JP2004172694A - 内容証明機能を備えた通話サービス方法及び通話システム - Google Patents
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Abstract
。
【解決手段】発信端末20と第三者機関であるサービス機関40及び着信端末30は電話交換機51を介して相互に接続されており、サービス機関40は、通話を受けた側に通話内容のすべてが一定期間、サービス機関40によって保存されることを事前に通告し、承諾をもとに発信端末20と着信端末30及びサービス機関40の3者間通話を可能にすると共に、通話内容と時刻情報を記録する。通話データと一緒に保存される時刻情報が正確であることを事後証明でき、当事者ではなくサービス機関40が、改ざん不可能な状態で記録と保存管理を行う。使用方法の1案として、当事者サイドで保存する場合は、サービス機関40webサイトを利用しないと音声が復元できないように通話内容を暗号化する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話による通話内容を記録し、記録された通話内容を所定期間保存し、又、必要に応じて通話内容を証明する通話サービス方法及び通話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通話内容記録システムには、発信電話端末と着信電話端末の通話音声を、双方の端末電話、通話日時と共に記録し、また、記録されたファイルを通信ネットワークを介してユーザ端末に送信することができるように構成したものが存在する。(例えば特許文献1参照)
【0003】
【特許文献】
特開2002−237891号公報
【0004】
即ち、上記特許文献1に記載の「通話内容記録システム及び音声記録装置」は、大量の通話音声を記録し、かつ通話音声の管理、検索を容易にするために、音声記録装置は、電話交換機と接続され、発信電話端末と着信電話端末間の通話音声を発信電話端末番号、着信電話端末番号及び通話日時と共に記録する。ユーザ端末装置は、IP(Internet Protocol)網を介して音声記録装置にアクセスする。音声記録装置は、ユーザ端末装置から指定された発信電話端末番号、着信電話端末番号及び通話日時に対応する通話音声ファイルをIP網を介してユーザ端末装置に送信するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
電話機本体に通話を録音する機能を持つものがあるが、この録音記録は相手の了解を取り付けていない点、録音者側が一方的に改ざん可能な点、録音と同時に記録される時刻情報も、電話機が持つ内部時計に由来しているため、不正確かつ故意に狂わせている可能性もある。つまり、録音した側が絶対的に有利となってしまい、公正さに欠ける。従って、せっかく正しく録音した記録内容でも利用価値は低いものとなってしまう。
【0006】
また、上記特許文献1に記載の「通話内容記録システム及び音声記録装置」が提案しているようなシステムでは、通話記録の意志のある側が一方的に通話を録音してしまう点、記録した時刻が正しいものか検証できない点、確実な記録と安全な保存が可能か否か疑問である点などの問題がある。即ち、上記のようなシステムでも、発信者側における一方的な意志に基づき記録されるものであり、又、改ざんされる危険性を含むものである。特に、時刻等の改ざんが行われるケースもあり、証拠として音声ファイルを利用することに問題があった。
【0007】
そこで、本発明の技術的課題は、発信者、受信者双方にとって公正な条件で記録をとることで、公正な通話記録証拠を作ることができる内容証明機能を備えた通話サービス方法と通話システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、本発明に係る内容証明機能を備えた通話サービス方法は、前記請求項1に記載の如く、電話による通話において、一方の通話者の意志により、他方の通話者の承諾を得たことを前提にして、第三者機関との間で3者通話状態にする一方、第三者機関が通話者間の通話内容に少くとも両通話者の電話番号と時刻情報を添付してこれをデジタル化し、且つ、ファイルIDを付けて一定期間保存すると共に、通話者の依頼に基づき上記通話の内容を証明して提供することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項2に記載されているように、電話交換機を介して、発信端末と着信端末と第三者機関との通話を記録し、記録された通話内容を再生し証明することを可能にする内容証明機能を備えた通話システムであって、第三者機関には、発信端末から入力ID又はパスワードに従って契約者リストに照らし合せて契約者であることを判定する契約者判定手段と、発信端末から入力された通話先電話端末番号に対し、内容証明通話の承諾確認処理を行うと共に、承諾確認に従って通話内容の記録保存を実施する内容証明通話開始確認手段と、上記記録された通話内容を暗号化処理して記憶する通話記憶暗号記録手段、とを備えたことを特徴とする。
【0010】
更に、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項3に記載されているように、発信端末、着信端末、第三者機関との通話内容に、少くとも通話開始刻、終了時刻、発信電話端末番号、着信電話端末番号とを付して暗号化したファイルを第三者機関にて保存するようにしたことを特徴とする。
【0011】
更に、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項4に記載されているように、発信端末、着信端末、第三者機関との通話内容に、少くとも通話開始時刻、終了時刻、発信電話端末番号、着信電話端末番号とを付して暗号化したファイルを、ファイルIDを所有するユーザ端末に対して送付するようにしたことを特徴とする。
【0012】
更に、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項5に記載されているように、IDを持つ契約者ユーザ端末から通信回線を介して第三者機関に記憶されている通話記録にアクセスすることで、復号処理された通話内容をファイルとして入手可能したことを特徴とする。
【0013】
更に、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項6に記載されているように、契約者ユーザ端末から通信回線を介してユーザの保有する通信記録ファイルを第三者機関に送付し、第三者機関における復号手段により復号処理された後、通信内容をファイルにて再び契約者に対し返送するように構成したことを特徴とする。
【0014】
更に、本発明に係る内容証明機能を備えた通話システムは、前記請求項7に記載されているように、第三者機関における通話記録の保管期限を定め、所定の期限において、契約者宛に、保管の要否、保管の延長を確認する保存期間確認手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
上述した本発明の内容証明機能を備えた通話サービス方法及び通話システムにおいては、一方の通話者の要請を受けた第三者機関が他方の通話者の承諾をもとに、電話での通話の内容を録音記録すると共に、双方の電話番号を録音記録し、双方の電話番号と第三者が所有する信頼できる時計から得た時刻情報を添付してこれをデジタル化し、IDを付けて一定期間保存することができる。
【0016】
また、信頼できる時計を所有し本サービスを提供する第三者が、通話内容を改ざん不可能な状態で保存していることで、その通話内容と通話発生時刻の記録は公正さが確保される。更に、電話交換機に単純な音声記録装置を接続するのではなく、本サービスを提供する第三者機関との3者間通話状態にすることで、記録を確実に行い、且つ、安全に改ざん不可能な状態で保存すると共に、通話の発生した時刻の信頼性を確保することができる。
【0017】
また、通信の秘匿義務の観点から、通話内容の記録の意志を持つ側が直接相手に伝えるのではなく、その意志を本サービスを提供する第三者機関が公正、且つ、明確な言葉で相手に伝えることで相手の理解を得て、この手順も含め通話内容の記録を開始する。また、通話当事者を特定するため、記録された通話内容を音響信号処理により、後に、当事者を特定可能な範囲で圧縮保存することで、より利用価値を高めることができる。このサービスを能動的に利用する意志がある場合には、利用者はサービスを利用するために契約し、利用する電話番号と利用者名を予めサービス機関に知らせると共に、サービス機関からIDを受け取っておくものとする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態による内容証明機能を備えた通話サービス方法及び通話システムについて、図1から図5を参照しながら説明する。図1は本発明の内容証明機能を備えた通話システムの基本動作原理を示す概略構成を示すもので、同図において、10は正確な時刻情報を与える基準時刻供給手段、20…は発信端末、30…は着信端末、40…は第三者機関であるサービス機関である。基準時刻供給手段10は、一例として、GPS衛星11とトレース機関12を有する。
【0019】
以上の構成に於いて、通話の内容証明サービスを受けるには、先ず図1の(A)に示すように、発信端末20がサービス機関40に内容証明通話の依頼を行う。サービス機関40は、基準時刻供給手段10のGPS衛星11からの基準時刻情報を得ると共に、発信端末20から入力されたID又はパスワードを受け、送話者の契約者リストに照らし合せて契約者であることを判定する。即ち、本サービスを利用する意志のある利用者がサービス機関40に電話をし、IDを入力することにより、サービス機関40は利用者が契約者であるか否かを判定する。
【0020】
次いで、図1の(B)に示すように、サービス機関40は、発信端末20との通話を保留したまま、着信端末30に内容証明通話の通告を行う。利用者が契約者であつた場合、サービス機関40は、契約者から相手先(受話者)の電話番号を受けた後、発信端末20との通話状態を保持したまま、受話者に電話を掛け3者通話状態にする。電話番号を受け取る手段は、相手(受話者)の電話番号を入力させる。
【0021】
次に、図1の(C)に示すように、サービス機関40は、発信端末20との通話を保留したまま、着信端末30から通話の承諾を受ける。サービス機関40が着信端末30から通話の承諾を受けると、図1の(D)に示すように、発信端末20と着信端末30との通話を可能にし、サービス機関40は通話内容を記録する。
【0022】
受話者が電話を取った段階で、サービス機関40はこの電話の内容はすべて記録保存される旨を受話者に伝え、受話者に承諾するか否かを問う。この承諾の過程を含め、通話記録を開始する。受話者が通話承諾した段階で、送話者と受話者及びサービス機関との3者通話が可能になる。
【0023】
しかる後に、図1の(E)に示すように、送話者と受話者のどちらかが電話を切り、発信端末20と着信端末30のいずれかが回線を切断すると、サービス機関40は通話記録を終了する。サービス機関40は、録音した音声情報を復元可能な形式でデジタル化した後、改ざん不可能な状態、あるいは、改ざんがあった場合その事実を検出可能な形に変換し、通話開始時刻、通話終了時刻データ、発信者と受信者の電話番号、及び照会のためのIDなどを付与して記録を終了する。
【0024】
双方の通話者は保存期間内において、電話またはインターネットを介してサービス機関40にアクセスし、パスワードなどの入力を行うことで、記録した通話情報を聞くことができる。このとき、サービス機関40はこの事実を検出し保存データに付与する。
【0025】
データ保存は一定期間とし、期間終了が近づいたとき、サービス機関40は双方の通話者に通知する。延長の申し出がないときは記録を削除する。契約者ではない方の通話者が延長を申し込んだ場合の課金は、延長を申し込んだ側になされる。
【0026】
図2は、本発明の実施の形態による内容証明機能を備えた通話システムのブロック図を示すもので、正確な時刻情報を与える手段である基準時刻供給手段10は、原子時計13と、UTC協定世界時14と、UTC協定世界時14と原子時計13の時刻情報とを比較する比較手段15とを有する。原子時計13は高精度カウンタを有する時計システムのことである。また、発信端末20は、発信側電話端末21と発信側情報端末(PC)22によって構成され、発信側電話端末21は、通信回線網50の電話交換機51を介して、着信端末30の着信電話端末31と、第三者機関であるサービス機関40に接続されている。
【0027】
サービス機関40は、サービス機関側電話端末41と、制御部42と、記憶部43と、情報処理部44と、内部時計45及び復号処理部46を有する。サービス機関40の記憶部43は、制御プログラム格納部43aと、契約者リスト格納部43bと、通話記録部43c及び時刻情報記録部43dを有する。通信回線網50は、前述した電話交換機51と、インターフェース52と、インターネット53からなる。
【0028】
発信端末20の発信側情報端末(PC)22は、インターネット53を介して通信回線網50のインターフェース52に接続され、更に、サービス機関40の制御部42と、記憶部43と、情報処理部44及び復号化処理部46にも接続されている。記憶部43の制御プログラム格納部43aには制御プログラムが格納され、契約者リスト格納部43bには契約者リストが格納され、通話記録部43cは通話情報を記録し、時刻情報記録部43dには時刻情報の偏差情報が記録される。
【0029】
更に図2の通話システムにおいて、基準時刻供給手段10の原子時計13は、サービス機関40の内部時計45に歩針信号を供給すると共に、時刻情報を比較手段15に供給し、UTC協定世界時14も比較手段15に時刻情報を供給する。比較手段15は原子時計13の時刻情報とUTC協定世界時14の時刻情報とを比較して、その偏差情報を記憶部43の時刻情報記録部43dに供給する。また、発信端末20の発信側電話端末21から送話者が通話内容とIDを入力操作して、該通話内容とIDを電話交換機51に入力すると、電話交換機51は、この通話情報を受けて通話内容ボタン操作を実行し、サービス機関側電話端末41に通話情報(DTMF信号)を入力する。サービス機関側電話端末41は同じく通話内容ボタン操作を実行してDTMF信号を制御部42に入力する。
【0030】
制御部42は、記憶部43の制御プログラム格納部43cの制御プログラムと、契約者リスト格納部43bの契約者情報に従って、通話情報を基に演算制御を実行し、演算結果に基づいて、サービス機関側電話端末41と電話交換機51を介して音声ガイダンスを発信側電話端末21と着信側電話端末31に送信する。また、制御部42は、演算結果を情報処理部44に入力し、情報処理部44は、アナログ通信内容と時刻情報を処理して、A/D変換、一次保存及び暗号化処理を実行し、通話データを通話記録部43cに格納する。通話記録部43cは暗号化した通話内容を復号化処理部46に送る。
【0031】
発信側情報端末22は、通話データ再生要求をインターネット53とインターフェース52を介して復号化処理部46に送ると共に、保管ID再生要求をインターネット53とインターフェース52を介して制御部42に送る。制御部42は、発信側情報端末22からの保管ID再生要求に応答して、通話記録部43cに保管ID再生要求を指令する。通話記録部43cは、制御部42の保管ID再生要求に応答して、デジタル暗号化した通話内容を復号化処理部46に送る。復号化処理部46は、制御部42からの復号処理に応答して、デジタル暗号化した通話内容を復号化して、再生データをインターフェース52とインターネット53を介して、発信側情報端末22に送る。
【0032】
このように、本システムでは、第三者であるサービス機関40が通話データを一定期間保存することを前提としているが、この保存の負担を低減するために、この通話のデータと付与データを暗号化してファイル化し、両当事者にメールなどで送り、当事者サイドで保管することも考えられる。即ち、情報処理部44は、デジタル化した通話内容を、インターフェース52とインターネット53を介して暗号化データにして発信側情報端末(PC)22に送信し、発信側情報端末22は暗号化データを復号化処理する。
【0033】
当事者がこの通話を聞く必要が発生した場合は、サービス機関40のwebサイトにアクセスし、保管しているデータファイルに対し、サイト内の音声復元器(暗号解読ソフトウエア)を利用することによってのみ音声を復元させることが可能となる仕組みを設ける。これにより、当事者サイドで管理しても、改ざんなどを行うことが非常に困難になる。また、当事者側が管理する別な方法として、記録した音声データと付加情報に、改ざんがあった場合検出可能なような形態にデータ処理を行い、サービス機関40の認証情報(タイムスタンプのような)をデータに埋め込んでおくことも考えられる。
【0034】
通話情報や時刻情報を暗号化するにあたって、例えば、一方向性関数値演算手段によって、一方向性関数値(例えばハッシュ値)を演算すると共に、二次元コード化手段によって演算された一方向性関数値を二次元コードにし、更に、暗号化手段が二次元コードを暗号化する。ハッシュ値は一方向性関数であるハッシュ関数によって演算された値であって、一方向性関数は、ある入力を変換し出力するのは簡単であるが、逆方向の出力から求めることが困難もしくは不可能な関数である。ハッシュ関数は、広義には、大きな定義域から小さな定義域に値を写像する関数であるが、暗号などで利用されるハッシュ関数は、一方向性を持ち、非衝突一致性が有る(元の値が異なるのに結果が同一になる確率が低い)関数である。
【0035】
図3、図4及び図5は、本発明の通話システムの動作フローを示し、図3に示すように、ステップS1で発信者がサービス機関40にダイヤルすると、ステップS2に進み、サービス機関40がIDとパスワードの入力を発信者に要求する。サービス機関40のパスワード入力要求に応じて、発信者はID、パスワードをサービス機関40に入力する(ステップS3)。次に、ステップS4でサービス機関40は、発信者から入力されたID、パスワードにより発信者が契約者であるか否かを判断する。発信者が契約者であると判断すると、ステップS5に進み、サービス機関40は相手先(着信側電話端末)31の電話番号入力を要求する。
【0036】
ステップS6で、発信者は相手先の電話番号をサービス機関40に入力し、ステップS7でサービス機関40が相手先に電話して、発信電話端末21と着信電話端末31及びサービス機関40との間の3者間通話へ移行する。3者間通話へ移行すると、ステップS8で相手先が電話にでる。また、ステップS4において、サービス機関40が発信者のIDとパスワードは契約者のものでないと判断するとステップS9に進み、契約方法などのアナウンスをして終了する。
【0037】
図4に示すように、相手先が電話にでると(ステップS8)、ステップS10に進み、サービス機関40は内容証明通話を相手先に通告すると共に、受話承諾を確認すれば、通話記録を開始する。次に、ステップS11に進み、サービス機関40は受話者が通話承諾したか否かを判断する。受話者が通話承諾すれば、ステップS12に進み、サービス機関40は通話記録を継続し、ステップS13でどちらかが回線を切断すると、サービス機関40は通話記録を終了し、ステップS15に進み改ざん機能を付加して暗号化処理を行う。上記のステップS11で受話者が通話承諾しなければ、ステップS16でサービス機関40は通話記録を中止し、受話者に回線切断の案内をし、ステップS17でサービス機関40は送話者に非承諾の案内を行って回線を切断する。
【0038】
また、ステップS15で暗号化処理を終了すると、ステップS18に進み、サービス機関40は、データをインターネットで契約者に送付するか、またはステップS19でサービス機関40のサーバに保存する。さらに、ステップS18でデータをインターネットを介して送付した後に、ステップS20で契約者がデータを自分のサーバに保存する。
【0039】
図5は、契約者自身でデータを保存した場合のインターネットを使った再生方法の一例を示すもので、ステップS21で、発信者はインターネットでサービス機関40に接続する。サービス機関40は、ステップS22で契約者にIDとパスワードの入力を要求する。ステップS23で、発信者はIDとパスワードをサービス機関40に入力する。次に、ステップS24に進み、サービス機関40は発信者に再生ファイルの指定を要求する。この要求に対して発信者は、ステップS25で、ファイルをサービス機関40に送付する。サービス機関40は、ステップS26でファイルをデコードし、ステップS27で再生する。次に、ステップS28で、サービス機関40は他のファイルを再生するかどうかを確認し、ステップS29で他のファイルを再生する必要があるか否かを判断する。他のファイルを再生する必要があれば、ステップS24に戻りステップS24からステップS29までの動作を繰り返し、必要がなければ動作を終了する。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る内容証明機能を備えた通話サービス方法及び通話システムによれば、通話を受けた側に、通話内容のすべてが一定期間、第三者似よって保存されることを事前に通告し、承諾をもとに通話内容を記録し、通話データと一緒に保存される時刻情報が正確であることを事後証明できるものであって、当事者ではなく第三者が、改ざん不可能な状態で通話の記録と保存管理を行うと共に、使用方法の1案として、当事者サイドで保存する場合は、サービス機関のwebサイトを利用しないと音声が復元できないように、通話内容を暗号化する点を主眼としているもので、電話で行った取引などの約束事等を、直接利害関係のない第三者が、記録の承諾を得たうえで正確な時刻情報と共に記録、保存を行うため、通話の内容とそれに伴う情報が非常に信頼性を持つことになり、約束事をめぐるトラブルを回避できる。
【0041】
また、本発明によれば、第三者を介する通話相手の了解の元で通話内容が記録され、且つ、保存されるから、一方的な記録とならず公正な記録証拠となり、更に、通話内容は、通話日時、電話端末番号、照会番号を付与して保存それるから、後々の証拠として有効であり、また、記録内容を暗号化処理して保存し、必要に応じて端末において再生することにより、証拠として提供することが可能であると共に、期限を定めてファイルの処分を行うから、証拠の管理等その取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内容証明機能を備えた通話システムの基本動作原理を示す概略ブロック図。
【図2】本発明の実施例による内容証明機能を備えた通話システムの構成ブロック図。
【図3】本発明の実施例による内容証明機能を備えた通話システムの動作フロー図。
【図4】本発明の実施例による内容証明機能を備えた通話システムの動作フロー図。
【図5】本発明の実施例による内容証明機能を備えた通話システムの他の動作フロー図。
【符号の説明】
10 基準時刻供給手段
11 GPS衛星
20 発信端末
21 発信側電話端末
22 発信側情報端末(PC)
30 着信端末
31 着信側電話端末
40 サービス機関
41 サービス機関側電話端末
42 制御部
43 記憶部
44 情報処理部
45 内部時計
46 復号化処理部
50 通信回線網
51 電話交換機
52 インターフェイス
53 インターネット
Claims (7)
- 電話による通話において、一方の通話者の意志により、他方の通話者の承諾を得たことを前提にして、第三者機関との間で3者通話状態にする一方、第三者機関が通話者間の通話内容に少くとも両通話者の電話番号と時刻情報を添付してこれをデジタル化し、且つ、ファイルIDを付けて一定期間保存すると共に、通話者の依頼に基づき上記通話の内容を証明して提供することを特徴とする内容証明機能を備えた通話サービス方法。
- 電話交換機を介して、発信端末と着信端末と第三者機関との通話を記録し、記録された通話内容を再生し証明することを可能にする内容証明機能を備えた通話システムであって、
第三者機関には、発信端末から入力ID又はパスワードに従って契約者リストに照らし合せて契約者であることを判定する契約者判定手段と、
発信端末から入力された通話先電話端末番号に対し、内容証明通話の承諾確認処理を行うと共に、承諾確認に従って通話内容の記録保存を実施する内容証明通話開始確認手段と、
上記記録された通話内容を暗号化処理して記憶する通話記憶暗号記録手段、
とを備えたことを特徴とする内容証明機能を備えた通話システム。 - 発信端末、着信端末、第三者機関との通話内容に、少くとも通話開始刻、終了時刻、発信電話端末番号、着信電話端末番号とを付して暗号化したファイルを第三者機関にて保存するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内容証明機能を備えた通話システム。
- 発信端末、着信端末、第三者機関との通話内容に、少くとも通話開始時刻、終了時刻、発信電話端末番号、着信電話端末番号とを付して暗号化したファイルを、ファイルIDを所有するユーザ端末に対して送付するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内容証明機能を備えた通話システム。
- IDを持つ契約者ユーザ端末から通信回線を介して第三者機関に記憶されている通話記録にアクセスすることで、復号処理された通話内容をファイルとして入手可能したことを特徴とする請求項2、3又は4に記載の内容証明機能を備えた通話システム。
- 契約者ユーザ端末から通信回線を介してユーザの保有する通信記録ファイルを第三者機関に送付し、第三者機関における復号手段により復号処理された後、通信内容をファイルにて再び契約者に対し返送するように構成したことを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載の内容証明機能を備えた通話システム。
- 第三者機関における通話記録の保管期限を定め、所定の期限において、契約者宛に、保管の要否、保管の延長を確認する保存期間確認手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載の内容証明機能を備えた通話システム。
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