JP3750953B2 - キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状物、粉状物等の内容物を装填した容器本体の開口部に止着されるキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内容物を少量づつ吐出可能とする容器のキャップ(少量吐出用キャップ)として、実開平2-83247 号公報、実開平2-144557号公報に記載のものがある。これらの従来技術では、容器本体の開口部に止着されるキャップに小流路面積の注出孔を設け、容器内容物をこの注出孔から少量吐出可能としている。
【0003】
尚、多量の内容物を吐出可能とする容器のキャップ(多量吐出用キャップ)としては、容器本体の開口部に密着されるキャップ本体に大流路面積の注出口を設け、このキャップ本体にヒンジ結合した上蓋によりその注出口を開閉可能とするものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、容器の使用時には、例えば食用油の容器において、焼き物、炒め物のための用量は少量とし、揚げ物のための用量は多量とする如くに、単一の容器で少量吐出と多量吐出の両方を求められることが多い。
【0005】
ところが、従来技術では、キャップを前述の少量吐出用と多量吐出用のいずれか一方に専用化しており、少量吐出と多量吐出の両機能を併せ具備してそれらの両機能を選択使用可能とするものがない。このため、使用者としては、同一内容物について、少量吐出用キャップを備えた容器と、多量吐出用キャップを備えた容器の両容器を用意しておかざるを得ないという不都合がある。
【0006】
本発明の課題は、キャップにおいて、少量吐出と多量吐出の両機能を併せ具備してそれらの両機能を選択使用可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、容器本体の開口部に止着されるキャップにおいて、容器本体の開口部に密着されるとともに、外方に拡開する注出口を備えるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に連結され、キャップ本体との閉じ状態を維持する係止部を備え、キャップ本体の注出口より小流路面積の注出孔を備えるとともに、キャップ本体との閉じ状態でキャップ本体の注出口まわりに密着するシール部を備え、このシール部にシールされた上記注出口を上記注出孔に連通せしめる上蓋とを有し、キャップ本体と上蓋を低密度ポリエチレン又はリニア低密度ポリエチレンにて構成し、上蓋をドーム状にし、上蓋のドーム状内面に設けたリング凸状シール部を、上蓋の閉じ状態で、キャップ本体の注出口の拡開縁部に密着し、上蓋の注出孔を上記注出口の拡開縁部の際に位置付け、上蓋の開き状態では容器内容物を上記注出口から多量吐出可能とし、上蓋の閉じ状態では容器内容物を上記注出口経由で上記注出孔から少量吐出可能とするようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はキャップの一実施形態が適用された容器を示す模式図、図2は多量吐出可能状態を示す模式図、図3は少量吐出可能状態を示す模式図、図4はキャップを示す断面図、図5はキャップを示す底面図である。
【0015】
図1の容器10は、液状物、粉状物等の内容物を装填した容器本体11の開口部12にキャップ20を止着し、キャップ20の外まわりにカバーキャップ60を被着したものである。
【0016】
キャップ20は、図4、図5に示す如く、キャップ本体30と、上蓋40と、プルリング付き除去部50とを有して構成されている。
【0017】
キャップ本体30は、容器本体11の開口部12に密着されるとともに、注出口31を備える。このとき、キャップ本体30は、容器本体11の開口部12の外周係止部12Aに係止する外筒部32と、開口部12の内周シール部12Bに封接する内筒部33と、花びら状に拡開して注出口31を形成する注出口筒部34とを備える。
【0018】
上蓋40は、ドーム状をなし、キャップ本体30の背面部にヒンジ41を介して開閉可能に連結される。尚、ヒンジ41は、メインヒンジ41Aとサブヒンジ41B、41Bからなるスナップヒンジを採用できる。そして、上蓋40は、キャップ本体30の正面部に設けた係止部35に対応する部分に、開閉操作部42を備え、開閉操作部42の裏面に上記係止部35と係止してキャップ本体30との閉じ状態を維持する係止部43を備える。また、上蓋40は、キャップ本体30の注出口31より小流路面積のノズル状注出孔44を備えるとともに、キャップ本体30との閉じ状態でキャップ本体30の注出口31まわりに密着するリング凸状シール部45をそのドーム状内面に備え、このシール部45にシールされた注出口31を上記注出孔44に連通せしめることとしている。
【0019】
従って、キャップ20にあっては、(a) 上蓋40の開き状態(多量吐出状態)では、内容物を注出口31から多量吐出可能とし(図2)、(b) 上蓋40の閉じ状態(少量吐出状態)では、内容物を注出口31経由で注出孔44から少量吐出可能とする(図3)。
【0020】
ここで、プルリング付き除去部50は、キャップ本体30の注出口筒部34の内壁に環状薄肉部51を介して設けられ、注出口31を閉鎖する。そして、除去部50はプルリング52を備えており、プルリング52を上方に引っ張ることにより薄肉部51から破断して除去され、注出口31を開口する。
【0021】
また、カバーキャップ60は、キャップ本体30に対して閉じ状態にある上蓋40のまわりに着脱可能とされている。カバーキャップ60は、有天筒状をなし、開口端寄り内面に設けられている係止部61を容器本体11のカバー係止部13に係脱可能とするとともに、天端寄り内面に設けられている封止面62を上蓋40の注出孔44に封接して該注出孔44を封止可能としている。
【0022】
尚、キャップ20にあっては、キャップ20の全体を例えばLDPE(低密度ポリエチレン)、LLDPE(リニア低密度ポリエチレン)にて構成できる。
【0023】
従って、容器10は以下の如くに用いられる。
(1) カバーキャップ60を取外す。
【0024】
(2) 上蓋40の開閉操作部42を押し上げて上蓋40を開き、キャップ本体30の注出口筒部34内に設けてあるプルリング付き除去部50を引張り除去する(図2)。これにより、キャップ20は使用可能状態になる。
【0025】
(3) 使用可能状態のキャップ20において、上蓋40を開けば、内容物を大流路面積の注出口31から吐出する多量吐出状態となる(図2)。他方、上蓋40を閉じれば、内容物を小流路面積の注出孔44から吐出する少量吐出状態となる(図3)。
【0026】
本実施形態によれば、以下の如くの作用がある。
▲1▼キャップ本体30に大流路面積の注出口31を、上蓋40に小流路面積の注出孔44を設けた。従って、上蓋40の開き状態では内容物を注出口31から多量吐出可能とし、上蓋40の閉じ状態では内容物を注出孔44から少量吐出可能とするものとなり、単一の容器10に少量吐出機能と多量吐出機能とを併せ具備し、それらの両機能を切替使用できる。
【0027】
▲2▼上蓋40の閉じ状態で少量吐出を行うとき、内容物は注出口31経由で注出孔44から少量吐出される。このとき、上蓋40のシール部45がキャップ本体30の注出口31まわりに密着し、注出口31と注出孔44とはこのシール部45にシールされた状態で互いに連通せしめられるから、内容物が注出口31まわりから漏れ出ることを確実に防止できる。
【0028】
▲3▼上蓋40の閉じ状態下で、カバーキャップ60を上蓋40に装着することにて、注出孔44を封止しておけば、容器10が倒れても、内容物が注出孔44から漏れ出ることをほぼ確実に防止できる。また、注出孔44まわりに塵埃等を付着させず、衛生的である。
【0029】
▲4▼キャップ本体30の注出口31にプルリング52付きの除去部50を設けておくことにより、流通段階での容器10の密封性を高め、その内容物が未使用であることを容易に確認できる。尚、プルリング52付きの除去部50をキャップ本体30に結合してあるので、容器部品の集約化を図り、容器組立性を向上できる。
【0030】
尚、キャップ20にあっては、上蓋40の開閉操作部42を用いて上蓋40を開くことができ、多量吐出状態と少量吐出状態とを切替えるための上蓋40の開き操作に際して注出孔44(接液部)に触れることがないから、衛生的である。
【0031】
また、キャップ20にあっては、キャップ本体30の注出口筒部34を花びら状に拡開しているので、多量吐出時に注出口31から吐出される内容液の液だれを防止できる。
【0032】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上蓋の注出孔を封止する手段として、カバーキャップに限らず、注出孔に封入されるプラグ等の他の手段を用いてもよい。
【0033】
また、プルリング付き除去部は、キャップ本体に一体形成されるものに限らず、容器本体の開口部にキャップとは別に装着される中栓に設けられるものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、キャップにおいて、少量吐出と多量吐出の両機能を併せ具備してそれらの両機能を選択使用可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はキャップの一実施形態が適用された容器を示す模式図である。
【図2】図2は多量吐出可能状態を示す模式図である。
【図3】図3は少量吐出可能状態を示す模式図である。
【図4】図4はキャップを示す断面図である。
【図5】図5はキャップを示す底面図である。
【符号の説明】
11 容器本体
12 開口部
20 キャップ
30 キャップ本体
31 注出口
40 上蓋
41 ヒンジ
43 係止部
44 注出孔
45 シール部
50 プルリング付き除去部
51 薄肉部
52 プルリング
60 カバーキャップ

Claims (3)

  1. 容器本体の開口部に止着されるキャップにおいて、
    容器本体の開口部に密着されるとともに、外方に拡開する注出口を備えるキャップ本体と、
    キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に連結され、キャップ本体との閉じ状態を維持する係止部を備え、キャップ本体の注出口より小流路面積の注出孔を備えるとともに、キャップ本体との閉じ状態でキャップ本体の注出口まわりに密着するシール部を備え、このシール部にシールされた上記注出口を上記注出孔に連通せしめる上蓋とを有し、
    キャップ本体と上蓋を低密度ポリエチレン又はリニア低密度ポリエチレンにて構成し、
    上蓋をドーム状にし、上蓋のドーム状内面に設けたリング凸状シール部を、上蓋の閉じ状態で、キャップ本体の注出口の拡開縁部に密着し、上蓋の注出孔を上記注出口の拡開縁部の際に位置付け、
    上蓋の開き状態では容器内容物を上記注出口から多量吐出可能とし、上蓋の閉じ状態では容器内容物を上記注出口経由で上記注出孔から少量吐出可能とすることを特徴とするキャップ。
  2. 前記上蓋まわりに着脱可能とされ、前記注出孔を封止可能とするカバーキャップを、容器本体のカバー係止部に係脱可能に備えてなる請求項1記載のキャップ。
  3. 前記キャップ本体の注出口の内壁に環状薄肉部を介して該注出口を閉鎖する除去部を設け、該除去部に連結されるプルリングを備えてなる請求項1又は2記載のキャップ。
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