JPS6040057Y2 - リモ−トコントロ−ル送信機の収納容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テレビジョン受像機などに用いられるリモ
ートコントロール送信機を差込み納めるように、キャビ
ネットのパネルに設けられた収納容器に関する。

従来のこの種の収納容器は、第１図及び第２図に斜視図
及び側面断面図に示すようになっていた。

（１）はテレビジョン受像機などのキャビネットのパネ
ルで、合成樹脂材からなり、収納口１ａがあけられてい
る。

（２）はこのパネルに一体に形成された収納容器で、開
口部より底部が狭くし両内側面２ａがくさび状に傾斜し
ている。

これは成形金型の都合上このような形状になる。

（３）はリモートコントロール（以下１リモコン、と略
称する）送信機で、遠隔操作しないときは鎖線で示すよ
うに、収納容器２内に差込み納められる。

上記従来の収納容器２は、開口部がリモコン送信機３に
対し十分大きく、差込み収納に対し衝撃を与え、がたつ
きが大きかった。

また、収納容器２の底部に緩衝材をそう入することを考
えられるが、深くて狭い箇所に装着する作業が困難であ
った。

第２図では便宜上開口部の幅に対する深さの割合を図示
のようにしているが、実際は深さがもつと深くなるもの
である。

これに対処し、従来の他の例の収納容器として、第３図
及び第４図に分解斜視図及び側面断面図で示すものがあ
った。

４は合成樹脂材からなる収納容器で、２分割された両半
部体５が締付けねじ６により箱状に結合され、取付けね
じ７によりパネル１に取付けられている。

８は収納容器４の底部に入れられた緩衝材で、゛両半部
体５の組立てのときそう入される。

この第３図による従来の収納容器４は構成部品数が多く
、多数本のねじにより組立てねばならず、組立てに時間
がかかつていた。

この考案は、曲げに対し弾力性をもつ合成樹脂材からな
り、底部の連結部で一体に連結されて成形された両側の
一半部体と他生部体を立て方向に起こし、向い合わせに
し上部が開口した箱状に構威し、機器のキャビネットの
収納口を設けたパネルに開口部側で取付けており、上記
−半部体の両側部に内方に突出する１対の湾曲張出部を
形成してあり、開口部から差込まれたリモートコントロ
ール送信機を上記１対の湾曲張出部ではさみ付は弾性緩
衝して収納されるようにし、構成部品数を少なくし、緩
衝材を要せず、差込み引抜きががたつきが少なく円滑に
できるリモートコントロール送信機の収納容器を提供す
ることを目的としている。

第５図及び第６図はこの考案の一実施例による収納容器
の斜視図及び側面断面図である。

１０は曲げに対し弾力性をもつ合成樹脂材からなる収納
容器で、底部の連結部１３で一体に連結されて成形され
た両側の一半部体１１と他学部体１２とが立て方向に向
い合わせにされ、上部が開口した箱状に構成されている
。

１０ａは開口部である。収納容器１０は、双方の一半部
体１１及び他学部体１２にそれぞれ出され上下に重ねら
れた取付用耳部１４，１５のねじ用穴１６に取付けねじ
１７が通され、パネル１に取付けられ、結合構成されて
いる。

収納容器１０の一体成形状態の分解斜視図を第７図に示
す。

双方の一半部体１１と他学部体１２は底部で薄肉厚の連
結部１３で連結され一体に成形されである。

この薄肉厚で弾力性をもつ連結部１３でヒンジ作用がさ
れ、一半部体１１と他学部体１２が起こされ双方が合わ
されるようにしている。

一方の一半部体１１の奥行方向に狭い両側部は、内方に
突出した１対の湾曲張出部１８が対向して形成されてあ
り、１対の張出部１８の内側間寸法は、リモコン送信機
３の幅よりわずか小さくしである。

１半部体１１と他学部体１２の開口側端にはそれぞれ１
対宛の取付用耳部１４，１５が設けられている。

第６図に示すように、組立てられた収納容器１０にリモ
コン送信機３を収納するには、開口部１０ａから鎖線で
示すように差込む。

すると、１対の湾曲張出部１８にはさまれ弾性押圧され
て収納される。

これにより、リモコン送信機３の差込み、引抜きが衝撃
を受けることなく行なえ、内蔵の電子部品などの破損な
どが避けられる。

なお、リモコン送信機３は電波や光線によるものに限ら
ず、接続線を有するものであっても適用できるものであ
る。

以上のように、この考案によれば、曲げに対し弾力性を
もつ合成樹脂材からなり、底部の連結部で一体に連続し
て成形した両方の一半部体と他学部体とを立て方向に起
こし向い合わせにし、上部が開口した箱状に形威し、こ
の開口部側でキャビネットのパネルに取付けてあり、上
記−半部体の両側部には、内方に突出する湾曲張出部を
対向して形威しであるので、構成部品数が少なくなり、
底部に緩衝材を要せず、開口部から差込まれたリモコン
送信機が１対の湾曲張出部に弾性緩衝してはさまれて収
納され、差込み収納、取出しが衝撃を受けずに円滑に行
なえ、破損のおそれをなくし信頼性が向上される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の収納容器を示す斜視図、第２図は第１図
の収納容器の側面断面図、第３図は従来の他の収納容器
をパネルから外して示す斜視図、第４図は第３図の収納
容器の側面断面図、第５図はこの考案の一実施例による
収納容器をパネルから外して示す斜視図、第６図は第５
図の収納容器の側面断面図、第７図は第５図の収納容器
の一体成形状態を示す分解斜視図である。 １・・・・・・パネル、１ａ・・・・・・そう入口、１
０・・・・・・収納容器、１０ａ・・・・・・開口部、
１１・・・・・・一半部体、１２・・・・・・他学部体
、１３・・・・・・連結部、１８・・・・・・湾曲張出
部。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 曲げに対し弾力性をもつ合成樹脂材からなり、底部の連
   結部で一体に連続され両側に成形された２分割の一半部
   体と他生部体とを立て方向に起こし向い合わせにし、上
   部が開口した箱状に形成し、機器のパネルに設けられで
   ある収納口に上記開口部を合わせて取付けられて構威さ
   れ、上記−半部体の両側部には内方に突出する１対の湾
   曲張出部が対向して形成されており、上記開口部から差
   込まれたリモートコントロール送信機の両側を、上記１
   対の湾曲張出部で弾性緩衝してはさみ付は収納するよう
   にしたリモートコントロール送信機の収納容器。