JP3752159B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声を発声(発話)場所や時刻と関連させて記録できる情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より知られる車載型のナビゲーション装置は、GPS( Global Positioning System)受信機から受信した車両の現在位置に基づいて、その周辺地図を表示することにより運転者に車両の走行位置を報知すると共に、運転者が設定した目的地までの経路案内を行うことを主動作とし、車両の周辺地図を表示する地図表示装置としての機能を備えている。
【0003】
このようなナビゲーション装置には、様々な機能が備えられており、例えば、ユーザは、予め所定の地点を登録しておくと、後にその地点の周辺地図を簡単なボタン操作で表示させることができたり、同じく簡単な操作で、その地点を目的地に設定してその目的地までの経路案内をナビゲーション装置にさせることができる。このような機能を有するナビゲーション装置では、地点の設定と共に、その地点を表す文字をキー操作で入力できるようにされており、ユーザは、例えば気に入った店を見つけた場合に、その店の名前などを文字にて入力することができ、後にこの店に訪れる際には、場所を地図上で確認したり、簡単な操作でナビゲーション装置に、その店までの経路案内をさせることができる。
【0004】
また一方で、宅配や集配業務向けに設計されたナビゲーション装置の中には、各家庭への訪問時刻を記録すると共に、訪問目的等を予め登録されたリストの中から選択して記録することができるものがあり、ユーザは、このような機能を用いてナビゲーション装置上で業務日誌を作成することができる。この他、車両内の各種センサの検出データを取得して、これらを履歴として記憶するナビゲーション装置もあり、ユーザは、これらのデータを車両の運行管理の目的で活用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、以下のような点で不便であった。
例えば、ユーザは、気に入った地点を登録する際に、その地点に関連する内容を数文字の情報にて表さなければならないため、例えば、店を登録する場合には、店の名前や、店の種別などしか登録できなかった。換言すると、ユーザは、登録した地点の詳しい内容をナビゲーション装置に記憶させることができないために、自身の記憶が曖昧になった後では、登録してある地点に何があるのかどうかや、店の場合であれば、どういった雰囲気の店であるのかがわからなくなってしまっていた。
【0006】
また、上記業務用のナビゲーション装置においては、キー操作によって、分類化されたリストの中から、該当する訪問目的等を選択して記録するに留まるため、ユーザは、細やかな訪問目的等を記録して業務日誌等を作成する場合に、手書きでノート等にその内容を書き留めたりしなければならなかった。
【0007】
また更に、これらのナビゲーション装置で上記機能を使用する際にはキー操作を行わなければならないため、利用者は、車両を一旦停止させた後でなければ、メモしたい内容をナビゲーション装置に記録しておくことができなかった。
この他、自動的に記録可能な車両内の各センサから検出したデータは、車両の走行状態に関する事象しか表さないので、ユーザは、人的要因によって発生する事象を細やかに記録しておくことができなかった。
【0008】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、所望の音声内容を発声(発話)位置に関連させてメモすることができる機能を備えた情報記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために構成された請求項1、3に記載の情報記録装置では、制御部が、音声録音指令がなされた場合、音声入力手段に入力される音声に関連させて、音声入力の際に現在位置特定手段により特定される現在位置を記憶手段に自動記憶すると共に、入力された音声を記憶する。
このため、利用者は、本発明の情報記録装置を用いることにより、メモしたい内容を音声にて漏らさず記録できるばかりでなく、この記録した音声内容を確認する際、同時に、音声を記録した場所(録音位置)を確認することができる。
【0010】
尚、記憶手段としては、装置内に内蔵されたメモリ、ハードディスク(磁気ディスク)等の記録媒体に音声を記憶するようにしてもよいし、フロッピーディスク、光磁気ディスク(MO)、メモリカード等、当該装置に接続された外部の記録媒体に、音声を記憶するようにしてもよい。
【0011】
また、請求項2,10に記載のように、記憶手段を、通信手段を介して行われる通話内容を音声にて記憶するように構成すると、利用者は音声再生時に、どの場所でどのような内容の通話をしたかを確認することができる。その他、請求項3記載の情報記録装置においては、表示制御手段が、記憶手段に記憶された現在位置(録音位置)を含む地図画像を地図データに基づき表示手段に表示すると共に、音声の録音位置を、対応する地図画像上の部位に、音声入力の存在が視認可能な形態で表示手段に表示するように構成されている。このため、利用者は、発声(発話)した場所を地図上にて確認することができ、地図を確認するだけで、どの地点で音声が入力されたのかを容易に把握することができる。また、この結果として、利用者は場所を意味する内容を音声にて当該装置に記憶させなくてもよく、記憶させる音声内容を簡略化できる。また、利用者は発声場所を知らなくても、その場所を当該装置に記憶させることができる。尚、音声入力の存在を視認可能な形態で表示するために、表示制御手段は、例えば、地図画像上に録音位置を示すマークを重ねて表示手段に表示してもよい。
【0012】
その他、請求項4に記載の情報記録装置においては、音声入力の存在が視認可能な形態の表示の選択指示に基づいて、報知制御手段が、対応する音声を報知手段に報知させる。従って、この情報記録装置によれば、利用者は、記録された音声内容を確認することができるばかりでなく、音声内容と録音位置とを容易に関連付けて把握することができる。
一方、請求項5〜7に記載の情報記録装置においては、記憶手段が、時間情報取得手段が取得した時間情報を音声入力時の音声に関連させて記憶するように構成されている。このため、利用者は当該装置より時間情報を取得することによって、音声の録音時刻を確認することができる。
また、請求項7に記載の情報記録装置においては、報知制御手段が、記憶された音声に加えて、これに関連する時間情報を報知手段に報知させる構成にされている。この情報記録装置によれば、利用者は、音声にて録音時刻を確認することができるから、自身が移動中である場合に、録音時刻を確認するために情報記録装置の表示画面等を注視する必要がなくて便利である。尚、報知制御手段は、利用者の選択指示に基づき、記憶された音声内容を報知する前後に時間情報を報知してもよいし、記憶された音声内容の報知とは連携せずに、利用者より指令が入力されると、選択された音声内容の時間情報だけを報知してもよい。
【0013】
その他、請求項8に記載の情報記録装置においては、表示制御手段が、上記した地図画像と、音声入力の存在を表す形態と共に、時間情報を表示手段に表示する構成にされている。この情報記録装置によれば、利用者は、発声(発話)した時間(時刻)を地図上にて確認することができるので、入力音声の新旧の判断ができる。また、このような時間情報を表示することにより、利用者に対して音声入力時の記憶を思い出させることができ、結果として利用者は、音声内容を確認しなくとも、その内容のおよその見当をつけることができる。
【0014】
尚具体的に、表示制御手段は、地図画像上に表示された音声入力の存在を表すマーク周囲に、時間情報を文字や図形で表示するように構成するとよい。このようにすれば、利用者は地図を確認しながら、いつ、どこで音声が入力されたのかを容易に把握することができる。
【0015】
また、情報記録装置を車両等に搭載する場合には、当該装置に、現在位置特定手段から現在位置を取得することにより利用者の移動経路の履歴を記憶する移動経路記憶手段を設けて、表示手段にこの移動経路の履歴を地図画像上に重ねて表示させるのがよい。このようにすれば、利用者は、どのように移動した後に音声を記憶させたかを確認することができて、移動経路に関係する内容等を音声入力する場合、後にその音声内容を容易に理解することができる。
【0018】
この他、請求項9に記載の情報記録装置における表示制御手段は、記憶手段にて記憶対象音声が複数記憶されている場合に、各々の入力音声を表示手段に一覧表示させて、その一覧の中から入力音声が利用者によって選択されると、その入力音声に関して当該音声の存在が視認可能な形態の表示をその現在位置を示す部位に地図画像と共に表示手段に表示させる。この情報記録装置によれば、記憶対象音声が複数あっても、利用者はその表示位置にて簡単にその入力音声の録音位置(発声場所)を確認することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。
図1は、本発明が適用された車載型ナビゲーション装置1の構成を表すブロック図である。また、図2は、車載型ナビゲーション装置1の外観構成を表す概略図である。
【0020】
図1に示すようにナビゲーション装置1は、主に、位置検出部10と、地図データ格納部23と、表示部25と、操作部27と、音声入力部29と、音声出力部31と、ディスクドライブ33と、これらの各部を含むナビゲーション装置1全体を統括制御する制御部41と、から構成されている。
【0021】
詳述すると、位置検出部10は、GPS用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナ11aを介して受信し車両の現在位置を検出するGPSセンサ11と、車速センサや、車輪速センサ等からの検出信号に基づいて車両の走行距離を検出する距離センサ13と、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ15と、地磁気に基づいて絶対方位を検出する地磁気センサ17と、を備えており、互いに性質の異なる誤差を有するセンサ11〜17からの情報を制御部41に提供して、制御部41がこれらから検出したデータを互いに補完しながらより正確な車両の現在位置を把握することができるようにされている。
【0022】
尚、位置検出部10は、必ずしも上記センサをすべて備えている必要はなく、例えば、GPSセンサだけであってもよい。また、これら以外に、ステアリングの左右操舵角を検出する操舵角センサ等を用いれば、このセンサからの検出データを基に、ナビゲーション装置1は、車両位置や、車両の進行方向等をより一層正確に把握することが可能である。
【0023】
この他、ナビゲーション装置1は、車両内に備え付けられた外部センサ群21に接続されており、車両位置以外の車両の状態も、これらの外部センサ群から取得した検出データから把握することができる。つまり例えば、ナビゲーション装置1は、外部センサ群21としての外気温センサから外気温情報を取得することができる。
【0024】
次に、表示部25は、車両の走行に必要な道路の接続情報を含む地図等を表示画面上にカラー表示して車両乗員に報知するために備えられており、例えば、表示部25は、制御部41にて制御されて、制御部41が地図データ格納部23から読み出した地図データに基づいて車両が走行する周辺の地図画面を表示すると共に、車両の現在位置を表す現在地マーク42をカラーで表示したり、後述するメニュー画面を表示する他、車両乗員に対する注意喚起用のメッセージ等を表示する。
【0025】
一方、地図データ格納部23は、表示部25にて地図画面を表示したり車両乗員が指定した目的地までの経路を案内するために必要な各種データ、を記憶する記録媒体(例えば、CD−ROM、DVD、メモリカード等)と、記録媒体から情報を読み取り制御部41側に送信するデコーダとから構成されている。そして、この記録媒体には、上記各種データとして、道路の接続に関する道路データ、表示画面上に道路、建造物、公園、河川等からなる地図画面を表示するための地図画面データ、GPSセンサ11等から得た経度及び緯度で表される車両の現在位置から車両が走行中の道路を地図画面上で特定するためのマップマッチング用データ、等からなる地図データが記憶されている。
【0026】
また、操作部27は、車両乗員が外部操作にて各種指令をナビゲーション装置1に入力するために備えられており、表示部25と一体に構成され表示画面上に設定されるタッチスイッチや、ナビゲーション装置1の表示画面の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ27a、後述する音声認識プログラムを制御部41に実行させるための音声認識ボタン27b等から構成されている。
【0027】
ここでタッチスイッチは、表示部25の画面上を赤外線にて走査する赤外線センサにより構成されており、例えば、指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が二次元座標値(X,Y)として検出される。つまり、操作部27のタッチスイッチは、車両乗員が画面上を直接タッチすることで所定の指示を入力できるように構成されている。
【0028】
次に、音声入力部29は、音声認識プログラムにて実現される音声によるナビゲーション装置1の操作や、車両乗員が発した声を録音するために備えられており、マイク29a、A/D(アナログ/デジタル)変換回路等から構成され、マイク29aから入力された音声をデジタル信号に変換して制御部41に送信する。
【0029】
また、音声出力部31は、D/A(デジタル/アナログ)変換回路、スピーカー31a等を備えており、制御部41から受信したデジタル音声信号をアナログ信号に変換して、スピーカー31aから音声を出力し、車両乗員に必要な各種案内を音声にて行う。
【0030】
次に、ディスクドライブ33は、挿入されたフロッピーディスク(FD)34から、データを読み出して制御部41側に送信すると共に、制御部41から受信したデータをFD34に書き込むことを主動作とするものであり、本実施例においては、ナビゲーション装置1内に記憶した音声データ等をFD34に書き込んで、車両乗員がそのデータを外部に持ち出す事ができるようにするために備えられている。
【0031】
そして、制御部41は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備えており、ROM等に記憶されたナビゲーション装置の各機能を果たすための各プログラムをCPUにて実行し、装置内の各部を制御する。
例えば、この制御部41は、ROM内に音声認識プログラムを記憶しており、操作部27の音声認識ボタン27bが押下された状態にて音声入力部29から音声が入力されると、この音声認識プログラムを実行して、車両乗員から入力された音声が、ROM内に記憶された音声認識辞書内の認識語と一致するかどうかを判断し、一致すればその認識語に対応した指令が車両乗員から入力されたとして、その指令に対応する所定の動作を実行する。
【0032】
また、ナビゲーション装置1は、携帯電話35を接続するための接続ポートを備えており、制御部41は、携帯電話35の通話/非通話状態を監視し、通話状態になると、音声入力部29のマイク29aから入力された車両乗員の音声を携帯電話35側に入力すると共に、通話相手の音声を音声出力部31のスピーカー31aから出力させる。また、これと同時に、後述する通話記録処理を実行する。
【0033】
この他、制御部41は、ナビゲーション装置1の基本機能としての地図表示モードを備えており、車両乗員により操作部27の現在位置スイッチ28bが押下されると、位置検出部10から車両の現在位置を取得すると共に、その位置情報に基づいて車両が走行する周辺の地図データを地図データ格納部23から読み出して、表示部25にてその周辺の地図画面を表示すると共に、上述の車両の現在地マーク42を表示したり、後述の音声マーク43及び電話マーク45を表示する。
【0034】
そして更に、制御部41は、車両乗員が操作部27を用いて目的地を設定すると、位置検出部10から取得した車両の現在位置から、その設定された目的地までの最適な経路を、ダイクストラ法又はそれに準ずる方法を用いて探索して設定し、この経路を、表示部25にて表示された上述の車両周辺の地図画面上に重ねて表示する。そして、このような経路を設定した後には、運転者が設定経路に沿って車両を走行させて目的地まで到達できるように、車両の位置に応じて、音声出力部31のスピーカー31aより音声にて経路案内を行う。
【0035】
また、制御部41は、車両乗員が操作部27のMENUスイッチ28aを押下すると、メニュー画面(図示せず)を表示部25にて表示するように構成されており、車両乗員は、このようなメニュー画面上に表示されたスイッチをタッチすることで、ナビゲーション装置1に備えられた各機能(本実施例のナビゲーション装置1に特有な機能を含む)に関する各種設定を行うことができる。
【0036】
つまり、本実施例のナビゲーション装置1では、メニュー画面にて、マイク29aより車両乗員の声を録音する音声メモ機能を使用可(ON)/使用不可(OFF)のどちらかに設定するための”音声記録スイッチ”、携帯電話の通話記録を行う通話記録機能を使用可(ON)/使用不可(OFF)のどちらかに設定するための”通話記録スイッチ”、車両の走行経路の履歴を記録する走行経路記憶機能を使用可(ON)/使用不可(OFF)のどちらかに設定するための”走行経路記憶スイッチ”、これらの機能を使用することにより装置内に記憶される各種データのリストを表示させ、リスト内からデータが選択されると制御部41に履歴表示処理を実行させるための”履歴表示スイッチ”、等が表示され、車両乗員は、その表示された各スイッチをタッチしてスイッチのON/OFFを切り換えるなどすることにより、これらのナビゲーション装置1に特有な機能を使用するかどうかの設定等を行うことができる。
【0037】
例えば、車両乗員がメニュー画面上に表示された走行経路記憶スイッチをタッチしてONすると、制御部41は、図3にフローチャートにて示す走行経路記憶処理を実行する。
即ち、制御部41は、走行経路記憶スイッチがONされると、S110にて位置検出部10の各センサより現在位置にかかる情報を取得して、それらの情報から割り出した車両の現在位置を記憶する。
【0038】
そして次に、S120にて制御部41は、表示部25にて、地図画面が表示されているかどうかを判断して、表示されていれば(S120でYes)、S130にて、前回までのS110の処理にて記憶された車両の現在位置の履歴と、今回のS110にて記憶した現在位置とを、表示部25に表示された地図画面上の道路に沿って色付きの線で繋ぎ合わせて、その地図画面上に、現在までの車両の走行経路の履歴(以下、「走行履歴」とする。)を表示する(図2に示す表示部25内の太線)。一方、制御部41は、S120にて、地図画面が表示されていないと判断すると、S130の処理を行わずに、処理をS140に移す。
【0039】
この後、制御部41はS140にて、取得した現在位置(S110)から車両が所定距離進行したかどうかを、位置検出部10の距離センサ13等から取得した車両の位置情報に基づいて判断し、所定距離進行していれば(S140でYes)、処理をS110に戻す。一方、所定距離進行していなければ(S140でNo)、制御部41は処理をS150に移し、車両乗員がメニュー画面にて走行経路記憶スイッチをOFFしているかどうかを判断して、OFFしていれば(S150でYes)処理を終了し、ONの状態のままであれば(S150でNo)、処理をS140に戻す。
【0040】
このような処理を行うことにより、ナビゲーション装置1は、車両が走行した経路を履歴として残しておくことができ、運転者は、自身の車両の走行履歴を管理することができる。尚、車両乗員が走行履歴を管理しやすいように、本実施例のナビゲーション装置1における走行履歴のデータは、日毎に分割して制御部41のRAMに記憶されている。
【0041】
次に、上記音声メモ機能及び通話記録機能にかかる処理について、図4を用いて説明する。尚、図4(a)は、音声メモ処理を示すフローチャート、図4(b)は、通話記録処理を示すフローチャートである。
図4(a)に示す音声メモ処理は、メニュー画面の”音声記録スイッチ”がONにされて音声メモ機能が使用可能な状態に設定されている場合に制御部41にて実行されるものであり、車両乗員が音声認識ボタン27bを押下した状態でマイクに向けて「メモ」と発声すると、制御部41は、車両乗員から音声録音指令がなされたとして、この処理を実行する。
【0042】
即ち、制御部41は、音声メモ処理を実行するとまず、S210にて、位置検出部10から車両の現在位置を所得して、この現在位置を録音位置として記憶すると同時に、制御部41に備えられた内部クロックからその時の時刻(以下、録音時刻とする。)を取得して、記憶する。尚、録音時刻は、日付も含むものとする。
【0043】
そして次に、制御部41は、S220にて、音声出力部31のスピーカー31aから車両乗員に対して、音声で「録音準備完了」とアナウンスすると共に、音声を録音中であることを示す記録中マーク(図示せず)を、記憶した上記録音位置に対応する周辺地図上に表示する。
【0044】
この後、制御部41は、S230にて、音声入力部29のマイク29aより入力された音声をRAM内に記憶しつつ録音し、S240にて、マイク29aより車両乗員から「メモ終了」の音声が入力されたと判断される(S240でYes)まで、この動作を連続的に実行する。尚、車両乗員が「メモ終了」の音声操作を忘れてしまうことも考えられるため、本実施例における制御部41は、S240にて、音声がマイク29aより入力されなくなってから、所定時間経過すると、メモが終了した(S240でYes)と判断する。
【0045】
そして、制御部41は、S240にてメモ終了の指令が車両乗員からなされたと判断すると、S250にて、この記憶した音声をまとめて音声データとし、これをS210にて記憶した録音位置及び録音時刻と関連付けてRAM内に保存して、車両乗員から削除の指令が入力されないかぎり音声データを削除不可能な状態にする。
【0046】
この後、制御部41は、S260にて表示部25を制御して、上記記録中マークの代わりに、地図画面上に録音位置を示す音声マーク43を表示すると共に、その音声マーク43の横に録音時刻を表示させて(図2に示す表示部25参照)、音声メモ処理を終了する。
【0047】
尚、ナビゲーション装置1において、表示部25には地図画面が表示されているのが通常であるが、例外的にメニュー画面等が表示され地図画面が表示されていない場合、制御部41は、表示部25を制御して、周辺の地図画面を表示させて(即ち、地図表示モードに移行して)、音声マーク43をその地図画面上に表示する。
【0048】
一方、図4(b)に示す通話記録処理は、メニュー画面の”通話記録スイッチ”がONされて通話記録機能が使用可能な状態に設定されている場合に制御部41にて実行されるものであり、車両乗員がナビゲーション装置1に接続された携帯電話35を操作して、携帯電話35を非通話状態から通話状態に切り替えると、制御部41は、通話が開始されたとして、この処理を実行する。
【0049】
即ち、制御部41は、通話記録処理を実行するとS310にて、まず位置検出部10から車両の現在位置を取得して、この現在位置を、通話記録位置として記憶すると共に、その日時(以下、通話記録時刻とする。)を記憶する。
そして次に、制御部41は、S320にて、携帯電話35から音声信号として受信した通話内容の記録を開始し、S330にて携帯電話35が通話状態から非通話状態に切り替わり通話が終了したと判断される(S330でYes)まで、連続的にRAM内に通話内容を記録する。尚、この際には、音声メモ処理と同様に、通話内容を記録中であることを示す記録中マークを、地図画面上の通話記録位置に表示する。
【0050】
そして制御部41は、S330にて、通話が終了したと判断すると(S330でYes)、S340にて、車両乗員からこの通話内容を保存する指令が入力されたかどうかを判断する。
つまり、制御部41は、S340にて、音声で「通話内容の保存は必要ですか?」とのアナウンスをした後、所定時間内に、音声認識ボタン27bが押下されて「必要」との音声がマイク29aより入力されたかどうかを判断し、入力されていれば、車両乗員から、通話内容を保存する指令がなされたと判断して、処理をS350に移す。
【0051】
そしてS350において制御部41は、この通話内容を記録した音声データを、S310にて記憶した通話記録位置及び通話記録時刻と関連付け、RAM内に保存し、車両乗員からの指令がないかぎり削除不可能な状態にする。
またこの後、制御部41はS360にて、地図画面上に通話記録位置を示す電話マーク45を表示し(図2に示す表示部25参照)、通話記録処理を終了する。尚、表示部25に地図画面が表示されていない場合の処理は、音声メモ処理と同様である。
【0052】
一方、制御部41は、S340にて、車両乗員から通話内容を保存する指令が入力されていないと判断すると、S370にて、記録した通話内容を破棄して、処理を終了する。
次に、車両乗員によって図2に示す地図画面上の音声マーク43、電話マーク45がタッチされると、制御部41にて実行される再生処理について説明する。尚、この再生処理は、ナビゲーション装置1内に保存された音声データを再生するための処理であり、図5はこの再生処理を表すフローチャートである。
【0053】
図5に示すように、音声マーク43又は電話マーク45(以下、単に「マーク」とする。)が車両乗員によってタッチされると(即ち、マークが選択されると)、制御部41は再生処理を実行して、S410にて、タッチされたマークに対応する音声データの録音時刻又は通話記録時刻(以下、これらを「記録時刻」とする。)を音声にて報知する。
【0054】
そして次に、制御部41はS420にて、その音声データとして記録されている録音内容又は通話内容(以下、これらを「記録内容」とする。)を再生し、これをスピーカー31aより音声出力する。
そして、再生が終了すると、制御部41は、S430にて、スピーカー31aより「削除しますか?」とのアナウンスを発すると共に、アナウンス後の所定時間内に、車両乗員から、データ削除の指令が入力されたかどうかを判断する。
【0055】
つまり、制御部41は、上記アナウンスの後、所定時間内に、車両乗員が音声認識ボタン27bを押下して、「削除」との音声をマイク29aより入力したかどうかを判断し、入力されていれば、車両乗員から、データ削除の指令がなされたとして(S430でYes)、データを削除する(S440)。一方、所定時間内に、「削除」との音声が入力されなければ、制御部41は、データを削除せずに、再生処理を終了する。
【0056】
したがって、本実施例のナビゲーション装置1を用いれば、車両乗員は、録音した音声を位置情報と共に保存させることができるだけでなく、地図画面上にて視覚的にその録音位置を確認することができ、更には、音声マーク43をタッチするだけで、音声を再生させることができるから、録音位置と録音した音声の内容とを容易に結びつけて把握することができる。
【0057】
つまり例えば、車両乗員は、ドライブ途中に、よいレストラン等を見つけた場合には、そのレストランでの食事の内容等を詳細に音声にて記録させることができるので、車両乗員は、後に記憶が曖昧になった際にも、音声を聴くことによって、そのレストランがどういった雰囲気の店であったか等を容易に思い出すことができる。
【0058】
また、車両乗員は、ドライブ中に発見した絶景ポイントでの感想を音声にて録音しておけば、後に、録音した音声を再生させて聴くことにより、その録音した音声にて表現されているドライブでの思い出を、その絶景ポイントの場所と共に思い出すことができる。また特に、このナビゲーション装置1では、メニュー画面にて走行経路記憶スイッチをONにしておけば車両の走行履歴を装置内に記憶させることができるので、車両乗員は、音声データを走行履歴と共にナビゲーション装置1に記憶させておけば、この音声メモ機能を、ドライブや旅行等での旅行日誌代わりに使用することができる。
【0059】
一方、業務用にナビゲーション装置1を使用する場合においては、車両乗員は、音声メモ機能を用いて、簡単に業務日誌を作成することができる。つまり例えば、タクシー業務にてナビゲーション装置1を使用する場合には、客を乗せた位置、下ろした位置等を、音声にて記憶させることができるばかりでなく、お客の年齢等の客層にかかる情報を音声にてメモしておけば、細やかな業務管理を行うことができる。また、宅配、集配業務等にナビゲーション装置1を使用する場合においては、その業務過程に起こった出来事を、簡単な操作で漏れなく装置内に記憶させることができる。
【0060】
この他、本実施例のナビゲーション装置1では、携帯電話の通話内容を記録することができるので、車両乗員は、その記録した通話内容を後に再生すれば、その時の通話内容を思い出すことができる。
尚、このままでは、常に記録内容をナビゲーション装置にて確認しなければならないので、本実施例のナビゲーション装置1は、上記処理にて記憶した音声データの記録位置を周辺地図にて確認した後に、それらのデータを外部に取り出せるように、履歴表示処理を実行可能にされている。
【0061】
以下には、制御部41にて実行されるこの履歴表示処理について、図6を示しつつ詳細に説明する。尚、図6は、履歴表示処理を示すフローチャートである。
この履歴表示処理は、メニュー画面上の上記履歴表示スイッチをタッチすると表示される日毎の履歴リストから、車両乗員が確認したい日の履歴を選択すると、制御部41にて実行される。
【0062】
処理が実行されと、まず制御部41は、S510にて、車両乗員が選択した日の履歴情報を読み出す。
つまり制御部41は、S510にて、RAM内に記録されている音声データの記録位置及び記録時刻等の情報を読み出し、これに基づいて、S520にて、地図データ格納部から音声データの記録位置が表示可能な範囲の地図データを読み出して、記録位置周辺の地図画面を表示する。そして、制御部41は、S530にてその地図画面上に重ねて音声マーク43及び電話マーク45を表示する。尚、この際に、制御部41は、音声マーク43及び電話マーク45周囲に、その記録時刻を文字表示し、更に、車両の現在位置が地図上に表示できる範囲であれば、現在地マーク42もその地図画面上に表示する。
【0063】
そして更に、制御部41は、S540にて、車両乗員が選択した日の走行履歴があるかどうかを確認し、走行履歴があれば(S540でYes)、その走行経路を道路に沿って地図画面上に重ねて表示(S550)して処理をS560に移し、走行履歴が無ければ(S540でNo)、S550での処理を行わずに、S560にて、その地図画面の下方に、”保存”と記された選択ボタン47aと、”戻る”と記された選択ボタン47bとを、表示する。尚、図7は、S510〜S560までのステップが終了した時点においてナビゲーション装置1の表示部25に表示される画面の構成を表す説明図である。
【0064】
この後、制御部41は、ステップをS570に移して、選択ボタン47aが車両乗員によってタッチされたかどうかを判断し、タッチされていれば、車両乗員から、これらの履歴をフロッピーディスク(FD)34に保存する指令が入力されたとして、S580にて、履歴にかかるデータをHTML(HyperText Markup Language)形式に変換すると共に、S590にて、変換後のデータをディスクドライブ33に挿入されたFD34に書き込んで保存する。
【0065】
つまり、制御部41は、S580にて、履歴表示処理開始時に車両乗員が指定した日の音声データを、WAVE形式や、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格の音声圧縮方式によって圧縮されたMP3形式等に代表されるパーソナルコンピュータによって再生可能な音声データに変換すると共に、その日の車両の走行経路を示した周辺地図上に、これらの音声データの記録位置をマーク(音声マーク43、電話マーク45)として表示した画像データを、GIF、TIFF、JPEG、BMP形式等のパーソナルコンピュータのモニターにて表示可能な画像データに変換する。
【0066】
そして更に、制御部41は、画像データ上のマークがパーソナルコンピュータ付属のマウスによって選択されると(即ち、マークを表した座標位置にて、マウスのクリック操作が行われると)、そのマークに対応する音声データが再生されるプログラムファイルをHTML形式で作成し、S590にて、この変換後の音声データ及び画像データとプログラムファイルを、フロッピーディスクに保存する。尚、当然であるが、その日の走行履歴がない場合において、上記画像データに走行経路は示されない。
【0067】
そして、このS590でのステップが終了すると、制御部41は、S600にて、音声で「走行履歴削除しますか?」とのアナウンスを行うと共に、周知の技法を用いて、表示部25にて同一内容の文章を表示して、”削除する”及び”削除しない”と記された選択ボタンを表示し(図示せず)、車両乗員が”削除する”と記された選択ボタンをタッチすると、制御部41は、走行履歴を削除する指令がなされたとして(S600でYes)、処理をS610に移し、対応する走行履歴を削除する。一方、このS600にて、表示された”削除しない”と記された選択ボタンが車両乗員によってタッチされると、制御部41は、走行履歴を削除せずに(S600でNo)、履歴表示処理を終了する。尚、走行履歴が記憶されていない場合において、制御部41は上記「走行履歴削除しますか?」との報知は行わずに、S600でNoと判断して、履歴表示処理を終了する。
【0068】
また一方、制御部41は、上記S570にて、選択ボタン47aが車両乗員によってタッチされていないと判断すると、処理をS630に移して、画面上に表示されたマーク(音声マーク43,電話マーク45)が選択(タッチ)されたかどうかを判断し、マークが選択されていれば(S630でYes)、S640にて、図5に示した上述の再生処理を実行して、対応する音声データを再生しスピーカー31aより音声を出力する。
【0069】
また、制御部41は、S630にてマークが選択されていないと判断するか(S630でNo)、S640の処理を終えると、S650にて、選択ボタン47bが車両乗員によってタッチされているかどうかを判断し、タッチされていれば、車両乗員から履歴表示を終了する指令がなされたとして、当該処理を終了する。
【0070】
また、制御部41は選択ボタン47bがタッチされていないと判断すると(S650でNo)、処理をS570に戻して、上述のステップを繰り返す。
したがって、このナビゲーション装置1において、車両乗員は、装置に音声メモ機能及び通話記録機能を用いて記憶させた音声データをFD34に書き込ませて、このFD34内のデータをパーソナルコンピュータに読み込ませれば、そのコンピュータにて音声データ等を容易に管理することができる。
【0071】
つまり、FD34には、音声データだけでなく、画像データ及び、HTML形式のプログラムファイルが書き込まれるため、車両乗員は、所謂ブラウザーと呼ばれるHTML形式ファイルを表示するためのソフトウェアをパーソナルコンピュータにインストールしておけば、そのソフトウェアにFD34に書き込まれたデータを読み込ませるだけで、ナビゲーション装置1と同様の感覚で、音声データを再生させたり、記録位置を地図上で確認したりすることができる。
【0072】
この結果、車両乗員は、わざわざナビゲーション装置1にて録音した音声等を再生しなくてもよく、これらのデータを日毎に蓄積して管理することができる。
尚、この他にナビゲーション装置1の外部センサ群21として車両に取り付けられている外気温センサから、定期的に外気温を表すデータを取得して、これを、位置検出部10から取得した車両の位置情報と共に制御部41のRAMに記憶させるようにしておけば、音声を録音した日の天候(外気温)に関する情報と共に、音声データを記録しておくことが可能である。
【0073】
以上、本発明が適用されたナビゲーション装置1の構成及び制御部41での処理について説明をしたが、本発明の情報記録装置における現在位置特定手段は、制御部41が位置検出部10からの情報に基づき現在位置を特定する動作に相当し、記憶手段は、制御部が、上記音声メモ処理、通話記録処理を実行して、記録位置(録音位置)及び記録時刻を記憶すると共に音声データを保存する動作に相当する。また本発明の通信手段は、本実施例においてナビゲーション装置に接続された携帯電話35に相当する。また、表示手段は、本実施例における表示部25に相当し、表示制御手段は、制御部41が、表示部25を制御して地図画面や、音声入力の存在を利用者に視認可能にするためのマーク43,45等を地図上に表示する動作に相当する。また、本発明の時間情報取得手段は、制御部41が上記音声メモ処理、通話記録処理を実行して、記録位置と共に記録時刻を記憶する(S210,S310)際に、自身の内部クロックから時刻を取得する動作に相当する。また音声入力手段は、音声入力部29に相当し、報知手段は、音声出力部31に相当する。また、報知制御手段は、制御部41が、再生処置にて、記録内容を再生して、音声出力部31から音声出力する動作に相当する。
【0074】
また、本発明の情報記録装置は、主に、利用者の音声を、その録音位置と共に記録できるようにしたものであり、この要旨に反しない限り、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、本実施例のナビゲーション装置1では、音声データを制御部41のメモリ(RAM)に記憶させているが、これに代えて、ナビゲーション装置にハードディスクドライブを内蔵して、このハードディスクに音声データを記憶させてもよい。ハードディスクは、メモリ(RAM)と比べて安価であるため、ナビゲーション装置における音声データの記憶容量を安価に増大させることができる。
【0075】
また、ナビゲーション装置1では、装置内に記憶された音声データ等を外部に取り出すために、そのデータをフロッピーディスク(FD)34に書き込めるようにしたが、これ以外に、携帯電話35をインターネット等に接続し、その通信網を介して外部装置にデータを送信するようにしても良い。
【0076】
例えば、このような処理をナビゲーション装置1において実現する場合には、車両乗員が携帯電話35を操作してインタネットに接続した後に、制御部41が、HTML形式に変換したデータ(S580)を、フロッピーディスクにではなく、携帯電話35に送信するように、履歴表示処理を変更すればよい。
【0077】
この他、音声(音声データ)を複数記憶する場合、制御部41を、利用者から音声データのリスト表示指令が外部操作により入力されると、記憶された音声データのリストを表示して、利用者にリストアップされた音声データの内の一つを選択させて、利用者が選択すると、この選択された音声データを音声出力部から再生して、利用者に記録内容(音声内容)を報知するように構成してもよい。また更に制御部は、選択された音声データに対応するマーク43,45だけを地図上に表示するように構成されていてもよい。このようにすれば、利用者に録音位置を明確に表示することが可能である。
【0078】
また、図4(b)に示したように通話記録を行う場合には、制御部が、S330にて通話終了と判断すると、その通話終了時点での現在位置と通話終了時刻を記録し、S360にて、S310にて記録した現在時刻(即ち、通話開始時刻)及びその通話開始時の位置と、通話終了時刻及び通話終了位置と、を画面上にマーク及び時刻を表す文字で、表示してもよい。
【0079】
また一方で、車両にカメラを積んで、このカメラをナビゲーション装置と接続し、カメラより取り込んだ画像を、音声の記録位置及び記録時刻と共に当該装置内に記憶させてもよい。このようにすれば、後に、音声だけでなく、画像をも記録位置と共に確認することが可能である。勿論、これ以外に音声に代えて画像だけを、記録位置、記録時刻と共に制御部に記録させることもできる構成であってもよい。これは、音声を画像に置き換えただけであるが、音声では表現しきれないもの(景色等)を、その位置と共に記録することができるので、便利である。尚、この際には、外部装置(カメラ)からの画像データを受信する通信ポートをナビゲーション装置に設けて、この通信ポートにカメラを接続すれば、図4(a)と同様の手順にて画像を記録することができる。
【0080】
この他、以上では、情報記録装置として、車載型のナビゲーション装置を一例に挙げて説明したが、本発明の情報記録装置は、これに限らず、携帯電話等に代表される携帯端末に適用しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のナビゲーション装置1の構成を表すブロック図である。
【図2】 ナビゲーション装置1の外観構成を表す概略正面図である。
【図3】 制御部41にて実行される走行経路記憶処理を示すフローチャートである。
【図4】 制御部41にて実行される音声メモ処理(図4(a))及び通話記録処理(図4(b))を示すフローチャートである。
【図5】 制御部41にて実行される再生処理を示すフローチャートである。
【図6】 制御部41にて実行される履歴表示処理を示すフローチャートである。
【図7】 履歴表示処理において表示部25に表示される画面の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置 10…位置検出部 11…GPSセンサ
21…外部センサ群 23…地図データ格納部 25…表示部
27…操作部 29…音声入力部 29a…マイク
31…音声出力部 31a…スピーカ 33…ディスクドライブ
35…携帯電話 41…制御部 43,45…マーク

Claims (10)

  1. 現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    記憶手段と、
    音声録音指令がなされた場合、前記音声入力手段に入力される音声に関連させて、音声入力の際に前記現在位置特定手段により特定される現在位置を前記記憶手段に自動記憶すると共に、前記入力された音声を記憶する制御部と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    電話機能を有する通信手段と、
    前記通信手段を介して行われる通話内容を音声として入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段に入力される音声、並びに当該音声入力の際に前記現在位置特定手段により特定される現在位置を前記音声入力時の音声に関連させて夫々記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  3. 現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    記憶手段と、
    音声録音指令がなされた場合、前記音声入力手段に入力される音声に関連させて、音声入力の際に前記現在位置特定手段により特定される現在位置を前記記憶手段に自動記憶すると共に、前記入力された音声を記憶する制御部と、
    地図データに基づき所定の地図画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に、前記記憶手段に記憶される現在位置を含む地図画像を表示すると共に前記記憶手段に記憶される現在位置を示す前記地図画像における部位に音声入力の存在が視認可能な形態の表示を行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  4. 現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    音声録音指令がなされた場合、前記音声入力手段に入力される音声、並びに当該音声入力の際に前記現在位置特定手段により特定される現在位置を前記音声入力時の音声に関連させて夫々記憶する記憶手段と、
    地図データに基づき所定の地図画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に、前記記憶手段に記憶される現在位置を含む地図画像を表示すると共に前記記憶手段に記憶される現在位置を示す前記地図画像における部位に音声入力の存在が視認可能な形態の表示を行う表示制御手段と、
    報知手段と、
    前記表示手段に表示される音声入力の存在が視認可能な形態の表示の選択指示に基づき、当該音声入力の存在が視認可能な形態の表示に対応する前記記憶手段に記憶されている音声を前記報知手段に報知させる報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  5. 時間情報を取得する時間情報取得手段を有し、
    前記記憶手段は更に、前記音声入力手段に音声が入力される際に前記時間情報取得手段によって取得される時間情報をも前記音声入力時の音声に関連させて記憶するものである請求項1又は請求項2に記載の情報記録装置。
  6. 時間情報を取得する時間情報取得手段を有し、
    前記記憶手段は更に、前記音声入力手段に音声が入力される際に前記時間情報取得手段によって取得される時間情報をも前記音声入力時の音声に関連させて記憶するものである請求項3又は請求項4に記載の情報記録装置。
  7. 時間情報を取得する時間情報取得手段を有し、
    前記記憶手段は更に、前記音声入力手段に音声が入力される際に前記時間情報取得手段によって取得される時間情報をも前記音声入力時の音声に関連させて記憶するものであり、
    前記報知制御手段は、更に前記報知させる音声に関連する時間情報をも報知させるものである請求項4に記載の情報記録装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記音声入力手段に音声が入力される際に前記時間情報取得手段によって取得される時間情報を前記現在位置を含む地図画像と前記音声入力の存在を表す形態の表示と共に前記表示手段に表示すること特徴とする請求項6又は請求項7に記載の情報記録装置。
  9. 前記記憶手段への記憶対象音声が複数存在する場合、前記表示制御手段は、各々の入力音声を前記表示手段に一覧表示させ、該一覧表示中選択された入力音声に関して当該音声の存在が視認可能な形態の表示をその現在位置を示す部位に地図画像と共に表示させることを特徴とする請求項3又は請求項4、又は、請求項6乃至請求項8の何れかに記載の情報記録装置。
  10. 電話機能を有する通信手段を有し、
    前記音声入力手段に入力される音声は、前記通信手段を介して行われる通話内容である請求項3又は請求項4、又は、請求項6乃至9の何れかに記載の情報記録装置。
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