JP3745353B2 - 払拭布 - Google Patents
払拭布 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3745353B2 JP3745353B2 JP2003313207A JP2003313207A JP3745353B2 JP 3745353 B2 JP3745353 B2 JP 3745353B2 JP 2003313207 A JP2003313207 A JP 2003313207A JP 2003313207 A JP2003313207 A JP 2003313207A JP 3745353 B2 JP3745353 B2 JP 3745353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiping
- hand
- thumb
- wiping cloth
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このことから、顔や身体の一部を重点的に払拭すべく、袋状に成形されている払拭布が存在する。この払拭布は、この中に手を指先から挿入した状態で、手の指の内側または手のひら側の払拭面で顔等を払拭できるようになっている。このような払拭布の一例を、図6に示す。この払拭布100は、図に示すように、袋状に成形されており、挿入口101から手を挿入することができるようになっている。
図7は、この払拭布100に、ユーザの手を挿入した状態を示す図である。本払拭布100は、このように5本の指全てを挿入した状態で、その手のひら側の払拭面により払拭するようになっている。
このような払拭布100によれば、その一部分を指先でつまんで払拭するのではなく、手のひら側の払拭面を払拭したい部分に押し当て、指を挿入した方向または幅方向に動かすことにより払拭することができるため、払拭したい部分を的確に払拭することができ、顔等の一部の重点的な払拭に適している。
すなわち、手を挿入することができるように袋状に成形された払拭布であって、その太さが1デニール以下の極細繊維を使用して構成される払拭面と、前記払拭布に挿入した手の親指を内側から外側に露出させるための親指露出孔と、を有しており、前記極細繊維を使用して構成される払拭面は、前記払拭布に手を挿入した際の手から近い位置の繊維の色と前記手から遠い位置の繊維の色が異なるように構成され、前記払拭面が使用によって摩耗するにつれてその色が変わるようになっており、この親指露出孔から親指を露出させて払拭作業を行う際に、前記露出させた親指が前記払拭布に対するひっかかりとなるように構成されている、払拭布である。
このように構成された本発明の払拭布によれば、ユーザが極細繊維により構成されている払拭面の摩耗度合いを、視覚的に把握することができ、使いやすくなる。
より具体的には、例えば、払拭布に手を挿入した際の手から近い位置の色と前記手から遠い位置の色が異なるように編み目を構成してもよいし、異なる色の不織布または織物が積層してなる複合布を用いてもよい。
一般的に、袋状の払拭布は、これに利き手を挿入し、その手のひら側の払拭面で払拭するようにして使用するため、親指露出孔が一つ設けられている払拭布は、利き手を挿入した場合の手の甲側の払拭面が有効に使用されないことが考えられる。
これに対して、親指露出孔が払拭面を軸として対称となる部位に二つ設けられた払拭布によれば、一方の親指露出孔に親指を入れた場合の手のひら側の払拭面は、他方の親指露出孔に親指を入れた場合の手の甲側の払拭面に相当するため、片側の面だけでなく、両側の払拭面を有効に使用することができる。
この四つの払拭面をすべて極細繊維を用いて構成することもできるが、極細繊維を使用していない払拭面を有するように構成してもよい。こうすれば、通常は、極細繊維を使用していない払拭面で洗顔等を行い、角質を除去したい場合には、極細繊維を使用した払拭面で払拭することができ、目的に応じて払拭面を使い分けられるようになるため、使いやすさが向上する。
なお、この場合、極細繊維により構成される払拭面の色と、それ以外の繊維により構成される払拭面の色とがお互いに異なるように構成してもよい。こうすれば、ユーザが一目でどちらの払拭面か把握することができ、より使いやすいものとなる。
伸縮性を有する編み地により成形すれば、手を挿入して使用する際、払拭布を手にフィットさせることができ、使い勝手を良くすることができる。
伸縮性は、少なくとも、挿入した人差し指ないし小指の幅方向にあればよい。
一体縫製された払拭布としては、例えば、丸編み地により成形された払拭布がある。
このような払拭面を有する払拭布によっても、ユーザが極細繊維により構成されている払拭面の摩耗度合いを視覚的に把握することができ、使いやすくなる。
また、このような係止帯を有する払拭布によれば、上述の親指露出孔を有する払拭布と同様に、袋本体が指から抜け落ちることを防止することができる。
この払拭布は、伸縮性を有する編み地によって成形されていてもよいし、一体縫製されていてもよい。
また、袋本体に指を挿入した場合の指の内側及び指の外側の払拭面と、これを裏返して指を挿入した場合の指の内側及び指の外側の払拭面との、四つの払拭面を有するようになっていてもよい。
さらに、この払拭布の払拭面の少なくとも一面を、極細繊維を使用して構成してもよい。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態の払拭布1を示した正面図であり、図2は、本実施形態の払拭布1を示した平面図である。
本実施形態の払拭布1は、手を指先から挿入できるように袋状に成形され、略長方形の二枚の布を張り合わせたような形状とされており、挿入口11と、親指露出孔12と、ストラップ13とを有している。
親指露出孔12は、払拭布1に挿入した手の親指を、内側から外側に露出させるためのものであり、この親指露出孔12から親指を露出させて、払拭作業を行う際に、露出させた親指が、払拭布に対するひっかかりとなるようになっている。この親指露出孔12は、払拭布1の一方の長辺の、挿入口11寄りの位置に設けられている。この挿入口11及び親指露出孔12の周縁部は、レースまたはテープによって縁取りされている。
ストラップ13は、払拭布1を不使用時にフック等に係止しておくためのものであり、本実施形態ではレースまたはテープにより構成されている。このストラップ13は、ループ状に成形されており、親指露出孔12が設けられている長辺側の挿入口11の端部がループの始点と終点となるように成形されている。
払拭布1を使用する場所、例えば洗面所等の壁にフック等を設けておき、払拭布1を使用しない際には、フック等に、図2に示すストラップ13のループ孔13aを通し、払拭布1をフック等に係止することができるようになっている。
払拭布1は、表側の二面と、裏側の二面の、合計四面が払拭面として使用できるようになっている。本実施形態の払拭布1は、表側の二つの払拭面が極細繊維を使用して構成されており、裏側の二つの払拭面が極細繊維ではない繊維により構成されている。より具体的には、本実施形態の表側の二つの払拭面は、ポリエステルとナイロンの割繊極細糸55%、ナイロン42%、ポリウレタン3%を使用して構成されており、裏側の二つの払拭面は、ポリエステル42%、ナイロン55%、ポリウレタン3%を使用して構成されている。
極細繊維としては、本実施形態では、ポリエステルとナイロンの割繊極細糸を使用するが、これに限られず、1デニール未満の繊維であればよい。
本実施形態の払拭布1によれば、払拭布1に手を挿入する際に、親指露出孔12から、挿入した手の親指を内側から外側に露出させて、露出させた親指が、払拭布1に対するひっかかりとなるため、払拭布1が手から脱け落ちにくくなり、より使いやすいものとなる。
顔や身体の角質除去等を行う場合には、払拭布1の表側の払拭面が外側になるようにして手を挿入し、極細繊維を用いた表側の払拭面を使用する。
一方、特に角質除去等を行わず、通常の洗顔、洗浄等を行う場合には、これを裏返して、裏側の払拭面が外側になるようにして手を挿入し、極細繊維を用いていない裏側の払拭面を使用する。
このように、本実施形態の払拭布1は、使用目的に応じて使い分けることができる。
また、本実施形態の払拭布1は、極細繊維により構成される表側の払拭面の色と、それ以外の繊維により構成される裏側の払拭面の色とが、お互いに異なるように構成してもよい。こうすれば、ユーザが一目でどちらの払拭面か把握することができ、より使いやすいものとなる。
こうすれば、ユーザが視覚的に摩耗度合いを把握することができ、使いやすくなる。
具体的には、例えば、払拭布に手を挿入した際の手から近い位置の色と前記手から遠い位置の色が異なるように編み目を構成してもよいし、異なる色の不織布または織物が積層してなる複合布を用いてもよい。
図4は、本実施形態の払拭布2を示す図である。なお、図4では、第一実施形態と同一の部分については図1と同一の符号を付してある。
一般的に、右手が利き手である人は、右手を払拭布に挿入した状態で使用し、左手が利き手である人は、左手を払拭布に挿入した状態で使用しがちである。このことから、上述の第一実施形態の払拭布1では、利き手を挿入した場合の手の甲側の払拭面が、裏表共に、有効に使用されないことが考えられる。
これに対し、本実施形態の払拭布2によれば、親指露出孔22が二つ設けられているため、利き手の親指を一方の親指露出孔22aから露出させた状態の使用、及び、利き手の親指を他方の親指露出孔22bから露出させた状態の使用ができる。ここで、一方の親指露出孔22aから親指を露出させた場合の手のひら側の払拭面は、他方の親指露出孔22bから親指を露出させた場合の手の甲側の払拭面に相当するため、表側及び裏側の両面の、合計4つの払拭面をすべて有効に使用することができる。
なお、本実施形態では、ストラップ23を二つ有するものとして成形したが、1つであっても構わない。
この払拭布2のユーザの手への取り付け方、使い方は、第一実施形態と同様である。
図5は、本実施形態の払拭布3の使用状態を示す図である。
この払拭布3は、袋本体31が人差し指ないし薬指から抜け落ちるのを防止するための係止帯32を有する。
係止帯32は、ループ状に成形されており、本実施形態では挿入口33の一端部がループの始点と終点となるように成形されている。
この係止帯32は、本実施形態では、伸縮性を有するゴムにより成形されている。図のように、この係止帯32の孔32aに親指を通して、袋本体31を親指に係止できるようになっている。
なお、この係止帯32は、第一実施形態の払拭布1のストラップ13のように、フック等に孔32aを通し、払拭布3をフック等に係止できるようになっている。
このように、本実施形態の払拭布3によっても、袋本体31に指を挿入した状態で使用する際に、係止帯32の孔32aに親指を通すことにより、上述の実施形態と同様、袋本体31が親指に係止されるため、払拭布3が手から脱け落ちにくくなり、より使いやすいものとなる。
また、挿入口33の他端部がそのループの始点と終点となるように成形された係止帯をさらに有し、この係止帯の孔に小指を通して、袋本体31を小指にも係止できるようにしてもよい。こうすれば、払拭布3がさらに手から抜け落ちにくくなると共に、その払拭面の位置が使用によってずれることを防止することができ、より使いやすいものとなる。
また、この払拭布3は、第一実施形態の払拭布1のように、表側の二つの払拭面と、裏側の二つの払拭面の、合計四つの払拭面を有するように構成してもよい。
また、これらの払拭面のうち、いずれかの払拭面を極細繊維を用いて構成してもよい。
さらに、袋本体31は、少なくとも挿入した人差し指ないし小指のいずれか一本以上を挿入できるようになっていればよい。
11,33,101 挿入口
12,22a,22b 親指露出孔
13,23 ストラップ
31 袋本体
32 係止帯
32a 孔
Claims (6)
- 手を挿入することができるように袋状に成形された払拭布であって、
その太さが1デニール以下の極細繊維を使用して構成される払拭面と、
前記払拭布に挿入した手の親指を内側から外側に露出させるための親指露出孔と、を有しており、
前記極細繊維を使用して構成される払拭面は、前記払拭布に手を挿入した際の手から近い位置の繊維の色と前記手から遠い位置の繊維の色が異なるように構成され、前記払拭面が使用によって摩耗するにつれてその色が変わるようになっており、
この親指露出孔から親指を露出させて払拭作業を行う際に、前記露出させた親指が前記払拭布に対するひっかかりとなるように構成されている、
払拭布。 - 前記親指露出孔は、払拭面を軸として対称となる部位に二つ設けられている、
請求項1記載の払拭布。 - 手を挿入した場合の手のひら側の払拭面及び手の甲側の払拭面と、これを裏返して手を挿入した場合の手のひら側の払拭面及び手の甲側の払拭面との、四つの払拭面を有する、
請求項2記載の払拭布。 - 前記払拭布は、伸縮性を有する編み地により成形されている、
請求項1ないし3のいずれかの項記載の払拭布。 - 前記払拭布は、一体縫製されている、
請求項1ないし4のいずれかの項記載の払拭布。 - 親指を除いた指の、少なくとも一本以上を挿入できるように袋状に成形された袋本体と、前記袋本体に前記指のいずれか一本以上を挿入した際に、前記袋本体が前記指から抜け落ちるのを防止するための係止帯とを有しており、
前記袋本体は、その太さが1デニール以下の極細繊維を使用して構成される払拭面を備え、この極細繊維を使用して構成される払拭面は、前記払拭布に手を挿入した際の手から近い位置の繊維の色と前記手から遠い位置の繊維の色が異なるように構成され、前記払拭面が使用によって摩耗するにつれてその色が変わるようになっており、
前記係止帯は、前記袋本体を親指に係止できるようになっている、
払拭布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003313207A JP3745353B2 (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 払拭布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003313207A JP3745353B2 (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 払拭布 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005080715A JP2005080715A (ja) | 2005-03-31 |
JP2005080715A5 JP2005080715A5 (ja) | 2005-12-02 |
JP3745353B2 true JP3745353B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=34414236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003313207A Expired - Fee Related JP3745353B2 (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 払拭布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3745353B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101035140B1 (ko) * | 2010-07-12 | 2011-05-17 | 유승연 | 클렌징 패드 |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003313207A patent/JP3745353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005080715A (ja) | 2005-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2048997B1 (en) | Towel | |
JP3745353B2 (ja) | 払拭布 | |
JP6056109B2 (ja) | タオル | |
WO2005030024A1 (en) | Portable wiping cleaner | |
JP6371018B1 (ja) | 手袋 | |
JP5383181B2 (ja) | 医療介護用手袋 | |
US20100306945A1 (en) | Device for cleaning the oral cavity | |
KR200342784Y1 (ko) | 다목적 때밀이 장갑 | |
KR100558136B1 (ko) | 장갑기능을 갖는 보조타월 | |
KR200483791Y1 (ko) | 때밀이 장갑 | |
JP3222752U (ja) | 身体洗浄用のミトン | |
KR200336546Y1 (ko) | 핑거타월 | |
KR101059200B1 (ko) | 반장갑 | |
JPH08209413A (ja) | 手 袋 | |
JPH0636488U (ja) | 入浴用手袋 | |
JP3113488U (ja) | 肌洗浄用指サック | |
JP3036029U (ja) | 眼鏡拭き兼用眼鏡入れ | |
KR101354556B1 (ko) | 청소용 장갑걸레 | |
JP3085408U (ja) | 作業用手袋 | |
KR200439973Y1 (ko) | 일회용 앞치마 | |
JP3087249U (ja) | 赤ちゃんの湯浴用手袋 | |
JP3088723U (ja) | 歯ブラシ | |
US20140130280A1 (en) | Handy Wiping Tool | |
JP5460904B2 (ja) | 医療介護用手袋 | |
JP3070028U (ja) | メガネのレンズふき |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051017 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20051017 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20051024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |