JP3747593B2 - 車両用シート装置 - Google Patents
車両用シート装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3747593B2 JP3747593B2 JP28477097A JP28477097A JP3747593B2 JP 3747593 B2 JP3747593 B2 JP 3747593B2 JP 28477097 A JP28477097 A JP 28477097A JP 28477097 A JP28477097 A JP 28477097A JP 3747593 B2 JP3747593 B2 JP 3747593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- boot member
- boot
- stay
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シート装置に関し、さらに詳しくはヘッドレストのステーに装着されてシートバックとヘッドレストとの間に介在されるブーツ部材の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の車両用シート装置は、乗員が着座するシートククッションと、このシートクッションの後端上部に立設されたシートバックと、このシートバクックの上端に取付けられるヘッドレスト(ヘッドレストレイント)とをそれぞれ備えている。
【0003】
ところで、ヘッドレストはシートバックの上端に上下動可能に取付けられるが、ヘッドレストの下限位置(ヘッドレストが最も下方の位置に配置された状態の下での位置)におけるシートクッションに着座した乗員のヒップポイントとヘッドレストの上端面までの距離(高さ)は、各国において多少の差があるのが実状である。従って、国内向けの車両用シート装置と国外向けの車両用シート装置とを共用できないことがあり、国内向けの車両用シート装置を例えばオーストライア向けとして使用する場合には、オーストラリアデザインルールに基づいてヘッドレストの下限位置における前記距離(高さ)を700mm以上確保する必要がある。このため、国内向けの車両用シート装置に装着されるヘッドレストをそのままの仕様で国外向けのものに使用することはできず、大きな形状の別のヘッドレストを装着する必要がある。
【0004】
しかし、大きな形状のヘッドレストを国外向けとして用意することはヘッドレストひいては車両用シート装置自体のコストアップになる。そこで、従来では、例えば図7及び図8にそれぞれ示す如き形状のブーツ部材30,31をヘッドレストのステー(シートバック内に差し込まれるポール状部材)に装着し、このブーツ部材30,31をシートバックとヘッドレストとの間に介在させることにより前記距離を確保するようにして、国内向けのヘッドレストをそのまま用いるような対策を採っている。なお、図7及び図8において、32,33はブーツ部材30,31の中心部に形成されたステー挿通用の貫通孔であり、この貫通孔32,33内にステーを挿通させることによって、ステーへのブーツ部材30,31の装着がなされるようになっている。
【0005】
一方、従来より用いられているブーツ部材30又は31の形状は、前記ステーを中心に回転して回転位置が不測に変動しても問題がないように、円錐形状の先端部分をカットした円錐台形状或いは円筒形状(図7(a),(b)参照)、又は軸線方向の周面中間部分が窪んだ鼓形状(図8(a),(b)参照)となされ、何れも軸線を中心とした回転対称体にて構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来の車両用シート装置では、ブーツ部材30,31がステーを中心に回転しても問題ないように回転対称体のものを使用しているためブーツ部材30,31の回転防止(回り止め)を図る必要がないが、ブーツ部材30,31が回転対称体であることに起因して、次のような問題点がある。まず、車両用シート装置のシートバックとヘッドレストとが互いに同一平面上に配置されない構成の場合、すなわちシートバックの上端面とヘッドレストの下端面とが互いに傾斜している場合には、回転対称体から成るブーツ部材30,31を用いるとこのブーツ部材30,31とシートバックの上端面又はヘッドレストの下端面との間に隙間を生じることとなるため、上述のブーツ部材30,31を用いることができないという不具合がある。
【0007】
また、シートバックの上端面とヘッドレストの下端面との傾斜に合わせた非回転対称形状のブーツ部材を製作してこれをステーに装着するようにしても、このブーツ部材がステーの回りを自由に回転してしまって回転位置が定まらず、その回転位置によっては外観(見栄え)が非常に悪くなる場合がある。
【0008】
さらに、既述の如くブーツ部材30,31を回転対称体にて構成しなけらばならない関係上、ブーツ部材30,31自体のデザイン(意匠)、及び、シートバックとヘッドレストとの間の相対的な屈曲角度の設定に大きな制約があり、従って意匠上(デザイン設計上)の自由度が小さいという問題点がある。
【0009】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、シートバックの上端面とヘッドレストの下端面とが互いに傾斜している場合に対処できると共に、簡素な構成で安価なのものでありながらブーツ部材の回転防止を確実に行なうことができ、しかも組付作業性,強度面,外観等について不具合を生じることがなく、意匠上の自由度の向上を図ることができるような構成の車両用シート装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、ブーツ部材の貫通孔にヘッドレストのステーを貫通させた状態で、前記ブーツ部材を、互いに傾斜している車両用シートのシートバックの上端面と前記ヘッドレストの下端面との間に介在させるようにした車両用シート装置において、前記ブーツ部材を、ステーを中心として車両側方からみて車両前後方向に非対称形状に成形すると共に、前記ブーツ部材の底壁を車両前方に向かうにつれて基本面に近づく方向に傾斜するように設け、かつ、前記ヘッドレストに当接される前記ブーツ部材の基本面から前記ヘッドレストの側に突出するストッパ片を前記ブーツ部材に設け、前記ストッパ片と前記ヘッドレストとのストッパ作用にて、前記ステーを中心とする前記ブーツ部材の回転を阻止せしめた状態で、前記ブーツ部材を前記シートバックとヘッドレストとの間に配置するようにしている。
また、本発明では、前記ブーツ部材のストッパ片を、前記ヘッドレストの下面において前記ヘッドレストの表皮の端部が互いに組合わされて成るファスナー部に差し込んで、ヘッドレストの一部を構成する硬質部品に係合させるようにしている。
また、本発明では、前記硬質部品が、前記表皮の端部に取付けられたファスナー用のトラップ部材、又は前記ヘッドレストの内部に埋設された埋設部品であるように設定している。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施態様について図1〜図6を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施形態に係る車両用シート装置1を示すものであって、この車両用シート装置1は、乗員が着座するシートクッション2と、このシートクッション2の後方上部に立設されたシートバック3と,このシートバック3の上部に取付けられたヘッドレスト4とをそれぞれ備えている。そして、車両用シート装置1の側部にはリクライニングカバー5にて覆われたリクライニング装置(図示せず)が配設されている。
【0013】
図2及び図3に示すように、上述のヘッドレスト4はシートバック3に対して傾斜して配置されている。すなわち、シートバック3に上端面3aとヘッドレスト4の下端面4aとが平行ではなく互いに傾斜されており(図2(b)及び図3参照)、ヘッドレスト4はシートバック3に対して車両前方側に向けて僅かに屈曲された配置となされている。これに合わせて、シートバック3とヘッドレスト4との間に介在される左右一対のブーツ部材6の形状は、図2(b),図3〜図6に明示するように、非対称形状に成形されている。
【0014】
本実施形態で用いられるブーツ部材6は合成樹脂から成る一体成形品であって、図4及び図5に示すように、平面から見てほぼ矩形状の底壁7a及び周壁7bとから成る枠体部7と、この枠体部7の底壁7aから枠体部7の上端開口7cに向けて延びるように一体成形された円筒部8と、下端が前記枠体部7の底壁7aに一体成形されかつ側面の中間部が前記円筒部8の側部に一体成形された平板状のストッパ片9とから構成されている。そして、前記円筒部8の上端面8aは、前記周壁7bの上端面すなわち図5に示すブーツ部材6の基本面(一般基準面)Sとほぼ同一或いはそれより少し下方に設定される一方、前記ストッパ片9の先端縁9aは上述の基本面Sより上方(ヘッドレスト4の下面側)に向けて高さt(例えば5mm程度)だけ突出されている。かくして、前記円筒部8の中空部分が、ヘッドレスト4のステー12が貫通される貫通孔8bとなされている(図5及び図6参照)。なお、この貫通孔8bの直径は前記ステー12の直径よりも僅かに小さく成形されている。
【0015】
また、ブーツ部材6の枠体部7は、図5に明示するように上端が開放されたキャップ形状に成形されており、枠体部7の底壁7aは前記基本面Sに対して傾斜するように成形されている。なお、この底壁7aの傾斜方向は車両前方に向かうにつれて底壁7aが前記基本面Sに近づくような方向であり、枠体部7の周壁7bの前部部分は高さが相対的に低い前壁αとなされると共に、枠体部7の周壁7bの後部部分は高さが相対的に高い後壁βとなされている(図6参照)。かくして、ブーツ部材6は、ステー12を中心として車両側方からみて車両前後方向に非対称形状に成形されると共に(図6参照)、ブーツ部材の底壁7aが車両前方に向かうにつれて基本面Sに近づく方向に傾斜するように設けられており(図5参照)、ブーツ部材6の外形形状は、シートバック3とヘッドレスト4との間の接合箇所における形状に合致するように設定されている。
【0016】
一方、ヘッドレスト4は、従来品と同様に構成されたものであって、図6に示すように、ヘッドレスト本体を構成するパッド10と、このパッド10の表面を覆う表皮(ヘッドレストレイントトリム)11と、上部部分が前記パッド10に挿入されて固定されかつ下部部分が前記パッド10から下方に向けて突出配置されたステー12とから構成されている。上述の表皮11は、パッド10の下面箇所においてその端部10a,10bが互いに接合され、一方の端部10aに縫合された断面ほぼJ字状の硬質樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)のトラップ部材(トリムエンド)13に、他方の端部10bに縫合された長板状の合成樹脂製のインサート部材(係着部材)14を挿入してこれらを互いに係着させた状態にすることによって両端部10a,10bが互いに組合せられるようになっている。なお、この組付箇所においては、両端部10a,10bが互いに組合わされて成るファスナー部(合わせ部)Pが形成され、図4及び図6に示す如く両端部10a,10b間に直線状の溝部15が形成されている。かくして、トラップ部材13に対してインサート部材14を着脱することにより、ファスナー部Pが開閉されるように構成されている。
【0017】
また、シートバック3の上部箇所には、図3に示すように、ヘッドレスト4の一対のステー12がそれぞれ上下動可能に差し込まれるパイプ状のガイド部材16が挿入配置されている。そして、このガイド部材16は、シートバック3のメメインパイプフレーム17にブラケット18を介して取付けられている。なお、前記ガイド部材16の上部には、前記ブーツ部材6の底面を受けるための湾曲状の受け面を有する頭部16aが設けられている。
【0018】
次に、上述の如きブーツ部材6を用いてヘッドレスト4をシートバック3に取付ける場合の作業手順について述べると、以下の通りである。まず、ヘッドレスト4のトラップ部材13にインサート部材14を図6に示す如く係着させることにより、ヘッドレスト4のフアスナー部Pを閉状態にしておく。次いで、ヘッドレスト4の一対のステー12にブーツ部材6を組み付ける。具体的には、ブーツ部材6の上端開口7cをヘッドレスト4の側に向けると共にブーツ部材6の枠体部7の前壁αをヘッドレスト4の前面側(車両前方側)に向け、この状態の下でブーツ部材6の円筒部8の貫通孔8b内に前記ステー12の下端部の側から圧入し、ブーツ部材6をステー12に沿ってスライド移動させてファスナー部Pに対応する位置に装着する。そして、ブーツ部材6をファスナー部Pの側にさらに押し込むことによって、ブーツ部材6のストッパ片9をヘッドレスト4のファスナー部Pにある溝部15に差し込むと共に、ブーツ部材6の周壁7bの先端部をヘッドレスト4の表皮11に当接させた状態にする(図6参照)。
【0019】
これに伴い、前記溝部15に差し込まれたストッパ片9の先端縁9aが、図6に示す如く、断面J字状のトラップ部材13の先端部分13aを囲むように引き回された表皮11の端縁の折り返し部分を介して前記トラップ部材13の先端部分13aに対応配置される。そのため、ブーツ部材6は前記ストッパ片9とトラップ部材13の先端部分13aとの間のストッパ作用にてステー12を中心とする回転が阻止され、これに応じてステー12を中心とするブーツ部材6の回転の阻止すなわちブーツ部材6の回り止めが図られると同時にブーツ部材6の前後方向の向きの設定がなされる。
【0020】
このようにしてヘッドレスト4にブーツ部材6を組付けた後に、このヘッドレスト4を車両用シート装置1のシートバック3に組付ける。具体的には、ブーツ部材6が取付けられているヘッドレスト4のステー12をシートバック3の上方側からガイド部材16内に差し込んでブーツ部材6の底壁7aを前記ガイド部材16の頭部16a上に載置する(図3参照)。これに伴い、ヘッドレスト4はシートバック3に対して車両前方側に傾斜された状態でシートバック3の上部に配置される。
【0021】
このような構成の車両用シート装置によれば、ブーツ部材6の形状を非対称形状にしてシートバック3とヘッドレスト4との接合箇所の形状に合わせるようにしているので、シートバック3とヘッドレスト4との接合箇所の空間をこのブーツ部材6にて隙間なく埋めることができ、外観を損なうことがない。しかも、ブーツ部材6のストッパ片9を硬質のトラップ部材13に対応配置させてブーツ部材6の位置決め(方向決め)並びに回り止めを行うように構成しているので、非対称形状のブーツ部材6がステー12を中心に回転して正規状態から外れ、外観が損なわれて見栄えが悪くなるような不具合の発生を防止することができる。従って、ブーツ部材6の形状をシートバック3とヘッドレスト4との接合箇所の形状に合わせた非対称形状にしても回転による外観上の不具合が解消されるため、ブーツ部材6、及び、シートバック3とヘッドレスト4との相対的な屈曲角度の設定についてのデザイン(意匠)上の自由度を向上させることができる。
【0022】
以上、本発明の一実施態様につき述べたが、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、ブーツ部材6に設けられるストッパ片9は、平板状のものである必要は必ずしもなく、トラップ部材13の先端部分13aを取り囲むように湾曲している部材にて構成するようにしても良い。また、前記ストッパ片9が対応配置される部材はファスナー用のトラップ部材13である必要は必ずしもなく、ヘッドレスト4のパッド10内に埋設された各種の埋設部材であっても良い。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、ブーツ部材を、ステーを中心として車両側方からみて車両前後方向に非対称形状に成形すると共に、ブーツ部材の底壁を車両前方に向かうにつれて基本面に近づく方向に傾斜するように設け、かつ、ヘッドレストに当接されるブーツ部材の基本面からヘッドレストの側に突出するストッパ片をブーツ部材に設け、ストッパ片とヘッドレストとのストッパ作用にて、ステーを中心とするブーツ部材の回転を阻止せしめた状態で、ブーツ部材をシートバックとヘッドレストとの間に配置するようにしたものであるから、本発明によれば、シートバックの上端面とヘッドレストの下端面とが互いに傾斜している場合にブーツ部材の形状をこれらの間の接合箇所の形状に合わせた非対称形状にしてその箇所をブーツ部材にて隙間なく埋めることができて外観を良好にできると共に、ブーツ部材の回転防止を確実に行なうことができる。しかも、組付作業性,強度面等についての支障を生じることなく対処することができる。
【0024】
また、請求項2に記載の本発明は、ブーツ部材のストッパ片を、ヘッドレストの下面においてヘッドレストの表皮の端部が互いに組合わされて成るファスナー部に差し込んで、ヘッドレストの一部を構成する硬質部品に係合させるようにしたものであるから、本発明によれば、従来より用いられているファスナー部の構成をそのまま利用してブーツ部材の構成のみを変更するだけで上述の如き作用効果を得ることが可能となる。
【0025】
また、請求項3に記載の本発明は、前記硬質部品が、ヘッドレストの表皮の端部に取付けられたファスナー用のトラップ部材、又はヘッドレストの内部に埋設された埋設部品であるようにしたものであるから、この場合も前記ストッパ片に対応する部材をヘッドレストの側に新設する必要がなく、ブーツ部材にストッパ片を付設するだけの変更で済ませることができ、既述の如き実用的な作用効果を奏し得るものでありながら、簡素な構成でかつ安価な車両用シート装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用シート装置の斜視図である。
【図2】図2(a)は車両用シート装置の側面図、図2(b)は図2(a)において矢印Xで示す部分を拡大して示す側面図である。
【図3】上述の車両用シート装置のシートバックへのヘッドレストの組付部分の構成を拡大してして示す断面図である。
【図4】ヘッドレストのステーへブーツ部材を組付ける前のヘッドレストとブーツ部材とを示す分解斜視図である。
【図5】図4におけるB−B線拡大断面図である。
【図6】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図7】従来の車両用シート装置に用いられているブーツ部材を示すものであって、図7(a)はブーツ部材の斜視図、図7(b)は図7(a)におけるM−M線断面図である。
【図8】従来の車両用シート装置に用いられている別のブーツ部材を示すものであって、図8(a)はブーツ部材の斜視図、図8(b)は図8(a)におけるN−N線断面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート装置
2 シートクッション
3 シートバック
4 ヘッドレスト
6 ブーツ部材
7 枠体部
7a 底壁
7b 周壁
7c 上端開口
8 円筒部
8a 上端面
8b 貫通孔
9 ストッパ片
9a 先端縁
10 パッド
11 表皮
12 ステー
13 トラップ部材(トリムエンド)
13a 先端部分
14 インサート部材(係着部材)
15 溝部
16 ガイド部材
P 表皮のファスナー部
S ブーツ部材の基本面
Claims (3)
- ブーツ部材の貫通孔にヘッドレストのステーを貫通させた状態で、前記ブーツ部材を、互いに傾斜している車両用シートのシートバックの上端面と前記ヘッドレストの下端面との間に介在させるようにした車両用シート装置において、前記ブーツ部材を、ステーを中心として車両側方からみて車両前後方向に非対称形状に成形すると共に、前記ブーツ部材の底壁を車両前方に向かうにつれて基本面に近づく方向に傾斜するように設け、かつ、前記ヘッドレストに当接される前記ブーツ部材の基本面から前記ヘッドレストの側に突出するストッパ片を前記ブーツ部材に設け、前記ストッパ片と前記ヘッドレストとのストッパ作用にて、前記ステーを中心とする前記ブーツ部材の回転を阻止せしめた状態で、前記ブーツ部材を前記シートバックとヘッドレストとの間に配置するようにしたことを特徴とする車両用シート装置。
- 前記ブーツ部材のストッパ片を、前記ヘッドレストの下面において前記ヘッドレストの表皮の端部が互いに組合わされて成るファスナー部に差し込んで、ヘッドレストの一部を構成する硬質部品に係合させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
- 前記硬質部品が、前記表皮の端部に取付けられたファスナー用のトラップ部材、又は前記ヘッドレストの内部に埋設された埋設部品であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28477097A JP3747593B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 車両用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28477097A JP3747593B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 車両用シート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115601A JPH11115601A (ja) | 1999-04-27 |
JP3747593B2 true JP3747593B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=17682798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28477097A Expired - Fee Related JP3747593B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 車両用シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3747593B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28477097A patent/JP3747593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11115601A (ja) | 1999-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5752739A (en) | Mounting for an armrest in seat | |
US6000759A (en) | Headrest for an automobile vehicle seat | |
JP3747593B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5360986B2 (ja) | アームレストの支持構造 | |
JPH0213221Y2 (ja) | ||
JP3564834B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JP2000102445A (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JPH0327511Y2 (ja) | ||
JP3889330B2 (ja) | 車両用シート | |
JPH09224777A (ja) | ヘッドレスト | |
JP5595960B2 (ja) | シート | |
JP2510201Y2 (ja) | 自動車のヘッドレスト | |
JP4040744B2 (ja) | 椅子の座板の取付構造 | |
JPH0576350U (ja) | ヘッドレストスティの支持機構 | |
KR19990023924U (ko) | 차량용 모니터 장착 구조물 | |
JPH0710592Y2 (ja) | 自動車用ヘッドレスト | |
JPH0545562Y2 (ja) | ||
GB2610265A (en) | Comfortable door inner lining for a driver's door of a right-hand drive motor vehicle | |
JPS5940880Y2 (ja) | シ−トバツクのバツクガ−ニツシユの取付構造 | |
JPS6313067Y2 (ja) | ||
KR960007634Y1 (ko) | 자동차용 의자의 팔걸이 각도조절장치 | |
JPH0752751Y2 (ja) | 操作レバーの取付構造 | |
KR0135112Y1 (ko) | 시트후방으로 접혀지는 헤드레스트의 구조 | |
JPH0327484Y2 (ja) | ||
JPH0711952U (ja) | ヘッドレストのホルダ−取付孔 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050801 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051121 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |