JP3746463B2 - 2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造 - Google Patents

2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁における橋脚を免震支持することができる2層分離型フーチングを用いた橋梁の基礎免震構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、(1)橋梁等の耐震設計においては、兵庫県南部地震以来、関東地震や兵庫県南部地震規模のレベル2地震動に対して、主に橋脚に塑性ヒンジを誘発し、基礎構造は基礎の降伏(基礎本体部分の降伏、地盤抵抗の塑性化等)に達しないよう橋脚の設計に用いる地震力より10%大きな作用力に対して設計されている。
【0003】
また、従来、(2)図12(c)に示すように、橋梁における橋脚11の下部に橋軸方向に寸法の長い広幅フーチング55と、基礎54との間に、ゴム層と鋼板とを交互に積層して構成した多数の積層ゴムブロック53あるいはデバイスを配置する形式の免震構造が採用されていた。
【0004】
さらに、(3)特開2001−200508号公報により公表されているように、柱状の橋脚下端部と基礎と間に板状の弾性体を介在させる免震構造も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記(1)の場合の基礎構造は、補強鋼材量などが多くなり、建設コストが増大すると言う問題がある。前記(2)の従来の場合には、積層ゴムブロック53あるいはデバイスを使用するので、コストが高くなるという問題がある。また、広幅のフーチング55を使用しているので、地震時等にフーチング55がロッキング(回転)しにくいという問題がある。さらに、このような構造の場合には、構造物の補修および積層ゴムブロックの取り替えができないという課題がある。
【0006】
前記(3)の構造形式の場合は、基礎フーチングの上部に突起を設けたり、橋脚下端部を筒状に形成する等構造が複雑になると共に、橋脚と基礎フーチングとの間に板状の弾性体を介在させる形式であり、基礎フーチングそのものを2層にする形式ではないので、汎用性がなく、建築物一般の他の基礎構造に適用できないという問題がある。
【0007】
また、台湾集集地震などでは、断層変位により、大きな被害が生じていることから、断層変位などの強制変位にも、ある程度追従可能な基礎構造が要望される。
【0008】
本発明者は、図14に示すように、従来、直接基礎等の基礎において、地震時に、矢印Aで示すような水平力が作用した場合、2点鎖線で示すように、橋脚11の下部のフーチング51の浮き上がりにより、下部工(下部構造物)や上部工(上部構造物)の応答値が低減される現象に着目し、このことから、種々研究した結果、フーチング51を上下2層に分離することで、レベル2地震時に分離された上部フーチングがロッキング振動することで、上部フーチング下端で非線形挙動が生じるようになり、橋脚等の上部工を免震化することができること、また、フーチングを2層にすることで、フーチングを有する基礎構造全般に適用可能なこと、さらに、地震時の断層変位などの強制変位が生じた場合には、地震後にジャッキなどで、修復しやすい基礎構造になることを知見し、本発明を完成させた。
【0009】
本発明は、橋脚のみならず、フーチング基礎構造を備えている基礎構造一般に適用することができる2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造においては、基礎構造におけるフーチングを、ベースフーチングと、これに支持されて地震時に分離してロッキング可能な上部フーチングとの2層にした2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造において、ベースフーチングと上部フーチングとが転倒防止用PC鋼棒を備えた転倒防止装置により連結されて、前記上部フーチングが所定以上にロッキングして、上部フーチングまたはこれに一体の橋脚が転倒するのを防止するようにしたことを特徴とする
【0011】
また、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造において、前記ベースフーチングに上部フーチングの横移動を規制するサイドブロックを設けたことを特徴とする。
【0012】
さらに、請求項3の発明においては、請求項1または2に記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造において、上部フーチングとベースフーチングとの間に介在された上下のシートの境界面により分離境界面が形成されていることを特徴とする。
【0013】
さらにまた、請求項4の発明においては、請求項1〜3のいずれかに記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造において、分離境界面を介して上部フーチングとベースフーチングの上下2層に分離可能に構成された2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造であって、前記ベースフーチングと上部フーチングとの間にグラウトを充填するために、前記上部フーチングがベースフーチングに対して昇降可能に支持されていることを特徴とする。
【0014】
請求項1〜3の発明によると、フーチングを、上部フーチングとベースフーチングとの2層構造とした免震構造とすることができ、橋脚基礎以外のフーチングを使用する構造の基礎免震構造とすることができ、また、橋脚下部の基礎構造に採用した場合は、地震時の挙動はロッキング(回転)によるものなので、地震後の残留変形が生じない。また、地震時の応答が長周期領域の橋梁では、本発明の免震構造を組み込んでも応答変位は増加しない。また、特に本発明では、ベースフーチングと上部フーチングとが転倒防止用PC鋼棒 を備えた転倒防止装置により連結されているので、前記上部フーチングが所定以上にロッキングして、上部フーチングまたはこれに一体の橋脚が転倒するのを防止することができる。
【0015】
また、本発明では、単にフーチングを分離しただけの単純な構造であるので、損傷が生じた場合でも補修が容易である。また、断層変位などの強制変形に対しても、基礎の拘束条件が緩和されることにより、構造系の強制変位に対する追従性(安全性)が向上する。また、本発明の構造は、従来のように、免震支承などのデバイスを用いないので、経済的で取替え不要な免震構造である。
【0016】
また、請求項4の発明によると、地震時等の断層変位などの強制変位が生じた場合、2層に分けたフーチング間をジャッキで位置調整したのちに、コンクリート等のグラウトを充填硬化することで、比較的容易に強制変形に対する修復を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
【0018】
次に、図1から図8を参照しながら、本発明の第1実施形態を図によって、詳細に説明する。
【0019】
先ず、図1は本発明の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造をラーメン橋55の基礎に適用した場合を示す一部縦断概略側面図、図2は、図1の一部を拡大して示す一部縦断側面図、図3(a)は図2のA−A線断面図、(b)はリフトアップ用スリーブおよび転倒防止用PC鋼棒の頭部の保護手段を設けた状態を示す一部切欠縦断側面図、図4(a)は図2の一部を拡大して示す図、図4(b)は転倒防止用PC鋼棒の頭部付近における保護手段の他の形態を示す縦断側面図である。
【0020】
図2〜図4を参照して説明すると、鉄筋コンクリート製等のベースフーチング1を備えていると共に、前記ベースフーチング1と一体に、その周縁部に、橋軸方向両側に鉄筋コンクリート製側壁2および橋軸直角方向両側に鉄筋コンクリート製側壁3からなる周壁4が設けられて、上部が開放されている箱型断面のベースフーチング付基礎5が構成され、前記ベースフーチング基礎5の内側における橋軸方向の両側壁2の下部には、前記側壁2と一体に上部に向って拡開するように傾斜する傾斜面57を有するサイドブロック6が対向するように設けられている。このサイドブロック6は、必要に応じ設けるようにすればよく、サイドブロック6を省略しても良い。
【0021】
前記サイドブロック6を設ける理由は、橋脚11から上部フーチング10に負荷される上部工側の自重と、上部フーチング10とベースフーチング1同士の摩擦力の関係で、上部工の自重が軽い時には、地震時に上部フーチング10が橋脚の上部を中心として回転するようにロッキング(回転)しないで、ベースフーチング1の上面を所定の摩擦を超えた時にすべりだけになる恐れがあり、この対策として、サイドブロック6を設けることにより、上部フーチング10の橋軸方向の横移動を所定の間隙以上にすべり移動しないように規制し、積極的にロッキングさせるように構成するために設けられている。したがって、側壁2を上部フーチング10に近接して設けることによって、前記サイドブロック6と同様な作用をさせる場合には、前記サイドブロック6を省略してもよい。
【0022】
前記ベースフーチング1の上面は、この実施形態では、平坦な上面とされ、その平坦な上面に、合成樹脂あるいはゴム製シート等の下部シート7が敷設されていると共に、前記下部シート7の上面に上部シート8を積層して構成した分離(剥離)用シート9が敷設され、前記上部シート8の上面に現場打ちの鉄筋コンクリート製等の上部フーチング10が設けられている。前記ベースフーチング1と上部フーチング10とにより、上下に分離可能なフーチング30が構成されている。前記各下部シート7および上部シート8の材質は適宜の材質でよいが、シート相互の境界面はフーチングの分離用境界面となるので、積層した状態で、地震時に横方向に比較的容易に分離移動可能な材質あるのが望ましい。
【0023】
この実施形態では、上部フーチング10の上部に、鉄筋コンクリート製橋脚11が一体に設けられ、前記橋脚11の上部に橋体56が一体に設けられて、鉄筋コンクリート製ラーメン橋55が構成されている。
【0024】
前記上部フーチング10の橋軸方向の下部両端面は、前記ベースフーチング1の橋軸方向の側壁2内面から内側に離れた位置になるように傾斜面58が形成され、前記上部フーチング10側の橋軸方向の端部側と、前記ベースフーチング基礎5側の内側面との間隙Gが、この実施形態では、一対のシート間により形成されている。そして、地震時等に、上部フーチング10に所定の水平力が作用した時に、上部フーチング10がロッキング(回転)ができるように構成されている。
【0025】
前記の上部フーチング用の分離用シート9は、地震時において、ベースフーチング1が橋軸方向に移動した場合、上部フーチング10も同様に橋軸方向に移動しようとするが、上部フーチング10が所定の水平力で、ベースフーチング1と、分離して上部フーチング10が独立してロッキングできるように構成するため、前記下部シート7と上部シート8は、その積層境界面が分離しやすい材料であることが望ましい。
【0026】
また、前記ベースフーチング1の橋軸直角方向の両側部で橋軸方向の中間部には、前記上部フーチング10のロッキングを許容すると共に、所定以上にベースフーチング1と上部フーチング10が分離して、橋脚11またはベースフーチング1が転倒しないように規制する転倒防止装置18が設けられている。
【0027】
この実施形態では、ベースフーチング1の橋軸直角方向の両側部に、橋軸方向に間隔をおいて、下部にアンカープレート59を装着した複数の転倒防止用PC鋼棒12の下部が埋め込み固定され、前記転倒防止用PC鋼棒12の中間部は、前記上部フーチング10に埋め込み固定された縦管62内に間隙を設けて同心状に配置され、転倒防止用PC鋼棒12の上端部の雄ねじ軸部13には、上部フーチング10の上面から間隙Lを介して、支圧板14およびナット15が螺合されて、前記上部フーチング10が所定以上に、ロッキングして、転倒するのを防止している。前記の転倒防止用PC鋼棒12と、縦管62との間隙(クリアランス)Sは、上部フーチング10のロッキング時に、転倒防止用PC鋼棒12に過大な外力を作用させないために設けられ、また、上部フーチング10の橋軸直角方向のロッキングに対しては、転倒防止用PC鋼棒12の上部に間隙(クリアランス)Lを設けて、必要以上にロッキングしないように構成されている。
【0028】
さらに、前記ベースフーチング1の橋軸直角方向の両側部で、橋軸方向の両端部の4隅部には、上部外周面に雄ねじ部16を備えている中空管体からなるリフトアップ用スリーブ17が、図示を省略するがジベル等により埋め込み固定され、前記ベースフーチング1の上面から前記雄ねじ部16が露出するように構成され、前記リフトアップ用スリーブ体17を利用して、上部フーチング10のレベルおよび傾斜調整(詳細は後記する)を可能にしている。
【0029】
前記上部フーチング10の橋軸方向の幅寸法は、橋脚の高さ寸法にもよるが、レベル2の地震時に、ベースフーチング1に対して、上部フーチング10が剥離して、ロッキング振動が可能なように、適宜寸法設定するとよい。このようにすることにより、レベル2地震時には、上部フーチング10の下端で非線形挙動が生じ、橋梁全体系としては、免震化される。
【0030】
また、図3bに示すように、橋軸直角方向の両側の前記転倒防止装置18の上部を防錆するために、断面溝形のキャップ状の保護コンクリート20からなる防錆用保護キャップ21が複数の転倒防止装置18を覆うように上部フーチング10に設置され、同様に、前記各リフトアップ用スリーブ17の上部を防錆するために、グリース等が雄ねじ部16塗布された後、断面溝形のキャップ状の保護コンクリート20からなる防錆用保護キャップ22が設置されている。
【0031】
なお、前記の分離用シート9としては、前記以外に金属製あるいは布製等他の適宜の面状(または面板状)の部材を使用することができる。また、前記実施形態では、ベースフーチング1と上部フーチング10との間に、上部シート8と下部シート7の2層のシートを介在させるようにしたが、ベースフーチング11と上部フーチング10を剥離させるためのものであるので、1層のシートを設けるようにしてもよい。
【0032】
前記のように構成された2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造においては、レベル2地震時には、上部フーチング10がロッキング振動することで、上部フーチング10の下端では、非線形挙動が生じ、地震力を低減し、橋梁全体系としては、免震化される。
【0033】
次に、地震時等に地盤23が沈下した場合に、前記上部フーチング10のレベルおよび傾斜状態を修復する場合について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、地震時等に地盤が断層変位して、本発明のフーチング30および橋脚11が鉛直中心線Hに対して傾斜沈下した状態を示す縦断側面図、図6はリフトアップ用スリーブ17にジャッキ26のケーシング側を連結して、上部フーチング10をリフトアップして、上部フーチング10を水平にした状態を示す縦断側面図、図7は、上部フーチング10を水平にリフトアップした状態で、ベースフーチング1の上面にグラウト28を充填硬化して、硬化したグラウトの水平な上面により支持面29を形成した状態を示す縦断側面図である。
【0034】
先ず、図5に示すように、地震時に基礎地盤23が断層変位した場合、前記各リフトアップ用スリーブ17を保護している防錆用保護キャップ22を取り除き、図6に示すように、前記各リフトアップ用スリーブ17の内部に、前記分離用シート9に載置するように、鋼棒製サドル24を挿入設置する。
【0035】
次いで、各リフトアップ用スリーブ17の上部の雄ねじ軸部16に、下部に押圧用可動ピストン25を備えている油圧ジャッキ26のケーシングに固定の雌ねじ管体27を螺合連結し、油圧ジャッキにおけるピストン杆25を短縮させた状態で、前記サドル26の上面に載置する。その後、前記鋼製サドル26に反力をとるようにして、沈下している側の各液圧ジャッキ26の可動ピストン25を伸長し、相対的に沈下している側の上部フーチング10を持ち上げる(リフトアップし)と共に、各4隅の液圧ジャッキ26の伸縮量を調整して、上部フーチング10全体を水平状態にする。
【0036】
次いで、図7に示すように、ベースフーチング1と上部フーチング10との周囲の間隙からグラウト28を注入して、前記ベースフーチング1の上面(この実施形態の場合は、剥離シート9の上面)に、上部フーチング10の水平な下面に達するまでグラウト28を充填し、硬化させ、前記硬化したグラウト28の水平な上面により、水平な支持面29を形成する。
【0037】
その後、各液圧ジャッキ26のピストン杆25を短縮して、前記上部フーチング10を、前記硬化したグラウト28の水平な支持面29に載置させる。なお、前記サドル24はそのまま、残置してもよく、撤去してもよい。前記サドル24を撤去する場合には、前記サドル24の上端面に、雌ねじ孔を設けて、アイボルト等の適宜の連結具を連結して、搬送撤去可能に構成してもよい。
【0038】
その後、前記転倒防止用PC鋼棒12と、前記リフトアップ用スリーブ17の上端部防錆用に、前記と同様に、防錆用保護キャップ21,22を設置して、修復作業を終了させる。
【0039】
このように上部フーチング10のレベルおよび傾斜修復された後では、上部フーチング10側(硬化したグラウト28)の下面に、分離用シート9が介在されているので、上部フーチング10とベースフーチング1を剥離させることができ、地震時等に容易に剥離可能な分離境界面を形成し、上部フーチング10のロッキングを容易に行なわせることができる。
【0040】
なお、前記サドル24の下面に当接される部分の分離用シート9に開口部を設けて、前記上部フーチング10をリフトアップする場合に、前記上下の分離用シート9を上部フーチング10と共に、上昇移動できるように、前記分離用シート9における上部シート8を上部フーチング10に接着剤等の適宜の手段により固定し、また下部シート7を前記上部シート8または上部フーチング10に保持させるようにしてもよい。このようにすると、分離用シート9における下部シート7の下方側にグラウト28を打設することができる。なお、前記のように修復した後に、再度断層変位した場合には、前記と同様に再度上部フーチング10のレベルおよび傾斜調整する。
【0041】
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について、図8および図9を参照しながら説明する。図8は、上部フーチング10の一部をプレキャスト製とした形態を示す縦断側面図、図9(a)は第2実施形態のプレキャスト製上部フーチング10を取り出して示す平面図、図9(b)は(a)のC−C線断面図である。
【0042】
この実施形態は、上部フーチング10の一部をプレキャスト製とした形態で、ベースフーチング1の上面と、前記ベースフーチング1の上面に載置されたプレキャスト製上部フーチング本体31の下部外面とにより、分離境界面が形成されている2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造を示す形態である。また、前記実施形態の分離用シート9が省略されているが、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、相違する部分を主に説明し、同様な要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
図9に示すように、上部フーチング10を構成する下面部および側面部が、一体型のプレキャスト製上部フーチング本体31とされている。
【0044】
前記プレキャスト製上部フーチング本体31は、鉄筋コンクリートの矩形状下面部フーチング32と一体に、その周縁部に、橋軸方向両側の鉄筋コンクリート製の側壁33および橋軸直角方向の側壁34からなる矩形状周壁35が設けられて構成されて、上部が開放されている箱型断面のプレキャスト製上部フーチング本体31とされ、前記プレキャスト製上部フーチング本体31の凹部36内には、上部フーチング本体31の橋軸直角方向の両側部で、橋軸方向の中間部の下面部フーチング32に、複数の縦管62の下部が埋め込み固定され、前記縦管62の上端部は、プレキャスト製上部フーチング本体31の上端レベルに合致するように構成されている。前記縦管62の下部外周面には、適宜ずれ止めジベル等(図示を省略した)が固定されて、縦管62が下面部フーチング32と一体に、かつ鉛直になるように設置されている。
【0045】
さらに、上部フーチング本体31の橋軸直角方向の両側部で、橋軸方向の両端部の4隅部には、上部外周面に雄ねじ部16を備えているリフトアップ用スリーブ17の下部にジベル等のずれ止め部材60が固定され、前記リフトアップ用スリーブ17の下部が下面部フーチング32に埋め込み固定されている。
【0046】
なお、図示を省略するが、前記上部フーチング本体31の凹部36内には、この内側に配筋された後、打設されるコンクリート37との一体化を高めるために、ジベル等のずれ止め部材が内向きに設けられる。
【0047】
このように構成された上部フーチング本体31が、ベースフーチング5内のベースフーチング1の上面に載置されたのち、前記凹部36内に配筋され、場所打ちのコンクリート37が一体に設けられて、上部フーチング10が構成され、そのコンクリート37の上部に鉄筋コンクリート製橋脚11の下部が一体に築造されている。この実施形態では、前記ベースフーチング1とプレキャスト製上部フーチング本体31とその内部の鉄筋コンクリート37との上部フーチング10とにより、上下に分離可能なフーチング30が構成されている。その他の構成は前記実施形態と同様である。
【0048】
この実施形態のように、上部フーチング10の下部を箱型として、予め工場あるいは現場付近などで築造しておくと、ベースフーチング1の上部に寸法精度の高い上部フーチング10を築造することができ、また、上部フーチング10の現場打ちコンクリート37の部分を容易に打設することができ、ベースフーチング1と上部フーチング10の側部の間隙Gも確実に設定することができる。
【0049】
<第3実施形態>
図10および図11は、本発明の第3実施形態を示すものであって、図10はプレキャスト製上部フーチング本体31の下部にフラットジャッキ39を配置した形態を示す縦断側面図、図11は図10におけるプレキャスト製上部フーチングの下部の一部を拡大して示す図である。
【0050】
この実施形態は、プレキャスト製上部フーチング本体31の下部の隅部4箇所に、例えばフラットジャッキ収納用凹部38を形成し、そのフラットジャッキ収納用凹部38に、フラットジャッキ39が配置され、前記プレキャスト製上部フーチング本体31の躯体内に予め給液パイプ40が埋め込み固定され、その給液パイプ40の出口とフラットジャッキ39の入口とは、連結金具61により連結されて、フラットジャッキ39に圧油または硬化性樹脂あるいはモルタル等の経時硬化性材料を注入充填することができる。この実施形態のフラットジャッキ39は、短縮した状態で、中央部の平行な上下の各平板部41の周縁部に一体に連設された周側部の中空環状膨出部40を備えている凹溝付円板状金属製ジャッキ本体42と、上部凹溝43および下部凹溝44には、メッシュ(図示を省略)などにより耐圧補強された樹脂モルタル45が充填固化されている。なお、前記フラットジャッキ39の上下に適宜高さ調整用の部材を介在させるようにしてもよい。
【0051】
この実施形態では、予め、プレキャスト製上部フーチング本体31にフラットジャッキ39を収納しているので、前記各実施形態のように、リフトアップ用スリーブ17および鋼製サドル24および液圧ジャッキ26を設けなくても、上部フーチング10をリフトアップおよび傾斜調整することができる。
【0052】
なお、前記フラットジャッキ39を、例えば、前記プレキャスト製上部フーチング本体31の凹部38の天井面に固定するようにしてもよく、ベースフーチング1の所定の位置に載置した後、プレキャスト製上部フーチング本体31を載置するようにしてもよい。また、給液パイプ40を下面部フーチング32に埋め込んで、側壁33(34)の内面に沿って上昇させて配管するようにしてもよい。その他の構成は、前記実施形態と同様である。
【0053】
<他の変形形態>
前記実施形態では、基礎地盤23に直接ベースフーチング1を設ける直接基礎形式の形態について説明したが、本発明を実施する場合、図12(a)に示すように、多数の基礎杭47上に、前記各杭46の上部を埋め込むように、鉄筋コンクリート製の箱型ベースフーチング基礎5を現場打ちで設け、その箱型ベースフーチング基礎5に、分離用シート9を介して現場打ちの上部フーチング10を築造するようにしてもよく、あるいは前記箱型ベースフーチング基礎5に、図示を省略するが、プレキャスト製の上部フーチング本体31を載置するようにして、フーチング基礎を構成するようにしてもよい。
【0054】
また、図12(b)に示すように、ケーソン48等の筒状構造物の上部に設けた頂版49をベースフーチング1とすることもでき、前記頂版49からなるベースフーチング1の上部に、現場打ちの上部フーチング10を構築してもよく、あるいは分離用シート9を介在させて、上部フーチング10を構築するようにしてもよく、あるいはプレキャスト製上部フーチング本体31を設置するようにしてもよい。ケーソン48の上部の筒状壁部分を周壁4として、利用するようにしてもよい。
【0055】
本発明を実施する場合、図13に示すように、ベースフーチング1の上面を橋軸方向に波形の上面50とし、また、前記ベースフーチング1の波形上面に噛合うように、橋脚下端部の上部フーチング10の下面を橋軸方向に波形の下面51として、上部フーチング10が橋軸方向に滑り移動するのを防止し、上部フーチング10のロッキングが起こりやすいようにしてもよい。
【0056】
また、本発明を実施する場合、図示を省略するが、ベースフーチング1の凹部底部の上面全体を、橋軸方向に曲率半径の大きい断面円弧状の凹部としてもよく、また上部フーチング10の下面全体を前記凹部に嵌合するように、断面円弧状の凸部としてもよい。
【0057】
本発明を実施形態する場合、上下のシート7,8を比較的厚いゴム層とした場合は、上部フーチング10の面積を大きくしても良いが、上部フーチング10を地震時にロッキングさせるには、上部フーチング10の橋軸方向の長さ寸法を小さくした方が、上部フーチング10がロッキングしやすく、地震力を低減できる橋脚11とフーチング30の免震構造とすることができる。
【0058】
前記各実施形態において説明したように、ベースフーチング1を直接基礎としてもよく、また、一つの杭基礎、あるいは深礎杭基礎等の基礎に、ベースフーチング1を設けるようにしてもよい。
【0059】
また、前記実施形態においては、上部フーチング10の橋軸直角方向のロッキングを防止するために、上部フーチング10の橋軸直角方向の両側部に、ロッキングによる転倒防止用PC鋼棒12を備えた転倒防止装置18を設けるようにしたが、本発明を実施する場合、図示を省略するが、ベースフーチング1の上部に、上部フーチング10の上面に間隙(クリアランス)を有して対向する転倒防止用フランジを設けて、上部フーチング10の橋軸直角方向の必要以上のロッキングを防止し、必要以上のロッキングによる上部フーチング10を含む橋脚11の転倒を防止するようにしてもよい。
【0060】
前記実施形態では、主に地震時の断層変化に対応するように説明したが、地震以外の地盤沈下で、ベースフーチング1が変位(沈下)した場合にも、前記と同様に、ジャッキ26で上部フーチング10を持ち上げ、上下のフーチング10,1の空隙にグラウト28を流し込み支持面29を形成することで、上部フーチング10を正常な位置に戻すことができる。
【0061】
前記実施形態では、上部フーチング10の下面レベルより下方にグラウト28を充填硬化した後、上部フーチング10を降下させるようにしたが、本発明を実施する場合、上部フーチング10の下面レベルまでグラウトを充填硬化するようにしてもよく、この場合は、上部フーチング10とグラウトとの一時的な付着があるが、地震時の外力により、付着状態が解消されて、非付着(分離可能な)状態にされる。
【0062】
前記各実施形態のように、予めジャッキ26,39などを設置できる空間を上層の上部フーチング10に設けることで、断層変位などの強制変位が生じた場合に、ジャッキにより上部フーチング10を変位前の位置に移動し、ベースフーチング1と上部フーチング10との空間にグラウト28を充填することで、修復することが可能になる。
【0063】
本発明を橋脚以外の建築物の下部あるいは、建築物の柱下部の基礎免震構造に採用するようにしてもよい。
【0064】
本発明を実施する場合、前記分離用シート9の構成として、上下の各シート7,8が、ゴム製シート,合成樹脂製シートあるいは布製シートまたは金属製シートまたはこれらの組み合わせられたシートにより構成してもよい。
前記の補修工法によると、上部フーチングをリフトアップした後、グラウトの充填硬化による支持面を形成するだけであるので、比較的簡単に、上部フーチングのレベル調整および傾斜調整を行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によると、下記のような効果を奏することができる。
(1)フーチングを、上部フーチングとベースフーチングとの2層構造とすることで、免震構造とすることができ、また、全てのフーチングを備える基礎形式を対象として、免震構造とすることが可能である。
(2)本発明の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造を、橋脚下部の基礎構造等に採用した場合は、地震時の挙動はロッキング(回転)によるものなので、地震後の残留変形が生じない。
(3)地震時の応答が長周期領域の橋梁では、本発明の免震構造を組み込んでも応答変位は増加しない。
(4)本発明では、単にフーチングを分離しただけの単純な構造であるので、損傷が生じた場合でも補修が容易である。
(5)断層変位などの強制変形に対しても、基礎の拘束条件が緩和されることにより、構造系の強制変位に対する追従性(安全性)が向上する。
(6)断層変位などの強制変位が生じた場合、2層に分けたフーチング間をジャッキで位置調整したのちに、コンクリート等のグラウトを充填硬化することで、比較的容易に強制変位に対する修復を行うことができる。
(7)本発明の構造は、従来のように、免震支承などのデバイスを用いないので、経済的で維持管理の不要な免震構造である。
(8)ベースフーチングと上部フーチングとが転倒防止用PC鋼棒を備えた転倒防止装置により連結されて、前記上部フーチングが所定以上にロッキングして、上部フーチングまたはこれに一体の橋脚が転倒するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示すものであって、ラーメン橋の基礎に適用した場合を示す一部縦断概略側面図である。
【図2】 図1の一部を拡大して示す一部縦断側面図である。
【図3】 (a)は図2のA−A線断面図、(b)はリフトアップ用スリーブおよび転倒防止用PC鋼棒の頭部の保護手段を設けた状態を示す一部切欠縦断側面図である。
【図4】 (a)は図2の一部を拡大して示す図、(b)は転倒防止用PC鋼棒の頭部付近における保護手段の他の形態を示す縦断側面図である。
【図5】 地震時等に地盤が断層変化して、本発明のフーチングおよび橋脚が傾斜沈下した状態を示す縦断側面図である。
【図6】 リフトアップ用スリーブにジャッキを連結して、上部フーチングをリフトアップして、上部フーチングを水平にした状態を示す縦断側面図である。
【図7】 図6の状態からベースフーチングの上面にグラウトを充填硬化して、硬化したグラウトの水平な上面により支持面を形成した状態を示す縦断側面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態を示すものであって、上部フーチングの一部をプレキャスト製とした形態を示す縦断側面図である。
【図9】 (a)は第2実施形態のプレキャスト製上部フーチングを取り出して示す平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図10】 本発明の第3実施形態を示すものであって、プレキャスト製上部フーチングの下部にフラットジャッキを配置した形態を示す縦断側面図である。
【図11】 図10におけるプレキャスト製上部フーチングの下部の一部を拡大して示す図である。
【図12】 本発明の他の実施形態を示すものであって、(a)は杭基礎上にベースフーチングを設けた形態を示す縦断側面図、(b)はケーソンの頂版をベースフーチングとした形態を示す縦断側面図、(c)は従来の構造を示す縦断側面図である。
【図13】 上部フーチングの下面およびベースフーチングの上面を橋軸方向に波形にした形態を示す概略縦断側面図である。
【図14】 従来のラーメン橋を示す一部縦断概略側面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリート製ベースフーチング
2 側壁
3 側壁
4 周壁
5 ベースフーチング基礎
6 サイドブロック
7 下部シート
8 上部シート
9 分離(剥離)用シート
10 上部フーチング
11 橋脚
12 転倒防止用PC鋼棒
13 雄ねじ軸部
14 支圧板
15 ナット
16 雄ねじ部
17 リフトアップ用スリーブ(中空管体)
18 転倒防止装置
20 保護コンクリート
21 防錆用保護キャップ
22 防錆用保護キャップ
23 基礎地盤
24 鋼棒製サドル
25 可動ピストン
26 油圧ジャッキ
27 雌ねじ管体
28 グラウト
29 支持面
30 分離可能なフーチング
31 プレキャスト製上部フーチング本体
32 下面部フーチング
33 側壁
34 側壁
35 周壁
36 凹部
37 鉄筋コンクリート
38 フラットジャッキ収納用凹部
39 フラットジャッキ
40 給液パイプ
41 平板部
42 凹溝付円板状金属製ジャッキ本体
43 上部凹溝
44 下部凹溝
45 樹脂モルタル
46 鋼管杭
47 基礎杭
48 ケーソン
49 頂版
50 波形の下面
51 波形の下面
52 従来のフーチング
53 積層ゴムブロック
54 基礎
55 ラーメン橋
56 橋体
57 傾斜面
58 傾斜面
59 アンカープレート
60 ずれ止め部材
61 連結金具
62 縦管

Claims (4)

  1. 基礎構造におけるフーチングを、ベースフーチングと、これに支持されて地震時に分離してロッキング可能な上部フーチングとの2層にした2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造において、ベースフーチングと上部フーチングとが転倒防止用PC鋼棒を備えた転倒防止装置により連結されて、前記上部フーチングが所定以上にロッキングして、上部フーチングまたはこれに一体の橋脚が転倒するのを防止するようにしたことを特徴とする2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造。
  2. 前記ベースフーチングに上部フーチングの横移動を規制するサイドブロックを設けたことを特徴とする請求項1に記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造。
  3. 上部フーチングとベースフーチングとの間に介在された上下のシートの境界面により分離境界面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造。
  4. 分離境界面を介して上部フーチングとベースフーチングの上下2層に分離可能に構成された2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造であって、前記ベースフーチングと上部フーチングとの間にグラウトを充填するために、前記上部フーチングがベースフーチングに対して昇降可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2層分離型フーチングを用いた基礎免震構造。
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