JP5673396B2 - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置の記憶手段に記憶したデータを二重化する技術に関する。
情報処理システムでは、あるノードが備える記憶手段に格納したデータを、他のノードが備える記憶手段に複製して、データを二重化することが行われている。かかるデータの二重化を行う技術の一例として、正ストレージシステムと副ストレージシステムとを備えるリモートコピーシステムに関する技術が開示されている。この技術では、正ストレージシステムがライト要求を受けると、ライトデータにライト時刻を付与して副ストレージシステムに転送する。そして、副ストレージシステムは、ライト時刻に基づき、副ストレージシステム内の論理ボリュームにライトデータを格納する。
特開2006−221487号公報
ここで、データの二重化を行うケースとして、いわゆるライトバック処理において次のようにデータの二重化を行うケースが考えられる。例えば、第1のノードが記憶手段にデータの格納を行うときに、一時的に、第1の記憶手段(例えば、比較的高速に記憶処理を行うことができる記憶手段)にデータを格納しておく。そして、第1のノードは、第1の記憶手段から第2の記憶手段(例えば、比較的記憶処理に時間を要する記憶手段)に対して順次データを格納する。このとき、第2の記憶手段にデータを格納する前に第1の記憶手段からデータが失われてしまう事態に備え、第1のノードは、別の第2のノードの第3の記憶手段に、第1の記憶手段のデータを二重化しておく。この場合、第1のノードが、第1の記憶手段から第2の記憶手段にデータを格納すると、この格納したデータを第1の記憶手段から削除するとともに、第2のノードに対し、第3の記憶手段に二重化した対応データを削除するようにリクエストを送信する。そして、第2のノードでは、第3の記憶手段から対応データを削除する。
本技術は、1つの側面において、このようなデータの二重化を行うシステムにおいて、二重化されたデータの削除に要する処理負荷を軽減することを目的とする。
本技術は、第1のノードと、第2のノードとを備えた情報処理システムにおいて、次のような処理を行う。すなわち、第1のノードが、データを第1の記憶手段に順次格納するとともに、第1の記憶手段への格納対象のデータを第2のノードに送信する。また、第1のノードは、第1の記憶手段に格納されたデータを第1の記憶手段から順次読み出して第2の記憶手段に格納する。一方、第2のノードは、第1のノードから送信された格納対象のデータを第3の記憶手段に記憶する。ここで、第1のノードは、最後に第2の記憶手段に格納した特定のデータを識別することが可能な識別情報を第2のノードに送信する。そして、第2のノードは、第3の記憶手段に格納したデータのうち、識別情報により識別される特定のデータと、特定のデータよりも前に格納したデータとの削除を行う。
本技術によれば、1つの側面において、データの二重化を行うシステムにおいて、二重化されたデータの削除に要する処理負荷を軽減することができる。
情報処理システムの機能ブロックの一例を示す説明図である。 第1メモリ及び第2メモリ並びに二重化リクエストのデータ構造の一例の説明図である。 二重化処理のシーケンスの一例の説明図である。 二重化処理におけるデータの具体例の説明図である。 第1プロセッサ側における処理(書き込みリクエスト受信時)の一例を示すフローチャートである。 第1メモリの割当て処理部分の一例の説明図である。 第1メモリの割当て処理部分の一例の説明図である。 第1プロセッサ側における処理(ハードディスクにデータ格納)の一例を示すフローチャートである。 第2プロセッサ側における処理(書き込みリクエスト受信時)の一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成の一例の説明図である。
[1.実施形態の概要]
本明細書で記載する実施形態では、あるプロセッサにおいてライトバック処理を行うときに、ダーティデータを他のプロセッサの記憶手段との間で二重化するシステムにおいて、二重化したデータの削除に要する処理負荷を全体として低減する技術について説明する。
通常、ライトバック処理においては、例えば、あるコンピュータのプロセッサ(第1のノードの一例であり、以下、第1プロセッサとする)が他のホストコンピュータからハードディスク等へのデータの書き込みリクエストを受信したとき、次のような処理を行う。すなわち、まず、書き込み処理を迅速に行うことが可能なメモリ等の内部記憶装置(第1の記憶手段の一例であり、以下、第1メモリとする)に、データを一時的に格納する。その後、第1プロセッサは、第1メモリに格納しておいたデータを、ハードディスク等の外部記憶装置(第2の記憶手段の一例である)に格納し、第1メモリ上の対応データを削除する。なお、メモリ等には格納済みであるがハードディスク等には未だ格納していないデータをダーティデータという。ここで、第1プロセッサは、ハードディスクにデータを格納する前に、第1メモリにデータを格納した時点で、書き込みが完了したレスポンスを返信する。こうすることで、ホストコンピュータに対するレスポンスを迅速に行うことができるからである。
しかし、第1プロセッサがデータを第1メモリに一時的に格納してからハードディスクに格納するまでの間に、何らかの理由によって第1メモリに一時的に格納したデータが失われることがある。この場合、ホストコンピュータに対しては書き込み完了のレスポンスが送信済みであるにも関わらず、実際には、ハードディスクにデータが格納されないまま、データが失われることとなってしまう。このような事態を回避するため、第1プロセッサは、第1メモリにデータを格納する時点で、他のプロセッサ(第2のノードの一例であり、以下、第2プロセッサとする)に対してこのデータの二重化リクエストを送信する。そして、当該ダーティデータを受信した第2プロセッサ側において、第2メモリ(第の記憶手段の一例であり、以下、第2メモリとする)にこのデータを記憶しておく。このように、第1メモリと第2メモリとでデータを二重化しておき、第1プロセッサ側の第1メモリのデータが失われたときには、第2プロセッサ側の第2メモリに格納しておいたデータを用いて、ハードディスクへの格納を行う。
ここで、このようにダーティデータを二重化したシステムにおいては、第1プロセッサがデータをハードディスクに格納し、第1メモリの対応データを削除した時点で、当然に第2プロセッサ側の第2メモリに記憶したデータも不要となる。このため、第1プロセッサは、データをハードディスクに格納して第1メモリの対応データを削除すると、第2プロセッサに対しても、対応データの削除リクエストを送信する。第2プロセッサでは、この削除リクエストを受信すると、第2メモリに格納しておいた対応データを削除(パージ)する。すなわち、第1プロセッサは、第1メモリのデータをハードディスクに格納する度に、第2プロセッサに対し、削除リクエストを送信することとなる。一方、第2プロセッサは、この削除リクエストを受信する度に、第2メモリのデータを削除することとなる。
本明細書の実施形態で説明する技術は、このように第1メモリのデータをハードディスクに格納する度に第2プロセッサに対して削除リクエストを送信する必要性を省き、また、第2メモリのデータを複数一括して削除することを可能にし、システム全体として、二重化したデータの削除に要する処理負荷を低減させる技術である。
具体的には、本技術では、第1プロセッサが、第2プロセッサに対し、最後にハードディスクに格納したデータを識別することが可能な識別情報を送信する。この「最後にハードディスクに格納したデータを識別することが可能な識別情報」とは、換言すれば、第1プロセッサの第1メモリに格納されたデータのうち、最も前に格納されたデータを識別可能な情報ともいえる。すなわち、第1プロセッサの第1メモリに格納されたデータのうち、最も前に格納されたデータが識別できれば、その1つ前のデータが、最後にハードディスクに格納したデータということになるからである。一方で、第2プロセッサは、この識別情報によって識別される、最後にハードディスクに格納したデータを含め、このデータよりも前に格納されたデータを、第2メモリから削除する。
さらに具体的には、本技術では、第1プロセッサにおいて、第1メモリにデータを格納するときに、データを第1メモリに格納した順序を示す記憶順序情報を対応付けておく。一方で、第1プロセッサは、第2プロセッサに対してこのデータの二重化リクエストを送信するときに、当該データに対応付けた記憶順序情報を付加して送信する。さらに、第1プロセッサは、当該データに対し、第1メモリに蓄積されたデータのうち、最も前に格納したデータに対応付けた記憶順序情報を、識別情報として付加して送信する。そして、第2プロセッサでは、受信したデータを、そのデータに対応付けられた記憶順序情報とともに第2メモリに格納する一方で、第2メモリに格納されたデータのうち、第1プロセッサから受信した識別情報に基づいて、最後にハードディスクに格納したデータを含め、このデータよりも前に格納されたデータを、第2メモリから削除する。
このように、本技術では、第1プロセッサが第2プロセッサに識別情報を送信するため、第2プロセッサ側で、第2メモリから削除するべきデータを識別して削除することができる。このとき、第2プロセッサでは、この識別情報に基づき、最後にハードディスクに格納したデータを含め、このデータよりも前に格納されたデータを第2メモリから削除できるため、複数のデータを一括して削除することが可能である。また、かりに削除できるデータが1件であったとしても(すなわち、最後にハードディスクに格納したデータのみであったとしても)、少なくとも、第1プロセッサが第1メモリのデータをハードディスクに格納する度に第2プロセッサに対して削除リクエストを送信する必要がない。このため、システム全体として処理負荷を軽減することができる。
[2.全体構成の説明]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能ブロック図である。
情報処理システムは、第1コンピュータ1、第2コンピュータ2及びホストコンピュータ3を備える。第1コンピュータ1及び第2コンピュータ2間、並びに、第1コンピュータ1及びホストコンピュータ3間は、例えばLAN(Local Area Network)等で通信可能にネットワーク接続されている。第1コンピュータ1は第1プロセッサ11を備え、第2コンピュータ2は第2プロセッサ21を備える。さらに、第1コンピュータ1は、記憶手段の一例であるハードディスク15を備える。
第1プロセッサ11は、第1メモリ格納制御部12、ディスク格納制御部13及び第1メモリ14を備える。
第1メモリ格納制御部12は、ホストコンピュータ3から受信した書き込みリクエストに含まれるデータに現在時刻である格納時刻を対応付けて第1メモリ14に一時的に格納する。このとき、第1メモリ格納制御部12は、第2プロセッサ21に対し、第1メモリ14のデータの二重化リクエストを送信する。
具体的には、第1メモリ格納制御部12は、ホストコンピュータ3から、ハードディスク15へのデータの書き込みリクエストを受信すると、現在時刻を格納時刻とし、当該書き込みリクエストに含まれるデータに当該格納時刻を付加した二重化リクエストを、第2コンピュータ2の第2プロセッサ21に送信する。なお、この格納時刻は、データの格納順番を示す記憶順序情報の一例である。このとき、第1メモリ格納制御部12は、第1メモリ14に存在するデータのうち、最も前に格納されたデータに対応付けられた格納時刻を、最古時刻として二重化リクエストに付加して第2コンピュータ2の第2プロセッサ21に送信する。この最古時刻が、最後にハードディスク15に格納したデータを識別することが可能な識別情報の一例である。換言すれば、第1メモリ格納制御部12は、最古時刻を、二重化リクエストと同期して送信するともいえる。そして、第1メモリ格納制御部12は、第2プロセッサ21から二重化が完了したレスポンスを受信すると、ホストコンピュータ3からの書き込みリクエストに含まれるデータを第1メモリ14に格納する。このとき、第1メモリ格納制御部12は、当該書き込みリクエストに含まれるデータに対応付けて、前述した格納時刻を付加して格納する。
ディスク格納制御部13は、所定時間毎に、第1メモリ14に記憶されているデータを、格納時刻の古い順に順次読み出し、ハードディスク15に格納する。
第2プロセッサ21は、第2メモリ格納制御部22、削除部23及び第2メモリ24を備える。
第2メモリ格納制御部22は、第1プロセッサ11から二重化リクエストを受信すると、受信した二重化リクエストに含まれるデータのうち、前述の書き込みリクエストに含まれるデータ及び当該データに付加された格納時刻を、第2メモリ24に格納する。
削除部23は、第1プロセッサ11から二重化リクエストを受信すると、第2メモリ24に記憶されているデータのうち、二重化リクエストに含まれる最古時刻よりも格納時刻が前のデータを削除する。
[3.第1メモリ及び第2メモリ、二重化リクエストのデータ構造]
次に、第1メモリ14及び第2メモリ24に記憶されるデータ、並びに、第1プロセッサ11から第2プロセッサ21に送信される二重化リクエストのデータの構造につき、図2を参照しながら具体的に説明する。
図2(A)は、第1メモリ14に記憶されるデータのデータ構造の一例を示している。第1メモリ14に格納されるデータは、格納時刻、デバイスID、LBA(Local Block Addressing)、サイズ及びデータ内容を含む。格納時刻は、前述したように、当該データを第1メモリ14に格納する際における時刻を示す。デバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体は、ホストコンピュータ3から受信する書き込みリクエストに含まれるデータである。デバイスIDは、データを格納するデバイスを特定する識別子であり、本実施形態ではハードディスク15を示す識別子となる。LBAは、ハードディスク15におけるデータの格納場所を示すアドレスである。サイズは、データ本体部分のデータサイズを示す。データ本体は、ハードディスク15に格納するべき具体的なデータの本体部分(ボディ)である。
図2(B)は、第1プロセッサ11から第2プロセッサ21に送信される二重化リクエストに含まれるデータのデータ構造を示す。二重化リクエストのデータは、最古時刻、格納時刻、デバイスID、LBA、サイズ及びデータ内容を含む。最古時刻は、前述したように、当該データが第2プロセッサ21に送信される時点で第1メモリ14に記憶されているデータのうち、最も前に格納されたデータの格納時刻である。格納時刻、デバイスID、LBA、サイズ及びデータ内容は、図2(A)に示した、第1メモリ14に記憶されるデータと同様である。
また、第2メモリ24に格納されるデータの構造は、図2(A)に示した、第1メモリ14に格納されるデータの構造と同様である。すなわち、第2プロセッサ21の第2メモリ格納制御部22は、第1プロセッサ11から受信した、図2(B)に示した構造のデータのうち、最古時刻を除いた他の部分のデータを、第2メモリ24に格納する。
[4.二重化処理のシーケンス概要]
次に、第1コンピュータ1の第1プロセッサ11が第1メモリ14に格納するデータを、第2プロセッサの第2メモリ21に二重化する際の処理の流れの一例につき、図3のシーケンス図を参照しながら説明する。
ホストコンピュータ3は、第1コンピュータ1の第1プロセッサ11に対し、データの書き込みリクエストを送信する。この書き込みリクエストは、デバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体を含む。
第1プロセッサ11の第1メモリ格納制御部12は、当該書き込みリクエストに含まれるデータに、格納時間及び最古時間を付加した二重化リクエストを、第2コンピュータ2の第2プロセッサに送信する。
第2プロセッサ21の削除部23では、二重化リクエストを受信すると、第2メモリ24に記憶されているデータのうち、受信した最古時間よりも格納時間が前のデータを削除する。また、第2メモリ格納制御部22では、二重化リクエストを受信すると、二重化リクエストに含まれるデータのうち、デバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体並びに当該データに付加された格納時刻を、第2メモリ24に格納する。そして、第1プロセッサ11に対し、第2メモリ24への書込みが完了したレスポンスを返信する。
第1プロセッサ11の第1メモリ格納制御部12では、第2プロセッサ21からレスポンスを受信すると、デバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体に格納時刻を付加して、第1メモリ14へ格納する。
第2コンピュータ2からレスポンスを受信した第1コンピュータ1の第1プロセッサ11では、さらに、ホストコンピュータ3に対し、書き込みリクエストの対象データの書込みが完了したレスポンスを返信する。
[5.二重化処理のデータ具体例]
ここで、前述の二重化処理につき、さらに、図4にデータの具体例を示して説明する。
まず、ホストコンピュータ3から書き込みリクエストを受信し、第1プロセッサ11の第1メモリ格納制御部12が第1メモリ14にデータを格納した状態が、図4(A)に示す状態であるとする。格納時刻「2011/1/1 12:05:00」のデータが、当該書き込みリクエストを受信して格納したデータである。そして、第1メモリ14に記憶されているデータのうち、格納時刻が最も古いデータの格納時刻は「2011/1/1 12:02:00」である。この場合、この「2011/1/1 12:02:00」が最古時刻となる。
そして、このとき、第1プロセッサ11の第1メモリ格納制御部12が第2プロセッサ21に送信する二重化リクエストは、図4(B)に示すようになる。すなわち、二重化リクエストは、図4(A)に示した、格納時刻「2011/1/1 12:05:00」のデータに、さらに最古時刻「2011/1/1 12:02:00」が付加されたデータとなる。
さらに、この二重化リクエストを受信し、二重化リクエストのデータを第2メモリ24に格納した状態の第2メモリ24が、図4(C)に示す状態であるとする。ここで、第2メモリ24に記憶されているデータを参照すると、格納時刻が最古時刻「2011/1/1 12:02:00」より前であるデータが2件存在する。このため、第2プロセッサ21の削除部23は、この2件のデータを削除し、メモリ領域を解放する。
なお、この削除部23の処理を換言すると次のようになる。すなわち、二重化リクエストに最古時刻「2011/1/1 12:02:00」が含まれることにより、削除部23は、第2メモリ24に記憶されているデータのうち、格納時刻がこの最古時刻よりも前であり且つ最新である、格納時刻「2011/1/1 12:01:00」のデータが、最後にハードディスク15に格納されたデータであると識別することができる。このため、削除部23は、このように識別した、格納時刻「2011/1/1 12:01:00」のデータ及びこれより格納時刻が前のデータを削除し、メモリ領域を解放する。
[6.第1プロセッサ及び第2プロセッサの処理の詳細説明]
次に、第1プロセッサ11及び第2プロセッサ21のそれぞれで実行する具体的な処理につき、図5〜図9を参照しながら説明する。
<第1プロセッサ側における処理(書き込みリクエスト受信時)>
図5は、ホストコンピュータ3からデータの書き込みリクエストを受信したときにおける第1プロセッサ11の処理を示す。
S1では、第1メモリ格納制御部12が、ホストコンピュータ3からのデータの書き込みリクエストの受信を待機する。
S2では、第1メモリ格納制御部12が、ホストコンピュータ3からのデータの書き込みリクエストを受信する。
S3では、第1メモリ格納制御部12が、ホストコンピュータ3から受信したデバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体に格納時刻及び最古時刻を付加し、二重化リクエストとして、第2プロセッサ21に送信する。そして、第1メモリ格納制御部12は、第2プロセッサ21からのレスポンスを待機する。
S4では、第1メモリ格納制御部12が、第2プロセッサ21からのレスポンスが、二重化が正常に完了したOKレスポンスであるか否かを判定する。OKレスポンスである場合には(Yes)、S6に進み、二重化が失敗したNGレスポンスである場合には(No)、S5に進む。
S5では、ディスク格納制御部13が、第1メモリ14に記憶されているデータのうち、格納時刻が最古のデータを読み出し、ハードディスク15に格納する。そして、第1メモリ格納制御部12は、ハードディスク15に格納した当該データを、第1メモリ14から削除する。換言すれば、第1メモリ格納制御部12は、当該データが記憶されていた第1メモリ14の領域を解放する。そして、再度S3の処理を実行する。
S6では、第1メモリ格納制御部12が、ホストコンピュータ3から受信した書き込みリクエストに含まれるデバイスID、LBA及びサイズに基づき、書き込みリクエストに含まれる書き込み対象のデータ本体が格納されるべきディスク領域のデータが、第1メモリ14上に記憶されているか否かをチェックする。
S7では、第1メモリ格納制御部12が、S6のチェック結果として、書き込み対象のデータ本体が格納されるべきディスク領域のデータが、第1メモリ14上に記憶されているか否かを判定する。記憶されていれば(Yes)、S8に進み、記憶されていなければ(No)、S9に進む。
S8では、第1メモリ格納制御部12が、書き込みリクエストに含まれるデータを第1メモリ14に格納するときに、新たなメモリ領域の割当てが不要か否かを判定する。新たなメモリ領域の割当てが不要であれば(Yes)、S9に進み、新たなメモリ領域の割当てが必要であれば(No)、S11に進む。
なお、かかるS6〜S8の処理を行う理由は、次のようなものである。すなわち、第1メモリ14上に、ハードディスク15の同じディスク領域に格納するデータが既に存在すれば、その第1メモリ14上のデータのデータ本体を新たに格納するデータのデータ本体で上書きすることで、別途第1メモリ14のメモリ領域を割当てる必要がなくなるからである。また、このように既存のデータに新たなデータのデータ本体を上書きしてデータを統合することで、ハードディスク15にデータを格納する回数を抑えることができる。
S9では、第1メモリ格納制御部12が、第1メモリ14において、書き込みリクエストに含まれるデータを格納するためのメモリ領域の割当てを試みる。
S10では、第1メモリ格納制御部12が、第1メモリ14において、書き込みリクエストに含まれるデータを格納するメモリ領域の割当てが成功したか否かを判定する。割当てが成功した場合には(Yes)、S12に進み、割当てが失敗した場合には(No)、S11に進む。
S11では、ディスク格納制御部13が、第1メモリ14に格納されたデータのうち、格納時刻が最古のデータを読み出し、ハードディスク15に格納する。そして、第1メモリ格納制御部12は、当該データが格納されていた第1メモリ14の領域を解放する。そして、再度S9の処理を実行する。
S12では、第1メモリ格納制御部12が、書き込みリクエストに含まれるデバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体にS3の格納時刻を対応付けて、第1メモリ14の適切なメモリ領域に格納する。なお、ここで適切なメモリ領域に格納するとは、新たなメモリ領域を割当てた場合には当該新たなメモリ領域に格納することを示し、新たなメモリ領域の割当てが不要であった場合には、既存のデータのデータ本体に、書き込みリクエストに含まれるデータ本体を上書きすることを示す。
S13では、第1メモリ格納制御部12が、S12において既存のデータのメモリ領域に書き込みリクエストに含まれるデータを上書きした場合であって、第1メモリ14の既存データのデータ本体の全部分を上書きしたときに、既存データの格納時刻を、S3の格納時刻で上書きする。なお、かかる上書き方法は一例に過ぎず、例えば、データ本体の一部分を上書きしたときにも、格納時刻を上書きするようにしてもよい。
S14では、第1メモリ格納制御部12が、ホストコンピュータ3に対し、書き込みが完了したOKレスポンスを返信する。
なお、前述のS6〜S8又はS34〜36における第1メモリ14のメモリ領域の割当て処理について、図6及び図7を参照し、具体例を用いて説明する。
例えば、第1メモリ14に記憶されているデータが図6(A)に示すデータであったとする。このデータは、デバイスID=「DEV-A」、LBA=「100」、サイズ=「100」である。
そして、新たな書き込みリクエストに含まれるデータが、例えば、図6(B)に示すように、デバイスID=「DEV-A」、LBA=「100」、サイズ=「100」であるとする。このデータのデータ本体が格納されるべきディスク領域は、図6(A)の既存データと同じである。このため、第1メモリ14において新たな領域割当てを行うことは不要であり、第1メモリ格納制御部12は、既存データのデータ本体を、書き込みリクエストの対象であるデータ本体で上書きする。その結果、第1メモリ14のデータは、図6(B)に示すデータとなる。なお、このとき、第1メモリ格納制御部12は、既存データのデータ本体の全部分を上書きしたため、格納時刻を新たな格納時刻で上書きする(S13)。
次に、新たな書き込みリクエストに含まれるデータが、例えば、例えば、図6(C)に示すように、デバイスID=「DEV-A」、LBA=「125」、サイズ=「50」であるとする。このデータのデータ本体が格納されるべきディスク領域は、図6(C)に示すように、図6(A)の既存データと一部重複しており、既存データにない新たな領域に格納するべきデータはない。このため、第1メモリ14において新たな領域割当てを行うことは不要であり、第1メモリ格納制御部12は、既存データのデータ本体の一部を、書き込みリクエストの対象であるデータ本体で上書きする。その結果、第1メモリ14のデータは、図6(C)に示すデータとなる。なお、このとき、第1メモリ格納制御部12は、既存データのデータ本体の一部分のみを上書きしたため、格納時刻は既存データのままとする(S13)。
次に、新たな書き込みリクエストに含まれるデータが、例えば、図7(A)に示すように、デバイスID=「DEV-A」、LBA=「50」、サイズ=「200」であるとする。このデータのデータ本体が格納されるべきディスク領域は、図6(A)の既存データと一部重複しており、さらに既存データにはないディスク領域をも書き込み対象としている。このため、第1メモリ格納制御部12は、第1メモリ14において新たなメモリ領域割当てを行い、別途データを格納する。
次に、新たな書き込みリクエストの対象のデータが、例えば図6(B)に示すように、デバイスID=「DEV-A」、LBA=「125」、サイズ=「100」であるとする。このデータのデータ本体が格納されるべきディスク領域は、図6(A)の既存データと一部重複しており、さらに既存データにはないディスク領域をも書き込み対象としている。このため、第1メモリ格納制御部12は、第1メモリ14において新たなメモリ領域割当てを行い、別途データを格納する。
<第1プロセッサ側における処理(ハードディスクにデータ格納)>
図8は、第1プロセッサ11が所定時間毎に実行するハードディスク15へのデータ格納処理を示す。なお、所定時間とは、例えばシステム管理者等が予め設定しておいた時間である。
S21では、ディスク格納制御部13が、所定時間以上ハードディスク15に格納されていないデータが第1メモリ14に存在するか否かを判定する。なお、この判定は、例えば、現在時刻から所定時間を差し引いた時間と、第1メモリ14のデータの格納時刻とを比較することで判定することができる。所定時間以上ハードディスク15に格納されていないデータが存在すれば(Yes)、S22に進み、存在しなければ、処理を終了する。
S22では、ディスク格納制御部13が、第1メモリ14に格納されたデータのうち、格納時刻が最古のデータを読み出し、ハードディスク15に格納する。そして、第1メモリ格納制御部12は、当該データが格納されていた第1メモリ14の領域を解放する。
<第2プロセッサ側における処理(書き込みリクエスト受信時)>
図9は、ホストコンピュータ3からデータの書き込みリクエストを受信したときにおける第2プロセッサ21の処理を示す。
S31では、第2メモリ格納制御部22が、第1コンピュータ1の第1プロセッサ11からの二重化リクエストの受信を待機する。
S32では、第2メモリ格納制御部22が、第1プロセッサ11からの二重化リクエストを受信する。
S33では、第2メモリ格納制御部22が、第1プロセッサ11から受信した二重化リクエストに含まれる最古時刻を参照する。そして、第2メモリ格納制御部22は、第2メモリ24に記憶されているデータのうち、格納時刻が最古時刻よりも前のデータを削除する。
S34では、第2メモリ格納制御部22が、第1プロセッサ11から受信した二重化リクエストに含まれるデバイスID、LBA及びサイズに基づき、二重化リクエストに含まれる二重化対象のデータ本体が第1プロセッサのハードディスク15において格納されるべきディスク領域のデータが、第2メモリ24上に記憶されているか否かをチェックする。
S35では、第2メモリ格納制御部22が、S34のチェック結果として、二重化リクエストに含まれる二重化対象のデータ本体がハードディスク15において格納されるべきディスク領域のデータが、第2メモリ24上に記憶されているか否かを判定する。記憶されていれば(Yes)、S36に進み、記憶されていなければ(No)、S37に進む。
S36では、第2メモリ格納制御部22が、書き込みリクエストの書き込み対象のデータを第2メモリ24に格納するときに、新たなメモリ領域の割当てが不要か否かを判定する。新たなメモリ領域の割当てが不要であれば(Yes)、S37に進み、新たなメモリ領域の割当てが必要であれば(No)、S40に進む。
なお、S34〜S36の処理を行う理由も、前述したS6〜S8の処理と同様であり、そのメモリ領域の割当て処理の内容は、図6及び図7を参照して説明した内容と同様である。
S37では、第2メモリ格納制御部22が、第2メモリ24において、二重化リクエストに含まれるデータを格納するメモリ領域の割当てを試みる。
S38では、第2メモリ格納制御部22が、第2メモリ24において、二重化リクエストに含まれるデータを格納するメモリ領域の割当てが成功したか否かを判定する。割当てが成功した場合には(Yes)、S40に進み、割当てが失敗した場合には(No)、S39に進む。
S39では、第2メモリ格納制御部22が、第1プロセッサ11に対し、第2メモリ24への二重化に失敗したNGレスポンスを返信する。
S40では、第2メモリ格納制御部22が、二重化リクエストに含まれるデバイスID、LBA、サイズ及びデータ本体を、第2メモリ24の適切なメモリ領域に格納する。なお、ここで適切なメモリ領域に格納するとは、前述のS12と同様、新たなメモリ領域を割当てた場合には当該新たなメモリ領域に格納することを示し、新たなメモリ領域の割当てが不要であった場合には、既存のデータのデータ本体に、二重化リクエストに含まれるデータ本体を上書きすることを示す。
S41では、第2メモリ格納制御部22が、S40において既存のデータのメモリ領域に二重化リクエストに含まれるデータを上書きした場合であって、第2メモリ24の既存データのデータ本体の全部分を上書きしたときに、既存データの格納時刻を、二重化リクエストに含まれる格納時刻で上書きする。
S42では、第2メモリ格納制御部22が、ホストコンピュータ3に対し、二重化が正常に完了したOKレスポンスを返信する。
[7.ハードウェア構成]
図10は、上述した第1コンピュータ1及び第2コンピュータ2が具現化された情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。本情報処理装置は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、可搬記憶媒体駆動装置904、入出力装置905及び通信インタフェース906を備える。
プロセッサ901は、制御ユニット、演算ユニット及び命令デコーダ等を含み、実行ユニットが、命令デコーダで解読されたプログラムの命令に従い、制御ユニットより出力される制御信号に応じ、演算ユニットを用いて算術・論理演算を実行する。かかるプロセッサ901は、制御に用いる各種情報が格納される制御レジスタ、既にアクセスしたメモリ2等の内容を一時的に格納可能なキャッシュ、及び、仮想記憶のページテーブルのキャッシュとしての機能を果たすTLBを備える。なお、プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)コアが複数設けられている構成でもよい。なお、第1コンピュータ1においては第1プロセッサ11が、第2コンピュータ2においては第2プロセッサ21が、それぞれプロセッサ901に該当する。
メモリ902は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶装置であり、プロセッサ901で実行されるプログラムがロードされるとともに、プロセッサ901の処理に用いるデータが格納されるメインメモリである。なお、第1コンピュータ1においては第1メモリ14が、第2コンピュータ2においては第2メモリ24が、それぞれメモリ902に該当する。
ストレージ903は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムや各種データが格納される。なお、第1コンピュータ1のハードディスク15が、ストレージ903に該当する。
可搬記憶媒体駆動装置904は、可搬記憶媒体907に記憶されたデータやプログラムを読み出す装置である。可搬記憶媒体907は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク又はフラッシュメモリ等である。なお、プロセッサ901は、メモリ902やストレージ903と協働しつつ、ストレージ903や可搬記憶媒体907に格納されたプログラムを実行する。なお、プロセッサ901が実行するプログラムや、アクセス対象となるデータは、当該情報処理装置と通信可能な他の装置に格納されていてもよい。
入出力装置905は例えばキーボード等やディスプレイ等であり、ユーザ操作等による動作命令を受け付ける一方、情報処理装置による処理結果を出力する。
通信インタフェース906は例えばLANカード等であり、外部とのデータ通信を可能にする。上述した情報処理装置の各構成要素は、バス908で接続されている。
[8.本実施形態による作用効果等]
前述した実施形態の構成及び処理によれば、第1プロセッサ11が、第2プロセッサ21に対し、第1メモリ14に記憶されている最古のデータの格納時刻である最古時刻を送信する。このため、第2プロセッサ21では、第2メモリ24に記憶されているデータのうち、この最古時刻よりも格納時刻が前のデータを削除対象として識別し、複数のデータを一括して削除することができる。また、かりに最古時刻よりも格納時刻が前のデータが1件であったとしても(すなわち、最後にハードディスク15に格納したデータのみであったとしても)、少なくとも、前述した実施形態によれば、第1プロセッサ11が、ハードディスク15に第1メモリ14のデータを格納する度に第2プロセッサ21に対してデータの削除リクエストを送信する必要がない。このため、かかる削除リクエストの送信量を抑制することができる。したがって、システム全体として、処理負荷を低減することができる。
また、前述した実施形態では、最古時刻を、第1メモリ14に格納するデータの二重化リクエストに付加して第2プロセッサ21に送信している。これにより、第2メモリ24のデータの削除のみを目的とした削除リクエストを送信する必要がなく、第1プロセッサ及び第2プロセッサ間の通信量をさらに抑制することができる。
さらに、前述した実施形態では、S6〜S8及びS34〜S36において、メモリ領域の割当て判定を行っている。すなわち、例えば第1プロセッサ11では、書き込みリクエストに含まれるデータを第1メモリ14に格納するときに、既に第1メモリ14に記憶されているデータと同じディスク領域に格納するデータについては、既存のデータのデータ本体に、格納する対象のデータ本体を上書きしている。これにより、新たなメモリ領域の割当てを回避できるとともに、ハードディスク15へのデータの格納回数を抑制することができる。なお、第2メモリ24に対するメモリ割当て処理についても同様である。
また、前述した実施形態では、第2プロセッサ21において第2メモリ24のメモリ領域の割当てに失敗したときに、第1プロセッサ11において第1メモリ14のデータをハードディスク15に格納し、最古時刻を新しくした上で、再度第2メモリ24へ最古時刻を含んだ二重化リクエストを送信し、データの二重化を行っている。これにより、第2メモリ24へのデータの二重化をより確実に行うことができている。
[9.他の実施形態、変形例等]
ここで、第1プロセッサ11は、最古時刻に限らず、最後にハードディスク15に格納されたデータを第2プロセッサ21で識別可能であれば、いかなる情報を識別情報として送信してもよい。例えば、第1プロセッサ11は、第1メモリ14にデータを格納した順番を示すシーケンス番号等をデータに付加して第1メモリ14に格納するとともに第2メモリに二重化してもよい。そして、第2プロセッサ21に対し、最古時刻の代わりに、第1メモリ14に記憶されているデータのうち、最もシーケンス番号が古いデータのシーケンス番号を送信してもよい。
なお、かりに、第1メモリ14にデータが1件も記憶されていない場合には、第1プロセッサ11は、例えば最古時刻等の代わりにデータが0件であることを識別可能な識別子を送信してもよい。そして、第2プロセッサ21では、この識別子を受信したときには、第2メモリ24のデータを全件削除するようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、最古時刻を、第1メモリ14に格納するデータの二重化リクエストに付加して第2プロセッサ21に送信しているが、二重化リクエストとは無関係に、所定のタイミングで第2プロセッサ21に対して最古時刻を送信してもよい。このようにしても、第2プロセッサ21では、第2メモリ24の複数のデータをまとめて削除することができる。したがって、第1メモリ14の古いデータから順にハードディスク15にデータを格納する度に削除リクエストを送信し、その度に第2メモリ24のデータを削除するよりも、効率的に第2メモリ24のデータ削除を行うことができる。
さらに、前述したS6〜S8及びS34〜S36によるメモリ領域の割当て判定を行わずに、一律で全てのデータに対して第1メモリ14のメモリ領域を新たに割当てるようにしても、当然に本技術の目的は達成することができる。
また、第1プロセッサ11は、第2プロセッサ21からのレスポンスを待った上で、第1メモリ14へのデータの格納を行っているが、例えば、第1メモリ14へのデータの格納を先に行い、その後に、第2プロセッサ21に二重化リクエストを送信してもよい。さらに、第2プロセッサ21は、第2メモリ24のデータの削除処理を、第2メモリ24に対するデータの格納処理よりも先に行ってもよく、あるいは、第2メモリ24に対するデータの格納処理とは無関係のタイミングで行ってもよい。
さらに、前述した実施形態では、第1メモリ14にデータを格納するケースとして、ホストコンピュータ3からのデータの書き込みリクエストを受信したときのみを説明している。しかし、例えば、第1コンピュータ1自体で実行するプログラム等からの書き込みリクエストが発生したとき等にも、当然に本技術を適用することができる。
なお、前述した実施形態において、第1プロセッサ11と第2プロセッサ21とは異なるコンピュータに設置されているが、1つのコンピュータ内に設置されていてもよい。この場合、第1プロセッサ11及び第2プロセッサ21間のデータ通信は、バス等を介して行うこととなる。
また、前述した実施形態では、第1メモリ14及びハードディスク15を用いたライトバック処理を行うシステムを例に挙げて説明したが、高速に記憶処理が可能な記憶手段と、これと比較して記憶処理に時間がかかる記憶手段との関係であれば、いかなる装置で実現してもよい。例えば、キャッシュメモリとメインメモリ間におけるライトバック処理を行うシステムにおける二重化処理に対して、本技術を適用してもよい。また、第1メモリ14及び第2メモリ24は、構造上、それぞれ第1プロセッサ11及び第2プロセッサ21の外部に設置されていてもよい。
さらに、例えば、第1コンピュータ1のハードディスク15は、第1コンピュータ1とは異なる他の装置に含まれていてもよい。この場合、第1コンピュータ1と当該他の装置とが通信可能にネットワーク接続され、第1コンピュータ1は、ネットワークを介してハードディスク15にアクセスすることとなる。
以上の情報処理装置の機能的構成及び物理的構成は、上述の態様に限るものではなく、例えば、各機能や物理資源を統合して実装したり、逆に、さらに分散して実装したりすることも可能である。
1…第1コンピュータ、2…第2コンピュータ、3…ホストコンピュータ、11…第1プロセッサ、12…第1メモリ格納制御部、13…ディスク格納制御部、14…第1メモリ、15…ハードディスク、21…第2プロセッサ、22…第2メモリ格納制御部、23…削除部、24…第2メモリ

Claims (8)

  1. 第1のノードと、第2のノードとを備えた情報処理システムにおいて、
    前記第1のノードは、
    データを第1の記憶手段に順次格納するとともに、前記第1の記憶手段への格納対象のデータを前記第2のノードに送信する手段と、
    前記第1の記憶手段に格納されたデータを該第1の記憶手段から順次読み出して第2の記憶手段に格納する手段と、
    を備え、
    前記第2のノードは、
    前記第1のノードから送信された前記格納対象のデータを第3の記憶手段に格納する手段を備え、
    前記第1のノードは、前記第2のノードに対して削除を許容するデータについての通知を行う際に、最後に前記第2の記憶手段に格納した特定のデータを識別することが可能な識別情報を前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードは、前記第3の記憶手段に格納したデータのうち、該識別情報により識別される前記特定のデータと、該特定のデータよりも前に格納したデータとの削除を行う、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1のノードは、
    データを第1の記憶手段に順次格納するときに、記憶順序情報を対応づけて格納し、
    前記格納対象のデータを送信するときに、該格納対象のデータに対応づけられた記憶順序情報を付加して送信し、
    前記識別情報は、前記特定のデータに対応づけられた記憶順序情報であり、
    前記第2のノードは、
    前記特定のデータに対応づけられた記憶順序情報に基づいて、前記特定のデータを識別し、かつ、該特定のデータよりも記憶順が前である前記1又は複数のデータを識別し、前記削除を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第1のノードは、前記格納対象のデータの送信と同期して前記識別情報を前記第2のノードに送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記記憶順序情報は、前記第1の記憶手段にデータを格納する際における格納時刻である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1のノードは、前記格納対象のデータが格納される前記第2の記憶手段の領域に格納される他のデータが、すでに前記第1の記憶手段に格納されているときには、前記格納対象のデータで該他のデータを上書きし、
    前記第2のノードは、前記格納対象のデータが格納される前記第2の記憶手段の領域に格納される他のデータが、すでに前記第3の記憶手段に格納されているときには、前記格納対象のデータで該他のデータを上書きする、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  6. 前記第2のノードは、前記格納対象のデータを前記第3の記憶手段に格納するときに、前記第3の記憶手段の領域の割当てに失敗したときには、前記第1のノードに、格納処理が失敗したことを示すレスポンスを返信し、
    前記第1のノードは、前記第2のノードから前記レスポンスを受信すると、前記第1の記憶手段に格納されたデータを該第1の記憶手段から読み出して第2の記憶手段に格納し、前記識別情報を前記第2のノードに再度送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  7. 第1のノードと、第2のノードとを備えた情報処理システムにおいて、
    前記第1のノードに、
    データを第1の記憶手段に順次格納するとともに、前記第1の記憶手段への格納対象のデータを前記第2のノードに送信し、
    前記第1の記憶手段に格納されたデータを該第1の記憶手段から順次読み出して第2の記憶手段に格納する、
    処理を実行させ、
    前記第2のノードに、
    前記第1のノードから送信された前記格納対象のデータを第3の記憶手段に格納する、
    処理を実行させ、
    前記第1のノードは、前記第2のノードに対して削除を許容するデータについての通知を行う際に、最後に前記第2の記憶手段に格納した特定のデータを識別することが可能な識別情報を前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードは、前記第3の記憶手段に格納したデータのうち、該識別情報により識別される前記特定のデータと、該特定のデータよりも前に格納したデータとの削除を行う、
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  8. 第1のノードと、第2のノードとを備えた情報処理システムにおいて、
    前記第1のノードが、
    データを第1の記憶手段に順次格納するとともに、前記第1の記憶手段への格納対象のデータを前記第2のノードに送信し、
    前記第1の記憶手段に格納されたデータを該第1の記憶手段から順次読み出して第2の記憶手段に格納する、
    処理を実行し、
    前記第2のノードが、
    前記第1のノードから送信された前記格納対象のデータを第3の記憶手段に格納する、
    処理を実行し、
    前記第1のノードは、前記第2のノードに対して削除を許容するデータについての通知を行う際に、最後に前記第2の記憶手段に格納した特定のデータを識別することが可能な識別情報を前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードは、前記第3の記憶手段に格納したデータのうち、該識別情報により識別される前記特定のデータと、該特定のデータよりも前に格納したデータとの削除を行う、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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