JP3752294B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機、あるいはスロットマシンなどに代表される遊技機で遊技を行なう遊技者の遊技に関する遊技情報を取扱う遊技用装置に関し、詳しくは、遊技者の遊技に関する遊技情報を取扱う遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より遊技者は、自分の過去の遊技情報を積極的に活用して、遊技計画に役立てたいという欲求があった。しかしながら、この種の個人レベルの情報は従来においては提供されておらず、遊技者自身が遊技履歴を記録しておかなければならないという不都合があった。
【0003】
一方、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシンなどの遊技機を設置した遊技場においては、ある遊技者がどの程度の頻度で来店してどの程度の時間遊技を行なったかなどの遊技場を利用した遊技情報を集計して経営管理に役立てたいというニーズがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような遊技情報を集計するにおいては、どのような遊技者が前記遊技機により遊技を行なったかという遊技者に関する特定を行なう必要があり、そのために、前記遊技機により遊技を行なった遊技者に対し氏名などを逐一尋ねて入力して集計する方法が考えられる。しかし、このような方法の場合には、その遊技者を特定するための作業に人手が必要となる。また、遊技者にも煩わしい印象を与えることになるという欠点が生ずる。
【0005】
そこで、たとえば所定のカードなどのような情報記録媒体を遊技者に所持させ、遊技場を利用する毎にそのカードを所定の情報記録媒体読取手段に読取らせて遊技情報を集計するための協力を行なうように遊技者を仕向けることが考えられる。
【0006】
しかしながら、遊技者自身にそのカードを利用することに何らメリットがなければ、カードの利用率は低くなり、思うように遊技情報を集計することができないという不都合が生じる。
【0007】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技者に対する遊技情報提供サービスの向上を図りつつ、遊技者毎の遊技情報を速やかに集計可能な遊技用装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技者の遊技に関する遊技情報を取扱う遊技用装置であって、
遊技者に所持され、当該遊技者に関する特定を行なうことが可能な特定用情報を記録した情報記録媒体と、
遊技者の遊技機での遊技において所定の条件が成立したことにより発生した遊技者にとって有利な特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた特定遊技状態履歴情報を、該遊技者が所有する前記情報記録媒体の前記特定用情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記特定遊技状態の発生に関する特定遊技状態発生情報を前記特定用情報とともに収集する遊技情報収集手段と、該遊技情報収集手段により収集された特定用情報に対応して前記記憶手段に記憶されている特定遊技状態履歴情報を、該特定用情報とともに収集された特定遊技状態発生情報に基づいて更新することにより、当該特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった期間に発生した特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた前記特定遊技状態履歴情報を集計する更新手段と、を有する情報処理器と、
前記情報記録媒体を挿入するための挿入口に挿入された前記情報記録媒体に記録された前記特定用情報を読取る記録情報読取手段と、前記記録情報読取手段により前記情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の前記特定遊技状態履歴情報を当該遊技者に表示可能な遊技情報表示手段と、前記記録情報読取手段により前記情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の前記特定遊技状態履歴情報を前記遊技情報表示手段に表示するための操作を行なう操作部と、該操作部の操作に応じて、前記特定遊技状態履歴情報を要求する前記特定用情報を含む特定遊技状態履歴情報要求信号を前記情報処理器に送信する遊技情報要求手段と、を有する記録媒体処理器とを備え、
前記情報処理器は、前記遊技情報要求手段から送信された特定遊技状態履歴情報要求信号に含まれる前記特定用情報に対応する前記特定遊技状態履歴情報を、前記記憶手段から呼出して前記記録媒体処理器に返信する遊技情報呼出手段を有し、
前記遊技情報表示手段は、前記遊技情報呼出手段から返信されてきた前記特定遊技状態履歴情報を遊技者に表示し、
前記遊技用装置は前記遊技者が遊技を行なう遊技場に設置され、前記遊技情報が当該遊技場で管理され
前記記憶手段は、前記特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった遊技機の前記特定遊技状態履歴情報に関し、当該遊技者の遊技による前記特定遊技状態履歴情報と、当該遊技者とは別の遊技者の遊技による前記特定遊技状態履歴情報とを併せて表示するための遊技機特定遊技状態履歴情報を記憶し、
前記遊技情報呼出手段は、前記特定遊技状態履歴情報として、前記遊技機特定遊技状態履歴情報を呼出して返信することを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、情報処理器における記憶手段の働きにより、遊技者の遊技機での遊技において所定の条件が成立したことにより発生した遊技者にとって有利な特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた特定遊技状態履歴情報が該遊技者が所有する情報記録媒体の特定用情報に対応付けて記憶される。情報処理器における遊技情報収集手段の働きにより、特定遊技状態の発生に関する特定遊技状態発生情報が特定用情報とともに収集される。情報処理器における更新手段の働きにより、遊技情報収集手段により収集された特定用情報に対応して記憶手段に記憶されている特定遊技状態履歴情報が、特定用情報とともに収集された特定遊技状態発生情報に基づいて更新されることにより、当該特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった期間に発生した特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた特定遊技状態履歴情報が集計される。さらに、記録媒体処理器における記録情報読取手段の働きにより、情報記録媒体を挿入するための挿入口に挿入された情報記録媒体に記録された特定用情報が読取られる。記録媒体処理器における遊技情報表示手段の働きにより、記録情報読取手段により情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の特定遊技状態履歴情報が当該遊技者に表示可能である。記録媒体処理器における操作部の働きにより、記録情報読取手段により情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の特定遊技状態履歴情報を遊技情報表示手段に表示するための操作が行なわれる。遊技情報要求手段の働きにより、操作部の操作に応じて、特定遊技状態履歴情報を要求する特定用情報を含む特定遊技状態履歴要求信号が情報処理器に送信される。さらに、情報処理器における遊技情報呼出手段の働きにより、遊技情報要求手段から送信された特定遊技状態履歴情報要求信号に含まれる特定用情報に対応する特定遊技状態履歴情報が、記憶手段から呼出されて記録媒体処理器に返信される。遊技情報表示手段のさらなる働きにより、遊技情報呼出手段から返信されてきた特定遊技状態履歴情報が遊技者に表示される。そして、遊技用装置は遊技者が遊技を行なう遊技場に設置され、遊技情報が当該遊技場で管理される。さらに、記憶手段のさらなる働きにより、特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった遊技機の特定遊技状態履歴情報に関し、当該遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報と、当該遊技者とは別の遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報とを併せて表示するための遊技機特定遊技状態履歴情報が記憶される。そして、遊技情報呼出手段のさらなる働きにより、特定遊技状態履歴情報として、遊技機特定遊技状態履歴情報が呼出されて返信される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1は、遊技用装置の全体システムブロック図である。図1に示す遊技用装置においては、データ処理器8bにより遊技場6内の遊技データが管理される。
【0014】
遊技場6においてポイントカードを利用して遊技を行ないたい遊技者9は、遊技場6に出向いて、まず、ポイントカードの申込をする。具体的には、所定の書面などに自己の氏名,年齢,性別などの所定の情報を記入してポイントカード17の発行を申込む。遊技場6は、申込に応じて、その遊技者に対し、ポイントカード17を1枚発行するとともに、その発行したポイントカード17に記録されているカードNo.情報とその遊技者が記入した情報とからなるカード申込情報をデータ処理器8bに出力する。データ処理器8bでは、カード申込情報が送信されてくるごとに、そのカードNo.ごとに分類して送信されてきた遊技者の個人データ(図12(a)参照)を記憶しておく。なお、ポイントカード17には、発行前の段階においては、ポイントカード同士を識別するための識別情報としてのカードNo.情報のみが記録されている。
【0015】
そして、ポイントカード17を発行された遊技者9は、遊技場6の遊技機12により遊技を行なう場合には、その遊技機12に接続されている遊技データ書込器14のカード挿入口15に予めポイントカード17を挿入する。その状態で遊技機12により遊技を行ない、遊技機12による遊技状態に関する遊技データが遊技データ書込器14からポイントカード処理器1に送信される。この遊技データは、たとえば、遊技機12に用いられる遊技媒体(たとえばパチンコ玉)の貸出額データ(売上データ),特定遊技状態(大当り)の発生回数データ,遊技領域に打込まれた遊技媒体の数などからなる遊技媒体の使用数,遊技機12により遊技を行なった遊技時間データ,遊技者の遊技を行なった結果としての勝ち負けなど(たとえば差玉データ)からなる遊技結果データ,遊技機12に設けられた可変表示装置の回転数(可変表示回数)などである。なお、遊技機12は、たとえば、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシンなどで構成されている。ここで前記特定遊技状態とは、遊技において所定の条件が成立したことにより発生する遊技者にとって有利な遊技状態をいい、たとえばパチンコ遊技機の場合にはいわゆる可変入賞球装置が開成して打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利となる大当り状態が相当する。また可変表示装置とは、たとえば、複数種類の識別情報を可変表示可能であり、予め定められた可変表示条件の成立により可変開始した後表示結果が導出表示され、その表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に前記所定の条件を成立させる装置をいう。なお、遊技データ書込器14のカード挿入口15に挿入されたポイントカード17は、その記録データが読取られて、その記録データのうち少なくともカードNo.が前記遊技データとともにポイントカード処理器1に送信される。
【0016】
次に、遊技者が遊技機12により遊技を行なっている最中には、売上額(遊技者に貸出された玉などの遊技媒体の貸出額),大当り発生回数,可変表示装置の回転数,打込球数,たとえば差玉などの遊技者の勝ち負けに関するデータなどが逐次変化するのであり、そのような変化する遊技データを遊技機12が遊技データ書込器14に送信し、遊技データ書込器14では、その遊技データを取込んで新たな遊技データに更新する処理動作を行なう。そして遊技者が遊技機12により遊技を終了して遊技データ書込器14に設けられている後述する操作部59を操作して挿入されているポイントカード17を排出する操作が行なわれれば、最終的な遊技データをポイントカード17に書込んでそのポイントカード17がカード挿入口15から遊技者に排出される。
【0017】
遊技者は、その排出されたポイントカード17をポイントカード処理器1のカード挿入口3に挿入する。ポイントカード処理器1は、その挿入されたポイントカード17の記録データを読取り、その読取った記録データに含まれている遊技データに基づいてポイントを加算更新する要件が備わっているか否か判断して備わっている場合には挿入されたポイントカード17のポイントデータを加算更新する処理を行なう。このポイント処理を行なうに際しては、まず、ポイントカード処理器1は、暗証番号の入力を要求して暗証番号より本人確認のセキュリティチェックを行ない、さらに、ポイント加算要件を満たしていると判断した場合には、挿入されたポイントカードのカードNo.に対応するカード情報(図12(a)に示す個人データ)をデータ処理器8bから送信してもらってそのデータ処理器8bに既に登録されているカード情報と挿入されたポイントカードに記録されているカード情報とを照合して一致するか否か判別するセキュリティチェック処理を行なう。
【0018】
ポイントカード処理器1には、加算値設定器10が設けられており、後述するように、どのような種類の遊技データがどのような値に達した場合にポイント加算要件が満たされていると判断するための判断基準データが入力可能となっている。さらに、ポイントカード処理器1には、暗証番号の入力やポイント景品交換媒体発行のための操作,遊技者個人の遊技データの表示のための操作などを行なう操作部2と、前記遊技データなどを表示するためのデータ表示部(CRT)4とが設けられている。さらに、ポイントカード処理器1は、ポイントが所定値になっていることを条件として、遊技者が操作部2を操作してポイント景品交換媒体発行操作が行なわれれば、ポイント景品交換を行なうためのポイントデータが記録されたポイント景品交換媒体の一例のポイント景品交換カード18またはポイント景品交換券19がポイント景品交換媒体発行口5から遊技者に発行される。遊技者はその発行されたポイント景品交換カード18またはポイント景品交換券19を遊技場6のたとえばカウンタなどに持参し、そのポイント景品交換カード18またはポイント景品交換券19に記録されているポイントデータの範囲内で所定のポイント景品とのポイント景品交換を行なうことができる。このように、所定値のポイントを得た遊技者に景品などを与えることにより、ポイントカード17の利用率を高めることができる。ポイントカード17の利用率が高まることにより、遊技情報が速やかに収集され、遊技情報の精度が高まるという利点を有する。
【0019】
景品交換処理装置71は、遊技場6のたとえばカウンタなどに設置されており、遊技者が遊技機12における遊技結果として得た景品交換媒体をカウンタへ持参すれば、遊技場6の係員などが景品交換を望む遊技者のポイントカード17をカード挿入口63へ挿入するとともに持参された景品交換媒体の景品交換処理が行なわれる。係員などは遊技者の希望に応じて景品交換媒体をその価値量に相当する特殊景品または一般景品に交換する。この際の景品種別および景品額などのデータが少なくともポイントカードのカードNo.とともに景品交換情報としてデータ処理器8bに送信される。データ処理器8bでは、送信された情報に基づいてカードNo.別に集計される一般景品交換額や特殊景品交換額などのデータを更新する。
【0020】
前記ポイントカード処理器1は、挿入されたポイントカード17に記録されているカードNo.情報と遊技データとをデータ処理器8bに送信するとともに、ポイントの加算更新処理を行なった場合にはそのポイント加算情報をデータ処理器8bに送信する。データ処理器8bでは、それぞれのカードNo.毎に分類記憶されている遊技データ(図12(a)に示す個人データ)の中から、送信されてきたカードNo.に相当する遊技データなどを割出し、送信されてきた新たな遊技データやポイント加算情報に従って新たなデータに書換える処理を行なう。
【0021】
そして、その新たなデータと、カードNo.情報から割出すことのできるカード申込情報に含まれている遊技者のデータとに基づいて、図12〜図18に示すような種々の顧客情報の集計を行ない、その顧客情報がたとえば、遊技店建物内に設置されたデータ処理器8bの表示器55(図4参照)に表示される。このようにして遊技場6に提供される顧客情報は、遊技場6が運営上の弱点や利点などを知る上で重要な情報となる。なお、破線で示すようにホールコンピュータ13とポイントカード処理器1とを接続して、ホールコンピュータ13に遊技データなどの種々のデータを送信して情報の集計処理を行なうように構成してもよい。あるいは、データ処理器8bとホールコンピュータ13とを接続して、データ処理器8bで集計されたデータが逐次ホールコンピュータ13に送信され、記憶されるように構成してもよい。なお、データ処理器8bには、顧客情報を書面としてプリントアウトするためのデータ出力器53(図4)が設けられており、遊技場6は書面により顧客情報を参照することも可能である。
【0022】
また、ポイントカード処理器の操作部2を遊技者が操作すれば、その操作に応じて遊技者本人の遊技データがデータ処理器8bから読出されて、ポイントカード処理器1のデータ表示部4に表示される。データ表示部4に表示される遊技者本人に関するこの種の個人情報の表示例を図19に示す。これにより、遊技者は自らの個人情報をリアルタイムに得ることができ、今後の遊技計画などに役立てることが可能である。なお、他の遊技場との間において遊技データの送受信が可能となるように構成して、他店における遊技者本人の個人情報が当該他店とは異なる遊技場に設置されたポイントカード処理器1で表示されるように構成してもよい。これにより、遊技者は他店における自己の個人情報を得るためにわざわざ当該他店にまで出向く手間が省ける。また、遊技者ごとの個人情報がホールコンピュータ13に記憶されるように構成し、遊技者がポイントカード処理器1の操作部2を操作することにより、ホールコンピュータ13に記憶された個人情報が読出されて、データ表示部4に表示されるように構成してもよい。
【0023】
ポイントカード17に記録されたポイントに基づいてポイント景品交換を行ないたい遊技者は、ポイントカード17をポイントカード処理器1のカード挿入口3に挿入して所定の操作を行なう。すると、ポイント数に応じてポイント景品交換媒体発行口5からポイント景品交換カード18あるいはポイント景品交換券19(図6参照)が発行される。発行されたポイント景品交換カード18などを用いてポイント景品交換を行なえばそのポイント景品交換されたポイント景品の種類や個数などからなるポイント景品情報がデータ処理器8bに送信される。データ処理器8bでは、その送信されてきたポイント景品情報に基づいてポイント景品の在庫管理に関する情報の演算を行なう。遊技場の係員などは、データ処理器8bで処理される在庫管理情報に基づいてポイント景品の在庫管理を行なう。
【0024】
図2は、図1に示したポイントカード処理器1の制御回路を示すブロック図である。ポイントカード処理器1は、基本回路33を有しており、その基本回路33内には、制御中枢としてのCPU40,制御データを記憶するRAM41と、制御プログラムを記憶している読出専用のROM42とが設けられている。さらに、基本回路33内には、前記加算値設定器10により設定された設定値を記憶しておく加算値設定部16が設けられている。
【0025】
基本回路33には、入力回路34が接続されており、操作部2からの操作入力データが入力回路34を介して基本回路33に入力される。さらに、遊技データ書込器14からの遊技データが入力回路34を介して基本回路33に入力される。基本回路33には、カードリーダライタ36が接続されており、カード挿入口3に挿入されたポイントカード17に記録されているカード情報がこのカードリーダライタ36により読取られて基本回路33に入力される。
【0026】
基本回路33は、挿入されたポイントカード17のポイント加算処理を行なう場合には、挿入されたポイントカード17のポイントデータを加算更新された新たなポイントデータに書換える制御指令信号をカードリーダライタ36に出力する。また、ポイント景品交換カード18を発行する場合には、基本回路33はポイント景品交換カード発行指令信号をカードライタ37に出力する。すると、カードライタ37は、カードストック部38にストックされているポイント景品交換カードを取出してそのカードに図6(b)において後述する各種カードデータを書込んで排出する。さらに、基本回路33は、必要な表示データを表示回路39を介してCRT4に表示させる制御を行なう。また基本回路33は、入出力回路35を介してデータ処理器8bに対し前述した遊技データ,カードNo.データ,ポイント加算情報を出力する。
【0027】
また、ポイントカード17がカードリーダライタ36に挿入されている状態でポイントカード17を所有する遊技者が個人情報を出力するための所定の操作を操作部2で行なえば、その操作信号が入力回路34を介して基本回路33へ入力される。操作信号には、遊技者が操作部2で選択した個人情報の種類を特定するための情報が含まれている。たとえば、後述する年次データ,月次データ,日次データのうち、いずれのデータを出力するのか、また、特定の機種に関するデータを出力するのか、などを特定するための情報が含まれている。基本回路33は、操作信号の入力に応じて遊技データ要求信号を入出力回路35を介してデータ処理器8bに送信する。なお、遊技データ要求信号には、ポイントカード17に予め記録されているポイントカード17のカードNo.が含まれている。データ処理器8bは、送信されてきた遊技データ要求信号に応じた個人情報を基本回路33へ送信する。基本回路33は送信されてきた個人情報をたとえば図19に示す所定の形式で表示回路39を介してCRT4に表示させる。
【0028】
図3は、前記遊技データ書込器14の制御回路を示すブロック図である。遊技データ書込器14は、基本回路43を有しており、その基本回路には、CPU46,RAM47,ROM48が設けられている。
【0029】
基本回路43には、入力回路60を介して操作部59が接続されており、この操作部59によりカード排出操作が行なわれればその操作信号が入力回路60を介して基本回路43に入力される。また、遊技機12からの逐次変化する遊技データが入力回路60を介して基本回路43に入力される。基本回路43には、カードリーダライタ44が接続されており、カード挿入口15に挿入されたポイントカードに記録されている各種カード情報がこのカードリーダライタ44により読取られて基本回路43に入力される。
【0030】
基本回路43は、操作部59によりカード排出操作が行なわれれば、それまでの遊技に応じて更新された遊技データを挿入されているポイントカード17に書込むための制御指令信号をカードリーダライタ44に出力する。カードリーダライタ44は、その制御指令信号に従って遊技データを書込んでポイントカード17を排出する。基本回路43は、出力回路45を介してポイントカード処理器1に遊技データを出力する。
【0031】
図4は、前記データ処理器8bの制御回路を示すブロック図である。データ処理器8bは、基本回路49を有している。この基本回路49には、CPU56,RAM57,ROM58が設けられている。
【0032】
基本回路49には、操作部50が接続されており、各処理を実行するための操作がこの操作部50により行なわれる。基本回路49には、入出力回路51が接続されており、ポイントカード処理器1からの遊技データ,カードNo.,データ,ポイント加算情報,遊技データ要求信号が入出力回路51を介して基本回路49に入力される。
【0033】
基本回路49は、出力回路52を介して出力器53に、図12ないし図18に示すような各種顧客集計データを印字出力する制御を行なう。基本回路49は、表示回路54を介して表示器55により、図12ないし図18に示した各種顧客集計データを表示させる制御を行なう。なお、これらの各種顧客データは、ホールコンピュータ13側で表示可能となるように構成してもよい。また、ポイントカード処理器1のデータ表示部4に表示されるように構成してもよい。この際には、たとえば遊技場6の係員などの特定の者にしか表示させることができないように特定のカードの挿入、パスワードの入力などにより表示が可能となるように構成することが考えられる。
【0034】
図5は、景品交換処理装置71の制御回路を示すブロック図である。景品交換処理装置71は、基本回路61を有しており、その基本回路61にはCPU65,RAM66,ROM67が設けられている。たとえば、遊技者が遊技で獲得した景品交換媒体の一例となるパチンコ玉の数を遊技場の係員などがジェットカウンタで計数して、その計数に基づいて玉数レシートがジェットカウンタで発行される。景品交換を希望する遊技者のポイントカード17をカードリーダ63に挿入すれば、そのカード情報が読取られ、玉数レシートを情報読取部に挿入すれば計数情報が読取られる。操作部62には、交換する景品の種類を選択するための選択スイッチが設けられており、遊技者の希望に応じて係員などが操作部62を操作する。この操作により、たとえば一般景品あるいは特殊景品などといった景品の種別を表わす種別情報と交換額の情報とが基本回路49へ入力される。基本回路49は、この操作信号を受けて、景品の種別情報および交換額の情報、およびカードNo.情報を出力回路68を介してデータ処理器8bに送信する。CRT70には、表示回路69を介して操作部62の操作画面が表示される。
【0035】
図6は、遊技用装置に用いられる各種記録媒体を示す図である。(a)は、情報記録媒体の一例のポイントカード17である。このポイントカード17は、情報印字部17aと磁気記録部などからなる情報記録部17bとを有する。情報記録部17bには、ポイントカード17の使用有効期限であるカード有効期限20,カードNo.,暗証番号,ポイントカード17が発行された遊技店コード23,遊技データ24,ポイントデータ25,そのポイントデータが最後に加算更新されたポイント加算日26,セキュリティコード27が記録されている。
【0036】
図6(b)は、ポイント景品交換媒体の一例のポイント景品交換カード18である。このポイント景品交換カード18は、情報印字部18aと磁気記録部などからなる情報記録部18bとを有する。そして情報記録部18bには、カードNo.28,ポイントデータ29,ポイント景品交換カード18を発行した発行日30,その発行No.31,セキュリティコード32が記録されている。
【0037】
図6(c)は、ポイント景品交換媒体の他の例を示すポイント景品交換券19である。このポイント景品交換券19は、前記ポイント景品交換カード18の代わりに用いられるものである。ポイント景品交換券19は、情報印字部19aとバーコードなどからなる情報記録部19bとを有する。そして、情報印字部には、カードNo.,ポイント景品交換券19が発行された発行日,その発行No.が印字されている。そして情報記録部19bには、前記情報印字部19aに印字された3種類のデータに加えて、セキュリティコードが記録されている。
【0038】
図7は、図1に示した加算値設定器10により入力設定される設定値に対応した加算方法を説明する説明図である。加算値設定器10により「1」が設定された場合には、遊技者が遊技場6に来店して遊技機12により遊技を行なえば、1日につき1ポイント加算される。加算値設定器10により「2」が入力設定されれば、遊技者が遊技機12により1時間遊技をすることに1ポイント加算される。「3」が入力設定されれば、遊技者が遊技機12により遊技をして、最初の1時間は1ポイント加算し、その後は2時間毎に1ポイントずつ加算される。「4」が設定されれば、貸玉などの遊技媒体の貸出額が5千円に達する毎に1ポイント加算される。「5」が入力設定されれば、遊技者が遊技機12により遊技を行なって負けた状態で遊技が終了した場合には、玉500発につき1ポイント加算される。
【0039】
図8は、図2に示したポイントカード処理器1の制御回路の制御動作を示すフローチャートである。まずステップS(以下単にSという)1により、利用前である旨の表示動作が行なわれ、CRT4により利用前である旨のメッセージ表示がなされる。次にS2に進み、ポイントカードの挿入があったか否かの判断がなされ、ない場合にはそのまま制御が終了する。一方、ポイントカード17がカード挿入口3に挿入されれば、S3に進み、カード挿入後である旨の表示動作制御が行なわれ、CRT4によりカードを挿入後である旨のメッセージ表示が行なわれる。次にS4に進み、挿入されたポイントカード17に記録されているカード情報を読取る制御が行なわれる。次にS5に進み、その読取ったカードデータをもとに対象カードであるか否かの判断がなされる。この判断は、遊技データ書込器14から送信されてきた遊技データと挿入されたポイントカード17に記録されている遊技データ24とを照合して一致するか否かで判断する。そして、挿入されたカードが対象となるカードでなかった場合にはS7に進み、誤カードである旨の表示をCRT4により表示させた後S23に進む。
【0040】
一方、挿入されたカードが対象となるカードであった場合にはS6に進み、入力があったか否かの判断がなされ、入力があるまで待機する。遊技者が操作部2により暗証番号を入力すれば、S9に進み、その入力された暗証番号を挿入されたポイントカード17に記録されている暗証番号22と照合する処理がなされ、次にS10に進み、その照合の結果両者が一致するか否かの判断がなされる。そして一致しなければ図9に示すS49に進む。
【0041】
一致していれば、S11に進み、S4により読取ったカードデータに含まれている遊技データのうち、ポイント加算の対象となる遊技データを参照する処理がなされる。このポイント加算の対象となる遊技データは、前述したように、加算値設定器10で予め遊技場が設定入力しているものであり、図7に示す5種類の中から択一的に選択入力されている。そしてS12に進み、ポイント加算要件を満たしているか否かの判断がなされ、満たしていない場合には図9に示すS35に進む。満たしている場合にはS13に進み、照合データ要求信号をデータ処理器8bに出力する。この照合データ要求信号は、挿入されたポイントカード17に記録されているNo.データを含んでいる。データ処理器8bは、その照合データ要求信号を受けて、その照合データに含まれているカードNo.に対応して登録されているカード情報(図12(a)に示す個人データ)を照合データとしてポイントカード処理器1に返信する。その照合データが返信されてくれば、S14によりYESの判断がなされてS15に進み、返信されてきたカード情報と挿入されているポイントカード17に記録されているカード情報との照合を行ない、S16によりその両情報が一致するか否かの判断がなされる。一致しなければ図9に示すS46に進むが、一致する場合にはS17に進み、ポイントを加算する処理がなされる。
【0042】
次にS18に進み、その加算されるポイント数をCRT4により表示する処理がなされ、S19に進み、加算後のポイントがポイント景品交換カード18を発行するのに必要となる所定値に達したか否かの判断がなされ、達したと判断された場合にはS36に進むが、達していない場合にはS20に進み、現在ポイントをCRT4により表示しS21に進み、挿入されているポイントカード17のポイントデータ25を前記新たな現在ポイントデータに書換えるとともに、加算されたポイントであるポイント加算情報をデータ処理器8bに送信する処理がなされる。次にS22に進み、前記S21に従ってカードリーダライタ36がデータの書込を終了したか否かの判断がなされる。カードリーダライタ36は、挿入されているポイント17のポイントデータ25を現在ポイントに書換えるとともにポイント加算日データ26を本日の日付に書換える処理を行ない、その書換処理が終了すればS23に進む。S23では、遊技者が遊技データ表示装置を行なったか否かの判断がなされる。具体的には、操作部2が操作されて遊技データ表示操作信号が入力回路34を通じて入力されたか否かの判断がなされる。そして、遊技データ表示操作があればYESの判断がなされて図9のS56に進む。一方、遊技データの表示装置がなければS24へ進み、所定期間が経過するまでS23の判断が繰返し行なわれる。
【0043】
S24で所定期間が経過したと判断された場合にはS25に進む。そしてS25よりポイントカードの排出制御が行なわれ、その排出制御が完了した段階でS26によりYESの判断がなされてS27に進み、利用終了表示をCRT4により行なう動作がなされる。
【0044】
次にS28に進み、カード返却済であるか否かの判断がなされ、遊技者がカード挿入口3からカードを引抜いていない段階ではNOの判断がなされてS29に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過するまでS28の判断を続行する。そして所定期間が経過するまでの間に遊技者がカード挿入口3からポイントカード17を引抜けばS33に進み、次のカードの挿入があったか否かの判断がなされ、なければS34に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過するまでS33の判断が続行される。そしてカードが挿入されればS3に戻るが、所定期間内にカードが挿入されなかった場合には制御は終了する。
【0045】
一方、S29により所定期間が経過したと判断されるまでの間に遊技者がカード挿入口3からポイントカード17を引抜かなかった場合にはS30に進み、カード取り忘れ報知をCRT4で行ない、S33に進み、再度カード返却済であるか否かの判断がなされ、遊技者がカード挿入口3からポイントカード17を引抜くまで待機する。そして引抜いた段階でS32に進み、カード取り忘れ報知の解除を行なってS33に進む。
【0046】
図9(a)は、前記S12によりポイント加算要件が満たされていないと判断された場合に実行されるプログラムであり、S35により、ポイント加算要件未達成表示をCRT4により行ない、S36に進み、カード排出操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS37に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、経過するまでS36の判断を続行する。そしてその所定期間内に遊技者が操作部2を操作すれば、S55に進む。一方、所定期間内にカード排出操作が行なわれなかった場合には前記S26に進む。
【0047】
図9(b)は、前記S19により加算後ポイントが所定値に達していると判断された場合に実行されるプログラムであり、S38により、ポイントが所定値に達した旨の報知をCRT4により行ない、S39に進み、遊技者が操作部2を操作したか否かの判断がなされ、操作していなければS40に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過するまでS39の判断が続行される。そして、所定期間が経過するまでの間に操作が行なわれなかった場合にはポイント景品交換カード18の発行が行なわれることなく前記S20に進むが、操作が行なわれた場合にはS41に進む、その操作が景品交換のための操作か否かの判断がなされる。そしてその操作がポイントカード排出用の操作であった場合には、ポイント景品交換カード18の発行が行なわれることなくS20に進む。一方、その操作がポイント景品交換のための操作であった場合にはS42に進み、ポイント景品交換の選択が行なわれた旨の表示がCRT4によりなされ、S43に進み、ポイント景品交換媒体(ポイント景品交換カード18またはポイント景品交換券19)の発行動作がなされる。そしてS44に進み、その発行が完了したか否かの判断がなされ、完了した段階でS45に進み、挿入されているポイントカード17に書込むべきデータの書換処理がなされる。これは、ポイントデータが所定値に達したためそのポイントデータを用いてポイント景品交換カード18を発行したため、そのポイント景品交換カード18の発行に用いられたポイントデータを減算する必要があり、そのためにS45によりポイントデータの減算更新処理が行なわれるのである。そして次に制御はS20に進む。
【0048】
図9(c)は、前記S16により照合データが一致していないと判断された場合に実行されるプログラムであり、S46により、カードデータが異常である旨の表示をCRT4により行ない、S47に進み、カード排出操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS48に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過するまでS47の判断が続行される。そして所定期間が経過するまでに遊技者が操作部2を介してカード排出操作を行なった場合あるいは所定期間が経過するまで何ら操作が行なわれなかった場合には前記S25に進む。
【0049】
図9(d)は、前記S10により暗証番号が一致していないと判断された場合に実行されるプログラムであり、S49により、誤って入力された暗証番号をCRT4により表示する処理がなされ、S50に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、経過するまで待機する。そして経過した段階でS51に進み、再度暗証番号の入力要求表示をCRT4により行なう。そしてS52に進み、暗証番号の入力があったか否かの判断がなされ、入力があるまで待機する。そして入力があった段階でS53に進み、再度入力された暗証番号の照合動作を行ない、S54により、一致しているか否かの判断がなされ、一致していなければ前記S25に戻り、一致している場合には前記S11に進む。
【0050】
図9(e)は、前記S36により操作部2の操作があったと判断された場合に実行されるプログラムであり、S55により、遊技データ表示操作であるか否かが判断される。操作が遊技データ表示操作でない場合には前記S20に進む。一方、遊技データ表示操作である場合にはS56に進み、対象となる遊技データ要求信号がデータ処理器8bへ送信される。データ処理器8bでは、遊技データ要求信号に含まれるカードNo.などを手掛かりにして要求に応じた遊技データをポイントカード処理器1へ送信する。
【0051】
次にS57に進み、データ処理器8bから送信された遊技データをすべて受信完了したか否かの判断がなされる。そして遊技データをすべて受信完了するまでS57の判断が繰返し行なわれる。遊技データをすべて受信完了したとの判断がなされた場合には、S58に進み、受信した遊技データがデータ表示部4に表示される。この表示例を図19に示す。次にS59に進み、終了操作が行なわれたか否かの判断がなされる。そして、終了操作が行なわれるまで継続して遊技データが表示される。一方、終了操作があったことを条件にして前記S25に進む。
【0052】
図10は、図3に示した遊技データ書込器の制御回路の制御動作を示すフローチャートである。SA1により、カードが挿入されたか否かの判断がなされ、挿入されなければそのまま制御が終了する。カードがカード挿入口15に挿入されればSA2に進み、カードリーダライタ44によるカードの記録データの読取動作がなされ、SA3に進み、その挿入されたカードが対象カードであるか否かの判断がなされる。挿入されたカードがポイントカード17でなかった場合にはSA9に進み、カード排出制御がなされるが、挿入されたカードがポイントカード17であった場合にはSA4に進み、遊技機12から逐次送られてくる遊技データを取込む処理がなされる。この遊技データは、前述したように売上データ(玉貸額などの遊技媒体の貸出額),大当りの発生回数データ,遊技媒体の打込数,遊技時間,客の勝ち負けデータ(たとえば差玉データ),可変表示装置の回転数などであり、遊技者が遊技機12により遊技を行なうことにより逐次変化するデータであり、その逐次変化する遊技データが遊技機12から遊技データ書込器14に入力されてくるのであり、その入力されてきた遊技データを取込む処理がなされる。遊技データ書込器では、その取込んだ遊技データに従って常に最新の遊技データに更新する処理がなされている。
【0053】
そして、遊技者が遊技を終了して操作部59を介してカード排出操作が行なわれれば、SA5によりYESの判断がなされてSA6に進み、前記遊技データの取込みを終了させ、SA7に進み、遊技データを集計してポイントカードに書込むとともに、その集計された遊技データをポイントカード処理器1に送信する処理がなされる。次にSA8に進み、取込んだ遊技データをクリアする処理がなされる。これは、既に遊技データを書込んだために、その遊技データが不要となり、その不要となった遊技データをクリアするのである。
【0054】
次にSA9に進み、挿入されたポイントカード17をカードリーダライタ36を作動させて排出する制御がなされ、SA10に進み、そのカードの排出が完了したか否かの判断がなされ、完了するまで待機する。そして完了した段階でSA11に進み、カードが返却されたか否かの判断がなされる。遊技者がカード挿入口14からポイントカードを引抜かなければ、SA12に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過するまで待機する。そして所定期間が経過するまでの間に遊技者がカード挿入口15からポイントカード17を引抜けば、SA11によりYESの判断がなされて制御が終了するが、所定期間が経過するまでの間に遊技者がポイントカード17をカード挿入口15から引抜かなければSA13に進み、カード取忘れ報知を行ない、SA14に進み、再度カード返却がなされたか否かの判断がなされ、カード返却がなされるまで待機する。そして遊技者がカード挿入口15からポイントカード17を引抜けばSA15に進み、カード取忘れ報知が解除されて制御が終了する。
【0055】
図11は、図4に示したデータ処理器の制御回路の動作を示すフローチャートである。SB1により、照合データ要求信号がポイントカード処理器1から送信されてきたか否かの判断がなされ、送信されてきていない場合にはSB6に進み、遊技データ,カードNo.データ,ポイント加算情報がポイントカード処理器1から送信されてきたか否かの判断がなされ、送信されてきていない場合にはSB9に進み、ポイントカード処理器1から遊技データ要求信号が送信されてきたか否かの判断がなされ、送信されてきていない場合にはSB12に進み、操作部50が操作されたか否かの判断がなされ、操作されていない場合にはそのまま制御が終了する。
【0056】
一方、ポイントカード処理器1から、照合データ要求信号が送信されてくれば(S13参照)、SB1によりYESの判断がなされてSB2に進み、送信されてきた照合データ要求信号に含まれるカードNo.に対応して登録されている個人データを呼出して所定領域に一時記憶する処理がなされ、SB3に進み、その呼出した個人データをポイントカード処理器1に返信する処理がなされる。そしてSB4に進み、所定期間が経過したか否かの判断がなされ、所定期間が経過した段階でSB5に進み、前記所定領域に一時記憶された個人データをクリアする処理がなされて制御が終了する。
【0057】
ポイントカード処理器1からカードNo.データに合わせて、遊技データあるいはポイント加算情報が送信されてくれば、SB6によりYESの判断がなされてSB7に進み、その送信されてきたカードNo.データに対応してデータ処理器8bに登録されている個人データ(図12(a),図13,図14参照),集計データ(図12(b))を呼出す処理がなされる。次にSB8に進み、個人データ,集計データを演算して格納する処理がなされる。SB6により演算データやポイント加算情報が送信されてくれば、その送信されてきたデータに従ってすでに登録されているデータを更新する必要があり、その更新をSB8により行なっているのである。
【0058】
ポイントカード処理器1から遊技データ要求信号が送信されてくればSB9によりYESの判断がなされてSB10に進み、遊技データ要求信号に対応する遊技データを呼出す処理がなされる。次にSB11に進み、呼出した遊技データをポイントカード処理器1へ送信する処理がなされて制御が終了する。
【0059】
データ処理器8bの操作部50の操作があればSB12でYESの判断がなされてSB13に進む。SB13では、操作内容に従った各種処理が実行される。たとえば、図12〜図18に示す各種帳票がデータ出力器53から出力される。
【0060】
図12は、図1に示した遊技用装置におけるデータ処理器8bから出力される顧客情報の例を示している。図12(a)は顧客の個人データであり、ポイントカードのカードNo.ごとに、顧客の氏名,年齢,性別,来店回数,来店頻度,ポイントデータ,ポイント景品交換回数,遊技時間,遊技台別の遊技時間,投資金額,一般景品交換額,特殊景品交換額,収支金額が分類集計されている。なお、来店頻度は、1週間に何回来店したかであり、ポイントデータは、今までの累計のポイントデータと当月におけるポイントデータとが分類集計される。また、遊技時間は今までの累積総計時間と1週間あたりに換算した平均遊技時間とが集計される。また、遊技台別遊技時間は、遊技機がその種類ごとにA,B,C,Dの4種類遊技場に設置しており、それらの遊技機種ごとの今までの累積総計遊技時間が集計される。また投資金額は、今までの総計と資金額と1週間あたりに換算した平均投資金額とが集計される。また、一般景品交換額は、景品交換額のうち一般景品に交換した総計額と1回の交換額の平均額とが集計される。また、特殊景品交換額は、景品交換額のうち特殊景品に交換した総計額と1回の交換額の平均額とが集計される。また、収支金額は、投資金額と一般景品交換額および特殊景品交換額との収支であり、総計額と平均額とが集計される。
【0061】
図12(b)は、集計データが示されており、ある遊技場における、延べ来店人数,平均来店頻度,総加点ポイント数,景品交換回数が集計される。そして、それらの集計データは、当月の集計データと、当月の集計データを前月に比べた比率で表わした集計データと、昨年度における同じ月に比べた比率で表わしたデータとが集計される。また、平均来店頻度は、1週間あたりに換算した平均の来店回数である。
【0062】
図13は、図1に示した遊技用装置におけるデータ処理器8bから出力される顧客の個人データに関し、図12とは異なる出力帳票の例を示している。すなわち、ポイントカード17のカードNo.ごとに、日付順に投資額,一般景品交換額,特殊景品交換額,大当り回数の集計結果とが出力される。投資は、その日に遊技に投資した金額であり、交換は景品交換を行なった額であり、一般景品の交換額と特殊景品の交換額とに分類されて集計される。大当り回数は遊技機で大当りの発生した回数である。なお、データ中の「−」は、データの存在していないことを示し、その日遊技場の利用のなかったことを表わしている。図13に示す個人データでは、たとえば11月度の累計が合計の欄に表示される。さらに一般景品交換額の累計値Bと特殊景品交換額の累計値Cとの和から投資額の累計値Aを差し引いた収支金額が表示される。
【0063】
図14は、図1に示した遊技用装置のデータ処理器8bから出力される個人データに関し、さらに異なる例を示している。なお、この情報は、ポイントカード処理器1の操作に応じて各遊技者にも提供される。
【0064】
この個人データでは、遊技場に設置されている遊技機の台番号別に1日の遊技機の稼動履歴が経時的に表示されるとともに、遊技者が当該遊技機で遊技を行なった期間がポイントカードのカードNo.毎に表示される。図中、11月3日はデータの発生日を示し、No.115は、遊技機の台番号を示し、機種Aは、台番号115の遊技機の機種をそれぞれ示している。すなわち、このデータは11月3日における台番号115の遊技機Aの稼動履歴である。また、カードNo.は、当該遊技機における遊技期間の表示対象となるポイントカードのカードNo.を示し、加盟店コードは当該遊技機が設置されている遊技場の加盟店コードを示している。
【0065】
時間10:40に対応した大当り回数の欄には、10:40に当該遊技機で1回目の大当りの発生したことが示されているとともに○印が記されている。この○印は、カードNo.0001を所持する遊技者が10:40に最初の大当りが発生したことを示している。そして、時間14:30に対応した大当り回数の欄には、14:30に当該遊技機で7回目の大当りの発生したことが示されているとともにカードNo.0001を所持する遊技者の遊技による最後の大当りであることが○印により示されている。すなわち、10:40〜14:30までの間、カードNo.0001を所持する遊技者により遊技の行なわれたことが示されている。したがって、15:10に発生した8回目の大当りは別の遊技者の遊技によるものである。
【0066】
投資金額は、前回大当りから当該大当りまで当該遊技機に投資された投資金額を示している。したがって14:30でカードNo.0001の遊技者が遊技を終えて以降は、カードNo.の異なる新たな遊技者の投資金額が表示されている。なお、11:53〜12:45の間、投資金額が「−」で示されているのは、その間投資の発生しなかったことを示しており、投資金額が変化しなかったことを表わしている。
【0067】
回転数は、大当り回数と対応して表示され、前回大当りが発生してから今回大当りが発生するまでの間に可変表示装置で可変表示が行なわれた回数を示している。大当り回数「2」に対応して回転数「315」とともに表示されている○印は、2回目の大当りが持ち玉遊技を許可する大当りであったことを示している。ここで持ち玉遊技とは、大当りに伴って遊技者に付与されたパチンコ玉などの遊技媒体を一旦景品交換することなく、そのまま遊技に使用することをいう。持ち玉遊技が許可されれば、遊技者は持ち玉のある限り新たな投資を行なう必要がなく、したがって持ち玉遊技期間中は持ち玉のある限り図中の投資金額が変化しない。一方、大当り回数「6」に対応して回転数「12」とともに表示されている×印は、6回目の大当りが持ち玉遊技を禁止する大当りであったことを示している。遊技者は6回目の大当り終了時に持ち玉を一旦景品交換した後、新たな投資を行なって7回目の大当りを迎えた後、遊技を終了していることが、以上の履歴より把握できる。また、6回目の大当り終了から7回目の大当りを迎えるまでに遊技者が投資した投資金額が15000であることが把握できる。また、この投資金額は、遊技者毎に累計的に示されてもよく、その場合、大当り回数に対しての全投資金額が把握しやすくなる。
【0068】
図15は、ある遊技場において来店した顧客の年代別における男女比を棒グラフで示したものである。棒グラフ中、破線部分が女性であり、破線が付されていない部分が男性である。そして、この遊技場における全体の男女比は、74:26となる。
【0069】
図16は、ある遊技場における平均遊技時間と平均投資金額との集計データである。これらのデータは、当月のデータと、当月のデータを先月と比較した先月比で表わされたデータと、昨年と同じ月との比率で表わしたデータとが集計される。
【0070】
図17は、図1に示された遊技用装置で遊技場に提供される情報を示し、ある遊技場において来店した顧客の年代別,男女別における遊技時間が棒グラフの形で示されている。たとえば30代の来店客の場合には、男性の場合3.50の遊技時間であり、女性の場合1.75の遊技時間である。
【0071】
図18は、図1に示された遊技用装置で遊技場に提供される情報を示し、前記ある遊技場において来店した顧客の年代別,男女別の投資金額を棒グラフの形で示したものである。たとえば30代の来店客の場合には、男性の場合23×1000円、女性の場合12.5×1000円である。
【0072】
図19は、ポイントカード処理器1を通じて遊技者に対して提供される個人データの表示例を示す図である。遊技者の操作部2の操作に応じて、図19に示すデータがデータ表示部4に表示される。
【0073】
図19(a)は、特に通算データと月間データとを示しており、遊技時間、投資金額,一般景品交換額,特殊景品交換額,収支金額,大当り回数がそれぞれ通算の累計値および月間の累計値として表示されている。なお、図19(a)に示すデータは遊技者がその集計期間を任意に選択できるように構成してもよい。
【0074】
図19(b)は、特に1日の遊技利益を示しており、データの詳細については図14で説明したのと同様であるのでその説明を省略する。遊技者は操作部2の操作により、日付,台番号を選択して必要とするデータを選択可能である。このように、遊技者の個人情報が遊技者自身に提供されるので、遊技者は自己の遊技の内容を容易に分析することができ、この個人情報を今後の遊技計画などに役立てることが可能となる。また、このように遊技者にとって非常に価値のある情報が提供されるので、遊技者は自己の遊技履歴管理のためにもポイントカード17をより一層積極的に使用することが期待できる。また、ポイント景品を得ることなどを目的としてポイントカード17を不正使用した場合には、自己の遊技利益に狂いの生じることになり、これによりポイントカード17を遊技者が不正に使用することが極力防止できる。したがって、遊技者がポイントカード17を積極的に、かつ、正規に使用することにより、信頼性の高い遊技データを速やかに収集することができる。
【0075】
次に、以上説明した実施の形態の特徴点や変形例を以下に列挙する。
(1) 本実施形態では、遊技データを人手をかけることなく収集するために、遊技者を特定可能なカードNo.情報が記録されたポイントカードを使用している。このポイントカードを使用することにより、遊技データを集計するにあたり遊技を行なった遊技者に対し氏名などを逐一尋ねて入力して集計するなどという手間のかかる作業を必要とすることなく遊技データの集計が可能である。さらに、ポイントカードを利用した遊技者に対し所定のポイント数を付与するとともにそのポイント数に応じてポイント景品が遊技者に付与されるように構成したことにより、ポイント景品を得るために遊技者が積極的にポイントカードを利用することが期待できる。これにより、遊技データの収集に直接的に利害のない遊技者に対し、間接的ではあるものの遊技者ごと(顧客単位)の遊技データの収集に対する協力を仰ぐことができ、より多くの顧客単位の遊技データを速やかに収集することが可能となる。さらに、収集された遊技データをもっぱら遊技場側の経営管理のみに使用するのではなく、遊技者にもその一部を公開するように構成することにより、遊技者に対する情報提供のサービスの向上が図られる。すなわち、図19に示したような個人情報を遊技者が入手可能であるため、自己の遊技計画などにこの種の情報を有効に活用することができるのである。
【0076】
このように、遊技者自身が自らの個人情報を入手できるように構成しているために、遊技者が情報活用のために直接的に顧客単位の遊技情報の収集に協力することが期待でき、これにより、ポイントを与える以上に遊技データの収集が速やかに行なわれることが期待できる。さらにポイント制と異なり、遊技者は情報を収集することを直接の目的としてポイントカードを利用するので、ポイントカードの不正使用が自然と防止できるという利点をも有し、これにより、遊技データの信頼性が向上する。
【0077】
なお、遊技者に所持され、当該遊技者に関する特定を行なうことが可能な特定用情報を記録した情報記録媒体の一例としてポイントカードを示したが、顧客単位の遊技情報の収集のために必ずしも、遊技者にポイントという得点が付与されるこの種のポイントカードを使用する必要はない。たとえば、何らポイントが付与されることのない所定のメンバーカードなどであってもよい。何らポイントが与えられなくとも、遊技者は自らの個人情報を入手するためにこのようなメンバーカードを積極的に利用することが期待されるからである。
【0078】
このようにポイント制を導入することなく顧客単位の遊技情報の収集を速やかに行なうことも可能であるために、ポイント制を導入する場合に比較して、ポイント景品やポイント制に関する複雑なシステムが不要となり、コストを低減することができる。
【0079】
(2) 遊技者が入手できる個人情報の一例として図19に図3(月間)データと1日データとを示したが、これ以外にもたとえば図15〜図18に示したような個人データ以外の集計データが表示されるように構成してもよい。
【0080】
(3) 図1のシステムブロック図に示したように、遊技者ごと(顧客単位)の遊技データは、各遊技場ごとに収集され、管理されている。
【0081】
一方、データ処理器8bを遊技場の遠隔地に設けて、遊技場とは異なる第三者管理機関により、遊技データを管理するように構成することも可能である。この場合には、たとえば、第三者管理機関と各遊技場とを専用通信回線あるいは公衆通信網で接続して、遊技場ごとに設置されたポイントカード処理器1から各種遊技データが第三者管理機関内に設置されたデータ処理器8bに送信され、該データ処理器8bで集計された後、必要な顧客情報が各遊技場に送信されるように構成することが考えられる。
【0082】
しかしながら、このように構成した場合には、通信回線の費用が必要となり、コスト高となってしまう。さらに通信回線の容量によっては、各遊技場側で顧客情報の出力指示を行なってから出力されるまでの出力時間が長くなってしまい、遊技者に即座に顧客情報を提供することができない可能性がある。したがって、遊技者に苛立ちを感じさせることのないような回線容量を選択する必要が生じ、一層、回線費用が高くなる可能性がある。また、通信回線に支障が生じた場合には、遊技場側で顧客情報を出力することができないという不都合が生じる。さらに、ある遊技場の遊技情報が通信回線などを通じて不特定人に漏洩してしまうおそれも生ずる。また、データ処理器8bがシステムダウンすれば複数の遊技場に被害が及んでしまう。
【0083】
他方、図1に示した本発明に係るシステム構成によれば、これらの不都合が防止できるという利点を有する。
【0084】
(4) 遊技データの表示だけでなく、たとえば、遊技者がメモとして任意の文章などを入力、記憶させ、好きなときに表示できるように構成してもよい。このように構成すればさらに遊技者の利便性が向上する。
【0085】
また、ポイント付与時にアンケートを表示させ、遊技者に答えを入力してもらうことが可能なように構成してもよい。これにより、遊技店はさらに有用な情報を得ることが可能となる。
【0086】
【課題を解決するための手段の具体例】
図12〜図19に示す各種データにより、遊技者の遊技に関する遊技情報が構成されている。ポイントカード17により、遊技者に所持され、当該遊技者に関する特定を行なうことが可能な特定用情報を記録した情報記録媒体が構成されている。また、ポイントカード17に記録されているカードNo.により、前記特定用情報が構成されている。
【0087】
カードリーダライタ36により、前記情報記録媒体の記録情報を読取る記録情報読取手段が構成されている。遊技データ書込器14およびポイントカード処理器1により前記遊技者の遊技に関する遊技情報を収集可能な遊技情報収集手段が構成されている。データ処理器8bにより前記記録情報読取手段が読取った前記特定用情報に基づいて前記遊技情報収集手段が収集した遊技情報を遊技者毎に集計可能な遊技情報集計手段が構成されている。ポイントカード処理器1のデータ表示部4により前記遊技情報手段により集計された前記特定用情報により特定される遊技者の前記遊技情報を当該遊技者に表示可能な遊技情報表示手段が構成されている。図19に示す表示例により、前記特定用情報により特定される遊技者の前記遊技情報が構成されている。
【0088】
図19(b)に示す表示例により、前記特定用情報により特定される遊技者の前記遊技情報を当該遊技者の遊技履歴として表示可能である遊技情報表示手段の遊技情報表示例が示されている。
【0089】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、情報処理器において、遊技者の遊技機での遊技において所定の条件が成立したことにより発生した遊技者にとって有利な特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた特定遊技状態履歴情報を該遊技者が所有する情報記録媒体の特定用情報に対応付けて記憶することができるとともに、記憶した当該遊技情報を、特定用情報とともに収集した特定遊技状態の発生に関する特定遊技状態発生情報に基づいて更新することにより、当該特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった期間に発生した特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた前記特定遊技状態履歴情報を集計することができる。そして、情報処理器において収集された前記特定遊技状態履歴情報であって、前記情報記録媒体に記録された前記特定用情報から特定される遊技者の特定遊技状態履歴情報を、操作部の操作に応じて当該遊技者に表示可能であるために、遊技者に対するサービスの向上を図ることが可能となるとともに遊技者自らが自己の遊技情報入手のために前記遊技情報の収集に積極的に関与することが期待され、これにより遊技者ごとの遊技情報が速やかに集計される。さらに、前記遊技用装置が前記遊技場に設置されているために、遊技者は遊技をした後速やかに当該遊技の結果を含む前記遊技情報を把握することが可能となる。また、前記遊技情報は前記遊技場で管理されるために、該遊技情報が不特定の第三者に漏洩してしまうことを極力防止することができる。そして、特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった遊技機の特定遊技状態履歴情報に関し、当該遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報と、当該遊技者とは別の遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報とを併せて表示するための遊技機特定遊技状態履歴情報を記憶手段が記憶し、遊技情報呼出手段が、特定遊技状態履歴情報として、遊技機特定遊技状態履歴情報を呼出して返信するので、遊技者が遊技を行なった遊技機の特定遊技状態履歴情報に関し、当該遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報と、当該遊技者とは別の遊技者の遊技による特定遊技状態履歴情報とを併せて表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技用装置の全体システムを示すブロック図である。
【図2】ポイントカード処理器の制御回路を示すブロック図である。
【図3】遊技データ書込器の制御回路を示すブロック図である。
【図4】データ処理器の制御回路を示すブロック図である。
【図5】景品交換処理装置の制御回路を示すブロック図である。
【図6】遊技用装置に用いられる各種記録媒体を示す正面図である。
【図7】ポイント加算方法の種類を示す説明図である。
【図8】ポイントカード処理器の制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図9】ポイントカード処理器の制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図10】遊技データ書込器の制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図11】データ処理器の制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図12】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図13】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図14】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図15】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図16】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図17】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図18】図1に示した遊技用装置によって提供される情報を示した説明図である。
【図19】遊技者の操作によりポイントカード処理器に表示される遊技者の個人情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1はポイントカード処理器、2は操作部、3はカード挿入口、4はデータ表示部、5はポイント景品交換媒体発行口、6は遊技場、7は集中管理部、8bはデータ処理器、18はポイント景品交換カード、17はポイントカード、19はポイント景品交換券、36はカードリーダライタ、10は加算値設定器、21はカードNo.である。

Claims (1)

  1. 遊技者の遊技に関する遊技情報を取扱う遊技用装置であって、
    遊技者に所持され、当該遊技者に関する特定を行なうことが可能な特定用情報を記録した情報記録媒体と、
    遊技者の遊技機での遊技において所定の条件が成立したことにより発生した遊技者にとって有利な特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた特定遊技状態履歴情報を、該遊技者が所有する前記情報記録媒体の前記特定用情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記特定遊技状態の発生に関する特定遊技状態発生情報を前記特定用情報とともに収集する遊技情報収集手段と、該遊技情報収集手段により収集された特定用情報に対応して前記記憶手段に記憶されている特定遊技状態履歴情報を、該特定用情報とともに収集された特定遊技状態発生情報に基づいて更新することにより、当該特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった期間に発生した特定遊技状態の各々に発生時刻を対応付けた前記特定遊技状態履歴情報を集計する更新手段と、を有する情報処理器と、
    前記情報記録媒体を挿入するための挿入口に挿入された前記情報記録媒体に記録された前記特定用情報を読取る記録情報読取手段と、前記記録情報読取手段により前記情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の前記特定遊技状態履歴情報を当該遊技者に表示可能な遊技情報表示手段と、前記記録情報読取手段により前記情報記録媒体から読取られた特定用情報から特定される遊技者の前記特定遊技状態履歴情報を前記遊技情報表示手段に表示するための操作を行なう操作部と、該操作部の操作に応じて、前記特定遊技状態履歴情報を要求する前記特定用情報を含む特定遊技状態履歴情報要求信号を前記情報処理器に送信する遊技情報要求手段と、を有する記録媒体処理器とを備え、
    前記情報処理器は、前記遊技情報要求手段から送信された特定遊技状態履歴情報要求信号に含まれる前記特定用情報に対応する前記特定遊技状態履歴情報を、前記記憶手段から呼出して前記記録媒体処理器に返信する遊技情報呼出手段を有し、
    前記遊技情報表示手段は、前記遊技情報呼出手段から返信されてきた前記特定遊技状態履歴情報を遊技者に表示し、
    前記遊技用装置は前記遊技者が遊技を行なう遊技場に設置され、前記遊技情報が当該遊技場で管理され
    前記記憶手段は、前記特定用情報から特定される遊技者が遊技を行なった遊技機の前記特定遊技状態履歴情報に関し、当該遊技者の遊技による前記特定遊技状態履歴情報と、当該遊技者とは別の遊技者の遊技による前記特定遊技状態履歴情報とを併せて表示するための遊技機特定遊技状態履歴情報を記憶し、
    前記遊技情報呼出手段は、前記特定遊技状態履歴情報として、前記遊技機特定遊技状態履歴情報を呼出して返信することを特徴とする、遊技用装置。
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