JP3752435B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車における自動変速機の制御装置に係り、特に、自動MTの制御に用いるに好適な自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手動変速機を搭載した自動車は、トルクコンバータを用いた変速機を搭載するものに比べ燃費がすぐれており、最近では、手動変速機の機構を用いてクラッチとギアチェンジを自動化したシステム、自動MT(自動化マニュアルトランスミッション)が開発されている。しかし、従来の自動MTにおける変速時の制御では、エンジンと変速機の間のトルク伝達を断・接するための第1摩擦クラッチの解放・締結操作により加速度変動が発生し、乗員に違和感を与えることがある。
【0003】
そこで、例えば、特開2000−65199号公報に記載されているように、従来の自動MTに、変速中のトルク伝達を行なうために第2の摩擦式クラッチ(アシストクラッチ)を変速機の入力軸と出力軸の間に設ける自動変速機が提案されている。アシストクラッチを設けた自動MTにおける変速時の制御では、変速開始時に噛合い式クラッチが締結されている状態からアシストクラッチを押し付けることでアシストクラッチが滑りながらトルク伝達を行ない、所定のトルク伝達が実現した状態で、噛合い式クラッチを解放する。このように、変速動作の開始において噛合い式クラッチからアシストクラッチに変更することで、変速中のトルク伝達を実現している。噛合い式クラッチの解放が完了すると、変速機の入力軸回転数が所定の時間で目標入力軸回転数となるようアシストクラッチの押し付け力を制御する。入力軸回転数と出力軸の回転数の比が変速後のギア比となると、高速側の噛み合い式クラッチを締結させることで変速動作を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
アシストクラッチを設けた自動MTにおける変速時の制御では、アシストクラッチの押し付け力を制御することでエンジンの回転数を制御し、変速機の入力軸回転数を目標入力軸回転数に近づける。しかし、変速中に、運転者がアクセルペダルを戻した場合、エンジンが高回転の場合は燃料カットが行なわれるため、アシストクラッチによる入力回転数制御が困難となり、変速失敗となるという第1の問題があった。なお、燃料カットを禁止すると、アクセルペダルを戻したときのつっぱしり感(燃料カット時の減速感ほどの減速感が得られない状態)が発生することがある。
【0005】
また、変速直前に、運転者がアクセルペダルを戻した場合、このとき、変速線を横切ると、エンジンが高回転の場合は燃料カットが行なわれるため、アシストクラッチによる入力回転数制御が困難となり、変速失敗となるという第2の問題があった。なお、燃料カットを禁止すると、アクセルペダルを戻したときのつっぱしり感が発生することがある
【0006】
本発明の目的は、変速前に、運転者がアクセル戻しを行い、変速線を横切った場合でも、変速動作を行い得る自動変速機の制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、エンジンと歯車式変速機との間に介装され、上記エンジンと駆動輪との間のトルク伝達を断続する第1のクラッチと、上記歯車式変速機の入力軸と出力軸の間に設けられた複数のトルク伝達手段とを有し、上記トルク伝達手段の一つが摩擦式クラッチであり、その他のトルク伝達手段が噛合い式クラッチであり、一方の変速段から他方の変速段に変速するとき、上記摩擦クラッチを制御する自動変速機の制御装置において、上記摩擦クラッチを用いて変速する第一の変速手段による変速と、上記摩擦クラッチを用いないで変速する第二の変速手段による変速とを選択する変速方法選択手段を備え、この変速方法選択手段は、エンジンの運転状態に応じて、変速方法を選択するようにしたものである。
【0011】
かかる構成により、変速前に、運転者がアクセル戻しを行い、変速線を横切った場合でも、変速動作を行い得るものとなる。
【0012】
)上記()において、好ましくは、上記変速方法選択手段は、エンジンが中低負荷運転状態の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、エンジンが高負荷運転状態の場合には、上記第一の変速手段による変速を選択するようにしたものである。
【0013】
)上記()において、好ましくは、上記変速方法選択手段は、エンジントルクによってエンジンの運転状態を判定し、エンジントルクが所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、エンジントルクが所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択するようにしたものである。
【0014】
)上記()において、好ましくは、上記変速方法選択手段は、アクセル開度によってエンジンの運転状態を判定し、アクセル開度が所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、アクセル開度が所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択するようにしたものである。
【0015】
)上記()において、好ましくは、上記変速方法選択手段は、スロットル開度によってエンジンの運転状態を判定し、スロットル開度が所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、スロットル開度が所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択するようにしたものである。
【0016】
)上記()において、好ましくは、上記変速方法選択手段は、第一変速手段による変速中にアクセルペダル戻しを検出すると、上記第二の変速手段による変速を選択して実行するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図20を用いて、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の構成および動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の全体構成を示すブロック構成図である。
エンジン1には、エンジン1の回転数を計測するエンジン回転数センサ35、エンジントルクを調節する電子制御スロットル21が設けられている。アクセルペタルの踏込量は、アクセルペタルに設けられているアクセルペタルセンサ22によって検出される。制御装置40は、アクセルペダルセンサ22の出力がスロットル開度指令値として取込み、電子制御スロットル21の開度を制御する。電子制御スロットル21によって、エンジン1のトルクを高精度に制御することができる。
【0018】
電子制御スロットル21は、吸気管に設けられており、電子制御スロットル21のスロットル開度は、電子制御スロットル21からスロットル開度信号として制御装置40に入力される。エンジン1では、電子制御スロットル21により吸入空気量が制御され、この吸入空気量に見合う燃料量が燃料噴射装置(図示しない)から噴射される。また、エンジン1においては、空気量および燃料量から決定される空燃比、エンジン回転数などの信号から点火時期が決定され、点火装置(図示しない)により点火するようになっている。燃料噴射装置には、燃料が吸気ポートに噴射される吸気ポート噴射方式あるいはシリンダ内に直接噴射される筒内噴射方式があるが、エンジンに要求される運転域(エンジントルク、エンジン回転数で決定される領域)を比較して燃費が低減でき、かつ排気性能が良い方式のエンジンを用いるのが有利である。また、電子制御スロットル21のスロットル開度は、アクセルペタルセンサ22から出力されるアクセルペタル位置の指令値に基づいて制御装置40に入力される。
エンジン1のエンジン出力軸2には、第1のクラッチ3が設けられており、エンジン1のトルクを入力軸4に伝達することが可能である。第1のクラッチ3は、エンジンのトルクを変速機に伝えるクラッチ機構である。例えば、自動車の発進時に締結される場合に用いられる発進・変速用のクラッチがその一例であり、この場合は、第1のクラッチ3として乾式単板方式等が用いられている。入力軸4には、第1のドライブギヤ(5速ドライブギヤ)5、第2のドライブギヤ(2速ドライブギヤ)8、第3のドライブギヤ(4速ドライブギヤ)7および第4のドライブギヤ(1速ドライブギヤ)23が固着されている。また、入力軸4には、アシストクラッチ用ドライブギヤ6が回転自在に設けられている。
【0019】
第1のクラッチ3の押付け力(クラッチトルク)の制御には、油圧によって駆動するアクチュエータ(図示していない)や電気モータ等で駆動するアクチュエータ等が用いられている。このアクチュエータは、制御装置40の第1のクラッチ制御手段30によって制御される。第1のクラッチ3の押付け力(クラッチトルク)を調節することで、エンジン1のエンジン出力軸2から入力軸4への動力伝達の断・接や滑り状態での伝達等を行うことができるようになっている。そして、入力軸4の近傍には、入力軸4の回転数を検出するセンサ20が設けられている。
【0020】
一方、変速機の駆動輪出力軸9には、シンクロナイザリング14を有する第1のドリブンギヤ(5速ドリブンギヤ)10、シンクロナイザリング14を有する第2のドリブンギヤ(2速ドリブンギヤ)13、シンクロナイザリング17を有する第3のドリブンギヤ(4速ドリブンギヤ)12、シンクロナイザリング17を有する第4のドリブンギヤ(1速ドリブンギヤ)24が回転自在に設けられている。また、駆動輪出力軸9には、アシストクラッチ用ドリブンギヤ11が固着されている。
【0021】
第1のドリブンギヤ10は、第1のドライブギヤ5と噛合しており、第2のドリブンギヤ13は、第2のドライブギヤ8と噛合しており、第3のドリブンギヤ12は、第3のドライブギヤ7と噛合しており、第4のドリブンギヤ24は、第4のドライブギヤ23とそれぞれ噛合している。また、アシストクラッチ用ドリブンギヤ11は、アシストクラッチ用ドライブギヤ6に噛合している。
【0022】
そして、第1のドリブンギヤ10と第2のドリブンギヤ13の間には、第1のドリブンギヤ10又は第2のドリブンギヤ13を選択して駆動輪出力軸9に係合させるシンクロナイザ噛み合い歯車15を有する第2のクラッチ(噛み合いクラッチ)16が設けられている。第1のドリブンギヤ10および第2のドリブンギヤ13には、駆動輪出力軸9の軸方向に移動しないようストッパー(図示しない)が設けられている。また、第2のクラッチ16は、駆動輪出力軸9に設けられた複数の溝(図示しない)と噛み合う溝(図示しない)が設けられており、駆動輪出力軸9の軸方向には移動可能になっているが、駆動輪出力軸9の回転方向への移動は制限された構成となっている。したがって、第1のドライブギヤ5又は第2のドライブギヤ8から第1のドリブンギヤ10又は第2のドリブンギヤ13に伝達された回転トルクは、第2のクラッチ16に伝達され、第2のクラッチ16を介して駆動輪出力軸9に伝達されることになる。
【0023】
また、第3のドリブンギヤ12と第4のドリブンギヤ24の間には、第3のドリブンギヤ12又は第4のドリブンギヤ24を選択して駆動輪出力軸9に係合させるシンクロナイザ噛み合い歯車18を有する第3のクラッチ(噛み合いクラッチ)19が設けられている。第3のドリブンギヤ12および第4のドリブンギヤ24には、駆動輪出力軸9の軸方向に移動しないようストッパー(図示しない)が設けられている。また、第2のクラッチ16同様、第3のクラッチ19は、駆動輪出力軸9に設けられた複数の溝(図示しない)と噛み合う溝(図示しない)が設けられており、駆動輪出力軸9の軸方向には移動可能になっているが、駆動輪出力軸9の回転方向への移動は制限された構成となっている。したがって、第3のドライブギヤ7又は第4のドライブギヤ23から第3のドリブンギヤ12又は第4のドリブンギヤ24に伝達された回転トルクは、第3のクラッチ19に伝達され、第3のクラッチ19を介して駆動輪出力軸9に伝達されることになる。
【0024】
また、入力軸4には、入力軸4に回転自在に設けられているアシストクラッチ用ドライブギヤ6を入力軸4に係合させるアシストクラッチ(摩擦クラッチ)25が設けられている。アシストクラッチ用ドライブギヤ6には、入力軸4の軸方向に移動しないようストッパー(図示しない)が設けられている。また、アシストクラッチ25は、入力軸4に設けられたクラッチ板とアシストクラッチ25に設けられたクラッチ板を押し付けることによって発生する摩擦力によって動力を伝える構成となっている。従って、入力軸4からアシストクラッチ25を介してアシストクラッチドライブギヤ6に伝達された回転トルクは、アシストクラッチ用ドリブンギヤ11を介して駆動輪出力軸9に伝達されることになる。
【0025】
このように、入力軸4の回転トルクをアシストクラッチ用ドライブギヤ6に伝達するためには、アシストクラッチ25を駆動させ、アシストクラッチ用ドライブギヤ6と入力軸4を滑らしたり、締結させた状態でトルクを伝える必要がある。アシストクラッチ25の駆動は、油圧によって駆動するアクチュエータや電気モータ等の電気式アクチュエータ等によって行われるが、油圧によって駆動するアクチュエータの場合、この油圧を制御することによってアシストクラッチ25の締結力を調節でき、このアシストクラッチ25の滑った状態でのトルク伝達によって入力軸4の回転トルクをアシストクラッチ用ドライブギヤ6、アシストクラッチ用ドリブンギヤ11を介して駆動輪出力軸9へと伝達することができる。また、入力軸4の回転トルクを第2のクラッチ16に伝達するためには、第2のクラッチ16を駆動輪出力軸9の軸方向に移動させ、第2のクラッチ16を第1のドリブンギヤ10又は第2のドリブンギヤ13と締結する必要がある。第1のドリブンギヤ10又は第2のドリブンギヤ13と駆動輪出力軸9とを締結するには、第2のクラッチ16を移動する。第2のクラッチ16を移動するには、油圧によって駆動するアクチュエータや電動モータ等の電気式アクチュエータ等が用いられている。第2のクラッチ16のストロークの移動量を調節することで、入力軸4の回転トルクを第2のクラッチ16を介して駆動輪出力軸9へと伝達することができる。また、駆動輪出力軸9の回転数は、駆動輪出力軸9の近傍に設けられているセンサ29によつて検出される。
【0026】
さらに、入力軸4の回転トルクを第3のクラッチ19に伝達するためには、第3のクラッチ19を駆動輪出力軸9の軸方向に移動させ、第3のクラッチ19を第3のドリブンギヤ12又は第2のドリブンギヤ24と締結する必要がある。第1のドリブンギヤ12又は第2のドリブンギヤ24と駆動輪出力軸9とを締結するには、第3のクラッチ19を移動する。第3のクラッチ19移動するには、油圧によって駆動するアクチュエータや電動モータ等の電気式アクチュエータ等が用いられている。第3のクラッチ19のストロークの移動量を調節することで、入力軸4の回転トルクを第3のクラッチ19を介して駆動輪出力軸9へと伝達することができる。
【0027】
第2のクラッチ16と第3のクラッチ19のアクチュエータによる駆動制御は、制御装置40の第2・第3クラッチ制御手段31からの指令に基づいて第2・第3クラッチ制御装置27によって行われる。また、アシストクラッチ25のアクチュエータによる駆動制御は、制御装置40のアシストクラッチ制御手段32からの指令に基づいてアシストクラッチ制御装置28によって行われる。
【0028】
このように、第1のドライブギヤ5、第2のドライブギヤ8、第3のドライブギヤ7、第4のドライブギヤ23から、第1のドリブンギヤ10、第2のドリブンギヤ13、第3のドリブンギヤ12、第4のドリブンギヤ24を介して駆動輪出力軸9に伝達された入力軸4の回転トルクは、図示していないディファレンシャルギヤを介して車軸に伝えられ、図示していない駆動輪を回転させる。
【0029】
これら第1のクラッチ3を駆動するアクチュエータは、第1クラッチ制御装置26によってストロークの制御を行っている。第2のクラッチ16を駆動するアクチュエータ、第3のクラッチ19を駆動するアクチュエータは、第2・第3クラッチ制御装置27によってストロークの制御を行っている。アシストクラッチ25を駆動するアクチュエータは、アシストクラッチ制御手段32からの制御指令に基づいてアシストクラッチ制御装置28によってアシストクラッチ25のクラッチ板を押し付けることによってクラッチの伝達トルクの制御を行っている。また、電子制御スロットル21は、エンジン制御手段33によってスロットル開度を制御するようになっている。
【0030】
ここで、図2〜図11を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段32の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段32の全体構成を示すブロック図である。
【0031】
アシストクラッチ制御手段32は、変速時間設定手段101と、アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102と、目標回転数軌道設定手段103と、アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104と、合成手段105とエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106によって構成されている。
【0032】
変速時間設定手段101は、アシストクラッチ25を締結開始してから締結を解除するまでの時間を設定するものである。変速時間設定手段101は、センサ20から変速機入力軸回転数の信号が入力すると、制御開始・完了トリガに基づいて、変速時間を出力する。変速時間設定手段101の詳細については、図3を用いて後述する。
【0033】
アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、アシストクラッチ伝達トルクのフィードフォワード指令値を設定するものである。アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、センサ20から出力される変速機入力軸回転数の信号と、変速パターン(1→2変速、2→3変速等)と、エンジン制御手段33からのエンジントルクと、変速時間設定手段101からの変速時間が入力すると、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16、第3のクラッチ19)の解放・締結によって出力されるトリガ(制御開始・完了トリガ)に基づいて、クラッチ伝達トルク指令を、合成手段105に出力する。アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102の詳細については、図4を用いて後述する。
【0034】
目標回転数軌道設定手段103は、センサ29から出力される駆動輪出力軸9の回転数と、変速パターンと、変速時間設定手段101から出力される変速時間が入力すると、制御開始・完了トリガに基づいて、変速機入力軸4の目標回転数の軌道を設定し、アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104およびエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106に出力する。目標回転数軌道設定手段103の詳細については、図7を用いて後述する。
【0035】
アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104は、目標回転数軌道設定手段103から出力される変速機の入力軸目標回転数と、センサ20から出力される変速機の入力軸回転数が入力されると、制御開始・完了トリガに基づいて、アシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を設定し、合成手段105に出力する。アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104の詳細については、図10を用いて後述する。
【0036】
合成手段105は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102から出力されるアシストクラッチ伝達トルクFF指令値と、アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104から出力されるアシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を合成して、アシストクラッチ25を制御するためのアシストクラッチ指令値を、アシストクラッチ駆動装置28に出力する。
【0037】
エンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106は、目標回転数軌道設定手段103が出力する変速機入力軸目標回転数が入力されると、制御開始・完了トリガに基づいて、変速時におけるエンジントルクの下限値を設定し、エンジン制御装置33に出力する。エンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106の詳細については、図9を用いて後述する。
【0038】
次に、図3を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段32の中の変速時間設定手段101の構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の変速時間設定手段の構成を示すブロック図である。
【0039】
変速時間設定手段101は、アシストクラッチ25を締結開始してから締結を解除するまでの時間を設定する。すなわち、変速時間設定手段101にセンサ20から出力される変速機の入力軸4の回転数が入力されると、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16、第3のクラッチ19)の解放・締結によって出力されるトリガ(制御開始・完了トリガ)に基づいて、変速時間が設定される。変速時間設定手段101は、変速機の入力軸4の回転数によって予め設定されている変速時間マップ1011を有しており、変速時間マップ1011から、変速時間が設定される。
【0040】
変速時間設定手段101においては、変速時間マップ1011に基づいて設定された変速時間を、アシストクラッチ25を締結開始してから締結を解除するまでの変速時間として出力する。変速時間設定手段101から出力された変速時間値は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102と目標回転数軌道設定手段103に入力される。
【0041】
次に、図4〜図6を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段32の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102の構成について説明する。
最初に、図4を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102の構成について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の構成を示すブロック図である。
【0042】
アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、アシストクラッチ伝達トルクのフィードフォワード指令値を設定するものである。アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021と、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段B1022と、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段C1023とによって構成されている。
【0043】
ここで、図5および図6を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021の構成について説明する。
【0044】
図5は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段Aの構成を示すブロック図である。図6は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の中の各手段の出力波形図である。
【0045】
アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021は、アシストクラッチ伝達トルク変更量演算手段10211と、アシストクラッチ伝達トルクFF指令1演算手段10212とから構成される。
【0046】
アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021のアシストクラッチ伝達トルク変更量演算手段10211に、センサ20から出力される変速機の入力軸4の回転数と、1速から2速へ、2速から3速へ等の変速パターンが入力され、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16、第3のクラッチ19)の解放・締結によって出力されるトリガ(制御開始・完了トリガ)が入力されると、アシストクラッチ伝達トルク変更量が設定される。アシストクラッチ伝達トルク変更量演算手段10211は、入力軸回転数と変速パターン(1→2変速、2→3変速等)とによって予め設定されているアシストクラッチ伝達トルク変更量マップを有しており、このアシストクラッチ伝達トルク変更量マップから、アシストクラッチ伝達トルク変更量が設定され、アシストクラッチ伝達トルクFF指令1演算手段10212に出力する。
【0047】
アシストクラッチ伝達トルクFF指令1演算手段10212は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令値を演算して出力するものである。アシストクラッチ伝達トルクFF指令1演算手段10212は、変速時間設定手段101から出力される変速時間と、アシストクラッチ伝達トルク変更量演算手段10211から出力されるアシストクラッチ伝達トルク変更量が入力されると、この2つの値に基づいて、図6(A)に示すようなアシストクラッチ伝達トルクFF指令値1を演算し、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段C1023に出力する。
【0048】
また、図4に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段B1022は、エンジントルク値が入力されると、エンジントルク値によって決まる図6(B)に示す如きアシストクラッチ伝達トルクFF指令値2を、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段C1023に出力する。アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段B1022は、ドッグクラッチからアシストクラッチへの架け替え中にアシストクラッチによって伝達するトルクと、エンジントルクを伝達するためのトルク補正値を演算する。
【0049】
すなわち、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021によって回転数変更分をアシストクラッチで発生するためのトルク補正値を演算し、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021によってエンジントルクを伝達するためのトルク補正値を演算する。
【0050】
図4に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段C1023は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021から出力されるアシストクラッチ伝達トルクFF指令値1と、アシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段B1022から出力されるアシストクラッチ伝達トルクFF指令値2とを合成して、図6(C)に示す如きアシストクラッチ伝達トルクFF指令値を求め、合成手段105に出力する。
【0051】
次に、図7および図8を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いる目標回転数軌道設定手段103の構成について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の目標回転数軌道設定手段の構成を示すブロック図である。図8は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の目標回転数軌道設定手段における目標回転数軌道設定のための特性図である。
【0052】
図7に示すように、目標回転数軌道設定手段103は、センサ29から出力される駆動輪出力軸9の回転数と、変速パターン(1→2変速、2→3変速等)と、変速時間設定手段101から出力される変速時間とが入力され、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16、第3のクラッチ19)の解放・締結によって出力されるトリガ(制御開始・完了トリガ)が入力されると、図8の特性図から、変速機入力軸4の目標回転数の軌道を設定し、アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104およびエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106に出力する。
【0053】
次に、図9を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106の構成について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段の構成を示すブロック図である。
【0054】
エンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106は、変速時におけるエンジントルクの下限値を設定するものであり、エンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106は、エンジン目標回転数設定手段1061と、エンジントルク下限制限手段1062とによって構成されている。
【0055】
エンジン目標回転数設定手段1061は、目標回転数軌道設定手段103から出力される変速機の入力軸目標回転数に対して、所定のエンジン回転数マージンをくわえて、エンジン目標回転数を設定し、エンジントルク下限制限手段1062に出力する。ここで、所定のエンジン回転数マージンとは、フィードバックにより回転数合わせ制御を失敗しないためのマージンである。エンジントルク下限制限手段1062は、エンジン目標回転数設定手段1061から出力されるエンジン目標回転数と、所定のエンジントルク下限指令に基づいて、スロットル開度下限値を設定し、エンジントルクを制御するためのエンジン制御手段33に出力する。エンジン制御手段33は、変速中においては、アクセルペタルセンサ22から出力される値に基づいて設定したスロットル開度指令値の下限値を、エンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106から出力されるスロットル開度下限値で制限し、電子制御スロットル21の開度を指令する。
【0056】
次に、図10および図11を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104の構成について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104の構成を示すブロック図である。図11は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段によって設定される目標入力軸回転数軌道の説明図である。
【0057】
アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104は、アシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を設定するものである。アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104は、目標回転数軌道設定手段103から出力される変速機の入力軸目標回転数と、センサ20から出力される変速機の入力軸回転数が入力され、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16、第3のクラッチ19)の解放・締結によって出力されるトリガ(制御開始・完了トリガ)が入力されると、入力軸目標回転数と入力軸回転数との偏差を求め、この偏差からPI制御により、目標入力軸回転数軌道が、図11の破線で示すものとなるようなアシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を求め、合成手段105に出力する。
【0058】
図2に示した合成手段105は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102から出力されるアシストクラッチ伝達トルクFF指令値にアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104から出力されるアシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を合成して、アシストクラッチ25を制御するためのアシストクラッチ指令値をアシストクラッチ駆動装置28に出力する。
【0059】
次に、図12〜図20を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容について説明する。
図12〜図16,図19は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。図17,図18は、図16に示した制御内容の説明図であり、図20は、図19に示した制御内容の説明図である。
【0060】
最初に、変速開始指令が出力されると、図12のステップs203以降の処理が開始される。
【0061】
変速要求後、ステップs203において、エンジン制御手段33は、エンジントルクを所定値まで低下させるエンジントルクダウン制御を行う。エンジントルクダウン制御は、エンジントルクが所定値に低下するまで行われる。
【0062】
そこで、ステップs204において、エンジン制御手段33は、エンジントルクが所定値まで低下したか否かを判定し、所定値まで低下するまで、ステップs203を繰り返す。
【0063】
所定値まで低下すると、ステップs205〜s208におけるアシストクラッチ制御手段32によるアシストクラッチ制御処理を実行する。
【0064】
ステップs205において、アシストクラッチ制御手段32は、噛み合いクラッチ(第2,第3クラッチ15,18)締結中におけるアシストクラッチ25の制御処理を行う。
そして、ステップs206において、アシストクラッチ制御手段32は、第2,第3クラッチの解放が完了するまで、ステップs205の処理を繰り返し、クラッチの解放が完了すると、ステップs207に進む。
【0065】
ここで、図13を用いて、ステップs205における噛み合いクラッチ締結中におけるアシストクラッチ制御処理の詳細内容について説明する。
【0066】
エンジントルクのダウン制御が完了した後、制御開始のトリガがあると、ステップs2051において、エンジン制御手段33は、エンジントルクの推定を行う。
【0067】
次に、ステップs2052において、図2に示したアシストクラッチ制御手段32の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102,アシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104および合成手段105は、アシストクラッチ伝達トルクの目標指令値を演算する。
【0068】
次に、ステップs2053において、アシストクラッチ制御手段32は、アシストクラッチ駆動装置28を制御して、アシストクラッチ25を滑りによるトルク伝達を行い、所定のトルク伝達が行なわれると、低速側の噛み合いクラッチの締結を解除し、アシストクラッチ25による伝達トルク制御を行う。
【0069】
ステップs205の噛み合いクラッチ締結中におけるアシストクラッチ25の制御処理が行われると、ステップs206において、第2,第3クラッチ制御手段31は、低速側の噛み合いクラッチの締結が解放されたか否かを判定する。
【0070】
ステップs206において、低速側の噛み合いクラッチの締結が解放されたと判定すると、ステップs207において、アシストクラッチ制御手段32は、噛み合いクラッチ解放中におけるアシストクラッチ25の制御処理を行う。
そして、ステップs208において、アシストクラッチ制御手段32は、第2,第3クラッチの締結が完了するまで、ステップs207の処理を繰り返し、クラッチの締結が完了すると、ステップs209に進む。
【0071】
ここで、図14を用いて、ステップs207における噛み合いクラッチ解放中におけるアシストクラッチ制御処理の詳細内容について説明する。
【0072】
噛み合いクラッチの解放が完了した後、制御開始のトリガがあると、ステップs2071において、図2に示したアシストクラッチ制御手段32の中の変速時間設定手段101は、変速時間(アシストクラッチ25の締結から解放までの時間)を設定する処理が行われる。すなわち、制御開始のトリガがあると、図3に示した変速時間設定手段101の変速時間設定手段1011は、変速時間を設定する。
【0073】
次に、ステップs2072において、図2に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、アシストクラッチ伝達トルクのフィードフォワード指令値設定処理を行う。
【0074】
ここで、図15を用いて、ステップs2072の処理の詳細について説明する。
変速時間の設定処理が行われると、ステップs20721において、図4に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102のアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021は、アシストクラッチ伝達トルクFF指令値1を演算する。
【0075】
さらに、図16を用いて、ステップs20721の処理の詳細について説明する。
ステップs2071において変速時間設定処理が行われると、ステップs207211において、制御処理回数が1回か否かを判定する。制御処理回数が1回でないときはステップs207214に移る。
【0076】
制御処理回数が1回のときは、ステップs207212において、入力軸4の回転数と変速パターン(1→2変速、2→3変速等)とから、図17に示す如き特性図から入力軸4の回転数の変更量の演算処理が行われる。
【0077】
次に、ステップs207213において、図4に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段A1021のアシストクラッチ伝達トルク変更量演算手段10211は、入力軸4の回転数の変更量に対して変速時間によって決められる図18に示す如きアシストクラッチ伝達トルク変更量特性図から、アシストクラッチ伝達トルク変更量の設定演算処理が行われる。
【0078】
次に、ステップs207214において、アシストクラッチ伝達トルク値の変更指令値の演算処理が行われ、図15のステップs20722に移る。
【0079】
図15のステップs20722において、アシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102は、エンジントルクを推定する。
【0080】
次に、ステップs20723において、図4に示したアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段102のアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段B1022は、エンジントルク値からアシストクラッチ伝達トルクFF指令値2の演算処理を行い、ステップs2073に移る。
【0081】
図14のステップs2073において、図7に示した目標回転数軌道設定手段103は、変速機入力軸4の目標回転数の軌道を設定する処理が行われる。
【0082】
ここで、図19を用いて、ステップs2073の処理の詳細について説明する。
ステップs2072において、アシストクラッチ伝達トルクのフィードフォワード指令値設定処理を行った後、ステップs20731において、目標回転数軌道設定手段103は、変速時間に対する噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)の解放後の経過時間比を演算する。
【0083】
次に、ステップs20732において、目標回転数軌道設定手段103は、図20に示した変速時間に対する重みゲイン特性図から、重みゲインを設定する。
【0084】
次に、ステップs20733において、目標回転数軌道設定手段103は、変速機入力軸4の目標回転数の軌道を演算処理し、図14のステップs2076に移る。
【0085】
次に、図14のステップs2076において、図8に示したエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段106は、変速時におけるエンジントルクの下限値を設定する。ステップs2076においてエンジントルク下限制限スロットル開度を設定すると、エンジン制御手段33は、スロットル開度の下限値をステップs2076において演算したエンジントルク下限制限スロットル開度で制限した電子制御スロットル21の開度を指令し、ステップs2074に移る。
【0086】
次に、ステップs2074において、図10に示したアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104は、アシストクラッチ伝達トルクのフィードバック指令値を設定する。
【0087】
次に、ステップs2075において、合成手段105は、アシストクラッチ25を制御するアシストクラッチ指令値を演算し、ステップs208に移る。
【0088】
次に、ステップs208において、第2,第3クラッチ制御手段31は、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)の締結が完了したか否かを判定する。ステップs208において噛み合いクラッチの締結が完了していないと判定すると、ステップs207のステップs2072に移る。また、ステップs208において噛み合いクラッチの締結が完了していると判定すると、ステップs209において、エンジントルクの復帰の制御を行う。エンジントルクの復帰制御では、アシストクラッチ25は解放となる。ここで、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)の締結は、入力軸4の回転数と出力軸9回転数の比が変速後のギア比と同じになった場合に締結の指令が発生し、噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)の締結制御が行われる。
【0089】
以上説明したように、本実施形態では、アシストクラッチによるトルク伝達を行う際に、ンジントルクの下限を制限することに特徴がある。すなわち、図12〜図20に示した制御内容では、変速要求があると、ある所定時間後に実際の変速開始が行われる。この変速開始に基づいてスロットル開度を絞り、その後、アシストクラッチ25を駆動し、滑りによるトルク伝達を開始(アシストクラッチトルク容量指令の立ち上がり)し、徐々にアシストクラッチ25のクラッチ押し付け力を高める。アシストクラッチ25の滑りによるトルク伝達が行なわれ、駆動輪出力軸9の出力軸トルクが一端アシストクラッチ25が取り付けられているギア比に応じたトルク値まで低下する。その後、低速側の第2クラッチ16(第4クラッチ19)が解放されると入力軸4と出力軸9は締結状態から解放され、アシストクラッチによる滑り状態になるため、アシストクラッチ25の滑り伝達トルクがエンジンへの負荷になり、エンジン回転数が低下する。この時のエンジンの回転数低下によって発生するイナ-シャトルクがアシストクラッチ25によって駆動輪出力軸9へ伝達され、出力軸トルクが上昇し、必要なトルクが得られ、車速は確保される。従って、低速側の噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)の解放後は、アシストクラッチ25によるアシストクラッチ用ドライブギヤ6、アシストクラッチ用のドリブンギヤ11によって走行している。このとき、エンジントルクの下限を適切に制限することにより、変速中に運転者がアクセルペダルを戻した場合でも、スロットル開度を変速可能なエンジントルクとなるよう保持し、アシストクラッチ伝達トルクのフィードバック制御を可能としている。その後、エンジン回転数と駆動輪出力軸9の回転数の比が変速後のギア比となると、高速側の噛み合いクラッチ(第2のクラッチ16又は第3のクラッチ19)を締結することが可能な条件となるので、駆動輪出力軸9と高速側の噛み合いクラッチを締結させる。
【0090】
なお、以上の説明では、常にエンジントルクを所定の下限値に制限しているが、例えば、アクセル開度を検出して、アクセルペダル戻しが行われたときのみ、エンジントルクを所定の下限値に制限するようにしてもよいものである。
【0091】
以上説明したように、本実施形態によれば、アシストクラッチによるトルク伝達中のンジントルクの下限を制限するようにしているので、変速中に運転者がアクセルペダルを戻した場合でも、スロットル開度を変速可能なエンジントルクとなるよう保持し、アシストクラッチ伝達トルクのフィードバック制御を可能となる。したがって、アシストクラッチを用いた変速中に、運転者がアクセル戻しを行った場合でも、変速動作を行うことができるものとなる。
【0092】
次に、図21および図22を用いて、本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の構成および動作について説明する。
【0093】
本実施形態における自動変速機の制御装置の全体構成は、図1に示したものと同様である。本実施形態では、変速前に、運転者がアクセル戻しを行い、変速線を横切った場合でも、変速動作を行い得るものである。この制御は、図1に示した変速方法選択手段34によって実行される。
【0094】
図21は、本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の中の変速方法選択手段34の制御内容を示すフローチャートである。図22は、本発明の第2の実施形態による変速方法選択手段34により第二変速手段が選択された場合の制御内容を示すフローチャートである。
【0095】
図21のステップs401において、変速方法選択手段34は、変速指令を読み込む。
【0096】
次に、ステップs402において、変速方法選択手段34は、ステップs401において読み込んだ変速指令が出ているか否かを判定する。
【0097】
ステップs402において、変速指令が出ていないと判定した場合は、ステップs404において、変速方法選択手段34は、エンジントルクを読み込む。
【0098】
次に、ステップs405において、変速方法選択手段34は、ステップs404において読み込んだエンジントルクが所定値(Tα)以下か否か判定する。エンジントルクが所定値以下でない場合、ステップs407において、第一変速手段を選択する。また、エンジントルクが所定値以下であると判定されると、ステップs406において、第二変速手段を選択する。
【0099】
ここで、第一変速手段とは、図1〜図20において説明したように、アシストクラッチを用いるとともに、エンジントルクの下限値を設定した変速制御である。また、第二変速手段とは、図22を用いて後述するように、アシストクラッチを用いない変速制御である。
【0100】
そして、ステップs402において、変速指令が出たことを判定すると、ステップs403において、変速方法選択手段34は、ステップs406若しくはステップs407において選択しておいた変速手段を実行する。
【0101】
なお、ステップs404においてエンジントルクを読み込み、さらに、ステップs405において、エンジントルクが所定値以下であるか否かによって変速手段を第一、第二を選択するようにしているが、ここで、アクセル開度を読み込み、読み込んだアクセル開度が所定値以下の場合、第二変速手段を選択し、所定値以下でない場合、第一変速手段を選択するようにしてもよく、また、スロットル開度を読み込み、読み込んだスロットル開度が所定値以下の場合、第二変速手段を選択し、所定値以下でない場合、第一変速手段を選択するようにしてもよいものである。すなわち、エンジントルクを読み込み場合、アクセル開度を読み込んだ場合、スロットル開度を読み込む場合のいずれも、運転状態を読み込むものであり、運転状態が低中負荷状態では、第二変速手段を選択し、高負荷状態では、第一変速手段を選択するようにすればよいものである。
【0102】
変速前にアクセル戻しを行った場合には、エンジントルクは所定値以下であり、また、アクセル開度も所定開度以下であり、さらに、スロットル開度も所定開度以下であるので、このような場合には、第二変速手段を選択することにより、変速失敗を回避して、変速動作を行うことができる。
【0103】
ここで、図22を用いて、アシストクラッチを用いない第二変速手段による制御内容について説明する。
【0104】
ステップs601において、エンジン制御手段33は、エンジントルクのダウン制御を開始する。
【0105】
そして、ステップs602において、エンジン制御手段33は、エンジントルクのダウン制御が完了したか否かを判定し、ステップs602においてエンジントルクのダウン制御が完了していないと判定すると、ステップs601に戻る。
【0106】
また、ステップs602において、エンジントルクのダウン制御が完了したと判定すると、ステップs603において、第1クラッチ制御手段30は、第1のクラッチ(発進クラッチ)3の解放制御を行う。
【0107】
そして、ステップs604において、第1クラッチ制御手段30は、第1のクラッチ3の解放が完了したか否かを判定し、ステップs604において第1のクラッチ3の解放が完了しと判定すると、ステップs605において、エンジン回転数制御を行う。
【0108】
ステップs605において、第2,第3クラッチ制御手段31は、変速機の入力軸4の回転数制御を行う。そして、ステップs606において、第2,第3クラッチ制御手段31は、変速機の入力軸4の回転数と目標回転数との差の回転数が許容範囲であるか否かを判定し、回転数差が許容範囲であると判定すると、ステップs607において、第1のクラッチ(発進クラッチ)3の締結制御を行う。
【0109】
ステップs607において、第1クラッチ制御手段30は、第1のクラッチ(発進クラッチ)3の締結制御を行う。そして、ステップs608において、第1クラッチ制御手段30は、第1のクラッチ(発進クラッチ)3の締結制御が完了したか否かを判定し、第1のクラッチ(発進クラッチ)3の締結制御が完了したと判定すると、ステップs609において、エンジントルクの復帰制御を行う。
【0110】
ステップs609において、エンジン制御手段33は、エンジントルクの復帰制御を行う。そして、ステップs610において、エンジン制御手段33は、エンジントルクの復帰制御を完了したか否かを判定する。ステップs610において、エンジントルクの復帰制御を完了したと判定すると、第二変速手段の処理を終了し、フローを終了する。
【0111】
アシストクラッチを用いない変速を行うことにより、変速中のトルク抜けの問題が生じるが、噛合いクラッチのシンクロ機構により、変速失敗が生じにくくなる。
【0112】
以上説明したように、変速前にアクセル戻しを行った場合には、アシストクラッチを用いない第二変速手段を実行することにより、変速前に運転者がアクセル戻しを行った場合でも、変速失敗を回避することができる。
【0113】
次に、図23を用いて、本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の構成および動作について説明する。
【0114】
本実施形態における自動変速機の制御装置の全体構成は、図1に示したものと同様である。本実施形態では、変速前および変速中に、運転者がアクセル戻しを行い、変速線を横切った場合でも、変速動作を行い得るものである。この制御は、図1に示した変速方法選択手段34によって実行される。
【0115】
図23は、本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の中の変速方法選択手段34の制御内容を示すフローチャートである。
【0116】
本実施形態においては、図21の制御内容に、ステップs408とステップs409の制御内容を追加している。すなわち、ステップs403において、選択された変速手段による変速を実行している最中に、ステップs408において、変速方法選択手段34は、第一変速手段実行中にアクセルペダル戻しが行われたか否かを判断する。そして、アクセルペダル戻しが行われると、ステップs409において、変速方法選択手段34は、第二変速手段を選択して、実行する。
【0117】
以上説明したように、変速前だけでなく、変速中にアクセル戻しを行った場合には、アシストクラッチを用いない第二変速手段を実行することにより、変速前および変速中に運転者がアクセル戻しを行った場合でも、変速失敗を回避することができる。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、変速前に、運転者がアクセル戻しを行い、変速線を横切った場合でも、変速失敗を回避しつつ変速動作を行い得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の全体構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段32の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の変速時間設定手段の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFF指令演算手段Aの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ伝達トルクFF指令設定手段の中の各手段の出力波形図である。
【図7】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の目標回転数軌道設定手段の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中の目標回転数軌道設定手段における目標回転数軌道設定のための特性図である。
【図9】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のエンジントルク下限制限スロットル開度設定手段の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段104の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置に用いるアシストクラッチ制御手段の中のアシストクラッチ伝達トルクFB指令設定手段によって設定される目標入力軸回転数軌道の説明図である。
【図12】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図17】図16に示した制御内容の説明図である。
【図18】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。
【図20】図19に示した制御内容の説明図である。
【図21】本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の中の変速方法選択手段の制御内容を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施形態による変速方法選択手段により第二変速手段が選択された場合の制御内容を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の中の変速方法選択手段34の制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン
2…エンジン出力軸
3…第1のクラッチ
4…入力軸
5…第1のドライブギヤ
6…アシストクラッチ用ドライブギヤ
7…第3のドライブギヤ
8…第2のドライブギヤ
9…駆動輪出力軸
10…第1のドリブンギヤ
11…アシストクラッチ用ドリブンギヤ
12…第3のドリブンギヤ
13…第2のドリブンギヤ
16…第2のクラッチ
19…第3のクラッチ
20,29…センサ
21…電子制御スロットル
22…アクセルペタルセンサ
23…第4のドライブギヤ
24…第4のドリブンギヤ
25…アシストクラッチ
26…第1クラッチ制御装置
27…第2・第3クラッチ制御装置
28…アシストクラッチ制御装置
30…第1のクラッチ制御手段
31…第2・第3クラッチ制御手段
32…エンジン制御ユニット
33…エンジン制御ユニット
35…エンジン回転数センサ
40…制御装置

Claims (6)

  1. エンジンと歯車式変速機との間に介装され、上記エンジンと駆動輪との間のトルク伝達を断続する第1のクラッチと、上記歯車式変速機の入力軸と出力軸の間に設けられた複数のトルク伝達手段とを有し、
    上記トルク伝達手段の一つが摩擦式クラッチであり、その他のトルク伝達手段が噛合い式クラッチであり、一方の変速段から他方の変速段に変速するとき、上記摩擦クラッチを制御する自動変速機の制御装置において、
    上記摩擦クラッチを用いて変速する第一の変速手段による変速と、上記摩擦クラッチを用いないで変速する第二の変速手段による変速とを選択する変速方法選択手段を備え、
    この変速方法選択手段は、エンジンの運転状態に応じて、変速方法を選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    上記変速方法選択手段は、エンジンが中低負荷運転状態の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、エンジンが高負荷運転状態の場合には、上記第一の変速手段による変速を選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 請求項記載の自動変速機の制御装置において、
    上記変速方法選択手段は、エンジントルクによってエンジンの運転状態を判定し、エンジントルクが所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、エンジントルクが所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 請求項記載の自動変速機の制御装置において、
    上記変速方法選択手段は、アクセル開度によってエンジンの運転状態を判定し、アクセル開度が所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、アクセル開度が所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 請求項記載の自動変速機の制御装置において、
    上記変速方法選択手段は、スロットル開度によってエンジンの運転状態を判定し、スロットル開度が所定値以下の場合には、上記第二の変速手段による変速を選択し、スロットル開度が所定より大きい場合には、上記第一の変速手段による変速を選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  6. 請求項記載の自動変速機の制御装置において、
    上記変速方法選択手段は、第一変速手段による変速中にアクセルペダル戻しを検出すると、上記第二の変速手段による変速を選択して実行することを特徴とする自動変速機の制御装置。
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