JP3752656B2 - 排気マニホールド - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、触媒を内装してなる触媒ケースの上流側に接合される排気マニホールドに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
図4は従来の触媒保持構造を示すものであり、図5には、構成部材の分解斜視図を示す。
触媒ケース1内には触媒保持材3を介在させて触媒2が保持されており、触媒ケース1の上流端側に形成されたフランジ部1cには排気マニホールド5のフランジ部5aが当接されてボルト54で連結されたものとなっている。
前記触媒2は排気ガスの浄化を行なうものであり、セラミック或いは金属製のハニカム状の担体に白金,ロジウム,パラジウムなどの貴金属をコーティングして形成されており、排気ガスに対する触媒転換効率を増加させるために、一つ一つのセル間の壁は非常に薄いハニカム状となっており、触媒ケース1との間に隙間が生ずると、エンジンの運転時の震動などで触媒ケース1の内壁に衝突して破損される虞れがあるため、この隙間を埋めるために、金属メッシュ或いはガラス繊維などで作られた触媒保持材3で保護しており、また、触媒2はエンジンの運転時の排気ガスの圧力により下流方向へ押されるため、触媒ケース1にはストッパー段部1dを設けて、触媒2が下流側へ移動しないようにしており、触媒2のストッパー段部1dに対する面圧を下げる目的で金属製の底部キャップ52が設けられ、さらに排気ガスの圧力が大きい場合には、底部キャップ52と触媒保持材3の下流端の間に弾性緩衝材53が装着される場合もある。
また、触媒保持材3の排気ガスの直撃による熱へたりとか、腐食などによる劣化を防ぐために、上流側には上部キャップ51が設けられている。
【0003】
従来の構造では構成部品が多く、組立てが複雑となるという問題点があり、またさらには、触媒ケース1と排気マニホールド5を摩擦圧接で接合するような場合には、触媒ケース1と排気マニホールド5との間に連続相対回転運動を与えるために上部キャップ51が共回りしてしまい、触媒2及び触媒保持材3を破損させてしまうという問題点があった。
【0004】
このような問題点を解決するために、発明者は既に図6の断面図で、また図7の構成部材の分解斜視図で示すような構造を出願している。
即ち、図6及び図7では、触媒保持材3の外周側にスペーサ4を介在させたものであり、このスペーサ4は、重なり部4aが重合されて径方向に拡径可能に構成され、上流端側に内側へ折り曲げ状にフランジ部4bが一体形成されて、下流端側には複数の爪部4cが形成されたものとなっており、一方、触媒ケース1には、テーパー面を有するロート部1aが下流側に形成されており、このテーパー状のロート部1aに沿って、触媒保持材3の下流端及びスペーサ4の爪部4cが曲げられることにより、触媒2及び触媒保持材3を軸方向に固定できるように構成されている。また、スペーサ4の前記フランジ部4bで、触媒保持材3の上流端を覆蓋して、排気ガスの直撃による触媒保持材3の熱へたりとか、腐食などによる劣化を防ぐように構成されている。
しかしながら、このような下流端側に爪4cを有し、上流端側にフランジ部4bを有して、拡径可能な形状にスペーサ4を形成させるためには、多くの工程が必要となり、特に、上流側のフランジ部4bを成形するために、圧造時にシワとか割れなどが発生しやすく、スペーサ4の製造コストが高くついてしまうという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、部品点数が少なく安価に形成することができ、しかも良好に触媒保持材を保護できる排気マニホールドを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、触媒保持材を外嵌した触媒を内装してなる触媒ケースの上流側に接合される排気マニホールドであって、該排気マニホールドには、前記触媒保持材の上流端へ排気ガスが直接当たるのを防ぐことのできる排気ガス直撃防止堰が、排気ガスの流れ方向に向かって縮径状に全周に亘って一体形成されていることである。
また、第2の要旨は、排気マニホールドが触媒ケースに接合された状態で、排気ガス直撃防止堰の下流端内周が、触媒保持材の内周より内側へ3mm以下の位置に配置され、しかも排気ガス直撃防止堰の下流端と触媒の上流端との隙間が5mm以下となるように設定されていることである。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、触媒ケースと排気マニホールドを接合した状態の断面構成図であり、触媒ケース1内には、触媒保持材3を外嵌した触媒2が内装されており、触媒ケース1内に形成されたストッパー段部1dにキャップ52を設けて、このキャップ52で下流側への移動が阻止された状態で触媒保持材3と触媒2が固定されており、触媒ケース1の上流端には外側へ突出してフランジ部1cが形成され、フランジ部1cの内側には、上流側へ突出して溶バリ防止堰1bが一体状に形成されたものとなっている。
【0007】
また、触媒ケース1のフランジ部1cに、摩擦圧接で接合される排気マニホールド5の下流端外周には接合凸部5bが突出形成されており、この接合凸部5bがフランジ部1cに摩擦接合面Pで摩擦圧接されるものである。
排気マニホールド5の接合凸部5bの内側には、上流側へ凹んで凹部5cが形成され、この凹部5cの内側に、下流側へ突出して排気ガス直撃防止堰5dが全周に亘って突出状に一体形成されたものとなっている。
【0008】
この排気ガス直撃防止堰5dの内周面の径D2は、前記触媒保持材3の内径(触媒2の外径)D1に対し、D1−D2≧0〜6mmの関係となるように設定されている。即ち、排気ガス直撃防止堰5dの内周が触媒保持材3の内周の内側に配置されるように設定されており、排気ガス直撃防止堰5dは排気マニホールド5内を通る排気ガスの流れ方向に平行状に形成されている。
従って、排気マニホールド5内を流れる排気ガスは、排気ガス直撃防止堰5dの内周を通って触媒2に直撃し、触媒保持材3の上端に排気ガスが直撃することがなく、排気ガスの直撃による触媒保持材3の熱へたりとか劣化を良好に防ぐように構成されている。
【0009】
なお、前記溶バリ防止堰1bは、排気ガス直撃防止堰5dの外側の凹部5c内に入り込んだものとなっており、摩擦圧接面Pで摩擦圧接が行なわれる際に、溶バリが内側へ入り込み触媒2を傷付けることのないように、この溶バリ防止堰1bで溶バリの内側への侵入を防ぐように構成されている。
【0010】
図2の要部拡大断面図で示すものは、排気ガス直撃防止堰5dの変形例であり、この図2の排気ガス直撃防止堰5dのように、内周面が傾斜した傾斜面5eとなるように形成しても良い。
なお、傾斜面5eは、θの角度がθ≧0°となるように、上流側から下流側に向かって縮径するように形成することができる。
このように傾斜面5eを形成させた場合には、排気マニホールド5を通る排気ガスが傾斜面5eに沿って内側へ向かって流れ、触媒保持材3の上端への排気ガスの直撃を防ぐことができるものとなる。
【0011】
なお、触媒保持材3への排気ガスの直撃を防ぐためには、排気ガス直撃防止堰5dの内径D2を、触媒保持材3の内径D1よりもかなり小さい寸法に設定しておけば良いのであるが、それでは、触媒2の外周側に排気ガスが通らない不活性エリアが多く発生してしまい、触媒2の浄化性能を十分に発揮することができなくなるため、図2のdで示す触媒の不活性エリアの寸法が1〜3mm以下となるように、前記D2の寸法を設定することができる。即ち、触媒保持材3の内周から内側へ1〜3mm以下の範囲内に、前記排気ガス直撃防止堰5dの内周が位置するように設定すると良い。なお、摩擦圧接面Pで接合する際の軸芯のズレも考慮して、このdの寸法が1〜3mm以下となるように設定することが好ましい。
【0012】
また、摩擦圧接による接合の完了状態で、排気ガス直撃防止堰5dの下流端と触媒2の上流端との隙間tが5mm以下となるように設定することが好ましい。
即ち、この隙間tの寸法が小さいほど、排気ガスの回り込みが少なくなるので、触媒保持材3への排気ガスの直撃を良好に防止することができるが、摩擦圧接で接合される場合、この隙間tが小さすぎると、排気ガス直撃防止堰5dの下流端が触媒2の上流端に接触して、触媒2に破損が生ずる虞れがあるため、摩擦圧接接合との関係で隙間tを5mm以下の範囲に設定すると良い。
【0013】
このように排気マニホールド5に排気ガス直撃防止堰5dを、排気ガスの流れ方向に平行か、あるいは下流方向に向かって縮径状に一体に突出形成して、従来のようなキャップとかスペーサ等の部品を省略し、良好に触媒保持材3を保護することができ、部品点数が少なく、全体を安価に製作することができるものとなる。
【0014】
なお、このような排気ガス直撃防止堰5dを形成した排気マニホールド5は、図3の変形例で示すように、フランジ部5aを触媒ケース1のフランジ部1cにボルト54で締め付けて接合する構造においても採用することができ、この排気直撃防止堰5dにより良好に触媒保持材3の上流端への排気ガスの直撃を防ぐことができるものとなり、部品点数を少なくして安価に形成させることができるものとなる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、触媒保持材を外嵌した触媒を内装してなる触媒ケースの上流側に接合される排気マニホールドであって、該排気マニホールドには、前記触媒保持材の上流端へ排気ガスが直接当たるのを防ぐことのできる排気ガス直撃防止堰が、排気ガスの流れ方向に向かって縮径状に全周に亘って一体形成されていることにより、キャップとかスペーサを用いることなく良好に触媒保持材を保護して、触媒保持材の劣化を防ぐことができ、部品点数が少なくなり、全体を安価に製作することができるものとなる。
【0016】
また、排気マニホールドが触媒ケースに接合された状態で、排気ガス直撃防止堰の下流端内周が、触媒保持材の内周より内側へ3mm以下の位置に配置され、しかも排気ガス直撃防止堰の下流端と触媒の上流端との隙間が5mm以下となるように設定されていることにより、良好に触媒保持材を保護しつつ、触媒の不活性エリアを少なくして、触媒の性能を高めることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の触媒ケースと排気マニホールドの接合状態の断面構成図である。
【図2】 第2実施例の要部拡大断面構成図である。
【図3】 第3実施例の触媒ケースと排気マニホールドの接合状態の断面構成図である。
【図4】 従来構造の断面構成図である。
【図5】 図4の構成部材の分解斜視構成図である。
【図6】 スペーサを用いた場合の断面構成図である。
【図7】 図6の構成部材の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 触媒ケース
1b 溶バリ防止堰
1c フランジ部
1d ストッパー段部
2 触媒
3 触媒保持材
5 排気マニホールド
5a フランジ部
5b 接合凸部
5c 凹部
5d 排気ガス直撃防止堰
52 キャップ
54 ボルト
P 摩擦接合面
D1 触媒保持材の内径
D2 排気ガス直撃防止堰の内径
d 触媒保持材の内周から内側へ向かう距離(不活性エリアの寸法)
t 排気ガス直撃防止堰の下端と触媒の上流端間の隙間

Claims (2)

  1. 触媒保持材を外嵌した触媒を内装してなる触媒ケースの上流側に接合される排気マニホールドであって、該排気マニホールドには、前記触媒保持材の上流端へ排気ガスが直接当たるのを防ぐことのできる排気ガス直撃防止堰が、排気ガスの流れ方向に向かって縮径状に全周に亘って一体形成されていることを特徴とする排気マニホールド。
  2. 排気マニホールドが触媒ケースに接合された状態で、排気ガス直撃防止堰の下流端内周が、触媒保持材の内周より内側へ3mm以下の位置に配置され、しかも排気ガス直撃防止堰の下流端と触媒の上流端との隙間が5mm以下となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の排気マニホールド。
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