JP3750504B2 - データ更新方法および情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、複数の情報処理機器の各々のデータベースに記憶されている、スケジュール管理アプリケーションやアドレス管理アプリケーション等により作成されたアプリケーションデータを同期化させる場合の、データ更新方法、およびこれを実行するための情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)等においては、種々のスケジュール管理アプリケーションやアドレス管理アプリケーション、またはこれらに類似したアプリケーションが使用されており、これらのアプリケーションにより追加、変更、削除されたアプリケーションデータは、当該パーソナルコンピュータのハードディスク等の記憶装置内のデータベースに格納されている。そして、ユーザは、例えば、スケジュール確認を行う場合には、これらのデータベースに格納されたスケジュールデータを読み出してディスプレイに表示させ、スケジュール確認を行うことができるようになっている。
【0003】
また、上述したようなPCのデータベースに格納されたスケジュールデータや住所録データなどのアプリケーションデータをPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯情報機器のデータベースに記憶させることにより、PCと同じ内容の情報を携帯情報機器でも利用できるようになっている。
【0004】
PCとPDAといった2つの情報機器のいずれか一方の情報機器側でスケジュールデータの追加作成、変更、削除等の編集作業が行われた場合には、両者のデータベースに記憶されているスケジュールデータの内容が一致するように、他方側の情報機器のデータベースに格納されたスケジュールデータも上記編集内容と同様に編集する必要がある。このため、該当する情報機器間でデータ通信を行い、互いのデータベースに記憶されているデータを最新のデータに更新する処理、いわゆるシンクロ処理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このシンクロ処理では、現在各々のデータベースに記憶されているスケジュールデータと、前回シンクロ処理終了時に各々のデータベースに記憶されていたスケジュールデータとを比較することにより、前回シンクロ処理終了時以降に各機器側で行われた編集内容を検出し、この検出結果に基づいて各情報機器のデータベースを更新する。しかしながら、このような手法でデータベースの更新を行う場合に、スケジュールデータのデータ量が多い場合には、比較対象となるデータ量、つまりシンクロ処理に扱うデータ量が大きくなってしまい、処理が煩雑となるという問題があった。
【0006】
また、近年では、会社などの組織内部において、LAN(Local Area Network)を構築しているケースが多く、データベースサーバ又は類似のサーバ装置にスケジュールデータを格納し、このLANに接続される複数のPCがデータベースサーバに格納されたスケジュールデータを共有するといったシステムが用いられている。しかしながら、このようなLANに接続された複数のPCと、PDAとの間でスケジュールデータ等を同期化する場合、従来のシンクロ処理においては、PDAはLANに接続された特定のPCとしかシンクロ処理を行うことができず、他のPCとシンクロ処理を行うための有効な技術は提案されていなかった。
【0007】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、データベースに格納しているアプリケーションデータのデータ量が大きい場合にも、データ更新処理が煩雑となることを抑制することが可能であり、またネットワーク等に接続されたデータを共有する複数の情報処理機器のいずれとの間でもデータ更新処理を行うことができるデータ更新方法、およびこれを実現するための情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1の情報処理機器は第1のデータベースを有し、第2の情報処理機器は第2のデータベースを有し、前記第1および第2のデータベースは所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを各々記憶し、前記第1または第2の情報処理機器のいずれかに保有されているメモリは、前記第1の情報処理機器が前記第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、前記第1の情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行い、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、前記第1の情報処理機器は、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うとき、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶し、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除し、前記第2の情報処理機器は、前記第1の情報処理機器から送信された情報に基づいて前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を行うことを特徴とするデータ更新方法を提供する。以下、これを第1のデータ更新方法(PC側シンクロアルゴリズム)と呼ぶ。
【0009】
さらにこの発明は、第1の情報処理機器は第1のデータベースを有し、第2の情報処理機器は第2のデータベースを有し、前記第1および第2のデータベースは所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを各々記憶し、前記第1または第2の情報処理機器のいずれかに保有されているメモリは、前記第1または第2の情報処理機器の一方がそのデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手方のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、同期化後のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、前記第1の情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの新規追加、変更、削除を行い、自装置のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したとき、または前記1または複数の単位データのいずれかの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、前記第2の情報処理機器は、自装置のデータベースに記憶されたアプリケーションに対し、新規な単位データの追加、前記1または複数の単位データのいずれかに変更、または削除のいずれかの編集処理を行ったときは、その単位データの識別番号に対応させてどの編集処理を行ったかに関する編集情報を前記自装置のデータベースに記録し、前記第1の情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手方のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行うとき、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更の指示を前記第2の情報処理機器に送信し、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除指示を前記第2の情報処理機器に送信し、前記第2の情報処理機器は、前記第1の情報処理機器から送信される情報に基づいて前記第2の情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、前記編集情報が、新規な単位データが追加されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの追加指示を前記第1の情報処理機器に送信し、前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが変更されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの変更指示を前記第1の情報処理機器に送信し、前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが削除されたことを示している場合に、当該単位データの識別番号と、当該単位データの削除指示を前記第1の情報処理機器に送信し、前記第1の情報処理機器は、前記第2の情報処理機器から送信された情報に基づいて、前記第1の情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、前記第1の情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータの更新が終了した後、前記自装置のデータベースに記憶されているアプリケーションデータおよび今回の同期化通信の日時に基づいて、前記更新用ファイルに格納されている前記識別情報および前記通信時刻情報を更新することを特徴とするデータ更新方法を提供する。以下、これを第2のデータ更新方法(PC、CB双方シンクロアルゴリズム)と呼ぶ。
【0010】
上記第1または第2のデータ更新方法において、前記第2の情報処理機器は、携帯型情報処理機器であってもよい。
【0011】
この第2のデータ更新方法の好ましい態様において、前記第2の情報処理機器において前回同期化通信終了時以降に作成された単位データを、前記第1の情報処理機器に送信して、前記第1の情報処理機器のデータベースに書き込む際に、前記第1の情報処理機器は、書き込む単位データに別の識別番号を付与し、付与した前記別の識別番号を前記第2の情報処理機器に送信するステップと、前記第2の情報処理機器は、自装置のデータベースに、付与された前記別の識別番号を前回同期化通信終了時以降に作成された単位データに関連付けて記憶するステップとを更に具備する(背番号方式)。
【0014】
上記第1または第2のデータ更新方法の好ましい態様において、前記アプリケーションデータが日時に関連付けられたデータである場合、今回の同期化通信開始時に前記第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる単位データであり、かつ予め設定された期間内の日付が関連付けられている単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成または変更された単位データを検出するとともに、前回の同期化通信終了時以降に削除された単位データの識別番号を検出するようにしても良い(日付範囲設定)。
【0015】
上記第1または第2のデータ更新方法の別の好ましい態様において、1つの前記単位データが、従属する複数の第2の単位データから構成されており、前記第1及び第2のデータベース各々に記憶されたある前記単位データが含有する前記第2の単位データの数が異なる場合に、前記第2の単位データの数が多い方のデータベースにおける当該数の多い第2の単位データを含む前記単位データを、少ない方のデータベースに記憶された前記単位データに基づいて更新する際、前記多い方のデータベースに記憶されている前記第2の所定複数の単位データのうち、前記少ない方のデータベースに記憶されていない前記第2の単位データが削除されないようにする(欠落フィールド)。
【0016】
上記第1または第2のデータ更新方法の別の好ましい態様において、1つの前記単位データが、従属する複数の第2の単位データから構成されており、データベースに記憶することができる前記第2の単位データの最大データ量が前記第1及び第2のデータベースで異なる場合に、最大データ量が大きい方のデータベースに記憶されたある前記第2の単位データのデータ量が、最大データ量の少ない方のデータベースに記憶された前記第2の単位データの最大データ量よりも大きい時には、前記第1及び第2のデータベースの互いのデータ更新時に、前記最大データ量が大きい方のデータベースに記憶された、データ量が大きい前記第2の単位データを削除されないようにする(最大データ量を超えるフィールド)。
【0017】
上記第1または第2のデータ更新方法において、前記同期化通信が開始されると、第1および第2の情報処理機器が各々記憶しているユーザ情報を比較し、前記ユーザ情報が互いに一致した場合に、前記第2のデータベースの記録内容を更新するようにしてもよい(更新許可情報)。
【0018】
さらにこの発明は、情報処理機器は、ネットワークに接続され、1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶したデータベースを共有する複数の情報処理機器のいずれかであって、携帯型情報処理機器は、1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶するためのデータベースを有し、前記携帯型情報処理機器は、前記情報処理機器か前記携帯型情報処理機器のいずれか一方がそのデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手側のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、同期化後のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、前記情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行い、自装置のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したとき、または前記1または複数の単位データのいずれかの単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、前記携帯型情報処理機器は、自装置のデータベースに記憶されたアプリケーションに対し、新規な単位データの追加、前記1または複数の単位データのいずれかに変更、または削除のいずれかの編集処理を行ったときは、その単位データの識別番号に対応させてどの編集処理を行ったかに関する編集情報を前記自装置のデータベースに記録し、前記情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手側のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行うとき、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記情報処理機器のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、前記情報処理機器のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記携帯型情報処理機器に送信し、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記携帯型情報処理機器に送信し、前記携帯型情報処理機器は、前記情報処理機器から送信された情報に基づいて前記携帯型情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、前記編集情報が、新規な単位データが追加されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの追加指示を前記情報処理機器に送信し、前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが変更されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの変更指示を前記情報処理機器に送信し、前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが削除されたことを示している場合に、当該単位データの識別番号と、当該単位データの削除指示を前記情報処理機器に送信し、前記情報処理機器は、前記携帯型情報処理機器から送信された情報に基づいて、前記情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、前記携帯型情報処理機器は、自装置に記憶されている更新後の前記データベースの内容および今回の同期化通信の日時に基づいて、前記更新用ファイルに格納されている識別情報および通信日時を示す通信時刻情報を更新することを特徴とするデータ更新方法を提供する。以下、これを第3のデータ更新方法(プロファイルキャリー)という。
【0019】
上記第3のデータ更新方法の好ましい態様において、前記情報処理機器は、自装置に記憶されている更新後の前記更新用ファイルを前記携帯型情報処理機器に送信し、前記携帯型情報処理機器は、送信された更新後の前記更新用ファイルを自装置のメモリに記憶する(更新用ファイルを携帯側に送信)。
【0020】
上記第3のデータ更新方法の別の好ましい態様において、前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器の同期化通信が開始されると、各々が保持する前記更新用ファイルに予め記憶しているユーザ情報を比較し、互いの記憶しているユーザ情報が一致した場合に、前記情報処理機器及び携帯型情報処理機器の各々のデータベースの記録内容を同期化するべく更新する(更新許可情報)。
【0021】
また、上記第1、第2、または第3のデータ更新方法の好ましい態様において、前記単位データを検出するステップは、前記第1のデータベースに記憶されており、かつ、前記更新用ファイルに識別番号が記憶されていない単位データがある場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に作成されたものであると判別し、前記更新用ファイルに識別番号が記憶され、前記更新用ファイルに含まれる通信日時よりも後の編集日時を有する単位データが前記第1のデータベースに含まれる場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に変更されたものであると判別し、前記第1のデータベースに記憶されておらず、かつ、前記更新用ファイルに識別番号が記憶されている単位データがある場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に削除されたものであると判別する(PC判別方法)。
【0022】
上記第1、第2、または第3のデータ更新方法の別の好ましい態様において、自装置のデータベース内のアプリケーションデータを更新するステップは、前記追加指示が送信された場合には、前記送信された単位データと当該単位データの識別番号を、前記第2のデータベースに新たに書き込み、前記変更指示が送信された場合には、前記第2のデータベースにおける、前記送信された当該単位データの識別番号により識別される単位データに、当該送信された単位データを上書きし、前記削除指示が送信された場合は、前記第2のデータベースに記憶された、前記送信された識別番号により識別される単位データを削除する(PC to CB又はCB to PC更新方法)。
【0023】
好ましくは、上記第1、第2、または第3のデータ更新方法は、前記第1の情報処理装置または情報処理装置が複数種類のアプリケーションにより編集されたアプリケーションデータを前記第1のデータベースに記憶し、前記複数種類のアプリケーションにより編集された複数の異なる形式のデータを、ひとつのデータ形式に統一すべく変換するステップとをさらに具備する(複数のアプリケーションに対応)。
【0024】
さらに、本発明は、上記諸態様に挙げたデータ更新方法を実行する手段を具備する情報処理装置を提供する。
【0025】
例えば、この発明は、所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶する第1のデータベースと、第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶するメモリと、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う手段と、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶する手段とを具備するとともに、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの手段として、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する手段と、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する手段と、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する手段とを具備することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0026】
好ましい態様において、前記情報処理装置は、前記同期化通信を行う前記第2の情報処理機器が前記更新用ファイルを記憶している場合には、前記第2の情報処理機器が記憶している更新用ファイルを参照することにより、データ更新処理を行う手段を具備する(プロファイルキャリーの仕組み)。
【0027】
別の好ましい態様において、前記情報処理装置は、複数種類の前記所定のアプリケーションにより編集されたアプリケーションデータを前記第1のデータベースに記憶することが可能であり、前記複数種類の所定のアプリケーション毎に対応して設けられ、対応する前記所定のアプリケーションにより編集されたデータを前記データ更新手段によって扱うことが可能なデータ形式に変換するインターフェース手段をさらに具備する(複数のアプリケーションにも対応)。
【0029】
さらに、本発明は、上記書態様を挙げたデータ更新方法を行う装置を生産し、販売するといった形態の他、ネットワークに接続されたコンピュータを上記実施形態に開示されたデータ更新装置として機能させるプログラムを電気通信回線を介して一般ユーザに配布する態様や、そのようなプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して頒布するという態様でも実行され得る。
【0030】
例えば、この発明は、第1の情報処理機器が、自装置の第1のデータベースに、所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶させる処理と、前記第1の情報処理機器が第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルをメモリに記憶させる処理と、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う処理と、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶させる処理とをコンピュータに実行させるとともに、前記第1の情報処理機器が、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの処理として、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する処理と、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する処理と、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【0031】
さらにこの発明は、第1の情報処理機器が、自装置の第1のデータベースに、所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶させる処理と、前記第1の情報処理機器が第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルをメモリに記憶させる処理と、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う処理と、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶させる処理とをコンピュータに実行させるとともに、前記第1の情報処理機器が、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの処理として、前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する処理と、作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する処理と、削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0032】
本発明によれば、データベースに格納しているアプリケーションデータのデータ量が大きい場合にも、データ更新処理が煩雑となることを抑制することが可能である。また、ネットワーク等に接続されたデータを共有する複数の情報処理機器のいずれとの間でもデータ更新処理を行うことが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.第1実施形態
A−1.システム構成
まず、図1は本発明の第1実施形態に係るデータ更新方法が適用されるシステムの概略構成例を示す。
同図に示すように、このシステム構成例では、パーソナルコンピュータ(PC)300において、所定のアプリケーション(以下においては、スケジュール管理アプリケーションとする)により作成されたアプリケーションデータがPC300のデータベースに格納されており、このアプリケーションデータと同一の内容のデータが携帯情報端末200のデータベースにも記憶される場合を例示している。
【0034】
そして、本実施形態に係るデータ更新方法では、携帯情報端末200とPC300とがデータ通信を行うことにより、各機器の各データベースに格納されたアプリケーションデータを互いに同期化させ、最新のデータに更新することになる。
【0035】
この携帯情報端末200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等を備えており、ROM等に記憶された上記スケジュール管理アプリケーションプログラムやアドレス管理アプリケーションプログラム、又は類似のプログラムを実行することにより、様々な機能を実現することができる。
【0036】
また、携帯情報端末200は、上述のPC300のデータベースに格納されているアプリケーションデータと同一の内容のデータを記憶するデータベースを有しており、このデータベースはフラッシュメモリや類似のメモリに記憶されている。
【0037】
この携帯情報端末200は、CPUがROMに記憶されたスケジュール管理アプリケーションプログラムを実行することにより、ユーザから入力される指示に基づいて当該データベースに記憶されたアプリケーションデータの新規作成、変更および削除といった編集作業を行うことができる。
【0038】
また、携帯情報端末200は、通常の一般的な電子腕時計と同様に、バンド部202と、胴201とを有しており、この胴201内部に上述した各種電子デバイスが内蔵されている。また、胴201の中心側には液晶表示装置204が設けられており、この液晶表示装置204に時刻や、上述したスケジュール管理アプリケーションデータに応じた情報、すなわちスケジュール情報、その他の情報が表示されるようになっている。
【0039】
更に、携帯情報端末200は、上述したCPU等の内蔵する電子デバイスを駆動するための二次電池を備え、この二次電池に充電を行う場合には、図示のようにステーション100に収容される。ステーション100は、携帯情報端末200を充電する機能を有しており、図示のように携帯情報端末200が収容されて、充電指示ボタン等が押下されると、携帯情報端末200の二次電池を充電するようになっている。
【0040】
また、ステーション100は、携帯情報端末200が異なる情報処理機器、ここでは、PC300との間でデータ通信を行う際に当該データ通信を中継する機能を有しており、携帯情報端末200がPC300とデータ通信を行って本実施形態に係るデータ更新方法を実行する場合には、図示のようにステーション100に収容された状態で、ステーション100を介してPC300との間でデータ通信処理が行われることになる。
【0041】
なお、この例では、ステーション100を介して携帯情報端末200とPC300との間でデータ通信を行うようになっているが、携帯情報端末200とPC300とを直接ケーブル等で接続したり、あるいは無線通信機能等を用いることにより、両者間で直接データ通信を行うようにしてもよい。
【0042】
PC300は、一般的なパーソナルコンピュータであり、ハードディスク装置などの記憶装置に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することにより、様々な機能を実行する。
【0043】
また、PC300は、スケジュール管理アプリケーションプログラムを実行することにより新規作成、変更および削除といった編集がなされたアプリケーションデータをハードディスク装置内のデータベースに格納している。
【0044】
このようにPC300と携帯情報端末200は、互いに同一の内容のスケジュール管理アプリケーションデータを各々のデータベースに格納しており、これにより携帯情報端末200のユーザは外出先等であっても携帯情報端末200を所持していれば、スケジュール情報を参照したり、あるいは編集したりすることができるのである。
【0045】
もちろん、PC300においても同様に、スケジュール情報を参照することができ、またこれらを編集することが可能である。
【0046】
このように編集機能を備えた携帯情報端末200およびPC300の各々が、自己のデータベースに記憶しているアプリケーションデータを別々に編集した場合、各々のデータベースに記憶されているアプリケーションデータは、互いに相違した内容に変更されていることになる。したがって、携帯情報端末200およびPC300間のデータ通信を介して、各機器のデータベースに記憶されたアプリケーションデータと、最後に行われたデータ通信時の記憶内容とを比較し、データベースの記憶内容を互いに同一化すべく、各データベースのアプリケーションデータを最新の情報に更新するというシンクロ処理が行われる。
【0047】
A−2.データベースの構成
図3は、本実施形態のデータベース構成を示す図である。この図を参照しながら、PC300および携帯情報端末200の各々データベースの構成を説明する。
【0048】
PC300のデータベース(以下、PCデータベース)300aには、各アイテム毎にアイテムIDと編集時刻情報とが対応付けられて記憶されている。これらの情報は、ユーザがPC300のスケジュール管理アプリケーションを実行してアプリケーションデータを作成することにより記憶される。アイテムIDは、PC300により実行されるスケジュール管理アプリケーションが処理を行う上でアイテムを識別するために用いるID情報であり、編集時刻情報は、新規作成または変更等の編集が行われた最新の日時を示す情報である。
【0049】
ここで、アイテムとは、現在一般的に使用されているPIM(Personal Information Manager)といわれるアドレス管理やスケジュール管理等のアプリケーションによって扱われるデータの単位である。例えば、スケジュール管理アプリケーションでは、あるひとつの予定を示す項目が記述されたデータの1つのアイテムに相当することになる。1つのアイテムには、予定の項目の更に詳しい内容である「開始時刻」、「終了時刻」、「場所」、「予定内容」、その他の情報が記述されたデータが従属しており、各々の単位データはフィールドと呼ばれている。このように、本実施形態で扱うアプリケーションデータは、「アイテム」の下層に複数の「フィールド」があるといった階層的なデータ構造となっている。
各「アイテム」のデータは、図3におけるPCデータベース300aにおける各「アイテム」の部分に格納される。すなわち、各々「アイテム」に含まれる複数の「フィールド」のデータもこの部分に格納される。
【0050】
また、PC300では、携帯情報端末200との初回の通信開始時にPCデータベース300aに記憶されているアプリケーションデータの全てのアイテムについて、アイテムIDが識別番号に変換され、この識別番号とアイテムIDは互いに対応付けられシンクロプロファイルSPに格納される。
【0051】
識別番号は、アイテムIDを構成するデータのデータ量よりも小さいデータ量の情報であり、携帯情報端末200のデータベース(以下、端末データベースと呼ぶ)200aでアイテムを一意に識別するための番号である。PCデータベース300aで使用されるアイテムIDをデータサイズの小さい識別番号に変換することにより、PC等と比較して記憶容量に制限のある携帯情報端末200側で保持するデータサイズを抑制することが可能となる。
【0052】
このシンクロプロファイルSPには、各アイテムのデータ(実データ)は格納されず、アイテムIDおよび識別番号のみが格納され、最後のデータ通信時に携帯情報端末200に送信したアイテムIDおよび識別番号がわかるようになっている。また、各アイテムIDと識別番号との対応関係を知ることができるようになっている。
【0053】
このシンクロプロファイルSPには、更に、携帯情報端末200と通信を行った時刻を示す通信時刻情報と、ユーザ情報およびPIM情報とが格納される。ユーザ情報は、当該アプリケーションデータを利用するユーザを識別するための情報であり、PIM情報はどのようなPIM(アプリケーション)を使用しているかを示す情報である。
【0054】
このシンクロプロファイルSPは、PC300が携帯情報端末200との間でデータ更新を行う際に、最後にデータ通信が行われて以降、PC300側で実行された編集内容を検出するために使用される。つまり、シンクロプロファイルSPの記憶内容とPCデータベース300aの記憶内容を比較することにより、どのアイテムが編集されたかどうかが検出できるようになっている。さらに具体的には、シンクロプロファイルSPに記憶されている最後の更新時点のアイテムIDと通信時刻情報と、PCデータベース300aに現在記憶されているアイテムIDと各アイテムの編集時刻情報を比較すれば、どのアイテムが追加、変更、または削除されたか判別することができる。
【0055】
このように、このシンクロプロファイルSPは、更新時のみに使用される更新用ファイルとしてPC300に記憶されており、PC300が携帯情報端末200と通信を行いデータ更新を実行する度に記憶内容が更新されるようになっている。
【0056】
一方、携帯端末データベース200aには、アイテム、識別番号情報に加え、編集フラグ情報、定期的情報および欠落フラグ情報が格納されている。識別番号情報は、前述したように、PCデータベース300aのアイテムIDに対応付けられて変換された識別番号であり、PC300との初回の通信時に、アイテムやその他の情報と共に、携帯情報端末200に送信され、記憶される。
【0057】
編集フラグ情報は、携帯情報端末200においてアイテムを新規作成、変更または削除した場合に付加される情報であり、編集されたアイテムに関しては、図6に示すように「新規作成」、「変更」または「削除」といった編集内容を示す情報が記述される。これらの情報は、データ更新が終了した時点でリセットされ、「NONE」と記述される。
【0058】
図3の場合、携帯情報端末200では、全てのアイテムについて「NONE」が記述されていて、PC300との最後のデータ更新が終了した後は編集が行われていないことを示す。
【0059】
定期的情報とは、ユーザが直接指示することにより作成されたアイテムではなく、例えば毎週月曜日に行われる定例会議等の定期的に行われる予定の項目について、アプリケーションが自動作成したアイテムであることを示す情報であり、図3の場合、全て「FALSE」であり、これは全てのアイテムが定期的なものではなく、ユーザの指示によって直接作成されたものであることを示している。本実施形態では、この定期的情報が「ON」である場合には、そのデータを更新処理の対象から外している。
【0060】
また、欠落フラグ情報は、携帯情報端末200およびPC300間で、アイテムに含有させることができるフィールド数が異なる場合に付加されるフラグである。アプリケーションソフトウェアにより各アイテムに含有できるフィールドの数が異なっていることがあり、そのようなフィールド数の異なるアプリケーションソフトウェアを採用する情報機器間で更新処理を行うと、フィールドの一部が消去されてしまうことがある。そのような場合に、この欠落フラグ情報が「ON」に設定される。なお、図3の場合は、欠落フラグ情報は、全て「FALSE」であり、この場合、データ更新処理の際には、欠落フラグ情報は無視される。
【0061】
これらの定期的情報や欠落フラグ情報は、上述したようにPC300からアイテム等のデータとともに、携帯情報端末200側に送信され、定期的情報や欠落フラグ情報を受信した場合には、携帯情報端末200は端末データベース200aにその情報を格納することになる。
【0062】
A−3.データ更新方法
図2〜図7は上述したように携帯情報端末200とPC300との間で行われる本実施形態に係るデータ更新方法の基本原理を示す図である。これらの図を参照しながら本実施形態に係るデータ更新方法について説明する。なお、ここで行われるシンクロ処理は、PC300および携帯情報端末200に各々記憶されたシンクロ処理プログラムにしたがって各装置が連携して実行する処理である。
【0063】
まず、携帯情報端末200とPC300との間でデータ更新を行う態様としては、初期状態におけるデータ更新、すなわちPC300により作成されたアプリケーションデータを、データベースに何も記憶されていない初期状態の携帯情報端末200に送信して書き込む第1の場合と、各々がデータベースにアプリケーションデータを記憶した状態でデータ通信が行われ、通信時における両者のデータベースの記憶内容を反映したデータ更新を行う第2の場合とがある。
【0064】
A−3−1.携帯情報端末200のデータベースが初期状態にある場合のデータ更新
まず、図2を参照しながら携帯情報端末200のデータベースが初期状態にあり(例えば、初回の通信時や携帯情報端末200を初期化した直後の通信時等)、この状態でPC300のデータベースに記憶されたアプリケーションデータを携帯情報端末200側のデータベースに記憶させる場合について説明する。まず、ユーザがPC300のスケジュール管理アプリケーションを実行することによりアプリケーションデータを作成すると、PC300のデータベース300aには、各アイテム毎にアイテムIDと編集時刻情報とが対応付けられて記憶される(図2参照)。
【0065】
一方、初期状態であるため、端末データベース200aには、上記アプリケーションに関するデータは記憶されていない。
【0066】
各PCデータベース300aおよび端末データベース200aの記憶状態が上記のような場合に、携帯情報端末200とPC300との間でデータ通信が行われた場合の、アプリケーションデータの更新処理は次の通りである。
【0067】
まず、PC300では、通信開始時にPCデータベース300aに記憶されているアプリケーションデータの全てのアイテムについて、アイテムIDを識別番号に変換し、アイテムとともに当該識別番号情報および編集指示情報を携帯情報端末200側に送信する。
【0068】
ここで、編集指示情報とは、携帯情報端末200において当該アイテムに対して実行すべき処理内容(新規作成、変更、削除)を指示するための情報であり、これを受信した携帯情報端末200では、この編集指示情報にしたがって当該アイテムに編集処理を実行することになる。
【0069】
ここでは、携帯情報端末200のデータベースが初期状態なので、PC300のPCデータベース300aに記憶されたアプリケーションデータの全てのアイテムが送信されることになる。同様に、編集指示情報は、全てのアイテムについて新規作成することを指示する情報となる。
【0070】
そして、PC300では、携帯情報端末200側に送信したアイテムの識別番号とアイテムIDとを対応付けて、シンクロプロファイルSPに格納する。ここでは、アプリケーションデータの全てのアイテムに関して、そのアイテムIDと識別番号との対応関係がシンクロプロファイルSPに記述されることになる。
【0071】
さらに、PC300は、携帯情報端末200との通信日時を示す通信時刻情報、ユーザ情報、及びPIM情報をこのシンクロプロファイルSPに格納する。
【0072】
上述したように、このシンクロプロファイルSPを参照すれば、携帯情報端末200との最後の通信日時、その通信時に送信されたアイテムID及び各々に対応する識別番号情報を知ることができる。また、次回のデータ更新の際に、このシンクロプロファイルSPの記憶内容と、更新時点のPCデータベース300aの記憶内容を比較することにより、どのアイテムが追加、変更、または削除されたかを判別することができる。
【0073】
一方、携帯情報端末200は、PC300から送信された全アイテムのデータと、各アイテムに対応付けられた識別番号情報および編集指示情報を受信する。編集指示情報は、送信された全アイテムについて新規作成を指示するものであるため、これらのアイテムのデータを端末データベース200aに新規に作成する。すなわち、送信された全アイテムのデータを端末データベース200aへ書き込む。この際、各アイテムに対応する識別番号情報を各アイテムに対応付けて端末データベース200aに格納する。
【0074】
このようにして、図3に示すように、PC300側のPCデータベース300aに格納されていたアプリケーションデータが端末データベース200aに格納され、携帯情報端末200およびPC300は、このデータ更新処理が終了した時点で、同一のアプリケーションデータを各データベースに記憶することができる。
【0075】
また、携帯情報端末200では、上述したように端末データベース200aに格納した各アイテムおよび識別番号情報に加え、編集フラグ情報、定期的情報および欠落フラグ情報を端末データベース200aに格納する。
【0076】
A−3−2.PC側での編集内容に基づくデータ更新
携帯情報端末200の端末データベース200aが初期状態にある場合には、上述したようにPCデータベース300aに記憶されたアプリケーションデータが全て携帯情報端末200に送信されて端末データベース200aに書き込まれる。
【0077】
一方、上述したような初期状態におけるデータ更新処理が行われると、図3に示すように、端末データベース200aおよびPCデータベース300aは、同一内容のアプリケーションデータを記憶していることになる。
【0078】
このように各データベースにアプリケーションデータが記憶され、その時点以降、このアプリケーションデータは各装置において編集される。そのため、次にデータ更新を実行して各データベースの内容を互いに一致させるには、各携帯情報端末200およびPC300側において実行された編集内容を検出し、当該検出結果に応じて互いのデータベースを更新する必要がある。
【0079】
まず、PC300側で行われた編集内容を検出し、この検出結果に応じて携帯情報端末200の端末データベース200aに記憶されたアプリケーションデータを更新する方法について図4および図5を参照しながら説明する。
【0080】
図4は、上述した初期状態でのデータ更新が終了した時点の各データベースの記憶状態(図3参照)から、PC300において、新しいアイテム「HHH」を新規作成し、アイテム「DDD」を削除し、アイテム「FFF」を変更して「FFF'」とした場合を示している。
【0081】
上述した初期状態でのデータ更新処理の後、このような編集がPC300において実行された場合には、本実施形態に係るデータ更新処理では、前回のデータ更新処理終了時以降にPC300により作成または変更されたアイテムや、削除されたアイテムのアイテムIDを検出し、作成、変更または削除されていないアイテムについてのデータは携帯情報端末200側に送信しないようになっている。
【0082】
このため、編集されたアイテムIDを検出する必要があるが、本実施形態では、次のような手法により編集されたアイテム等を検出している。
【0083】
まず、前回のデータ更新処理終了時以降に、PC300において新規作成されたアイテムの検出方法について説明する。
【0084】
この場合、PC300では、シンクロプロファイルSPと、現在のPCデータベース300aの内容とを比較参照することにより、新規作成されたアイテムを検出する。具体的に説明すると、次の通りである。
【0085】
シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更新処理が行われた時点における互いのデータベースに記憶されているアイテムを識別するためのアイテムIDおよび識別番号情報が格納されている。
【0086】
このため、シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更新時以降に新規作成されたアイテムのアイテムIDについては格納されていない。したがって、PC300では、PCデータベース300aに記憶されているアイテムIDの中から、シンクロプロファイルSPに記憶されていないアイテムIDを検出し、このアイテムを新規作成されたアイテムであると判別する。
【0087】
図4に示す例では、PCデータベース300a中のアイテム「HHH」に対応するアイテムIDがシンクロプロファイルSPに記憶されていない。したがって、PC300は、このアイテム「HHH」が新規作成されたアイテムであると判別することができる。
【0088】
次に、前回のデータ更新処理終了時以降にPC300において変更されたアイテムの検出方法について説明する。
この場合にも、PC300では、シンクロプロファイルSPと、現在のPCデータベース300aの内容とを比較参照することにより、変更されたアイテムを検出する。具体的に説明すると、以下の通りである。
【0089】
シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更新処理を行った時刻を示す通信時刻情報が格納されている。一方、PCデータベース300aには、各アイテム毎に最新の編集実行日時を示す編集時刻情報が記憶されている。したがって、PCデータベース300aに記憶されているアイテムの中で、シンクロプロファイルSPおよびPCデータベース300aの両者に記憶されているアイテムIDに対応するアイテムであり、かつシンクロプロファイルSPに記憶された通信時刻情報に示される時刻よりも最近の時刻が示されている編集時刻情報が記憶されているアイテムを、前回のデータ更新処理終了時以降に変更されたアイテムであると判別する。
【0090】
図4に示す例では、両者にアイテムIDが存在し、編集時刻情報に通信時刻情報より最近の時刻が記述されているアイテム「FFF'」が変更されたアイテムであると判別することができる。
【0091】
次に、前回のデータ更新処理終了時以降に、PC300において削除されたアイテムのアイテムIDの検出方法について説明する。
この場合にも、PC300では、シンクロプロファイルSPと、現在のPCデータベース300aの内容とを比較参照することにより、削除されたアイテムのアイテムIDを検出する。
【0092】
具体的に説明すると、次の通りである。シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更新処理が行われた時点における各データベースに記憶されているアイテムを識別するためのアイテムIDが格納されている。一方、PCデータベース300aには、現在も存在するアイテム、アイテムID、及びその他の対応する情報が格納されているが、削除されたアイテムについては何も格納されていない。
【0093】
したがって、PC300では、シンクロプロファイルSPに記憶されているアイテムIDの中から、PCデータベース300aに記憶されていないアイテムIDを検出し、このアイテムIDに対応したアイテムが削除されたアイテムであると判別する。
【0094】
図4に示す例では、シンクロプロファイルSP中のアイテムID「456……」に対応するアイテムIDがPCデータベース300aに記憶されていない。したがって、PC300は、このアイテムID「456……」に対応するアイテム「DDD」(図3参照)が削除されたアイテムであると判別することができ、削除されたアイテムのアイテムIDを検出することができるのである。
【0095】
以上説明したように、PC300では、現在のPCデータベース300aの内容と、シンクロプロファイルSPの内容とを比較参照することにより、前回のデータ更新処理終了時以降にPC300において作成または変更されたアイテムの検出、および削除されたアイテムのアイテムIDの検出を行うことができる。
【0096】
すなわち、本実施形態に係るデータ更新方法では、アイテムID、編集時刻情報および前回のデータ更新時のアイテムID、処理実行時刻等の情報を用いて編集されたアイテムを検出する点で、前回のデータ更新処理時のアイテムと、現在のデータベースに記憶されているアイテムとの実データを比較し、異なる部分、つまり編集されている部分を検出するといった従来の手法とは異なる。したがって、従来の手法と比較して検出処理を迅速に行うことができ、特にアイテムのデータ量が大きい場合などに効率的である。
【0097】
また、従来の手法では、前回のデータ更新処理終了時のアイテムのデータの全てをシンクロプロファイルとして記憶しておく必要があるため、シンクロプロファイルのデータ量が大きくなってしまう。これに対し、本実施形態では、シンクロプロファイルにはアイテムの実データは格納されず、アイテムID、およびこれに対応する識別番号等のみが格納されるので、アイテムのデータ量が大きい場合にも、シンクロプロファイルに格納するデータ量は大きなものとはならない。
【0098】
PC300では、上述したように作成または変更されたアイテム、および削除されたアイテムIDを検出すると、作成または変更されたアイテムについては、アイテムのデータと、これに対応するアイテムIDを変換した識別番号と、新規作成または変更を指示する編集指示情報とを携帯情報端末200側に送信する。
【0099】
ここで、変更されたアイテムのアイテムIDの識別番号は、シンクロプロファイルSPに記憶されたアイテムIDと識別番号との対応関係を参照することにより、変換される。新規に作成されたアイテムのアイテムIDについては、新たな識別番号が付与されることになり、この場合、新たな識別番号とアイテムIDがシンクロプロファイルSPに格納される。
【0100】
また、削除されたアイテムについては、そのアイテムIDを変換した識別番号と、この識別番号により特定されるアイテムのデータの削除を指示する編集指示情報とを携帯情報端末200側に送信する。削除されたアイテムについては、シンクロプロファイルSPに記憶されたアイテムIDおよび識別番号が削除される。
【0101】
携帯情報端末200は、上記のようにPC300側から送信された新規作成または変更されたアイテムおよびこれに付随する情報や、削除されたアイテムを識別する識別番号等のデータを受信し、次のような処理を行う。
まず、新規作成されたことが編集指示情報に示されているアイテムについては、当該アイテムの識別番号と、アイテムのデータとを新たに端末データベース200aに格納する。
【0102】
次に、変更されたことが編集指示情報に示されているアイテムについては、現在端末データベース200aに格納されている当該アイテムの識別番号により特定されるアイテムのデータを記述する部分に、PC300側から送信された変更後のアイテムのデータを上書きする。
【0103】
次に、削除されたことが編集指示情報に示されている識別番号については、端末データベース200aにおける該当する識別番号を示すデータ、およびこの識別番号に関連付けられて記憶されたデータ(アイテムや編集フラグ情報等)を削除する。
【0104】
このようにして、前回のデータ更新処理終了時以降にPC300において編集された内容に基づいて、端末データベース200aに記憶されたアプリケーションデータの更新が行われ、図5に示すように、携帯情報端末200およびPC300は、このデータ更新処理が終了した時点で、各々のデータベースに同一のアプリケーションデータを記憶させることができる。
【0105】
A−3−3.携帯情報端末側での編集内容に基づくデータ更新
次に、携帯情報端末200側で行われた編集内容を検出し、この検出結果に応じてPC300のPCデータベース300aに記憶されたアプリケーションデータを更新する方法について図6および図7を参照しながら説明する。
【0106】
図6は、上述した初期状態でのデータ更新が終了した時点の各データベースの記憶状態(図3参照)から、携帯情報端末200において、新しいアイテム「GGG」を新規作成し、アイテム「CCC」を削除し、アイテム「AAA」を変更して「AAA'」とした場合を示している。
【0107】
上述した初期状態でのデータ更新処理の後、このような編集が携帯情報端末200において実行された場合には、本実施形態に係るデータ更新処理では、前回のデータ更新処理終了時以降に携帯情報端末200で作成または変更アイテムや、削除されたアイテムの識別番号を検出し、作成、変更または削除されたアイテムについてのデータのみPC300側に送信するようになっている。
【0108】
このため、編集されたアイテム等を検出する必要があるが、本実施形態では、次のような手法により編集されたアイテム等を検出している。
まず、携帯情報端末200側では、端末データベース200aに記憶されている編集フラグ情報を参照することにより、前回のデータ更新処理終了時以降に作成、変更または削除されたアイテムを検出する。
【0109】
上述したように編集フラグ情報は、携帯情報端末200において、アイテムの新規作成、アイテムのデータの変更、あるいはアイテムの削除といった編集作業を実行した時に、その編集内容を示す情報が書き込まれるようになっている。したがって、この編集フラグ情報を参照すれば、前回のデータ更新処理終了時以降に編集されたアイテム等の検出を行うことができる。
【0110】
図6に示す例では、編集フラグ情報に「変更」が記述されているアイテム「AAA'」が変更されたアイテムであると判別され、編集フラグ情報に「新規作成」と記述されているアイテム「GGG」が新規作成されたアイテムであると判別され、編集フラグ情報に「削除」と記述されているアイテム「CCC」が削除されたアイテムであると判別される。
【0111】
携帯情報端末200では、上述したように携帯情報端末200において新規作成または変更されたアイテムを検出すると、新規作成または変更されたアイテムについては、アイテムのデータと、これに対応する識別番号と、新規作成であることまたは変更であることを示す編集フラグ情報とをPC300側に送信する。
【0112】
なお、携帯情報端末200において、新規作成されたアイテムについては識別番号は付与されていないので、携帯情報端末200で新規作成したアイテムについては仮の識別番号「0」を付与する。また、削除されたアイテムが検出された場合には、そのアイテムに対応する識別番号と、編集内容が削除であることを示す編集フラグ情報とをPC300側に送信する。
【0113】
このようにPC300側にデータを送信した後は、携帯情報端末200では、これらの編集フラグ情報を「NONE」にリセットするとともに、削除されたアイテムについては、当該アイテムに関連するデータを全て削除する。
【0114】
一方、PC300は、上記のように携帯情報端末200側から送信されたデータを受信し、次のような処理を行う。
【0115】
まず、変更されたことが編集フラグ情報に示されているアイテムについては、シンクロプロファイルSPを参照してこのアイテムの識別番号をアイテムIDに変換し、現在PCデータベース300aに格納されている該当するアイテムIDのアイテムのデータを記述する部分に、携帯情報端末200側から送信された変更後のアイテムのデータを上書きする。
【0116】
また、削除されたことが編集フラグ情報に示されているアイテムについては、当該識別番号をシンクロプロファイルSPを参照することにより、アイテムIDに変換し、PCデータベース300aにおける該当するアイテムID、およびこれに対応するアイテムのデータを削除する。
【0117】
このようにPCデータベース300aのデータを削除するとともに、携帯情報端末200側で削除されたアイテムについては、シンクロプロファイルSPに記憶されたアイテムIDおよび識別番号が削除される。
【0118】
次に、新規作成されたことが編集フラグ情報に示されているアイテムについては、アイテムのデータを新たにPCデータベース300aに格納する。この際、PC300のスケジュール管理アプリケーションにより、当該新規作成されたアイテムにアイテムIDが付与される。
【0119】
このようにアイテムIDが付与されると、当該アイテムIDが識別番号に変換され、アイテムIDとこの識別番号とがシンクロプロファイルSPに新たに格納されるとともに、この識別番号と、これに対応するアイテムIDのアイテムのデータが携帯情報端末200側に送信される。
【0120】
これを受信した携帯情報端末200では、PC300から送信されたアイテムのデータと同じアイテムのデータの識別番号の部分(図6の例では、識別番号「0」の部分)に受信した識別番号を格納する。
【0121】
このようにして、前回のデータ更新処理終了時以降に携帯情報端末200において編集された内容に基づいて、PCデータベース300aに記憶されたアプリケーションデータの更新が行われ、図7に示すように、携帯情報端末200およびPC300は、このデータ更新処理が終了した時点で、同一のアプリケーションデータを各データベースに記憶した状態になっている。
【0122】
本実施形態に係るデータ更新方法では、携帯情報端末200における端末データベース200aに記憶された編集フラグ情報を参照することにより、編集されたアイテムを容易に検出することができ、編集されたアイテムに関するデータのみをPC300側に送信することができる。したがって、受け取り側のPC300においても、受け取ったアイテムに関する編集内容のみを自己のPCデータベース300aに反映させればよく、更新処理が簡易なものとなる。
【0123】
また、上記説明においては、携帯情報端末200またはPC300のいずれか側のみでアプリケーションデータの編集が行われた場合について説明したが、前回のデータ更新処理終了時以降、携帯情報端末200およびPC300の両者においてアプリケーションデータに編集が実施された場合には、上述したPC側での編集内容に基づくデータ更新処理と携帯情報端末側での編集内容に基づくデータ更新処理とを実行するようにすればよい。
【0124】
この場合、同じアイテムについて携帯情報端末200およびPC300で異なる編集が実施されていた場合には、その旨をユーザに報知し、いずれかの装置側で実施した編集内容を選択させるようにすればよい。
【0125】
また、携帯情報端末200側で編集を行った時刻を示す情報が記憶されている場合には、両者で編集が実施されたアイテムについて、PCデータベース300aの編集時刻情報と、上記携帯情報端末200側が記憶している編集時刻を示す情報とを比較し、後に実施された編集内容を自動的に選択してデータ更新処理を行うようにしてもよい。
【0126】
A−4.PCおよび携帯情報端末の動作
以上が本実施形態に係るデータ更新方法の基本原理であり、以下、このデータ更新方法を実施するためにPC300および携帯情報端末200によって実行される処理動作について説明する。
【0127】
なお、これらの各装置での処理動作は、予め各装置の記憶装置等に記憶された端末用シンクロ処理プログラムおよびPC用シンクロ処理プログラムにしたがったものである。
まず、携帯情報端末200とPC300とが通信可能に接続された状態とされ、ユーザによりデータ更新処理が指示されると、PC300側において全更新処理を行うか、あるいは部分更新処理を行うかを判別する。
【0128】
ここで、全更新処理とは、上述した初期状態にある場合のデータ更新処理等であり、PC300側で編集されたか否か等に関わらず、予め設定されたデータ更新処理を行うべきアイテムの全てを携帯情報端末200側に送信し、端末データベース200aに書き込む処理である。
【0129】
一方、部分更新処理とは、上述したPC側での編集内容に基づくデータ更新処理と携帯情報端末側での編集内容に基づくデータ更新処理であり、この場合には、前回データ更新処理終了時以降に編集されたアイテムについてのみ相手側の装置に送信される。
【0130】
携帯情報端末200とPC300との間でのデータ更新処理が指示されると、PC300では、上記全更新処理と部分更新処理のいずれを行うかを判別することになる。
【0131】
図8はこの判別処理の手順を示すフローチャートであり、図9は図8に示される判別処理の一ステップ、「データ有無判定処理」(ステップSa3)の手順を更に詳しく示すフローチャートである。この判別処理について図8及び図9を参照しながら説明する。
【0132】
まず、判別処理が開始されると、ユーザによって全更新処理を行うことが指示されているか否かを判別する(ステップSa1)。
ここで、ユーザはPC300等を操作することにより、強制的に全更新処理を行うことを指示することができるようになっている。
【0133】
例えば、携帯情報端末200の端末データベース200aにアプリケーションデータが既に書き込まれている場合であっても、何回もデータ更新処理等を行うと、アプリケーションデータが携帯情報端末200のメモリ上に分散して記憶されてしまうことになる。つまり、メモリを効率よく使用できておらず、メモリがこのような状態になると、処理遅延を招いたり、メモリ容量を圧迫することもあり得るので、ユーザが一旦携帯情報端末200のメモリ、つまり端末データベース200aを初期化して再度アプリケーションデータを書き込みたい場合もある。
【0134】
このような場合には、ユーザは全更新処理を選択すれば、端末データベース200aのデータが全部消去され、PC300側のアプリケーションデータがそのまま書き込まれる、つまりメモリ上のデータを効率よく再配置することができる。
上述したようにユーザが全更新処理を選択している場合には(ステップSa1の判別「YES」)、全更新処理を行う。
【0135】
一方、ユーザにより全更新処理が選択されていない場合には、前回の通信時に通信エラーが発生したり、データ更新を行う範囲が変更されているか否かを判別する(ステップSa2)。
これは、前回の通信時にエラー等が発生していると、前回のデータ更新処理が正常に行われずに、端末データベース200aに格納されたアプリケーションデータに不具合がある虞が高いことを考慮したものである。
【0136】
また、データ更新を行う範囲を変更した場合、つまりデータ更新の対象となるデータを変更した場合には、端末データベース200aには当該変更後に更新対象となるデータは格納されていない。
したがって、前回の通信がエラーであった場合や、データ更新範囲の設定が変更されている場合には(ステップSa2の判別「YES」)、全更新処理を行う。
一方、前回の通信時にエラー等が発生していない場合には(ステップSa2の判別「NO」)、携帯情報端末200の端末データベース200aにデータ更新の対象となるアプリケーションデータが格納されているか否かを判定する判定処理を行う(ステップSa3)。
【0137】
図9にステップSa3の判定処理の更に詳しい手順を示す。同図に示すように、PC300は、まず携帯情報端末200から端末データベース200aに格納されているアイテム数を示す情報を受信する(ステップSb1)。
【0138】
そして、受信した情報に示されるアイテム数が0であるか否かを判別する(ステップSb2)。ここで、端末データベース200aに格納されているアイテム数が0の場合には(ステップSb2の判別「YES」)、端末データベース200aにアプリケーションデータが無いと判定し(ステップSb3)、当該判定処理を終了する。
【0139】
一方、端末データベース200aに格納されているアイテム数が0でない場合、つまり端末データベース200aにアプリケーションデータが格納されている場合には(ステップSb2の判別「NO」)、携帯情報端末200の端末データベース200aにデータがあると判定し(ステップSb4)、判定処理を終了する。
【0140】
図9に示す判定処理が終了すると、図8の手順に戻り、その判定結果に基づいて、携帯情報端末200側におけるアプリケーションデータの有無を判別する(図8のステップSa4)。
ここで、上記判定処理において携帯情報端末200側にアプリケーションデータがあると判定されている場合には(ステップSa4の判別「NO」)、部分更新処理を行う。
【0141】
一方、上記判定処理において携帯情報端末200側にアプリケーションデータがないと判定されている場合には(ステップSa4の判別「YES」)、全更新処理を行う。
以上がPC300による全更新処理または部分更新処理のいずれを行うかを判別する判別処理である。
【0142】
以下、図10を参照しながら、部分更新処理が行われる場合のPC300と携帯情報端末200との間のデータ更新処理時の各装置の動作について説明する。尚、全更新処理が行われる場合については、上述した初期状態にある場合のデータ更新の場合と同様であるため、その説明を省略する。
【0143】
図10は部分更新処理が行われる場合の携帯情報端末200とPC300との間のデータ更新処理手順を示すフローチャートである。図10のステップのうち、「受信内容に基づく更新処理」(ステップS12)、「編集されたデータ等の送信処理」(S14)については、各々図11、図16に更に詳細な手順を示す。
【0144】
図10に示すように、部分更新処理が行われる場合、まず、携帯情報端末200からPC300側に編集されたアイテム等のデータが送信される(ステップS11)。ここで、携帯情報端末200は、端末データベース200aの編集フラグ情報を参照することにより、どのアイテムが編集されたかを検出し、編集されたアイテムのデータのみをPC300側に送信する。
【0145】
具体的には、新規に作成されたアイテムについては、アイテムのデータ、仮の識別番号、および新規作成であることを示す編集フラグ情報がPC300に送信される。また、変更されたアイテムについては、変更済みのアイテムのデータ、識別番号および変更されたことを示す編集フラグ情報がPC300に送信される。さらに、削除されたアイテムについては、当該アイテムの識別番号および削除されたことを示す編集フラグ情報がPC300に送信される。
【0146】
携帯情報端末200から上記編集されたデータ等を受信したPC300では、受信したデータに基づいてPCデータベース300aに格納されたデータの更新処理を行う(ステップS12)。
【0147】
この更新処理の手順を図11を参照しながら更に詳しく説明すると、まず、PC300は、受信したデータ中の編集フラグ情報を参照し、編集内容を判別する(ステップSc1)。
【0148】
ここで、編集フラグ情報が「削除」を示している場合、当該編集フラグ情報に対応付けられているアイテムの識別番号をシンクロプロファイルSPを参照することによりアイテムIDに変換し、当該アイテムIDにより特定されるPCデータベース300a上のアイテムを削除する(ステップSc2)。そして、受信したデータ中に未処理の編集フラグ情報があるか否かを判別し(ステップSc3)、未処理の編集フラグ情報がある場合には、ステップSc1に戻る。一方、ステップSc3の判別において、未処理の編集フラグ情報がない場合には、携帯情報端末200から受信した全てのアイテムについての更新処理を終了したと判断し、当該更新処理を終了する。
【0149】
次に、ステップSc1の判別において、編集フラグ情報が「新規作成」を示している場合、当該編集フラグ情報に対応するアイテムのデータをPCデータベース300aに書き込み、PCデータベース300aに新たなアイテムを登録する(ステップSc4)。続いて、PC300はアプリケーションを実行し当該アイテムにアイテムIDを付与する(ステップSc5)。
【0150】
そして、付与されたアイテムIDは識別番号に変換される(ステップSc6)。この後ステップSc3に進み、上述した削除処理の場合と同様に未処理の編集フラグ情報があるか否かが判別される。
【0151】
次に、ステップSc1の判別において、編集フラグ情報が「変更」を示している場合、当該編集フラグ情報に対応付けられたアイテムのデータを参照し、欠落フィールドの有無およびフィールドサイズを考慮した変更処理を行う(ステップSc7)。
【0152】
ここで、欠落フィールドおよびフィールドサイズ、そしてこれらを考慮した更新処理の方法について図12〜図14を参照しながら更に詳しく説明する。
本実施形態では、アプリケーションデータを構成するアイテム毎に識別番号を付して扱っている。上述したように、このようなアイテムのデータは、複数のフィールドから構成されている。
【0153】
ところで、このような各アイテムに含有できるフィールドの数は、PIM、つまりアプリケーションソフトウェアにより異なっていることもあり、携帯情報端末200とPC300とで各アイテムが含有できるフィールド数が異なっていることも考えられる。このようなフィールド数の違いを考慮せずに、単純に更新処理を行うと、次のような問題が生じることがある。
【0154】
例えば、図12に示すように、受信された変更されたアイテムのデータが3つのフィールドから構成されており、これに基づいて更新すべき対象となるPCデータベース300a上のアイテムのデータが4つのフィールドから構成されている場合、受信されたアイテムのデータを更新対象となるアイテムのデータ上に上書きすると、フィールドF4のデータが消去されてしまうことになる。本実施形態では、このように単純な更新処理を行った場合に消去されてしまうフィールドF4のことを欠落フィールドと称している。
【0155】
上記のような問題が生じると、必要なデータが消去されてしまうことになるため、本実施形態では、編集フラグ情報が変更であることを示している場合、当該編集フラグ情報に対応付けられたアイテムのデータを参照し、欠落フィールドの有無を判別しているのである。
【0156】
欠落フィールドの判別は、受信したアイテムのフィールド数が、当該アイテムにより更新されるPCデータベース300a上のアイテムのフィールド数よりも少ないか否かで判別する。
【0157】
そして、受信したアイテムのフィールド数が少ない場合には欠落フィールドがあると判別し、フィールド数が多いもしくは同じである場合には、欠落フィールドがないものと判別する。
【0158】
欠落フィールドの有無の判別の結果、欠落フィールドがないと判別された場合には、受信したアイテムのデータを、更新対象となるPCデータベース300a上のアイテムのデータに上書きするといった通常の変更処理を行う。
【0159】
一方、欠落フィールドがあると判別された場合には、次のような変更処理を行う。図12に示すように、受信された3つのフィールからなるアイテムのデータをそのまま上書きした場合に、消されてしまう欠落フィールド(フィールドF4)をPCデータベース300a上にそのまま保持し、フィールドF1〜F3までを受信したアイテムのフィールドf1〜f3に書き換える。
【0160】
この結果、図13に示すように、更新処理終了後のPCデータベース300aにおける当該アイテムのデータとしては、フィールドf1〜f3と、フィールドF4が残ることになる。
【0161】
次に、フィールドサイズとは、携帯情報端末200やPC300において各フィールドが含有できる最大のデータサイズである。このフィールドサイズは、欠落フィールドの場合と同様に、アプリケーションにより異なる場合がある。
【0162】
特に、携帯情報端末200などの小型端末では、一般的なPC等と比較して記憶装置の記憶容量が少ないため、上述したフィールドの最大データサイズがPC等と比較して小さく設定されていることがある。このような場合には、図14に示すように、PCデータベース300aに格納されているあるアイテムのフィールドD4のサイズが上記携帯情報端末200のフィールドサイズよりも大きい場合に、携帯情報端末200側のデータが更新用のデータとして受信された場合には、このPCデータベース300aにおける大きいサイズのフィールドD4のデータが消去されて小さなサイズのフィールドd4のデータに書き換えられてしまう。
【0163】
フィールドD4が消去されないようにするためには、更新前のフィールドD4に書き込まれているデータを残しつつ、携帯情報端末200から受信したフィールドd4のデータをフィールドD4の部分に追加記述するといった処理を行う。
【0164】
例えば、元のフィールドD4に「今日は非常に良い天気です」といったデータが格納されており、携帯情報端末200から「明日は良い天気」といったデータが送信されてきた場合には、更新後のフィールドD4は、「(明日は良い天気)今日は非常に良い天気です」といったデータとなる。
【0165】
図11のステップSc7における、上記のような欠落フィールドやフィールドサイズを考慮した変更処理が終了すると、手順はステップSc3に進み、上述した削除処理及び新規作成処理の場合と同様に未処理の編集フラグ情報があるか否かが判別され、未処理編集フラグがある場合には、ステップSc1に戻る。
【0166】
以上が図10のステップS12に示す受信内容に基づくPCデータベース300aの更新処理の詳細手順であり、当該更新処理が終了すると、前回のデータ更新処理終了時以降、PC300において編集されたアイテム等を検出する処理が行われる(ステップS13)。
【0167】
当該PC300では、このようなアイテムを検出する際に、検出対象となるアイテムの範囲を設定しておくことができるようになっている。本実施形態では、データ更新の際に扱うデータがスケジュール管理アプリケーションデータであり、各アイテムのデータは予定の開始時刻等の日時に関連付けられたデータなので、例えば、図15に示すように、現在の日から過去X日を始点とし、現在の日からY日後を終点とするといったように、時間によりアイテムの検出範囲を設定することができるようになっている。
【0168】
更に具体的には、図15に示すようなA〜IまでのアイテムがPCデータベース300aに記憶されている場合には、過去X日からY日後までの範囲の日時が関連付けられたアイテムC〜Gまでが抽出され、これらのアイテムC〜Gの中から前回のデータ更新処理終了時以降に編集されたアイテムのデータが検出されることになる。ここでの削除、新規作成、および変更といった編集されたアイテムについての検出処理は、上述したPC側での編集内容に基づくデータ更新のセクションで説明した通りである。
【0169】
一方、携帯情報端末200側で編集されたアイテムについては、上述したような期間等の範囲制限を行わず、携帯情報端末200側で編集されたアイテムすべてについて、PCデータベース300aのデータ更新処理(図11のステップS12参照)を行う。
【0170】
PC300のデータベースに記憶されているアイテムのうち、検出対象となるアイテムの範囲を設定しておくことができるようにしたのは、一般的に携帯情報端末200がPC300と比較して記憶装置の容量が小さいことを考慮したものである。上記の例のように期間によりデータ更新の対象となるアイテムを制限することにより、不要なデータが携帯情報端末200側に蓄積されることを抑制することができる。
【0171】
このようにしてPC300側で編集されたアイテム等の検出(図10のステップS13)が終了すると、検出されたアイテムのデータや削除するアイテムの識別番号等を携帯情報端末200側に送信する送信処理を行う(ステップS14)。
【0172】
ここで、図16を参照しながら、ステップS14の送信処理手順を更に詳しく説明すると、この処理ではまず、上述した検出処理により検出されたアイテムの編集内容を判別する(ステップSd1)。
【0173】
ここで、編集内容が「削除」である場合には、シンクロプロファイルSPを参照することにより、当該アイテムのアイテムIDから識別番号を取得し、当該識別番号と削除を指示する編集指示情報を携帯情報端末200に送信する(ステップSd2)。そして、上述した検出処理において検出された編集アイテムで当該送信に関する処理を行っていない(未処理の)ものがあるか否かを判別する(ステップSd3)。
【0174】
次に、ステップSd1の判別において、編集内容が「変更」であると判別されたアイテムについては、その変更後のアイテムを構成する各フィールドのデータサイズが所定サイズよりも大きいか否かを判別する(ステップSd4)。
【0175】
ここで、所定サイズとは、携帯情報端末200において各フィールドが含有できる最大のデータ量である。上述したように携帯情報端末200などの小型端末では、一般的なPC等と比較して記憶装置の記憶容量が少ないため、フィールドの最大データサイズがPC等と比較して小さく設定されていることがある。このような場合に、携帯情報端末200側の最大フィールドサイズを超えるフィールドを有するアイテムのデータを携帯情報端末200側に送信した場合、これを携帯情報端末200側で格納することはできない。
【0176】
この判別は、このような小型端末におけるフィールドサイズの制限等を考慮したものであり、携帯情報端末200が保持できるフィールドサイズよりも大きいフィールドサイズのデータがPC300側で作成・変更された場合には(ステップSd4の判別「YES」)、これを検出して当該フィールドのデータサイズの調整を行う(ステップSd5)。
【0177】
具体的には、例えば当該フィールドに記述された文字列の冒頭の部分のみを残し、他のデータは削除するといった調整を行い、携帯情報端末200に送信する。この際、調整したアイテムに加え、識別番号および変更を指示する編集指示情報が携帯情報端末200に送信される(ステップSd6)。このように送信した後、上記削除の場合と同様にステップSd3に進み、未処理の編集アイテムがあれば、ステップSd1に戻る。
【0178】
次に、ステップSd1の判別において、編集内容が新規作成であると判別されたアイテムについては、上述した変更の場合と同様に、当該アイテムの各フィールドのサイズが上記所定サイズより大きいか否かを判別する(ステップSd8)。
そして、携帯情報端末200が保持できるフィールドサイズよりも大きいフィールドサイズのデータがPC300側で作成・変更された場合には(ステップSd8の判別「YES」)、これを検出して当該フィールドのデータサイズの調整を行う(ステップSd9)。具体的な調整手法は上述した通りである。
【0179】
そして、当該アイテムのアイテムIDを識別番号に変換し(ステップSd10)、調整したアイテム、識別番号および新規作成することを指示する編集指示情報を携帯情報端末200に送信する(ステップSd11)。このように送信した後、上記削除の場合と同様にステップSd3に進み、未処理の編集アイテムがあれば、ステップSd1に戻る。
【0180】
一方、ステップSd3の判別において、未処理のアイテムがなく、検出したアイテムの全てについて当該送信処理を行った場合には、上述した受信内容に基づく更新処理の携帯情報端末200側で新規に作成されたアイテムのアイテムIDを変換した識別番号(図11のステップSc6参照)を携帯情報端末200に送信し(ステップSd12)、当該送信処理を終了する。
【0181】
このように図10のステップS14に示す編集されたデータ等の送信処理が終了すると、携帯情報端末200は、PC300から送信された各種データを受信する。携帯情報端末200では、この受信したデータの内容に基づいて端末データベース200aに格納されたアプリケーションデータの更新処理を行う(ステップS15)。ここでのデータ更新処理は、上述したPC側での編集内容に基づくデータ更新の欄で説明した通りであり、受信した編集指示情報にしたがってデータ更新処理を行う。
一方、上述したように編集されたデータ等の送信処理を終了したPC300では、携帯情報端末200およびPC300の各々での編集内容に基づいて更新された後のPCデータベース300aの内容にしたがってシンクロプロファイルSPを更新する(ステップS16)。このようにして携帯情報端末200とPC300との間のデータ更新処理が全て終了する。
【0182】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るデータ更新方法について説明する。
図17は、第2実施形態に係るデータ更新方法が適用されるシステムの概略構成例を示す。
【0183】
同図に示すように、このシステム構成例では、上述したPC300と同様の機能を有する複数(図示は2つ)のクライアントPC301,302……とLAN(Local Area Network)を介して接続されるサーバ400とを備えたネットワークシステムNSがあり、携帯情報端末200’は、このネットワークシステムNSの各クライアントPC301,302との間で上述したようなデータ更新処理を行うことができるようになっている。
【0184】
ここで、上記ネットワークシステムNSでは、上述した第1実施形態と同様のアプリケーションデータをサーバ400のデータベース上で共有している。このアプリケーションデータは、各クライアントPC301,302……で実行されるスケジュール管理アプリケーションにより編集され、いずれかのクライアントPCでアプリケーションデータの編集が行われると、この編集されたアプリケーションデータを各クライアントPC301,302……が共有できる環境となっている。
【0185】
第2実施形態に係るデータ更新方法の基本原理は、上述した第1実施形態と全く同様であり、各クライアントPCとの間のデータ更新時には、上述したような識別番号、編集フラグ情報などが使用されることになる。
【0186】
さらに、第2実施形態では、上記第1実施形態ではPC300側のみで保持されていたシンクロプロファイルSPを、携帯情報端末200’側でも保持する構成になっている。
【0187】
このようにシンクロプロファイルSPを携帯情報端末200’が保持することにより、ネットワークシステムNSのいずれのクライアントPCとの間でも第1実施形態で説明したようなデータ更新処理を行えるようになる。また、各々のシンクロプロファイルSPに記憶されているユーザ情報を、PCと携帯情報端末間でデータ更新処理をする際の更新許可情報として利用することができる。つまり、双方の機器が記憶しているシンクロプロファイルSPのユーザ情報が一致した場合にのみ更新が許可されるようになっている。
【0188】
本発明に係る第2実施形態について、初期状態の携帯情報端末200’と、クライアントPC301とがデータ更新処理を行い、その後携帯情報端末200’側およびネットワークシステムNS側で適宜編集が行われた後、携帯情報端末200’とクライアントPC302との間でデータ更新処理を行う場合を例に挙げて説明する。
【0189】
まず、初期状態の携帯情報端末200’とクライアントPC301との間でデータベースNSaで共有されているデータの更新処理が行われると、その時点でネットワークシステムNS側のアプリケーションデータがそのまま携帯情報端末200’のデータベース200bに書き込まれる。ここでの更新処理は、上述した第1実施形態で説明した通りである。
【0190】
次に、データ更新が終了して互いのデータベースの更新およびシンクロプロファイルSPの更新が終了すると、クライアントPC301側から携帯情報端末200’に更新後のシンクロプロファイルSPを送信し、携帯情報端末200’はこのシンクロプロファイルSPを自端末内で保持する。
【0191】
このようなデータ更新処理が終了した時点で、各機器が保持する情報の一例を図18に示す。クライアントPC301側に保持されるシンクロプロファイルSPは、サーバ400および携帯情報端末200’のデータベースの両者に格納されているアイテムのアイテムID、これに対応する識別番号、PIM情報、ユーザ情報および通信時刻情報である。また、データベースNSaに格納されるデータは、上述した第1実施形態のPCデータベース300aと同様である。このデータベースNSaには、編集時刻情報も格納されるが、ここでは説明簡略化のため、アイテムIDおよびアイテムのみを図示している。また、携帯情報端末200’のデータベース200bにも、上述した第1実施形態における端末データベース200aと同様のデータが格納されるが、ここでは説明簡略化のため、アイテムおよび識別番号のみを図示している。
【0192】
この後、携帯情報端末200’とネットワークシステムNSの各々側でデータベース200bおよびデータベースNSaに格納されるアプリケーションデータが編集され、その結果、例えば、図19に示すようなアプリケーションデータがデータベース200bおよびデータベースNSaにそれぞれ格納された状態となったとする。
同図に示すように、この例では、携帯情報端末200’側でアイテム「EEE」が新規作成され、ネットワークシステムNS側でアイテム「DDD」が新規作成されている。
【0193】
この状態で携帯情報端末200’とクライアントPC302とを接続してデータ更新処理を行う場合には、まず、図20に示すように、携帯情報端末200’は、保持しているシンクロプロファイルSPをクライアントPC302側に送信する(ステップS21)。
これを受け取ったクライアントPC302側では、携帯情報端末200’からのシンクロプロファイルSPのユーザ情報と、クライアントPC302が保持しているシンクロプロファイルSPのユーザ情報が一致するか否かを判別する(ステップS22)。
【0194】
この例では、携帯情報端末200’とクライアントPC302との間でデータ更新が行われるのは今回が初回なので、クライアントPC302が保持しているシンクロプロファイルSPには、PIM情報とユーザ情報が記述されているのみである。すなわち、図19に示すように、クライアントPC302が保持するシンクロプロファイルSPにおける、アイテムIDおよび識別番号、通信時刻は空欄となっている。
【0195】
しかしながら、クライアントPC302のシンクロプロファイルSPに記述されているPIM情報とユーザ情報は、クライアントPC301のシンクロプロファイルSPのものと同一なので、クライアントPC301から送信されたシンクロプロファイルSPをそのまま記憶している携帯情報端末200’のシンクロプロファイルSPのユーザ情報は、クライアントPC302のシンクロプロファイルSPに格納されたユーザ情報と一致するはずである。
【0196】
これが一致しないということは、携帯情報端末200’が異なるユーザのものであったり、不正に改正されたものなどであるため、クライアントPC302側では、上述したような判別処理を行い、ユーザ情報が一致した場合にのみデータ更新処理を許可するようになっている。
【0197】
両者のユーザ情報が一致してデータ更新処理が開始されると、クライアントPC302では、携帯情報端末200’から供給されたシンクロプロファイルSPに記述されたアイテムIDおよび識別番号、および通信時刻情報を自己が保持しているシンクロプロファイルSPにコピーする(ステップS23)。
そして、上述した第1実施形態と同様に携帯情報端末200’からクライアントPC302側に編集データ等が送信され(ステップS11(図10参照))、クライアントPC302は、コピーしたシンクロプロファイルSPを参照することにより、上述した第1実施形態と同様のデータ更新処理(ステップS12、ステップS13、ステップS14、ステップS15およびステップS16(図10参照)を実行することができる。
【0198】
このように第1実施形態と同様のデータ更新処理が行われた後は、クライアントPC302側で更新されたシンクロプロファイルSPが携帯情報端末200’側に送信され(ステップS24)、携帯情報端末200’が更新後のシンクロプロファイルSPを保持する(ステップS25)。
【0199】
これにより、このデータ更新処理終了時点でのネットワークシステムNSおよび携帯情報端末200’のデータベースやシンクロプロファイルSPは、図21に示すようになる。図示のように、ネットワークシステムNS側のデータベースNSaおよび携帯情報端末200’の携帯情報端末200は、各システムおよび端末側での編集内容が反映された状態となっている。
【0200】
一方、クライアントPC301のシンクロプロファイルSPは、最初に携帯情報端末200’との間でデータ更新処理を行った時点での内容がそのまま記述されている。したがって、クライアントPC301が現在保持しているシンクロプロファイルSPを用いても携帯情報端末200’との間でデータ更新処理を行うことができない。
【0201】
しかしながら、第2実施形態では、携帯情報端末200’が最新のシンクロプロファイルSPを保持しているので、次に、携帯情報端末200’とクライアントPC301との間でデータ更新処理を行う場合には、携帯情報端末200’から最新のシンクロプロファイルSPをクライアントPC301側に送信してクライアントPC301側のシンクロプロファイルSPを書き換えることにより、上述した第1実施形態と同様のデータ更新処理を行うことができる。
【0202】
これに対し、従来のデータ更新処理の手法では、シンクロプロファイルSP(従来は、識別番号等ではなく、アイテムの実データを格納している)は、PC側にしか保持されていないため、上記第2実施形態と同じような条件の下、クライアントPC302と携帯情報端末200’との間でデータ更新処理を行おうとしても、クライアントPC302および携帯情報端末200’のいずれにも、前回のデータ更新処理終了時の状態を示すシンクロプロファイルが存在しないため、前回のデータ更新処理終了時以降の編集内容を検出することができなかった。したがって、これらの装置間でのデータ更新処理は行えなかった。
【0203】
第2実施形態に係るデータ更新方法では、シンクロプロファイルSPを携帯情報端末200’側に保持させておくことにより、上述したネットワークシステムNSのいずれのクライアントPC301,302……との間でもデータ更新処理を行うことが可能となる。このような機能を実現するためには、携帯情報端末200’がシンクロプロファイルを保持する必要があるが、PC等と比較して記憶容量に制限のある携帯情報端末200’にはデータサイズの大きいファイル等を保持させたくないという要求がある。
【0204】
しかしながら、第2実施形態において用いられるシンクロプロファイルSPは、従来のシンクロプロファイルようにアイテムの実データを格納しているのではなく、アイテムIDおよび識別番号等のアイテムを特定するための番号化されたデータが格納されている。すなわち、第2実施形態では、従来のデータ更新処理に用いられているシンクロプロファイルよりもデータサイズが大幅に削減されたシンクロプロファイルSPを用いるようにしているので、携帯情報端末200’のメモリ等を圧迫することなくシンクロプロファイルSPを保持させることができる。
【0205】
このように第2実施形態では、携帯情報端末200’のメモリ等を圧迫することなく、上述したようにネットワークシステムNSの各クライアントPCとの間でのデータ更新処理を可能としているのである。
【0206】
C.変形例
なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内での変更が可能であることは当業者には理解されよう。例えば、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0207】
(変形例1)
上述した第1の実施形態では、シンクロプロファイルはPC300が保持していたが、携帯型情報機器200がシンクロプロファイルを保持するようにしてもよい。また、PC300に接続して使用される外部記憶装置にすることも可能である。
【0208】
(変形例2)
PIM等のアプリケーション側で付与されるアイテムIDのデータサイズが元々小さい(例えば、5〜10バイト程度)である場合には、アイテムIDを識別番号に変換する処理を割愛し、アイテムIDのみを用いるようにしてもよい。
この場合、シンクロプロファイルSPには、識別番号は保持されず、アイテムIDとその他のPIM情報等が格納され、携帯情報端末200の端末データベース200aにも識別番号の代わりにアイテムIDが格納される。そして、携帯情報端末200側における各アイテムの識別には、アイテムIDを用いるようにすればよい。この場合にも、携帯情報端末200の端末データベース200aやシンクロプロファイルSPには、アイテムの実データを格納するわけではないので、シンクロプロファイルSPや端末データベース200aのデータ容量の増加を招くことはない。
【0209】
(変形例3)
上述した実施形態では、基本的にアイテムといったデータ単位毎に各処理を行うようになっていたが、処理するデータ単位はアイテム毎である必要はなく、例えば上述したフィールド単位であってもよい。つまり、各フィールド毎に識別番号を付与し、フィールド毎に編集されたか否か等の検出処理を行うようにすればよい。
【0210】
(変形例4)
この変形例では、PC300、クライアントPC301,302等が複数種類のアプリケーションにより作成されたアプリケーションデータを扱う。
この場合、複数種類のアプリケーション毎に扱われるデータ構成(例えば、上述したようなアイテムが含有できるフィールド数や、フィールドの最大データサイズ等)が異なっていることもあるため、これらのデータ構成の違いを、上述したシンクロ処理プログラム側で考慮しておく必要がある。
また、このように複数種類のアプリケーションにより作成されたアプリケーションデータに対して上述した実施形態のようなデータ更新処理を実行するために、PC300、クライアントPC301,302の各々を図22に示すように構成するようにしてもよい。
【0211】
同図に例示するPC側の機能構成は、上述したシンクロ処理プログラムにより実現される機能構成要素であるシンクロエンジン部60と、複数(図示の例では、3つ)種類の異なるPIM等のアプリケーションプログラムにより実現される機能構成要素である第1アプリケーション部61、第2アプリケーション部62、および第3アプリケーション部63と、これらのアプリケーション部の各々とシンクロエンジン部60との間に介在させられるインターフェース部61a,62a,63aとを備えている。
【0212】
各インターフェース部61a,62a,63aは、第1アプリケーション部61、第2アプリケーション部62および第3アプリケーション部63の各々に対応して設けられており、各インターフェース部は対応するアプリケーション部のデータ構造等をシンクロエンジン部60が扱えるような形式に変換する。これにより、シンクロエンジン部60側では、複数種類のアプリケーション毎のデータ構成等の違いを意識する必要がないため、構成(プログラム)を簡易なものとすることができる。
【0213】
(変形例5)
また、上述した実施形態では、本発明に係るデータ更新処理をPC300、もしくはクライアントPC301,302と、携帯情報端末200,200’との間で行うようにしていたが、携帯情報端末同士で上述した実施形態と同様のデータ更新を行うようにしてもよい。
【0214】
(変形例6)
また、上述した実施形態では、腕時計型の携帯情報端末200、200’を用いていたが、腕時計型以外であってもよく、例えばノート型パーソナルコンピュータや一般的な外観形状を有するPDA等の情報処理機器を用いるようにしてもよい。
【0215】
(変形例7)
本発明の実施の形態には、上記実施形態において開示したデータ更新を行う装置を生産し、販売するといった形態の他、ネットワークに接続されたコンピュータを上記実施形態に開示されたデータ更新装置として機能させるプログラムを電気通信回線を介して配布する形態や、そのようなプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して頒布するという形態が含まれる。
【0216】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データベースに格納されているアプリケーションデータのデータ量が大きい場合にも、データ更新処理が煩雑となることを抑制することが可能である。また、ネットワーク等に接続されたデータを共有する複数の情報処理機器のいずれとの間でもデータ更新処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るデータ更新方法が適用されるシステムの概略構成例を示す図である。
【図2】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図3】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図4】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図5】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図6】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図7】 前記データ更新方法の基本原理を説明するための図である。
【図8】 前記データ更新方法を実現するための処理であって、前記システムの構成要素であるPCにより実行される判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】 前記データ更新方法を実現するための処理であって、前記PCにより実行されるデータ有無判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】 前記データ更新方法を実施するために前記PCおよび前記システムの構成要素である携帯情報端末の処理動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】 前記データ更新方法を実現するための処理であって、前掲PCにより実行される前記携帯情報端末からの受信データに基づいたデータ更新処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う単位データであるアイテムに含有できるフィールドの数が異なる場合に発生する問題点を説明するための図である。
【図13】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う単位データであるアイテムに含有できるフィールドの数が異なる場合の、前記データ更新方法による処理方法を説明するための図である。
【図14】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う前記アイテムのフィールドの最大データサイズの違いにより発生する問題点を説明するための図である。
【図15】 前記データ更新方法を実現するための処理であって、前記PCで編集された前記アイテムを検出する処理において、当該処理の検出対象を説明するための図である。
【図16】 前記データ更新方法を実現するための処理であって、前記PCにより実行される編集されたデータ等を送信する処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第2実施形態に係るデータ更新方法が適用されるシステムの概略構成例を示す図である。
【図18】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の原理を説明するための図である。
【図19】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の原理を説明するための図である。
【図20】 第2実施形態に係る前記データ更新方法を実施するために前記システムの構成要素であるクライアントPCおよび前記システムの構成要素である携帯情報端末の処理動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図21】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の原理を説明するための図である。
【図22】 実施形態に係る前記データ更新方法を実現するための機能構成例を示す図である。
【符号の説明】
60……シンクロエンジン部、61……第1アプリケーション部、62……第2アプリケーション部、63……第3アプリケーション部、61a,62a,63a……インターフェース部、100……ステーション、200……携帯情報端末、200’……携帯情報端末、200a……端末データベース、200b……端末データベース、300……PC、301……クライアントPC、302……クライアントPC、SP……シンクロプロファイル、NS……ネットワークシステム、NSa……データベース

Claims (19)

  1. 第1の情報処理機器は第1のデータベースを有し、第2の情報処理機器は第2のデータベースを有し、前記第1および第2のデータベースは所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを各々記憶し、
    前記第1または第2の情報処理機器のいずれかに保有されているメモリは、前記第1の情報処理機器が前記第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、
    前記第1の情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行い、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、
    前記第1の情報処理機器は、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うとき、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶し、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除し、
    前記第2の情報処理機器は、前記第1の情報処理機器から送信された情報に基づいて前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を行う
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  2. 第1の情報処理機器は第1のデータベースを有し、第2の情報処理機器は第2のデータベースを有し、前記第1および第2のデータベースは所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを各々記憶し、
    前記第1または第2の情報処理機器のいずれかに保有されているメモリは、前記第1または第2の情報処理機器の一方がそのデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手方のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、同期化後のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、
    前記第1の情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの新規追加、変更、削除を行い、自装置のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したとき、または前記1または複数の単位データのいずれかの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、
    前記第2の情報処理機器は、自装置のデータベースに記憶されたアプリケーションに対し、新規な単位データの追加、前記1または複数の単位データのいずれかに変更、または削除のいずれかの編集処理を行ったときは、その単位データの識別番号に対応させてどの編集処理を行ったかに関する編集情報を前記自装置のデータベースに記録し、
    前記第1の情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手方のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行うとき、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更の指示を前記第2の情報処理機器に送信し、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除指示を前記第2の情報処理機器に送信し、
    前記第2の情報処理機器は、前記第1の情報処理機器から送信される情報に基づいて前記第2の情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、
    前記編集情報が、新規な単位データが追加されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの追加指示を前記第1の情報処理機器に送信し、
    前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが変更されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの変更指示を前記第1の情報処理機器に送信し、
    前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが削除されたことを示している場合に、当該単位データの識別番号と、当該単位データの削除指示を前記第1の情報処理機器に送信し、
    前記第1の情報処理機器は、前記第2の情報処理機器から送信された情報に基づいて、前記第1の情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、
    前記第1の情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータの更新が終了した後、前記自装置のデータベースに記憶されているアプリケーションデータおよび今回の同期化通信の日時に基づいて、前記更新用ファイルに格納されている前記識別情報および前記通信時刻情報を更新する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  3. 前記第2の情報処理機器は、携帯型情報処理機器である
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のデータ更新方法。
  4. 請求項2に記載のデータ更新方法において、
    前記第2の情報処理機器において前回同期化通信終了時以降に作成された単位データを、前記第1の情報処理機器に送信して、前記第1の情報処理機器のデータベースに書き込む際に、前記第1の情報処理機器は、書き込む単位データに別の識別番号を付与し、付与した前記別の識別番号を前記第2の情報処理機器に送信するステップと、
    前記第2の情報処理機器は、自装置のデータベースに、付与された前記別の識別番号を前回同期化通信終了時以降に作成された単位データに関連付けて記憶するステップと
    を更に具備することを特徴とするデータ更新方法。
  5. 請求項1または2に記載のデータ更新方法において、
    前記アプリケーションデータが日時に関連付けられたデータである場合、今回の同期化通信開始時に前記第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる単位データであり、かつ予め設定された期間内の日付が関連付けられている単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成または変更された単位データを検出するとともに、前回の同期化通信終了時以降に削除された単位データの識別番号を検出する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  6. 請求項1または2に記載のデータ更新方法において、
    1つの前記単位データが、従属する複数の第2の単位データから構成されており、
    前記第1及び第2のデータベース各々に記憶されたある前記単位データが含有する前記第2の単位データの数が異なる場合に、前記第2の単位データの数が多い方のデータベースにおける当該数の多い第2の単位データを含む前記単位データを、少ない方のデータベースに記憶された前記単位データに基づいて更新する際、前記多い方のデータベースに記憶されている前記第2の所定複数の単位データのうち、前記少ない方のデータベースに記憶されていない前記第2の単位データが削除されないようにする
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  7. 請求項1または2に記載のデータ更新方法において、
    1つの前記単位データが、従属する複数の第2の単位データから構成されており、
    データベースに記憶することができる前記第2の単位データの最大データ量が前記第1及び第2のデータベースで異なる場合に、最大データ量が大きい方のデータベースに記憶されたある前記第2の単位データのデータ量が、最大データ量の少ない方のデータベースに記憶された前記第2の単位データの最大データ量よりも大きい時には、前記第1及び第2のデータベースの互いのデータ更新時に、前記最大データ量が大きい方のデータベースに記憶された、データ量が大きい前記第2の単位データを削除されないようにする
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  8. 請求項1または2に記載のデータ更新方法において、
    前記同期化通信が開始されると、第1および第2の情報処理機器が各々記憶しているユーザ情報を比較し、前記ユーザ情報が互いに一致した場合に、前記第2のデータベースの記録内容を更新する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  9. 情報処理機器は、ネットワークに接続され、1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶したデータベースを共有する複数の情報処理機器のいずれかであって、
    携帯型情報処理機器は、1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶するためのデータベースを有し、
    前記携帯型情報処理機器は、前記情報処理機器か前記携帯型情報処理機器のいずれか一方がそのデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手側のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、同期化後のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶し、
    前記情報処理機器は、要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行い、自装置のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したとき、または前記1または複数の単位データのいずれかの単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶し、前記携帯型情報処理機器は、自装置のデータベースに記憶されたアプリケーションに対し、新規な単位データの追加、前記1または複数の単位データのいずれかに変更、または削除のいずれかの編集処理を行ったときは、その単位データの識別番号に対応させてどの編集処理を行ったかに関する編集情報を前記自装置のデータベースに記録し、
    前記情報処理機器は、自装置のデータベース内のアプリケーションデータと相手方のデータベース内のアプリケーションデータを互いに同期化させるための相手側のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行うとき、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記情報処理機器のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、前記情報処理機器のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出し、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記携帯型情報処理機器に送信し、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記携帯型情報処理機器に送信し、
    前記携帯型情報処理機器は、前記情報処理機器から送信された情報に基づいて前記携帯型情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、
    前記編集情報が、新規な単位データが追加されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの追加指示を前記情報処理機器に送信し、前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが変更されたことを示している場合に、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの変更指示を前記情報処理機器に送信し、
    前記編集情報が、前記1または複数の単位データのいずれかが削除されたことを示している場合に、当該単位データの識別番号と、当該単位データの削除指示を前記情報処理機器に送信し、
    前記情報処理機器は、前記携帯型情報処理機器から送信された情報に基づいて、前記情報処理機器のデータベース内のアプリケーションデータを更新し、
    前記携帯型情報処理機器は、自装置に記憶されている更新後の前記データベースの内容および今回の同期化通信の日時に基づいて、前記更新用ファイルに格納されている識別情報および通信日時を示す通信時刻情報を更新する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  10. 請求項9に記載のデータ更新方法において、
    前記情報処理機器は、自装置に記憶されている更新後の前記更新用ファイルを前記携帯型情報処理機器に送信し、
    前記携帯型情報処理機器は、送信された更新後の前記更新用ファイルを自装置のメモリに記憶する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  11. 請求項9に記載のデータ更新方法において、
    前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器の同期化通信が開始されると、各々が保持する前記更新用ファイルに予め記憶しているユーザ情報を比較し、互いの記憶しているユーザ情報が一致した場合に、前記情報処理機器及び携帯型情報処理機器の各々のデータベースの記録内容を同期化する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  12. 請求項1、2または9のうちいずれかに記載のデータ更新方法において、
    前記単位データを検出するステップは、
    前記第1のデータベースに記憶されており、かつ、前記更新用ファイルに識別番号が記憶されていない単位データがある場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に作成されたものであると判別し、
    前記更新用ファイルに識別番号が記憶され、前記更新用ファイルに含まれる通信日時よりも後の編集日時を有する単位データが前記第1のデータベースに含まれる場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に変更されたものであると判別し、
    前記第1のデータベースに記憶されておらず、かつ、前記更新用ファイルに識別番号が記憶されている単位データがある場合、当該単位データが、前回の通信終了時以降に削除されたものであると判別する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  13. 請求項1、2または9のうちいずれかに記載のデータ更新方法において、
    自装置のデータベース内のアプリケーションデータを更新するステップは、
    前記追加指示が送信された場合には、前記送信された単位データと当該単位データの識別番号を、前記第2のデータベースに新たに書き込み、
    前記変更指示が送信された場合には、前記第2のデータベースにおける、前記送信された当該単位データの識別番号により識別される単位データに、当該送信された単位データを上書きし、
    前記削除指示が送信された場合は、前記第2のデータベースに記憶された、前記送信された識別番号により識別される単位データを削除する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  14. 請求項1、2または9のうちいずれかに記載のデータ更新方法において、
    前記第1の情報処理装置または情報処理装置が複数種類のアプリケーションにより編集されたアプリケーションデータを前記第1のデータベースに記憶し、
    前記複数種類のアプリケーションにより編集された複数の異なる形式のデータを、ひとつのデータ形式に統一すべく変換するステップとをさらに具備する
    ことを特徴とするデータ更新方法。
  15. 所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶する第1のデータベースと、
    第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルを記憶するメモリと、
    要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う手段と、
    前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶する手段とを具備するとともに、
    前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの手段として、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する手段と、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する手段と、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する手段とを具備する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項15記載の情報処理装置において、
    前記同期化通信を行う前記第2の情報処理機器が前記更新用ファイルを記憶している場合には、前記第2の情報処理機器が記憶している更新用ファイルを参照することにより、データ更新処理を行う手段を具備する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  17. 請求項15記載の情報処理装置において、
    複数種類の前記所定のアプリケーションにより編集されたアプリケーションデータを前
    記第1のデータベースに記憶することが可能であり、
    前記複数種類の所定のアプリケーション毎に対応して設けられ、対応する前記所定のアプリケーションにより編集されたデータを前記データ更新手段によって扱うことが可能なデータ形式に変換するインターフェース手段をさらに具備する
    ことを特徴とする情報処置装置。
  18. 第1の情報処理機器が、自装置の第1のデータベースに、所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶させる処理と、
    前記第1の情報処理機器が第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルをメモリに記憶させる処理と、
    要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う処理と、
    前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶させる処理とをコンピュータに実行させるとともに、
    前記第1の情報処理機器が、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの処理として、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する処理と、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する処理と、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する処理とを
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 第1の情報処理機器が、自装置の第1のデータベースに、所定のアプリケーションにより作成された1または複数の単位データからなるアプリケーションデータを記憶させる処理と、
    前記第1の情報処理機器が第2の情報処理機器との間で前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2の情報処理機器の第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を行ったときの通信日時と、更新後の前記第1のデータベース内のアプリケーションデータを構成している単位データに付与された識別番号とを含む更新用ファイルをメモリに記憶させる処理と、
    要求があれば、前記アプリケーションデータの単位データの新規追加、変更、削除を行う処理と、
    前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに新規な単位データを追加したときまたは前記第1のデータベース内の単位データの内容を変更したときにはその単位データの識別番号に対応させて追加または変更の日時である編集日時を記憶させる処理とをコンピュータに実行させるとともに、
    前記第1の情報処理機器が、前記第1のデータベース内のアプリケーションデータに同期化させるための前記第2のデータベース内のアプリケーションデータの更新を指示する同期化通信を前記第2の情報処理機器との間で行うときの処理として、
    前記更新用ファイルに記憶された、前記単位データの識別番号および同期化通信を行ったときの前記通信日時と、前記第1のデータベースに記憶されている前記単位データの識別番号および各単位データの前記編集日時を比較することにより、第1のデータベースに記憶された前記アプリケーションデータに含まれる前記複数の単位データの中から、前回の同期化通信終了時以降に作成、変更または削除された前記単位データを検出する処理と、
    作成または変更された前記単位データがある場合には、当該単位データと、当該単位データの識別番号と、当該単位データの作成または変更を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、当該識別番号を更新用ファイルに記憶する処理と、
    削除された前記単位データがある場合には、当該単位データの識別番号と、その識別番号に対応した単位データの削除を指示する情報を前記第2の情報処理機器に送信し、前記更新用ファイルから当該識別番号を削除する処理とを、
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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