JP3753174B2 - 金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置 - Google Patents

金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧延装置によって圧延された金属箔体を巻取軸に巻き取る金属箔体の巻取装置において、巻取軸に金属箔体を押し付けて皺の発生や空気の巻き込みを防ぐアイロニングロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧延装置によって圧延された例えばアルミニウム箔等の金属箔体(ストリップ)をコイル状に巻き取る特許文献1に示されるような巻取装置には、巻取時の皺の発生や空気の巻き込みに起因する巻き弛みや巻きズレを防ぐために、特許文献2及び特許文献3に開示されるようなアイロニングロール装置が設けられている。
【0003】
アイロニングロール装置は、例えば図7に概念側面図を示すように、アイロニングロール71が巻取軸73と平行としてその両端で揺動アーム72に回転自在に支持されて揺動アーム72の揺動によって巻取軸73と離接するように設けられると共に、揺動アーム72を揺動付勢するシリンダ74を備え、シリンダ74による揺動アーム72の揺動付勢によってアイロニングロール71を巻取中のストリップコイル75に所定の押圧力で圧接するよう構成される。
【0004】
このようなアイロニングロール装置によって巻取中のストリップコイルにアイロニングロールを押圧することで、巻き込まれたエアークーラントを追い出すと共に幅方向の移動を拘束して巻きズレを防ぐことができる。
【0005】
【特許文献1】
実開平05−50146号公報
【特許文献2】
特許2920744号
【特許文献3】
実開平05−39712号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近時、生産効率向上のために圧延幅(ストリップ幅)を頻繁に変更したいという要求があるが、上記従来構成のアイロニングロール装置ではアイロニングロールはストリップ幅に対応して設定されるため、ストリップ幅が変わるとアイロニングロールもそのストリップ幅と対応した長さのものと交換しなければならず、この交換作業が面倒で時間を要するという問題があった。
【0007】
このため、一定の長さのアイロニングロールで幅の異なるストリップに対応させることが考えられるが、その場合には下記のごとき不具合が生ずる。
【0008】
即ち、アイロニングロールの胴長がストリップ幅より長い場合には、概念図である図8(A)に示すようにストリップ81の側縁によってアイロニングロール82に線状痕83が生じ、この線状痕83が(B)に示すように次に幅広のストリップに切り替えた際にストリップに転写されてしまう。一方、アイロニングロールの胴長がストリップ幅より短い場合には、図8(C)に示すようにアイロニングロール82の端縁によってストリップ81Cに圧着傷(ロールマーク84)を生じさせるものである。
【0009】
また、生産効率向上を目的とする近時の巻取速度の高速化により、巻き弛みや巻きズレの防止が不十分になっていた。
【0010】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、アイロニングロールを異なるストリップ幅に対応した長さのものに容易に変更できると共に高速巻取によっても巻き弛みや巻きズレを生ずることのない金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明に係る金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置は、金属箔体を巻取軸に巻き取る巻取装置において、前記巻取軸と平行な揺動軸で枢支された揺動フレーム部材と、前記揺動フレーム部材を揺動駆動する揺動駆動手段と、前記揺動フレーム部材に前記巻取軸と平行な旋回軸で旋回可能に設けられたロール支持フレーム部材と、前記ロール支持フレーム部材の前記旋回軸の周囲に前記旋回軸と平行に配設された長さの異なる少なくとも二本のアイロニングロールと、前記ロール支持フレーム部材をその支持する前記各アイロニングロールの一方が前記巻取軸と対向する作用位置となるように旋回操作する切替操作手段と、を備え、前記揺動駆動手段による前記揺動フレーム部材の揺動付勢によって前記ロール支持フレーム部材が前記作用位置に支持する前記アイロニングロールを前記巻取軸側に押圧し得ると共に、前記切替操作手段によるロール支持フレーム部材の旋回操作によって前記作用位置のアイロニングロールを置換し得るように構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、上記ロール支持フレーム部材は上記揺動フレーム部材にその揺動移動方向と略平行方向に移動可能に支持された中間フレーム部材を介して設けられると共に、前記中間フレーム部材と前記揺動フレーム部材の間に例えば空気バネによる緩衝部材が介装されて構成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るアイロニングロール装置の一構成例を備えた金属箔体の巻取装置を概念的に示す側面図,図2はその背面図,図3は平面図,図4は図1のA−A断面図,図5は図2のB−B断面図である。
【0014】
図示巻取装置1は、図示しない冷間圧延装置によって圧延されて案内ロール2を介して供給される異なる二種類の幅の金属箔体(ストリップ3)を巻取軸1Aに巻き取るものであり、その上側にアイロニングロール装置10を備えている。
【0015】
アイロニングロール装置10は、支持梁11に枢支され揺動駆動手段としての揺動駆動シリンダ12で揺動操作される揺動フレーム部材としての揺動フレーム20によって、二種類のストリップ3の幅とそれぞれ対応する長さ(例えば1200mmと700mm)の二本のアイロニングロール34(34L,34S)を備えるロールチェンジャ30を支持し、揺動フレーム20の揺動によってロールチェンジャ30の何れか一方のアイロニングロール34を巻取軸1Aに巻き取られたストリップコイル4の外周面に押圧するように構成されている。
【0016】
支持梁11は、断面形状が矩形で巻取軸1Aの上側にそれと平行に配設されている。その前方側(ストリップ供給側)にはアームブラケット11Aが左右一対設けられてこのアームブラケット11Aで揺動フレーム20を揺動可能に支持すると共に、背面側には左右一対のシリンダブラケット11Bが設けられてこのシリンダブラケット11Bで揺動フレーム20を揺動操作する揺動駆動シリンダ12をそれぞれ支持している。
【0017】
揺動駆動シリンダ12は、圧搾空気によって駆動する空気シリンダであって、シリンダブラケット11Aに下向きに枢支されており、そのロッド先端で後述する揺動フレーム20の横ビーム22に枢着されている。
【0018】
揺動フレーム20は、左右の揺動アーム21の先端部が直交する横ビーム22で連結一体化された平面形状コ字状に形成されており、揺動アーム21の基端部21Aでそれぞれアームブラケット11Aに揺動軸13で枢支されると共に横ビーム22の上面に揺動駆動シリンダ12のロッド先端が枢着され、揺動駆動シリンダ12の駆動によって所定角度範囲で揺動操作されるように設けられている。
【0019】
揺動フレーム20の左右の揺動アーム21はクランク状に屈曲形成されており、基端部21Aが支持梁11の下側に位置すると共に先端部21Bが支持梁11を迂回して背面側で後方側に延び、その先端部21Bの下側にロールチェンジャ30を支持している。
【0020】
ロールチェンジャ30は、図4及び図5に詳細に示すように、揺動フレーム20の揺動アーム21の先端部21Bに装着された中間フレーム部材としての中間フレーム31に、二本のアイロニングロール34(34L,34S)を支持するロール支持フレーム部材としてのロール支持フレーム32が旋回軸31Bで旋回可能に設けられると共に、このロール支持フレーム32を左右に設けられた切替操作手段としてのロールチェンジシリンダ33で旋回操作してその支持するアイロニングロール34L,34Sの何れか一方を作用位置に位置させて固定し得るように構成されている。
【0021】
中間フレーム31は、各々揺動アーム21の先端部21Aに支持された左右の支持プレート31Aが両者間に連通架設された旋回軸31Bによって連結されて構成されている。
【0022】
支持プレート31Aの旋回軸31Bから所定間隔離れた外側面所定位置には、ロール支持フレーム32を固定するロックシリンダ36が設けられており、図4中に示すようにこのロックシリンダ36のロッド先端に固定されたロックピン36Aが支持プレート31Aを貫通して後述するロール支持フレーム32のロールアーム32Aに形成されたロック孔32aに嵌合することで、ロール支持フレーム32を支持プレート31A(中間フレーム31)に旋回不能に固定するようになっている。
【0023】
旋回軸31Bは、両端がそれぞれ左右の支持プレート31Aに軸受部材を介して回転自在に嵌合して設けられており、この旋回軸31Bの回転によって当該旋回軸31Bに固定されたロール支持フレーム32が旋回するようになっている。
【0024】
ロール支持フレーム32は、中間フレーム31の左右の支持プレート31Aのそれぞれ内側に位置して旋回軸31Bに固定された左右のロールアーム32Aによって二本のロール軸37(37A,37B)を両端で支持している。ロール軸37は、旋回軸31Bを中心とする所定半径の円弧上の90度離れた位置に配設され、軸方向中央に長さの異なるアイロニングロール34L,34Sがそれぞれベアリングを介して回転自在に装着されている。
【0025】
ロールアーム32Aの外側面の所定位置には、ロック孔32aが、各ロール軸37(アイロニングロール34L,34S)と対応して周方向二カ所に形成されており、このロック孔32aに前述のロックシリンダ36のロックピンが嵌合することで、アイロニングロール34,35を作用位置としてロールアーム32Aが支持プレート31Aに対して相対移動(旋回)不能に固定されるようになっている。ここで、アイロニングロール34の作用位置は、図1及び図5においてアイロニングロール34Sがある位置であり、その中心が旋回軸31Bの中心を通り揺動フレーム20と直交する線上となる位置である。
【0026】
ロールチェンジシリンダ33は、左右の支持プレート31Aの内側にそれぞれ固定されたブラケット31Cに枢支されており、そのロッドが旋回軸31Bに嵌合固定された操作アーム38に枢着され、その駆動によって操作アーム38を揺動させて旋回軸を90゜回転操作するようになっている。
【0027】
このように構成されたロールチェンジャ30は、ロールチェンジシリンダ33の伸縮駆動による操作アーム38を介した旋回軸31Bの回転操作によって、ロール支持フレーム32が旋回軸31Bを中心として90゜前後に旋回し、その支持するアイロニングロール34L,34Sの内何れか一方を任意に作用位置に位置させることができる。即ち、図6(A)に示すようにアイロニングロール34Sが作用位置にある状態から、ロールチェンジシリンダ33を収縮させてロール支持フレーム32を図中反時計回り方向に90゜旋回させることで、(B)に示すようにアイロニングロール34Sが作用位置から退避してアイロニングロール34Lが作用位置にある状態に置換することができる。この状態からロールチェンジシリンダ33を伸長させることで上記とは逆にアイロニングロール34Sを作用位置とすることができる。つまり、アイロニングロール34Sからアイロニングロール34Lに、アイロニングロール34Lからアイロニングロール34Sに極めて容易に置換することができるものである。尚、このアイロニングロール34の置換時にはロックシリンダ36によるロックは解除され、アイロニングローラー34L,34Sの何れかが作用位置では、対応するロック孔32aがロックシリンダ36と合致して当該ロックシリンダ36の駆動によってロール支持フレーム32は旋回不能に固定される。
【0028】
上記ロールチェンジャ30は、揺動フレーム20の先端部の下側に、その中間フレーム31の左右の支持プレート31Aが各々前端で揺動アーム21の先端部21Aの基端内角部位に枢支軸23で枢支されると共に後端で揺動アーム21の先端部21Aの先端に吊り下げ機構40を介して吊り下げ支持されると共に、揺動フレーム20との間に緩衝部材としての空気バネであるエアスプリング24を介在させて設けられている。
【0029】
吊り下げ機構40は、図5中に示すように、支持プレート31Aに枢着されて揺動アーム21の先端部21Bを上下に貫通した支持ロッド41の上側突出部にスプリング42が外挿されると共に先端に抜け落ちを防ぐ押さえ金具43が装着されて構成されており、ロールチェンジャ30の総重量によって生ずる枢支軸23を中心とした旋回モーメントをスプリング42がその弾性変形による弾性復帰力で相殺して吊り下げ支持するようになっているものである。
【0030】
このような支持構造により、中間フレーム31(即ちロールチェンジャ30)は吊り下げ機構40のスプリング42の弾性変形によって枢支軸23回りに揺動し、揺動アーム21に対してその揺動移動方向と略平行方向に移動可能に設けられているものである。
【0031】
エアスプリング24は、中間フレーム31の左右の支持プレート31Aの略中央の上面と揺動アーム21の間にそれぞれ(即ちロールチェンジャ30と揺動フレーム20の間に一対)に介装されており、このエアスプリング24には、図示しないエア供給装置から調圧された空気が供給されて所定の弾性力を有するようになっている。
【0032】
ここで、揺動フレーム20を揺動駆動する揺動駆動シリンダ12と、揺動フレーム20(揺動アーム21)とロールチェンジャ30の間に介装されたエアスプリング24と、中間フレーム31に対するロール支持フレーム32の旋回中心である旋回軸31Bと、ロール支持フレーム32が作用位置に支持するアイロニングロール(図1及び図5ではアイロニングロール34)の中心(ロール軸37)は、図1及び図5に示すように側面側から見て揺動フレーム20と直交する同一線上に位置するように設定されているものである。
【0033】
而して、上記のごとく構成されたアイロニングロール装置10では、ロールチェンジャ30が備える長さの異なる二本のアイロニングロール34L,34Sの内、巻取装置1に巻き取るストリップ3の幅と対応する何れかを作用位置に位置させ、揺動駆動シリンダ12による揺動フレーム20の揺動操作によって巻取軸1Aに巻き取られたストリップコイル4の外周面に所定の押圧力で圧接する。
【0034】
これにより、アイロニングロール34(34L又は34S)はストリップコイル4に従動して回転し、巻取時の皺の発生や空気の巻き込みに起因する巻き弛みや巻きズレを防ぐ。
【0035】
この時、アイロニングロールを支持するロールチェンジャ30と揺動フレーム20の間に介装されたエアスプリング24が巻取胴部より発生する高周波の振動を吸収すると共に、うねりのような比較的低い振動は吊り下げ機構のスプリングが吸収し、押圧力の変動を抑制した一定の押圧力で圧接することができ、これによって絞り効果が向上する。
【0036】
また、巻き取るストリップ3の幅を変更する際には、ロールチェンジャ30のロールチェンジシリンダ33の駆動によって容易にストリップ3の幅に応じたアイロニングロール34L又は34Sを作用位置に位置させる(ストリップ3の幅に応じたアイロニングロール34に置換)ことができるものである。
【0037】
尚、本願は上記構成例に限らず適宜変更可能なものであり、例えば、ロールチェンジャ30に長さの異なる二本のアイロニングロール34を備えて構成したものであるが、三本以上として構成しても良いものである。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置によれば、巻取軸と平行な揺動軸で枢支された揺動フレーム部材と、揺動フレーム部材を揺動駆動する揺動駆動手段と、揺動フレーム部材に巻取軸と平行な旋回軸で旋回可能に設けられたロール支持フレーム部材と、ロール支持フレーム部材の旋回軸の周囲に旋回軸と平行に配設された長さの異なる少なくとも二本のアイロニングロールと、ロール支持フレーム部材をその支持する各アイロニングロールの一方が巻取軸と対向する作用位置となるように旋回操作する切替操作手段と、を備え、揺動駆動手段による揺動フレーム部材の揺動付勢によってロール支持フレーム部材が作用位置に支持するアイロニングロールを巻取軸側に押圧し得ると共に、切替操作手段によるロール支持フレーム部材の旋回操作によって作用位置のアイロニングロールを置換し得るように構成されていることにより、作用位置のアイロニングロールを巻取軸に巻き取られたストリップコイルの外周面に圧接して巻取時の皺の発生や空気の巻き込みに起因する巻き弛みや巻きズレを防ぐことができると共に、切替操作手段によるロール支持フレーム部材の旋回操作によって作用位置のアイロニングロールを長さの異なるものに容易に置換することができる。これにより、圧延幅(ストリップ幅)の変更に伴ってアイロニングロールを対応した長さのものに容易且つ短時間に変更でき、生産効率の向上に寄与するものである。
【0039】
また、上記ロール支持フレーム部材は上記揺動フレーム部材にその揺動移動方向と略平行方向に移動可能に支持された中間フレーム部材を介して設けられると共に、中間フレーム部材と揺動フレーム部材の間に緩衝部材が介装されて構成されていることにより、緩衝部材が巻取胴部より発生する高周波の振動を吸収して押圧力の変動を抑制した一定の押圧力で圧接することができ、これによって絞り効果が向上することとなり、その結果、巻き弛みや巻きズレを防止して巻取速度の高速化が可能となって生産効率の向上に寄与できる。
【0040】
更に、上記緩衝部材は空気バネであることにより、高周波の振動を効率良く吸収減衰して振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアイロニングロール装置の一構成例を備えた金属箔体の巻取装置を概念的に示す側面図である。
【図2】その背面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】ロールチェンジャによるアイロニングロール置換説明図である。
【図7】従来例としてのアイロニングロール装置を備えた巻取装置の概念図である。
【図8】ストリップ幅とアイロニングロールの長さの不整合の説明図である。
【符号の説明】
1 巻取装置
1A 巻取軸
10 アイロニングロール装置
12 揺動駆動シリンダ(揺動駆動手段)
20 揺動フレーム(揺動フレーム部材)
24 エアスプリング(緩衝部材,空気バネ)
31 中間フレーム(中間フレーム部材)
31B 旋回軸
32 ロール支持フレーム(ロール支持フレーム部材)
33 ロールチェンジシリンダ(切替操作手段)
34(34L,34S) アイロニングロール

Claims (3)

  1. 金属箔体を巻取軸に巻き取る巻取装置において、
    前記巻取軸と平行な揺動軸で枢支された揺動フレーム部材と、
    前記揺動フレーム部材を揺動駆動する揺動駆動手段と、
    前記揺動フレーム部材に前記巻取軸と平行な旋回軸で旋回可能に設けられたロール支持フレーム部材と、
    前記ロール支持フレーム部材の前記旋回軸の周囲に前記旋回軸と平行に配設された長さの異なる少なくとも二本のアイロニングロールと、
    前記ロール支持フレーム部材をその支持する前記各アイロニングロールの一方が前記巻取軸と対向する作用位置となるように旋回操作する切替操作手段と、を備え、
    前記揺動駆動手段による前記揺動フレーム部材の揺動付勢によって前記ロール支持フレーム部材が前記作用位置に支持する前記アイロニングロールを前記巻取軸側に押圧し得ると共に、前記切替操作手段によるロール支持フレーム部材の旋回操作によって前記作用位置のアイロニングロールを置換し得るように構成されていることを特徴とする金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置。
  2. 上記ロール支持フレーム部材は上記揺動フレーム部材にその揺動移動方向と略平行方向に移動可能に支持された中間フレーム部材を介して設けられると共に、前記中間フレーム部材と前記揺動フレーム部材の間に緩衝部材が介装されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置。
  3. 上記緩衝部材は、空気バネであることを特徴とする請求項2に記載の金属箔体の巻取装置におけるアイロニングロール装置。
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