JP3755073B2 - 電磁弁用ソレノイド - Google Patents

電磁弁用ソレノイド Download PDF

Info

Publication number
JP3755073B2
JP3755073B2 JP28401797A JP28401797A JP3755073B2 JP 3755073 B2 JP3755073 B2 JP 3755073B2 JP 28401797 A JP28401797 A JP 28401797A JP 28401797 A JP28401797 A JP 28401797A JP 3755073 B2 JP3755073 B2 JP 3755073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
core
solenoid
movable
solenoid valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28401797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11121229A (ja
Inventor
雄亮 近藤
康二 沢井
勝博 大橋
Original Assignee
三明電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三明電機株式会社 filed Critical 三明電機株式会社
Priority to JP28401797A priority Critical patent/JP3755073B2/ja
Publication of JPH11121229A publication Critical patent/JPH11121229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755073B2 publication Critical patent/JP3755073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、固定鉄心と、固定鉄心に接近離隔する可動鉄心とを有する電磁弁用ソレノイド(以下、ソレノイドという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ソレノイドは、中空状に形成されるボビンと、ボビンに巻回される磁気コイルと、ボビン内に配置される固定鉄心と、固定鉄心に対して接近離隔するように摺動される可動鉄心と、を備えている。そして、一般的には、可動鉄心は磁気コイルの励磁により固定鉄心に吸着されるように作動されている。そして、可動鉄心を摺動するために、通常可動鉄心には交流電流から整流された直流電流が流れている。しかし、可動鉄心に自己発熱させるために交流電流をそのまま流すこともある。この場合、直流ソレノイドに交流電流を流すと交流磁界により可動鉄心は鉄損を生じてくるため、可動鉄心に鉄損を減少するための各工夫がなされている。
【0003】
図11に示すソレノイド20は、特に油浸型として油圧電磁弁等に広く使用されている。このソレノイド20は、コイルアッシー21と、コイルアッシー21内に嵌合されるチューブアッシー26と、コイルアッシー21とチューブアッシー26とを固定するナット31と、を有して構成され、コイルアッシー21は中空丸状の磁性体の外ケース22内に磁気コイル23が巻回された中空状のボビン24とヨーク25が樹脂により一体的に成型され、チューブアッシー26は、固定鉄心27と可動鉄心28とを有し、さらに固定鉄心27と可動鉄心28を嵌合するパイプ29と、を有して構成されている。パイプ29は、リング状の非磁性体で形成されボビン24の中空部内周面に挿入されるとともに、一端は固定鉄心27に係合し溶着され、内周面に固定鉄心27に対して接近離隔する可動鉄心28が摺動可能に配置されている。また、パイプ29の他端はストッパ30が溶着され、コイルアッシー21とチューブアッシー26を一体的に固定するために、ナット31がストッパ30に螺合されて取り付けられていた。
【0004】
可動鉄心28には、鉄損を減少するため、図12に示すように、4方向に外周面から内方に向かってスリット状の溝部28aが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、価格競争が激しくなってくると、従来のソレノイドにおいても価格的な見直しを図らなければならず、部品削減を図ることによってコスト低減されたソレノイドが要望されてきた。また、交流電流用のソレノイドにあっては、可動鉄心は磁性体の材料にスリット状の溝加工を施さなければならないので、可動鉄心そのもののコストが高くなっていた。
【0006】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、ソレノイドを総合的に廉価にできる構成にし、しかも鉄損を減少するとともに廉価に製作できる可動鉄心を有する電磁弁用ソレノイドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわる電磁弁用ソレノイドは、上記の課題を解決するために以下のように構成するものである。即ち、
一端が閉口されて中空状に形成される外ケースと、前記外ケース内に配設されるとともに一端が閉口され固定鉄心と可動鉄心とを配設するチューブと、を有し、前記固定鉄心が弁体に取着され、前記可動鉄心が前記チューブの回りに配設される磁気コイルに励磁されて前記固定鉄心に対して接近離隔するように構成された電磁弁用ソレノイドであって、
前記可動鉄心が、軸方向に少なくとも4個の鉄心片に分割され、それぞれの鉄心片は、隣接する鉄心片に当接可能な合わせ面と、前記合わせ面から凹むような段差を有する溝面と、を有し、4分割されたそれぞれの鉄心片が固定手段により合体されて1個の可動鉄心を形成し、それぞれの鉄心片間に溝部が形成されることを特徴とするものである。
【0008】
また好ましくは、前記チューブが、前記磁気コイルを巻回するとともに、前記固定鉄心・前記可動鉄心との嵌合面を有するボビンであることを特徴とするものであればよい。
【0009】
さらに好ましくは、前記チューブが、ボビン内に配設されるとともに前記固定鉄心・前記可動鉄心との嵌合面を有するパイプ体であることを特徴とするものである。
【0010】
また、前記固定手段が、前記鉄心片の回りを環装するパイプ体を有して構成されていることを特徴とするものであってもよい。
【0011】
また、前記固定手段が、前記鉄心片の回りを巻回する複数本の線状部材を有して構成されていることを特徴とするものであってもよい。
【0012】
さらに望ましくは、前記固定手段が、それぞれの鉄心片の合わせ面に凹部または凸部を有し、隣接する鉄心片どうしの前記凸部と前記凹部が係合することにより、それぞれの鉄心片が固定されて1個の可動鉄心を形成することを特徴とするものであればよい。
【0013】
また、前記固定手段が、大径部と小径部を有する段付きピンを有し、前記段付きピンが、合体される前記可動鉄心の中央部に、前記大径部を下方にして配設され、前記可動鉄心のそれぞれの鉄心片が、前記段付きピンに係合する凹部を有して形成されていることを特徴とするものであればなお好ましい。
【0014】
また、前記鉄心片の表面が、絶縁皮膜で覆われていることを特徴とするものであればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
本形態のソレノイド1は、図1に示すように、丸状の外ケース3と、外ケース3内に配置されるボビン5と、ボビン5を巻回するように配置されるコイル7と、ボビン5内に配置される固定鉄心9・可動鉄心11と、を有している。
【0017】
外ケース3は磁性体で形成され、前端部(図1中、下方)がフランジ部3aを有して開口され、後部(図1中、上部)が本体部3bに対して小径に形成されるとともに後端部は後壁3cを有して閉口され全体に円筒状に形成されている。
【0018】
ボビン5は、非磁性体で円筒状に形成され、前端部が開口され後端部が後壁5aを有して閉口されている。また、ボビン5の前端部と中間部の外周面には、外方に向かって一対のコイル収納壁51・52が外ケース3内に収納されるように形成され、コイル収納壁51・52内にコイル7が巻回されて収納される。また、後端部側には、後側のコイル収納壁52と間隔を有して円板状のフランジ板53が外ケース3内に収納されるように形成され、コイル収納壁52とフランジ板53と間に形成される隙間部5bにコイル7のリード線7aが収納され、フランジ板53と外ケース3の本体部3bの後端面との間には磁性体のヨーク13が配設される。ボビン5の後壁5a内部には内方に向かって凸状のストッパ部54が形成され、可動鉄心11が後壁5aに接触したときに油で密着しないように、可動鉄心11の接着面積を少なくしている。
【0019】
さらに、ボビン5の内周面には、図2に示すように、前端部側に固定鉄心9と嵌合する第1嵌合面55が形成され、第1嵌合面55に連接されて後端部側に可動鉄心11が嵌合される第2嵌合面56が形成されている。そして第1嵌合面55は第2嵌合面56より大径に形成され、固定鉄心9の後端面が第2嵌合面56の前端面に当接することによって、固定鉄心9が位置決めされる。
【0020】
固定鉄心9は、前述のようにボビン5の第1嵌合面55に嵌合され、その後端面が凹部9aを有するとともに、第2嵌合面56の前端面に当接し、固定鉄心9の前端面はボビン5の前端面のコイル収納壁51より前方に突出している。そして、固定鉄心9とボビン5内部前端部との間にOリング15が取り付けられている。また、固定鉄心9の軸心部には貫通孔9bが形成され、図示しないピンが挿入されるとともに外部から流入される油の通路としての役割を果たしている。
【0021】
なお、固定鉄心9の後端面には可動鉄心11との吸着解除の際に残留磁気を少なくするためのリブ9cが形成されている。
【0022】
可動鉄心11は、燒結金属で成型されるかまたは鍛造で成型され、図3〜4に示すように円柱状ののものを4分割して形成されている。4分割されたそれぞれの鉄心片111は、4個の鉄心片111が合体した時に、隣接する鉄心片111と中央部において当接する合わせ面112と、それぞれの合わせ面112から凹むように段差を有して形成される溝面113と、を有している。溝面113は4個の鉄心片111が合体した時に溝部114を形成し、油の通路を形成することになる。そして、それぞれの鉄心片111の表面にはリン酸塩皮膜等の処理を施した絶縁皮膜が形成されている。この絶縁皮膜により交流電流が流れた時の鉄心片の鉄損を減少することができる。
【0023】
上記4個の鉄心片111を合体するために固定する形態は各種考えられ、図4に示すそれぞれの鉄心片111の合わせ面112を隣接する他の鉄心片111にそのまま貼着させてもよく、また、図5に示すようにパイプ体115で可動鉄心11の外周面を環装するようにしてもよく、さらに、図6のように2本の線材116を巻回して固定するようにしてもよい。この場合、それぞれの鉄心片111の外周面に、線材116を係合するように線材116の外周面に合わせた凹面を形成するとなおよい。パイプ体115で嵌着した場合のボビン5の内周面との摺動面はパイプ体115の外周面であり、線材116を巻回した場合のボビン5の内周面との摺動面は線材116の外周面になることは言うまでもない。
【0024】
さらに、図7に示すように、それぞれの合わせ面112に合わせ面112から突起する凸部または合わせ面112から内側に陥没する凹部のいずれかを形成し、それぞれの合わせ面が合体した時にそれぞれの凸部と凹部が係合できるようにそれぞれの合わせ面112に凸部と凹部の位置を配置してもよい。例えば、図7(a)の場合は一方の合わせ面112aの上部と下部2か所に凸部117を形成し、他方の合わせ面112bの上部と下部2か所に凹部118を形成する。隣接する鉄心片111は凸部117と凹部118の位置が反対に形成され、合体した時に凸部117と凹部118が対向する位置に配置されるようにする。図7(b)の場合は、両合わせ面112a・112bの上部に凸部117を、下部に凹部118を形成し、隣接する鉄心片111は上部に凹部118を、下部に凸部117を配置する。この凸部117と凹部118の配置の組み合わせは、上記に限らず組み合わせできるものはいずれであってもよい。
【0025】
さらに図8〜9に示す可動鉄心は可動鉄心11の中央部に段付きピン120を嵌入するものであり、それぞれの鉄心片111の先端部(合体した時の中央部)にはピン120を嵌入するための円弧状の小径凹部119aと大径凹部119bが形成されている。小径凹部119aはピン120の小径部120aの外径と略同一径の円弧に形成されるとともに鉄心片111の上面から下方に向かって形成され、大径凹部119bはピン120の大径部120bの外径と略同一径の円弧に形成されるとともに小径凹部119aの下方に形成されている。そして、ピン120の大径部120bを下方に配置した状態でそれぞれの鉄心片111をピン120に係合するように取り付けると、図9の断面に示すように可動鉄心11が形成される。ピン120を嵌入した後、それぞれの鉄心片111を上述したように貼着、あるいは図5〜7のいずれかの形態で固定すればよい。
【0026】
なお、上述のいずれかの形態の可動鉄心11における分割数は、上記に限らず少なくとも4個以上であれば良く、できれば分割数が多ければ多いほど、交流電流を流した時の可動鉄心11の鉄損は減少できる。
【0027】
4個の鉄心片111を合体した可動鉄心11は前述のようにボビン5の第2嵌合面56に摺動可能に嵌合されるように丸状に形成され、前端面に固定鉄心9の凹部9aに係合する凸部11aが形成される。そして、コイル7の励磁によって固定鉄心9に吸着され、コイル7の励磁を解除することによって、図示しないばねの付勢力でボビン5の後壁5aに向かって摺動する。
【0028】
上記のように構成されるソレノイド1は、外ケース3のフランジ部3aを、例えば油圧弁体に取り付けることによって油圧電磁弁を構成する。この場合、可動鉄心9と弁体との間には弁体のスプールを移動させるためのピン(図示せず)が固定鉄心9の貫通孔9bに挿通されながら配設されている。該ピンは丸状で両面に切欠面が形成されているため、貫通孔9bとピンの切欠面との間から油がソレノイド1側に流入される。そして、コイル7を励磁すると、固定鉄心9・可動鉄心11・ヨーク13・外ケース3に磁界が発生し、可動鉄心11は固定鉄心9に吸着する方向に移動して、固定鉄心9の凹部9aに可動鉄心11の凸部11aを係合させる。
【0029】
コイル7の励磁が解除されると、固定鉄心9と可動鉄心11との間には磁界が消磁するため、図示しないばねにより前記ピンを介して可動鉄心11が固定鉄心9から離隔する方向に移動することになる。
【0030】
従って、このソレノイド1は、ボビン5が後端部の後壁5aを有して筒状に一体的に形成されているので、従来のパイプやストッパ及びナットを削除することができるとともに、ソレノイド1内に流入された油のシール部材を、固定鉄心9とボビン5の先端部とに配設されたOリング15の1箇所だけですみ、ソレノイド全体のコストを低減することができる。さらに、交流電流を流すことによって生じる可動鉄心11のスリット溝を切削加工して形成するのでなく、4分割された鉄心片111をそれぞれ成型して形成し、しかも鉄心片には絶縁皮膜を形成しているため、鉄損が少なく廉価で製作した可動鉄心11を提供できる。
【0031】
なお、本発明のソレノイドの構成は、各種形態の可動鉄心11以外でも上記形態に限るものではない。例えば、図10のように、ソレノイド1のチューブをパイプ体にした構成のソレノイド60であってもよい。この形態では後端が閉口されて一体的に形成されたパイプ体61内に可動鉄心71と固定鉄心69が配置され、パイプ体61の回りにコイル62が巻回されたボビン63がパイプ体61を収納して配置されている。さらにボビン63を囲うように後端が閉口された丸状のケース65が配置され、外ケース65とボビン63との間にヨーク66が配置されている。固定鉄心69はパイプ体61に嵌合するとともにパイプ体61の前端面に当接するように段付きに形成されている。可動鉄心71は前述の形態と同様に4分割されている。
【0032】
このように、従来のナット31やストッパ30を削除して一体的に形成された外ケースやチューブを使用した構成のソレノイドで可動鉄心が4分割されていれば、他の上述しない形態でも適応できるものである。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、電磁弁用ソレノイドは、一端が閉口されて中空状に形成される外ケースと、前記外ケース内に配設されるとともに一端が閉口され固定鉄心と可動鉄心とを配設するチューブアッシーと、を有し、前記固定鉄心が弁体に取着され、前記可動鉄心が前記チューブアッシーの回りに配設される磁気コイルに励磁されて前記固定鉄心に対して接近離隔するように構成され、
前記可動鉄心が少なくとも軸方向に4分割されている。4分割されたそれぞれの鉄心片間には溝部が形成され、この溝部により交流電流が流れた時の可動鉄心に生じる鉄損が減少される。そして、それぞれの鉄心片は燒結金属や鍛造により成型することができるため、可動鉄心を廉価に製作することができる。しかも、従来構成されていたパイプやストッパ及びナットを削除できるため、総合的にコスト低減されたソレノイドを提供することができる。
【0034】
また、前記チューブが、前記磁気コイルを巻回するボビンであったり、ボビン内に配設されるパイプ体であったりしても、いずれも従来のストッパやナットを削除することができ廉価なソレノイドを提供することが可能である。
【0035】
さらに、合体された前記可動鉄心が、前記チューブアッシー内に嵌入されるパイプ体に環装されているため、4個の分割された可動鉄心を安定して固定し一体的に作動することができる。
【0036】
また、合体された前記可動鉄心が、複数本の線状部材に巻回されていれば、4個の可動鉄心を廉価に安定して固定することができる。
【0037】
また、前記可動鉄心のそれぞれの鉄心片が、それぞれの合わせ面に凹部または凸部を有して係合されていても、可動鉄心を廉価に安定して固定することができる
さらに、合体された前記可動鉄心の中央部に、大径部と小径部を有する段付きピンが前記大径部を下方にして配設され、前記可動鉄心のそれぞれの鉄心片が、前記段付きピンに係合する凹部を有して形成されていても、同様に可動鉄心を廉価に安定して固定することができる。
【0038】
しかも、それぞれの鉄心片の表面には絶縁皮膜が形成されているので、交流電流が流れても可動鉄心の鉄損を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態による電磁弁用ソレノイドを示す正面断面図
【図2】図1におけるボビンの内部を示す部分拡大図
【図3】図1における可動鉄心を示す斜視図
【図4】図3における4分割された可動鉄心の鉄心片を示す斜視図
【図5】4分割された鉄心片をパイプ体で固定する形態を示す平面図
【図6】4分割された鉄心片を線状部材で固定する形態を示す斜視図
【図7】4分割された鉄心片の別の形態を示す斜視図
【図8】4分割された鉄心片のさらに別の形態を示す図
【図9】図8の鉄心片を合体した状態を示す断面図
【図10】本発明のソレノイドの別の形態を示す正面断面図
【図11】従来のソレノイドを示す正面断面図
【図12】図11における可動鉄心の断面を示す図
【符号の説明】
1…電磁弁用ソレノイド
3…外ケース
5…ボビン
5a…後壁
7…コイル
9…固定鉄心
11…可動鉄心
13…ヨーク
111…鉄心片
112…合わせ面
113…溝面
114…溝部
115…パイプ体
116…線状部材
117…凸部
118…凹部
119a…小径凹部
119b…大径凹部
120…ピン

Claims (8)

  1. 一端が閉口されて中空状に形成される外ケースと、前記外ケース内に配設されるとともに一端が閉口され固定鉄心と可動鉄心とを配設するチューブと、を有し、前記固定鉄心が弁体に取着され、前記可動鉄心が前記チューブの回りに配設される磁気コイルに励磁されて前記固定鉄心に対して接近離隔するように構成された電磁弁用ソレノイドであって、
    前記可動鉄心が、軸方向に少なくとも4個の鉄心片に分割され、それぞれの鉄心片は、隣接する鉄心片に当接可能な合わせ面と、前記合わせ面から凹むような段差を有する溝面と、を有し、4分割されたそれぞれの鉄心片が固定手段により合体されて1個の可動鉄心を形成し、それぞれの鉄心片間に溝部が形成されることを特徴とする電磁弁用ソレノイド。
  2. 前記チューブが、前記磁気コイルを巻回するとともに、前記固定鉄心・前記可動鉄心との嵌合面を有するボビンであることを特徴とする請求項1記載の電磁弁用ソレノイド。
  3. 前記チューブが、ボビン内に配設されるとともに前記固定鉄心・前記可動鉄心との嵌合面を有するパイプ体であることを特徴とする請求項1記載の電磁弁用ソレノイド。
  4. 前記固定手段が、前記鉄心片の回りを環装するパイプ体を有して構成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載の電磁弁用ソレノイド・
  5. 前記固定手段が、前記鉄心片の回りを巻回する複数本の線状部材を有して構成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載の電磁弁用ソレノイド。
  6. 前記固定手段が、それぞれの鉄心片の合わせ面に凹部または凸部を有し、隣接する鉄心片どうしの前記凸部と前記凹部が係合することにより、それぞれの鉄心片が固定されて1個の可動鉄芯を形成することを特徴とする請求項1,2,3,4,または5記載の電磁弁用ソレノイド。
  7. 前記固定鉄心が、大径部と小径部を有する段付きピンを有し、前記段付きピンが、合体される前記可動鉄心の中央部に、前記大径部を下方にして配設され、前記可動鉄心のそれぞれの鉄心片が、前記段付きピンに係合する凹部を有して形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,または6記載の電磁弁用ソレノイド。
  8. 前記鉄心片の表面が、絶縁被膜で覆われていることを特徴とする請求項1記載の電磁弁用ソレノイド。
JP28401797A 1997-10-16 1997-10-16 電磁弁用ソレノイド Expired - Lifetime JP3755073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28401797A JP3755073B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 電磁弁用ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28401797A JP3755073B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 電磁弁用ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11121229A JPH11121229A (ja) 1999-04-30
JP3755073B2 true JP3755073B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=17673229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28401797A Expired - Lifetime JP3755073B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 電磁弁用ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3755073B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104465012B (zh) * 2014-12-14 2016-08-17 成都大学 一种变通磁面积比例电磁铁
FR3084772B1 (fr) * 2018-08-01 2021-06-18 Schneider Electric Ind Sas Actionneur electromagnetique et appareil de commutation electrique comportant cet actionneur

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11121229A (ja) 1999-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959129B2 (en) Two-port solenoid valve
US6542059B2 (en) Solenoid for electromagnetic valve
US20120292544A1 (en) Solenoid for electromagnetic valve
JPH0559307B2 (ja)
US9163744B2 (en) Solenoid valve
EP0284776B1 (en) Electromagnetic valve assembly
JP3755073B2 (ja) 電磁弁用ソレノイド
JP3333988B2 (ja) 油圧電磁弁用ソレノイド
JP3185100B2 (ja) 電磁石
JP3185099B2 (ja) 電磁石
JPH04145268A (ja) 球状弁体のプランジャへの圧入・固定方法
JP3182572B2 (ja) ソレノイド
JP2007294253A (ja) 電磁開閉装置
JP6736330B2 (ja) 電磁弁用カートリッジアッシ、電磁弁用ソレノイドおよび電磁弁
JP3395236B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP3185098B2 (ja) 電磁石
JPH1197239A (ja) 油圧電磁弁用ソレノイド
JP3811835B2 (ja) ソレノイド
JPH1116721A (ja) 電磁石
JP3661118B2 (ja) 電磁石
JP3373231B2 (ja) 電磁弁
JPH1116723A (ja) 電磁石
JP2889679B2 (ja) ソレノイドバルブの製造方法
JP3752648B2 (ja) 電磁石における可動ピン支持装置
JPH06132115A (ja) ソレノイド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term