JP3745821B2 - 多数の粗紡機と多数のリング精紡機とから成る精紡設備 - Google Patents

多数の粗紡機と多数のリング精紡機とから成る精紡設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方においては粗紡機が、他方においてはリング精紡機がこれらの機械間で満粗糸ボビンと空粗糸チューブを移送する案内路を備えている移送装置を会して結合されている様式の、多数の粗紡機と多数のリング精紡機とから成る精紡設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
精紡分野における粗紡機とリング精紡機間にあっては、満粗糸ボビンと空粗糸チューブのやりとりのための移送が行なわれなければならない。この目的のために移送装置が設けられ、この移送装置により上記の移送が自動的に行なわれることが知られている。このような移送装置は一般に、分岐部を介して結合し合っている懸吊レールシステムから成り、これらの懸吊レールを懸吊ホルダーを備えた懸吊トロリ列が走行可能であり、この懸吊トロリ列にボビンおよびチューブが掛止めおよび掛外し可能である。懸吊レールを懸吊トロリ列は大抵これらのレールに沿って配分して設けられている摩擦駆動機構により走行可能である。
【0003】
上記の懸吊レールシステムは粗紡機とリング精紡機の全領域にわたって延在している。日本国特開昭61−49412号には上記のような懸吊レールシステムの典型的な例が開示されている。粗紡機11 ,12 ... に沿って積載区間14,15,16が延在しており、この積載区間内において懸吊トロリ列に満ボビンが装架される。満ボビンが装架されている懸吊トロリ列は区間4,8,5を経てリング精紡機21 ,22 ... に沿った分岐路23...28へと走行する。これらの満ボビンの処理が終了した後或いは処理が終了しているチューブとの交換が終了した後懸吊トロリ列は区間6,10と7を経て粗紡機に戻る。
【0004】
特に、比較的大型の精紡設備および同時に異なる品質の糸の処理が行なわれる精紡設備にあっては、必要に則したかつ意図する品質に即応した懸吊トロリ列の制御が必要であり、この目的のための制御と調整に多くの経費を要する。これに加えて、比較的大型の精紡設備にあっては、懸吊トロリ列システムの包括的な案内構成はしばしば移送の隘路となる。何故なら、ボビンおよびチューブの処理高とボビンおよびチューブに対する需要が不規則であり、時としてピークに達することがあるからである。移送システムにおける隘路或いは移送システム全体の崩壊は、機械上の或いは制御上の障害が移送システムにおいて生じた際、十分に回避できるようなのものではない。
【0005】
このことは特に、懸吊レールシステムが日本国特開昭61−49412号において図示されている環状に閉鎖されている様式で構成されておらず、空チューブが装架されている懸吊トロリ列が、一本の走行路を、満ボビンが装架されている懸吊トロリ列に向かって同じ区間を走行する様式で構成されている場合に生じる。この構成はしばしば場所上の理由からまた、この構成にあっては、高価なレール区間の必要とする長さが閉鎖されている構成よりも短くて済むと言う理由から選択され、かつ実施されることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の粗紡機とリング精紡機との組合せから成る精紡設備を、上記の公知技術が持つ欠点を排除し、精紡作業が円滑に行なわれるように構成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明により上記の課題は、各々の粗紡機が直結案内路を介して、それに所属している一群のリング精紡機と、そして結合案内路を介して他の粗紡機/リング精紡機の一群或いは多数の群と結合されていることによって解決される。
本発明にあっては、粗紡機に所属しているリング精紡機の群は位置上粗紡機に隣接している。
【0008】
直結案内路は結合案内路として一緒に利用されるように構成されていて、少なくとも一つの結合案内路が直結案内路から完全に独立して敷設されており、結合区間を介してのみ直結案内路と結合されている。
【0009】
更に、本発明による構成にあっては、精紡設備が、そのすべての直結案内路、結合区間と結合案内路を制御するプロセス制御計算機を備えている。
本発明により、粗紡機の各々と、この粗紡機に所属している一群のリング精紡機とのためのプロセス制御計算機がこれらの機械群の案内路上での移送運動を制御する領域と精紡設備の移送運動が行われるすべての直結案内路、結合区間と結合案内路上での直結案内路にわたる移送運動を制御する、上記領域に対して上位の領域を備えている。
【0010】
また、本発明により移送装置が懸吊トロリとして形成されており、精紡設備の固定して設けられていて、制御される摩擦駆動機構(米国特許第4,841,719号第3図参照)により案内路、結合区間と結合案内路に沿って運動可能である。
本発明による構成により、粗紡機とリング精紡機とから成る機械群がリング精紡機から送り戻される空のチューブから残余粗糸を除去するための装置を備えている。
【0011】
上記の本発明による特徴にあっては、精紡設備の多数の粗紡機の各々を多数のリング精紡機と直結案内路を介して結合され、その際このリング精紡機へ満ボビンを供給するには粗紡機は精紡作業のプランに相応して通常の様式で構成されかつそれだけで十分であり、特に場所的にも粗紡機に所属している一群を形成している。その際この直結案内路は特に、この粗紡機とこれに所属するリング精紡機との間で満ボビンと空チューブの移送を行う。しかし粗紡機からボビンが供給される多数のリング精紡機の数が例えば製造される糸の繊度に応じて変わるので、或いは粗紡機が少なくともこれと直結案内路を介して結合されているリング精紡機の群と異なる群のリング精紡機にボビンを供給することが可能でなければならないので、本発明による構成により、個々の機械群の直結案内路は結合案内路を介して互いに結合されている。このような機械群にわたる移送はおおくの根拠、即ち移送通路、或る品質から他方の品質への変更、この目的によりよく適した粗紡機或いはリング精紡機、機械が停止することによる供給と需要のバランスの変動等の根拠に基づいている。
【0012】
結合案内路は個々の機械群の直結案内路間の短絡区間として形成される。互いに結合される機械群が二つのみである場合は、上記の構成はなんの不都合なこともない。互いに結合される機械群が三つ或いはれ以上である場合は、一つの機械群から次の次の或いは更に離れている機械群への移送は、その間に存在している一つ或いは多数の機械群の直結案内路を経て行なわれなければならない。このことは、互いに結合されている機械群が大多数の場合或いは直結案内路が著しく場所を占めている場合、作業隘路をうむこととなる。
【0013】
このような欠点を回避するために本発明にあっては、直結案内路と交差しない結合案内路が設けられており、この結合案内路により個々の機械群の直結案内路が短絡区間により結合される。この結合案内路は直結案内路の上方或いは下方を走っており、その際上記の短絡区間は上り勾配区間或いは下降勾配区間として形成している。
【0014】
この精紡設備はプロセス制御計算機を備えている制御装置を有しており、この制御装置により懸吊レールシステム内に内蔵された分岐部と摩擦駆動機構とが自動的に機能正しく制御される。
機械群に所属している移送装置が互いに邪魔し合わないようにするために、本発明による構成により上記のプロセス制御計算機は個々の機械群に所属している、互いに無関係にその機械群の案内路上の移送運動を制御する領域を備えている。機械群間の移送運動のために、プロセス制御計算機内に上位の領域が設けられており、この領域はこの移送運動を個々の機械群のプロセス制御計算機の上記の領域に対して下位の領域を介して制御する。このことに関して制御命令が結合案内路の領域内で必要とする場合、この制御命令は直接上位のプロセス制御計算機から、或いは適当な作用機器を備えた後続して設けられているプロセス制御計算機を介して行なわれる。
【0015】
機械群の案内領域内でのみ運動する空粗糸チューブが新たに粗糸が巻かれる以前に、これらの空粗糸チューブから残留粗糸が確実に除去されるようにするために、本発明による他の構成により、機械群の各々の案内路中に空粗糸チューブ上に残留している残留粗糸を除去するための装置が設けられている。この装置は粗紡機内に組込まれて設けられているのがのが有利である。
【0016】
以下に添付した図面に図示した実施の形態につき本発明を詳細に説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面から認められるように、本発明による特徴により構成される精紡設備は、少なくとも二台の粗紡機1と多数のリング精紡機2とから成る。これらの粗紡機とリング精紡機は懸吊路の様式の案内路3により互いに結合されており、これらの懸吊路に沿って懸吊トロリ列が移動可能である。これらの懸吊トロリ列により満粗糸ボビンが粗紡機からリング精紡機に、そして空粗糸チューブは戻される。
【0018】
通常の様式で構成されている粗紡機1は駆動機台4と終端機枠5との間に機枠6を備えており、この機枠上にドラフト機構が存在しており、またこの機枠にフライヤ領域7において二列のフライヤとスピンドルが設けられている。この粗紡機1にはスライバケンスのケンス作業野8が所属しており、このケンス作業野からスライバがドラフト機構に供給され、粗糸に紡出される。この粗糸はフライヤによりスピンドルに挿着されているボビンに巻取られる。
【0019】
フライヤ領域7に対して平行に二つの懸吊トロリ路9が走っており、この懸吊トロリ路内に満粗糸ボビンと空粗糸チューブのための懸吊ホルダを備えた懸吊トロリ列が準備されている。この準備されている懸吊トロリ列の懸吊ホルダ内には、処理の終わった満粗糸ボビンが懸架されている。この懸架は最も簡単な様式では手で行なわれる。しかし、例えばドイツ連邦共和国特許第36 30 214号公報に開示されている一列のスピンドルに沿って走行しかつ満粗糸ボビンと空粗糸チューブとの順次の交換を行う自動に駆動される装置、或いは例えばドイツ連邦共和国特許第42 14 001号公報に開示の、すべての満粗糸ボビンと空粗糸チューブとの交換を粗紡機のスピンドルと懸吊ホルダ間において同時に交換を行う自動的な装置も知られている。図1において上方の粗紡機には、ドイツ連邦共和国特許第42 29 296号公報による自動交換装置が示しされているが、この自動交換装置にあっては懸吊トロリ列は懸吊トロリ路内に走入し、この懸吊トロリ路は粗紡機のフライヤを経て延在している。
【0020】
懸吊トロリ路9は懸吊トロリ路11に向かう分岐部10において統合され、この懸吊トロリ路11は空粗糸チューブ上に残留している残存粗糸を取除くための装置12を経て走り、多軌条の貯留部13に別れ、この貯留部において満粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列と空粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列が次の使用まで停止している。この貯留部から懸吊トロリ路が図において肉太の線で示した直結案内路14へと移行している。この直結案内路14は粗紡機1のそれぞれ一つから、当該粗紡機に所属している一群のリング精紡機2へと延在している。リング精紡機2において、この直結案内路14は分岐懸吊トロリ列15内に分岐しており、この分岐懸吊トロリ列はリング精紡機のクリールに沿って走っている。分岐懸吊トロリ列15から、粗糸ボビンが手により或いは公知の自動装置により需要に応じてクリール内の作業位置に交換により供給される。図2における下方の群のリング精紡機の例示で明らかなように、分岐懸吊トロリ列15は直接クリール内に案内され、粗糸ボビンはこの分岐懸吊トロリ列の懸吊ホルダ内に掛け止められたまま処理することも可能である。分岐懸吊トロリ列15は図1において上方の群のリング精紡機2に図示したように開放されて終わっているか、或いは下方の群のリング精紡機に図示したように閉鎖されたループの形を形成している。
【0021】
リング精紡機2のクリールにおいて粗糸チューブを挿着された懸吊トロリ列或いはクリールにおいて処理されて空となった粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列は、図1による実施の形態にあっては、同じ経路を直結案内路14を経て送り戻される。 図2による実施の形態にあっては、懸吊トロリ路はリング精紡機2を経て閉鎖されて環状路となっており、直結案内路の分岐路14′は粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列を移送するために、そして直結案内路の分岐路14″は粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列を移送するために設けられている。この実施の形態にあっては、図示した粗紡機1の上方の粗紡機における粗糸チューブ上に残留している残存粗糸を取除くための装置が 短絡区間16内に設けられており、図示した粗紡機の下方の粗紡機にあってはこの粗紡機内にまとめられている。短絡区間16には環状の直接的な懸吊トロリ路の両分岐路14′と14″を結合する短絡区間17が平行に所属している。
【0022】
図1に示した開放されている直結案内路14と図2に示した閉鎖されている直結案内路14は、粗紡機1のそれぞれ一つを直接それらのに所属しているリング精紡機2の群と結合し、かつその限りにおいて別個の機械群A,Bを形成している。しかし、図示した二つの機械群AとBの直結案内路14は結合案内路18を介して互いに結合されている。図1に示した実施の形態にあっては、両直線区間部分18aと18bとから、図2に示した実施の形態にあっては両区間部分18a,18b,18cと18dとから成る。これらの直線区間部分はそれぞれ分岐部により直結案内路14と結合されており、これらの直結案内路の位置は自動的に分岐信号により切換えられる。
【0023】
懸吊トロリ列は通常の様式でモータにより駆動される摩擦輪対により懸吊トロリ路内を運動させられる。これらの懸吊トロリ路は最も短い懸吊トロリ路の長さよりも短い間隔でこの懸吊トロリ路に沿って設けられており、操作信号により接続・切離し可能であり、−図1の実施の形態にあっては−その回転方向が逆転可能である。分岐部を切換えるための操作信号と摩擦輪対のモータの制御は制御装置19によって行なわれ、その際図示していない分岐部の駆動機構と摩擦輪の駆動機構の制御は矢印XとYで示しされている。
【0024】
制御装置19は計算機を備えており、この計算機は機械群A,B等のために、他方の領域に無関係ない上記の領域19a,19b等を備えており、これらの領域19a,19b等の各々が、それぞれの機械群内の懸吊トロリ列の運動を他方の機械群内の懸吊トロリ列の運動と全く関係なく制御を行う。この計算機は上位の領域19′をも備えており、この領域は機械群A,B等に所属している領域19a,19b等に必要に応じて、これらの領域が懸吊トロリ列の運動をこれらの領域間で或いはこれらの領域内へ序列する。計算機の領域19a,19bおよび19′は実際に分割でき、情報技術的にのみ互いに結合可能であるに過ぎない。しかし、個々の機械群に関する制御信号と機械群全体を把握する制御信号の調整をそれに内在するプログラムに基づいて発生させる統合的な計算機であってもよい。
【0025】
作業において、制御装置19の機械群Aに所属する領域19aは分岐部の駆動機構とこの機械群の摩擦駆動機構が負荷されることにより、粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列を、粗紡機1に所属している分岐懸吊トロリ路9,11,13からこの機械群の直結案内路14を経て、この機械群のリング精紡機2に所属している分岐懸吊トロリ路15へと移動させる制御、或いは粗糸チューブを携帯している懸吊トロリ列をリング精紡機から粗紡機へと戻す制御とを行う。これに相応することが、機械群Bにおいて上記の作業と無関係に行なわれ、従って両機械群A,Bにおける懸吊トロリ列の運動が全く互いに邪魔し合うことなく行なわれる。しかし、例えば粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列が機械群Aの粗紡機1から機械群Bのリング精紡機2に走行しなければならないような場合、制御装置19の上位の領域19′が機械群Bに所属している領域19bに命令を与え、この命令によりこの機械群の粗紡機1とリング精紡機2間の懸吊トロリ列の運動が中断し、このような機械群内の分岐部の駆動機構と摩擦駆動機構とを、懸吊トロリ列の機械群Aの粗紡機1から機械群Bの結合案内路18aと直結案内路14とを介してこの機械群の目標リング精紡機内への運動が行なわれるように、調整する。
【0026】
粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列の機械群Bの粗紡機1からの機械群Aのリング精紡機2への運動は上記に相応する方法で結合案内路18bを介して行なわれる。
もちろん、制御装置19にはその時に行なわれている懸吊トロリ列の運動に関する情報および行なわれる運動の緊急性に関する情報が与えられ、従ってこの制御装置は運動の経過と序列を機能正しくかつ需要に即応して制御する。
【0027】
図2に示した実施の形態にあっては、粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列は機械群Aの粗紡機1の懸吊トロリ路から、この機械群の直結案内路14の部分区間14a,14bと14cを経て、この機械群のリング精紡機2の分岐懸吊トロリ路15内へと案内され、粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列は部分区間14dと14eとを経てこの機械群の貯留部13内に戻される。この懸吊トロリ列はこの貯留部13から粗糸チューブ上に残留している残存粗糸を取除くための装置12を経て粗紡機1に沿っている懸吊トロリ路9内に走入する。機械群Bにおいて、粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列のこの機械群Bの直結案内路14″の他の部分区間14f,14gと14hを経て行なわれる。
【0028】
この実施の形態による結合案内路18aは粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列の機械群Aの粗紡機1からの機械群Bのリング精紡機2への運動のために、および粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列のこの機械群Aのリング精紡機からの機械群Bの粗紡機1への戻り運動のために役立つ。結合案内路18bと18cは粗糸ボビンが装架されている懸吊トロリ列のこの機械群Bの粗紡機からの機械群Aのリング精紡機2への運動に役立つ。結合案内路18dは粗糸チューブが装架されている懸吊トロリ列の機械群Bのリング精紡機2から機械群Aの粗紡機1への運動のために役立つ。短絡区間16とこれに平行に指向している短絡区間17とは、貯留部13と粗紡機1の準備懸吊トロリ路9間の懸吊トロリ列の運動が、機械群の直結案内路14′と14″間においてそれぞれ他方の機械群内への運動を妨げないように働く。
【0029】
もちろん、二つの機械群を備えている図示した精紡設備は、図1の実施の形態による、および図2による実施の形態による他の機械群の並列により任意に拡張することが可能である。直結案内路14および結合案内路18を構成するための多数の可能性が存在していることももちろんである。
図3による実施の形態にあっては、それぞれ一つの粗紡機1とそれぞれ五つのリング精紡機2とから成る四つの機械群A,B,CそしてDが図示されているが、これらの機械群は開かれている直結案内路14を介して互いに結合されている。粗紡機1に所属している懸吊トロリ路の部分はこの実施の形態にあっては単純な懸吊トロリ路9として示されているに過ぎない。懸吊トロリ路のシステムには結合案内路20が所属していおり、この結合案内路は直結案内路14と交差することなくその下方を案内されている。個々の機械群A,B,C,Dの直結案内路14は短絡区間21を介してこの結合案内路20と結合されている。この短絡区間21は、直結案内路14の高い位置から結合案内路20の高い位置への上り勾配区間と下り勾配区間として働く。
【0030】
この交差することなく案内される結合案内路20により、粗紡機1の各々からのリング精紡機2の各々への懸吊トロリ列の案内が可能であり、その際この移送運動に関係しない機械群の直結案内路14に接触することがない。従って、機械群にわたって行なわれる移送運動により、一方の移送運動から当該機械群における異なる移送運動への移行が妨げられることがなく、従って精紡設備の移送容量が増大し、かつその論理的な制御が単純なものとなる。
【0031】
【発明の効果】
上記のような本発明による構成により、移送動作が別個に敷設されている直結案内路に集約されて行われ、中心より離れた位置で制御され、従った互いに邪魔し合うことがないと言う利点が得られる。従って、移送装置の容量が著しく増大され、故障の発生率も低減し、これにより精紡作業の効果が改善される。しかも、精紡設備全体にわたって移送装置の自在性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二つの粗紡機/リング精紡機群を備えた精紡設備の見取り図である。
【図2】二つの粗紡機/リング精紡機群を備えた精紡設備の見取り図である。
【図3】交差することなく案内されている結合案内路を備えた精紡設備の見取り図である。
【符号の説明】
1 粗紡機
2 リング精紡機
3 案内路
4 駆動機構台
5 終端機枠
6 機枠
7 フライヤ領域
8 フライヤ作業野
9,11 懸吊トロリ路
10 分岐部
12 残存粗糸除去装置
13 貯留部
14 直結案内路
14′,14″ 直結案内路の部分
15 分岐懸吊トロリ路
16,17,21 短絡区間
18 結合案内路
18a,18b,18c,18d,18e 直線区間
19 制御装置
19a,19b,19′ 計算機の領域
20 結合案内路

Claims (8)

  1. 一方においては粗紡機が、他方においてはリング精紡機がこれらの機械間で満粗糸ボビンと空粗糸チューブを移送する案内路を備えている移送装置を介して結合されている様式の、多数の粗紡機と多数のリング精紡機とから成る精紡設備において、
    各々の粗紡機(1)が直結案内路(14)を介して、それに所属している一群のリング精紡機(2)と、そして結合案内路(18)を介して他の粗紡機/リング精紡機の一群或いは多数の群(A,B,C,D)と結合されていることを特徴とする精紡設備。
  2. 粗紡機(1)に所属しているリング精紡機(2)の群が位置上粗紡機に隣接していることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
  3. 案内路(14,15,16,17,18)が環状に閉鎖されて一方向で通行可能なように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
  4. 直結案内路(14)が結合案内路として一緒に利用されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
  5. 少なくとも一つの結合案内路(20)が直結案内路(14)から完全に独立して敷設されており、結合区間(21)を介してのみ直結案内路と結合されていることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
  6. 精紡設備が、そのすべての直結案内路(14)、結合区間(9,11,13,16,17,21)と結合案内路(18,20)を制御するプロセス制御計算機(19)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
  7. 粗紡機(1)の各々と、この粗紡機に所属している一群のリング精紡機(2)とのためのプロセス制御計算機(19)がこれらの機械群の案内路(9.11.13.14)上での移送運動を制御する領域(19a,19b)と精紡設備の移送運動が行われるすべての直結案内路(14)、結合区間(9,11,13,16,17,21)と結合案内路(18,20)上での直結案内路にわたる移送運動を制御する、上記領域に対して上位の領域(19′)を備えていることを特徴とする請求項1或いは6に記載の精紡設備。
  8. 粗紡機(1)とリング精紡機(2)とから成る機械群(A,B,C,D)がリング精紡機から送り戻される空のチューブから残余粗糸を除去するための装置(12)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の精紡設備。
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