JP3746718B2 - 入力ペン及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感圧方式の手書き入力装置に用いる伸縮可能な入力ペンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型の感圧式手書き入力装置は、携帯情報端末、ノート型パソコン、あるいはデジタルビデオカメラ等種々の機器に用いられている。しかし、従来の入力ペンは全長が長い為に極めて小型の感圧式手書き入力装置に収納することは不可能なため、収納時は全長が短く、入力操作時は全長が長くなる伸縮可能な入力ペンが開発された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の伸縮可能な入力ペンは、軸筒内を摺動する駒と、軸筒の後端から突出する後軸を軸筒内で取り付けなければならず、目で確認することができないので、完全に取り付けられないものが生じる恐れがあった。
【0004】
本発明は、上記課題を解消する入力ペン及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、感圧式手書き入力装置に用いられ全長を短くした状態で入力装置に収納される伸縮可能な入力ペンにおいて、軸筒と、軸筒の前部に設けられた入力チップと、軸筒内に長手方向に摺動可能に取り付けられた内軸と、内軸に取り付けられた頭冠とからなり、軸筒の内面と内軸の間に摩擦手段を設けるとともに、内軸の後部外径を軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より細径に構成し、この内軸の後部を軸筒の後端より突出させ、該後部に頭冠を取り付け、更に、頭冠の外径を軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より太径に構成した入力ペンを第1の要旨とし、内軸の凹条溝に弾性リングを取り付け、この内軸を軸筒の前端から挿入し、弾性リングを軸筒の内面に摩擦接触させ、内軸の後部を軸筒の後端から突出するとともに、軸筒の内段あるいは軸筒に取り付けられた係止部材に内軸の外段を当接させた後、軸筒の前部に入力チップを取り付け、更に、軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より細径に構成された内軸の後部を軸筒の後端から突出させ、この内軸の後部に、外径が軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より太径に構成された頭冠を取り付けた入力ペンの製造方法を第2の要旨とするものである。
【0006】
【実施例】
以下、図1及び図2に基づいて本発明の入力ペンを説明する。尚、図1の左側を前方とし右側を後方とする。
【0007】
図1において、ステンレスパイプ等の金属製の軸筒1の内面1Aにシリコンオイル等の潤滑剤を塗布し、この軸筒1の後部に係止部材2を圧入固着する。
【0008】
次に、内軸3には前端から後端に貫通した長手方向の孔3Aが形成され、この内軸3の前端太径部3Bに凹条溝3Cを形成する。更に、凹条溝3Cより長手方向後方位置には、軸筒1内の空気が外部に流通するための横方向の孔3Dが形成される。この横方向の孔3Dは前記長手方向の孔3Aに貫通する。前記凹条溝3Cにゴム製のOリングからなる弾性リング4を取り付ける。この内軸3を軸筒1の前端から挿入し、前記弾性リング4を軸筒1の内面1Aに適度の力で摩擦接触する。従って、内軸3は軸筒1に対して全長が伸びた位置や全長が短くなった位置で係止する。この内軸3の外段3Eを前記係止部材2に当接させ、係止部材2の後端孔より細径に構成した内軸3の後部を軸筒1の後端より突出させ、この内軸3の後部に頭冠5をネジ接着して取り付ける。この頭冠5の外径は、前記係止部材2の後端孔より太径に構成する。更に、頭冠5には紐等を取り付けるための貫通した孔5Aが形成される。
【0009】
更に、軸筒1の前部に合成樹脂製の前軸6を圧入固着する。この前軸6の前部孔6Aに円周方向の凹溝6Bを形成する。また、合成樹脂製の入力チップ7の外周面に前端が垂直でかつ後方に行くに従って縮径された外鍔7Aを形成する。しかも、前記前軸6の前部孔6Aに入力チップ7を圧入固着するが、この時、前軸6の凹溝6Bに入力チップ7の外鍔7Aを嵌め込むことにより、入力チップ7を強固に圧入固着する。この入力ペン7の先端部を適宜丸めて入力部7Bを形成する。
【0010】
更にまた、前軸6には凹条溝6Cを形成し、この凹条溝6Cが入力装置に係合して入力ペンが入力装置に収納される。
【0011】
次に、入力ペンの全長が伸びた図1の入力状態から入力ペンを入力装置に収納する場合には、頭冠5を押圧して内軸3を前進させる。この時、弾性リング4と軸筒1の内面1Aが摩擦接触しているが、軸筒1の内面1Aにはシリコンオイル等の潤滑剤が塗布されているので、内軸3は軸筒1内をスムーズに前進する。
【0012】
しかも、軸筒1内の空気は、内軸3に形成された長手方向の孔3Aおよび横方向の孔3Dを通り、更に、係止部材2の内面と内軸3の外面との間の隙間を通って外部に流出するので、軸筒1内の空気によって内軸3の前進が妨げられる恐れはない。そして、軸筒1の後端と頭冠5が当接すると図2の収納状態となり、入力ペンの全長が短くなる。従って、小型の入力装置にも容易に収納することができるものである。
また、入力ペンの全長を伸ばす場合には、頭冠5を手で保持して後退させ内軸3の外段3Eを係止部材2に当接させることにより、入力ペンの全長が伸長する。
【0013】
図3は本発明の他の実施例を示すもので、図1と同一の部材は同一の符号を付してその説明を省略する。軸筒11の後部に内段11Bを一体に形成したもので、この内段11Bに内軸3の外段3Eが当接され、軸筒11の後部孔より細径に構成した内軸3の後部を軸筒11の後端より突出させる。また、頭冠5の外径は、前記軸筒11の後端孔より太径に構成する。その他の部材については図1の実施例と同様である。
【0014】
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、軸筒の内面に摩擦接触する内軸の形状としては、内軸の前部太径部に切溝を設けて弾力を持たせても良い。この場合には、軸筒の空気が前記切溝を通って外部に流出することができる。
【0015】
また、軸筒の内面に塗布されるシリコンオイル等の潤滑剤は、内面の全面に塗布される必要はなく、弾性リングあるいは内軸の接触部が接触する部分に塗布されていれば良い。
【0016】
更に、内軸に設けた弾性リングと軸筒との摺動をスムーズに行う手段としては、潤滑剤を用いる他に、弾性リングをジェン系ゴムで構成し、かつその表面をゴム中のニ重結合と表面処理剤を化学的に反応させて弾性リングの表面の摩擦係数を減少させる手段も考えられる。
【0017】
この場合の化学反応型表面処理剤としては、処理時間が短く、処理ムラが少ない点及びゴムそのものを損なわない点などを考慮すると、アフタレート(商品名)[ゼオン化学]が好ましい。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述した本発明の入力ペンは、入力ペンによる入力操作時は軸筒に対して後軸が長手方向後方に移動して全長が長くなり、把持し易くなる。また、入力ペンを入力装置に収納する場合には、軸筒に対して内軸が長手方向前方に移動して全長が短くなり、小型の入力装置にも容易に収納可能となる。しかも、軸筒の後端より突出する内軸の後部に頭冠を取り付けるので、頭冠の取り付けが容易になるとともに頭冠の取付不良がなくなる効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、入力ペンの全長が伸びた入力状態を示す断面図である。
【図2】本発明において、入力ペンの全長が短くなった収納状態を示す断面図である。
【図3】本発明における他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
1A 軸筒1の内面
2 係止部材
3 内軸
3E 内軸3の外段
4 弾性リング
5 頭冠
7 入力チップ

Claims (3)

  1. 感圧式手書き入力装置に用いられ全長を短くした状態で入力装置に収納される伸縮可能な入力ペンにおいて、軸筒と、軸筒の前部に設けられた入力チップと、軸筒内に長手方向に摺動可能に取り付けられた内軸と、内軸に取り付けられた頭冠とからなり、軸筒の内面と内軸の間に摩擦手段を設けるとともに、内軸の後部外径を軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より細径に構成し、この内軸の後部を軸筒の後端より突出させ、該後部に頭冠を取り付け、更に、頭冠の外径を軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より太径に構成したことを特徴とする入力ペン。
  2. 摩擦手段として、内軸に弾性リングを設け、該弾性リングを軸筒の内面に摩擦接触させたことを特徴とする請求項1記載の入力ペン。
  3. 内軸の凹条溝に弾性リングを取り付け、この内軸を軸筒の前端から挿入し、弾性リングを軸筒の内面に摩擦接触させ、内軸の後部を軸筒の後端から突出するとともに、軸筒の内段あるいは軸筒に取り付けられた係止部材に内軸の外段を当接させた後、軸筒の前部に入力チップを取り付け、更に、軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より細径に構成された内軸の後部を軸筒の後端から突出させ、この内軸の後部に、外径が軸筒の後端孔あるいは軸筒に取り付けられた係止部材の後端孔より太径に構成された頭冠を取り付けたことを特徴とする入力ペンの製造方法。
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