JP3747976B2 - 固形物入り液状飲食品の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゼリー片や果実の組織等の飲食可能な固形物を含有させた液状飲食品の製造方法に関し、飲食品調合液が更に、浮遊性に優れ、特に低粘度性、流動性のよい固形物が飲食品調合液部と一体となり飲用できかつ、全体に滑らかな飲み心地である、飲食品としての触感の向上した固形物入り液状飲食品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
固形物入り液状飲食品において飲食品調合液の固形物分散安定性を向上させることにより固形物を飲食品調合液部と一体として飲食可能とするために従来例えば、耐熱性及び耐酸性のある増粘多糖類の使用が考えられている。そして、例えば固形物としてゼリー粒、柑橘果実さのうやパルプ分の分散状態を保つために、食品即席固形飲料(特開昭62−130671号)、粘稠食品(特開昭62−151148号)、粒状食品入り飲料の製造法(特開平5−3773号)が知られている。
しかしながら、特開昭62−130671号及び特開昭62−151148号では、ジェランガム単独の使用のみの検討であり、また、特開平5−3773号では、ジェランガム単独又はジェランガムとκ−カラギナンの組合せが、試験した他の多糖類より好適であることを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
固形物入り液状飲食品において、飲食品調合液と固形物が一体となり固形物の浮遊分散性の向上した外観上の美しさのみならず嗜好品としての飲食品調合液が浮遊性に優れ、特に、低粘度性、流動性がよく、飲み心地等の触感を向上させた飲食品が要望されていた。
しかしながら、そのような飲食品はいまだ開発されていない。
本発明の目的は、上記のような課題を解決した、浮遊分散した飲食可能な固形物を含有する液状飲食品を製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を概説すれば、本発明は固形物入り液状飲食品の製造方法に関する発明であって、浮遊分散した飲食可能な固形物を含有する液状飲食品であって、飲食品調合液100重量部に対してジェランガムを0.03超〜0.05未満重量部、タマリンドシードガムを0.002超〜0.05重量部、並びにカルシウム及び/又はマグネシウム換算で0.001超〜0.010未満重量部の可溶性の、カルシウム塩及び/又はマグネシウム塩を含有する固形物入り液状飲食品を製造する方法において、該飲食品調合液へ飲食可能な固形物を入れる前に、該調合液をホモゲナイズ処理する工程を包含することを特徴とする。
【0005】
本発明者らは、浮遊分散した飲食可能な固形物を含有する液状飲食品において、上記した構成要件を選択することにより、当該固形物の浮遊分散性、触感及び液の流動性の向上した飲食品を得ることが可能となり本発明の完成に至った。
本発明者らは、固形物入り液状飲食品の飲食品調合液と固形物が一体として飲用できる(液部と固形物はそれぞれに分離可能であるが、飲用時に瓶又は口内に固形物のみが残ることなく液部と同時に飲用することが可能である)のみならず飲用時の滑らかさ等の触感の向上に着目し飲食品調合液の物性に関して鋭意検討を行った。この結果、飲食品調合液部に特定量のジェランガム及びタマリンドシードガムを固化しない範囲で組合せ使用し、溶解後に少量の可溶性のカルシウム塩及び/又はマグネシウム塩を添加し混合冷却を行うことにより、飲食品としての触感の向上した、また、固形物を入れる前に、ホモゲナイズ処理する工程を包含することにより、浮遊性に優れ、特に低粘度、流動性に優れた飲食品調合液を得ることが可能となった。更に該飲食品調合液はジェランガム及びタマリンドシードガムがゲル化剤ではなく増粘安定剤として機能しており固形物の浮遊分散性に効果を発揮し、飲用時に飲食品調合液と固形物とが一体として飲用できるという優れた性質も兼備していた。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明でいう固形物入り液状飲食品とは固形物部と飲食品調合液部に分離可能であり飲用可能なものをいう。
そして、本発明でいう液状とは、製品である飲食品が、流動性を保持し、かつ、その内容物である固形物が浮遊分散できる状態にあることを意味する。
また、本発明でいう浮遊分散とは、静置状態における、製品である液状飲食品中の固形物の分布が、容器の上中下部において、見掛け上均一に近い状態にあることを意味する。
【0007】
本発明でいう飲食品調合液とは、水、果汁飲料、果肉飲料、清涼飲料、乳飲料、豆乳飲料、茶飲料、紅茶飲料、栄養飲料、野菜ジュース、めんつゆ、ラーメンスープ、液体ドレッシング、スープ、味噌汁等外観上液体の形態をとるものを示すが、飲用可能であればこれらに限定されるものではない。これら飲食品調合液を調製する際に、原材料の一部としてジェランガム、タマリンドシードガム、並びに可溶性のカルシウム塩及び/又はマグネシウム塩を飲食品調合液の流動性が失われない範囲で含有させる。本発明でいう飲食品調合液部の製造には従来より採用されている技術を使用することが可能であり、具体的には、その原材料として、ジェランガム、タマリンドシードガム、可溶性のカルシウム塩及び/又はマグネシウム塩以外に、果糖ぶどう糖液糖、上白糖、グラニュー糖、果糖、ぶどう糖、オリゴ糖等の糖質及び/又はアスパルテーム、ステビア、フコース、ミラクリン、ラカンカ等の甘味料及び/又は赤キャベツ、アナトー、カロチノイド、フラボノイド、アントシアニン等の着色料及び/又はレンギョウ抽出物等の保存料及び/又は米糠抽出物等の酸化防止剤及び/又はカフェイン等の苦味料及び/又はクエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸、乳酸、リン酸、酒石酸、フィチン酸等の酸味料及び/又はグルタミン酸、タウリン、アルギニン、アスパラギン、イノシン酸ナトリウム、乳清ミネラル等の調味料及び/又はグリセリン脂肪酸エステル等の乳化剤及び/又はビタミンA、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸等の強化剤及び/又はシリコーン等の製造用剤及び/又は香料及び/又はポリデキストロース及び/又は食物繊維等の食品素材や食品添加物等の飲食可能な物質が使用可能であり、更に必要により内容物の沈殿が生じない範囲でアルコールを含有させることも可能である。
【0008】
本発明でいう飲食品調合液を用いた飲食品製品のpHは通常の飲食品の取る範囲で選択することが可能でありpH2.5〜7.0の範囲を取ることができる。好ましくはpH3.0〜4.5の範囲であり、更に好ましくはpH3.4〜3.8の範囲である。
本発明でいう飲食品調合液の粘度は、飲んだときの流動性をよくするために、1〜7未満cp(20℃、以下省略する)が好ましく、より好ましくは2〜6cpである。
ここでいうホモゲナイズ処理は、特に限定はないが、通常のホモゲナイザーを用いることができる。例えば、高速回転かくはん分散機、コロイドミル、超音波式乳化機、均質機が挙げられる。操作条件は、それぞれ飲食調合液の目的とする低粘度とする範囲で粒浮遊性を低下させない範囲で設定できる〔矢野俊正ほか3名共著、食品工学基礎講座▲9▼乳化と分散、第175〜191頁、(株)光琳、昭和63年11月30日発行〕。
また、ホモゲナイズ処理は、飲食品調合液部へ固形物を入れる前であればいつでもよく特に限定はないが、ガム類を入れた後又はガム類、カルシウム源を入れた後が操作上好ましい。
【0009】
本発明でいう固形物においては、飲食可能なものの内、ゼリー、柑橘類さのう、柑橘類パルプ、リンゴピューレ、リンゴパルプ、パイナップル果肉、桃果肉、ぶどう果肉、いちご果肉、人参ピューレ、小豆、大豆、胡麻、野菜類細断物、野菜類パルプ、畜肉等の動植物組織や乳酸菌等の飲食可能な菌、酵母、米麹等のかび、しいたけ等のきのこ類等の微生物組織が好適である。
【0010】
本発明において、固形物がゼリーである場合のゼリーの製造には従来より採用されている技術を使用することが可能であり、具体的には、その原材料として、ジェランガム、ローカストビーンガム、タマリンドシードガム、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、ペクチン、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、コンニャクマンナン、寒天、アルギン酸ナトリウム、キチン、グルコサミン等を単独又は組合せて使用することが可能である。ゼリー中には、果糖ぶどう糖液糖、上白糖、グラニュー糖、果糖、ぶどう糖、オリゴ糖等の糖質及び/又はアスパルテーム、ステビア、フコース、ミラクリン、ラカンカ等の甘味料及び/又は赤キャベツ、アナトー、カロチノイド、フラボノイド、アントシアニン等の着色料及び/又はレンギョウ抽出物等の保存料及び/又は米糠抽出物等の酸化防止剤及び/又はカフェイン等の苦味料及び/又はクエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸、乳酸、リン酸、酒石酸、フィチン酸等の酸味料及び/又はグルタミン酸、タウリン、アルギニン、アスパラギン、イノシン酸ナトリウム、乳清ミネラル等の調味料及び/又はグリセリン脂肪酸エステル等の乳化剤及び/又はビタミンA、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、乳酸カルシウム、塩化カルシウム等の強化剤及び/又はシリコーン等の製造用剤及び/又は香料等の食品素材や食品添加物等の飲食可能な物質が使用可能である。これらの原材料を溶解混合及びpH調整したものを殺菌冷却し固化を行う。この固化したゼリーをダイスカッター、ミンチ機等の成形機を用いて小片化を行うことが可能である。
これ以外の方法で例えば、ジェランガムを主成分とするゼリーでは、カルシウム及び/又はマグネシウムイオン含有成分以外の原材料を脱イオン水に加温溶解したものを、別の容器に準備した、例えば冷却した乳酸カルシウム溶液中に滴下して球状やさのう状のゼリーを調製することも可能である。しかし、適当な固さが得られれば、ゼリーの成形には任意の工程が選択可能である。特に酸性に調製された飲食品に使用する場合、ゼリー100重量部に対してジェランガムを主体として0.1〜0.5重量部配合し、必要によりキサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガムを配合し、更に5〜15重量部のグラニュー糖、0.05〜0.5重量部のクエン酸ナトリウム、更に必要により酸味料、ビタミン類、着色料、香料を添加したゼリーを使用することが可能である。
【0011】
本発明において、固形物の形状は、立方体、直方体、多面体、球形、楕円状、さのう状等をとることができるがこれらに限定されるものではなく、更に組合せ使用及び組合せた形状をとることも可能である。また、固形物の大きさとしては一辺10mmのメッシュを通過するものが使用可能であり、好ましくは一辺0.3mmのメッシュを通過せず一辺8mmのメッシュを通過するものが触感の上から好ましく、更には一辺1mmのメッシュを通過せず一辺5mmのメッシュを通過するものが最も好ましい。本発明における固形物の飲食品調合液部への添加量は、飲食品調合液100重量部に対して0.5〜40重量部、好ましくは1〜30重量部、更に好ましくは外観上から2〜20重量部である。
【0012】
本発明でいうジェランガムとは、食品添加物として認められているジェランガムのことをいう。
【0013】
本発明でいうタマリンドシードガムとは、食品添加物として認められているタマリンドシードガムのことをいう。
【0014】
本発明でいう可溶性の、カルシウム塩及び/又はマグネシウム塩とは食品添加物及び食品素材等の飲食可能な物質の内、水溶液部にカチオンとして存在可能なものをいい、例えば、グルタミン酸カルシウム、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、焼成カルシウム、未焼成カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等の食品添加物や、ミルクカルシウム、にがり、海水等の食品素材が使用できこれらの単独又は組合せで使用できるがこれらの種類は限定されるものではない。飲食品調合液に使用する際の良好な溶解性及び飲食品としての触感の良さの点から乳酸カルシウムの使用が好ましい。
【0015】
本発明の固形物入り液状飲食品の製造方法の代表例は以下のとおりであるが、これに限定されるものではない。
脱イオン水でジェランガム、タマリンドシードガム、及び必要に応じてクエン酸ナトリウムを必要量溶解し、この溶解液を別に用意しておいた糖質溶解液と混合する。
この混合液に別に用意しておいた可溶性のカルシウム塩、例えば乳酸カルシウム溶液を混合した後、冷却して全体の液温を40℃以下とする。更にこの混合液に果汁、ビタミンC、クエン酸、香料等の添加後、脱イオン水を加え、必要に応じて再度クエン酸等を添加して所要量の100%重量及び所定のpHとした。なおすべての工程において緩やかなかくはんを行い成分の均質化を行った。本方法により製造された飲食品調合液は固化(ゲル化)せず成分中の多糖類は増粘安定剤として機能していた。
これとは別に固形物として直径約3mmのゼリー球を常法により作製した。これらを用いて、加温した飲食品調合液にゼリー球を添加し均一にかくはん後、熱ショックで破損しないようにあらかじめ加温した瓶に充てん後打栓した。これを徐々に冷却又は85℃の温水中に15分間保持した後、冷却を行い液状飲食品製品とした。
【0016】
固形物と飲食品調合液の飲用時の触感及び固形物の飲食品調合液中での浮遊分散性を向上させるためには、飲食品調合液100重量部中のジェランガムの使用量は0.03超〜0.05未満重量部及びタマリンドシードガムの使用量は0.002超〜0.05重量部、並びにカルシウム及び/又はマグネシウム換算として0.001超〜0.010未満重量部の範囲での可溶性の、カルシウム塩及び/又はマグネシウム塩の使用が可能であり、固形物の種類や比重により又は触感を調整するために使用量を上記の範囲内で調節することが可能である。
特に飲食品調合液の触感を固形物と共に飲食品を口に含んだときの粘性のみならず付着性、流動性等の物性、すなわちジェランガムとタマリンドシードガムとの相乗効果により得られる触感が官能的に大きく影響を及ぼすためそれらの総合的な評価が必要となる。
また、固形物を入れる前に飲食品調合液をホモゲナイズ処理して、粒の浮遊性を低下させることなく低粘度化し、流動性を向上させる。
【0017】
なお、本発明でいう触感とは飲食品調合液飲用時の滑らかさ、粘稠性、流動性、舌への付着性等の舌ざわりや固形物と飲食品調合液が一体となって口に入る感覚、等の官能的感覚のことを総合的にいう。
【0018】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0019】
実施例1
固形物入り液状飲食品の触感及び該飲食品における固形物の浮遊分散性の評価を行うために飲食品調合液中のジェランガム、タマリンドシードガム及びカルシウム又はマグネシウム源としての乳酸カルシウム・5水和物又は硫酸マグネシウムの混合割合を変化させて飲食品調合液を調製した。飲食品調合液の調製は、80℃の脱イオン水で表1に示すジェランガム、タマリンドシードガムの各試験区の配合量及びクエン酸ナトリウム0.008g、乳糖0.04gを高速かくはん機〔T.K.ホモミキサー、特殊機化工業(株)製〕を用いて、クリアランス0.5mm、1000rpm、3分間の条件で溶解し、この溶解液を別に用意しておいたグラニュー糖9gを脱イオン水に溶解した溶解液を混合する。この混合液に別に用意しておいた各試験区の可溶性カルシウム量又は可溶性マグネシウム量に対応した乳酸カルシウム・5水和物又は硫酸マグネシウムを溶解した溶液を混合した後、20℃に冷却しておいた脱イオン水を適量混合して全体の液温を40℃以下とする。更にこの混合液にレモン果汁0.6g、ビタミンC0.065g、無水クエン酸0.05g、香料0.1gを添加後、20℃に冷却しておいた脱イオン水を加え、必要に応じてpH3.6となるように再度クエン酸を添加して全量を100gとした。なおすべての工程において緩やかなかくはんを行い成分の均質化を行った。
【0020】
これとは別に固形物として直径約3mmのゼリー球を常法により調製した。すなわち、80℃の脱イオン水700gにグラニュー糖90g、ジェランガム4g、グアーガム0.01g、キサンタンガム0.01g、ローカストビーンガム0.01g、クエン酸ナトリウム1g、乳糖4.6gを均一に溶解後、25℃まで冷却し、ビタミンA乳剤3g、ビタミンE乳剤5g、カロチノイド色素2g、香料1gを順次添加混合し、更に脱イオン水を適量加え全量を1000gの溶液Aを得た。
また別容器に脱イオン水700gを入れ、これにグラニュー糖90g、塩化カルシウム・2水和物10g、香料1gを順次混合し、更に脱イオン水を適量加え全量を1000gとして溶液Bを得た。この溶液Bを約20℃に保温し、緩やかなかくはんを行いながら溶液Aを滴下し、直径約3mmのゼリー球を得た。
更に、95℃に加温した各飲食品調合液96.5重量部にゼリー球3.5重量部を添加し均一にかくはん後あらかじめ60℃に加温した190ml容瓶に充てん後打栓した。全重量は300gであった。これを85℃の温水中に15分間保持し殺菌した後20℃まで冷却を行い飲料製品とした。
【0021】
各試験区の飲料製品についてそれぞれ固形物の浮遊分散安定性の比較及び官能検査を行った。官能検査は10名のパネラーで行い、触感についての比較を行った。固形物の浮遊分散安定性の比較は、各試験区の飲料製品を充てんかくはんした後、瓶口を紐でくくり、紐の長さ半径50cmの振り子として、垂直に対して±30度の角度で30秒間振幅させ、固形物の沈降状態を比較した。結果は表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【0024】
試験区1、2の比較によりタマリンドシードガムがジェランガムと相乗的に働き固形物の浮遊分散性に効果があり更に試験区1の方が触感が良好であることが明らかである。試験区3〜6、16の比較により、飲食品調合液100重量部に対して、ジェランガム濃度は0.030重量部ではゼリー球と飲食品調合液の一体感が不足し、0.052重量部では飲食品調合液部がゼリー化してしまい使用不能である。したがって、ジェランガムの使用濃度は0.030超〜0.050未満重量部が適しており、特に0.035〜0.045重量部が適している。試験区1、7、8、9、10、11の比較及びその他を勘案することにより、タマリンドシードガム濃度は0.002超〜0.050重量部が適しており、特に0.003〜0.030重量部が適している。また、試験区12、13よりカルシウムが0.001重量部以下では逆に液の流動性がなくなり飲料としては不適当となる。試験区12、13、14、15からの結果、可溶性カルシウムは0.001超〜0.010未満重量部が適していた。
【0025】
試験区17より、可溶性カルシウムの代替として可溶性のマグネシウムを50%代替した添加においては全量カルシウムを使用した場合の結果と同様の結果が得られた。
これらは直鎖構造を持つジェランガムと2価のカルシウム・マグネシウムイオンの反応及び側鎖構造をもったタマリンドシードガムとの組合せにより、飲食品調合液の固形物浮遊分散性安定や特に触感に相乗的に効果があったものと推定される。
【0026】
以上より、ジェランガムの最適濃度は0.030超〜0.050未満重量部、タマリンドシードガムは0.002超〜0.050重量部、カルシウム及び/又はマグネシウムとしては0.001超〜0.010未満重量部で流動性が保たれていた。
また、実験区と別にジェランガム0.025g、カルシウム換算0.0229gの場合、振子処理後±の結果であった。
【0027】
参考例1
飲食品調合液の調製は、80℃の脱イオン水で表2に示すカラギーナン、ローカストビーンガム、キサンタンガムの各試験区の配合量及びクエン酸ナトリウム0.008g、乳糖0.04gを高速かくはん機〔T.K.ホモミキサー、特殊機化工業(株)製〕を用いて、クリアランス0.5mm、1000rpm、3分間の条件で溶解し、この溶解液を別に用意しておいたグラニュー糖9gを脱イオン水に溶解した溶解液を混合する。この混合液に別に用意しておいた各試験区の可溶性カルシウム量又は可溶性マグネシウム量に対応した乳酸カルシウム・5水和物又は硫酸マグネシウムを溶解した溶液を混合した後、20℃に冷却しておいた脱イオン水を適量混合して全体の液温を40℃以下とする。更にこの混合液にレモン果汁0.6g、ビタミンC0.065g、無水クエン酸0.05g、香料0.1gを添加後、20℃に冷却しておいた脱イオン水を加え、必要に応じてpH3.6となるように再度クエン酸を添加して全量を100gとした。なおすべての工程において緩やかなかくはんを行い成分の均質化を行った。
【0028】
これとは別に固形物として直径約3mmのゼリー球を常法により調製した。すなわち、80℃の脱イオン水700gにグラニュー糖90g、ジェランガム4g、グアーガム0.01g、キサンタンガム0.01g、ローカストビーンガム0.01g、クエン酸ナトリウム1g、乳糖4.6gを均一に溶解後、25℃まで冷却し、ビタミンA乳剤3g、ビタミンE乳剤5g、カロチノイド色素2g、香料1gを順次添加混合し、更に脱イオン水を適量加え全量を1000gの溶液Aを得た。
また別容器に脱イオン水700gを入れ、これにグラニュー糖90g、塩化カルシウム・2水和物10g、香料1gを順次混合し、更に脱イオン水を適量加え全量を1000gとして溶液Bを得た。この溶液Bを約20℃に保温し、緩やかなかくはんを行いながら溶液Aを滴下し、直径約3mmのゼリー球を得た。
更に、95℃に加温した各飲食品調合液96.5重量部にゼリー球3.5重量部を添加し均一にかくはん後あらかじめ60℃に加温した190ml容瓶に充てん後打栓した。全重量は300gであった。これを85℃の温水中に15分間保持し殺菌した後20℃まで冷却を行い飲料製品とした。
【0029】
各試験区の飲料製品についてそれぞれ固形物の浮遊分散安定性の比較及び官能検査を行った。官能検査は10名のパネラーで行い、触感についての比較を行った。固形物の浮遊分散安定性の比較は、各試験区の飲料製品を充てんかくはんした後、瓶口を紐でくくり、紐の長さ半径50cmの振り子として、垂直に対して±30度の角度で30秒間振幅させ、固形物の沈降状態を比較した。結果は表2に示した。
【0030】
【表2】
【0031】
【0032】
表2は、飲料調合部液へ、ジェランガム、タマリンドシードガム以外のガム類、可溶性カルシウムの組合せを浮遊分散性、官能面から検討したものである。試験区18、19はジェランガムとカラギ−ナンの組合せ、試験区22はジェランガムとローカストビーンガムの組合せ、試験区23はジェランガムとキサンタンガムの組合せであるが、いずれの組合せでも振子試験の結果、固形物の浮遊分散状態を保ったのは30%未満であり、液・球の一体感もなく、ジェランガムとタマリンドシードガムの組合せが、表1との比較から、浮遊性に優れ、特に低粘度性、流動性のよいことが明らかになった。
また、試験区24、25は、ホモゲナイズ処理のない場合であるが、振り子処理後の粒の浮遊性はよいが、液部の粘度がそれぞれの対照試験区18、21に比べて上昇し、液流動性が悪くなり、液球の一体感もなく触感もベタツキを感じるようになった。
【0033】
実施例2
50〜60℃脱塩水2800gに、グラニュー糖805gを溶解した溶液(A)を用意する。
一方、85℃脱塩水1000gにジェランガム〔ゲルアップKS、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製〕9.5g、タマリンドシードガム〔ビストップD、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製〕0.5g及びグラニュー糖45gを混合して十分溶解した溶液(B)を、上記溶液(A)に混合する。
この混合した溶液(C)へ、前もって50〜60℃脱塩水120gに乳酸カルシウム5gを混合溶解した液(D)を合せて、混合液(E)とする。
更に、脱塩水を追加して合計6000gとし、十分にかくはんした液を(F)とする。この時の品温を50℃以上に保っておく。
次に、均質化工程に入る段階で、溶液(F)をプレートクーラーで冷却し、品温を20〜25℃にして、ホモゲナイザー(クリアランス間隙50〜300μm、50〜70kg/cm2 )で均質化する。均質化した溶液(F)を調合タンクへ入れ常時かくはんしておく。
一方、20℃脱塩水120gに、クエン酸ナトリウム13.0g、アスコルビン酸6.5g、無水クエン酸26g、1/7アセロラ果汁14.5g、ポリデキストロース194g、フルーツフレーバー10gを混合溶解した液(G)を均質化した溶液(F)へ混合溶解し、20℃脱塩水を添加して溶液(H)10000gを得る。
この溶液へ、ゼリー片191gを添加し、ゼリー片を破壊しないようにかくはんして分散させ、ゼリー片入り溶液(I)10191gを得た。
【0034】
これとは別に固形物として直径約3mmのゼリー球を常法により調製した。すなわち、80℃の脱イオン水700gにグラニュー糖90g、ジェランガム4g、グアーガム0.01g、キサンタンガム0.01g、ローカストビーンガム0.01g、クエン酸ナトリウム1g、乳糖4.6gを均一に溶解後、25℃まで冷却し、理研ドライA−S200PT1.2g、理研E乳剤20(S)50g、赤色色素12g、香料1gを順次添加混合し、更に脱イオン水を適宜加え全量を1000gの溶液Aを得た。
また別容器に脱イオン水700gを入れ、これにグラニュー糖90g、塩化カルシウム・2水和物10g、香料1gを順次混合し、更に脱イオン水を適量加え全量を1000gとして溶液Bを得た。この溶液Bを約20℃に保温し、緩やかなかくはんを行いながら溶液Aを滴下し、直径約3mmのゼリー球を得た。
更に、95℃に加温した各飲食品調合液96.5重量部にゼリー球3.5重量部を添加し均一にかくはん後あらかじめ60℃に加温した190ml容瓶に充てん後打栓した。全重量は300gであった。これを85℃の温水中に15分間保持し殺菌した後20℃まで冷却を行い飲料製品とした。
【0035】
実施例3
リンゴピューレを固形物とした固形物入り液状飲食品を表3の配合で常法により調製した。
【0036】
【表3】
【0037】
上記配合により得られたリンゴピューレ入れ飲料は透明感、流動性、触感共に良好であり、なおかつ固形物の浮遊分散安定性に優れており、6ヵ月の保存試験後にもリンゴピューレは均一に浮遊分散していた。これと同様に、ジェランガム及びタマリンドシードガムを混合しない飲料を調製したが、この系ではリンゴピューレは10分以内に90%量が沈降し、触感も一体感の無いものであった。
【0038】
実施例4
実施例3のリンゴピューレの代替として(A)3mm角の桃果肉、(B)オレンジさのう、(C)クラッシュぶどう果肉を用いてジェランガム及びタマリンドシードガムの効果を比較した。
ジェランガム及びタマリンドシードガムを含有する系では(A)、(B)、(C)共に触感は良好であり、更に6ヵ月の保存試験後にも固形物は均一に浮遊分散していた。しかし、ジェランガム及びタマリンドシードガムを含有しない系では(A)、(C)では固形物は沈降し、(B)では固形物は浮上しており、触感も一体感の無いものであった。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による固形物入り液状飲食品は、固形物の浮遊性に優れ、特に低粘度性、流動性がよく、口に含んだとき飲食品調合液と固形物が一体となって飲み込め、のどごし感が良好である。また、外観的にも大部分の固形物が浮遊しており見栄えのする製品を提供することができる。
Claims (1)
- 浮遊分散した飲食可能な固形物を含有する液状飲食品であって、飲食品調合液100重量部に対してジェランガムを0.03超〜0.05未満重量部、タマリンドシードガムを0.002超〜0.05重量部、並びにカルシウム及び/又はマグネシウム換算で0.001超〜0.010未満重量部の可溶性の、カルシウム塩及び/又はマグネシウム塩を含有する固形物入り液状飲食品を製造する方法において、該飲食品調合液へ飲食可能な固形物を入れる前に、該調合液をホモゲナイズ処理する工程を包含することを特徴とする固形物入り液状飲食品の製造方法。
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