JP3753393B2 - 組込型調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンユニット組込型調理器の化粧板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キッチンユニットのカウンタに一体で収納したいわゆるビルトイン式の調理用ガステーブルコンロがある。このタイプの組込型テーブルコンロにおいては、図3に示すように、カウンタトップ31に設けた4角の取付孔32より器具を落とし込み左右に張り出した器具上端をカウンタトップに引っ掛けることにより係止する。
このとき、器具側面間の幅とキッチンユニット取付孔側壁間の幅とに寸法差があり、器具を単に落とし込んで収納しただけでは、器具側面と取付孔側壁との間に隙間33が生じキッチンユニット素材がむきだしとなってしまうので、収納後さらに隙間33に正面より化粧板(以下サイドモールと呼ぶ)を取り付ける。
従来の器具では、図4に示すように、湾曲した押さえ部42aを持つ板バネ42をビス41を使用して器具側面に取り付け、その押さえ部42aに突出片43aを設けたサイドモール43を正面より挿入する。また、特開平6−257766には、図5,図6に示すように、器具の操作パネル側面51に切り起こし部51aと位置決め孔51bとを設け、この切り起こし部51aに嵌合する形状で端部にひっかかる突起52bと位置決め孔51bにはまり込む位置決め用突起51cとを有する嵌合保持部52aを備えたサイドモール52を組み付けることにより、板バネがなくてもサイドモール52の取付が容易にできるものが示されている。また、実公平8−6165には、図示しないが、サイドモールの挿入方向に突出した2本の平行な突片を設け、その先端部に、弾性力を発生させサイドモールを器具側面に押しつけるための突起と、挿入位置を決定する位置決め用突起とを形成し、2本の突片の中間には別の突片を設け、器具外側面には、その中間の突片を挿入してガイドする保持部を設けたものが示されている。このサイドモールも容易に取付ができると共に、器具外側面に対して弾性保持されて器具外側面との間に隙間ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サイドモールを外す場合に、特開平6−257766のサイドモール52は、前面から上下のどちらか一方の端を押して位置決め用突起52cのロックを位置決め孔51bから解除し、その後、手前に引っ張ることによって突起52bを切り起こし部51aから引出す必要がある。このため、ロックを解除する操作や手前に引っ張る際の力加減が難しい。しかも、位置決め用突起52cのロックを解除し突起52bを引出す場合に、無理にこれらの突起のエッジを変形させるために、一度サイドモール52を外して再度挿入し直した場合には、今度はゆるくなってしまう恐れもある。また、実公平8−6165のサイドモールも、手前に引っ張ることによって位置決め用突起を位置決め孔より脱出させる必要があるので、同様な問題がある。
本発明は上記課題を解決し、サイドモールの変形を無くして着脱を確実とした組込型調理器の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の組込型調理器は、調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具全体を上部より組込み左右の器具側面と該取付孔側壁との間に生じた隙間を、器具の両側部に形成した化粧板受部に前面より化粧板を挿入することにより塞ぐ組込型調理器において、上記化粧板受部は、器具側面に上記化粧板を挿入ガイドするための挿入ガイドと該挿入ガイドの挿入方向後部に凸部とを設けるとともに、器具前面に位置決め孔を設け、いっぽう化粧板は、該位置決め孔に前面から嵌合してロックされるボスと、該挿入ガイドに嵌合し該凸部に乗り上げると凸部によって弾性変形させられ該ボスを位置決め孔にロックされる方向に押圧する突出片とを設けたことを要旨とする。
【0005】
請求項1記載の組込型調理器は、調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具全体を上部より組み込み、その後左右の両側面に化粧板を取り付ける。化粧板は、器具の両側面に設けられた化粧板受部の挿入ガイドに、その突出片を嵌合させ挿入する。
化粧板を化粧板受部に挿入すると、化粧板に設けられたボスは、化粧板受部の位置決め孔に嵌合しロックされる。同時に、化粧板の突出片が化粧板受部の凸部に乗り上げて弾性変形させられ元に戻ろうとする力が発生するので、この力によってボスが位置決め孔にロックされる方向に押圧される。従って、いったん化粧板が化粧板受部に組み付けられると、位置決め孔に嵌合したボスが容易に外れてしまうことがない。いっぽう、化粧板を外す場合には、化粧板を、押圧方向と逆方向つまり器具外側(横)に押すだけで容易にロックが外れ、そのまま手前へ引き抜くことができる。つまり、化粧板の取付,取外し容易であり、しかも、通常使用時に器具より誤って外れることがない。また、こうした時にボスが変形してしまうことがないので、再び化粧板を挿入した場合に、ボスの嵌合がゆるくなり化粧板の位置が決まらなかったりロックができないということもない。
【0006】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の組込型調理器の好適な実施例について図を用いて説明する。
図1,図2及び図3に示すように、組込型テーブルコンロ21(以下単にコンロ21と呼ぶ)においては、カウンタトップ31に設けた4角形の取付孔32よりコンロ21を落とし込みコンロ21の上端11をカウンタトップ31に引っ掛けることにより係止する。収納後さらにコンロ側面22とカウンタトップ31取付孔32壁面との隙間33に、正面より化粧板であるサイドモール23を取り付ける。
コンロ側面22には、化粧板を挿入してガイドするための挿入ガイド22aと、その挿入ガイド22aの挿入方向後部に突起22bとが設けられる。挿入ガイド22aは、コンロ側面22を一体で切り起こし、突起22bもコンロ側面22からプレス加工により一体で絞り成形する。また、コンロ前面25には、両サイドに2個の位置決め孔22cも開けられる。
サイドモール23は、コンロ両端と取付壁との間の隙間を覆う幅を持ち、側面には、挿入ガイド22aに嵌合する突出片23aが挿入方向に延びる。サイドモール23前面の器具側には、位置決め孔22cにはまり込む位置決めボス23cが挿入方向に向かって突出する。位置決めボス23cは、先端から根元にかけて勾配のついたくさび形状で、根元で平面23dを形成する。
サイドモール23は、弾性を持った樹脂で一体成形され、突出片23aは変形すると弾性により元に戻ろうとする力を発生する。
【0007】
サイドモール23のコンロ21への取付は、サイドモール23の突出片23aをコンロ21の挿入ガイド22aへ挿入する。この時、位置決めボス23cは、くさび形状に形成されているので、いったん弾性変形してくさび形状部を乗り越えると、その根元が位置決め孔22c側面に押しつけられるとともに位置決め孔22cの裏面と平面23dが合わさりロックされる。さらに、突出片23aが突起22bへ乗り上げることによって弾性変形させられ元へ戻ろうとするので、サイドモール23は、挿入ガイド22aを中心にC−C断面図でみて時計回り方向に回転する力が働く。そのため、サイドモール23前方部は、コンロ側面22に押し付けられるとともに、位置決めボス23cもロック方向に付勢されるので、単に手前に引き抜こうとしてもロックは解除されず、サイドモール23が不用意に器具より外れることがない。
いっぽう、この状態からサイドモール23を外すには、サイドモール23をいったんロック解除方向(横方向)に押し、位置決めボス23cを位置決め孔22cより外すだけでロックを解除でき、そのまま簡単に手前に引き抜くことができる。また、こうした時にボス23cが変形してしまうことがないので、再びサイドモール23を挿入した場合に、ボス23cと位置決め孔22cとの嵌合がゆるくなりロックがかからないということもない。
なお、挿入ガイド22aと突起22bは、コンロ側面22より一体で成形されるので、簡易な構成で位置も正確に決まり、コストを安く製造できる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0008】
【発明の効果】
以上詳述したように、上記構成を有する本発明の請求項1記載の組込型調理器は、いったん化粧板が化粧板受部に組み付けられるとロックされ使用中に化粧板が誤って外れることがなく、いっぽう、化粧板を外そうとする場合には、容易にロックを外すことができ、化粧板の取付,取外しが確実かつ簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1実施例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図2】挿入ガイドにサイドモールを挿入した状態の断面図である。
【図3】カウンタにテーブルコンロを組込んだ状態を説明した図である。
【図4】従来例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図5】従来例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図6】従来の挿入ガイドにサイドモールを挿入した状態の断面図である。
【符号の説明】
21 組込型テーブルコンロ
22 コンロ側面
22a 挿入ガイド
22b 突起
22c,51b 位置決め孔
23,43,52 サイドモール
23a,43a 突出片
23c 位置決めボス
41 ビス
42 板バネ
Claims (1)
- 調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具全体を上部より組込み左右の器具側面と該取付孔側壁との間に生じた隙間を、器具の両側部に形成した化粧板受部に前面より化粧板を挿入することにより塞ぐ組込型調理器において、
上記化粧板受部は、器具側面に上記化粧板を挿入ガイドするための挿入ガイドと該挿入ガイドの挿入方向後部に凸部とを設けるとともに、器具前面に位置決め孔を設け、いっぽう化粧板は、該位置決め孔に前面から嵌合してロックされるボスと、該挿入ガイドに嵌合し該凸部に乗り上げると凸部によって弾性変形させられ該ボスを位置決め孔にロックされる方向に押圧する突出片とを設けたことを特徴とする組込型調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11314396A JP3753393B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 組込型調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11314396A JP3753393B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 組込型調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280574A JPH09280574A (ja) | 1997-10-31 |
JP3753393B2 true JP3753393B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=14604668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11314396A Expired - Lifetime JP3753393B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 組込型調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3753393B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553818B2 (ja) * | 2005-09-21 | 2010-09-29 | 三菱電機株式会社 | 組込式加熱調理器 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP11314396A patent/JP3753393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09280574A (ja) | 1997-10-31 |
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