JP3751738B2 - オートテンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト駆動機構のベルトの張力を自動的に適度に保つためのオートテンショナに係り、特に、テンションプーリが支軸の先端よりも前方に突出した位置にオフセット配置されているオートテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のオートテンショナの従来例として、例えば特開平2−253035号公報に示すようなものがある。
【0003】
この公報例のオートテンショナでは、ベルトの張力変動に応じたテンションプーリの動きを許容しつつ、ベルトからの振動や衝撃を減衰するようにテンションプーリの動きを規制する機能を有する構造になっている。なお、ベルトの張力変化は、環境の温度変化や経時的な伸縮変化等によって発生する。
【0004】
このような機能を実現するために、テンションプーリ支持用のアームのボス部の前端面と、アーム支持用の支軸の前端に一体的に取り付けられるガイド板との間に、環状の摩擦板を挟み、ねじりコイルバネの伸張復元力により摩擦板をボス部とガイド板とに圧接させるようにしている。
【0005】
また、アームのボス部と支軸との間には、アームの揺動動作を円滑にするためにすべり軸受としてブッシュが介装されている。このブッシュは、一般的なすべり軸受材料である焼結金属で形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のオートテンショナのようにテンションプーリをオフセット配置した構造では、テンションプーリに作用するベルト荷重がテンションプーリをオフセット方向の面に沿って傾かせるモーメントとして働き、摩擦板やブッシュに対して過大な荷重が作用する。そのため、特に、焼結金属からなるブッシュが偏摩耗したり割れたりしやすくなっている。ちなみに、このようなブッシュの偏摩耗や割れが発生すると、支軸に対するアームの傾きが発生し、テンションプーリに巻き掛けられたベルトが外れやすくなったり、あるいはテンションプーリの揺動動作に支障を来たし、オートテンショナの本来の機能(ベルトの緊張・弛緩の吸収や振動・衝撃の減衰)を損ねることになりかねない。
【0007】
したがって、本発明は、オートテンショナにおいて、ブッシュの偏摩耗や破損を抑制できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るオートテンショナは、固定の支軸と、一端側が支軸に回動可能に支持された状態で他端側が一回転方向に付勢されるアームと、アームの他端側に支軸に対してオフセット配置された状態で回動可能に支持されるテンションプーリと、アームの一端側と支軸との間に配設されアームに回動抵抗を付与する摩擦板とを備え、前記支軸とアームとの嵌合部位にブッシュが介装されており、このブッシュの肉厚が、前記支軸の基端側より先端側に向かうにつれて次第に厚くなるように構成され、かつ、前記ブッシュの外周面が、前記支軸の基端側より先端側に向かうにつれて先すぼまりとなる截頭円錐状となっており、さらに、前記ブッシュが耐摩耗性および耐荷重性に優れた合成樹脂をベースとし、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を5〜15wt%、アラミド繊維を5〜25wt%添加したもので形成されている。
【0009】
本発明に係る請求項2のオートテンショナは、上記請求項1において、前記合成樹脂ベースが、ポリエーテルサルフォン(PES)またはポリアミド46(商品名46ナイロン)とされる。
【0011】
要するに、本発明では、テンションプーリのオフセット配置に起因する過大荷重を考慮して、ブッシュに対して充分な耐摩耗性および耐荷重性を持たせることにより、ブッシュの偏摩耗や破損の発生を長期にわたって抑制させるようにしている。さらに、ブッシュの肉厚を荷重集中領域側ほど厚く設定しているので、偏摩耗や破損の発生抑制効果が一層高いものとなっている。
【0012】
特に、請求項2のように、ブッシュを形成する合成樹脂ベースを上述したような材料に選定すれば、上述したような添加物との結合に伴う耐摩耗性や耐荷重性の改善性が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細について図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0014】
図1ないし図6は本発明の一実施形態に係り、図1は、オートテンショナの正面図、図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、ブッシュ単体を示す縦断面図、図4は、支軸と摩擦板押さえ板との係合形態を示す分解斜視図、図5は、モーメント荷重の作用形態を示す説明図、図6は、ブッシュのベース材に対するPTFEの配合量と摩擦係数および摩耗量との関係を示す図表である。
【0015】
図中、Aはオートテンショナの全体を示しており、1は支軸、2はアーム、3はテンションプーリ、4はねじりコイルバネ、5は摩擦板、6は摩擦板押さえ板、7はブッシュである。また、Bはテンションプーリ3の外周に巻き掛けられるベルトである。
【0016】
図例のオートテンショナAは、支軸1でのアーム2の軸支部の軸方向中心O1 に対してアーム2でのテンションプーリ3の軸支部の軸方向中心O2 がオフセットをもって配置された構造、換言すれば、テンションプーリ3が支軸1の先端よりも前方に突出した位置に配置された構造になっている。
【0017】
そして、このオートテンショナAは、ベルトBの張力変動に応じたテンションプーリ3の動きを許容しつつ、ベルトBからの振動や衝撃を減衰するようにテンションプーリ3の動きを規制する機能を有する構造になっている。
【0018】
つまり、ベルトBの張力が緩やかに減少した場合、ねじりコイルバネ4のねじり復元力(周方向の付勢力)によりアーム2およびテンションプーリ3が図1の左側に傾動して、ベルトBの張力を一定に保つ。一方、ベルトBの張力が緩やかに増加した場合、ねじりコイルバネ4のねじり復元力に抗してアーム2およびテンションプーリ3が図1の右側に傾動して、ベルトBの張力を一定に保つ。
【0019】
また、オートテンショナAに対してベルトBから激しい振動や衝撃が加わった場合、テンションプーリ3を支持しているアーム2のボス部21にその振動や衝撃が伝わるが、ねじりコイルバネ4の伸張復元力(軸方向の付勢力)によりアーム2のボス部21を摩擦板5に押し付けて摩擦抵抗を発生させているので、振動や衝撃が吸収、減衰されることになって、アーム2の不要な揺動を抑制する。これにより、テンションプーリ3の位置が実質的に変化しなくなり、ベルトBに対するテンションが一定に保たれる。
【0020】
以下、上記オートテンショナAの各構成要素について、具体的に説明する。
【0021】
支軸1は、図示しないベルト駆動機構が設けられる取付対象に固定されるもので、アーム支持部11と、カバー部12と、ボルト取付片13とを備えている。アーム支持部11は、先端側半分の外周面が截頭円錐形で、基端側半分の外周面が円筒形に形成されている。カバー部12は、アーム支持部11の基端側から径方向外向きに延びてアーム支持部11の外周を囲むように形成されている。ボルト取付片13は、カバー部12の外周に径方向外向きに張り出し形成されている。この支軸1は、アルミニウム合金などを用いたダイカスト成形により製作されるものであり、前述のアーム支持部11の外周面の形状は、成形金型の抜き勾配に対応している。
【0022】
アーム2は、支軸1のアーム支持部11に回動可能に支持されるもので、一端にボス部21が、他端にプーリ支持部22が形成されている。ボス部21は、支軸1のアーム支持部11の外周にブッシュ7を介して回動可能に外嵌される。プーリ支持部22は、ボス部21の突出方向と逆向きに突設されている。このアーム2も、上記支軸1と同様、アルミニウム合金などを用いたダイカスト成形により製作される。
【0023】
テンションプーリ3は、アーム2のプーリ支持部22に転がり軸受9を介して回転自在に軸支されるもので、プレスにより製作されている。このテンションプーリ3は、アーム2のプーリ支持部22に螺着されたボルト8aにより取り付けられている。なお、前述の転がり軸受9はテンションプーリ3の内周面とアーム2のプーリ支持部22の外周面とに対して圧入の状態で嵌合されており、この転がり軸受9に対して水分や異物がかからないようにするために、プーリ支持部22の先端に軸受保護カバー10が取り付けられている。
【0024】
ねじりコイルバネ4は、支軸1のアーム支持部11の外周面およびアーム2のボス部21の外周面と支軸1のカバー部12の内周面との間の環状空間にそれぞれの面に対して非接触でねじり圧縮された状態で配設されている。このねじりコイルバネ4は、そのねじり復元力によりアーム2を一回転方向(図1では反時計方向)に向けて付勢し、また、その軸方向の伸張復元力によりアーム2のボス部21を摩擦板5に押し付けてボス部21に対して摩擦抵抗を付与する。このねじりコイルバネ4の両端側には径方向外向きに屈曲された屈曲部41,42が一体的に設けられており、これらの屈曲部41,42が支軸1の底部に設けられたスリット状の切欠き14とアーム2のボス部21に設けられたスリット状の切欠き23とにそれぞれ係止されている。
【0025】
摩擦板5は、アーム2のボス部21の前端面と、支軸1のアーム支持部11の先端側にボルト8bにより固定される摩擦板押さえ板6との間に挟まれた状態で設けられており、ねじりコイルバネ4の伸張復元力によりボス部21と摩擦板押さえ板6とに対して所要圧力で押し付けられることによりアーム2のボス部21に対して回動抵抗を与えるものである。
【0026】
摩擦板押さえ板6は、例えば構造用圧延鋼板をプレス成形して製作される環状板からなり、支軸1のアーム支持部11に対して回り止め状態に固定されることによりアーム支持部11と一体になっている。この摩擦板押さえ板6の回り止め形態は、図4に示すように、その内周部分に形成されてある波状係止部6aと、支軸1のアーム支持部11の先端面に形成されてある波状係止部11aとを嵌合することによって実現している。なお、この実施形態では、摩擦板押さえ板6の円周数カ所に摩擦板5の摩耗粉を溜めて外部へ排出する凹部6bが設けられている。
【0027】
ブッシュ7は、支軸1のアーム支持部11の截頭円錐部分の外周面とアーム2のボス部21の内周面との嵌合部位に介装されるもので、截頭円錐状を成す筒状に形成されている。このブッシュ7は、図3に示すように、その肉厚がアーム支持部11の基端側から先端側に向かうにつれて次第に厚くなるように設定されている。ここでは、軸心方向に対する内周面7aの傾斜角θ1に対して外周面7bの傾斜角度θ2を小さくしている(θ1>θ2)。7cは大径側端部に径方向外方に向けて一体的に突設されたフランジである。
【0028】
特に、このブッシュ7は、例えばポリエーテルサルフォン(PES)またはポリアミド(PA)などの耐摩耗性および耐荷重性に優れた合成樹脂材をベースとし、それにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)およびアラミド繊維を適宜配合した材料を用いて成形加工されている。具体的に、ポリエーテルサルフォンまたはポリアミド(例えば商品名46ナイロン)を60〜80wt%、ポリテトラフルオロエチレンを5〜15wt%、アラミド繊維を5〜25wt%とする配合が挙げられる。この配合量は、下記する実験結果に基づいて決定した。
【0029】
前述の実験を説明する。実験では、リング形状の試料を用意し、これを縦軸の回転軸の上端面に固定し、この試料に対して上方から非回転の荷重加担用のディスク(アルミニウム合金または鋼材)を所要荷重で垂直に押し付けた状態で、前記回転軸を所要速度で回転させる。実験条件としては、試料の接触面圧を2.94MPa、摩擦速度を30cm/s、摩擦時間を0.5h、雰囲気温度を室温としている。試料としては、ポリエーテルサルフォンをベースとして、添加物の配合量を順次可変している。
【0030】
結果としては、ポリテトラフルオロエチレンの配合量は、図6(a)、(b)に示すように、5wt%未満であると摩擦係数ならびに摩耗量が著しく増加し、また、15wt%を越えると摩耗ならびに摩耗量が微量ながら増加傾向になることが判った。
【0031】
また、アラミド繊維の配合量は、ブッシュ7に作用する荷重に対する耐摩耗性が下限値の5wt%以上で得られることが判ったが、上限値の25wt%を越えると成形加工性が低下することが判った。なお、ベースをポリアミドとした場合も上述した結果と近似したものになると考えられる。
【0032】
このような成形加工性に優れた合成樹脂材でブッシュ7を形成すれば、上述したような特殊な形状にできるなど設計自由度を向上できるようにもなる。
【0033】
ところで、テンションプーリ3をオフセット配置した構造では、図5に示すように、テンションプーリ3に作用するベルトBの荷重がアーム2を傾かせるモーメントMとして働き、これによってアーム2のボス部21からブッシュ7に対して作用する荷重が過多となることは避けられないが、この実施形態でのブッシュ7のように耐摩耗性および耐荷重性を高めるようにしていれば、ブッシュ7が必要以上に偏摩耗することを長期にわたって抑制できるようになる。このため、テンションプーリ3の傾きを防止してベルトBの外れを阻止できるようになる。また、テンションプーリ3の不規則な揺動を防止して、オートテンショナAの本来の機能(ベルトの張力変動の吸収や振動・衝撃の減衰)を安定的に発揮させることができるようになる。
【0034】
しかも、この実施形態のように、ブッシュ7の肉厚を、図示するように、過大荷重の作用する領域に向けて次第に厚くする形状としていれば、ブッシュ7の耐荷重性を可及的に高めることができて、ブッシュ7の偏摩耗や割れなどといった不具合をより有効に防止できるようになる。
【0035】
なお、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0036】
(1) 上記実施形態では、ブッシュ7の肉厚を軸方向で可変した例を挙げているが、肉厚を均一にしたものも本発明に含まれる。
【0037】
(2) 上記実施形態では、支軸1のアーム支持部11の截頭円錐部分の抜き勾配に合わせてブッシュ7の内周面7aおよび外周面7bを截頭円錐状に形成しているが、内周面7aのみを截頭円錐状に形成し、外周面7bは円筒状に形成してもよい。また、逆に、ブッシュ7の内周面7aを円筒状に形成し、外周面7bをアーム支持部11の截頭円錐部分とは逆の勾配の截頭円錐状に形成してもよい。さらには、ブッシュ7を円筒形に形成してもよい。このようなブッシュ7の形状は、成形加工性に優れた合成樹脂材で形成することにより設計自由度が増すようになる。
【0038】
(3) 上記実施形態では、摩擦板押さえ板6に摩耗粉を溜めて排出するための凹部6bを設けた例を挙げているが、この凹部6bを設けていないものも本発明に含まれる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1ないし3の発明では、ブッシュに充分な耐摩耗性および耐荷重性を持たせることができるから、ブッシュにおいて過大荷重が作用する領域が必要以上に摩耗することを抑制できるようになり、ブッシュの偏摩耗や破損を比較的長期にわたって回避できるなど、ブッシュの耐久性すなわち寿命を向上できるなど、ランニングコストの低減に貢献できる結果となる。また、それに伴い、支軸に対するアームの傾きなどを防止できてオートテンショナ本来の機能(ベルトの張力変動の吸収や振動・衝撃の減衰)の長期安定化を達成できるようになる。
【0040】
特に、請求項2のように、ブッシュを形成する合成樹脂ベースを上述したような材料に選定すれば、上述したような添加物との結合に伴う耐摩耗性や耐荷重性の改善性を無駄無く有効に達成できるようになる。また、請求項3のように、ブッシュの肉厚を過大荷重の作用領域ほど厚く設定していれば、耐摩耗性および耐荷重性の一層の向上が図れることになり、一層の寿命向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のオートテンショナの正面図
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】同実施形態のブッシュ単体を示す縦断面図
【図4】同実施形態の支軸と摩擦板押さえ板との係合形態を示す分解斜視図
【図5】同実施形態においてモーメント荷重の作用形態を示す説明図
【図6】同実施形態においてブッシュのベース材に対するPTFEの配合量と摩擦係数および摩耗量との関係を示す図表
【符号の説明】
A オートテンショナ
B ベルト
1 支軸
11 支軸のアーム支持部
2 アーム
21 アームのボス部
22 アームのプーリ支持部
3 テンションプーリ
4 ねじりコイルバネ
5 摩擦板
6 摩擦板押さえ板
7 ブッシュ
Claims (2)
- 固定の支軸と、一端側が支軸に回動可能に支持された状態で他端側が一回転方向に付勢されるアームと、アームの他端側に支軸に対してオフセット配置された状態で回動可能に支持されるテンションプーリと、アームの一端側と支軸との間に配設されアームに回動抵抗を付与する摩擦板とを備え、
前記支軸とアームとの嵌合部位にブッシュが介装されており、
このブッシュの肉厚が、前記支軸の基端側より先端側に向かうにつれて次第に厚くなるように構成され、かつ、前記ブッシュの外周面が、前記支軸の基端側より先端側に向かうにつれて先すぼまりとなる截頭円錐状となっており、
さらに、前記ブッシュが耐摩耗性および耐荷重性に優れた合成樹脂をベースとし、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を5〜15wt%、アラミド繊維を5〜25wt%添加したもので形成されている、ことを特徴とするオートテンショナ。 - 請求項1に記載のオートテンショナにおいて、前記合成樹脂ベースが、ポリエーテルサルフォン(PES)またはポリアミド46(商品名46ナイロン)とされる、ことを特徴とするオートテンショナ。
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