JP3747185B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、立体の画像データを編集する画像編集に好適な画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複雑な画像データを作成する場合に、単一のレイヤーにて全てのオブジェクトを作成するのではなく、レイヤー毎にオブジェクトを作成し、一つの画像データを作成する方法はあったが、このレイヤー毎に距離を持たせるという方法は存在しなかった。そのため、レイヤー間に可変の距離をもたせて画像データを作成する方法がなく、立体感のある画像データを作成するためには、単一レイヤーに全てのオブジェクトを作成する場合と同様に、オブジェクト間の遠近感を考えて画像データを作成する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。即ち、従来の画像編集方法では、レイヤー間の前後関係情報を変更し、レイヤーの前後を入れ替えることは可能であったが、レイヤー間の距離を変更するにはレイヤー間の距離を考慮してレイヤーにおけるオブジェクト自体を変更しなければならないという問題があった。
【0004】
また、レイヤー間の距離を変更するという手段がなかったため、レイヤーの追加を行った場合の追加したレイヤーの距離の決定方法や、レイヤーを削除した場合の削除したレイヤー以外の距離の決定方法がなかった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、複数のレイヤーにて構成されている画像データにおいて、レイヤー間の距離を容易に変更することを可能とした画像処理装置、画像編集方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、複数のレイヤーにて構成されている画像データにおいて、レイヤーの追加および削除を行った時のレイヤー間の距離を容易に決定することを可能とした画像処理装置、画像編集方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様である画像処理装置は、複数のレイヤーにて構成されている画像データについて、前記レイヤー毎に編集対象のオブジェクト情報を設定するオブジェクト設定手段と、前記画像データにつき新規のレイヤーを追加する追加手段と、前記レイヤー間の距離情報を設定する距離設定手段と、前記距離設定手段にて設定される前記距離情報及び前記オブジェクト情報に基づいて前記画像データから立体画像データを生成する生成手段とを有し、前記距離設定手段は、前記新規のレイヤーとその一つ手前に属するレイヤーとの距離と、前記新規のレイヤーとその一つ奥に属するレイヤーとの距離とを等しく設定し、且つその他のレイヤー間の距離を既に設定されている内容から変更しないことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第2の態様である画像処理方法は、複数のレイヤーにて構成されている画像データについて、前記レイヤー毎に編集対象のオブジェクト情報をオブジェクト設定手段にて設定するステップと、前記画像データにつき新規のレイヤーを追加手段にて追加するステップと、前記レイヤー間の距離情報を距離設定手段にて設定するステップと、前記距離設定手段にて設定される前記距離情報及び前記オブジェクト情報に基づいて前記画像データから立体画像データを生成手段にて生成するステップとを含み、前記距離設定手段にて前記レイヤー間の距離情報を設定するステップでは、前記新規のレイヤーとその一つ手前に属するレイヤーとの距離と、前記新規のレイヤーとその一つ奥に属するレイヤーとの距離とを等しく設定し、且つその他のレイヤー間の距離を既に設定されている内容から変更しないことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第3の態様であるプログラムは、前記画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明の第4の態様であるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記プログラムを記録したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態を説明する前に、本発明の概要について説明する。本発明は、画像編集結果を表示装置に表示または印刷装置に印刷させるアプリケーションにおいて、複数のレイヤーにて構成されている画像データにおいて、レイヤー間の距離を変更する手段を設けることによって、レイヤー間の距離の設定を容易に行うことを実現するものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。画像処理装置は、アプリケーションソフトウェア101、オペレーティングシステム(OS)102、プリンタドライバ103、モニタドライバ104、ハードディスク(HD)107、CPU108、RAM109、ROM110、キーボード・マウスドライバ111を備えたホストコンピュータ100と、ホストコンピュータ100に接続された入力装置としてのキーボード・マウス112と、ホストコンピュータ100に接続された出力装置としての例えばインクジェットプリンタなどの印刷装置(プリンタ)105と、ホストコンピュータ100に接続された出力装置としてのモニタ106とから構成されている。
【0013】
上記構成を詳述すると、ホストコンピュータ100において、アプリケーションソフトウェア101は、ワードプロセッサ、表計算、インターネットブラウザなどのソフトウェアである。オペレーティングシステム(OS)102は、プリンタドライバ103、モニタドライバ104に対する後述の各種命令群の出力などの処理を行う。プリンタドライバ103は、プリンタ105の駆動制御を行う。モニタドライバ104は、モニタ106の表示制御を行う。ハードディスク(HD)107は、各種データを記憶する。CPU108は、上記各部を制御する中央処理装置であり、後述の各フローチャートに示す処理を実行する。RAM109は、CPU108の作業領域や一時記憶領域として使用される。ROM110は、プログラムや固定データを記憶する。キーボード・マウスドライバ111は、キーボード・マウス112からの入力信号をOS102へ伝える。
なお、後述する図2から図3のフローチャートにかかわるプログラムは、ハードディスク(HD)107、またはROM110に記憶されており、CPU108により適宜読み出されて実行される。
【0014】
印刷装置(プリンタ)105は、プリンタドライバ103の制御に基づき印刷媒体上に印刷を行う。尚、印刷装置(プリンタ)105の印刷方式としては、上述したインクジェット方式、或いは電子写真方式など任意の印刷方式を用いることができる。モニタ106は、モニタドライバ104の制御に基づき後述の図6〜図9に示す画面を含む各種画面を表示する。キーボード・マウス112は、各種データの入力や各種指示の入力に用いる。
【0015】
更に詳述すると、ホストコンピュータ100は、ユーザからの入力を受け付けるために、キーボード・マウス112を備える。キーボード・マウス112において受け付けた入力は、キーボード・マウスドライバ111により処理され、オペレーティングシステム(OS)102に渡される。また、ホストコンピュータ100は、ワードプロセッサ、表計算、インターネットブラウザなどのアプリケーションソフトウェア101を有する。
【0016】
モニタ106で画像を表示する場合、アプリケーションソフトウェア101によって発行される、画像の表示出力を行わせるための各種描画処理命令群(イメージ描画命令、テキスト描画命令及びグラフィクス描画命令)は、OS102を介してモニタドライバ104へ入力される。また、印刷装置(プリンタ)105で印刷を行う場合、アプリケーションソフトウェア101によって発行される、印刷を行わせるための描画命令群は、OS102を介してプリンタドライバ103へも入力される。プリンタドライバ103は、上記描画命令群を処理して印刷データを作成し印刷装置(プリンタ)105に印刷させるためのソフトウェアである。モニタドライバ104は、上記描画命令群を処理してモニタ106に画像を表示させるためのソフトウェアである。
【0017】
ホストコンピュータ100は、上記のソフトウェアを格納し機能させるために、CPU108、ハードディスク(HD)107、RAM109、ROM110などのハードウェアを備える。尚、図1に示すホストコンピュータ100として一般に普及しているIBMAT互換機のパーソナルコンピュータを使用し、OS102としてMicrosoft社の Windows(R)98などを使用することが考えられる。そして、上記のようなパーソナルコンピュータに、印刷機能を有する任意のアプリケーションソフトウェアをインストールし、モニタ106・印刷装置(プリンタ)105及びキーボード・マウス112を接続した形態が考えられる。
【0018】
ホストコンピュータ100では、モニタ106に表示された画像に基づき、アプリケーションソフトウェア101により、文字などのテキストに分類されるテキストデータ、図形などのグラフィクスに分類されるグラフィクスデータ、写真画像などに分類されるイメージ画像データなどを用いて、出力画像データが作成される。そして、出力画像データに基づく画像を印刷する場合、アプリケーションソフトウェア101は、OS102に印刷出力要求を行い、テキストデータ部分はテキスト描画命令、グラフィクスデータ部分はグラフィクス描画命令、イメージ画像データ部分はイメージ描画命令、で構成される描画命令群をOS102に発行する。
【0019】
OS102は、アプリケーションソフトウェア101から印刷出力要求を受けると、プリンタ105に対応するプリンタドライバ103に描画命令群を渡す。プリンタドライバ103は、OS102から渡される印刷出力要求及び描画命令群を処理して、印刷装置(プリンタ)105が印刷処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを印刷装置(プリンタ)105に送る。印刷装置(プリンタ)105が例えばラスタプリンタである場合、プリンタドライバ103は、描画命令群を、順次、例えばRGB(R:赤、G:緑、B:青)それぞれ8ビットの深さをもつバンドメモリにラスタライズする。そして、全ての描画命令をラスタライズした後、ページメモリの内容を印刷装置(プリンタ)105が印刷可能なデータ形式、例えばCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)データに変換してプリンタ105に送る。尚、バンドメモリは例えばRAM109に割り当てられる。
【0020】
次に、上記の如く構成された本発明の実施の形態に係る画像処理装置における画像処理の流れを図2〜図9を参照しながら詳細に説明する。
図2および図3は複数のレイヤーにて構成されるオブジェクト情報およびレイヤー間の距離情報を入力および編集し、その結果に基づいて画面上に表示および印刷を行う手順を示している。なお、本処理を実行するにあたって、写真などの画像データを読み込む必要がある。
【0021】
まず、ステップS100にて写真などの画像データ内における任意の領域を指定するオブジェクトの編集またはレイヤー数の編集を行うかの入力を受け付ける。前記ステップS100にて前記オブジェクトの編集またはレイヤー数の編集を行う入力を受け付けた場合は、ステップS110にて前記オブジェクトの入力および編集を行う。
【0022】
図4〜図6は前記ステップS110において領域を指定するオブジェクトを設定した状態を示している。図4は一番手前のレイヤー(レイヤー1)の範囲を指定した状態であり、図5はレイヤー1の奥側(レイヤー2)の範囲を指定した状態であり、図6は一番奥側(背景)の範囲がどの部分になるかを示した図である。レイヤー2および背景では、手前のレイヤーにて選択した範囲を明示するために、手前のレイヤーにて選択した領域は網掛けで表示する。なお、一番奥側(背景)の範囲は、領域を選択するのではなく、手前のレイヤーにて選択していない領域が、一番奥側(背景)の範囲となる。なお、前記範囲の選択はレイヤー毎にマウスポインタなどの入力デバイスを用いて、閉領域にて選択する。
【0023】
そして、ステップS120において前記写真などの画像データから複数のレイヤーにて構成される画像データを作成するために、レイヤーの追加を行うか否かの入力を受け付ける。前記ステップS120において、レイヤーの追加を行う入力を受け付けた場合は、ステップS130においてレイヤーの追加処理を行う。そして、ステップS140において、レイヤーの削除を行うか否かの入力を受け付ける。前記ステップS140において、レイヤーの削除を行う入力を受け付けた場合は、ステップS150において指定されたレイヤーの削除処理を行う。
【0024】
前記ステップS100にて前記オブジェクトの編集またはレイヤー数の編集を行う入力を受け付けなかった場合は、ステップS160において、レイヤー間の距離情報を変更するか否かの入力を受け付ける。前記ステップS160において、レイヤー間の距離情報を変更する入力を受け付けた場合は、レイヤー間の距離情報を変更するための処理を行う。まず、ステップS170において、遠近感の調整が自動になっているかどうかを判断する。図7はこの入力を受け付ける画面を示している。この画面は、図4〜図6の画面で「立体感」ボタンを押すと表示される。前記ステップS170において、前記遠近感の調整が自動になっている場合は、ステップS180において各レイヤー間の視差値が等しくなるように、レイヤー間の距離を決定する。なお、前記ステップS170において、遠近感の調整が自動以外の場合は、レイヤー間の距離を設定する画面を表示し、この画面上にて各レイヤーの距離を設定する。
【0025】
ここで、平面画像から立体画像を作成する処理について説明する。なお、本実施例では、レンチキュラーレンズを使用して、立体画像を得るために、図4から図6に示したように各レイヤーにおいて選択した領域情報および各レイヤー間に距離情報から被写体の奥行き分布を表す視差マップを作成し、図9に示すように、前記視差マップと平面画像から多視点画像を生成し、その後3Dストライプ画像を生成する。
【0026】
前記各レイヤー間に距離情報については、レイヤー1から背景までを0から255までの値(視差値)で設定することにより、距離情報を設定する。このとき、距離情報の設定として図7の画面で自動を選択した場合は、256段階で表されるレイヤー間の視差値が等間隔になるように設定する。なお、前記距離情報の設定として図7の画面でカスタムを選択した場合は、各レイヤーの距離情報を自由に設定するために、図7の設定ボタンが有効になり、設定ボタンを押下すると、図8に示したようなカスタム設定の画面を表示する。図8に示した画面では、レイヤー名またはスライドバーを選択することにより、距離を変更するレイヤーを選択する。なお、各レイヤーにおける領域情報がこの画面上で識別可能なように、選択したレイヤーに対応する領域情報を画面内(図8の右側部分)に表示する。
【0027】
そして、スライドバー上のつまみおよび、スライドバー両端にあるボタンを押下することにより、各レイヤーの距離を設定する。ここで、レイヤー1が一番手前であり、背景が一番奥側であるため、スライドバー移動時は、手前のレイヤーの位置を奥側のレイヤーより右側に動かそうとした場合は、手前のレイヤーの位置が奥のレイヤーの位置と同じになった時点から、手前のレイヤーのスライドバーを右に動かすことにより、奥のレイヤーのスライドバーも同じ位置に移動する。また、奥のレイヤーの位置を手前のレイヤーより左側に動かそうとした場合は、奥のレイヤーの位置が手前のレイヤーの位置と同じになった時点から、奥のレイヤーのスライドバーを左に動かすことにより、手前のレイヤーのスライドバーも同じ位置に移動する。
【0028】
なお、スライドバーにおけるつまみの位置は視差マップに使用する256段階の値のため、被写体を撮影した実際の空間の距離に相当する値をスライドバーの右横に表示する。ここで、視差(p)と距離(Z)の関係は以下のように表す。
Z = 255 / (255 ― p)
視差は0≦p≦255のため、距離の値は1から∞となる。ただし、数値の単位は撮影した空間に応じてセンチメートルでもメートルでも構わない。
【0029】
その後、図6の画面で、「次へ」ボタンを押下或いは「印刷と保存」タブを選択すると、前記写真などの画像データと写真などの画像データ内における任意の領域を指定したオブジェクト情報と各レイヤー間の距離情報から立体画像データを生成するために、ステップS200において画像合成処理を行う。そして、その結果をステップS210にて図12に示す画面上に表示する。
【0030】
そして、ステップS220において、現在の設定情報を変更するか否かの入力を受け付け、変更を行う場合は、再度ステップS100からの処理を行う。この時、レイヤーの追加を行った場合は、遠近感の調整設定に応じて以下のようにレイヤー間の距離を決定する。
【0031】
レイヤー間の距離が自動の場合、図4〜図6の画面の「レイヤー追加」ボタン或いは「レイヤー削除」ボタンを押下してレイヤーの追加または削除を選択すると、ステップS180において追加又は削除されたレイヤーを加味し、新たにレイヤー間の視差値が全て等しくなるように各レイヤー間の距離を再計算する。また、レイヤー間の距離がカスタムの場合、レイヤーの追加を選択すると、図10に示したように、追加したレイヤーの一つ手前側との視差と、追加したレイヤーの一つ奥側との視差が等しくなるように、追加したレイヤーの距離を決定する。なお、追加したレイヤー以外のレイヤー間の距離は既に設定されている内容から変更しない。また、レイヤー間の距離がカスタムの場合、レイヤーの削除を選択すると、図11に示したように、削除したレイヤー以外のレイヤー間の距離は既に設定されている内容から変更しない。
【0032】
なお、前記ステップS220において、現在の設定情報を変更しない場合は、ステップS230において、印刷処理を行うか否かの入力を受け付け、前記ステップS230において図12の画面の「印刷」ボタンによる印刷処理を行う入力を受け付けた場合は、レンチキュラーレンズを使用して立体に見えるための画像データを作成して印刷処理を行う。
【0033】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、レイヤー間の距離を変更するために、レイヤー間の距離を考慮してレイヤーにおける領域情報を変更することなく、レイヤー間の距離を変更する手段を設けたため、レイヤー間の距離設定を容易に変更することが可能となる。
【0034】
[他の実施の形態]
本発明の上記実施形態では、印刷装置の印刷方式をインクジェット方式とした場合を例に挙げたが、本発明は、インクジェット方式に限定されるものではなく、電子写真方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式など各種印刷方式に適用することができる。
尚、本発明は複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0035】
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(R)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0036】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0037】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、上述した実施形態の図2〜図3に示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0038】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、レイヤー間の距離を変更するために、レイヤー間の距離を考慮してレイヤーにおける領域情報を変更することなく、レイヤー間の距離を変更する手段を設けたため、レイヤー間の距離設定を容易に変更することが可能となる。
【0039】
また、本発明の実施形態によれば、複数のレイヤーにて構成されている画像データにおいて、レイヤーの追加および削除を行ったときのレイヤー間の距離を容易に決定することが可能となる。
【0040】
さらに、レイヤーの追加および削除を行った場合のレイヤー間の距離の決め方について、自動とカスタムの二種類のモードを持つことにより、ユーザが意図した距離により簡単に設定することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、立体画像を生成する際においてレイヤー間の距離情報を設定することを可能に構成したので、例えば立体画像の再編集時等にレイヤー間の距離を容易に変更することが可能となる。
【0042】
また、本発明によれば、レイヤーの追加および削除を行った後において新たなレイヤー間の距離を自動的に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る処理手順を示したフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る処理手順を示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るレイヤー1の領域を指定した画面の表示例を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るレイヤー2の領域を指定した画面の表示例を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る背景レイヤーの画面の表示例を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る遠近感の調整画面の表示例を示した図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る各レイヤー間の距離をスライドバーを使用して任意に設定する画面の表示例を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るレンチキュラーレンズを使用した3Dストライプ画像の生成方法を示した図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るレイヤーを追加した場合の各レイヤー間の距離を示した図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るレイヤーを削除した場合の各レイヤー間の距離を示した図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る印刷処理画面を示した図である。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ(画像処理装置)
101 アプリケーションソフトウェア(制御手段、処理手順受付手段、直接実行手段)
102 オペレーティングシステム
103 プリンタドライバ
104 モニタドライバ(表示制御手段)
105 印刷装置
106 モニタ(表示手段、指定手段)
107 ハードディスク(画像記憶手段、情報記憶手段)
108 CPU(制御手段、処理手順受付手段、直接実行手段)

Claims (10)

  1. 複数のレイヤーにて構成されている画像データについて、前記レイヤー毎に編集対象のオブジェクト情報を設定するオブジェクト設定手段と、
    前記画像データにつき新規のレイヤーを追加する追加手段と、
    前記レイヤー間の距離情報を設定する距離設定手段と、
    前記距離設定手段にて設定される前記距離情報及び前記オブジェクト情報に基づいて前記画像データから立体画像データを生成する生成手段とを有し、
    前記距離設定手段は、前記新規のレイヤーとその一つ手前に属するレイヤーとの距離と、前記新規のレイヤーとその一つ奥に属するレイヤーとの距離とを等しく設定し、且つその他のレイヤー間の距離を既に設定されている内容から変更しないことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記距離設定手段は、前記レイヤー間の距離が全て等しい値となるように設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記距離設定手段は、前記レイヤー間の距離が任意の値で設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記距離設定手段は、スライドバーを使用して前記レイヤー間の距離を任意に設定可能とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記距離設定手段によって前記各レイヤーの距離が任意の値で設定されるとき、前記各レイヤーに相当するオブジェクト情報を画面上に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データにつき既存のレイヤーを削除する削除手段を有し、
    前記距離設定手段は、前記削除されたレイヤーを除くその他のレイヤー間の距離を既に設定されている内容から変更しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データにつき新規のレイヤーを追加、又は既存のレイヤーを削除するレイヤー数変更手段を有し、
    前記距離設定手段は、前記新規のレイヤー又は前記削除されたレイヤーを加味した全てのレイヤー間の距離を等しく設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 複数のレイヤーにて構成されている画像データについて、前記レイヤー毎に編集対象のオブジェクト情報をオブジェクト設定手段にて設定するステップと、
    前記画像データにつき新規のレイヤーを追加手段にて追加するステップと、
    前記レイヤー間の距離情報を距離設定手段にて設定するステップと、
    前記距離設定手段にて設定される前記距離情報及び前記オブジェクト情報に基づいて前記画像データから立体画像データを生成手段にて生成するステップとを含み、
    前記距離設定手段にて前記レイヤー間の距離情報を設定するステップでは、前記新規のレイヤーとその一つ手前に属するレイヤーとの距離と、前記新規のレイヤーとその一つ奥に属するレイヤーとの距離とを等しく設定し、且つその他のレイヤー間の距離を既に設定されている内容から変更しないことを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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