JP3750857B2 - フライ食品の油切り搬出装置及びその方法 - Google Patents

フライ食品の油切り搬出装置及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油揚げされた食品を、搬送する過程で油切りすると共に次工程へ搬出する、フライ食品の油切り搬出装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
油揚げされた麺塊、その他のフライ食品の油切り及び同食品の次工程への搬出を行う装置としては、以下に述べるような、フライ処理後に該フライした食品を裏返しにならないように次工程へ搬出するための装置がある。即ち、前工程として、油揚げ装置を用いて食品の油揚げを行う。油揚げ装置は、揚げ油を貯留しつつ加熱する油槽と、この油槽内を通過するメッシュ状のベルト又はベルトにメッシュ底のトレーを取り付けたフライコンベヤとを備え、フライコンベヤ上に食品を載せて搬送しつつ、この食品を油槽内の揚げ油に浸すように構成したものである。
【0003】
更に、揚げ油に浸された後に、図8に示すように、食品Fは、フライコンベヤC0の終端に至り、この終端のスプロケットS0周りにフライコンベヤC0の下面側に導かれつつ反転する。
【0004】
そして、フライコンベヤC0の終端には、これを覆う円弧状に湾曲したガイド板G0が取り付けられ、フライコンベヤC0の終端とガイド板G0との間には、食品Fが通過可能な隙間が設けられている。このため、食品Fは、フライコンベヤC0の終端から脱落することなく、フライコンベヤC0の下面側まで至る。そして、ガイド板G0が途切れたところで、食品Fは、フライコンベヤC0の終端から落下して、多角形(図示は六角形)ドラムDで受け止められる。
【0005】
多角形ドラムDは、その外周の平面部Pが食品Fを載せられる広さに設定されている。多角形ドラムDの側方には、これを覆う円弧状に湾曲したガイド板G1が取り付けられ、多角形ドラムDとガイド板G1との間には、食品Fが通過可能な隙間が設けられている。このため、食品Fは、多角形ドラムDから脱落することなく、多角形ドラムDの下方へ導かれつつ反転する。ガイド板G1が途切れたところで、食品Fは、多角形ドラムDから落下して、搬出コンベヤC1に受け止められる。搬出コンベヤC1は、食品Fを次工程へ搬出するものである。
【0006】
以上のように、フライコンベヤC0に一旦載せた食品Fを、多角形ドラムDを介して搬出コンベヤC1に載せ換えるようにした事で、以下のような作用と効果を奏する。即ち、第一に、フライコンベヤC0には油揚げ装置の揚げ油が付着し、更に、フライコンベヤC0はその搬送過程で食品Fの油切りを同時に行うので、食品Fから流下した揚げ油も付着する。フライコンベヤC0から食品Fを離脱させる事で、この揚げ油が次工程へ送られるのを最小限に抑える(油切りする)。
【0007】
第二に、食品Fと共に油揚げ装置で加熱されたフライコンベヤC0から搬出コンベヤC1に載せ換える事で、食品Fを冷却することができ、更に、搬送距離を稼いで食品Fの冷却時間を長くする。第三に、食品Fが麺塊を二つ折りにして成る袋麺等の前後(向き)の区別のある食品や、上下(向き)の区別のある食品の場合、食品Fを1回だけ反転すると、その食品Fの前後方向/上下方向が搬送方向に対し逆向き(裏返し)になるが、上記のように2回反転することにより、食品Fを、次工程へ搬出する際に、油揚げ装置から搬出された直後の向きに復帰させることができる
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記例示の装置では、食品FがフライコンベヤC0の終端から多角形ドラムDへ落下する以前に、稀に食品FがフライコンベヤC0に密着することがある。この場合、食品Fが、スプロケットS0周りに反転しても直ちにフライコンベヤC0から落下しないので、食品Fが多角形ドラムDの真上を通過する。このような食品Fは搬送を継続できない上、当該装置から手作業で除去しなければならなかった。
【0009】
また、食品FがフライコンベヤC0の終端から落下して多角形ドラムDに受け止められる過程、又は、多角形ドラムDから落下して搬出コンベヤC1に受け止められる過程において、食品Fが落下による衝撃によって破損するという問題が起こった。これは、構造的に多角形ドラムDに対して、フライコンベヤC0の終端、又は、搬出コンベヤC1の上面を、所定の距離を開けて配置する必要性に起因する。
【0010】
詳述すると、油揚げされた食品Fはその素材が乾燥、硬化して一層脆くなっている。また、仮想線で示した多角形ドラムDの外接円Oが、多角形ドラムDの径方向の外端(出隅)の円軌道に略合致する。従って、フライコンベヤC0の終端、又は、搬出コンベヤC1の上面を、外接円Oの外側に配置する必要がある。このため、上記の所定の距離を開けた分、上記の落下又は載り移りの際に食品Fが自然落下する距離が長くなり、食品Fが受ける衝撃も大きくなる。
【0011】
また、上記例示の装置では、フライコンベヤC0と搬出コンベヤC1とは、それぞれ多角形ドラムDを挟んで上下に重なった部分を除き、略一直線状に縦列されている。このため、その全長がフライコンベヤC0と搬出コンベヤC1とのそれぞれの全長を合わせた寸法に略等しく、搬出コンベヤC1で行われる冷却等のために装置全長が長くなってしまい、広い設置場所が必要であった。
【0012】
本発明は、上記のフライ(油揚げ)装置を技術基盤として成されたものであり、その目的とするところは、食品を確実に搬送でき、搬送過程で食品の破損が起こらず、しかも、省スペース化を達成できる、フライ食品の油切り搬出装置及びその方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置は、油揚げした食品を収納するトレーを、無端状の主動ベルトに等ピッチで取付け、前記主動ベルトを、その上弦が往動し下弦が復動するように、複数の主動回転輪に巻掛けしたフライコンベヤと、前記主動ベルトの上弦と共に往動し該主動ベルトに伴って復動に転じる前記食品が、前記フライコンベヤの主動ベルトから離脱するのを規制するコンベヤガイド板と、複数の追動回転輪に無端状の追動ベルトを巻掛けし、該追動ベルトの上弦に、前記フライコンベヤのトレーのピッチの約3倍から10倍に相当する距離範囲で前記フライコンベヤの主動ベルトの下弦に対面し接近して復動する区間、及び下降傾斜しながら復動する区間を設けた搬出コンベヤとを備える。
【0014】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置は、複数の平面部を周面に形成し、前記搬出コンベヤの追動ベルトの上弦に載せられて復動する前記食品を、個々の前記平面部に位置決めする多角形ドラムと、前記食品が前記多角形ドラムから離脱するのを規制するドラムガイド板とを備え、前記複数の追動回転輪のうち前記搬出コンベヤの復動方向側の端部に位置する追動回転輪が、前記多角形ドラムと支軸を共有し、前記追動回転輪の周りで、前記搬出コンベヤの追動ベルトが復動から往動に転じるものである
【0015】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置は、前記トレーが、前記食品を位置決めする枠と透油材から成る底面とを備えるものである
【0016】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置は、前記食品から流下して前記フライコンベヤ及び前記搬出コンベヤから滴下する揚げ油を回収するシュートを、前記各コンベヤ毎に備える。
【0018】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置は、前記搬出コンベヤを、前記複数の追動回転輪に巻掛けた一対の無端状チェーンの間に、前記食品を押し進める複数のバーを架け渡したバーコンベヤとしものである。
【0019】
本発明に係るフライ食品の油切り搬出方法は、上弦及び下弦がそれぞれ往動及び復動する無端状の主動ベルトに、等ピッチでトレーが取付けられ、前記トレーにフライ食品を収納して前記主動ベルトの上弦に沿って往動させる工程と、前記主動ベルトに伴なって往動から復動に転じる前記食品が、前記トレーから脱落するのを規制する工程と、復動に転じた前記主動ベルトの下弦から前記食品を落下させる工程と、前記主動ベルトの下弦から落下した前記食品を、前記トレーのピッチの約3倍から10倍に相当する距離範囲で、前記主動ベルトの下弦に接近して対面し復動する追動ベルトの上弦で受ける工程と、前記追動ベルトの上弦で受けた前記食品を下降傾斜する向きに復動させる工程と、前記追動ベルトに載せられて復動してきた前記食品を、複数の平面部を周面に形成した多角形ドラムの上方に案内し、該平面部に位置決めする工程と、前記多角形ドラムの平面部に位置決めされた前記食品を、前記多角形ドラムの回転に従わせて反転させる工程と、前記多角形ドラムの回転に従わせて反転した前記食品を往動させる工程と、を含み、以上の各工程によって前記食品を搬送し、且つ該搬送中に前記食品の油切りを行うものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置について、図面に基づき詳述する。更に、その動作の説明に併せて、同実施の形態に係る食品の油切り搬出方法について詳述する。
【0021】
図1は、本実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置1の側面図である。フライ食品の油切り搬出装置1の構成を概略して述べると、当該フライ食品の油切り搬出装置1は、油揚げ装置に接続し油揚げ槽内を通過する主動搬送手段C10と、この主動搬送手段C10の下方に配置されて次工程の装置等に接続する追動搬送手段C11とを組合わせ、これらを相互に同調させて作動させるものである。
【0022】
図1中に仮想線で区分したフライ食品の油切り搬出装置1の要部A,Bを、それぞれ図2及び図3に詳しく表している。以下で、フライ食品の油切り搬出装置1の構成要素を指す符号の後に添えたアルファベットの小文字は、その配置又は仕様の差異を区別するための指標である。
【0023】
上記の要部Aは、図1及び図2に示すように、主動搬送手段C10を構成するフライコンベヤ2及びコンベヤガイド板3と、追動搬送手段C11の一部である搬出コンベヤ4とを含む。フライコンベヤ2は、水平方向に間隔を開けて複数のスプロケット又はプーリである主動回転輪5a〜5cを配置し、これら複数の主動回転輪5a〜5cに巻掛けた無端状の主動ベルト6の上弦6a及び下弦6bにより、上記の油揚げ装置により油揚げされた食品(以下、単に「食品」と記す。)7を、それぞれ主動ベルト6の往動方向X0及び復動方向X1に搬送するものである。
【0024】
往動方向X0及び復動方向X1は、図中でそれぞれ矢印X0,X1が指す向きである。また、以下において、フライコンベヤ2又は搬出コンベヤ4が食品7を搬送する搬送方向又は搬出方向とは、往動方向X0及び復動方向X1に限られるのではなく、これらに交差する水平方向及び鉛直方向を更に含めた概念である。食品7として、主に麺塊を例として以下に説明するが、油揚げする食品であれば天麩羅や唐揚げ等でも良い。
【0025】
複数の主動回転輪5a〜5cは、図中に各1個ずつ表れているが、矢印X1,X0に直交する水平方向(以下「幅方向」と記す。)に重なる位置に、主動回転輪5a〜5cと同様の主動回転輪が別に設けられ、これらが連結軸(図示省略)で結合されて対を成している。フライコンベヤ2の主動ベルト6は、幅方向に間隔を開けた一対のチェーン16の間に、複数の食品7を幅方向に一列に位置決めする長方形の枠(リテーナ)と、透油材から成る底面とを備えるトレー15を、等ピッチで複数掛け渡したものである。透油材とは、メッシュ状、網状、グリル状又は織物状等の素材である。
【0026】
一対のチェーン16は、それぞれ、上記の通り対を成す主動回転輪5a〜5cに巻掛けされている。トレー15は、浅底の箱形を成し、その内部に食品7を収納した状態で、食品7の横滑りが規制されている。食品7から流下する揚げ油は、トレー15のメッシュの目を経て外部へ排出される。食品7が多少横滑りしても問題が無い場合は、トレー15を省略し、主動ベルト6として、揚げ油を下方へ通過させて排出できる透油材から成る帯を適用しても良い。或いは、フライコンベヤ2を、一対のチェーン16の間に、食品7を押し進めるバー等を掛け渡したバーコンベヤとしても良い。
【0027】
尚、食品7が、例えば茹で処理又は蒸し処理した麺線や油揚げの際に一定の形状に成形する食品の場合は、このような食品7をトレー15の枠に投入した後、場合によってはトレー15の枠を閉蓋する。そして、トレー15の枠内の食品7をフライコンベヤ2で搬送しつつ、加熱した揚げ油を張ったフライヤー内を通してフライ処理し、更に、フライコンベヤ2によってフライヤーから搬出される。
【0028】
尚、上記のようにトレー15の枠を閉蓋する理由としては、食品7を一定の形状に成形する以外に、一般に、フライ処理中の食品7は、揚げ油の油面に浮き上がってしまうので、これを規制するためである。
【0029】
このようにフライ処理した後、フライした食品7やトレー15、フライコンベヤ2に付着した揚げ油は、トレー15から滴下又はフライコンベヤ2を伝って滴下し、フライコンベヤ2の下方に設けたシュート17aによって回収される。更に、揚げ油はシュート17aに案内されて、油揚げ装置の油槽等へ戻される。
【0030】
フライコンベヤ2の終端には主動回転輪5aが位置し、主動ベルト6が、主動回転輪5aの周り約180°に巻掛けされてその走行する方向を約180°転換している。即ち、主動ベルト6の上弦6aが、主動回転輪5aの上側へ向かって往動方向X0に走行し、主動ベルト6の下弦6bが、主動回転輪5aの下側から復動方向X1に走行する。更に、フライコンベヤ2の終端には、これに沿うように円弧状に湾曲されたコンベヤガイド板3が取り付けられている。
【0031】
コンベヤガイド板3は、食品7が、フライコンベヤ2の主動ベルト6から水平方向へ離脱するのを規制し、主動ベルト6の下弦6bから落下するのを許容するものである。フライコンベヤ2の終端とコンベヤガイド板3の内面との間には、食品7を通過させる隙間が設けられている。このため、主動ベルト6の上弦6aに載せられてフライコンベヤ2の終端に至った食品7は、フライコンベヤ2の終端から脱落することなく、フライコンベヤ2の下面側(下弦6b)まで至る。
【0032】
コンベヤガイド板3の下端は、主動回転輪5aの略真下で途切れているので、この箇所で、食品7が自重によって主動ベルト6の下弦6bから下方へ離脱し、搬出コンベヤ4に載り移る。主動ベルト6の下弦6bと搬出コンベヤ4とは、可能な限り接近されおり、両者間の隙間は最小限に設定されている。これにより、搬出コンベヤ4に載り移る際に食品7に衝撃が加わるのを避け、食品7の破損を防止できる。或いは、当該受け渡し部に簡単なガイド片を設置する事もでき、これによって食品7に衝撃が加わるのを避けることもできる。
【0033】
搬出コンベヤ4は、図1及び図3に示すように、水平方向に間隔を開けて複数のスプロケット又はプーリである追動回転輪8a,8bを配置し、この複数の追動回転輪8a,8bに巻掛けた無端状の追動ベルト9の上弦9aが、フライコンベヤ2の主動ベルト6の下弦6bに平行に対面し、且つ、主動ベルト6の下弦6bから落下する食品7を復動方向X1へ一旦搬出するものである。
【0034】
複数の追動回転輪8a,8bは、図中に各1個ずつ表れているが、幅方向に重なる位置に、追動回転輪8a,8bと同様の主動回転輪が別に設けられ、これらが連結軸(図示省略)で結合されて対を成している。搬出コンベヤ4の追動ベルト9は、幅方向に間隔を開けた一対のチェーン18の間に複数本のバー19を等ピッチで掛け渡したものである。
【0035】
これら一対のチェーン18とバー19の直下には、搬出コンベヤ4の搬出方向に沿って延びる滑動床材20aが配置されている。つまり、搬出コンベヤ4はバーコンベヤであり、既述のようにフライコンベヤ2の主動ベルト6から離脱した食品7は、滑動床材20a上に受け止められ、更に、この食品7がバー19によって搬出方向へ進められる。一対のチェーン18は、それぞれ、上記の通り対を成す追動回転輪8a,8bに巻掛けされている。バー19のピッチは、上記のトレー15のピッチと略等しく、好ましくは同一に設定されている。
【0036】
滑動床材20aは、食品7から尚も流下する揚げ油を下方へ通過させて排出できるメッシュ状の平滑な薄板、又は、搬出方向にスリット状の隙間を開けて連なる小径のローラ群である。滑動床材20aから排出される揚げ油は、この下方に設けたシュート17b,17cによって回収される。更に、揚げ油はシュート17b,17cに沿って流下し、油揚げ装置の油槽等へ戻る。
【0037】
図1に示すように、コンベヤガイド板3の下端から主動回転輪5bまでの水平区間において、フライコンベヤ2の主動ベルト6の下弦6bは、復動方向X1に沿った水平姿勢を保っている。一方、搬出コンベヤ4の追動ベルト9の上弦9aは、追動回転輪8aから復動方向X1へ向かう所定の区間において、復動方向X1に沿った水平姿勢を保っている。
【0038】
所定の区間とは、フライコンベヤ2のトレー15のピッチの約3倍〜10倍程度に相当する距離範囲で、フライコンベヤ2の主動ベルト6の下弦6bと、追動ベルト9の上弦9aとを、互いに平行に対面させる事を企図して設定されている。これは次の理由による。即ち、食品7が稀にフライコンベヤ2に密着し、食品7が主動ベルト6の下弦6bから離脱するのに要する時間が遅延する事がある。このため、主動ベルト6と追動ベルト9とが対面する時間(距離)を長く稼ぐことで、食品7のフライコンベヤ2から搬出コンベヤ4への載り移りを促すことができる。
【0039】
また、フライコンベヤ2から搬出コンベヤ4への載り移りをより確実にするために、フライコンベヤ2に当該箇所において、ハンマー等によって機械的に振動を加えて載り移りを促す場合も考えられるが、主動ベルト6と追動ベルト9とを対面させて移動することで、そのような装置の設置も容易に行うことができる。尚、主動ベルト6と追動ベルト9とが接近して対面している時間があまりいと油切りの効率が悪くなるので、両者が接近して対面している区間をフライコンベヤ2のトレーピッチの約10倍程度までにとどめておくことが好ましい。
【0040】
更に、上記の所定の区間を過ぎると、追動ベルト9の上弦9aは、復動方向X1へ向かって下降傾斜している。上弦9aの角度は、水平線に対して約30°傾いている。これは、万一、主動ベルト6と追動ベルト9が対面する区間内で、食品7の載り移りが完了しなかった場合、つまり、同区間を過ぎて食品7が主動ベルト6から追動ベルト9に落下した場合や、食品7が所定の位置に載り移らなかった場合に、食品7を追動ベルト9の上弦9aに沿って滑り落とすためである。
【0041】
これにより、不良となった食品7が搬出コンベヤ4から下方へ排出されるので、作業員等が不良となった食品7を取り除くために、搬出コンベヤ4に手を差し入れたり、搬出コンベヤ4に登るという手間と危険を回避できる。
【0042】
上記の要部Bは、図1及び図3に示すように、搬出コンベヤ4と、多角形ドラム12と、ドラムガイド板13と、ガイド片14とを含む。これらが追動搬送手段C11を構成している。多角形ドラム12は、ドラム本体の周面10に、食品7を位置決めする複数の平面部11を形成すると共に、この複数の平面部11が隣接する部位10aを隅取りしたものである。
【0043】
多角形ドラム12の形状は、その周方向に6カ所の平面部11を60°の等角ピッチで形成した六角形に近いものであるが、平面部11の数は、食品7の寸法又はドラム本体の周面10の直径に基づき適宜増減できる。平面部11の数に関わらず、複数の平面部11を等角ピッチで配置することが必須である。例えば、図4(a)は平面部11を4カ所に、図4(b)は平面部11を8カ所に形成した多角形ドラム12の外形図である。同図に表した2形態の多角形ドラム12は、両方とも直径の同じ外接円に納まる形状である。
【0044】
これにより、多角形ドラム12の径方向の外端(出隅)の円軌道に略合致する外接円の直径を小さく抑え、その分、食品7を多角形ドラム12の上方に向いた平面部11へ誘導するガイド片14を、多角形ドラム12に接近させられる。従って、食品7をガイド片14から平面部11へ載り移らせる際の衝撃を最小限に抑えて、油揚げされて脆くなった食品7の破損を回避できる。しかも、食品7の下面の略全体を平面部11が受けることになるので、食品7自体の荷重が平面部11に分散し、食品7の破損を一層確実に防止できる。
【0045】
ドラムガイド板13は、食品7が多角形ドラム12から復動方向X1へ又は復動方向X1の斜め下方へ離脱するのを規制するものである。ガイド片14は、搬出コンベヤ4により搬出される食品7を多角形ドラム12の上方に向いた平面部11へ誘導する平滑な薄板である。
【0046】
詳しくは、搬出コンベヤ4の復動方向X1側の端部に追動回転輪8bが位置し、追動ベルト9が、追動回転輪8bの周り約150°に巻掛けされてその走行する方向を約150°転換している。即ち、追動ベルト9の上弦9aが、追動回転輪8bの上側へ向かって、復動方向X1に対して既述の30°の傾斜角度で走行し、追動ベルト9の下弦6bが、追動回転輪8bの下側から往動方向X0に走行する。
【0047】
このように、追動ベルト9の上弦9a及び下弦9bは、多角形ドラム12を介して30°に交差している。上弦9a及び下弦9bの真下には、それぞれ滑動床材20a,20bを配置している。これら滑動床材20a,20bは、多角形ドラム12を境に分割されている。追動ベルト9の上弦9aの真下に配置された方の滑動床材20aの下端と、多角形ドラム12との隙間を補うために、滑動床材20aの下端からガイド片14を延出している。一方、下弦9bの真下に配置された方の滑動床材20bは、その復動方向X1側の端部をドラム本体の周面10に沿って湾曲したもである。
【0048】
上記のように追動ベルト9の上弦9aによって上記の要部Aから搬出された食品7は、更に、下降傾斜する上弦9aによる傾斜に沿って滑動床材20aの下端に達する。この食品7は、ガイド片14に載って下方へ滑り、多角形ドラム12の上方に向いた平面部11に載置したところで、多角形ドラム12に対して相対的に静止する。
【0049】
これは、追動ベルト9を巻掛けした追動回転輪8bと、多角形ドラム12とを共通の支軸(連結軸)21で結合して、搬出コンベヤ4の食品7を搬出する搬出速度と、多角形ドラム12の平面部11の周速度を一致させているためである。
【0050】
ドラム本体の周面10とドラムガイド板13の内面との間には、食品7及び追動ベルト9のバー19を通過させる隙間が設けられている。このため、多角形ドラム12の平面部11に載置した食品7は、多角形ドラム12の回転に伴って多角形ドラム12の真下へ至る。同時に、食品7は、追動回転輪8bの周りで方向を約150°転換したバー19によって、往動方向X0へ押し進められる。つまり、食品7が追動ベルト9の下弦9bによって次工程へ搬出される。
【0051】
追動ベルト9の上弦9a,下弦9bの上方には、好ましくは冷却ファン等の装置を設置する。このように冷却ファン等を設置することで、フライ処理された食品7を冷却すると共に、食品7、搬出コンベヤ4に付着したフライ油をシュート17b,17cに滴下させ、確実に油切りを行うことができる。
【0052】
尚、主動搬送手段C10は、図1中の右側を省略しているが、油揚げ装置の油槽内を通過するようにしても良い。一方、追動搬送手段C11は、同図中の左側を省略しているが、次工程の装置等へ向けて食品7を単に搬出するものでも良く、或いは、次工程の装置等に組み込まれるベルトコンベヤと共用するものであっても良い。
【0053】
以上に、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明のフライ食品の油切り搬出装置及びその方法は、その主旨を逸脱しない範囲でその他の形態で実施し得るものである。
【0054】
例えば、フライコンベヤ2の主動ベルト6の下弦6bと、搬出コンベヤ4の追動ベルト9の上弦9aとが平行に対面する部位は、これらが互いに水平姿勢を保つ必要は無い。図5に示すように、フライコンベヤ2の主動ベルト6を、搬出コンベヤ4の姿勢に沿うように、復動方向X1に向かって下降する傾斜姿勢としても良い。
【0055】
この場合、図1に表したフライコンベヤ2の終端の位置に比較して明らかなように、フライコンベヤ2を低い位置に設けることができる。従って、フライ食品の油切り搬出装置1の全高を低く抑えられる。また、主動ベルト6の下弦6bと、追動ベルト9の上弦9aとの間の隙間は極力狭く設定することが望ましいが、両者は厳密に平行である必要はなく、互いに傾斜した姿勢で対面しても良い。
【0056】
また、追動ベルト9を巻掛けした追動回転輪8bと、多角形ドラム12とが支軸21を既述のように共有する必要は無い。図6に示すように、追動回転輪8bを多角形ドラム12の上方の配置し、下降傾斜する上弦9aに載せられて追動回転輪8bの近傍に達した食品7が、その儘滑走してガイド片14に載り移り、多角形ドラム12の上方に向いた平面部11まで至るように構成しても良い。
【0057】
この場合、追動搬送手段C11の構成要素として、複数の追動回転輪8d,8eに追動ベルト9cを巻掛けして成る別の搬出コンベヤ4aを付加する必要がある。そして、別の搬出コンベヤ4aを多角形ドラム12の下側に設置する必要が生じるが、例えば、搬出コンベヤ4aに相当するコンベヤ等が工場等に既設されている場合には、搬出コンベヤ4を小型化できるという利点が得られる。更に、この場合、搬出コンベヤ4aをバーコンベヤとする必要は無く、ベルトコンベヤとしても良い。
【0058】
また、多角形ドラム12の形状は、既述の通り、複数の平面部11が隣接する部位10aを隅取りするだけで簡単に得られるが、隅取りとは、隅(角)を切除する意味に限定されるものではない。図7(a)に示すように、複数の平面部11が隣接する部位10aを積極的にドラム本体の周面10の内側へ後退させて良い。
【0059】
この場合、外接円の直径を変えることなく、同図(b)に示すように、平面部11を多角形ドラム12のラジアル方向に対して任意の角度で交差させた形状にもできる。これにより、多角形ドラム12の支軸21の位置を変えることなく、ガイド片14から平面部11に載り移る際の食品7の姿勢に応じて、この食品7と平面部11とが平行になるように、平面部11の向きを変化させられる。
【0060】
また、上記の説明において、追動搬送手段C11は、滑動床材20a,20b上で追動ベルト9を走行させることにより食品7を搬送するようにしているが、追動搬送手段C11を、枠を有する例えば図2のフライコンベヤ2と同様の構造にすれば、多角形ドラム12に代えて、追動ベルト9をそのまま回転輪8bに巻掛けした構造とすることもできる。
【0061】
【発明の効果】
本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置及びその方法によれば、搬出コンベヤの追動ベルトの上弦が、フライコンベヤのトレーのピッチの約3倍から10倍に相当する距離範囲でフライコンベヤの主動ベルトの下弦に対面し且つ追動ベルトの上弦が、主動ベルトの下弦と共に復動するので、主動ベルトと追動ベルトとが対面する時間(距離)を稼ぐことができる。このため、食品が稀にフライコンベヤに密着し、この食品が主動ベルトから離脱する時間が遅延する事があっても、食品のフライコンベヤから搬出コンベヤへの載り移りを促すことができる。従って、食品がフライコンベヤに密着した儘となり、このような食品を結果的に不良品として処分する頻度を最小限に抑えられる。
【0062】
また、搬出コンベヤの追動ベルトの上弦を、フライコンベヤの主動ベルトの下弦に対面させるために、必然的に、搬出コンベヤをフライコンベヤの下方に配置する構成となり、搬出コンベヤとフライコンベヤを上下に重ねて配置できる。従って、フライ食品の油切り搬出装置の水平方向の全長を、従来の技術に比較して大幅に短縮できる。しかも、前工程から次工程へ搬出する迄の食品の経路を、この食品を一旦復動させる分、延長することになる。従って、前工程が油揚げ装置による油揚げである場合には、食品の油切りと冷却を促進することになる。
【0063】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置及びその方法によれば、搬出コンベヤが復動方向へ向かって下降傾斜しているため、フライ食品が搬出コンベヤの所定の位置に載り移れなかった場合や、追動ベルトの上弦が主動ベルトの下弦に対面する区間を過ぎてから、フライコンベヤに密着していた食品が追動ベルトに落下する事態が起こっても、食品を追動ベルトに沿って滑り落とすことができる。
【0064】
従って、このように不良となった食品が搬出コンベヤの下方へ排出されるので、作業員等が不良となった食品を取り除くために、搬出コンベヤに手を差し入れたり、搬出コンベヤに登るという手間と危険を回避できる。
【0065】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置によれば、フライコンベヤが食品を位置決めするメッシュ状のトレーを備えるので、上記のように食品がフライコンベヤから搬出コンベヤへ載り移りする以前に、食品を所望のピッチに整列させられる。例えば、搬出コンベヤとして、複数のバーによって食品を押し進めるバーコンベヤを適用するならば、これら各バーのピッチに合致するように、食品を予め位置決めできるという利点がある。しかも、メッシュ状のトレーの目を経て食品から流下する揚げ油をトレーの外部へ排出できる。
【0066】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置によれば、フライコンベヤ及び搬出コンベヤから滴下する食品の揚げ油を、それぞれ固有のシュートによって回収できるので、揚げ油を効率的に回収してリサイクルできる。また、フライコンベヤから滴下した油が搬出コンベヤ上の食品に付着することがなく、また油回収機構と立体的に配置できるので、当該装置の全体を小型化できる。
【0067】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置及びその方法によれば、多角形ドラムが、食品を位置決めする複数の平面部を周面に形成し、該複数の平面部が隣接する部位を隅取りした外形を有するので、多角形ドラムの径方向の外端(出隅)の円軌道に略合致する外接円の直径を小さく抑え、その分、食品を多角形ドラムの上方に向いた平面部へ誘導するガイド片を、多角形ドラムに接近させられる。
【0068】
従って、食品をガイド片から多角形ドラムの平面部へ載り移らせる際の衝撃を最小限に抑えて、油揚げされて脆くなった食品の破損を回避できる。しかも、食品の下面全体を平面部が受けるので、食品自体の荷重が平面部に分散し、食品の破損を一層確実に防止できる。
【0069】
更に、本発明に係るフライ食品の油切り搬出装置及びその方法によれば、搬出コンベヤを、食品を複数のバーで押し進めて往動させるバーコンベヤとし、多角形ドラムと支軸を共有する追動回転輪の周りで、食品が復動から往動に転じるように構成しているので、フライコンベヤの主動ベルトの上弦に載せられた食品は、バーコンベヤに至った際には2回反転し、主動ベルトの上弦に載せられた状態に復帰する。
【0070】
従って、フライした食品は、裏返しにならずに次工程に搬出される。また、食品に前後の区別がある場合、例えば二つ折りにして成る袋麺の麺塊等の場合、このような麺塊等の前後の向き(麺線の切断面が後ろ向き)も、主動ベルトの上弦に載せられたときの向きで搬出できるので、麺線の切断面を進行方向の後ろ側にすることもでき、製造工程中における麺線の切断面による引っ掛かりが防止され、袋詰めの際にも麺線の切断部が包装袋を突き刺して破袋することを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置の側面図。
【図2】図1のA部の側面図。
【図3】図1のB部の側面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置に適用した多角形ドラムの2種の変形例を表した側面図。
【図5】本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置の2種の変形例を側面視した概略図。
【図6】本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置の更なる変形例を側面視した概略図。
【図7】本発明の実施の形態に係るフライ食品の油切り搬出装置に適用した多角形ドラムの更なる2種の変形例を表した側面図。
【図8】従来例のフライ食品の油切り搬出装置を側面視した概略図。
【符号の説明】
1:フライ食品の油切り搬出装置
2:フライコンベヤ
3:コンベヤガイド板
4:搬出コンベヤ
5:主動回転輪
6:主動ベルト
7:食品
8:追動回転輪
9:追動ベルト
10:周面
11:平面部
12:多角形ドラム
13:ドラムガイド板
14:ガイド片

Claims (6)

  1. 油揚げした食品を収納するトレーを、無端状の主動ベルトに等ピッチで取付け、前記主動ベルトを、その上弦が往動し下弦が復動するように、複数の主動回転輪に巻掛けしたフライコンベヤと、
    前記主動ベルトの上弦と共に往動し該主動ベルトに伴って復動に転じる前記食品が、前記フライコンベヤの主動ベルトから離脱するのを規制するコンベヤガイド板と、
    複数の追動回転輪に無端状の追動ベルトを巻掛けし、該追動ベルトの上弦に、前記フライコンベヤのトレーのピッチの約3倍から10倍に相当する距離範囲で前記フライコンベヤの主動ベルトの下弦に対面し接近して復動する区間、及び下降傾斜しながら復動する区間を設けた搬出コンベヤとを備えるフライ食品の油切り搬出装置。
  2. 数の平面部を周面に形成し、前記搬出コンベヤの追動ベルトの上弦に載せられて復動する前記食品を、個々の前記平面部に位置決めする多角形ドラムと
    前記食品が前記多角形ドラムから離脱するのを規制するドラムガイド板とを備え、
    前記複数の追動回転輪のうち前記搬出コンベヤの復動方向側の端部に位置する追動回転輪が、前記多角形ドラムと支軸を共有し、前記追動回転輪の周りで、前記搬出コンベヤの追動ベルトが復動から往動に転じる請求項に記載のフライ食品の油切り搬出装置。
  3. 前記トレーが、前記食品を位置決めする枠と透油材から成る底面とを備える請求項1又は2に記載のフライ食品の油切り搬出装置。
  4. 前記食品から流下して前記フライコンベヤ及び前記搬出コンベヤから滴下する揚げ油を回収するシュートを、前記各コンベヤ毎に備える請求項1から3の何れかに記載のフライ食品の油切り搬出装置。
  5. 前記搬出コンベヤを、前記複数の追動回転輪に巻掛けた一対の無端状チェーンの間に、前記食品を押し進める複数のバーを架け渡したバーコンベヤとした請求項1から4の何れかに記載のフライ食品の油切り搬出装置。
  6. 弦及び下弦がそれぞれ往動及び復動する無端状の主動ベルトに、等ピッチでトレーが取付けられ、前記トレーにフライ食品を収納して前記主動ベルトの上弦に沿って往動させる工程と、
    前記主動ベルトに伴なって往動から復動に転じる前記食品が、前記トレーから脱落するのを規制する工程と、
    復動に転じた前記主動ベルトの下弦から前記食品を落下させる工程と、
    前記主動ベルトの下弦から落下した前記食品を、前記トレーのピッチの約3倍から10倍に相当する距離範囲で、前記主動ベルトの下弦に接近して対面し復動する追動ベルトの上弦で受ける工程と、
    前記追動ベルトの上弦で受けた前記食品を下降傾斜する向きに復動させる工程と、
    前記追動ベルトに載せられて復動してきた前記食品を、複数の平面部を周面に形成した多角形ドラムの上方に案内し、該平面部に位置決めする工程と、
    前記多角形ドラムの平面部に位置決めされた前記食品を、前記多角形ドラムの回転に従わせて反転させる工程と、
    前記多角形ドラムの回転に従わせて反転した前記食品を往動させる工程と、を含み、
    以上の各工程によって前記食品を搬送し、且つ該搬送中に前記食品の油切りを行う、食品の油切り搬出方法。
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