JP2002055864A - データ更新方法および情報処理装置 - Google Patents

データ更新方法および情報処理装置

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JP2002055864A JP2000241687A JP2000241687A JP2002055864A JP 2002055864 A JP2002055864 A JP 2002055864A JP 2000241687 A JP2000241687 A JP 2000241687A JP 2000241687 A JP2000241687 A JP 2000241687A JP 2002055864 A JP2002055864 A JP 2002055864A
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    • Y10S707/99953Recoverability

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの情報処理機器間のデータベースに共有
しているアプリケーションデータのデータ更新処理の煩
雑化を抑制する。 【解決手段】 PC側で実行されたPCデータベース3
00aに格納されたアプリケーションデータの編集内容
を携帯情報端末側の端末データベース200aに反映さ
せる場合、PCでは、前回データ更新時のアイテムI
D、識別番号、および通信時刻情報が格納されたシンク
ロプロファイルSPを参照し、前回データ更新終了後に
編集されたアイテムを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケジュール管理
アプリケーションやアドレス管理アプリケーション等に
より作成等されたアプリケーションデータを、複数の情
報処理機器の各々のデータベースで共有する場合の、共
有するアプリケーションデータの更新方法、およびこれ
を実行するための情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)
等においては、種々のスケジュール管理アプリケーショ
ンやアドレス管理アプリケーション等が使用されてお
り、これらのアプリケーションにより作成等されたアプ
リケーションデータは、当該パーソナルコンピュータの
ハードディスク等の記憶装置により構成されるデータベ
ースに格納されている。そして、ユーザは、スケジュー
ル確認等を行う場合には、これらのデータベースに格納
されたスケジュールデータを読み出してディスプレイ等
に表示させ、スケジュール確認等を行うことができるよ
うになっている。
【0003】また、上述したようなPCのデータベース
に格納されたスケジュールデータ等のアプリケーション
データをPDA(Personal Digital Assistant)などの
携帯情報機器のデータベースに保持することにより、ス
ケジュールデータ等をPCと携帯情報機器とで共有する
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにPCとPDAといった2つの情報機器の各々のデー
タベースでスケジュールデータ等を共有する場合には、
いずれかの情報機器側で当該スケジュールデータの追加
作成、変更、削除等の編集作業が行われた時には、他方
側の情報機器のデータベースに格納されたスケジュール
データも上記編集内容と同様に編集する必要がある。こ
のため、PCとPDAといった2つの情報機器でデータ
通信を行い、互いのデータベースを最新のデータに更新
する処理、いわゆるシンクロ処理が行われている。従来
のシンクロ処理では、現在の互いのデータベースに記憶
されているスケジュールデータと、前回シンクロ処理終
了時に互いのデータベースに記憶されていたスケジュー
ルデータとを比較することにより、前回シンクロ処理終
了時以降に各機器側で行われた編集内容を検出し、この
検出結果に基づいて各情報機器のデータベースを更新し
ていた。このような手法でデータベースの更新を行う場
合に、スケジュールデータのデータ量が多い場合には、
比較対象となるデータ量、つまりシンクロ処理に扱うデ
ータ量が大きくなってしまい、処理が煩雑となる。
【0005】また、近年では、会社などの組織内部にお
いて、LAN(Local Area Network)を構築しているケ
ースが多く、データベースサーバ等にスケジュールデー
タを格納し、このLANに接続される複数のPCがデー
タベースサーバに格納されたスケジュールデータを共有
するといったシステムが用いられている。しかしなが
ら、このようなLANに接続された各PCと、PDAと
の間でスケジュールデータ等を共有する場合における従
来のシンクロ処理においては、PDAは、LANに接続
された1つのPCとしかシンクロ処理を行うことができ
ず、他のPCとシンクロ処理を行うための有効な技術は
提案されていなかった。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、データベースに格納しているアプリケーシ
ョンデータのデータ量が大きい場合にも、データ更新処
理が煩雑となることを抑制することが可能であり、また
ネットワーク等に接続されたデータを共有する複数の情
報処理機器のいずれとの間でもデータ更新処理を行うこ
とができるデータ更新方法、およびこれを実現するため
の情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載のデータ更新方法は、所定
のアプリケーションにより作成された1または複数の所
定の単位データからなるアプリケーションデータを各々
のデータベースで共有する機器であって、当該アプリケ
ーションデータの作成、変更および削除といった編集が
可能な情報処理機器間でデータ通信を行い、互いの前記
データベースに記憶された前記共有するアプリケーショ
ンデータを更新するデータ更新方法であって、前記情報
処理機器間での通信が開始されると、いずれかの情報処
理機器側に記憶されている更新用ファイルであって、前
回の通信が終了した時点での前記共有するアプリケーシ
ョンデータに含まれる前記所定の単位データを識別する
識別番号情報、および前回の通信時刻を示す通信時刻情
報を格納した更新用ファイルと、今回の通信開始時点に
おける一方の情報処理機器の前記データベースに記憶さ
れた前記共有するアプリケーションデータに含まれる前
記所定の単位データを識別する識別番号情報、および前
記所定の単位データ毎の最新の編集実行日を示す編集時
刻情報とを参照することにより、前記一方の情報処理機
器のデータベースに記憶された前記共有するアプリケー
ションデータに含まれる前記所定の単位データの中から
前回の通信終了時以降に作成または変更された所定の単
位データを検出するとともに、前回の通信終了時以降に
削除された所定の単位データの識別番号を検出し、当該
検出結果に基づいて他方の情報処理機器の前記データベ
ースを更新した後、前記一方の情報処理機器に記憶され
ている更新後の前記データベースの内容および今回の通
信時刻に基づいて、前記更新用ファイルに格納する識別
番号情報および通信時刻を示す通信時刻情報を更新する
こと特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載のデータ更新方法
は、所定のアプリケーションにより作成された1または
複数の所定の単位データからなるアプリケーションデー
タを各々のデータベースで共有する機器であって、当該
アプリケーションデータの作成、変更および削除といっ
た編集が可能な情報処理機器間でデータ通信を行い、互
いの前記データベースに記憶された前記共有するアプリ
ケーションデータを更新するデータ更新方法であって、
前記情報処理機器間の通信が開始されると、いずれか一
方の前記情報処理機器側に記憶されている更新用ファイ
ルであって、前回の通信が終了した時点での前記共有す
るアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位デ
ータを識別する識別番号情報、および前回の通信時刻を
示す通信時刻情報を格納した更新用ファイルと、今回の
通信開始時点における前記一方の情報処理機器の前記デ
ータベースに記憶された前記共有するアプリケーション
データに含まれる前記所定の単位データを識別する識別
番号情報、および前記所定の単位データ毎の最新の編集
実行日を示す編集時刻情報とを参照することにより、前
記一方の情報処理機器のデータベースに記憶された前記
共有するアプリケーションデータに含まれる前記所定の
単位データの中から前回の通信終了時以降に作成または
変更された所定の単位データを検出するとともに、前回
の通信終了時以降に削除された所定の単位データの識別
番号を検出し、当該検出結果に基づいて他方の情報処理
機器の前記データベースを更新し、今回の通信開始時点
における前記他方の情報処理機器の前記データベースに
記憶された前記共有するアプリケーションデータに含ま
れる前記所定の単位データを識別する識別番号情報と、
前回通信終了時以降に前記他方の情報処理機器において
所定の単位データが作成、変更または削除された場合
に、当該所定の単位データに対応付けられて記憶される
作成、変更または削除されたことを示す編集フラグ情報
とを参照することにより、前記一方の情報処理機器のデ
ータベースに記憶された前記共有するアプリケーション
データに含まれる前記所定の単位データの中から前回の
通信終了時以降に作成または変更された所定の単位デー
タを検出するとともに、前回の通信終了時以降に削除さ
れた所定の単位データの識別番号を検出し、当該検出結
果に基づいて前記一方の情報処理機器の前記データベー
スを更新した後、前記一方の情報処理機器に記憶されて
いる更新後の前記データベースの内容および今回の通信
時刻に基づいて、前記更新用ファイルに格納する識別番
号情報および通信時刻を示す通信時刻情報を更新するこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載のデータ更新方法
は、請求項1または2に記載のデータ更新方法におい
て、前記他方の情報処理機器は、携帯型情報処理機器で
あることを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ更新方
法において、今回の通信時点で前記一方の情報処理機器
のデータベースに記憶された前記共有するアプリケーシ
ョンデータに含まれる前記所定の単位データのうち、同
一の識別番号が前記更新用ファイルに格納されており、
かつ前記編集時刻情報に示される時刻が前記通信時刻情
報に示される時刻より後の所定の単位データを、前回の
通信終了時以降に変更されたものであると判別し、今回
の通信時点で前記一方の情報処理機器のデータベースに
記憶された前記共有するアプリケーションデータに含ま
れる前記所定の単位データのうち、前記更新用ファイル
に格納されていない識別番号の所定の単位データを、前
回の通信終了時以降に作成されたものであると判別し、
前記更新用ファイルに格納された識別番号情報を参照
し、今回の通信開始時点で前記一方の情報処理機器のデ
ータベースに記憶された前記共有するアプリケーション
データに含まれる前記所定の単位データの識別番号以外
の識別番号がある場合には、当該識別番号により識別さ
れる所定の単位データを、前回の通信終了時以降に削除
されたものであると判別することを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ更新方
法において、前記一方の情報処理機器および前記他方の
情報処理機器において前回通信終了時以降に変更された
ことが検出された所定の単位データを、相手側の情報処
理機器に送信し、相手側の前記データベースにおける送
信した所定の単位データと同一の識別番号により識別さ
れる所定の単位データに当該送信した所定の単位データ
を上書きし、前記一方の情報処理機器および前記他方の
情報処理機器において前回通信終了時以降に作成された
ことが検出された所定の単位データを、相手側の情報処
理機器に送信し、相手側の前記データベースに新たに書
き込み、前記一方の情報処理機器および前記他方の情報
処理機器において前回通信終了時以降に削除されたこと
が検出された所定の単位データの識別番号を、相手側の
情報処理機器に送信し、相手側の前記データベースに記
憶された送信された識別番号により識別される所定の単
位データを削除することを特徴としている。
【0012】また、請求項6に記載のデータ更新方法
は、請求項5に記載のデータ更新方法において、前記他
方の情報処理機器において前回通信終了時以降に作成さ
れた所定の単位データを、前記一方の情報処理機器に送
信して前記データベースに書き込む際に、書き込む所定
の単位データに識別番号を付与し、付与した識別番号を
前記他方の情報処理機器に送信し、前記他方の情報処理
機器における前記データベースに、付与された識別番号
を前回通信終了時以降に作成された所定の単位データに
関連付けて記憶することを特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし6のいずれかに記載のデータ更新方
法において、前記一方の情報処理機器に記憶されている
更新後の前記更新用ファイルを前記他方の情報処理機器
に送信し、送信された更新後の前記更新用ファイルを前
記他方の情報処理機器が記憶することを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項8に記載のデータ更新方法
は、所定のアプリケーションにより作成された1または
複数の所定の単位データからなるアプリケーションデー
タを各々のデータベースで共有する機器であって、当該
アプリケーションデータの作成、変更および削除といっ
た編集が可能な情報処理機器間でデータ通信を行い、互
いの前記データベースに記憶された前記共有するアプリ
ケーションデータを更新するデータ更新方法であって、
今回の通信開始時点における一方の情報処理機器の前記
データベースに記憶された前記共有するアプリケーショ
ンデータに含まれる前記所定の単位データを識別する識
別番号情報と、前回通信終了時以降に前記一方の情報処
理機器において所定の単位データが作成、変更または削
除された場合に、当該所定の単位データに対応付けられ
て記憶される作成、変更または削除されたことを示す編
集フラグ情報とを参照することにより、前記一方の情報
処理機器のデータベースに記憶された前記共有するアプ
リケーションデータに含まれる前記所定の単位データの
中から前回の通信終了時以降に作成または変更された所
定の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時
以降に削除された所定の単位データの識別番号を検出
し、当該検出結果に基づいて他方の情報処理機器の前記
データベースを更新することを特徴としている。
【0015】また、請求項9に記載のデータ更新方法
は、請求項8に記載のデータ更新方法において、前記一
方の情報処理機器は、携帯型情報処理機器であることを
特徴としている。
【0016】また、請求項10に記載のデータ更新方法
は、請求項8または9に記載のデータ更新方法におい
て、前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理
機器において前回通信終了時以降に変更されたことが検
出された所定の単位データを、相手側の情報処理機器に
送信し、相手側の前記データベースにおける送信した所
定の単位データと同一の識別番号により識別される所定
の単位データに当該送信した所定の単位データを上書き
し、前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理
機器において前回通信終了時以降に作成されたことが検
出された所定の単位データを、相手側の情報処理機器に
送信し、相手側の前記データベースに新たに書き込み、
前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理機器
において前回通信終了時以降に削除されたことが検出さ
れた所定の単位データの識別番号を、相手側の情報処理
機器に送信し、相手側の前記データベースに記憶された
送信された識別番号により識別される所定の単位データ
を削除することを特徴としている。
【0017】また、請求項11に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし10のいずれかに記載のデータ更新
方法において、前記一方の情報処理機器および前記他方
の情報処理機器の通信が開始されると、両者が予め記憶
している更新許可情報を比較し、互いの記憶している更
新許可情報が一致した場合に、互いの前記データベース
の記録内容を更新することを特徴としている。
【0018】また、請求項12に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし11のいずれかに記載のデータ更新
方法において、前記共有するアプリケーションデータが
日時に関連付けられたデータである場合、今回の通信開
始時に前記一方の情報処理機器の前記データベースに記
憶された前記共有するアプリケーションデータに含まれ
る所定の単位データであり、かつ予め設定された期間内
の日付が関連付けられている所定の単位データの中か
ら、前回の通信終了時以降に作成または変更された所定
の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時以
降に削除された所定の単位データの識別番号を検出する
ことを特徴としている。
【0019】また、請求項13に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし12のいずれかに記載のデータ更新
方法において、1つの前記所定の単位データが複数の第
2の所定単位データから構成されており、通信を行う2
つの前記情報処理機器の各データベースに記憶されたあ
る前記所定の単位データが含有する前記第2の所定の単
位データの数が各前記情報処理機器で実行される前記ア
プリケーションの機能の違いにより異なる場合に、前記
第2の所定単位データの数が多い方の前記情報処理機器
の前記データベースにおける当該数の多い第2の所定単
位データを含む前記所定の単位データを、少ない方の前
記情報処理機器の前記データベースに記憶された前記所
定の単位データに基づいて更新する際、多い方の前記情
報処理機器のデータベースにおける少ない方の前記情報
処理機器に記憶されていない前記第2の所定単位データ
が削除されないようにすることを特徴としている。
【0020】また、請求項14に記載のデータ更新方法
は、請求項1ないし13のいずれかに記載のデータ更新
方法において、1つの前記所定の単位データが複数の第
2の所定単位データから構成されており、各前記情報処
理機器における前記データベースに記憶することができ
る前記第2の所定単位データの最大データ量が異なる場
合に、前記第2の所定単位データの最大データ量が大き
い側の前記情報処理機器の前記データベースに記憶され
たある前記第2の所定単位データのデータ量が、最大デ
ータ量が少ない前記情報処理機器側の前記第2の所定単
位データの最大データ量よりも大きい時には、前記情報
処理機器間の互いのデータベースのデータ更新時に、前
記最大データ量が大きい前記情報処理機器の前記データ
ベースに記憶されたデータ量が大きい前記第2の所定単
位データを削除されないようにすることを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項15に記載のデータ更新方法
は、ネットワークに接続され、所定のアプリケーション
により作成された1または複数の所定の単位データから
なるアプリケーションデータを格納したデータベースを
共有する複数の情報処理機器であって、各々が前記共有
するデータベースに格納されたアプリケーションデータ
の作成、変更および削除といった編集が可能な複数の情
報処理機器のいずれかと、当該複数の情報処理機器と前
記共有するアプリケーションデータを自己のデータベー
スで共有する携帯型情報処理機器であって、当該アプリ
ケーションデータの作成、変更および削除といった編集
が可能な携帯型情報処理機器との間でデータ通信を行う
際に、互いの前記データベースに記憶された前記共有す
るアプリケーションデータを更新するデータ更新方法で
あって、前記情報処理機器と前記携帯型情報処理機器と
の間の通信が開始されると、前記携帯型情報処理機器に
記憶されている更新用ファイルであって、前回の通信が
終了した時点での前記共有するアプリケーションデータ
に含まれる前記所定の単位データを識別する識別番号情
報、および前回の通信時刻を示す通信時刻情報を格納し
た更新用ファイルと、今回の通信開始時点における前記
情報処理機器の前記データベースに記憶された前記共有
するアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位
データを識別する識別番号情報、および前記所定の単位
データ毎の最新の編集実行日を示す編集時刻情報とを参
照することにより、前記情報処理機器のデータベースに
記憶された前記共有するアプリケーションデータに含ま
れる前記所定の単位データの中から前回の通信終了時以
降に作成または変更された所定の単位データを検出する
とともに、前回の通信終了時以降に削除された所定の単
位データの識別番号を検出し、当該検出結果に基づいて
前記携帯型情報処理機器の前記データベースを更新し、
今回の通信開始時点における前記携帯型情報処理機器の
前記データベースに記憶された前記共有するアプリケー
ションデータに含まれる前記所定の単位データを識別す
る識別番号情報と、前回通信終了時以降に前記携帯型情
報処理機器において所定の単位データが作成、変更また
は削除された場合に、当該所定の単位データに対応付け
られて記憶される作成、変更または削除されたことを示
す編集フラグ情報とを参照することにより、前記情報処
理機器のデータベースに記憶された前記共有するアプリ
ケーションデータに含まれる前記所定の単位データの中
から前回の通信終了時以降に作成または変更された所定
の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時以
降に削除された所定の単位データの識別番号を検出し、
当該検出結果に基づいて前記情報処理機器の前記データ
ベースを更新した後、前記携帯型情報処理機器に記憶さ
れている更新後の前記データベースの内容および今回の
通信時刻に基づいて、前記更新用ファイルに格納する識
別番号情報および通信時刻を示す通信時刻情報を更新す
ることを特徴としている。
【0022】また、請求項16に記載のデータ更新方法
は、請求項15に記載のデータ更新方法において、今回
の通信時点で前記情報処理機器のデータベースに記憶さ
れた前記共有するアプリケーションデータに含まれる前
記所定の単位データのうち、同一の識別番号が前記更新
用ファイルに格納されており、かつ前記編集時刻情報に
示される時刻が前記通信時刻情報に示される時刻より後
の所定の単位データを、前回の通信終了時以降に変更さ
れたものであると判別し、今回の通信時点で前記情報処
理機器のデータベースに記憶された前記共有するアプリ
ケーションデータに含まれる前記所定の単位データのう
ち、前記更新用ファイルに格納されていない識別番号の
所定の単位データを、前回の通信終了時以降に作成され
たものであると判別し、前記更新用ファイルに格納され
た識別番号情報を参照し、今回の通信開始時点で前記情
報処理機器のデータベースに記憶された前記共有するア
プリケーションデータに含まれる前記所定の単位データ
の識別番号以外の識別番号がある場合には、当該識別番
号により識別される所定の単位データを、前回の通信終
了時以降に削除されたものであると判別することを特徴
としている。
【0023】また、請求項17に記載のデータ更新方法
は、請求項15または16に記載のデータ更新方法にお
いて、前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器
において前回通信終了時以降に変更されたことが検出さ
れた所定の単位データを、相手側の情報処理機器に送信
し、相手側の前記データベースにおける送信した所定の
単位データと同一の識別番号により識別される所定の単
位データに当該送信した所定の単位データを上書きし、
前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器におい
て前回通信終了時以降に作成されたことが検出された所
定の単位データを、相手側の情報処理機器に送信し、相
手側の前記データベースに書き込み、前記情報処理機器
および前記携帯型情報処理機器において前回通信終了時
以降に削除されたことが検出された所定の単位データの
識別番号を、相手側の情報処理機器に送信し、相手側の
前記データベースに記憶された送信された識別番号によ
り識別される所定の単位データを削除することを特徴と
している。
【0024】また、請求項18に記載の情報処理装置
は、所定のアプリケーションにより作成された1または
複数の所定の単位データからなるアプリケーションデー
タを、当該アプリケーションデータの作成、変更および
削除といった編集が可能な他の情報処理機器と共有する
とともに、当該アプリケーションデータの作成、変更お
よび削除といった編集が可能な情報処理装置であって、
前記共有するアプリケーションデータ、および前記共有
するアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位
データを識別する識別番号情報、および前記所定の単位
データ毎の最新の編集実行日を示す編集時刻情報とを記
憶するデータベースと、前記他の情報処理機器との間で
データ通信を行う際に、前記データベースおよび前記他
の情報処理機器のデータベースに記憶された前記共有す
るアプリケーションデータを更新するデータ更新手段と
を備え、前記データ更新手段は、前回の通信が終了した
時点での前記共有するアプリケーションデータに含まれ
る前記所定の単位データを識別する識別番号情報、およ
び前回の通信時刻を示す通信時刻情報を格納した更新用
ファイルを有しており、前記他の情報処理機器との間で
通信が開始されると、当該更新用ファイルと、自装置の
前記データベースに記憶された識別番号情報および編集
時刻情報を参照することにより、自装置の前記データベ
ースに記憶された前記共有するアプリケーションデータ
に含まれる前記所定の単位データの中から前回の通信終
了時以降に作成または変更された所定の単位データを検
出するとともに、前回の通信終了時以降に削除された所
定の単位データの識別番号を検出し、当該検出結果に基
づいて前記他の情報処理機器のデータベースを更新を制
御した後、更新後の前記データベースの内容および今回
の通信時刻に基づいて、前記更新用ファイルに格納する
識別番号情報および通信時刻を示す通信時刻情報の更新
すること特徴としている。
【0025】また、請求項19に記載の情報処理装置
は、請求項18に記載の情報処理装置において、前記他
の情報処理機器と通信時に、前回通信終了時以降に前記
他の情報処理機器において前記所定の単位データが作
成、変更または削除されたことを示す編集フラグ情報が
送信される場合には、前記データ更新手段は、当該送信
された編集フラグ情報を参照することにより、前記他の
情報処理機器のデータベースに記憶された前記共有する
アプリケーションデータに含まれる前記所定の単位デー
タの中から前回の通信終了時以降に作成または変更され
た所定の単位データを検出するとともに、前回の通信終
了時以降に削除された所定の単位データの識別番号を検
出し、当該検出結果に基づいて自装置の前記データベー
スを更新することを特徴としている。
【0026】また、請求項20に記載の情報処理装置
は、請求項18または19に記載の情報処理装置におい
て、前記データ更新手段は、今回の通信時点で自装置の
前記データベースに記憶された前記共有するアプリケー
ションデータに含まれる前記所定の単位データのうち、
同一の識別番号が前記更新用ファイルに格納されてお
り、かつ前記編集時刻情報に示される時刻が前記通信時
刻情報に示される時刻より後の所定の単位データを、前
回の通信終了時以降に変更されたものであると判別し、
今回の通信時点で自装置の前記データベースに記憶され
た前記共有するアプリケーションデータに含まれる前記
所定の単位データのうち、前記更新用ファイルに格納さ
れていない識別番号の所定の単位データを、前回の通信
終了時以降に作成されたものであると判別し、前記更新
用ファイルに格納された識別番号情報を参照し、今回の
通信開始時点で自装置の前記データベースに記憶された
前記共有するアプリケーションデータに含まれる前記所
定の単位データの識別番号以外の識別番号がある場合に
は、当該識別番号により識別される所定の単位データ
を、前回の通信終了時以降に削除されたものであると判
別することを特徴としている。
【0027】また、請求項21に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし20のいずれかに記載の情報処理
装置において、前記データ更新手段は、自装置の前記デ
ータベースにおいて前回通信終了時以降に変更されたこ
とが検出された所定の単位データを、前記他の情報処理
機器に送信し、前記他の情報処理機器の前記データベー
スにおける送信した所定の単位データと同一の識別番号
により識別される所定の単位データに当該送信した所定
の単位データを上書きすることを指示するとともに、前
記他の情報処理機器の前記データベースにおいて前回通
信終了時以降に変更されたことが検出された所定の単位
データを、前記他の情報処理機器から受信し、自装置の
前記データベースにおける受信した所定の単位データと
同一の識別番号により識別される所定の単位データに当
該受信した所定の単位データを上書きし、自装置の前記
データベースにおいて前回通信終了時以降に作成された
ことが検出された所定の単位データを、前記他の情報処
理機器に送信し、前記他の情報処理機器の前記データベ
ースへの書き込みを指示するとともに、前記他の情報処
理機器の前記データベースにおいて前回通信終了時以降
に作成されたことが検出された所定の単位データを、前
記他の情報処理機器から受信し、自装置の前記データベ
ースに書き込み、自装置の前記データベースにおいて前
回通信終了時以降に削除されたことが検出された所定の
単位データの識別番号を、前記他の情報処理機器に送信
し、前記他の情報処理機器の前記データベースに記憶さ
れた送信された識別番号により識別される所定の単位デ
ータを削除することを指示するとともに、前記他の情報
処理装置の前記データベースにおいて前回通信終了時以
降に削除されたことが検出された所定の単位データの識
別番号を、前記他の情報処理機器から受信し、自装置の
前記データベースに記憶された受信した識別番号により
識別される所定の単位データを削除することを特徴とし
ている。
【0028】また、請求項22に記載の情報処理装置
は、請求項21に記載の情報処理装置において、前記デ
ータ更新手段は、前記他の情報処理機器の前記データベ
ースにおいて前回通信終了時以降に作成された所定の単
位データを、前記他の情報処理機器から受信して自装置
の前記データベースに書き込む際に、書き込む所定の単
位データに識別番号を付与し、付与した識別番号を前記
他の情報処理機器に送信し、前記他の情報処理機器にお
ける前記データベースに、付与された識別番号を前回通
信終了時以降に作成された所定の単位データに関連付け
て記憶することを指示することを特徴としている。
【0029】また、請求項23に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし22のいずれかに記載の情報処理
装置において、前記データ更新手段は、更新後の前記更
新用ファイルを前記他の情報処理機器に送信し、送信さ
れた更新後の前記更新用ファイルを前記他方の情報処理
機器が記憶するように指示することを特徴としている。
【0030】また、請求項24に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし23のいずれかに記載の情報処理
装置において、前記データ更新手段は、通信を行う前記
他の情報処理機器が前記更新用ファイルを記憶している
場合には、前記他の情報処理機器が記憶している更新用
ファイルを参照することにより、データ更新処理を行う
ことを特徴としている。
【0031】また、請求項25に記載の情報処理装置
は、請求項24に記載の情報処理装置において、前記更
新用ファイルには、前記識別番号情報および編集日時情
報に加え、更新を許可するか否かを判別するための更新
許可情報が記憶されており、前記データ更新手段は、自
装置が記憶している前記更新用ファイルと、前記他の情
報処理機器が記憶している更新用ファイルとを比較し、
互いの記憶している更新許可情報が一致した場合にのみ
データ更新処理を行うことを特徴としている。
【0032】また、請求項26に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし25のいずれかに記載の情報処理
装置において、前記データ更新手段は、前記共有するア
プリケーションデータが日時に関連付けられたデータで
ある場合、今回の通信開始時に自装置の前記データベー
スに記憶された前記共有するアプリケーションデータに
含まれる所定の単位データであり、かつ予め設定された
期間内の日付が関連付けられている所定の単位データの
中から、前回の通信終了時以降に作成または変更された
所定の単位データを検出するとともに、前回の通信終了
時以降に削除された所定の単位データの識別番号を検出
することを特徴としている。
【0033】また、請求項27に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし26のいずれかに記載の情報処理
装置において、1つの前記所定の単位データが複数の第
2の所定単位データから構成されており、前記データ更
新手段は、自装置もしくは前記他の情報処理機器の各デ
ータベースに記憶されたある前記所定の単位データが含
有する前記第2の所定の単位データの数が自装置および
前記他の情報処理機器で実行される前記アプリケーショ
ンの機能の違いにより異なる場合に、前記第2の所定単
位データの数が多い方の装置の前記データベースにおけ
る当該数の多い第2の所定単位データを含む前記所定の
単位データを、少ない方の装置の前記データベースに記
憶された前記所定の単位データに基づいて更新する際、
多い方の装置のデータベースにおける少ない方の装置に
記憶されていない前記第2の所定単位データが削除され
ないように制御することを特徴としている。
【0034】また、請求項28に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし27のいずれかに記載の情報処理
装置において、1つの前記所定の単位データが複数の第
2の所定単位データから構成されており、前記データ更
新手段は、自装置および前記他の情報処理機器の前記デ
ータベースに記憶することができる前記第2の所定単位
データの最大データ量が異なる場合に、前記第2の所定
単位データの最大データ量が大きい側の装置の前記デー
タベースに記憶されたある前記第2の所定単位データの
データ量が、最大データ量が少ない装置の前記第2の所
定単位データの最大データ量よりも大きい時には、互い
の前記データベースのデータ更新時に、前記最大データ
量が大きい装置の前記データベースに記憶されたデータ
量が大きい前記第2の所定単位データを削除されないよ
うに制御することを特徴としている。
【0035】また、請求項29に記載の情報処理装置
は、請求項18ないし28のいずれかに記載の情報処理
装置において、当該情報処理装置が複数種類の前記所定
のアプリケーションにより編集されたアプリケーション
データを前記データベースに記憶することが可能であ
り、前記複数種類の所定のアプリケーション毎に対応し
て設けられ、対応する前記所定のアプリケーションによ
り編集されたデータを前記データ更新手段によって扱う
ことが可能なデータ形式に変換するインターフェース手
段をさらに具備することを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.システム構成 まず、図1は本発明の第1実施形態に係るデータ更新方
法が適用されるシステムの概略構成例を示す。同図に示
すように、このシステム構成例では、パーソナルコンピ
ュータ(PC)300において、所定のアプリケーショ
ン(以下においては、スケジュール管理アプリケーショ
ンとする)により作成されたアプリケーションデータが
PC300のデータベースに格納されており、このアプ
リケーションデータを、PC300と携帯情報端末20
0とで共有する場合を例示している。そして、本実施形
態に係るデータ更新方法では、携帯情報端末200とP
C300とがデータ通信を行うことにより、各機器のデ
ータベースに格納された共有するアプリケーションデー
タを最新のものに更新することになる。
【0037】この携帯情報端末200は、CPU(Cent
ral Processing Unit)、ROM(Read Only Memor
y)、およびRAM(Random Access Memory)等を備え
ており、ROM等に記憶された上記スケジュール管理ア
プリケーションプログラムやアドレス管理アプリケーシ
ョンプログラム等を実行することにより、様々な機能を
実現することができる。また、携帯情報端末200は、
上述したようにPC300と共有する(スケジュール管
理)アプリケーションデータを記憶するデータベース
(フラッシュメモリ等で構成される)を有している。こ
こで、携帯情報端末200は、CPUがROMに記憶さ
れたスケジュール管理アプリケーションプログラムを実
行することにより、ユーザから入力される指示に基づい
て当該データベースに記憶されたアプリケーションデー
タの新規作成、修正および削除といった編集作業を行う
ことができる。
【0038】また、携帯情報端末200は、通常の一般
的な電子腕時計と同様に、バンド部202と、胴201
とを有しており、この胴201内部に上述した各種電子
デバイスが内蔵されている。また、胴201の中心側に
は液晶表示装置204が設けられており、この液晶表示
装置204に時刻や、上述したスケジュール管理アプリ
ケーションデータに応じた情報、すなわちスケジュール
情報等の様々な情報が表示されるようになっている。
【0039】また、携帯情報端末200は、上述したC
PU等の内蔵する電子デバイスを駆動するための二次電
池を有しており、この二次電池に充電を行う場合には、
図示のようにステーション100に収容される。ステー
ション100は、ステーション100を充電する機能を
有しており、図示のように携帯情報端末200が収容さ
れて、充電指示ボタン等が押下されると、携帯情報端末
200の二次電池に対する充電が行われる。
【0040】また、ステーション100は、携帯情報端
末200がPC300等の外部情報処理機器との間でデ
ータ通信を行う際に当該データ通信を中継する機能を有
しており、携帯情報端末200が共有するアプリケーシ
ョンデータを記憶するPC300とデータ通信を行って
本実施形態に係るデータ更新方法を実行する場合には、
図示のようにステーション100に収容された状態で、
ステーション100を介してPC300との間でデータ
通信処理が行われることになる。なお、この例では、ス
テーション100を介して携帯情報端末200とPC3
00との間でデータ通信を行うようになっているが、携
帯情報端末200とPC300とを直接ケーブル等で接
続したり、あるいは無線通信機能等を用いることによ
り、両者間で直接データ通信を行うようにしてもよい。
【0041】PC300は、一般的なパーソナルコンピ
ュータであり、ハードディスク装置などの記憶装置に記
憶されたアプリケーションプログラムを実行することに
より、様々な機能を実現する。また、PC300は、ス
ケジュール管理アプリケーションプログラムを実行する
ことにより新規作成、変更および削除といった編集がな
されたアプリケーションデータをデータベース(ハード
ディスク装置等で構成される)を格納している。
【0042】このようにPC300と携帯情報端末20
0は、スケジュール管理アプリケーションデータを各々
のデータベースに格納して共有しており、これにより携
帯情報端末200のユーザは外出先等であっても携帯情
報端末200を所持していれば、スケジュール管理アプ
リケーションデータに応じたスケジュール情報を参照し
たり、あるいは編集したりすることができるのである。
もちろん、PC300においても当該スケジュール管理
アプリケーションデータに応じたスケジュール情報等を
参照することができ、またこれらを編集することが可能
である。このように携帯情報端末200およびPC30
0において、互いのデータベースに記憶しているアプリ
ケーションデータを編集することが可能であるため、図
示のように携帯情報端末200をステーション100に
収容してPC300との間でデータ通信を行う際に、携
帯情報端末200およびPC300側における編集内容
に基づいて、互いのデータベースに記憶されたアプリケ
ーションデータを最新の情報に更新するためのシンクロ
処理が行われる。ここで行われるシンクロ処理は、PC
300および携帯情報端末200に各々記憶されたシン
クロ処理プログラムにしたがって各装置が連携して実行
する処理であり、以下、PC300および携帯情報端末
200がこれらのシンクロ処理プログラムを実行するこ
とにより実現されるデータ更新方法について説明する。
【0043】A−2.データ更新方法 図2〜図7は上述したように携帯情報端末200とPC
300との間で行われる本実施形態に係るデータ更新方
法の基本原理を示す図である。これらの図を参照しなが
ら本実施形態に係るデータ更新方法について説明する。
まず、携帯情報端末200とPC300との間でデータ
更新を行う態様としては、初期状態におけるデータ更
新、すなわちPC300により作成されたアプリケーシ
ョンデータをデータベースに何も記憶していない初期状
態の携帯情報端末200に送信して書き込む場合のデー
タ更新と、各々がデータベースにアプリケーションデー
タを記憶した状態でデータ通信が行われ、通信時におけ
る両者のデータベースの内容を反映したデータ更新を行
う場合とがある。
【0044】A−2−1.初期状態にある場合のデータ
更新 まず、図2を参照しながら携帯情報端末200のデータ
ベースが初期状態にあり(例えば、初回の通信時や携帯
情報端末200を初期化した直後の通信時等)、この状
態でPC300のデータベースに記憶されたアプリケー
ションデータを携帯情報端末200側のデータベースに
記憶させる場合について説明する。
【0045】同図に示すように、ユーザがPC300の
スケジュール管理アプリケーションを実行することによ
りアプリケーションデータを作成すると、PC300の
データベース(以降、PCデータベース)300aに
は、各アイテム毎にアイテムIDと編集時刻情報とが対
応付けられて記憶される。ここで、アイテムとは、現在
一般的に使用されているPIM(Personal Information
Manager)といわれるアドレス管理やスケジュール管理
等のアプリケーションによって扱われるデータの単位で
あり、スケジュール管理アプリケーションなどでは、1
つの予定項目が記述されたデータが1つのアイテムに相
当することになる。このため、1つのアイテムには、予
定項目の内容である「開始時刻」、「終了時刻」、「場
所」、「予定内容」、……といったことが記述されたデ
ータが含まれており、「開始時刻」や「終了時刻」とい
ったデータを記述する単位データはフィールドと呼ばれ
ている。したがって、本実施形態においても、上述した
ように「予定項目」を示す単位データを「アイテム」と
称し、当該予定項目に含まれる「開始時刻」等の詳細項
目を示す単位データを「フィールド」と称する。すなわ
ち、本実施形態で扱うアプリケーションデータは、「ア
イテム」の下層に複数の「フィールド」があるといった
階層的なデータ構造となっている。
【0046】ここで、PCデータベース300aにおけ
る各「アイテム」の部分には、各「アイテム」のデータ
が格納される。すなわち、当該「アイテム」に含まれる
複数の「フィールド」のデータもこの部分に格納され
る。このように格納されている各「アイテム」に対応付
けて、アイテムIDおよび編集時刻情報が格納されてい
るが、アイテムIDは、PC300により実行されるア
プリケーションが処理を行う上でアイテムを識別するた
めに用いるID情報であり、当該アプリケーションによ
って新規の「アイテム」が作成された場合にアイテムI
Dが付与され、付与されたアイテムIDがPCデータベ
ース300aに格納される。また、編集時刻情報は、P
C300により実行されるアプリケーションによって新
規作成または変更等の編集が行われた最新の日時を示す
情報であり、PCデータベース300aには、この編集
時刻情報が各アイテムに対応付けて記憶される。
【0047】一方、初期状態であるため、携帯情報端末
200のデータベース(以降、端末データベースとす
る)200aには、上記アプリケーションに関するデー
タは記憶されていない。各PCデータベース300aお
よび端末データベース200aの記憶状態が上記のよう
な場合に、携帯情報端末200とPC300との間でデ
ータ通信が行われた場合の、アプリケーションデータの
更新処理は次の通りである。
【0048】まず、PC300では、通信開始時にPC
データベース300aに記憶されているアプリケーショ
ンデータの全てのアイテムについて、アイテムIDを識
別番号に変換し、アイテムとともに当該識別番号情報お
よび編集指示情報を携帯情報端末200側に送信する。
ここで、編集指示情報とは、携帯情報端末200におい
て当該アイテムに対して実行すべき処理内容(新規作
成、変更、削除)を指示するための情報であり、これを
受信した携帯情報端末200では、この編集指示情報に
したがって当該アイテムに編集処理を実行することにな
る。なお、上述した識別番号は、アイテムIDを構成す
るデータのデータ量りも小さいデータ量の情報であり、
このようにデータサイズの小さい識別情報に変換するこ
とにより、後述するPC等と比較して記憶容量に制限の
ある携帯情報端末200側で保持するデータサイズを抑
制することが可能となる。
【0049】また、PC300では、携帯情報端末20
0側に送信したアイテムの識別番号とアイテムIDとを
対応付けてシンクロプロファイル(更新用ファイル)S
Pに格納する。これにより、当該シンクロプロファイル
SPを参照すれば、前回の通信時に携帯情報端末200
に送信したアイテムIDおよび識別番号を知ることがで
きるとともに、各アイテムIDと識別番号との対応関係
を知ることができる。さらに、PC300は、シンクロ
プロファイルSPに携帯情報端末200と通信を行った
時刻を示す通信時刻情報と、ユーザ情報およびPIM情
報とを格納する。ここで、ユーザ情報は、当該アプリケ
ーションデータを利用するユーザを識別するための情報
であり、PIM情報はどのようPIM(アプリケーショ
ン)を使用しているかを示す情報である。
【0050】ここで、携帯情報端末200が初期状態で
ある場合には、PC300のPCデータベース300a
に記憶されたアプリケーションデータの全てのアイテム
が、上述した識別番号および編集指示情報とともに送信
される。ここで、携帯情報端末200の端末データベー
ス200aには、アプリケーションデータが記憶されて
いないため、編集指示情報としては、全てのアイテムに
ついて新規作成することを指示する情報が送信される。
そして、アプリケーションデータの全てのアイテムに関
して、そのアイテムIDと識別番号との対応関係がシン
クロプロファイルSPに記述される。また、PC300
は、携帯情報端末200とデータ通信を行って更新処理
を行った時刻をシンクロプロファイルSPの通信時刻情
報として記述するとともに、PIM情報やユーザ情報等
を記述する。
【0051】上述したようにPC300から送信された
全アイテムのデータと、各アイテムに対応付けられた識
別番号情報および編集指示情報を受信した携帯情報端末
200では、送信された全アイテムに対応する編集指示
情報が新規作成を指示するものであるため、これらのア
イテムのデータを端末データベース200aに新規に作
成する。すなわち、送信された全アイテムのデータの端
末データベース200aへの書き込みを行う。この際、
各アイテムに対応する識別番号情報を各アイテムに対応
付けて端末データベース200aに格納する。このよう
にして、図3に示すように、PC300側のPCデータ
ベース300aに格納されていたアプリケーションデー
タが端末データベース200aに格納され、携帯情報端
末200およびPC300は、このデータ更新処理が終
了した時点で、同一のアプリケーションデータを共有す
ることができる。
【0052】また、携帯情報端末200では、上述した
ように端末データベース200aに格納した各アイテム
および識別番号情報に加え、編集フラグ情報、定期的情
報および欠落フラグ情報を端末データベース200aに
格納する。ここで、編集フラグ情報は、携帯情報端末2
00においてアイテムを新規作成、変更または削除した
場合に付加される情報であり、新規作成、変更または削
除といった編集内容を示す情報が記述されるが、これに
ついては後述する。図3の場合、携帯情報端末200で
は当然ながら編集は行われていないため、全てのアイテ
ムについて「NONE」が記述されている。定期的情報と
は、ユーザの直接的な指示によって作成されたアイテム
ではなく、例えば毎週月曜日に行われる定例会議等の定
期的に行われる予定項目について、アプリケーションが
自動作成したアイテムであることを示す情報であり、図
3の場合、全て「FALSE」であり、これは全てのアイテ
ムが定期的なものではなく、ユーザの指示によって直接
作成されたものであることを示している。本実施形態で
は、この定期的情報が「ON」である場合には、そのデー
タを更新処理の対象から外している。また、欠落フラグ
情報は、携帯情報端末200およびPC300におい
て、アイテムに含有させるできるフィールド数が異なる
場合に付加されるフラグであり、これについては後述す
る。なお、図3の場合は、欠落フラグ情報は、全て「FA
LSE」であり、この場合、データ更新処理の際には、欠
落フラグ情報は無視されるが、これらの定期的情報や欠
落フラグ情報は、上述したようにPC300からアイテ
ム等のデータとともに、携帯情報端末200側に送信さ
れ、定期的情報や欠落フラグ情報を受信した場合には、
携帯情報端末200は端末データベース200aにその
情報を格納することになる。
【0053】A−2−2.PC側での編集内容に基づく
データ更新 携帯情報端末200の端末データベース200aが初期
状態にある場合には、上述したようにPCデータベース
300aに記憶されたアプリケーションデータが全て携
帯情報端末200に送信されて端末データベース200
aに書き込まれることになる。一方、上述したような初
期状態におけるデータ更新処理が行われると、図3に示
すように、携帯情報端末200およびPC300の互い
の端末データベース200aおよびPCデータベース3
00aに、共有するアプリケーションデータが記憶され
ることになる。このように互いのデータベースにアプリ
ケーションデータが記憶され、その時点以降、このアプ
リケーションデータを各装置において編集することが可
能であるため、次に実行するデータ更新時には、各携帯
情報端末200およびPC300側において実行された
編集内容を検出し、当該検出結果に応じて互いのデータ
ベースを更新する必要がある。
【0054】まず、PC300側で行われた編集内容を
検出し、この検出結果に応じて携帯情報端末200の端
末データベース200aに記憶されたアプリケーション
データを更新する方法について図4および図5を参照し
ながら説明する。
【0055】図4は、上述した初期状態でのデータ更新
が終了した時点の各データベースの記憶状態(図3参
照)から、PC300において、新しいアイテム「HH
H」を新規作成し、アイテム「DDD」を削除し、アイテム
「FFF」を変更して「FFF'」とした場合を示している。
【0056】上述した初期状態でのデータ更新処理の
後、このような編集がPC300において実行された場
合には、本実施形態に係るデータ更新処理では、前回の
データ更新処理終了時以降にPC300により作成また
は変更アイテムや、削除されたアイテムの識別番号を検
出し、作成、変更または削除されていないアイテムにつ
いてのデータは携帯情報端末200側に送信しないよう
になっている。このため、編集されたアイテム等を検出
する必要があるが、本実施形態では、次のような手法に
より編集されたアイテム等を検出している。
【0057】まず、前回のデータ更新処理終了時以降に
PC300において新規作成されたアイテムの検出方法
について説明する。この場合、PC300では、シンク
ロプロファイルSPと、現在のPCデータベース300
aの内容とを比較参照することにより、新規作成された
アイテムを検出する。具体的に説明すると、次の通りで
ある。シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更
新処理が行われた時点における互いのデータベースに記
憶されているアイテムを識別するためのアイテムIDお
よび識別番号情報が格納されている。このため、シンク
ロプロファイルSPには、前回のデータ更新時以降に新
規作成されたアイテムのアイテムIDについては格納さ
れていない。したがって、PC300では、PCデータ
ベース300aに記憶されているアイテムIDの中か
ら、シンクロプロファイルSPに記憶されていないアイ
テムIDを検出し、このアイテムを新規作成されたアイ
テムであると判別する。図4に示す例では、PCデータ
ベース300a中のアイテム「HHH」に対応するアイテ
ムIDがシンクロプロファイルSPに記憶されていな
い。したがって、PC300は、このアイテム「HHH」
が新規作成されたアイテムであると判別することができ
る。
【0058】次に、前回のデータ更新処理終了時以降に
PC300において変更されたアイテムの検出方法につ
いて説明する。この場合にも、PC300では、シンク
ロプロファイルSPと、現在のPCデータベース300
aの内容とを比較参照することにより、変更されたアイ
テムを検出する。具体的に説明すると、次の通りであ
る。シンクロプロファイルSPには、前回のデータ更新
処理を行った時刻を示す通信時刻情報が格納されてい
る。一方、PCデータベース300aには、各アイテム
毎に最新の編集実行日時を示す編集時刻情報が記憶され
ている。したがって、PCデータベース300aに記憶
されているアイテムの中で、シンクロプロファイルSP
およびPCデータベース300aの両者に記憶されてい
るアイテムIDを有するアイテムであり、かつシンクロ
プロファイルSPに記憶された通信時刻情報に示される
時刻よりも最近の時刻が示されている編集時刻情報が記
憶されているアイテムを、前回のデータ更新処理終了時
以降に変更されたアイテムであると判別する。図4に示
す例では、両者にアイテムIDが存在し、編集時刻情報
に通信時刻情報より最近の時刻が記述されているアイテ
ム「FFF'」が変更されたアイテムであると判別すること
ができる。
【0059】次に、前回のデータ更新処理終了時以降に
PC300において削除されたアイテムのアイテムID
の検出方法について説明する。この場合にも、PC30
0では、シンクロプロファイルSPと、現在のPCデー
タベース300aの内容とを比較参照することにより、
削除されたアイテムのアイテムIDを検出する。具体的
に説明すると、次の通りである。シンクロプロファイル
SPには、前回のデータ更新処理が行われた時点におけ
る互いのデータベースに記憶されているアイテムを識別
するためのアイテムIDおよび識別番号情報が格納され
ている。一方、PCデータベース300aには、現在存
在するアイテムについての情報が格納されており、削除
されたアイテムについての情報は格納されていない。し
たがって、PC300では、シンクロプロファイルSP
に記憶されているアイテムIDの中から、PCデータベ
ース300aに記憶されていないアイテムIDを検出
し、このアイテムIDに対応したアイテムが削除された
アイテムであると判別する。図4に示す例では、シンク
ロプロファイルSP中のアイテムID「456……」に対
応するアイテムIDがPCデータベース300aに記憶
されていない。したがって、PC300は、このアイテ
ムID「456……」に対応するアイテム「DDD」(図3参
照)が削除されたアイテムであると判別することがで
き、削除されたアイテムのアイテムIDを検出すること
ができるのである。
【0060】以上説明したように、PC300では、現
在のPCデータベース300aの内容と、シンクロプロ
ファイルSPの内容とを比較参照することにより、前回
のデータ更新処理終了時以降にPC300において作成
または変更されたアイテムの検出、および削除されたア
イテムのアイテムIDの検出を行うことができる。すな
わち、本実施形態に係るデータ更新方法では、前回のデ
ータ更新処理時のアイテムと、現在のデータベースに記
憶されているアイテムとの実データを比較し、異なる部
分、つまり編集されている部分を検出するといった従来
の手法とは全く異なり、アイテムID、編集時刻情報お
よび前回のデータ更新処理実行時刻等の情報を用いて編
集されたアイテムを検出することができる。したがっ
て、従来の各アイテムの実データを比較して異なる部分
を検出するといった手法と比較し、アイテムのデータ量
が大きい場合などには検出処理を迅速に行うことができ
る。また、従来の手法では、前回のデータ更新処理終了
時のアイテムデータの全てをシンクロプロファイルとし
て記憶しておく必要があるため、シンクロプロファイル
のデータ量が大きくなってしまう。これに対し、本実施
形態では、シンクロプロファイルには、アイテムの実デ
ータは格納されず、そのアイテムID、およびこれに対
応する識別番号等のみが格納されるので、アイテムのデ
ータ量が大きい場合にも、シンクロプロファイルに格納
するデータ量は大きなものとはならない。
【0061】PC300では、上述したように作成また
は変更されたアイテム、および削除されたアイテムID
を検出すると、作成または変更されたアイテムについて
は、アイテムのデータと、これに対応するアイテムID
を変換した識別番号と、新規作成または変更を指示する
編集指示情報とを携帯情報端末200側に送信する。こ
こで、変更されたアイテムのアイテムIDの識別番号へ
の変換は、シンクロプロファイルSPに記憶されたアイ
テムIDと識別番号との対応関係を参照することにより
行われる。一方、新規に作成されたアイテムのアイテム
IDについては、新たな識別番号が付与されることにな
り、この場合、新たな識別番号とアイテムIDがシンク
ロプロファイルSPに格納される。
【0062】また、削除されたアイテムについては、そ
のアイテムIDを変換した識別番号と、この識別番号に
より特定されるアイテムのデータの削除を指示する編集
指示情報とを携帯情報端末200側に送信する。削除さ
れたアイテムについては、シンクロプロファイルSPに
記憶されたアイテムIDおよび識別番号が削除される。
【0063】携帯情報端末200は、上記のようにPC
300側から送信された新規作成または変更されたアイ
テムおよびこれに付随する情報や、削除されたアイテム
を識別する識別番号等のデータを受信し、次のような処
理を行う。
【0064】まず、新規作成されたことが編集指示情報
に示されているアイテムについては、当該アイテムの識
別番号と、アイテムのデータとを新たに端末データベー
ス200aに格納する。
【0065】次に、変更されたことが編集指示情報に示
されているアイテムについては、現在端末データベース
200aに格納されている当該アイテムの識別番号によ
り特定されるアイテムのデータを記述する部分に、PC
300側から送信された変更後のアイテムのデータを上
書きする。
【0066】次に、削除されたことが編集指示情報に示
されている識別番号については、端末データベース20
0aにおける当該識別番号を示すデータ、およびこの識
別番号に関連付けられて記憶されたデータ(アイテムや
編集フラグ情報等)を削除する。
【0067】このようにして、前回のデータ更新処理終
了時以降にPC300において編集された内容に基づい
て、端末データベース200aに記憶されたアプリケー
ションデータの更新が行われ、図5に示すように、携帯
情報端末200およびPC300は、このデータ更新処
理が終了した時点で、同一のアプリケーションデータを
共有することができる。
【0068】A−2−3.携帯情報端末側での編集内容
に基づくデータ更新 次に、携帯情報端末200側で行われた編集内容を検出
し、この検出結果に応じてPC300のPCデータベー
ス300aに記憶されたアプリケーションデータを更新
する方法について図6および図7を参照しながら説明す
る。
【0069】図6は、上述した初期状態でのデータ更新
が終了した時点の各データベースの記憶状態(図3参
照)から、携帯情報端末200において、新しいアイテ
ム「GGG」を新規作成し、アイテム「CCC」を削除し、ア
イテム「AAA」を変更して「AAA'」とした場合を示して
いる。
【0070】上述した初期状態でのデータ更新処理の
後、このような編集が携帯情報端末200において実行
された場合には、本実施形態に係るデータ更新処理で
は、前回のデータ更新処理終了時以降に携帯情報端末2
00により作成または変更アイテムや、削除されたアイ
テムの識別番号を検出し、作成、変更または削除されて
いないアイテムについてのデータはPC300側に送信
しないようになっている。このため、編集されたアイテ
ム等を検出する必要があるが、本実施形態では、次のよ
うな手法により編集されたアイテム等を検出している。
【0071】まず、携帯情報端末200側では、端末デ
ータベース200aに記憶されている編集フラグ情報を
参照することにより、前回のデータ更新処理終了時以降
に作成、変更または削除されたアイテムを検出する。上
述したように編集フラグ情報は、携帯情報端末200に
おいて、アイテムの新規作成、アイテムのデータの変
更、あるいはアイテムの削除といった編集作業を実行し
た時に、その編集内容を示す情報が書き込まれるように
なっている。したがって、この編集フラグ情報を参照す
れば、前回のデータ更新処理終了時以降に編集されたア
イテム等の検出を行うことができる。図6に示す例で
は、編集フラグ情報に「変更」が記述されているアイテ
ム「AAA'」が変更されたアイテムであると判別され、編
集フラグ情報に「新規作成」と記述されているアイテム
「GGG」が新規作成されたアイテムであると判別され、
編集フラグ情報に「削除」と記述されているアイテム
「CCC」が削除されたアイテムであると判別される。
【0072】携帯情報端末200では、上述したように
携帯情報端末200において作成または変更されたアイ
テム、および削除されたアイテムを検出すると、作成ま
たは変更されたアイテムについては、アイテムのデータ
と、これに対応する識別番号と、新規作成であることま
たは変更であることを示す編集フラグ情報とをPC30
0側に送信する。なお、携帯情報端末200において、
新規に作成されたアイテムについては識別番号は付与さ
れていないので、携帯情報端末200で新規作成したア
イテムについては仮の識別番号「0」を付与する。ま
た、削除されたアイテムについては、そのアイテムに対
応する識別番号と、編集内容が削除であることを示す編
集フラグ情報とをPC300側に送信する。このように
PC300側にデータを送信すると、携帯情報端末20
0では、これらの編集フラグ情報を「NONE」にリセット
するとともに、削除されたアイテムについては、当該ア
イテムに関連するデータを全て削除する。
【0073】PC300は、上記のように携帯情報端末
200側から送信されたデータを受信し、次のような処
理を行う。
【0074】まず、変更されたことが編集フラグ情報に
示されているアイテムについては、このアイテムの識別
番号をシンクロプロファイルSPを参照することによ
り、アイテムIDに変換し、現在PCデータベース30
0aに格納されている変換したアイテムIDのアイテム
のデータを記述する部分に、携帯情報端末200側から
送信された変更後のアイテムのデータを上書きする。
【0075】次に、削除されたことが編集フラグ情報に
示されている識別番号については、当該識別番号をシン
クロプロファイルSPを参照することにより、アイテム
IDに変換し、PCデータベース300aにおける変換
したアイテムID、およびこれに対応するアイテムのデ
ータを削除する。このようにPCデータベース300a
のデータを削除するとともに、携帯情報端末200側で
削除されたアイテムについては、シンクロプロファイル
SPに記憶されたアイテムIDおよび識別番号が削除さ
れる。
【0076】次に、新規作成されたことが編集フラグ情
報に示されているアイテムについては、アイテムのデー
タを新たにPCデータベース300aに格納する。この
際、PC300のスケジュール管理アプリケーションに
より、当該新規作成されたアイテムにアイテムIDが付
与される。このようにアイテムIDが付与されると、当
該アイテムIDが識別番号に変換され、アイテムIDと
この識別番号とがシンクロプロファイルSPに新たに格
納されるとともに、この識別番号と、これに対応するア
イテムIDのアイテムのデータが携帯情報端末200側
に送信される。これを受信した携帯情報端末200で
は、PC300から送信されたアイテムのデータと同じ
アイテムのデータの識別番号の部分(図6の例では、
「GGG」に対応した部分)に受信した識別番号を格納す
る。
【0077】このようにして、前回のデータ更新処理終
了時以降に携帯情報端末200において編集された内容
に基づいて、PCデータベース300aに記憶されたア
プリケーションデータの更新が行われ、図7に示すよう
に、携帯情報端末200およびPC300は、このデー
タ更新処理が終了した時点で、同一のアプリケーション
データを共有することができる。本実施形態に係るデー
タ更新方法では、携帯情報端末200における端末デー
タベース200aに記憶された編集フラグ情報を参照す
ることにより、容易に編集されたアイテムを検出するこ
とができ、編集されたアイテムに関するデータのみをP
C300側に送信することができる。したがって、受け
取り側のPC300においても、受け取ったアイテムに
関する編集のみを自己のPCデータベース300aに反
映させればよく、更新処理が簡易なものとなる。
【0078】また、上記説明においては、携帯情報端末
200またはPC300のいずれか側のみでアプリケー
ションデータの編集が行われた場合について説明した
が、前回のデータ更新処理終了時以降、携帯情報端末2
00およびPC300の両者においてアプリケーション
データに編集が実施された場合には、上述したPC側で
の編集内容に基づくデータ更新処理と携帯情報端末側で
の編集内容に基づくデータ更新処理とを実行するように
すればよい。
【0079】この場合、同じアイテムについて携帯情報
端末200およびPC300で異なる編集が実施されて
いた場合には、その旨をユーザに報知し、いずれかの装
置側で実施した編集内容を選択させるようにすればよ
い。また、携帯情報端末200側で編集を行った時刻を
示す情報が記憶されている場合には、両者で編集が実施
されたアイテムについて、PCデータベース300aの
編集時刻情報と、上記携帯情報端末200側が記憶して
いる編集時刻を示す情報とを比較し、後に実施された編
集内容を自動的に選択してデータ更新処理を行うように
してもよい。
【0080】A−3.PCおよび携帯情報端末の動作 以上が本実施形態に係るデータ更新方法の基本原理であ
り、以下、このデータ更新方法を実施するためにPC3
00および携帯情報端末200によって実行される処理
動作について説明する。なお、これらの各装置での処理
動作は、予め各装置の記憶装置等に記憶された端末用シ
ンクロ処理プログラムおよびPC用シンクロ処理プログ
ラムにしたがったものである。
【0081】まず、携帯情報端末200とPC300と
が通信可能に接続された状態とされ、ユーザによりデー
タ更新処理が指示されると、PC300側において全更
新処理を行うか、あるいは部分更新処理を行うかを判別
する。ここで、全更新処理とは、上述した初期状態にあ
る場合のデータ更新処理等であり、PC300側で編集
されたか否か等に関わらず、予め設定されたデータ更新
処理を行うべきアイテムの全てを携帯情報端末200側
に送信し、端末データベース200aに書き込む処理で
ある。
【0082】一方、部分更新処理とは、上述したPC側
での編集内容に基づくデータ更新処理と携帯情報端末側
での編集内容に基づくデータ更新処理であり、この場合
には、前回データ更新処理終了時以降に編集されたアイ
テムについてのみ相手側の装置に送信される。
【0083】携帯情報端末200とPC300との間で
のデータ更新処理が指示されると、PC300では、上
記全更新処理と部分更新処理のいずれを行うかを判別す
ることになり、この判別処理について図8を参照しなが
ら説明する。
【0084】まず、判別処理が開始されると、ユーザに
よって全更新処理を行うことが指示されているか否かを
判別する(ステップSa1)。ここで、ユーザはPC3
00等を操作することにより、強制的に全更新処理を行
うことを指示することができるようになっている。例え
ば、携帯情報端末200の端末データベース200aに
アプリケーションデータが既に書き込まれている場合で
あっても、何回もデータ更新処理等と行うと、アプリケ
ーションデータが携帯情報端末200のメモリ上に分散
して記憶されてしまうことになる。つまり、メモリを効
率よく使用できておらず、メモリがこのような状態にな
ると、処理遅延を招いたり、メモリ容量を圧迫すること
もあり得るので、ユーザが一旦携帯情報端末200のメ
モリ、つまり端末データベース200aを初期化して再
度アプリケーションデータを書き込みたい場合もある。
このような場合には、ユーザは全更新処理を選択すれ
ば、端末データベース200aのデータが全部消去さ
れ、PC300側のアプリケーションデータがそのまま
書き込まれる、つまりメモリ上のデータを効率よく再配
置することができる。
【0085】上述したようにユーザが全更新処理を選択
している場合には(ステップSa1の判別「YE
S」)、全更新処理を行う。一方、全更新処理が選択さ
れていない場合には、前回の通信時に通信エラーが発生
したり、データ更新を行う範囲が変更されているか否か
を判別する(ステップSa2)。これは、前回の通信時
にエラー等が発生していると、前回のデータ更新処理が
正常に行われずに、端末データベース200aに格納さ
れたアプリケーションデータに不具合がある虞が高いこ
とを考慮したものである。また、データ更新を行う範囲
を変更した場合、つまりデータ更新の対象となるデータ
を変更した場合には、端末データベース200aには当
該変更後に更新対象となるデータは格納されていない。
したがって、前回の通信がエラーであった場合や、デー
タ更新範囲の設定が変更されている場合には(ステップ
Sa2の判別「YES」)、全更新処理を行う。
【0086】一方、前回の通信時にエラー等が発生して
いない場合には(ステップSa2の判別「NO」)、携
帯情報端末200の端末データベース200aにデータ
更新の対象となるアプリケーションデータが格納されて
いるか否かを判定する判定処理を行う(ステップSa
3)。
【0087】ここで、図9は端末データベース200a
にアプリケーションデータが格納されているか否かを判
定する判定処理の手順を示すフローチャートである。同
図に示すように、PC300は、当該判定処理を行う場
合、携帯情報端末200から端末データベース200a
に格納されているアイテム数を示す情報を受信する(ス
テップSb1)。そして、受信した情報に示されるアイ
テム数が0であるか否かを判別する(ステップSb
2)。ここで、端末データベース200aに格納されて
いるアイテム数が0の場合には(ステップSb2の判別
「YES」)、端末データベース200aにアプリケー
ションデータが無いと判定し(ステップSb3)、当該
判定処理を終了する。
【0088】一方、端末データベース200aに格納さ
れているアイテム数が0でない場合、つまり端末データ
ベース200aにアプリケーションデータが格納されて
いる場合には(ステップSb2の判別「NO」)、携帯
情報端末200の端末データベース200aにデータが
あると判定し(ステップSb4)、当該判定処理を終了
する。
【0089】以上が図8に示す判定処理(ステップSa
3)の詳細であり、当該判定処理が終了すると、その判
定結果を参照し、携帯情報端末200側におけるアプリ
ケーションデータの有無を判別する(ステップSa
4)。ここで、上記判定処理において携帯情報端末20
0側にアプリケーションデータがあると判定されている
場合には(ステップSa4の判別「NO」)、部分更新
処理を行う。一方、上記判定処理において携帯情報端末
200側にアプリケーションデータがないと判定されて
いる場合には(ステップSa4の判別「YES」)、全
更新処理を行う。
【0090】以上がPC300による全更新処理または
部分更新処理のいずれを行うかを判別する判別処理であ
るが、以下、全更新処理が行われる場合については、上
述した初期状態にある場合のデータ更新の欄で説明した
通りであるため、その説明を省略し、部分更新処理が行
われる場合のPC300と携帯情報端末200との間の
データ更新処理時の各装置の動作について説明する。
【0091】図10は部分更新処理が行われる場合の携
帯情報端末200とPC300との間のデータ更新処理
シーケンスフローチャートを示す。同図に示すように、
部分更新処理が行われる場合、携帯情報端末200から
PC300側に編集されたアイテム等のデータが送信さ
れる(ステップS11)。ここで、携帯情報端末200
は、端末データベース200aの編集フラグ情報を参照
することにより、いずれのアイテムが編集されたかを検
出し、編集されたアイテムについてのみデータをPC3
00側に送信する。具体的には、新規に作成されたアイ
テムについては、アイテムのデータ、仮の識別番号、お
よび新規作成であることを示す編集フラグ情報がPC3
00に送信される。また、変更されたアイテムについて
は、変更済みのアイテムのデータ、識別番号および変更
されたことを示す編集フラグ情報がPC300に送信さ
れる。さらに、削除されたアイテムについては、当該ア
イテムの識別番号および削除されたことを示す編集フラ
グ情報がPC300に送信される。
【0092】携帯情報端末200から上記編集されたデ
ータ等を受信したPC300では、受信したデータに基
づいてPCデータベース300aに格納されたデータの
更新処理を行う(ステップS12)。
【0093】ここで、図11は、PC300側での受信
したデータに基づくPCデータベース300aの更新処
理の手順を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、まず、受信したデータ中の編集フラグ情報を参照
し、編集内容を判別する(ステップSc1)。ここで、
編集フラグ情報が削除されたこと示している場合、当該
編集フラグ情報に対応付けられている識別番号をシンク
ロプロファイルSPを参照することによりアイテムID
に変換し、当該アイテムIDにより特定されるPCデー
タベース300a上のアイテムを削除する(ステップS
c2)。そして、受信したデータ中に未処理の編集フラ
グ情報があるか否かを判別し(ステップSc3)、未処
理の編集フラグ情報がある場合には、ステップSc1に
戻る。一方、ステップSc3の判別において、未処理の
編集フラグ情報がない場合には、携帯情報端末200か
ら受信した全てのアイテムについての更新処理を終了し
たと判断し、当該更新処理を終了する。
【0094】次に、ステップSc1の判別において、編
集フラグ情報が新規作成であることを示している場合、
当該編集フラグ情報に対応付けられて送信されたアイテ
ムのデータをPCデータベース300aに書き込み、P
Cデータベース300aに新たなアイテムを登録する
(ステップSc4)。これによりPC300により実行
されるアプリケーションにより当該アイテムにアイテム
IDが付与される(ステップSc5)。そして、このよ
うに付与されたアイテムIDを識別番号に変換する(ス
テップSc6)。この後、上述した削除処理の場合と同
様にステップSc3に進み、未処理の編集フラグ情報が
あるか否かが判別される。
【0095】次に、ステップSc1の判別において、編
集フラグ情報が変更であることを示している場合、当該
編集フラグ情報に対応付けられたアイテムのデータを参
照し、欠落フィールドの有無およびフィールドサイズを
考慮した変更処理を行う(ステップSc7)。
【0096】ここで、欠落フィールドについて図12を
参照しながら説明する。本実施形態では、アプリケーシ
ョンデータを構成するアイテム毎に識別番号を付して扱
っている。上述したように、このようなアイテムのデー
タは、複数のフィールドから構成されている。ところ
で、このような各アイテムに含有できるフィールドの数
は、PIM、つまりアプリケーションソフトウェアによ
り異なっていることもあり、携帯情報端末200とPC
300とで各アイテムが含有できるフィールド数が異な
っていることも考えられる。このようなフィールド数の
違いを考慮せずに、単純に更新処理を行うと、次のよう
な問題が生じることがある。
【0097】例えば、図12に示すように、受信された
変更されたアイテムのデータが3つのフィールドから構
成されており、これに基づいて更新すべき対象となるP
Cデータベース300a上のアイテムのデータが4つの
フィールドから構成されている場合、受信されたアイテ
ムのデータを更新対象となるアイテムのデータ上に上書
きすると、フィールドF4のデータが消去されてしまう
ことになる。本実施形態では、このように単純な更新処
理を行った場合に消去されてしまうフィールドF4を欠
落フィールドと称している。
【0098】上記のような問題が生じると、必要なデー
タが消去されてしまうことになるため、本実施形態で
は、編集フラグ情報が変更であることを示している場
合、当該編集フラグ情報に対応付けられたアイテムのデ
ータを参照し、欠落フィールドの有無を判別しているの
である。ここで、欠落フィールドの判別は、受信したア
イテムのフィールド数が、当該アイテムにより更新され
るPCデータベース300a上のアイテムのフィールド
数よりも少ないか否かで判別する。そして、受信したア
イテムのフィールド数が少ない場合には欠落フィールド
があると判別し、フィールド数が多いもしくは同じであ
る場合には、欠落フィールドがないものと判別する。
【0099】このような欠落フィールドの有無の判別の
結果、欠落フィールドがないと判別された場合には、受
信したアイテムのデータを、更新対象となるPCデータ
ベース300a上のアイテムのデータに上書きするとい
った通常の変更処理を行う。
【0100】一方、欠落フィールドがあると判別された
場合には、次のような変更処理を行う。図12に示すよ
うに、受信された3つのフィールからなるアイテムのデ
ータをそのまま上書きした場合に、消されてしまう欠落
フィールド(フィールドF4)をPCデータベース30
0a上にそのまま保持し、フィールドF1〜F3までを
受信したアイテムのフィールドf1〜f3に書き換え
る。この結果、図13に示すように、更新処理終了後の
PCデータベース300aにおける当該アイテムのデー
タとしては、フィールドf1〜f3と、フィールドF4
が残ることになる。
【0101】次に、フィールドサイズとは、携帯情報端
末200やPC300において各フィールドが含有でき
る最大のデータサイズである。携帯情報端末200など
の小型端末では、一般的なPC等と比較して記憶装置の
記憶容量が少ないため、上述したフィールドの最大デー
タサイズがPC等と比較して小さく設定されていること
がある。このような場合には、図14に示すように、P
Cデータベース300aに格納されているあるアイテム
のフィールドD4のサイズが上記携帯情報端末200の
フィールドサイズよりも大きい場合に、携帯情報端末2
00側のデータが更新用のデータとして受信された場合
には、このPCデータベース300aにおける大きいサ
イズのフィールドD4のデータが消去されて小さなサイ
ズのフィールドd4のデータに書き換えられてしまう。
したがって、このような場合には、更新前のフィールド
D4に書き込まれているデータを残しつつ、携帯情報端
末200から受信したフィールドd4のデータをフィー
ルドD4の部分に追加記述するといった処理を行う。こ
れにより、元のフィールドD4に記述されたデータが消
されることが無くなる。例えば、元のフィールドD4に
「今日は非常に良い天気です」といったデータが格納さ
れており、携帯情報端末200から「明日は良い天気」
といったデータが送信されてきた場合には、更新後のフ
ィールドD4は、「(明日は良い天気)今日は非常に良
い天気です」といったデータとなる。
【0102】このように欠落フィールドやフィールドサ
イズを考慮した変更処理が終了すると、上述した削除処
理の場合と同様にステップSc3に進み、未処理の編集
フラグ情報があるか否かが判別され、未処理編集フラグ
がある場合には、ステップSc1に戻る。
【0103】以上が図11に示す受信内容に基づくPC
データベース300aの更新処理であり、当該更新処理
が終了すると、前回のデータ更新処理終了時以降、PC
300において編集されたアイテム等を検出する処理が
行われる(ステップS13)。当該PC300では、こ
のようなアイテムを検出する際に、検出対象となるアイ
テムの範囲を設定しておくことができるようになってい
る。具体的には、図15に示すように、現在の日から過
去X日〜現在の日からY日後といったように時間により
アイテムの検出範囲を設定することができるようになっ
ている。本実施形態では、上述したように扱うデータが
スケジュール管理アプリケーションデータであり、各ア
イテムのデータは開始時刻等の日時に関連付けられたデ
ータである。例えば、図15に示すようなアイテムがP
Cデータベース300aに記憶されている場合には、過
去X日からY日後までの範囲の日時が関連付けられたア
イテムC〜Gまでが抽出され、これらのアイテムC〜G
の中から前回のデータ更新処理終了時以降に編集された
アイテムのデータが検出されることになる。ここでの削
除、新規作成、および変更といった編集されたアイテム
についての検出処理は、上述したPC側での編集内容に
基づくデータ更新の欄で説明した通りである。なお、図
示のように、携帯情報端末200側で編集されたアイテ
ムについては、上述したような期間等の範囲制限を行わ
ず、携帯情報端末200側で編集された全てのアイテム
について、PCデータベース300aのデータ更新処理
(図11参照)を行う。これは、一般的に携帯情報端末
200がPC300と比較して記憶装置の容量が小さい
ことを考慮したものであり、上記のように期間等により
データ更新の対象となるアイテムを制限することによ
り、不要なデータが携帯情報端末200側に蓄積される
ことを抑制することができる。
【0104】このようにしてPC300側で編集された
アイテム等の検出が終了すると、検出されたアイテムの
データや削除するアイテムの識別番号等を携帯情報端末
200側に送信する送信処理を行う(ステップS1
4)。
【0105】ここで、図16はPC300側で編集され
たデータ等の携帯情報端末200への送信処理の手順を
示すフローチャートである。同図に示すように、この処
理では、上述した検出処理により検出されたアイテムの
編集内容を判別する(ステップSd1)。ここで、編集
内容が削除である場合には、当該アイテムのアイテムI
Dから、シンクロプロファイルSPを参照することによ
り、識別番号を取得し、当該識別番号と削除を指示する
編集指示情報を携帯情報端末200に送信する(ステッ
プSd2)。そして、上述した検出処理において検出さ
れた編集アイテムで当該送信に関する処理を行っていな
い(未処理の)ものがあるか否かを判別する(ステップ
Sd3)。
【0106】次に、ステップSd1の判別において、編
集内容が変更であると判別されたアイテムについては、
その変更後のアイテムを構成する各フィールドのデータ
サイズが所定サイズよりも大きいか否かを判別する(ス
テップSd4)。ここで、所定サイズとは、携帯情報端
末200において各フィールドが含有できる最大のデー
タ数である。上述したように携帯情報端末200などの
小型端末では、一般的なPC等と比較して記憶装置の記
憶容量が少ないため、フィールドの最大データサイズが
PC等と比較して小さく設定されていることがある。こ
のような場合に、携帯情報端末200側の最大フィール
ドサイズを超えるフィールドを有するアイテムのデータ
を携帯情報端末200側に送信した場合、これを携帯情
報端末200側で格納することはできない。この判別
は、このような小型端末におけるフィールドサイズの制
限等を考慮したものであり、携帯情報端末200が保持
できるフィールドサイズよりも大きいフィールドサイズ
のデータがPC300側で作成・変更された場合には
(ステップSd4の判別「YES」)、これを検出して
当該フィールドのデータサイズの調整を行う(ステップ
Sd5)。具体的には、例えば当該フィールドに記述さ
れた文字列の冒頭の部分のみを残し、他のデータは削除
するといった調整を行い、携帯情報端末200に送信す
る。この際、調整したアイテムに加え、識別番号および
変更することを指示する編集指示情報が携帯情報端末2
00に送信される(ステップSd6)。このように送信
した後、上記削除の場合と同様にステップSd3に進
み、未処理の編集アイテムがあれば、ステップSd1に
戻る。
【0107】次に、ステップSd1の判別において、編
集内容が新規作成であると判別されたアイテムについて
は、上述した変更の場合と同様に、当該アイテムの各フ
ィールドのサイズが上記所定サイズより大きいか否かを
判別する(ステップSd8)。そして、携帯情報端末2
00が保持できるフィールドサイズよりも大きいフィー
ルドサイズのデータがPC300側で作成・変更された
場合には(ステップSd8の判別「YES」)、これを
検出して当該フィールドのデータサイズの調整を行う
(ステップSd9)。具体的な調整手法は上述した通り
である。そして、当該アイテムのアイテムIDを識別番
号に変換し(ステップSd10)、調整したアイテム、
識別番号および新規作成することを指示する編集指示情
報を携帯情報端末200に送信する(ステップSd1
1)。このように送信した後、上記削除の場合と同様に
ステップSd3に進み、未処理の編集アイテムがあれ
ば、ステップSd1に戻る。
【0108】一方、ステップSd3の判別において、未
処理のアイテムがなく、検出したアイテムの全てについ
て当該送信処理を行った場合には、上述した受信内容に
基づく更新処理の携帯情報端末200側で新規に作成さ
れたアイテムのアイテムIDを変換した識別番号(図1
1のステップSc6参照)を携帯情報端末200に送信
し(ステップSd12)、当該送信処理を終了する。
【0109】このように図10に示す編集されたデータ
等の送信処理が終了すると、当該送信処理によりPC3
00から送信された各種データを携帯情報端末200が
受信する。携帯情報端末200では、この受信したデー
タの内容に基づいて端末データベース200aに格納さ
れたアプリケーションデータの更新処理を行う(ステッ
プS15)。ここでのデータ更新処理は、上述したPC
側での編集内容に基づくデータ更新の欄で説明した通り
であり、受信した編集指示情報にしたがってデータ更新
処理を行う。
【0110】一方、上述したように編集されたデータ等
の送信処理を終了したPC300では、携帯情報端末2
00およびPC300の各々での編集内容に基づいて更
新された後のPCデータベース300aの内容にしたが
ってシンクロプロファイルSPを更新する(ステップS
16)。このようにして携帯情報端末200とPC30
0との間のデータ更新処理が全て終了する。
【0111】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係るデータ更新方法につ
いて説明する。図17は、第2実施形態に係るデータ更
新方法が適用されるシステムの概略構成例を示す。同図
に示すように、このシステム構成例では、上述したPC
300と同様の機能を有する複数(図示は2つ)のパー
ソナルコンピュータ301,302……と、これらのク
ライアントPC301,302……とLAN(Local Ar
ea Network)を介して接続されるサーバ400とを備え
たネットワークシステムNSがあり、携帯情報端末20
0’は、このネットワークシステムNSの各クライアン
トPC301,302との間で上述したようなデータ更
新処理を行うことができるようになっている。
【0112】ここで、上記ネットワークシステムNSで
は、上述した第1実施形態と同様の各クライアントPC
301,302……に実行されるスケジュール管理アプ
リケーションにより編集されたアプリケーションデータ
をサーバ400のデータベース上で共有しており、いず
れかのクライアントPCでアプリケーションデータの編
集を行うと、この編集が行われたアプリケーションデー
タを各クライアントPC301,302……が共有でき
る環境となっている。
【0113】第2実施形態に係るデータ更新方法の基本
原理は、上述した第1実施形態と全く同様であり、各ク
ライアントPCとの間のデータ更新時には、上述したよ
うな識別番号、編集フラグ情報などが使用されることに
なる。さらに、第2実施形態では、携帯情報端末20
0’がアプリケーションデータを共有するネットワーク
システムNSの各クライアントPCのいずれとの間でも
第1実施形態で説明したようなデータ更新を行えるよう
にするために、上記第1実施形態では、PC300側の
みで保持されていたシンクロプロファイルSPを携帯情
報端末200’側でも保持するようにしている。
【0114】このようにシンクロプロファイルSPを携
帯情報端末200’が保持することにより、ネットワー
クシステムNSのいずれのクライアントPCとの間でも
データ更新処理を行えるようになるが、これについて、
初期状態の携帯情報端末200’と、クライアントPC
301とがデータ更新処理を行い、その後携帯情報端末
200’側およびネットワークシステムNS側で適宜編
集が行われた後、携帯情報端末200’とクライアント
PC302との間でデータ更新処理を行う場合を例に挙
げて説明する。
【0115】まず、初期状態の携帯情報端末200’と
クライアントPC301との間でデータ更新処理が行わ
れると、その時点でネットワークシステムNS側のデー
タベースNSaで共有されているアプリケーションデー
タがそのまま携帯情報端末200’のデータベース20
0bに書き込まれる。ここでの更新処理は、上述した第
1実施形態で説明した通りである。
【0116】このようなデータ更新処理が終了した時点
でのクライアントPC301側に保持されるシンクロプ
ロファイルSPは、図18に示すように、サーバ400
および携帯情報端末200’のデータベースの両者に格
納されているアイテムのアイテムID、これに対応する
識別番号、PIM情報、ユーザ情報および通信時刻情報
である。第2実施形態では、データ更新が終了して互い
のデータベースの更新およびシンクロプロファイルSP
の更新が終了すると、クライアントPC301側から携
帯情報端末200’に更新後のシンクロプロファイルS
Pを送信し、携帯情報端末200’はこのシンクロプロ
ファイルSPを自端末内で保持する。なお、データベー
スNSaに格納されるデータは、上述した第1実施形態
のPCデータベース300aと同様であり、編集時刻情
報も格納されるが、ここでは説明簡略化のため、アイテ
ムIDおよびアイテムのみを図示している。また携帯情
報端末200’のデータベース200bにも、上述した
第1実施形態における端末データベース200aと同様
のデータが格納されるが、ここでは説明簡略化のため、
アイテムおよび識別番号のみを図示している。
【0117】この後、携帯情報端末200’とネットワ
ークシステムNSの各々側でデータベース200bおよ
びデータベースNSaに格納されるアプリケーションデ
ータが編集される。このように各側で編集処理を行うこ
とにより、例えば、図19に示すようなアプリケーショ
ンデータがデータベース200bおよびデータベースN
Saにそれぞれ格納された状態となったとする。同図に
示すように、この例では、携帯情報端末200’側でア
イテム「Eee」が新規作成され、ネットワークシステム
NS側でアイテム「Ddd」が新規作成されている。この
状態で携帯情報端末200’とクライアントPC302
とを接続してデータ更新処理を行う場合には、まず、図
20に示すように、携帯情報端末200’は、保持して
いるシンクロプロファイルSPをクライアントPC30
2側に送信する(ステップS21)。これを受け取った
クライアントPC302側では、携帯情報端末200’
からのシンクロプロファイルSPのユーザ情報と、クラ
イアントPC302が保持しているシンクロプロファイ
ルSPのユーザ情報が一致するか否かを判別する(ステ
ップS22)。
【0118】ここで、各クライアントPC301,30
2の保持するシンクロプロファイルSPには、同一のユ
ーザ情報やPIM情報が記述されている。したがって、
クライアントPC301のシンクロプロファイルSPを
そのまま保持している携帯情報端末200’のシンクロ
プロファイルSPのユーザ情報は、クライアントPC3
02のシンクロプロファイルSPに格納されたユーザ情
報と一致するはずである。これが一致しないということ
は、携帯情報端末200’が異なるユーザのものであっ
たり、不正に改正されたものなどであるため、クライア
ントPC302側では、上述したような判別処理を行
い、ユーザ情報が一致した場合にのみデータ更新処理を
許可するようになっている。
【0119】ここで、両者のユーザ情報が一致してデー
タ更新処理が開始されると、クライアントPC302で
は、携帯情報端末200’から供給されたシンクロプロ
ファイルSPに記述されたアイテムIDおよび識別番
号、および通信時刻情報を自己が保持しているシンクロ
プロファイルSPにコピーする(ステップS23)。そ
して、上述した第1実施形態と同様に携帯情報端末20
0’からクライアントPC302側に編集データ等が送
信され(ステップS11(図10参照))、クライアン
トPC302は、コピーしたシンクロプロファイルSP
を参照することにより、上述した第1実施形態と同様の
データ更新処理(ステップS12、ステップS13、ス
テップS14、ステップS15およびステップS16
(図10参照)を実行することができる。
【0120】このように第1実施形態と同様のデータ更
新処理が行われた後は、クライアントPC302側で更
新されたシンクロプロファイルSPが携帯情報端末20
0’側に送信され(ステップS24)、携帯情報端末2
00’が更新後のシンクロプロファイルSPを保持する
(ステップS25)。これにより、このデータ更新処理
終了時点でのネットワークシステムNSおよび携帯情報
端末200’のデータベースやシンクロプロファイルS
Pは、図21に示すようになる。図示のように、ネット
ワークシステムNS側のデータベースNSaおよび携帯
情報端末200’の携帯情報端末200は、各システム
および端末側での編集内容が反映された状態となってい
る。
【0121】ここで、クライアントPC301のシンク
ロプロファイルSPは、最初に携帯情報端末200’と
の間でデータ更新処理を行った時点での内容がそのまま
記述されている。したがって、クライアントPC301
が現在保持しているシンクロプロファイルSPを用いて
も携帯情報端末200’との間でデータ更新処理を行う
ことができない。しかしながら、第2実施形態では、携
帯情報端末200’は最新のシンクロプロファイルSP
を保持ししているので、次に、携帯情報端末200’と
クライアントPC301との間でデータ更新処理を行う
場合には、携帯情報端末200’から最新のシンクロプ
ロファイルSPをクライアントPC301側に送信して
クライアントPC301側のシンクロプロファイルSP
を書き換えることにより、上述した第1実施形態と同様
のデータ更新処理を行うことができる。
【0122】これに対し、従来のデータ更新処理の手法
では、シンクロプロファイルSP(従来は、識別番号等
ではなく、アイテムの実データを格納している)は、P
C側にしか保持されていないため、上記第2実施形態と
同じような条件の下、クライアントPC302と携帯情
報端末200’との間でデータ更新処理を行おうとして
も、クライアントPC302および携帯情報端末20
0’のいずれにも、前回のデータ更新処理終了時の状態
を示すシンクロプロファイルが存在しないため、前回の
データ更新処理終了時以降の編集内容を検出することが
できなかった。したがって、これらの装置間でのデータ
更新処理は行えなかった。
【0123】第2実施形態に係るデータ更新方法では、
シンクロプロファイルSPを携帯情報端末200’側に
保持させておくことにより、上述したネットワークシス
テムNSのいずれのクライアントPC301,302…
…との間でデータ更新処理を行うことが可能となる。こ
のような機能を実現するためには、携帯情報端末20
0’がシンクロプロファイルSPを保持する必要がある
が、PC等と比較して記憶容量に制限のある携帯情報端
末200’にはデータサイズの大きいファイル等を保持
させたくないという要求がある。しかしながら、第2実
施形態において用いられるシンクロプロファイルSP
は、従来のようにアイテムの実データを格納しているの
ではなく、アイテムIDおよび識別番号等のアイテムを
特定するための番号化されたデータが格納されている。
すなわち、第2実施形態では、従来のデータ更新処理に
用いられているシンクロプロファイルよりもデータサイ
ズが大幅に削減されたシンクロプロファイルSPを用い
るようにしているので、携帯情報端末200’のメモリ
等を圧迫することなくシンクロプロファイルSPを保持
させることができる。このように第2実施形態では、携
帯情報端末200’のメモリ等を圧迫することなく、上
述したようにネットワークシステムNSの各クライアン
トPCとの間でのデータ更新処理を可能としているので
ある。
【0124】C.変形例 なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限
定されるものではなく、以下に例示するような種々の変
形が可能である。
【0125】(変形例1)上述した実施形態において
は、シンクロプロファイルSPには、PIMといったア
プリケーションにより付与されたアイテムIDと、この
アイテムIDを変換した識別番号とが格納され、また携
帯情報端末200側では、アイテムIDを保持せずに、
アイテムを識別する情報として当該識別番号を保持する
ようにしていた。これは、PIM等のアプリケーション
側で付与されるアイテムIDが150バイトといった大
きいデータサイズの場合には、携帯情報端末200側の
記憶データを削減するといった効果を得ることができる
が、PIM側で付与されるアイテムIDのデータサイズ
が元々小さい(例えば、5〜10バイト程度)である場
合には、アイテムIDを識別番号に変換する処理を割愛
し、アイテムIDのみを用いるようにしてもよい。この
場合、シンクロプロファイルSPには、識別番号は保持
されず、アイテムIDとその他のPIM情報等が格納さ
れ、携帯情報端末200の端末データベース200aに
も識別番号の代わりにアイテムIDが格納される。そし
て、携帯情報端末200側における各アイテムの識別に
は、アイテムIDを用いるようにすればよい。この場合
にも、携帯情報端末200の端末データベース200a
やシンクロプロファイルSPには、アイテムの実データ
を格納するわけではないので、シンクロプロファイルS
Pや端末データベース200aのデータ容量の増加を招
くことはない。
【0126】(変形例2)また、上述した実施形態にお
いては、PIM等で扱われるアイテムといったデータ単
位に識別番号を付与し、当該アイテム毎に編集されたか
否かといった判別等を行っていた。つまり、上述した実
施形態では、基本的にアイテムといったデータ単位毎に
各処理を行うようになっていたが、処理するデータ単位
はアイテム毎である必要はなく、例えば上述したフィー
ルド単位であってもよい。この場合、各フィールド毎に
識別番号を付与し、フィールド毎に編集されたか否か等
の検出処理を行うようにすればよい。
【0127】(変形例3)また、上述した実施形態で
は、PC300やクライアントPC301,302側で
実行されるシンクロ処理プログラムは、単一のPIM等
のアプリケーションにより編集されたアプリケーション
データを扱うようになっていたが、PC300、クライ
アントPC301,302等が複数種類のアプリケーシ
ョンにより作成されたアプリケーションデータを扱うも
のであってもよい。この場合、複数種類のアプリケーシ
ョン毎に扱われるデータ構成(例えば、上述したような
アイテムが含有できるフィールド数や、フィールドの最
大データサイズ等)が異なっていることもあるため、こ
れらのデータ構成の違いを、上述したシンクロ処理プロ
グラム側で考慮しておく必要がある。
【0128】また、このように複数種類のアプリケーシ
ョンにより作成されたアプリケーションデータに対して
上述した実施形態のようなデータ更新処理を実行するに
は、図22に示すように、PC300、クライアントP
C301,302側を構成するようにしてもよい。同図
に例示するPC側の機能構成は、上述したシンクロ処理
プログラムにより実現される機能構成要素であるシンク
ロエンジン部60と、複数(図示の例では、3つ)種類
のPIM等のアプリケーションプログラムにより実現さ
れる機能構成要素である第1アプリケーション部61、
第2アプリケーション部62、および第3アプリケーシ
ョン部63と、これらのアプリケーション部の各々とシ
ンクロエンジン部60との間に介在させられるインター
フェース部61a,62a,63aとを備えている。各
インターフェース部61a,62a,63aは、第1ア
プリケーション部61、第2アプリケーション部62お
よび第3アプリケーション部63の各々に対応して設け
られており、各インターフェース部は対応するアプリケ
ーション部のデータ構造等をシンクロエンジン部60が
扱えるような形式に変換する。これにより、シンクロエ
ンジン部60側では、複数種類のアプリケーション毎の
データ構成等の違いを意識する必要がないため、構成
(プログラム)を簡易なものとすることができる。
【0129】(変形例4)また、上述した実施形態で
は、本発明に係るデータ更新処理をPC300、もしく
はクライアントPC301,302と、携帯情報端末2
00,200’との間で行うようにしていたが、携帯情
報端末同士で上述した実施形態と同様のデータ更新を行
うようにしてもよい。
【0130】(変形例5)また、上述した実施形態で
は、腕時計型の携帯情報端末200、200’を用いて
いたが、腕時計型以外であってもよく、例えばノート型
パーソナルコンピュータや一般的な外観形状を有するP
DA等の情報処理機器を用いるようにしてもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データベースに格納しているアプリケーションデータの
データ量が大きい場合にも、データ更新処理が煩雑とな
ることを抑制することが可能である。また、ネットワー
ク等に接続されたデータを共有する複数の情報処理機器
のいずれとの間でもデータ更新処理を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るデータ更新方法
が適用されるシステムの概略構成例を示す図である。
【図2】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図3】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図4】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図5】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図6】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図7】 前記データ更新方法の基本原理を説明するた
めの図である。
【図8】 前記データ更新方法を実現するための処理で
あって、前記システムの構成要素であるPCにより実行
される判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】 前記データ更新方法を実現するための処理で
あって、前記PCにより実行されるデータ有無判別処理
の手順を示すフローチャートである。
【図10】 前記データ更新方法を実施するために前記
PCおよび前記システムの構成要素である携帯情報端末
の処理動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】 前記データ更新方法を実現するための処理
であって、前掲PCにより実行される前記携帯情報端末
からの受信データに基づいたデータ更新処理の手順を示
すフローチャートである。
【図12】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う単位
データであるアイテムに含有できるフィールドの数が異
なる場合に発生する問題点を説明するための図である。
【図13】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う単位
データであるアイテムに含有できるフィールドの数が異
なる場合の、前記データ更新方法による処理方法を説明
するための図である。
【図14】 前記PCと前記携帯情報端末とが扱う前記
アイテムのフィールドの最大データサイズの違いにより
発生する問題点を説明するための図である。
【図15】 前記データ更新方法を実現するための処理
であって、前記PCで編集された前記アイテムを検出す
る処理において、当該処理の検出対象を説明するための
図である。
【図16】 前記データ更新方法を実現するための処理
であって、前記PCにより実行される編集されたデータ
等を送信する処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第2実施形態に係るデータ更新方
法が適用されるシステムの概略構成例を示す図である。
【図18】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の
原理を説明するための図である。
【図19】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の
原理を説明するための図である。
【図20】 第2実施形態に係る前記データ更新方法を
実施するために前記システムの構成要素であるクライア
ントPCおよび前記システムの構成要素である携帯情報
端末の処理動作シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図21】 第2実施形態に係る前記データ更新方法の
原理を説明するための図である。
【図22】 実施形態に係る前記データ更新方法を実現
するための機能構成例を示す図である。
【符号の説明】
60……シンクロエンジン部、61……第1アプリケー
ション部、62……第2アプリケーション部、63……
第3アプリケーション部、61a,62a,63a……
インターフェース部、100……ステーション、200
……携帯情報端末、200’……携帯情報端末、200
a……端末データベース、200b……端末データベー
ス、300……PC、301……クライアントPC、3
02……クライアントPC、SP……シンクロプロファ
イル、NS……ネットワークシステム、NSa……デー
タベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 優 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5B019 GA10 KA04 5B082 GA14 GB02 HA03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアプリケーションにより作成され
    た1または複数の所定の単位データからなるアプリケー
    ションデータを各々のデータベースで共有する機器であ
    って、当該アプリケーションデータの作成、変更および
    削除といった編集が可能な情報処理機器間でデータ通信
    を行い、互いの前記データベースに記憶された前記共有
    するアプリケーションデータを更新するデータ更新方法
    であって、 前記情報処理機器間での通信が開始されると、いずれか
    の情報処理機器側に記憶されている更新用ファイルであ
    って、前回の通信が終了した時点での前記共有するアプ
    リケーションデータに含まれる前記所定の単位データを
    識別する識別番号情報、および前回の通信時刻を示す通
    信時刻情報を格納した更新用ファイルと、今回の通信開
    始時点における一方の情報処理機器の前記データベース
    に記憶された前記共有するアプリケーションデータに含
    まれる前記所定の単位データを識別する識別番号情報、
    および前記所定の単位データ毎の最新の編集実行日を示
    す編集時刻情報とを参照することにより、前記一方の情
    報処理機器のデータベースに記憶された前記共有するア
    プリケーションデータに含まれる前記所定の単位データ
    の中から前回の通信終了時以降に作成または変更された
    所定の単位データを検出するとともに、前回の通信終了
    時以降に削除された所定の単位データの識別番号を検出
    し、当該検出結果に基づいて他方の情報処理機器の前記
    データベースを更新した後、 前記一方の情報処理機器に記憶されている更新後の前記
    データベースの内容および今回の通信時刻に基づいて、
    前記更新用ファイルに格納する識別番号情報および通信
    時刻を示す通信時刻情報を更新すること特徴とするデー
    タ更新方法。
  2. 【請求項2】 所定のアプリケーションにより作成され
    た1または複数の所定の単位データからなるアプリケー
    ションデータを各々のデータベースで共有する機器であ
    って、当該アプリケーションデータの作成、変更および
    削除といった編集が可能な情報処理機器間でデータ通信
    を行い、互いの前記データベースに記憶された前記共有
    するアプリケーションデータを更新するデータ更新方法
    であって、 前記情報処理機器間の通信が開始されると、いずれか一
    方の前記情報処理機器側に記憶されている更新用ファイ
    ルであって、前回の通信が終了した時点での前記共有す
    るアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位デ
    ータを識別する識別番号情報、および前回の通信時刻を
    示す通信時刻情報を格納した更新用ファイルと、今回の
    通信開始時点における前記一方の情報処理機器の前記デ
    ータベースに記憶された前記共有するアプリケーション
    データに含まれる前記所定の単位データを識別する識別
    番号情報、および前記所定の単位データ毎の最新の編集
    実行日を示す編集時刻情報とを参照することにより、前
    記一方の情報処理機器のデータベースに記憶された前記
    共有するアプリケーションデータに含まれる前記所定の
    単位データの中から前回の通信終了時以降に作成または
    変更された所定の単位データを検出するとともに、前回
    の通信終了時以降に削除された所定の単位データの識別
    番号を検出し、当該検出結果に基づいて他方の情報処理
    機器の前記データベースを更新し、 今回の通信開始時点における前記他方の情報処理機器の
    前記データベースに記憶された前記共有するアプリケー
    ションデータに含まれる前記所定の単位データを識別す
    る識別番号情報と、前回通信終了時以降に前記他方の情
    報処理機器において所定の単位データが作成、変更また
    は削除された場合に、当該所定の単位データに対応付け
    られて記憶される作成、変更または削除されたことを示
    す編集フラグ情報とを参照することにより、前記一方の
    情報処理機器のデータベースに記憶された前記共有する
    アプリケーションデータに含まれる前記所定の単位デー
    タの中から前回の通信終了時以降に作成または変更され
    た所定の単位データを検出するとともに、前回の通信終
    了時以降に削除された所定の単位データの識別番号を検
    出し、当該検出結果に基づいて前記一方の情報処理機器
    の前記データベースを更新した後、 前記一方の情報処理機器に記憶されている更新後の前記
    データベースの内容および今回の通信時刻に基づいて、
    前記更新用ファイルに格納する識別番号情報および通信
    時刻を示す通信時刻情報を更新することを特徴とするデ
    ータ更新方法。
  3. 【請求項3】 前記他方の情報処理機器は、携帯型情報
    処理機器であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のデータ更新方法。
  4. 【請求項4】 今回の通信時点で前記一方の情報処理機
    器のデータベースに記憶された前記共有するアプリケー
    ションデータに含まれる前記所定の単位データのうち、
    同一の識別番号が前記更新用ファイルに格納されてお
    り、かつ前記編集時刻情報に示される時刻が前記通信時
    刻情報に示される時刻より後の所定の単位データを、前
    回の通信終了時以降に変更されたものであると判別し、 今回の通信時点で前記一方の情報処理機器のデータベー
    スに記憶された前記共有するアプリケーションデータに
    含まれる前記所定の単位データのうち、前記更新用ファ
    イルに格納されていない識別番号の所定の単位データ
    を、前回の通信終了時以降に作成されたものであると判
    別し、 前記更新用ファイルに格納された識別番号情報を参照
    し、今回の通信開始時点で前記一方の情報処理機器のデ
    ータベースに記憶された前記共有するアプリケーション
    データに含まれる前記所定の単位データの識別番号以外
    の識別番号がある場合には、当該識別番号により識別さ
    れる所定の単位データを、前回の通信終了時以降に削除
    されたものであると判別することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のデータ更新方法。
  5. 【請求項5】 前記一方の情報処理機器および前記他方
    の情報処理機器において前回通信終了時以降に変更され
    たことが検出された所定の単位データを、相手側の情報
    処理機器に送信し、相手側の前記データベースにおける
    送信した所定の単位データと同一の識別番号により識別
    される所定の単位データに当該送信した所定の単位デー
    タを上書きし、 前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理機器
    において前回通信終了時以降に作成されたことが検出さ
    れた所定の単位データを、相手側の情報処理機器に送信
    し、相手側の前記データベースに新たに書き込み、 前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理機器
    において前回通信終了時以降に削除されたことが検出さ
    れた所定の単位データの識別番号を、相手側の情報処理
    機器に送信し、相手側の前記データベースに記憶された
    送信された識別番号により識別される所定の単位データ
    を削除することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のデータ更新方法。
  6. 【請求項6】 前記他方の情報処理機器において前回通
    信終了時以降に作成された所定の単位データを、前記一
    方の情報処理機器に送信して前記データベースに書き込
    む際に、書き込む所定の単位データに識別番号を付与
    し、付与した識別番号を前記他方の情報処理機器に送信
    し、 前記他方の情報処理機器における前記データベースに、
    付与された識別番号を前回通信終了時以降に作成された
    所定の単位データに関連付けて記憶することを特徴とす
    る請求項5に記載のデータ更新方法。
  7. 【請求項7】 前記一方の情報処理機器に記憶されてい
    る更新後の前記更新用ファイルを前記他方の情報処理機
    器に送信し、送信された更新後の前記更新用ファイルを
    前記他方の情報処理機器が記憶することを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載のデータ更新方法。
  8. 【請求項8】 所定のアプリケーションにより作成され
    た1または複数の所定の単位データからなるアプリケー
    ションデータを各々のデータベースで共有する機器であ
    って、当該アプリケーションデータの作成、変更および
    削除といった編集が可能な情報処理機器間でデータ通信
    を行い、互いの前記データベースに記憶された前記共有
    するアプリケーションデータを更新するデータ更新方法
    であって、 今回の通信開始時点における一方の情報処理機器の前記
    データベースに記憶された前記共有するアプリケーショ
    ンデータに含まれる前記所定の単位データを識別する識
    別番号情報と、前回通信終了時以降に前記一方の情報処
    理機器において所定の単位データが作成、変更または削
    除された場合に、当該所定の単位データに対応付けられ
    て記憶される作成、変更または削除されたことを示す編
    集フラグ情報とを参照することにより、前記一方の情報
    処理機器のデータベースに記憶された前記共有するアプ
    リケーションデータに含まれる前記所定の単位データの
    中から前回の通信終了時以降に作成または変更された所
    定の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時
    以降に削除された所定の単位データの識別番号を検出
    し、当該検出結果に基づいて他方の情報処理機器の前記
    データベースを更新することを特徴とするデータ更新方
    法。
  9. 【請求項9】 前記一方の情報処理機器は、携帯型情報
    処理機器であることを特徴とする請求項8に記載のデー
    タ更新方法。
  10. 【請求項10】 前記一方の情報処理機器および前記他
    方の情報処理機器において前回通信終了時以降に変更さ
    れたことが検出された所定の単位データを、相手側の情
    報処理機器に送信し、相手側の前記データベースにおけ
    る送信した所定の単位データと同一の識別番号により識
    別される所定の単位データに当該送信した所定の単位デ
    ータを上書きし、 前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理機器
    において前回通信終了時以降に作成されたことが検出さ
    れた所定の単位データを、相手側の情報処理機器に送信
    し、相手側の前記データベースに新たに書き込み、 前記一方の情報処理機器および前記他方の情報処理機器
    において前回通信終了時以降に削除されたことが検出さ
    れた所定の単位データの識別番号を、相手側の情報処理
    機器に送信し、相手側の前記データベースに記憶された
    送信された識別番号により識別される所定の単位データ
    を削除することを特徴とする請求項8または9に記載の
    データ更新方法。
  11. 【請求項11】 前記一方の情報処理機器および前記他
    方の情報処理機器の通信が開始されると、両者が予め記
    憶している更新許可情報を比較し、互いの記憶している
    更新許可情報が一致した場合に、互いの前記データベー
    スの記録内容を更新することを特徴とする請求項1ない
    し10のいずれかに記載のデータ更新方法。
  12. 【請求項12】 前記共有するアプリケーションデータ
    が日時に関連付けられたデータである場合、今回の通信
    開始時に前記一方の情報処理機器の前記データベースに
    記憶された前記共有するアプリケーションデータに含ま
    れる所定の単位データであり、かつ予め設定された期間
    内の日付が関連付けられている所定の単位データの中か
    ら、前回の通信終了時以降に作成または変更された所定
    の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時以
    降に削除された所定の単位データの識別番号を検出する
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載
    のデータ更新方法。
  13. 【請求項13】 1つの前記所定の単位データが複数の
    第2の所定単位データから構成されており、 通信を行う2つの前記情報処理機器の各データベースに
    記憶されたある前記所定の単位データが含有する前記第
    2の所定の単位データの数が各前記情報処理機器で実行
    される前記アプリケーションの機能の違いにより異なる
    場合に、前記第2の所定単位データの数が多い方の前記
    情報処理機器の前記データベースにおける当該数の多い
    第2の所定単位データを含む前記所定の単位データを、
    少ない方の前記情報処理機器の前記データベースに記憶
    された前記所定の単位データに基づいて更新する際、多
    い方の前記情報処理機器のデータベースにおける少ない
    方の前記情報処理機器に記憶されていない前記第2の所
    定単位データが削除されないようにすることを特徴とす
    る請求項1ないし12のいずれかに記載のデータ更新方
    法。
  14. 【請求項14】 1つの前記所定の単位データが複数の
    第2の所定単位データから構成されており、 各前記情報処理機器における前記データベースに記憶す
    ることができる前記第2の所定単位データの最大データ
    量が異なる場合に、前記第2の所定単位データの最大デ
    ータ量が大きい側の前記情報処理機器の前記データベー
    スに記憶されたある前記第2の所定単位データのデータ
    量が、最大データ量が少ない前記情報処理機器側の前記
    第2の所定単位データの最大データ量よりも大きい時に
    は、前記情報処理機器間の互いのデータベースのデータ
    更新時に、前記最大データ量が大きい前記情報処理機器
    の前記データベースに記憶されたデータ量が大きい前記
    第2の所定単位データを削除されないようにすることを
    特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載のデー
    タ更新方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークに接続され、所定のアプ
    リケーションにより作成された1または複数の所定の単
    位データからなるアプリケーションデータを格納したデ
    ータベースを共有する複数の情報処理機器であって、各
    々が前記共有するデータベースに格納されたアプリケー
    ションデータの作成、変更および削除といった編集が可
    能な複数の情報処理機器のいずれかと、 当該複数の情報処理機器と前記共有するアプリケーショ
    ンデータを自己のデータベースで共有する携帯型情報処
    理機器であって、当該アプリケーションデータの作成、
    変更および削除といった編集が可能な携帯型情報処理機
    器との間でデータ通信を行う際に、互いの前記データベ
    ースに記憶された前記共有するアプリケーションデータ
    を更新するデータ更新方法であって、 前記情報処理機器と前記携帯型情報処理機器との間の通
    信が開始されると、前記携帯型情報処理機器に記憶され
    ている更新用ファイルであって、前回の通信が終了した
    時点での前記共有するアプリケーションデータに含まれ
    る前記所定の単位データを識別する識別番号情報、およ
    び前回の通信時刻を示す通信時刻情報を格納した更新用
    ファイルと、今回の通信開始時点における前記情報処理
    機器の前記データベースに記憶された前記共有するアプ
    リケーションデータに含まれる前記所定の単位データを
    識別する識別番号情報、および前記所定の単位データ毎
    の最新の編集実行日を示す編集時刻情報とを参照するこ
    とにより、前記情報処理機器のデータベースに記憶され
    た前記共有するアプリケーションデータに含まれる前記
    所定の単位データの中から前回の通信終了時以降に作成
    または変更された所定の単位データを検出するととも
    に、前回の通信終了時以降に削除された所定の単位デー
    タの識別番号を検出し、当該検出結果に基づいて前記携
    帯型情報処理機器の前記データベースを更新し、 今回の通信開始時点における前記携帯型情報処理機器の
    前記データベースに記憶された前記共有するアプリケー
    ションデータに含まれる前記所定の単位データを識別す
    る識別番号情報と、前回通信終了時以降に前記携帯型情
    報処理機器において所定の単位データが作成、変更また
    は削除された場合に、当該所定の単位データに対応付け
    られて記憶される作成、変更または削除されたことを示
    す編集フラグ情報とを参照することにより、前記情報処
    理機器のデータベースに記憶された前記共有するアプリ
    ケーションデータに含まれる前記所定の単位データの中
    から前回の通信終了時以降に作成または変更された所定
    の単位データを検出するとともに、前回の通信終了時以
    降に削除された所定の単位データの識別番号を検出し、
    当該検出結果に基づいて前記情報処理機器の前記データ
    ベースを更新した後、 前記携帯型情報処理機器に記憶されている更新後の前記
    データベースの内容および今回の通信時刻に基づいて、
    前記更新用ファイルに格納する識別番号情報および通信
    時刻を示す通信時刻情報を更新することを特徴とするデ
    ータ更新方法。
  16. 【請求項16】 今回の通信時点で前記情報処理機器の
    データベースに記憶された前記共有するアプリケーショ
    ンデータに含まれる前記所定の単位データのうち、同一
    の識別番号が前記更新用ファイルに格納されており、か
    つ前記編集時刻情報に示される時刻が前記通信時刻情報
    に示される時刻より後の所定の単位データを、前回の通
    信終了時以降に変更されたものであると判別し、 今回の通信時点で前記情報処理機器のデータベースに記
    憶された前記共有するアプリケーションデータに含まれ
    る前記所定の単位データのうち、前記更新用ファイルに
    格納されていない識別番号の所定の単位データを、前回
    の通信終了時以降に作成されたものであると判別し、 前記更新用ファイルに格納された識別番号情報を参照
    し、今回の通信開始時点で前記情報処理機器のデータベ
    ースに記憶された前記共有するアプリケーションデータ
    に含まれる前記所定の単位データの識別番号以外の識別
    番号がある場合には、当該識別番号により識別される所
    定の単位データを、前回の通信終了時以降に削除された
    ものであると判別することを特徴とする請求項15に記
    載のデータ更新方法。
  17. 【請求項17】 前記情報処理機器および前記携帯型情
    報処理機器において前回通信終了時以降に変更されたこ
    とが検出された所定の単位データを、相手側の情報処理
    機器に送信し、相手側の前記データベースにおける送信
    した所定の単位データと同一の識別番号により識別され
    る所定の単位データに当該送信した所定の単位データを
    上書きし、 前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器におい
    て前回通信終了時以降に作成されたことが検出された所
    定の単位データを、相手側の情報処理機器に送信し、相
    手側の前記データベースに書き込み、 前記情報処理機器および前記携帯型情報処理機器におい
    て前回通信終了時以降に削除されたことが検出された所
    定の単位データの識別番号を、相手側の情報処理機器に
    送信し、相手側の前記データベースに記憶された送信さ
    れた識別番号により識別される所定の単位データを削除
    することを特徴とする請求項15または16に記載のデ
    ータ更新方法。
  18. 【請求項18】 所定のアプリケーションにより作成さ
    れた1または複数の所定の単位データからなるアプリケ
    ーションデータを、当該アプリケーションデータの作
    成、変更および削除といった編集が可能な他の情報処理
    機器と共有するとともに、当該アプリケーションデータ
    の作成、変更および削除といった編集が可能な情報処理
    装置であって、 前記共有するアプリケーションデータ、および前記共有
    するアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位
    データを識別する識別番号情報、および前記所定の単位
    データ毎の最新の編集実行日を示す編集時刻情報とを記
    憶するデータベースと、 前記他の情報処理機器との間でデータ通信を行う際に、
    前記データベースおよび前記他の情報処理機器のデータ
    ベースに記憶された前記共有するアプリケーションデー
    タを更新するデータ更新手段とを備え、 前記データ更新手段は、前回の通信が終了した時点での
    前記共有するアプリケーションデータに含まれる前記所
    定の単位データを識別する識別番号情報、および前回の
    通信時刻を示す通信時刻情報を格納した更新用ファイル
    を有しており、前記他の情報処理機器との間で通信が開
    始されると、当該更新用ファイルと、自装置の前記デー
    タベースに記憶された識別番号情報および編集時刻情報
    を参照することにより、自装置の前記データベースに記
    憶された前記共有するアプリケーションデータに含まれ
    る前記所定の単位データの中から前回の通信終了時以降
    に作成または変更された所定の単位データを検出すると
    ともに、前回の通信終了時以降に削除された所定の単位
    データの識別番号を検出し、当該検出結果に基づいて前
    記他の情報処理機器のデータベースを更新を制御した
    後、更新後の前記データベースの内容および今回の通信
    時刻に基づいて、前記更新用ファイルに格納する識別番
    号情報および通信時刻を示す通信時刻情報の更新するこ
    と特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記他の情報処理機器と通信時に、前
    回通信終了時以降に前記他の情報処理機器において前記
    所定の単位データが作成、変更または削除されたことを
    示す編集フラグ情報が送信される場合には、 前記データ更新手段は、当該送信された編集フラグ情報
    を参照することにより、前記他の情報処理機器のデータ
    ベースに記憶された前記共有するアプリケーションデー
    タに含まれる前記所定の単位データの中から前回の通信
    終了時以降に作成または変更された所定の単位データを
    検出するとともに、前回の通信終了時以降に削除された
    所定の単位データの識別番号を検出し、当該検出結果に
    基づいて自装置の前記データベースを更新することを特
    徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記データ更新手段は、今回の通信時
    点で自装置の前記データベースに記憶された前記共有す
    るアプリケーションデータに含まれる前記所定の単位デ
    ータのうち、同一の識別番号が前記更新用ファイルに格
    納されており、かつ前記編集時刻情報に示される時刻が
    前記通信時刻情報に示される時刻より後の所定の単位デ
    ータを、前回の通信終了時以降に変更されたものである
    と判別し、 今回の通信時点で自装置の前記データベースに記憶され
    た前記共有するアプリケーションデータに含まれる前記
    所定の単位データのうち、前記更新用ファイルに格納さ
    れていない識別番号の所定の単位データを、前回の通信
    終了時以降に作成されたものであると判別し、 前記更新用ファイルに格納された識別番号情報を参照
    し、今回の通信開始時点で自装置の前記データベースに
    記憶された前記共有するアプリケーションデータに含ま
    れる前記所定の単位データの識別番号以外の識別番号が
    ある場合には、当該識別番号により識別される所定の単
    位データを、前回の通信終了時以降に削除されたもので
    あると判別することを特徴とする請求項18または19
    に記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記データ更新手段は、自装置の前記
    データベースにおいて前回通信終了時以降に変更された
    ことが検出された所定の単位データを、前記他の情報処
    理機器に送信し、前記他の情報処理機器の前記データベ
    ースにおける送信した所定の単位データと同一の識別番
    号により識別される所定の単位データに当該送信した所
    定の単位データを上書きすることを指示するとともに、
    前記他の情報処理機器の前記データベースにおいて前回
    通信終了時以降に変更されたことが検出された所定の単
    位データを、前記他の情報処理機器から受信し、自装置
    の前記データベースにおける受信した所定の単位データ
    と同一の識別番号により識別される所定の単位データに
    当該受信した所定の単位データを上書きし、 自装置の前記データベースにおいて前回通信終了時以降
    に作成されたことが検出された所定の単位データを、前
    記他の情報処理機器に送信し、前記他の情報処理機器の
    前記データベースへの書き込みを指示するとともに、前
    記他の情報処理機器の前記データベースにおいて前回通
    信終了時以降に作成されたことが検出された所定の単位
    データを、前記他の情報処理機器から受信し、自装置の
    前記データベースに書き込み、 自装置の前記データベースにおいて前回通信終了時以降
    に削除されたことが検出された所定の単位データの識別
    番号を、前記他の情報処理機器に送信し、前記他の情報
    処理機器の前記データベースに記憶された送信された識
    別番号により識別される所定の単位データを削除するこ
    とを指示するとともに、前記他の情報処理装置の前記デ
    ータベースにおいて前回通信終了時以降に削除されたこ
    とが検出された所定の単位データの識別番号を、前記他
    の情報処理機器から受信し、自装置の前記データベース
    に記憶された受信した識別番号により識別される所定の
    単位データを削除することを特徴とする請求項18ない
    し20のいずれかに記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記データ更新手段は、前記他の情報
    処理機器の前記データベースにおいて前回通信終了時以
    降に作成された所定の単位データを、前記他の情報処理
    機器から受信して自装置の前記データベースに書き込む
    際に、書き込む所定の単位データに識別番号を付与し、
    付与した識別番号を前記他の情報処理機器に送信し、前
    記他の情報処理機器における前記データベースに、付与
    された識別番号を前回通信終了時以降に作成された所定
    の単位データに関連付けて記憶することを指示すること
    を特徴とする請求項21に記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 前記データ更新手段は、更新後の前記
    更新用ファイルを前記他の情報処理機器に送信し、送信
    された更新後の前記更新用ファイルを前記他方の情報処
    理機器が記憶するように指示することを特徴とする請求
    項18ないし22のいずれかに記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記データ更新手段は、通信を行う前
    記他の情報処理機器が前記更新用ファイルを記憶してい
    る場合には、前記他の情報処理機器が記憶している更新
    用ファイルを参照することにより、データ更新処理を行
    うことを特徴とする請求項18ないし23のいずれかに
    記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記更新用ファイルには、前記識別番
    号情報および編集日時情報に加え、更新を許可するか否
    かを判別するための更新許可情報が記憶されており、 前記データ更新手段は、自装置が記憶している前記更新
    用ファイルと、前記他の情報処理機器が記憶している更
    新用ファイルとを比較し、互いの記憶している更新許可
    情報が一致した場合にのみデータ更新処理を行うことを
    特徴とする請求項24に記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記データ更新手段は、前記共有する
    アプリケーションデータが日時に関連付けられたデータ
    である場合、今回の通信開始時に自装置の前記データベ
    ースに記憶された前記共有するアプリケーションデータ
    に含まれる所定の単位データであり、かつ予め設定され
    た期間内の日付が関連付けられている所定の単位データ
    の中から、前回の通信終了時以降に作成または変更され
    た所定の単位データを検出するとともに、前回の通信終
    了時以降に削除された所定の単位データの識別番号を検
    出することを特徴とする請求項18ないし25のいずれ
    かに記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 1つの前記所定の単位データが複数の
    第2の所定単位データから構成されており、 前記データ更新手段は、自装置もしくは前記他の情報処
    理機器の各データベースに記憶されたある前記所定の単
    位データが含有する前記第2の所定の単位データの数が
    自装置および前記他の情報処理機器で実行される前記ア
    プリケーションの機能の違いにより異なる場合に、前記
    第2の所定単位データの数が多い方の装置の前記データ
    ベースにおける当該数の多い第2の所定単位データを含
    む前記所定の単位データを、少ない方の装置の前記デー
    タベースに記憶された前記所定の単位データに基づいて
    更新する際、多い方の装置のデータベースにおける少な
    い方の装置に記憶されていない前記第2の所定単位デー
    タが削除されないように制御することを特徴とする請求
    項18ないし26のいずれかに記載の情報処理装置。
  28. 【請求項28】 1つの前記所定の単位データが複数の
    第2の所定単位データから構成されており、 前記データ更新手段は、自装置および前記他の情報処理
    機器の前記データベースに記憶することができる前記第
    2の所定単位データの最大データ量が異なる場合に、前
    記第2の所定単位データの最大データ量が大きい側の装
    置の前記データベースに記憶されたある前記第2の所定
    単位データのデータ量が、最大データ量が少ない装置の
    前記第2の所定単位データの最大データ量よりも大きい
    時には、互いの前記データベースのデータ更新時に、前
    記最大データ量が大きい装置の前記データベースに記憶
    されたデータ量が大きい前記第2の所定単位データを削
    除されないように制御することを特徴とする請求項18
    ないし27のいずれかに記載の情報処理装置。
  29. 【請求項29】 当該情報処理装置が複数種類の前記所
    定のアプリケーションにより編集されたアプリケーショ
    ンデータを前記データベースに記憶することが可能であ
    り、 前記複数種類の所定のアプリケーション毎に対応して設
    けられ、対応する前記所定のアプリケーションにより編
    集されたデータを前記データ更新手段によって扱うこと
    が可能なデータ形式に変換するインターフェース手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項18ないし28
    のいずれかに記載の情報処理装置。
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