JP2006146099A - 携帯型録音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データの改ざんがしにくく、録音された時刻及び位置情報を正確に記録することができる携帯型録音装置を提供する。
【解決手段】 携帯型録音装置1は、GPSアンテナ2、処理手段3、操作ボタン4、表示手段6、スピーカ7、マイク8、データ記憶部9を備えている。さらに、処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13、音声発生手段14、音声処理手段16、及び暗号化手段17を有する。処理手段3は、マイク8によって収音された音声のアナログ音声信号を音声処理手段16に処理させて録音状態としている間、GPSアンテナ2によって受信された電波に基づいて、GPS時刻測位演算手段13に時刻と位置情報を演算させ、音声発生手段14に対して、演算させた時刻と位置情報をスピーカ7に発声させる。発声された時刻及び位置情報は、マイク8に収音されるため、会話内容とともに録音される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声等を録音する携帯型録音装置に関する。
例えば、証券会社、銀行、保険会社等の金融機関の業務においては、顧客の要望する場所で、口座開設の依頼を受けたり、顧客に対して金融商品を紹介したり、金融商品の申し込みを受けたりすることがある。金融機関は、口座開設にあったては、契約内容や管理費用等の説明をする必要がある。また、金融商品を紹介する際には、その金融商品のリスク等について説明しなければならない。このようなリスク等の説明を怠れば、金融機関が責任を負うことになり、裁判等で問題になったときには、金融機関が説明責任を果たしたことを立証しなければならない場合がある。これらの説明や契約は、いつ行ったか等が重要になることも多い。その他の場面においても、いつ行われた会話であるかが正確に分かるように録音したい場合がある。このような場合、従来、録音機能を備えた携帯型の録音装置(例えば、特許文献1)がよく利用されていた。
特開平9−146590号公報
しかしながら、そのような携帯用の録音装置で録音する場合、録音された時刻は、内蔵された時計による時刻であるため、正確性が保証できず、証拠能力にも劣る。また、単に、GPSを利用した時刻や位置情報を記録しても、データの改ざんのおそれがあり、データの正確性は保証の限りではない。
そこで、本発明は、データの改ざんがしにくく、録音された時刻及び位置情報を正確に記録することができる携帯型録音装置を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯型録音装置は、収音した音声に対応してアナログ音声信号を生成するマイクと、そのアナログ音声信号をデジタル化する音声処理手段と、データを記録するデータ記録手段と、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナと、GPSアンテナによって受信された電波に基づいて、時刻及び位置情報を演算するGPS時刻測位演算手段と、GPS時刻測位測定手段によって演算された時刻及び位置情報を音声としてスピーカに発声させる音声発生手段と、録音中に、音声発生手段に対して時刻及び位置情報をスピーカに発声させるように指示すると共に、音声処理手段によってデジタル化された録音データとGPS時刻測位演算手段によって演算された時刻及び位置情報とをデータ記憶手段に記憶させる処理手段とを備えることを特徴とする。
この携帯型録音装置によれば、マイクによって収音された音声はアナログ音声信号に変換され、音声処理手段によってデジタル化される。そして、そのデジタル化された録音データは、処理手段によってデータ記憶手段に記憶される。ここで、音声が録音された正確な時刻及び位置を記録することができる。すなわち、GPS衛星からの電波がGPSアンテナによって受信され、その電波に基づき、GPS時刻測位演算手段によって録音されている正確な時刻及び携帯型録音装置自体の位置情報が演算される。GPS時刻測位演算手段によって演算された時刻及び位置情報は、処理手段によって関連付けられてデータ記憶手段に記憶される。したがって、データ記憶手段に記憶された時刻及び位置情報により、録音された正確な時刻及び録音された場所を確認することができる。さらに、GPS時刻測位演算手段によって演算された時刻及び位置情報は、処理手段による音声発生手段に対する指示により、録音中にスピーカから発声される。スピーカによって発声された時刻及び位置情報は、音声と同様に、マイクによって収音されてアナログ音声信号に変換され、音声処理手段によってデジタル化される。そして、スピーカによって発声された時刻及び位置情報は、録音データとしてデータ記憶手段に記憶される。このように、GPS時刻測位演算手段によって演算された時刻及び位置情報は、録音データに関連付けて、データ記憶手段に記憶されると共に、録音データとしてデータ記憶手段に記憶されるため、両者における時刻及び位置情報が一致することを確認することで、時刻及び位置情報のデータが改ざんされていないことを確認することができる。また、時刻及び位置情報のデータは二重に記録されるため、データの改ざんがしにくくなっている。
また、この携帯型録音装置は、録音データ、時刻及び位置情報を暗号化する暗号化手段をさらに備え、処理手段は、暗号化手段によって処理された録音データ、時刻及び位置情報をデータ記憶手段に記憶させると良い。この構成により、録音データ、時刻及び位置情報は、暗号化されるため、これらのデータは、さらに改ざんされにくくなる。
この携帯型録音装置は、さらに表示手段を有し、処理手段は、GPS衛星からの電波がGPSアンテナによって受信されていることを表示手段に表示させると好適である。この構成を採用することにより、録音の際、表示手段の表示内容によって、GPS衛星からの電波がGPSアンテナによって受信され、正確な時刻や位置情報が演算可能である状態にあることを確認することができる。
また、処理手段は、時刻及び位置情報を電子透かしによって録音データに埋め込んで、データ記憶手段に記憶させると良い。これにより、さらに、時刻及び位置情報のデータは改ざんされにくくなる。
本発明によれば、データの改ざんがしにくく、録音された時刻及び位置情報を正確に記録することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る携帯型録音装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
<携帯型録音装置の構成>
図1は、携帯型録音装置1の機能ブロック構成図を示している。携帯型録音装置1は、物理的には、CPU、ディスプレイ、GPSアンテナ、メモリ、インターフェイス等から構成される。図1に示すように、携帯型録音装置1は、機能的には、差し込み式のGPSアンテナ2、処理手段3、操作ボタン4、表示手段6、スピーカ7、マイク8、データ記憶部9、インターフェイスI/F11を備えている。さらに、処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13、音声発生手段14、音声処理手段16、及び暗号化手段17を有する。
GPSアンテナ2は、GPS衛星19(参照図2)からの電波を受信し、電波の受信信号を、処理手段3のGPS時刻測位演算手段13に出力する。
GPS時刻測位演算手段13は、GPSアンテナ2によって出力された受信信号に基づいて、現在の正確な時刻、及び、携帯型録音装置1の正確な位置情報を演算し、その時刻及び位置情報を音声発生手段14及び暗号化手段17に出力する。なお、時刻及び位置情報はデジタル信号である。
音声発生手段14は、GPS時刻測位演算手段13によって出力された時刻及び位置情報をスピーカ7に発声させる。例えば、音声発生手段14は、「○年○月○日。現在の時刻は、○時○分○秒です。現在位置は、経度○度、緯度○度です。」とスピーカ7に発声させる。なお、GPS時刻測位演算手段13によって住所地を演算させて、音声発生手段14は、現在位置に関して、住所地、例えば「東京都中央区…」と発声させてもよい。スピーカ7は、音声発生手段14の出力に対応して音声を発声する。
マイク8は、音声を収音して音声に対応してアナログ音声信号を生成する。音声処理手段16は、マイク8によって出力されたアナログ音声信号を増幅させ、フィルターによりノイズを除去して、A/D変換によりデジタルの音声信号に変換し、符号化する。さらに、音声処理手段16は、デジタル化した音声信号(録音データ)を暗号化手段17に出力する。
暗号化手段17は、音声処理手段16によって出力された録音データと、GPS時刻測位演算手段13によって出力された時刻及び位置情報を暗号化し、データ記憶部9に出力する。
データ記憶部9は、暗号化手段17によって出力された録音データ、時刻及び位置情報を関連付けて記憶する。
インターフェイスI/F11は、データ記憶部9に記憶された録音データ、時刻及び位置情報を外部装置、システム、乃至通信回線網に送出するインターフェイスである。
処理手段3は、表示手段6に、録音開始、GPS時刻測位演算、録音停止を選択できるメニュー画面を表示させる。操作ボタン4は、表示手段6に表示された録音開始、GPS時刻測位演算、録音停止を選択可能に構成されており、操作ボタン4の操作によって選択された録音開始、GPS時刻測位演算、又は録音停止のメニュー内容が、操作ボタン4から処理手段3に出力される。
処理手段3は、操作ボタン4によって録音開始のメニューが選択されると、マイク8によって収音され、生成されたアナログ音声信号を、音声処理手段16に出力させる。これにより、音声処理手段16は、アナログ音声信号を増幅させ、フィルターによりノイズを除去して、A/D変換によりデジタルの音声信号に変換し、符号化する。
また、処理手段3は、操作ボタン4によってGPS時刻測位演算のメニューが選択されると、GPS時刻測位演算手段13に対して、GPSアンテナ2によって出力された受信信号を基に時刻及び位置情報を演算させて、音声発生手段14及び暗号化手段17に出力させる。さらに、処理手段3は、前回のGPS時刻測位演算から所定期間(例えば10分)経過後に、GPS時刻測位演算手段13に対して繰り返しGPS時刻測位演算をさせ、時刻及び位置情報を音声発生手段14及び暗号化手段17に出力させる。なお、GPS時刻測位演算手段13によって時刻及び位置情報が音声発生手段14に出力される都度、その時の時刻及び位置情報が、音声発生手段14によってスピーカ7から発声され、マイク8によって収音されて、録音データとしてデータ記憶部9に記憶されることになる。
また、処理手段3は、操作ボタン4によって録音停止のメニューが選択されると、GPS時刻測位演算手段13に対してGPS時刻測位演算をさせ、時刻及び位置情報を音声発生手段14及び暗号化手段17に出力させる。そのため、音声発生手段14は、録音停止時における時刻及び位置情報をスピーカ7から発声させる。スピーカ7によって発声された時刻及び位置情報は、マイク8によって収音されて、録音データとしてデータ記憶部9に記憶される。そのうえで、処理手段3は、マイク8及び音声処理手段16に対して、音声の収音、処理を停止させる。続いて、処理手段3は、音声処理手段16によって処理された録音データ、及びGPS時刻測位演算手段13によって演算された時刻及び位置情報を暗号化手段17に出力させ、これらのデータを暗号化手段17に暗号化させる。さらに、処理手段3は、暗号化された録音データ、時刻及び位置情報を関連付けて、データ記憶部9に記憶させる。
また、図2に示すように、処理手段3は、GPS衛星19からの電波が、アダプタ21内のGPSアンテナ2によって受信されていることを表示手段6のディスプレイ23に表示させる。すなわち、電波が受信されたGPS衛星19の機数だけ、棒状又はアンテナを模写した図柄22を表示手段6にさせる。3機又は4機のGPS衛星19からの電波を受信することにより、GPS時刻測位演算ができるため、ユーザは、表示手段6のディスプレイ23の画面から、GPS時刻測位演算が可能であるか否か確認することができる。
<携帯型録音装置における処理フロー>
次に、図3を参照して、携帯型録音装置1の処理フローについて説明する。
ユーザは、まず、携帯型録音装置1を録音に適した場所に設置し、電源をオンにする。携帯型録音装置1では、GPSアンテナ2によってGPS衛星19からの電波が受信されると、処理手段3は、GPSアンテナ2によってGPS衛星19からの電波が受信されていることを、表示手段6のディスプレイ23に表示する。すなわち、処理手段3は、電波が受信されたGPS衛星19の機数だけ、棒状の図柄22(参照図2)を表示手段6のディスプレイ23にさせる(S101)。
ユーザは、表示手段6のディスプレイ23に表示された図柄22から、3機又は4機のGPS衛星19から電波を受信していることを確認する。これにより、ユーザは、GPS時刻測位演算が可能であるか否か確認することができる。そのうえで、ユーザは、操作ボタン4を操作して表示手段6のディスプレイ23に表示された録音開始のメニューを選択する(S102)。操作ボタン4は、録音開始のメニューが選択されたことを示す信号を処理手段3に出力する。すると、処理手段3は、マイク8によって収音され、生成されたアナログ音声信号を、音声処理手段16に出力させ続け、録音が開始される(S103)。これにより、音声処理手段16は、アナログ音声信号を増幅させ、フィルターによりノイズを除去して、A/D変換によりデジタルの音声信号に変換し、符号化する。このようなマイク8のアナログ音声信号の出力及び音声処理手段16によるアナログ音声信号の処理は、処理手段3によって録音停止が実行されるまで続けられる。
続いて、ユーザは、操作ボタン4を操作して表示手段6のディスプレイ23に表示されたGPS時刻測位演算のメニューを選択する(S104)。操作ボタン4は、GPS時刻測位演算のメニューが選択されたことを示す信号を処理手段3に出力する。すると処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13に対して、GPSアンテナ2によって出力された受信信号を基に時刻及び位置情報(GPSデータ)を演算させる(S105)。さらに、処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13に対して、演算した時刻及び位置情報を、音声発生手段14及び暗号化手段17に出力させる。
音声発生手段14は、GPS時刻測位演算手段13によって出力された時刻及び位置情報を受けて、時刻及び位置情報を音声信号に変換し、「○年○月○日。現在の時刻は、○時○分○秒です。現在位置は、経度○度、緯度○度です。」とスピーカ7に発声させる(S106)。スピーカ7によって発声された音声は、マイク8によって収音されてアナログ音声信号に変換される。さらに、そのアナログ音声信号は、音声処理手段16によって、増幅され、フィルターによりノイズが除去され、デジタル化されたうえ、符号化される。このように、スピーカ7によって時刻及び位置情報について発声された音声は、最終的に録音された会話の音声と共に、録音データとしてデータ記憶部9に記憶されることになる。
そして、ユーザが操作ボタン4により録音停止の操作が行われるまで(S107:No)、処理手段3は、前回のGPS時刻測位演算からの経過時間をカウントし、前回のGPS時刻測位演算から所定期間(例えば10分)経過するまでは(S108:No)、連続して、マイク8及び音声処理手段16によって音声を処理して録音している。そして、処理手段3は、前回のGPS時刻測位演算から所定時間を経過すると(S108:YES)、録音状態を維持しつつ、S105に戻って、GPS時刻測位演算手段13に対してGPS時刻測位演算を行わせ、音声発生手段14に対して、GPS時刻測位演算手段13により演算された時刻及び位置情報をスピーカ7に発声させると共に、暗号化手段17へ時刻及び位置情報を出力させる。このとき、上述と同様に、スピーカ7によって時刻及び位置情報について発声された音声は、会話の音声と共に、マイク8によって収音され、アナログ音声信号に変換された後、音声処理手段16によって処理される。このように、録音状態のときは、所定期間の間隔で、GPS時刻測位演算手段13によってGPS時刻測位演算が行われ、音声発生手段14によって、時刻及び位置情報がスピーカ7に発声され、その発声された音声は、録音データとしてデータ記憶部9に記憶されることになる。
ユーザは、録音したい話を終えると、携帯型録音装置1の録音状態を停止させるため、操作ボタン4を操作して録音停止のメニューを選択する。すると、操作ボタン4は、録音停止のメニューが選択されたことを示す信号を、処理手段3に出力する(S107:YES)。処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13に対してGPS時刻測位演算を行わせ(S109)、音声発生手段14に対して、GPS時刻測位演算手段13により演算された時刻及び位置情報をスピーカ7に発声させる(S110)と共に、暗号化手段17へ時刻及び位置情報を出力させる。このときも、スピーカ7によって発声された時刻及び位置情報は、マイク8によって収音され、アナログ音声信号に変換された後、音声処理手段16によって処理される。その後、処理手段3は、マイク8による収音された音声のアナログ音声信号への変換、音声処理手段16による処理を停止させ、録音状態を停止させる(S111)。
さらに、処理手段3は、音声処理手段16によって処理された一連の録音データを暗号化手段17に出力させる。暗号化手段17は、音声処理手段16によって出力された録音データを暗号化すると共に、GPS時刻測位演算手段13によって出力された時刻及び位置情報も暗号化する(S112)。そして、暗号化手段17は、暗号化した録音データ及び時刻及び位置情報を出力する。すると、処理手段3は、暗号化した録音データ及び時刻及び位置情報を関連付けてデータ記憶部9に記憶させる(S113)。
なお、GPS衛星19からの電波がとどかない場所で録音したい場合には、一旦、電波がとどく付近に移動して、GPS時刻測位演算のメニューを選択してGPS時刻測位演算を実行させた後、録音場所まで移動して、録音したい話を始めても良い。
また、必要に応じて、処理手段3の処理により、データ記憶部9に記憶された録音データや時刻、位置情報をインターフェイスI/F11を介して、外部装置やシステム、通信回線に送出させて、データを移動させると良い。録音内容を確認するときは、録音データや時刻、位置情報にかけられた暗号を解除して復号化する。そして、録音データに録音された時刻、位置情報と、GPS時刻測位演算手段13によって出力された時刻、位置情報のデータとが一致していることを確認することにより、録音データが改ざんされていないことを確認することができる。
以上のように、携帯型録音装置1によれば、GPS衛星19からの電波がGPSアンテナ2によって受信され、その電波に基づき、GPS時刻測位演算手段13によって録音されている時の正確な時刻及び携帯型録音装置1自体の正確な位置情報が演算される。そして、GPS時刻測位演算手段13によって演算された時刻及び位置情報は、処理手段3によって関連付けられてデータ記憶部9に記憶される。したがって、データ記憶部9に記憶された時刻及び位置情報により、録音された正確な時刻及び録音された場所を確認することができる。
さらに、GPS時刻測位演算手段13によって演算された時刻及び位置情報は、処理手段3による音声発生手段14に対する指示により、録音中にスピーカ7から発声される。スピーカ7によって発声された時刻及び位置情報は、会話されている音声と同様に、マイク8によって収音されてアナログ音声信号に変換され、音声処理手段16によってデジタル化される。そして、スピーカ7によって発声された時刻及び位置情報は、録音データとしてデータ記憶部9に記憶されることになる。このように、GPS時刻測位演算手段13によって演算された時刻及び位置情報は、録音データに関連付けて、データ記憶部9に記憶されると共に、録音データとしてデータ記憶部9に記憶されるため、両者における時刻及び位置情報が一致することを確認することで、時刻及び位置情報のデータが改ざんされていないことを確認することができる。また、時刻及び位置情報のデータは二重に記録されるため、データの改ざんがしにくくなっている。
そのうえ、録音データ、時刻及び位置情報は、暗号化手段17によって暗号化されるため、これらのデータは、さらに改ざんされにくくなっている。
また、録音の際、表示手段6のディスプレイ23の図柄22によって、GPS衛星19からの電波がGPSアンテナ2によって受信されている状態になっているか否か、すなわち、正確な時刻や位置情報が演算可能である状態にあるか否かを、ユーザは確認することができる。したがって、ユーザは、表示手段6のディスプレイ23の表示内容から、正確な時刻や位置情報が演算可能である状態であることを確認したうえで、携帯型録音装置1の録音を開始することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られない。
上記実施形態では、GPSアンテナ2は、差し込み式のものであったが、GPSアンテナ2は、携帯型録音装置1に予め組み込まれているものであっても良い。また、GPS時刻測位演算手段13は、差し込み式のGPSアンテナ2を有するアダプタに内蔵されていても良い。
また、上記実施形態では、GPS時刻測位演算手段13によって、GPS時刻測位演算が、録音開始時、録音停止時、並びにその間の所定期間毎に行われたが、GPS時刻測位演算手段13によるGPS時刻測位演算は、録音開始時及び録音停止時のみであっても良く、録音開始時のみであっても良い。
また、処理手段3は、GPS時刻測位演算手段13によって演算された時刻及び位置情報を、電子透かしによって録音データに埋め込んで、データ記憶部9に記憶させても良い。これにより、さらに、時刻及び位置情報のデータは改ざんされにくくなる。
また、暗号化手段17をオプション機能と位置付け、暗号化手段17がなく、音声処理手段16によって処理された音声信号を、処理手段3の指示によってデータ記憶部9に直接記憶させても良い。
本発明による携帯型録音装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 GPS衛星の電波を受信している携帯型録音装置の様子を示す図である。 携帯型録音装置による録音をする間の処理フローを示す。
符号の説明
1…携帯型録音装置、2…GPSアンテナ、3…処理手段、6…表示手段、7…スピーカ、8…マイク、9…データ記憶部、13…GPS時刻測位演算手段、14…音声発生手段、16…音声処理手段、17…暗号化手段、19…GPS衛星。

Claims (4)

  1. 収音した音声に対応してアナログ音声信号を生成するマイクと、
    前記アナログ音声信号をデジタル化する音声処理手段と、
    データを記録するデータ記録手段と、
    GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナと、
    前記GPSアンテナによって受信された電波に基づいて、時刻及び位置情報を演算するGPS時刻測位演算手段と、
    前記GPS時刻測位演算手段によって演算された時刻及び位置情報を音声としてスピーカに発声させる音声発生手段と、
    録音中に、前記音声発生手段に対して前記時刻及び前記位置情報を前記スピーカに発声させるように指示すると共に、前記音声処理手段によってデジタル化された録音データとGPS時刻測位演算手段によって演算された前記時刻及び前記位置情報とを関連付けて前記データ記憶手段に記憶させる処理手段と
    を備えることを特徴とする携帯型録音装置。
  2. 前記録音データ、前記時刻及び前記位置情報を暗号化する暗号化手段をさらに備え、
    前記処理手段は、前記暗号化手段によって処理された前記録音データ、前記時刻及び前記位置情報を前記データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の携帯型録音装置。
  3. 表示手段をさらに有し、前記処理手段は、前記GPS衛星からの前記電波が前記GPSアンテナによって受信されていることを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型録音装置。
  4. 前記処理手段は、前記時刻及び前記位置情報を電子透かしによって前記録音データに埋め込んで、前記データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯型録音装置。
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