JP3749629B2 - 箱体の接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は箱体の接続構造に関し、更に詳細には、例えば外箱と内箱との間に断熱材を充填した断熱箱体において、該外箱と内箱とを接続枠で確実に接続し得るようにした箱体の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
業務用の大型冷蔵庫や店頭に設置される冷凍ショーケース等の貯蔵庫の本体は、外側ケーシングとしての外箱と庫内を画成する内箱との間に、断熱材を充填発泡等の手段で介在させることにより断熱箱体として構成されている。外箱と内箱との夫々には、断熱箱体の前方開口部を画成するフランジが対向的に形成されており、両フランジを接続枠を介して接続することで両箱を位置決めするようになっている。このフランジを接続する構造としては、例えば実公平4−51355号公報に「断熱箱体に於ける化粧枠接続構造」として開示されている。この接続構造では、外箱におけるフランジの外箱開口端に、対向する内箱におけるフランジの内箱開口端から離間する方向に鋭角で折曲された外箱曲折係止片が設けられると共に、内箱におけるフランジの内箱開口端にも、対向する外箱におけるフランジの外箱開口端から離間する方向に鋭角で折曲された内箱曲折係止片が設けられている。また接続枠としての化粧枠には、両箱のフランジに当接する裏面に、内箱曲折係止片に係合可能な第1係合片および外箱曲折係止片に係合可能な第2係合片が別々に形成されている。そして両箱のフランジを化粧枠で接続する場合は、第1係合片を内箱曲折係止片に係合した状態で、内箱に係合した化粧枠に向けて外箱を近接移動させることにより、外箱曲折係止片が化粧枠の第2係合片に係合して両フランジが接続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記断熱箱体の接続構造では、前述したように、内箱に係合した化粧枠に対し外箱を近接移動させることで、外箱と内箱とを化粧枠で接続するよう構成されている。しかしながら大型の断熱箱体を製作する場合には、内箱および外箱の重量が非常に嵩むために、外箱の移動作業に大掛かりな装置を要したり、あるいは移動する際の位置調節に困難を伴う難点がある。また、外箱および内箱の各フランジに曲折係止片を鋭角で折曲形成する加工は難しく、製造コストを上昇させてしまう欠点が指摘される。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、簡易な構成で外箱と内箱とを確実に接続し得るよう構成した箱体の接続構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る箱体の接続構造は、
外箱と、この外箱の内部に所要の空間を介して配置された内箱と、両箱間に充填した断熱材とからなり、両箱の所定間隔離間して対向するフランジが接続枠によって接続されるよう構成される箱体において、
前記外箱におけるフランジの端部に、前記空間に向けて略直角に折曲された外箱折曲片を形成すると共に、前記内箱におけるフランジの端部に、前記外箱折曲片と所定間隔離間して対向するよう前記空間に向けて略直角に折曲された内箱折曲片を形成し、
前記接続枠は、
前記外箱のフランジおよび内箱のフランジの外表面に当接する枠本体と、
前記枠本体の裏面に、両折曲片と略同一寸法で突設された支持部と、
前記支持部に前記枠本体と平行に設けられて相互に反対方向に略直線状に延在し、支持部を支点として弾性変形可能な第1係合片および第2係合片と、
前記第1係合片の開放端に形成されて、該第1係合片を空間に差込んで外箱折曲片から離間する側へ移動させることで、前記内箱折曲片の外箱折曲片から離間する側に係合可能な第1規制爪および前記第2係合片の開放端に形成されて、該第2係合片を空間に差込んで内箱折曲片から離間する側へ移動させることで、前記外箱折曲片の内箱折曲片から離間する側に係合可能な第2規制爪と、
前記枠本体の裏面における第1規制爪または第2規制爪の何れか一方との間で内箱折曲片または外箱折曲片を挟む位置に突設された突起と、
前記第1係合片の開放端に形成され、該係合片から離間するにつれて前記枠本体から離間するよう傾斜し、前記内箱折曲片を第1規制爪に係合するよう案内すると共に、内箱折曲片に係合した第1規制爪を、前記断熱材の圧力によって内箱折曲片に当接する方向に付勢する第1案内部とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る箱体の接続構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では箱体として、外箱と内箱との間に断熱材を充填した貯蔵庫の本体を例に挙げて説明するが、本願はこれに限定されるものではなく、断熱材を充填しない箱体であってもよい。
【0007】
実施例に係る貯蔵庫の本体は、図3に一部を示すように、外箱10と、この外箱10の内部に所要の空間Sを介して配置された内箱12および両箱体10,12の間(空間S)に充填した発泡ウレタン等の断熱材14からなる断熱箱体16として構成され、該箱体16には、前方に開放する矩形状の開口部18が設けられている。断熱箱体16の開口部18を画成する外箱10の前側から後側に向けて延在するフランジ10aの端部(後端部)には、図4に示す如く、前記空間S(開口部18から離間する側)に向けて略直角に折曲された外箱折曲片10bが形成されている。また断熱箱体16の開口部18を画成し、外箱10のフランジ10aと同一レベルで後側から前側に向けて延在する内箱12におけるフランジ12aの端部(前端部)には、空間Sに向けて略直角に折曲された内箱折曲片12bが形成され、外箱折曲片10bと内箱折曲片12bとは所定間隔離間して対向するよう構成している。そして外箱10のフランジ10aと内箱12のフランジ12aとは、両折曲片10b,12bに係合して開口部18の略全周に亘って延在する弾性変形可能な合成樹脂製の接続枠20を介して接続されるよう構成される。なお、接続枠20は、開口部18の略全周に亘る一体物であったり、複数に分割されたものであってもよい。
【0008】
前記断熱箱体16の開口部18における四隅部には、両箱10,12のフランジ10a,12aを位置決め固定する固定部材(図示せず)が夫々配設され、該固定部材によって両箱10,12の折曲片10b,12bが一定の離間寸法Lで対向保持されるようになっている。この固定部材のフランジ10a,12bに対する取付け作業は、前記接続枠20を両箱10,12に取付ける前または後の何れであってもよい。
【0009】
図1および図2に示す前記接続枠20は、両箱10,12のフランジ10a,12aと略平行に延在し、前記両折曲片10b,12bの離間寸法Lより前後長さ(折曲片10b,12bの離間方向の長さ)が長尺に設定された枠本体22を備え、該枠本体22は、接続枠20をフランジ10a,12bに取付けた際には、図3に示すように、その裏面が両フランジ10a,12aの外表面に当接するようになっている。この枠本体22の裏面には、両箱10,12の両折曲片10b,12bと略平行に延在する支持部24が突設されている。支持部24は、枠本体22の前後方向の略中央に位置すると共に、その突出寸法が両折曲片10b,12bの延出寸法と略同一に設定される。また支持部24の下端(開放端)には、後方に向けて枠本体22と平行に延在する第1係合片26と、前方に向けて枠本体22と平行に延在する第2係合片28とが形成されている。なお、両係合片26,28は、支持部24を挟んで略直線状に延在しており、支持部24を支点として両係合片26,28が斜めに弾性変形可能になっている(図6参照)。
【0010】
前記第1係合片26の開放端(後端)には、図1に示す如く、後方に向かう(第1係合片26から離間する)につれて枠本体22から離間するよう傾斜する第1案内部30が形成されている。この第1案内部30の上端には、第1係合片26から上方に突出する第1規制爪30aが設けられ、この第1規制爪30aが、前記内箱折曲片12bの後側(外箱折曲片10bから離間する側)に係合するよう構成される(図3および図8参照)。また第1案内部30は、第1規制爪30aを内箱折曲片12bに係合する際に、該折曲片12bを第1規制爪30aに向けて円滑に案内するべく機能する(図5参照)と共に、両箱10,12の間に断熱材14を充填した際に、該断熱材14の圧力によって第1規制爪30aを内箱折曲片12bに強固に当接する方向に付勢するよう構成される。
【0011】
前記第2係合片28の開放端(前端)には、図1に示す如く、前方に向かう(第2係合片28から離間する)につれて枠本体22から離間するよう傾斜する第2案内部32が形成されている。この第2案内部32の上端には、第2係合片28から上方(枠本体22を指向する側)に突出する第2規制爪32aが設けられ、この第2規制爪32aが、前記外箱折曲片10bの前側(内箱折曲片12bから離間する側)に係合するよう構成される(図3および図8参照)。また第2案内部32は、第2規制爪32aを外箱折曲片10bに係合する際に、該折曲片10bを第2規制爪32aに向けて円滑に案内するべく機能すると共に、両箱10,12の間に断熱材14を充填した際に、該断熱材14の圧力によって第2規制爪32aを外箱折曲片10bに強固に当接する方向に付勢するよう構成される。
【0012】
なお、前記第1案内部30の長さ寸法は、第2案内部32の長さ寸法より大きく設定されており、接続枠20における第1係合片26の前記空間Sへの差込み作業を容易に行ない得るようになっている。また接続枠20においては、図5に示すように第1係合片26を空間Sに差込む際に、第1案内部30の傾斜面に内箱折曲片12bの下端が当接した状態で、第2係合片28が外箱10におけるフランジ10aの開放端に当接するよう設定されている。そして、第2係合片28をフランジ10aの開放端に押付けて枠本体22に近接する上方に弾性変形させることで、該第2係合片28と略直線状に延在する第1係合片26を支持部24を支点として枠本体22から離間する方向に弾性変形させて、第1係合片26の空間Sへの差込み(内箱折曲片12bの第1規制爪30aの乗り越え)を容易になし得るよう構成してある。
【0013】
前記第2案内部32を含む第2係合片28の延在長さMは、前記外箱折曲片10bと内箱折曲片12bとの離間寸法Lより短かく設定され、内箱折曲片12bを接続枠20における枠本体22と第1係合片26との間に臨ませた状態で、第2係合片28を空間S内に容易に挿入し得るよう構成してある。また前記第1案内部30の第1規制爪30aが、内箱12における内箱折曲片12bの後側に係合した状態で、第2案内部32の第2規制爪32aが、外箱10における外箱折曲片10bの前側に係合するよう設定されている(図3および図8参照)。
【0014】
前記枠本体22の裏面には、前記第2案内部32の第2規制爪32aを、外箱10における外箱折曲片10bの前側に係合した状態で、該折曲片10bを挟んで第2案内部32とは反対の後側に臨む位置に、空間Sに向けて突出する突起としての縦リブ34が形成されている。そしてこの縦リブ34は、第2規制爪32aに係合する外箱折曲片10bの後方への移動を規制するべく機能する。なお、枠本体22における第1係合片26と対向する裏面には突起等は設けられておらず、外箱折曲片10bを第2規制片32aに係合する前の枠本体22と第1係合片26との間に前記内箱折曲片12bを臨ませた状態(図7の状態)では、当該接続枠20を両箱10,12に対して容易に移動させ得るようになっている。
【0015】
前記枠本体22の前後端部の裏面に突部36が夫々突設され、前記各規制爪30a,32aを対応する折曲片12b,10bに係合した状態で、該突部36により枠本体22の裏面を内箱12や外箱12のフランジ10a,12aから浮かせる方向に付勢し、枠本体22自体の弾性力によって各係合片26,28の対応する折曲片12b,10bに対する係合力を増大させるよう構成してある。
【0016】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る箱体の接続構造の作用につき以下説明する。前記接続枠20により外箱10と内箱12とを接続するに際しては、先ず両箱10,12の折曲片10b,12bを所定間隔離間して対向した状態で、複数の固定部材により位置決め固定する(図4の状態)。そして、図5に示すように、接続枠20の枠本体22と第1案内部30との間に、内箱12の内箱折曲片12bを臨ませた状態で当該接続枠20を内箱12に差込む。このとき、第1案内部30に内箱折曲片12bの下端が当接しつつ第1係合片26が空間Sに差込まれることで、該内箱折曲片12bは第1規制爪30aに向けて案内されて該第1規制爪30aを乗り越えるに至る。この場合において、前記第1係合片26と第2係合片28とは、前記支持部24を挟んで略直線状に延在しているから、前記第2係合片28を外箱10におけるフランジ10aの開放端に押付けて枠本体22に近接する上方に弾性変形させつつ接続枠20を差込むことで、第1係合片26は支持部24を支点として枠本体22から離間する方向に弾性変形し(図6参照)、これにより内箱折曲片12bの第1規制爪30aの乗り越えが容易になされる。
【0017】
前記第2案内部32を含む第2係合片28の延在長さMは、前記外箱折曲片10bと内箱折曲片12bとの離間寸法Lより短かく設定されているから、内箱折曲片12bが支持部24の近傍に達するまで接続枠20を内箱10のフランジ10aに差込むことで、該第2案内部32を含む第2係合片28は、両折曲片10b,12bの間から空間S内に簡単に挿入される(図7)。次に、接続枠20を前方に移動することで、前記外箱10の外箱折曲片10bは、その下端が前記第2案内部32に当接した状態で傾斜面に沿って円滑に案内されて第2規制爪32aを乗り越えて、該第2規制爪32aが前側に係合するに至る。そして外箱折曲部10bは、図8に示す如く、第2規制爪32aと縦リブ34との間に挟まれて前後方向の移動が規制されると共に、前記第1規制爪30aが内箱折曲部12bの後側に係合し、外箱10と内箱12の両フランジ10a,12aが接続枠20で接続される。
【0018】
なお、前記枠本体22の前後端裏面に突設した突部36,36の作用によって、内箱折曲片12bの下端が第1係合片26の上面に圧接されると共に、外箱折曲片10bの下端が第2係合片28の上面に圧接されて係合力が増大される。すなわち接続枠20は、内箱12および外箱10の両折曲片12b,10bに、第1係合片26と第1規制片30aおよび第2係合片28と第2規制片32aを介して確実に係合するから、断熱材14を充填していない状態で断熱箱体16を移動しても接続枠20が外れることはない。
【0019】
前記接続枠20により接続された両箱10,12の間に断熱材14を充填すると、該断熱材14の発泡圧力が、前記両案内部30,32を枠本体22に近接する方向に作用し、前記第1規制爪30aが内箱12の内箱折曲片12bに強力に当接係合すると共に、前記第2規制爪32aが外箱10の外箱折曲片10bに強力に当接係合する。これにより、接続枠20と両箱10,12とは確実に接続される。
【0020】
すなわち、実施例の接続構造では、外箱10と内箱12とを位置決めした状態で、前記接続枠20を両折曲片10b,12bに係合することができ、外箱10や内箱12を移動する作業を必要としない。従って、重量の嵩む外箱や内箱を移動するための大掛かりな装置を省略し得ると共に、両箱10,12の接続作業を簡単に行ない得る。また、接続枠20を係合するための外箱折曲片10bや内箱折曲片12bは略直角に折曲げられているから、各折曲片10b,12bを鋭角に折曲げる場合に比べて作業が簡単で加工コストを低減することができる。なお、両箱10,12で画成される空間Sの間隔を設定するために内部にスペーサを配設する構成においては、従来のように接続枠20で両箱10,12を接続する際に外箱10や内箱12を移動するとスペーサと外箱10または内箱12との間に隙間を生じてしまうが、実施例の場合は外箱10や内箱12を移動しないので、スペーサと外箱10または内箱12との間に隙間が生ずることはない。
【0021】
【変更例】
実施例の接続枠では、外箱の外箱折曲片を第2規制爪と縦リブ(突起)とで挟む場合で説明したが、内箱の内箱折曲片を第1規制爪と縦リブ(突起)とで挟む構成としてもよい。すなわち、第1案内部を含む第1係合片の延在長さを、外箱折曲片と内箱折曲片との離間寸法Lより短かく設定すると共に、枠本体の裏面に突設する縦リブ(突起)を、内箱折曲片を挟んで第1案内部とは反対の前側に臨む位置に設ける。そして、両箱を接続枠で接続する場合は、前述した実施例とは逆に、先ず第2係合片を外箱側に差込み、次いで接続枠を後方に移動して第1案内部と内箱折曲片とを係合させる。また、実施例では両係合片の開放端に案内部を夫々形成し、該案内部を含む係合片の延在長さを両折曲片の離間寸法より短かく設定したが、案内部を設けない場合は、係合片のみの延在長さを両折曲片の離間寸法より短かくすればよい。なお、案内部を設けない場合には、各係合片の開放端に、上方(枠本体を指向する側)に突出するよう規制爪が形成される。
【0022】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る箱体の接続構造によれば、枠本体に突設した支持部に第1係合片と第2係合片とを略直線状に延在するよう形成したので、支持部を支点として両係合片を斜めに弾性変形させることができ、一方の係合片における規制爪の内箱または外箱への接続作業が容易となる。すなわち、外箱と内箱とを位置決めした状態で接続枠を両箱の折曲片に簡単に係合することができ、外箱や内箱を移動する作業を必要としない。従って、重量の嵩む外箱や内箱を移動するための大掛かりな装置を省略し得ると共に、両箱の接続作業を簡単に行なうことができる。また外箱と内箱とを接続する接続枠の構成は簡単であり、コストを低減し得る利点がある。更に、接続枠を係合するための外箱折曲片や内箱折曲片は略直角に折曲げられるものであるから、各折曲片を鋭角に折曲げる場合に比べて作業が簡単で加工コストを低減することができる。接続枠により接続された両箱の間に断熱材を充填すると、該断熱材の発泡圧力が、第1案内部を枠本体に近接する方向に作用し、第1規制爪が内箱の内箱折曲片に強力に当接係合することにより、接続枠と内箱とは確実に接続される。
【0023】
また、突起との間で内箱折曲片または外箱折曲片を挟む第1規制爪または第2規制爪が形成される第1係合片または第2係合片の延在長さを、外箱折曲片と内箱折曲片との離間寸法より短かく設定したことで、一方の係合片を内箱または外箱へ差込んだ状態で、他方の係合片の空間内への挿入を簡単に行なうことができる。更に、両係合片の開放端に案内部を夫々形成したので、該案内部により係合片における規制爪の内箱または外箱の折曲片への係合を夫々容易に行ない得る。また、第1案内部の長さ寸法を、第2案内部の長さ寸法より大きく設定したから、接続枠における第1係合片の空間への差込み作業を容易に行ない得る、等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る接続枠を示す側面図である。
【図2】 実施例に係る接続枠を示す要部平面図である。
【図3】 実施例に係る貯蔵庫の要部を縦断して示す側面図である。
【図4】 実施例に係る外箱と内箱とを接続枠により接続する工程を示す説明図である。
【図5】 実施例に係る外箱と内箱とを接続枠により接続する工程を示す説明図である。
【図6】 実施例に係る外箱と内箱とを接続枠により接続する工程を示す説明図である。
【図7】 実施例に係る外箱と内箱とを接続枠により接続する工程を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る外箱と内箱とを接続枠により接続する工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外箱,10a フランジ,10b 外箱折曲片,12 内箱
12a フランジ,12b 内箱折曲片,20 接続枠,22 枠本体
24 支持部,26 第1係合片,28 第2係合片,30 第1案内部
30a 第1規制爪,32 第2案内部,32a 第2規制爪
34 縦リブ(突起),L 離間寸法,M 係合片の延在長さ,S 空間
Claims (3)
- 外箱(10)と、この外箱(10)の内部に所要の空間(S)を介して配置された内箱(12)と、両箱(10,12)間に充填した断熱材(14)とからなり、両箱(10,12)の所定間隔離間して対向するフランジ(10a,12a)が接続枠(20)によって接続されるよう構成される箱体において、
前記外箱(10)におけるフランジ(10a)の端部に、前記空間(S)に向けて略直角に折曲された外箱折曲片(10b)を形成すると共に、前記内箱(12)におけるフランジ(12a)の端部に、前記外箱折曲片(10b)と所定間隔離間して対向するよう前記空間(S)に向けて略直角に折曲された内箱折曲片(12b)を形成し、
前記接続枠(20)は、
前記外箱(10)のフランジ(10a)および内箱(12)のフランジ(12a)の外表面に当接する枠本体(22)と、
前記枠本体(22)の裏面に、両折曲片(10b,12b)と略同一寸法で突設された支持部(24)と、
前記支持部(24)に前記枠本体(22)と平行に設けられて相互に反対方向に略直線状に延在し、支持部(24)を支点として弾性変形可能な第1係合片(26)および第2係合片(28)と、
前記第1係合片(26)の開放端に形成されて、該第1係合片 (26) を空間 (S) に差込んで外箱折曲片 (10b) から離間する側へ移動させることで、前記内箱折曲片(12b)の外箱折曲片(10b)から離間する側に係合可能な第1規制爪(30a)および前記第2係合片(28)の開放端に形成されて、該第2係合片 (28) を空間 (S) に差込んで内箱折曲片 (12b) から離間する側へ移動させることで、前記外箱折曲片(10b)の内箱折曲片(12b)から離間する側に係合可能な第2規制爪(32a)と、
前記枠本体(22)の裏面における第1規制爪(30a)または第2規制爪(32a)の何れか一方との間で内箱折曲片(12b)または外箱折曲片(10a)を挟む位置に突設された突起(34)と、
前記第1係合片(26)の開放端に形成され、該係合片(26)から離間するにつれて前記枠本体(22)から離間するよう傾斜し、前記内箱折曲片(12b)を第1規制爪(30a)に係合するよう案内すると共に、内箱折曲片(12b)に係合した第1規制爪(30a)を、前記断熱材(14)の圧力によって内箱折曲片(12b)に当接する方向に付勢する第1案内部(30)とから構成した
ことを特徴とする箱体の接続構造。 - 前記突起(34)との間で内箱折曲片(12b)または外箱折曲片(10b)を挟む第1規制爪(30a)または第2規制爪(32a)が形成される第1係合片(26)または第2係合片(28)の延在長さ(M)は、前記外箱折曲片(10b)と内箱折曲片(12b)との離間寸法(L)より短かく設定されている請求項1記載の箱体の接続構造。
- 前記第2係合片(28)の開放端には、該係合片(28)から離間するにつれて前記枠本体(22)から離間するよう傾斜し、前記外箱折曲片(10b)を第2規制爪(32a)に係合するよう案内すると共に、外箱折曲片(10b)に係合した第2規制爪(32a)を、前記断熱材(14)の圧力によって外箱折曲片(10b)に当接する方向に付勢する第2案内部(32)が形成され、前記第1案内部(30)の長さ寸法は、第2案内部(32)の長さ寸法より大きく設定されている請求項1または2記載の箱体の接続構造。
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