出ゲートより連続的に排出するように構成した定量供給手段と、(2) 前記定量供給手段に対し連続的に排出される粉粒体を落下投入するシュートを配置し、前記シュートの一側面部に振動起生手段を付設し、前記シュートの下端開口部を粉粒体の分散幅として規定する寸法に設定すると共に、前記シュートの下端開口部に断面湾曲状に突出し前記粉粒体の分散幅方向に平行に延在するメッシュ体を設け、前記メッシュ体の内部に前記シュートの振動により転動する転動部材を収納し、前記シュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し前記転動部材とメッシュ体を介して粉粒体を均等に分散し供給排出するよう構成した振動分散シュート手段とを、備えた構成からなるものを提案した(未公開特許文献3)。
【0008】
すなわち、この提案に係る粉粒体定量送出装置は、粉粒体をシュートの下端開口部の寸法規定された分散幅に対し、転動部材とメッシュ体を介してあらゆる性状の粉粒体に対して、これらを連続的に定量かつ均等に分散供給することができ、特に薄厚の金属シート等の成形を適正かつ容易に実施することができるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【特許文献1】
特公昭52−1793号公報(特許請求の範囲第1項、発明の詳細な説明全般、第1〜5図)。
【特許文献2】
特公昭52−43578号公報(特許請求の範囲第1項、発明の詳細な説明全般、第1〜3図)。
【未公開特許文献3】
特願2001−355605号(特許請求の範囲の請求項1、発明の詳細な説明の段落番号0007〜0010、0021〜0023、図1〜3)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、今日における各種の産業分野において、取り扱う粉粒体の種類は益々増大する傾向にあり、従ってこれらの粉粒体を定量供給するための粉粒体定量供給装置の需要についても増加する傾向にある。また、この種の粉粒体定量供給装置においては、取り扱う粉粒体の流動性、凝集性、摩耗性等の性状にそれぞれ変化があるため、これらの各種の性状変化を有する粉粒体の定量供給、特にその微少量の供給に対して、適正に対応し得る汎用性を備えた粉粒体の連続定量供給装置が要求される。
【0011】
そこで、本発明者等は、鋭意検討並びに試作を重ねた結果、粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、その中心部分に開口部を設けた仕切板を介して前記上部貯留室と下部定量室とを連通するように形成し、前記仕切板の開口部の中心部を挿通する回転軸上において、前記上部貯留室側には攪拌体を配設すると共に、前記下部定量室には供給盤を配設した構成とし、前記下部定量室には、前記仕切板の開口部に面して、前記供給盤の外周縁部に微小段部を設けて環状通路部を形成し、さらに前記環状通路部を排出通路に連通して、微少定量の粉粒体を連続的に排出ゲートへ導出する構成としたことにより、あらゆる性状の粉粒体を微少量かつ定量にして連続的に供給することができる比較的簡単な構成でしかも低コストに製造することができることを突き止めた。
【0012】
この場合、前記仕切板の開口部に面して形成する環状通路部は、上部貯留室に配設された攪拌体の半径方向の先端位置より、内方に位置するように設定することにより、粉粒体の微少量かつ定量供給を円滑に行うことができることが確認された。
また、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の水平面に対しその幅および深さ寸法を、それぞれ4mm以下に設定することを可能とし、さらに前記微小段部は、段部形成面にローレット加工を施すことにより、粉粒体の微少量かつ定量供給を容易に実現することができることが確認された。
【0013】
そして、本発明においては、前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成するために、前記供給盤の外周縁部に微小段部を設けるに際して、供給盤の外周縁部は、供給盤の水平面に対しその深さ方向および幅方向にそれぞれローレット加工を施して構成するか、あるいは供給盤の水平面に対する深さ寸法を設定する端面を形成する部材と、その幅寸法を設定する平面を形成する部材とを設け、前記深さ寸法を設定する端面と幅寸法を設定する平面とにそれぞれローレット加工を施して、前記端面を形成する部材と前記平面を形成する部材とをインロー加工により結合構成することにより、前述した粉粒体の連続定量供給装置を容易かつ低コストに製造することができることを突き止めた。
【0014】
従って、本発明の目的は、あらゆる性状の粉粒体を微少量かつ定量にして連続的に供給することができる比較的簡単な構成でしかも低コストに製造することができる粉粒体の連続定量供給装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の粉粒体の連続定量供給装置は、粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、その中心部分に開口部を設けた仕切板を介して前記上部貯留室と下部定量室とを連通するように形成し、
前記仕切板の開口部の中心部を挿通する回転軸上において、前記上部貯留室側には攪拌体を配設すると共に、前記下部定量室には供給盤を配設してなり、
前記下部定量室には、前記仕切板の開口部に面して、前記供給盤の外周縁部に微小段部を設けて環状通路部を形成し、
前記環状通路部を排出通路に連通して、微少定量の粉粒体を連続的に排出ゲートへ導出するように構成したことを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項2に記載の粉粒体の連続定量供給装置は、前記仕切板の開口部に面して形成される環状通路部は、上部貯留室に配設された攪拌体の半径方向の先端位置より、内方に位置するように設定したことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項3に記載の粉粒体の連続定量供給装置は、前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の水平面に対しその幅および深さ寸法を、それぞれ4mm以下に設定したことを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項4に記載の粉粒体の連続定量供給装置は、前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、段部形成面にローレット加工を施したことを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項5に記載の粉粒体の連続定量供給装置においては、前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の外周縁部において、供給盤の水平面に対しその深さ方向および幅方向に、それぞれローレット加工を施して成形したことを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項6に記載の粉粒体の連続定量供給装置においては、前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の外周縁部における水平面に対する深さ寸法を設定する端面を形成する部材と、その幅寸法を設定する平面を形成する部材とを設け、前記深さ寸法を設定する端面と幅寸法を設定する平面とにそれぞれローレット加工を施して、前記端面を形成する部材と前記平面を形成する部材とをインロー加工により結合構成したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る粉粒体の連続定量供給装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0022】
図1および図2は、本発明に係る粉粒体の連続定量供給装置の一実施例を示すものである。すなわち、図1および図2において、参照符号10は、粉粒体を定容積計量等により貯留する上部貯留室を示し、また参照符号12は、前記上部貯留室10から供給される粉粒体を定量に保持する下部定量室を示す。これらの上部貯留室10と下部定量室12とは、同心的に配置され、その中心部分に開口部13を設けた仕切板14を介して連通するように構成されている。そして、前記仕切板14の開口部13の中心部を挿通する回転軸15上において、前記上部貯留室10側には複数の攪拌体16を配設すると共に、前記下部定量室12には供給盤18が配設されている。
【0023】
前記下部定量室12には、前記仕切板14の開口部13に面して、前記供給盤18の外周縁部18aに微小段部21を設けて、環状通路部22を形成する。この環状通路部22は、排出通路26に連通して、微少定量の粉粒体を連続的に排出ゲート25へ導出するように構成されている。なお、図1および図2において、参照符号28は、前記排出ゲート25から導出された粉粒体を外部へ案内供給するための排出筒を示し、また参照符号30は、前記回転軸15を駆動するための駆動手段を示すものである。
【0024】
このように構成された本実施例の粉粒体の連続定量供給装置においては、前記駆動手段30により回転軸15を回転駆動することにより、上部貯留室10に貯留された粉粒体が、攪拌体16の回転作用により仕切板14の開口部13に面して設けられた環状通路部22に導入される。環状通路部22に導入された粉粒体は、下部定量室12に設けられた供給盤18の外周縁部18aに設けた微小段部21の回転作用によって、排出通路26に送出されると共に、排出ゲート25へ導出される。このようにして、前記排出ゲート25へ導出された微少定量の粉粒体は、排出筒28を介して外部へ連続的に案内供給される。なお、前記排出ゲート25は、前記供給盤18の微小段部21に対向配置されている。
【0025】
しかるに、本実施例の粉粒体の連続定量供給装置において、前記仕切板14の開口部13に面して形成される環状通路部22は、上部貯留室10に配設された攪拌体16の半径方向の先端位置より、内方に位置するように設定される。すなわち、前記攪拌体16の半径寸法が、前記環状通路部22より外方に拡大(Δr)設定されている(図3参照)。このように構成することにより、前記環状通路部22を形成する微小段部21への微少定量の粉粒体供給を円滑に達成できることが確認された。
【0026】
一方、本実施例の粉粒体の連続定量供給装置において、前記仕切板14の開口部13に面して、前記環状通路部22を形成する前記供給盤18の外周縁部18aに設けた微小段部21は、供給盤18の水平面Hに対し、その幅寸法wおよび深さ寸法dを、それぞれ4mm以下に設定する。そして、この場合、前記微小段部21は、それぞれ段部形成面に対してそれぞれローレット加工を施した構成とする(図3参照)。このように構成することにより、前記と同様に前記環状通路部22を形成する微小段部21への微少定量の粉粒体供給を円滑に達成できることが確認された。
【0027】
また、本実施例粉粒体の連続定量供給装置においては、図3に示すように、前記環状通路部22を形成する供給盤18の外周縁部18aに設けた微小段部21と、この微小段部21を囲繞するように形成される環状通路部22の側壁部との間に、ラビリンスパッキンLp1を設けて、前記微小段部21に対するシール構造とする。また、前記供給盤18のボス部18bと、このボス部18bを囲繞するように形成される排出通路24の側壁部との間に、ラビリンスパッキンLp2を設けて、前記供給盤18のボス部18bに対するシール構造とする。このように構成することにより、回転部分とこれを囲繞する固定部分との間隙を最小限に抑えることが可能となり、漏粉の発生を確実に防止することができることが確認された。
【0028】
なお、本実施例の粉粒体の連続定量供給装置において、前記環状通路部22を形成する前記供給盤18の外周縁部18aに微小段部21を設ける場合において、前記微小段部21のそれぞれ段部形成面に対して、それぞれローレット加工を施すに際しては、次のような加工方法を採用することができる。
【0029】
例えば、供給盤18の外周縁部18aにおいて、供給盤18の水平面Hに対しその深さ(d)方向および幅(w)方向に、それぞれローレット加工を施す。すなわち、この場合、図4の(a)、(b)に示すように、まず、供給盤18の外周縁部18aに対し、ローレット加工機32を垂直方向に保持して、微小段部21の水平面H21に対しローレット加工を施す〔図4の(a)参照〕。次いで、ローレット加工機32を水平方向に保持して、微小段部21の垂直面V21に対しローレット加工を施す〔図4の(b)参照〕。このようなローレット加工によれば、微小段部21を最小寸法にするには、微小段部21の幅寸法wおよび深さ寸法dの設定につき、5mm以下、4mm程度までが限界である。
【0030】
そこで、代案として、図5の(a)〜(c)に示すように、供給盤18の外周縁部18aを、供給盤18の外周縁部18aにおける深さ寸法dを設定する端面(V21)を形成する部材18Aと、水平面Hに対する幅寸法wを設定する平面(H21)を形成する部材18Bとにより構成する。そして、前記深さ寸法dを設定する端面(V21)を形成する部材18Aに対しては、ローレット加工機32を水平方向に保持して、微小段部21の垂直面V21に対しローレット加工を施す〔図5の(a)参照〕。また、前記幅寸法wを設定する平面(H21)を形成する部材18Bに対しては、ローレット加工機32を垂直方向に保持して、微小段部21の水平面H21に対しローレット加工を施す〔図5の(b)参照〕。このようにして、それぞれローレット加工を施した部材18A、18Bは、インロー加工により図示のように結合構成して、供給盤18の外周縁部18aにおける微小段部21を構成する〔図5の(c)参照〕。このようなローレット加工によれば、微小段部21の幅寸法wおよび深さ寸法dの設定につき、4mm以下、2mm程度までの設定を容易に実現することができる。
【0031】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更が可能である。
【0032】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明の請求項1に記載の粉粒体の連続定量供給装置によれば、あらゆる粉粒体に対する微少定量供給を容易に実現することができる。このように、粉粒体の微少定量供給可能とするため、上部貯留室に対する粉粒体のホッパー容量を全体として少なくすることができ、下部定量室への粉粒体の供給も粉体圧の影響を受けることなく均一に行うことができ、従って従来必要とされた調圧機構を不要とし、部品点数を減らして装置構成を簡略化ないし小型化することができると共に、製造コストを低減することができる等の利点を有する。従って、本発明に係る粉粒体の連続定量供給装置は、例えば印刷されたシートに散粉してる印刷インクによるシートの汚れを防止するための散粉装置として好適に応用することができる。
【0033】
本発明の請求項2ないし3に記載の粉粒体の連続定量供給装置によれば、下部定量室に形成する環状通路部の構成をそれぞれ工夫することによって、粉粒体の微少定量供給をより円滑かつ効率的に行うことができる。
【0034】
本発明の請求項5および6に記載の粉粒体の連続定量供給装置によれば、下部定量室に形成する環状通路部において、供給盤の外周縁部に設けるローレット加工を施した微小段部の形成を、容易かつ簡便に行うことことができるばかりでなく、従来においては実現されていない4mm以下の幅寸法と深さ寸法とを有する微小段部のローレット加工による成形を、容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体の連続定量供給装置の一実施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1に示す粉粒体の連続定量供給装置のA−A線要部断面平面図である。
【図3】図1に示す粉粒体の連続定量供給装置の要部拡大断面側面図である。
【図4】(a)および(b)は、図1における粉粒体の連続定量供給装置の供給盤の外周縁部に形成する微小段部のローレット加工方法の一実施例を示す要部断面図である。
【図5】(a)ないし(c)は、図1における粉粒体の連続定量供給装置の供給盤の外周縁部に形成する微小段部のローレット加工方法の別の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 上部貯留室
12 下部定量室
13 開口部
14 仕切板
15 回転軸
16 攪拌体
18 供給盤
18A 微小段部を形成する部材
18B 微小段部を形成する部材
18a 外周縁部
18b ボス部
21 微小段部
22 環状通路部
25 排出ゲート
26 排出通路
28 排出筒
30 駆動手段
32 ローレット加工機
Δr 拡大半径寸法
H 水平面
w 幅寸法
d 深さ寸法
Lp1 ラビリンスパッキン
Lp2 ラビリンスパッキン
H21 ローレット水平加工面
V21 ローレット垂直加工面

Claims (6)

  1. 粉粒体を貯留する上部貯留室と粉粒体を定量に保持する下部定量室とを同心的に配置し、その中心部分に開口部を設けた仕切板を介して前記上部貯留室と下部定量室とを連通するように形成し、
    前記仕切板の開口部の中心部を挿通する回転軸上において、前記上部貯留室側には攪拌体を配設すると共に、前記下部定量室には供給盤を配設してなり、
    前記下部定量室には、前記仕切板の開口部に面して、前記供給盤の外周縁部に微小段部を設けて環状通路部を形成し、
    前記環状通路部を排出通路に連通して、微少定量の粉粒体を連続的に排出ゲートへ導出するように構成したことを特徴とする粉粒体の連続定量供給装置。
  2. 前記仕切板の開口部に面して形成される環状通路部は、上部貯留室に配設された攪拌体の半径方向の先端位置より、内方に位置するように設定したことを特徴とする請求項1記載の粉粒体の連続定量供給装置。
  3. 前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の水平面に対しその幅および深さ寸法を、それぞれ4mm以下に設定することを特徴とする請求項1記載の粉粒体の連続定量供給装置。
  4. 前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、段部形成面にローレット加工を施してなることを特徴とする請求項1または3記載の粉粒体の連続定量供給装置。
  5. 前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の外周縁部において、供給盤の水平面に対しその深さおよび幅方向に、それぞれローレット加工を施して成形してなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の粉粒体の連続定量供給装置。
  6. 前記仕切板の開口部に面して、前記環状通路部を形成する前記供給盤の外周縁部に設けた微小段部は、供給盤の外周縁部における水平面に対する深さ寸法を設定する端面を形成する部材と、その幅寸法を設定する平面を形成する部材とを設け、前記深さ寸法を設定する端面と幅寸法を設定する平面とにそれぞれローレット加工を施して、前記端面を形成する部材と前記平面を形成する部材とをインロー加工により結合構成してなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の粉粒体の連続定量供給装置。
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