JP3753268B2 - メータ用指針引き抜き治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力計、速度計、温度計等であって、回転する指針で目盛盤上に測定値を指示するメータ用指針引き抜き治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
メータの指針は、薄く細い形状であって、重量の小さい材質のもので製作されていることから、簡単に折れ曲がったり、或いは錆が発生したりすることがある。
従来、このような問題が発生した場合には、指針の交換が必要となり、図7に示すような指針引き抜き治具が用いられている。
図7において、20はメータケースの前面フレームを跨ぐようにして置かれる基台であって、この基台20には、その中央に先端にねじ針22を有するねじ21が取り付けてあり、このねじ21の先端に設けたねじ針22を指針23の孔に差し込んでねじ込んだあと、ツマミ24を廻して指針を引き抜く構成である。図中25は針軸である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記引き抜き治具の場合、次のような欠点がある。
a.ねじ針22自体が非常に細くできているため、抜き方によっては直ぐに曲っ
たり、折れてしまう。
b.メータによっては指針23の穴の大きさや高さが違うため、この大きさや高
さに合った治具を用意して使い分ける必要がある。
c.針軸25に対して余計な力がかかってこれを曲げてしまうことがある。
本発明の目的は、上述したa〜cの欠点を解消するメータ用指針引き抜き治具を提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るメータ用指針引き抜き治具の構成は次のとおりである。
メータケースの前面フレームを跨ぐようにして置くことができる基板と、
前記基板の中央に下端が固定された垂直の支持板に先端が固定されていて柄部が横方向に向けられている固定ハンドルと、
前記固定ハンドルに対して支軸により回転自在に取り付けられていると共に、柄部が固定ハンドルの柄部の上側に位置し、先端側は前記支軸よりも先に突出している可動ハンドルと、
前記支持板に沿って垂直に上下動自在に取り付けられており、上端は前記可動ハンドルの先端側に連結され、下端には水平方向に折り曲げられた爪部が形成されていると共に、この爪部の先端にU字状の係合溝が形成されている引抜板と、
から成るメータ用指針引き抜き治具。
【0005】
上記構成の治具において、可動ハンドルの先端側に連結ピンを取り付けてこの連結ピンで引抜板の上端に連結し、更にこの連結ピンの後方にガイドピンを取り付けてこのガイドピンを引抜板に設けた縦長孔内に挿入することにより、可動ハンドルの先端側の円弧運動が引抜板側に伝わらないように構成して引抜板の垂直方向の上下動を可能にすることにより、針軸を曲げたりしないようにできる。
【0006】
又、引抜板の下端に形成した爪部の形状を、先端側を薄く形成すると、指針の下に挿し込み易くて便利である。
又、支持板側からガイドを突設し、このガイドを引抜板側に設けた上下動ストローク穴に係合させて上下ストローク範囲を規制するようにすると、使い勝手が良くなる。
又、爪部の上方に押え板を取り付けて、指針を爪部と押え板の間に入れて引き抜くようにすると、指針が外れたりする心配がない。
【0007】
【作用】
引き抜き対象となるメータを上向きに置き、メータケースの前面フレームを跨いで両端がかかるように基板をセットすると共に、引抜板の爪部を指針の下に入れて針軸を係合溝内に挿入する。
そして、固定ハンドルと可動ハンドルの柄部に手をかけて可動ハンドル側を押し下げると、このハンドルの先端に連結されている引抜板がテコの原理で垂直に引き上げられる。この際、爪部が指針の下に当り、係合しているため、指針は真上に引き上げられ、やがて針軸から抜ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
メータの大小に関係なく使用できるように、基板はある程度大きく設定してある。この基板の中央から垂直方向に向けては、支持板が固定されている。そして、この支持板の上部には固定ハンドルの先端が固定され、これにより固定ハンドルの柄部は横方向を向いている。
可動ハンドルは、前記固定ハンドルの先端側に近い位置で支軸により回転自在に支持され、その柄部は前記固定ハンドルの柄部の上方に位置し、固定ハンドルと同一方向を向いている。
【0009】
引抜板は、下端をL字状に折り曲げて爪部を形成し、この爪部にU字状の係合溝を切設した形状から成り、上部の連結ピンで可動ハンドルの先端に連結されていると共に、この後方にガイドピンがあり、このガイドピンは引抜板に形成した縦長孔内に係合していて、この縦長孔とガイドピンの関係により、可動ハンドルを操作したときに生じる可動ハンドルの先端側の円弧運動を吸収して、垂直方向の運動のみが引抜板に伝達されるようになっている。この結果、引抜板には余計な曲げの力は作用しない。又、この引抜板には、支持板側に設けたガイドが係合する縦方向のストローク穴が設けてあり、これにより引抜板のストローク範囲が決まる。
固定ハンドルと可動ハンドル間には、所定の位置まで開くようにバネが装着してあると共に、閉じたときに所定の位置で止まるように、長さ(高さ)調節自在のストッパーが設けてある。
【0010】
【実施例】
図1は本発明に係るメータ用指針引き抜き治具の側面図、図2は平面図、図3は引抜板の側面図、図4は爪部の平面図、図5、図6は正面側から見た引抜作用の説明図である。1はメータケースaの前面フレームa′の中央を跨ぐ長さの基板、2はこの基板1の両端側の下面に取り付けた固定部材、3は基板1の中央から上方に立ち上げた支持板、4は支持板3に沿って垂直に上下動自在の引抜板であって、この引抜板4の下端には水平方向に折り曲げられた爪部5が形成されていると共に、この爪部5の先は薄く形成されており、更にこの爪部5の中央にはU字状の係合溝6が形成されている。7は支持板3と引抜板4との間に装入されたスペーサーである。
【0011】
8は前記支持板3の上端に先端8bが固定された固定ハンドル、9は前記固定ハンドル8に対して支軸10により回転自在に取り付けられている可動ハンドルであって、この可動ハンドル9の柄部9aは、固定ハンドル8の柄部8aの上方に位置し、その先端9bには連結ピン11が取り付けてあり、この連結ピン11は引抜板4の上端に連結されている。又、この連結ピン11の後方にはガイドピン12が取り付けてあり、このガイドピン12は前記引抜板4の上端に形成した縦長孔13に係合している。
【0012】
14は支持板3側から突出させたガイド15が上下動自在に収るように、引抜板4に設けたストローク穴であって、このストローク穴14は、引抜板4の上下動ストロークを規制する。16は当て板である。
17は固定ハンドル8と可動ハンドル9間に組み込まれたバネ材であって、このバネ材17により固定ハンドル8と可動ハンドル9には常時開く方向に力がかかっている。但し、最大の開き角は、前記ガイド15がストローク穴14の下端に係合するまでの角であって、これは丁度片手で握り易い開き角度になっている。
【0013】
18は固定ハンドル8側に取り付けたストッパーであって、高さ調節自在であり、これにより可動ハンドル9を閉じたときの最小開き角を規制している。
上記引き抜き治具は、図1に示すように、水平に置いたメータケースaの前面フレームa′上に固定部材2を当てて基板1をセットすると共に、引抜板4の爪部5を指針bの下に入れて係合溝6内に針軸cを入れる(図5)。この状態で固定ハンドル8と可動ハンドル9を握ると、基板1が反力を受けるため、引抜板4が引き上げられて、爪部5が指針bの裏に当り、指針bは針軸cから引き抜かれる(図6)。
【0014】
引抜板4は、ガイド15とストローク穴14との係合により垂直方向にスライドし、又、可動ハンドル9の先端のガイドピン12は縦長孔13を介して引抜板4に係合しているため、可動ハンドル9の回転により発生する先端9b側の円弧運動が引抜板4側に伝わるのを防いでいる。
図5において、19は指針押え板である。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上の如き構成から成るため、次の効果を奏する。
a.メータケースを基板で押え、引抜板は垂直に上下運動するため、針軸を曲げたり、損 傷したりしない(請求項1〜)。
b.指針の穴を使用して抜かないため、穴のサイズや指針の高さに関係なく使用できる( 請求項1〜)。
c.引抜板と可動ハンドルは、その先端側において、連結ピンとは別に、更にガイドピン と縦長孔を介して連結しているため、可動ハンドル側の回転運動に伴う曲げの力が引抜 板側には作用せず、無理なく引抜板を上下動させることができる(請求項)。
【0016】
d.爪部の先を薄く形成したので、指針の下に挿し込み易い(請求項)。
e.ガイドとストローク穴の係合により、引抜板は安定してスライドし、指針や針軸に無 理な力がかからない(請求項)。
f.爪部の上部に押えを設けたので、引き抜き時に指針が安定する(請求項)。
g.全体に小型化できると共に、メータの大きさごとに治具を用意して使い分ける必要が ない(請求項1〜)。
h.可動ハンドルは、テコの原理を応用しているため、ハンドル操作時の力は小さくてよ い(請求項1〜)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る治具の側面図及び使用状態の説明図。
【図2】本発明に係る治具の平面図。
【図3】引抜板の説明図。
【図4】爪部の平面図。
【図5】治具の正面であって、引抜直前の説明図。
【図6】治具の正面であって、引抜後の説明図。
【図7】従来の治具の説明図。
【符号の説明】
1 基板
2 固定部材
3 支持板
4 引抜板
5 爪部
6 係合溝
7 スペーサー
8 固定ハンドル
9 可動ハンドル
10 支軸
11 連結ピン
12 ガイドピン
13 縦長孔
14 ストローク穴
15 ガイド
16 当て板
17 バネ材
18 ストッパー
19 指針押え板
a メータケース
b 指針
c 針軸

Claims (4)

  1. メータケースの前面フレームを跨ぐようにして置くことができる基板と、前記基板の中央に下端が固定された垂直の支持板に先端が固定されていて柄部が横方向に向けられている固定ハンドルと、前記固定ハンドルに対して支軸により回転自在に取り付けられていると共に、柄部が固定ハンドルの柄部の上側に位置し、先端側は前記支軸よりも先に突出している可動ハンドルと、前記支持板に沿って垂直に上下動自在に取り付けられており、上端は前記可動ハンドルの先端側に連結され、下端には水平方向に折り曲げられた爪部が形成されていると共に、この爪部の先端にU字状の係合溝が形成されている引抜板と、から成るメータ用指針引き抜き治具において、前記可動ハンドルの先端側に連結ピンを取り付けてこの連結ピンで引抜板の上端に連結し、更にこの連結ピンの後方にガイドピンを取り付けてこのガイドピンを引抜板に設けた縦長孔内に挿入して、可動ハンドルの先端側の円弧運動が引抜板側に伝わらないように構成することにより、引抜板の垂直方向の上下動を可能にしたメータ用指針引き抜き治具。
  2. 前記引抜板の下端に形成した爪部の形状を、指針の下に挿し込み易いように、先端側を薄く形成して成る請求項1に記載のメータ用指針引き抜き治具。
  3. 前記支持板側からガイドを突設し、このガイドを引抜板側に設けた上下動ストローク穴に係合させて上下ストローク範囲を規制するように構成して成る請求項1に記載のメータ用指針引き抜き治具。
  4. 前記爪部の上方に指針押え板を取り付けて成る請求項1に記載のメータ用指針引き抜き治具。
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