JP3751836B2 - 自動運転サービス判断システム - Google Patents

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JP3751836B2 JP2001029420A JP2001029420A JP3751836B2 JP 3751836 B2 JP3751836 B2 JP 3751836B2 JP 2001029420 A JP2001029420 A JP 2001029420A JP 2001029420 A JP2001029420 A JP 2001029420A JP 3751836 B2 JP3751836 B2 JP 3751836B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動運転サービス区域に進入してきた車両の自動運転可能性の有無を、操舵可能性、減速操作可能性、および加速操作可能性に基づいて判断する自動運転サービス判断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ITS(Intelligent Transport System:高度道路交通システム)等の道路システムの高度化が顕著である。このITSについての研究技術の一つに、車両の自動運転に関する自動運転技術がある。
【0003】
自動運転技術とは、自動運転可能な車両が自動運転サービス区域に進入してきた場合に、車両のドライバーがハンドル、アクセルペダル、およびブレーキペダルの操作を行うことなく、決められた車線内で車両を自動走行させることを可能にする技術をいう。
【0004】
車両の自動運転を実現して、自動走行を可能にするために、自動運転技術に関する実験は国内外で多数行われている。例えば、図5に示すように、自動運転技術により、複数の自動運転車両1が、これらの自動運転車両1が走行する走行車線53の中央に設置された位置マーカ13に沿って、ある一定の車間距離を保持しながら単線部の車線を自動で走行することを可能とする実験が行われている。
【0005】
このような自動運転技術に関する研究実験において、単線部を自動で走行させる技術の基本的な部分は確立されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、図5に示すような自動運転技術に関する研究実験において、単線部を自動で走行させる技術の基本的な部分は確立されつつある。しかしながら、対象車両が自動運転可能か否か、すなわち、自動運転可能性の有無を検査する技術については未だ確立されておらず、重要な課題とされている。
【0007】
すなわち、自動運転サービス提供区間において安全で確実な自動運転を実現するためには、車両検査区間において、自動運転サービス区域に進入してきた自動運転可能な車両が、自動運転可能な状態にあることを確認した上で自動運転に移行する必要がある。従って、車両が自動運転サービス区域に進入してきたら、直ちに当該車両の自動運転可能性の有無について検査する必要がある。
【0008】
また、自動運転サービス区域の入り口で渋滞を引き起こさないようにするためには、車両の走行状態を維持したままで、自動的に自動運転可能性の有無について検査を行うことが望ましい。
【0009】
さらに、車両のドライバーおよび同乗者の不安感を一掃し、安心して乗車できるようにするとともに、自動運転不可能な車両に搭乗しているドライバーの過信による事故を未然に防ぐためには、対象車両を手動運転してきたドライバーおよび同乗者に対して、検査結果とともに自動運転への移行の可否を通知することが望ましい。
【0010】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、自動運転サービス区域に進入してきた車両の自動運転可能性の有無について、車両の走行状態を維持したままで自動的に検査して、対象車両を手動運転してきたドライバーあるいは同乗者に対して、検査結果とともに自動運転への移行の可否を通知することができる自動運転サービス判断システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両の自動運転可能性の有無を判断する自動運転サービス判断システムにおいて、操舵量指示信号に基づいて操舵用アクチュエータを制御し、速度指示信号に基づいて変速用アクチュエータを制御するとともに、操舵量検出信号に基づいて車両の操舵可能性を演算し、速度検出信号に基づいて車両の減速操作可能性および加速操作可能性を演算する車載制御装置と、車載制御装置に対して、車両の所望操舵量を指示する操舵量指示信号と、車両の所望速度を指示する速度指示信号とを送信するとともに、車載制御装置からの操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性の演算結果のうち少なくとも一つに基づいて車両の自動運転可能性の有無を判断する路側制御装置と、車両が走行する自動運転サービス区域の開始点を認知するための開始点認知手段と、を備えたことを特徴とする自動運転サービス判断システムである。
【0012】
本発明によれば、自動運転サービス区域に進入してきた対象車両について、操舵量検出信号および速度検出信号に基づいて、車載制御装置が、対象車両の操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性を演算する。次に、路側制御装置が車載制御装置からの演算結果のうち少なくとも一つに基づいて、対象車両の自動運転可能性の有無を判断する。このため、対象車両の走行状態を維持したままで自動的に、対象車両の自動運転可能性の有無について検査することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1、図2、および図3は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。ここで図1は車両の自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の構成を示す機能ブロック図であり、また、図2は自動運転サービス区域の構成図であり、さらに、図3は車両の自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【0015】
まず図2により、車両の自動運転可能性の有無を判断する自動運転サービス判断システムの概略について説明する。図2に示すように、自動運転サービス判断システムは、自動運転サービス区域(路側設備)50と、この自動運転サービス区域50を走行する対象車両(車載装置)1aとからなっている。このうち、対象車両1aが走行する自動運転サービス区域50の開始点P1には、この開始点P1を認知するための開始点認知手段として、空間的に変調された磁場分布を発生する始点マーカ11aが設けられ、また車載装置側には、始点マーカ検出装置12が設けられている。
【0016】
また、車載装置側には、対象車両1aの操舵量を調整する油圧駆動式の操舵用アクチュエータ2aと、対象車両1aの速度を調整する油圧駆動式の変速用アクチュエータ3aと、対象車両1aの操舵量を検出する操舵角検出装置4aと、対象車両1aの速度を検出する速度検出装置4bとが設けられている。
【0017】
また、車載装置側には、操舵量を調整する操舵用アクチュエータ2aを制御するとともに、速度を調整する変速用アクチュエータ3aを制御する車載制御装置15が設けられている。この車載制御装置15は、操舵角検出装置4aからの操舵量検出信号31に基づいて、後述する(i)式を用いて対象車両1aの操舵可能性を演算するとともに、速度検出装置4bからの速度検出信号32に基づいて、後述する(ii)、(iii)式を用いて対象車両1aの減速操作可能性および加速操作可能性を演算することができる。
【0018】
さらに、車載装置側には、始点マーカ検出装置12からの車両認知信号33、および操舵機能、減速機能、加速機能の各機能の検査を開始する旨、および対象車両1aの自動運転可能性の有無に基づき対象車両1aの自動運転への移行の可否、等を対象車両1aのドライバーに通知するヒューマンインタフェース装置5(HMI装置)が設けられ、このHMI装置5は音声発生装置6を有している。
【0019】
一方、路側設備側には、車両認知信号33に基づく車載制御装置15からの信号に基づいて、対象車両1aに識別番号を割り付けるとともに、対象車両1aの所望操舵量を指示する操舵量指示信号34aと、対象車両1aの所望速度を指示する減速度指示信号34bおよび加速度指示信号34cとを車載装置側へ送信し、さらに対象車両1aの自動運転可能性の有無を判断し、その判断結果を車載制御装置側へ送信する路側制御装置7が設けられている。
【0020】
図1に示すように、路側制御装置7と車載制御装置15とは、路側設備側に設けられた通信設備8と、車載装置側に設けられた通信装置9とを介して接続され、相互間で通信可能である。
【0021】
また、図2において、自動運転サービス区域50は、対象車両1aが自動運転可能か否かを判断する車両検査区間(PからP)51と、対象車両1aを決められた車線内で自動走行させる自動運転サービス提供区間(P以降)52とを有している。
【0022】
自動運転サービス区域50の開始点Pには、上述のように始点マーカ11aが例えば路面内に埋め込まれる等されて設けられ、また、走行車線53には、位置マーカ13が車両進行方向に一定の間隔で埋め込まれている。
【0023】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0024】
自動運転サービス区域50に進入してきた対象車両1aは、車両検査区間51において、図1および図3に示されるようにして自動運転可能か否か、すなわち、自動運転可能性の有無が判断される。
【0025】
まず、自動運転サービス区域50に進入した対象車両1aが始点マーカ11aを通過して、車載装置側に設けられた始点マーカ検出装置12が始点マーカ11aを感知すると、車両認知信号33が始点マーカ検出装置12から、車載制御装置15、通信装置9、および通信設備8を介して、路側制御装置7へ送られる(S1)。
【0026】
車両認知信号33を受信した路側制御装置7は、対象車両1aに一意の識別番号を割り付けるとともに(S2)、この識別番号と、対象車両1aの所望操舵量θを指示する操舵量指示信号34aと、対象車両1aの所望速度を指示する減速度指示信号34bおよび加速度指示信号34cと、を通信設備8および通信装置9を介して車載制御装置15へ送信する(S3)。
【0027】
操舵量指示信号34aを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの操舵機能検査前の現在の操舵量である検査前操舵量θ、現在の速度である検査前速度V01、現在の走行車線53における対象車両の横方向位置である検査前横方向位置Y01、を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに操舵機能の検査をする旨を通知する。
【0028】
その後、車載制御装置15は、操舵量指示信号34aに基づいて要求される所望操舵量θに応じた検査用操舵指令信号35aを操舵用アクチュエータ2aへ送信する。操舵用アクチュエータ2aが検査用操舵指令信号35aに応じて動作した後に、操舵角検出装置4aは検査後の対象車両1aの操舵量である検査後操舵量θを検出して、この検査後操舵量θを車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、以下の(i)式が成立するか否か演算する。
【0029】
(i) |(θ+θ)−θ| < Δθ
ここで(i)式は、検査前操舵量θおよび所望操舵量θの和と、検査後操舵量θとの差の絶対値が、予め設定した微少操舵量Δθ以内に入っているか否かを判断するものである。従って、この(i)式が成立する場合には、操舵機能が健全であると判断することができ、(i)式が成立しない場合には、操舵機能が不健全であると判断できる。
【0030】
このようにして(i)式が成立するか否か演算された結果は、車載制御装置15に記憶される(S4)。
【0031】
次に、減速度指示信号34bを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの減速機能検査前の現在の速度である第1検査前速度Va0を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに減速機能の検査をする旨を通知する。
【0032】
その後、車載制御装置15は、減速度指示信号34bに基づいて要求される、第1検査前速度Va0に所望減速度Varを減じた検査用減速度Vaq(Vaq=Va0−Var)に応じた検査用減速度指令信号35bを変速用アクチュエータ3aへ送信する。変速用アクチュエータ3aが検査用減速度指令信号35bに応じて動作した後に、速度検出装置4bは検査後の対象車両1aの速度である第1検査後速度Va1を検出して、この第1検査後速度Va1を車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、以下の(ii)式が成立するか否か演算する。
【0033】
(ii) Va1 <Va0 、|Va1−(Va0−Var)| < ΔVここで(ii)式は、第1検査後速度Va1が第1検査前速度Va0より低速で、かつ、検査用減速度Vaqと、第1検査後速度Va1との差の絶対値が、予め設定した微少減速度ΔV以内に入っているか否かを判断するものである。従って、この(ii)式が成立する場合には、減速機能が健全であると判断することができ、(ii)式が成立しない場合には、減速機能が不健全であると判断できる。
【0034】
このようにして(ii)式が成立するか否か演算された結果は、車載制御装置15に記憶される(S4)。
【0035】
次に、加速度指示信号34cを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの加速機能検査前の現在の速度である第2検査前速度Vb0を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに加速機能の検査をする旨を通知する。
【0036】
その後、車載制御装置15は、加速度指示信号34cに基づいて要求される、第2検査前速度Vb0に所望加速度Vbrを加えた検査用加速度Vbq(Vbq=Vb0+Vbr)に応じた検査用加速度指令信号35cを変速用アクチュエータ3aへ送信する。変速用アクチュエータ3aが検査用加速度指令信号35cに応じて動作した後に、速度検出装置4bは検査後の対象車両1aの速度である第2検査後速度Vb1を検出して、この第2検査後速度Vb1を車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、以下の(iii)式が成立するか否か演算する。
【0037】
(iii) Vb1 >Vb0 、|Vb1−(Vb0+Vbr)| < ΔV
ここで(iii)式は、第2検査後速度Vb1が第2検査前速度Vb0より高速で、かつ、検査用加速度Vbqと、第2検査後速度Vb1との差の絶対値が、予め設定した微少加速度ΔV以内に入っているか否かを判断するものである。従って、この(iii)式が成立する場合には、加速機能が健全であると判断することができ、(iii)式が成立しない場合には、加速機能が不健全であると判断できる。
【0038】
このように(iii)式が成立するか否か演算された結果は、車載制御装置15に記憶される(S4)。
【0039】
以上のようにして、車載制御装置15により(i)、(ii)、(iii)の各式が成立するか否かを演算された後、この演算結果は、車載制御装置15から通信装置9および通信設備8を介して路側制御装置7へ送信される(S5)。
【0040】
(i)式が成立しない場合には、対象車両1aが操舵可能性を有しないことを意味し、(ii)式が成立しない場合には、対象車両1aが減速操作可能性を有しないことを意味し、(iii)式が成立しない場合には、対象車両1aが加速操作可能性を有しないことを意味する。車載制御装置15からの演算結果を受信した路側制御装置7は、(i)、(ii)、(iii)の各式のうち一つでも成立しない場合には、対象車両1aが操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性のいずれかを有しないため、対象車両1aが自動運転可能性がないものと判断する。一方、(i)、(ii)、(iii)の全ての式が成立する場合には、対象車両1aの操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性の全てを有するため、対象車両1aが自動運転可能性を有するものと判断する(S6)。
【0041】
対象車両1aの自動運転可能性の有無の判断結果は、路側制御装置7から通信設備8および通信装置9を介して車載制御装置15送信されるとともに、車載制御装置15からHMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに通知される(S7、S8)。
【0042】
その後、対象車両1aの自動運転可能性の検査が終了される(S9)。
【0043】
なお、車載制御装置15において行われる(i)、(ii)、(iii)の各式が成立するか否かの演算は、どのような順番で演算されてもよい。
【0044】
また、HMI装置5は、音声発生装置6に加えて画像表示装置16を有していてもよい。この場合、始点マーカ検出装置12からの車両認知信号33、および操舵機能、減速機能、加速機能の各機能の検査を開始する旨、および対象車両1aの自動運転可能性の有無に基づき対象車両1aの自動運転への移行の可否等を画像表示装置16からの画像によりドライバーに通知することができる。
【0045】
また、空間的に変調された磁場分布を発生する始点マーカ11aの代わりに、時間的に変調された電波を発生する始点マーカ11bを設けてもよい。この場合、対象車両1aが始点マーカ11bを通過して、始点マーカ検出装置12が始点マーカ11bを感知すると、車両認知信号33が始点マーカ検出装置12から、車載制御装置15、通信装置9、および通信設備8を介して、路側制御装置7へ送られる。
【0046】
また、油圧駆動式の操舵用アクチュエータ2aおよび変速用アクチュエータ3aのうち少なくとも一つが、電動機駆動式アクチュエータ2b、3bからなっていてもよい。この場合、電動機駆動式の操舵用アクチュエータ2bにより対象車両1aの操舵量を調整することができ、あるいは、電動機駆動式の変速用アクチュエータ3bにより対象車両1aの速度を調整することができる。
【0047】
ところで、図1および図2において、路側設備側に、対象車両1aの走行車線53内における横方向位置Yを検出する手段として、空間的に変調された磁場分布を発生するものを有する位置マーカ13を、自動運転サービス区域50内において車両進行方向に一定の間隔で埋め込むとともに、車載装置側に、位置マーカ13との相互作用で走行車線53内における対象車両1aの横方向位置を検出する位置マーカ検出装置14を設けてもよい。
【0048】
この場合、操舵機能検査前において予め対象車両1aの検査前横方向位置Yを検出し、操舵機能検査において、車載制御装置15が検査用操舵指令信号35aを操舵用アクチュエータ2aへ送信して、操舵用アクチュエータ2aを動作させる。操舵用アクチュエータ2aが動作した後、位置マーカ検出装置14は、対象車両1aの検査後横方向位置Yを検出して、この検査後横方向位置Yを車載制御装置15へ送信する。検査用操舵指令信号35aに応じた横方向位置変化量をYとした場合、車載制御装置15は上記検査前横方向位置Yと、検査後横方向位置Yと、横方向位置変化量Yとに基づいて、操舵機能が健全であるか否かについて演算して、その後、車載制御装置15における演算結果に基づいて路側制御装置は対象車両1aが自動運転可能性を有するか否かについて判断する。
【0049】
なお、前記の操舵機能の検査を実施する場合、直線状の走行車線53で検査を実施することとし、対象車両1aが走行車線53の中央部を走行している状態から検査を開始することが望ましい。すなわち、例えば最初に右方向へ一定の時間だけ操舵量指示信号34aに基づいて所望操舵量θを与えて操舵機能検査を行った後、続いて左方向へ一定時間だけ同じ大きさの所望操舵量θを与えて左右方向への操舵機能の検査を行う。このようにして、操舵機能の検査終了後は操舵機能の検査前の操舵量となるようにして、操舵機能の検査により車体の向きを大きく変えることなく、操舵機能の検査終了時に、対象車両1aを操舵機能検査前の状態である走行車線53の中央に戻すことができる。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態によれば、路側制御装置7からの信号に基づいて、対象車両1aの操舵可能性、減速操作可能性、および加速操作可能性の有無の全てを判断して、対象車両1aの走行状態を維持したままで自動的に、対象車両1aの自動運転可能性の有無について検査することができる。また、検査結果とともに、自動運転への移行の可否を対象車両1aのドライバーに通知することができる。これにより、対象車両1aの自動運転可能性の有無を円滑かつ快適に検査することができる。
【0051】
第2の実施の形態
図1、図2、および図4は本発明の第2の実施の形態を示す図である。ここで図4は車両の自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【0052】
本実施の形態における自動運転サービス判断システムの構成は、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0053】
自動運転サービス区域50に進入してきた対象車両1aは、車両検査区間51において、図1および図4に示されるようにして自動運転可能か否か、すなわち、自動運転可能性の有無が判断される。
【0054】
自動運転サービス区域50に進入した対象車両1aが始点マーカ11aを通過して、始点マーカ検出装置12が始点マーカ11aを感知すると、車両認知信号33が始点マーカ検出装置12から、車載制御装置15、通信装置9、および通信設備8を介して、路側制御装置7へ送られる(S11)。
【0055】
車両認知信号33を受信した路側制御装置7は、対象車両1aに一意の識別番号を割り付けるとともに(S12)、この識別番号と、対象車両1aの所望操舵量θを指示する操舵量指示信号34aと、を通信設備8および通信装置9を介して車載制御装置15へ送信する(S13)。
【0056】
操舵量指示信号34aを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの操舵機能検査前の現在の操舵量である検査前操舵量θ、現在の速度である検査前速度V01、現在の走行車線53における対象車両1aの横方向位置である検査前横方向位置Y01、を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに操舵機能の検査をする旨を通知する。
【0057】
その後、車載制御装置15は、操舵量指示信号34aに基づいて要求される所望操舵量θに応じた検査用操舵指令信号35aを操舵用アクチュエータ2aへ送信する。操舵用アクチュエータ2aが検査用操舵指令信号35aに応じて動作した後に、操舵角検出装置4aは検査後の対象車両1aの操舵量である検査後操舵量θを検出して、この検査後操舵量θを車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、上述の(i)式が成立するか否か演算する(S14)。
【0058】
(i)式が成立するか否か演算した結果は、車載制御装置15から、通信装置9および通信設備8を介して路側制御装置7へ送信される(S15)。
【0059】
(i)式が成立しない場合には、対象車両1aは操舵可能性を有しないので、演算結果を受信した路側制御装置7は、対象車両1aが自動運転可能性を有しないと判断し(S16)、通信設備8、通信装置9、車載制御装置15、およびHMI装置5を介して、対象車両1aのドライバーに、対象車両1aが自動運転可能性を有しないため、自動運転へ移行できない旨通知して(S25)、対象車両1aの自動運転可能性についての検査が終了する(S27)。
【0060】
他方、(i)式が成立する旨の演算結果を受信した場合、路側制御装置7は通信設備8および通信装置9を介して車載制御装置15へ減速度指示信号34bを送信する(S16、S17)。
【0061】
減速度指示信号34bを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの減速機能検査前の現在の速度である第1検査前速度Va0を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに減速機能の検査をする旨を通知する。
【0062】
その後、車載制御装置15は、減速度指示信号34bに基づいて要求される検査用減速度Vaqに応じた検査用減速度指令信号35bを変速用アクチュエータ3aへ送信する。変速用アクチュエータ3aが検査用減速度指令信号35bに応じて動作した後に、速度検出装置4bは検査後の対象車両1aの速度である第1検査後速度Va1を検出して、この第1検査後速度Va1を車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、上述の(ii)式が成立するか否か演算する(S18)。
【0063】
(ii)式が成立するか否か演算された結果は、車載制御装置15から、通信装置9および通信設備8を介して路側制御装置7へ送信される(S19)。
【0064】
(ii)式が成立しない場合には、対象車両1aは減速操作可能性を有しないので演算結果を受信した路側制御装置7は、対象車両1aが自動運転可能性を有しないと判断し(S20)、通信設備8、通信装置9、車載制御装置15、およびHMI装置5を介して、対象車両1aのドライバーに、対象車両1aが自動運転可能性を有しないため、自動運転へ移行できない旨通知して(S25)、対象車両1aの自動運転可能性についての検査が終了する(S27)。
【0065】
他方、(ii)式が成立する旨の演算結果を受信した場合、路側制御装置7は、通信設備8および通信装置9を介して車載制御装置15へ、加速度指示信号34cを送信する(S20、S21)。
【0066】
加速度指示信号34cを受信した車載制御装置15は、対象車両1aの加速機能検査前の現在の速度である第2検査前速度Vb0を検出して記憶するとともに、HMI装置5を介して対象車両1aのドライバーに加速機能の検査をする旨を通知する。
【0067】
その後、車載制御装置15は、加速度指示信号34cに基づいて要求される検査用加速度Vbqに応じた検査用加速度指令信号35cを変速用アクチュエータ3aへ送信する。変速用アクチュエータ3aが検査用加速度指令信号35cに応じて動作した後に、速度検出装置4bは検査後の対象車両1aの速度である第2検査後速度Vb1を検出して、この第2検査後速度Vb1を車載制御装置15へ送信する。車載制御装置15は、上述の(iii)式が成立するか否か演算する(S22)。
【0068】
(iii)式が成立するか否か演算した結果は、車載制御装置15から、通信装置9および通信設備8を介して路側制御装置7へ送信される(S23)。
【0069】
(iii)式が成立しない場合、演算結果を受信した路側制御装置7は、対象車両1aが自動運転可能性を有しないと判断し(S24)、通信設備8、通信装置9、車載制御装置15、およびHMI装置5を介して、対象車両1aのドライバーに、対象車両1aが自動運転可能性を有しないため、自動運転へ移行できない旨通知して(S25)、対象車両1aの検査が終了する(S27)。
【0070】
上述のように(iii)式が演算されて成立する場合には、(i)、(ii)、(iii)式のいずれも成立するので、対象車両1aは操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性のいずれの可能性も有することになる。従って、(iii)式が成立する旨の演算結果を受信した路側制御装置7は、対象車両1aが自動運転可能性を有すると判断し(S24)、通信設備8、通信装置9、車載制御装置15、およびHMI装置5を介して、対象車両1aのドライバーに、対象車両1aが自動運転可能性を有し、自動運転へ移行できる旨通知して(S26)、対象車両1aの検査が終了する(S27)。
【0071】
ところで、上記実施の形態において、(i)、(ii)、(iii)の各式をこの順序で演算した例を示したが、この他にも、(i)式−(iii)式−(ii)式、(ii)式−(i)式−(iii)式、(ii)式−(iii)式−(i)式、(iii)式−(ii)式−(i)式、(iii)式−(i)式−(ii)式、の順番で演算を行って対象車両1aの自動運転可能性の有無について検査してもよい。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態によれば、路側制御装置7において、対象車両1aの操舵可能性、減速操作可能性、および加速操作可能性の有無が順次判断されて、いずれか一つの可能性がないと判断した場合には、まだ判断されていない他の可能性についての判断を中止しする。従って、対象車両1aの自動運転可能性の有無について、対象車両1aの走行状態を維持したままで自動的に検査することができ、検査結果を対象車両1aのドライバーに通知することができる。また、いずれか一つの可能性がないと判断した場合には、まだ判断されていない他の可能性についての判断を中止するので、全ての可能性について判断する場合に比べて、検査時間の短縮化を図ることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自動運転サービス区域に進入してきた対象車両について、操舵角検出装置により検出される操舵量および速度検出装置により検出される速度に基づいて、路側制御装置が、対象車両の操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性を演算するとともに、この演算結果のうち少なくとも一つに基づいて対象車両の自動運転可能性の有無を判断する。従って、車両の走行状態を維持したままで自動的に、対象車両の自動運転可能性の有無について検査して、自動運転可能でない車両が自動運転に移行するのを事前に防ぎ、安全で確実な自動運転を実現することができる。また、ヒューマンインターフェース装置(HMI装置)は、自動運転可能性の有無についての検査結果とともに自動運転への移行の可否を、対象車両のドライバーに通知するので、ドライバーが安心して、また、円滑に対象車両の自動運転可能性の有無についての検査をすることができ、さらに、ドライバーの過信による事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明による自動運転サービス区域の構成図。
【図3】本発明による第1の実施の形態における、車両の自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の作用を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明による第2の実施の形態における、車両の自動運転可能性の有無についての検査方法および検査装置の作用を説明するためのフローチャート。
【図5】自動運転技術に関する研究実験を示す図。
【符号の説明】
1 自動運転車両(車載装置)
1a 対象車両
2a 油圧駆動式の操舵用アクチュエータ
2b 電気駆動式の操舵用アクチュエータ
3a 油圧駆動式の変速用アクチュエータ
3b 電気駆動式の変速用アクチュエータ
4a 操舵角検出装置
4b 速度検出装置
5 ヒューマンインターフェース装置(HMI装置)
6 音声発生装置
7 路側制御装置
8 通信設備
9 通信装置
11a 空間的に変調された磁場分布を発生するものを有する始点マーカ
11b 時間的に変調された電波を発生するものを有する始点マーカ
12 始点マーカ検出装置
13 位置マーカ
14 位置マーカ検出装置
15 車載制御装置
16 画像表示装置
31 操舵量検出信号
32 速度検出信号
33 車両認知信号
34a 操舵量指示信号
34b 減速度指示信号
34c 加速度指示信号
35a 検査用操舵指令信号
35b 検査用減速度指令信号
35c 検査用加速度指令信号
50 自動運転サービス区域(路側設備)
51 車両検査区間
52 自動運転サービス提供区間
53 走行車線

Claims (9)

  1. 車両の自動運転可能性の有無を判断する自動運転サービス判断システムにおいて、
    操舵量指示信号に基づいて操舵用アクチュエータを制御し、速度指示信号に基づいて変速用アクチュエータを制御するとともに、操舵量検出信号に基づいて車両の操舵可能性を演算し、速度検出信号に基づいて車両の減速操作可能性および加速操作可能性を演算する車載制御装置と、
    車載制御装置に対して、車両の所望操舵量を指示する操舵量指示信号と、車両の所望速度を指示する速度指示信号とを送信するとともに、車載制御装置からの操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性の演算結果のうち少なくとも一つに基づいて車両の自動運転可能性の有無を判断する路側制御装置と、
    車両が走行する自動運転サービス区域の開始点を認知するための開始点認知手段と、
    を備えたことを特徴とする自動運転サービス判断システム。
  2. 路側制御装置は、操舵可能性、減速操作可能性、および加速操作可能性のうちいずれか一つの可能性がないと判断した場合には他の可能性の判断を中止することを特徴とする請求項1記載の自動運転サービス判断システム。
  3. 操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性、の各可能性の有無について検査を開始する旨、および車両の自動運転可能性の有無に基づき車両が自動運転サービスを受けられるか否か、のうち少なくとも一つを車両のドライバーに通知するヒューマンインタフェース装置をさらに備え、
    ヒューマンインタフェース装置は音声発生装置を有することを特徴とする請求項1及び2のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  4. 操舵可能性、減速操作可能性、加速操作可能性、の各可能性の有無について検査を開始する旨、および車両の自動運転可能性の有無に基づき車両の自動運転への移行の可否、のうち少なくとも一つを車両のドライバーに通知するヒューマンインタフェース装置をさらに備え、
    ヒューマンインタフェース装置は画像表示装置を有することを特徴とする請求項1及び2のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  5. 開始点認知手段は、空間的に変調された磁場分布を発生するものを有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  6. 開始点認知手段は、時間的に変調された電波を発生するものを有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  7. 道路における車両の位置を検出する車両位置検出手段をさらに備え、
    車両位置検出手段は、空間的に変調された磁場分布を発生するものを有することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  8. 操舵用アクチュエータおよび変速用アクチュエータのうち少なくとも一つは、油圧駆動式のアクチュエータからなることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
  9. 操舵用アクチュエータおよび変速用アクチュエータのうち少なくとも一つは、電動機駆動式のアクチュエータからなることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載の自動運転サービス判断システム。
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