JP3745261B2 - スピードスプレーヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、薬液を貯留した薬液タンクより動力噴霧機を通じて薬液を散布しながら圃場を走行するスピードスプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
スピードスプレーヤは、エンジンを動力源として動力噴霧機を作動させ、薬液タンクより供給された薬液を動力噴霧機によりノズル部へ圧送りして噴出させ、該ノズル部より噴出する薬液に送風ファンを回転させることにより送風して薬液を放射状に散布しながら圃場を走行する。
【0003】
スピードスプレーヤは、薬液タンク、エンジンルーム、送風部等の車両本体を支持する本体フレームや、運転席及び操作部を含むを前方フレームは、金属製の角パイプを突き合せて溶接することにより一体に接合されていた。前方フレーム51の構成について、図5(a)(b)を参照して説明する。
【0004】
本体フレーム52には車両本体の長手方向に沿って設けられた2本のセンターフレーム53の一端が各々溶接されており、該センターフレーム53の他端はフロントステー54に各々溶接されている。このセンターフレーム53の両側には支持ステー55の一端が各々溶接され、他端側はフリーになっている。左右の支持ステー55と本体フレーム52との間にはフロントフェンダー56が各々一体に取付けられている。即ち、各フロントフェンダー56は、支持ステー55、センターフレーム53、本体フレーム52の3辺で溶接されている。また、センターフレーム53どうしの間には補強板57が2箇所で溶接されている。
【0005】
図6(a)(b)は、図5(a)(b)の前方フレーム51に、座席58、運転席床面となるデッキプレート59、更にはフロントバンパー60を搭載した状態を示す。座席58は右側フロントフェンダー56の上にねじ止めされており、デッキプレート59は、支持ステー55及びセンターフレーム53bにねじ止めされている。また、左右のフロントバンパー60は、フロントステー54にねじ止めされている。尚、左側フロントフェンダー56の上には、薬液散布に必要な各種操作レバーが設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5(a)(b)及び図6(a)(b)に示す前方フレーム51は、本体フレーム52と共に剛性の高い金属製角パイプが用いられているため、車体重量が嵩むうえに、角パイプの角度切り工程が必要となり、また角パイプどうしを溶接する箇所が多く、組立て作業に手間取るという課題があった。
また、センターフレーム53は、本体フレーム52に対して片持ち状に溶接されており、左右のフロントフェンダー56は、センターフレーム53に片持ち状に溶接された支持ステー55に溶接されている。したがって、スピードスプレーヤが不整地や悪路を走行中に、ローリングしたり旋回したりする際に、エンジン部分から伝達された振動がフロントフェンダー56上に設けられた座席58やデッキプレート59上で増幅され易くなっているため、操作性や乗り心地が悪いという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、フレーム強度を低下させることなく車体重量を軽量化し、生産性や操作性を向上させたスピードスプレーヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
即ち、薬液タンク部、エンジンルーム、送風部を含む車両本体を支持する本体フレームと、該本体フレームに接合され、運転席や操作部を支持する前方フレームを備えたスピードスプレーヤにおいて、車両本体を支持する本体フレームの前方に接合され前方フレームが、一端が本体フレームに接合され他端がフロントステーに接合された一対のセンターフレームと、当該フロントステーに接合されたフロントバンパーが運転席や操作レバーが設けられる左右のフロントフェンダーに各々接合され、当該左右のフロントフェンダーはセンターフレームと本体フレームに各々接合されて枠体構造に形成されていることを特徴とする。
また、一対のセンターフレーム及びフロントステーは金属切板が用いられ、センターフレームどうしが補強板により接合されて枠体構造が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。
図1(a)(b)は前方フレームの平面図及び側面図、図2(a)(b)は図1の前方フレームに座席及びデッキプレートを搭載した状態を示す平面図及び側面図、図3(a)(b)は前方フレーム及び本体フレームの平面図及び側面図、図4はスピードスプレーヤの概略構成を示す側面図である。
【0010】
先ず、スピードスプレーヤの概略構成について図4を参照して説明する。
1はスピードスプレーヤ本体であり、薬液を貯留する薬液タンク部2を備えている。薬液タンク部2は、上蓋を開閉することで、薬液を注入することができるようになっている。この薬液タンク部2より前方には運転席3があり、ハンドル、アクセル、ブレーキなどの走行用操作部や、後述するノズル部や送風ファンなどの動作を切換える各種制御レバーを備えた薬液散布用の操作部が設けられている。
【0011】
薬液タンク部2より後方には、エンジンが格納されたエンジンルーム4が設けられており、エンジンカバー5により覆われている。エンジンルーム4には薬液タンク部2より薬液を圧送りする動力噴霧機(図示せず)が設けられている。この動力噴霧機は、動力源としてエンジンを利用して駆動され、薬液タンク部2より供給された薬液を圧送りしてエンジンルーム4の後方に円弧状に配置されたノズル部6より噴出させる。
【0012】
ノズル部6の後方には送風部7が設けられている。送風部7は、送風ファンを回転させてノズル部6より噴出する薬液に送風する。送風ファンの回転により車両本体の後方から吸引されノズル部6に沿って送風することにより、ノズル部6より噴出した薬液は、霧状に拡散されて枝葉に散布されるようになっている。
【0013】
次に、スピードスプレーヤのフレーム構造について図3(a)(b)を参照して説明する。
8は本体フレームであり、薬液タンク部2、エンジンルーム4、送風部7を含む車両本体を支持している。本体フレーム8は、比較的重量物である車両本体を支持しているため、剛性の高い金属製の角パイプを溶接して形成されている。
9は前方フレームであり、本体フレーム8の前方に接合されている。前方フレーム9は、後述する運転席や操作部を支持している。
【0014】
次に前方フレーム9の構成について図1(a)(b)〜図3(a)(b)を参照して説明する。
本体フレーム8には、車両本体の長手方向に沿って設けられた2本のセンターフレーム10の一端が各々溶接されており、該センターフレーム10の他端はフロントステー11に各々溶接されている。センターフレーム10及びフロントステー11は、金属切板(金属平板)により形成されている。また、センターフレーム10どうしの間には補強板12が2箇所で垂直に溶接されている。
【0015】
また、センターフレーム10及び本体フレーム8には、フロントフェンダー13の一辺が各々溶接されている。フロントフェンダー13は、スピードスプレーヤの前輪が配置される部位に設けられる泥よけ部分である。また、フロントステー11にはフロントバンパー14の一端が溶接されており、該フロントバンパー14の他端はフロントフェンダー13に溶接されている。
【0016】
前方フレーム9は、左右のフロントフェンダー13と該フロントフェンダー13に接合された左右のフロントバンパー14とで枠体構造に形成されている。
即ち、一端が本体フレーム8に接合され、他端がフロントステー11に接合された2本のセンターフレーム10に、左右のフロントバンパー14がフロントステー11に接合され、フロントフェンダー13がセンターフレーム10に接合され、更にセンターフレーム10どうしが補強板12により接合されて、全体として枠体構造に形成されている。
【0017】
図2(a)(b)は、図1(a)(b)の前方フレーム9に、座席15及び運転席床面となるデッキプレート16を搭載した状態を示す。座席15は右側フロントフェンダー13の上にねじ止めされており、デッキプレート16は、センターフレーム10及びフロントフェンダー13にねじ止めされている。デッキプレート16には、アクセル、ブレーキ、クラッチなどのペダルを配設するためのスリットが形成されている。尚、左側フロントフェンダー13の上には、薬液散布に必要な各種操作レバーが設けられる。
【0018】
このように、前方フレーム9が、左右のフロントフェンダー13、左右のフロントバンパー14及び2本のセンターフレーム10により枠体構造に形成されているので、スピードスプレーヤが不整地や悪路を走行中に、ローリングしたり旋回したりしても、エンジンルーム4から伝わる振動を枠体構造により吸収して運転席で体感する振動を低減することができるので、操作性や乗り心地を改善できる。
また、センターフレーム10やフロントステー11に金属切板を用いたので、車体重量を軽減して燃費効率を向上させ、不整地を走行する際の振動を軽減できる。
また、センターフレーム10に金属切板を用いたので、運転席を支持する曲げ応力に対する断面係数を増大するので、フレーム強度を低下させることなく車体重量を軽量化することが可能である。また、前方フレーム9に角パイプを用いる場合に比べて角パイプの角度切り工程を無くし、また溶接箇所を減少させることができるので、生産性も向上させることができる。
【0019】
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、上述した実施例に限定されるのものではなく、フロントバンパー14は左右に分割することなく1枚板であっても良く、センターフレーム10の数も2本に限定されるものではない等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0020】
【発明の効果】
本発明のスピードスプレーヤは、上述したように、運転席や操作部を支持する前方フレームが、本体フレームに接合されたフロントフェンダーと該フロントフェンダーに接合されたフロントバンパーとで枠体構造に形成されているので、スピードスプレーヤが不整地や悪路を走行中に、ローリングしたり旋回したりしても、エンジンルームから伝わる振動を枠体構造により吸収して運転席で体感する振動を低減することができるので、操作性や乗り心地を改善できる。
また、フロントバンパー及びフロントフェンダーは、本体フレームに接合され、車両本体の長手方向に配設された金属切板に各々接合されて枠体構造に形成されているので、車体重量を軽減して燃費効率を向上させ、不整地を走行する際の振動を軽減できる。
また、金属切板を用いたことにより、運転席を支持する曲げ応力に対する断面係数を増大するので、フレーム強度を低下させることなく車体重量を軽量化することが可能である。また、前方フレームに角パイプを用いる場合に比べて角パイプの角度切り工程をなくし、また溶接箇所を減少させることができるので、生産性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前方フレームの平面図及び側面図である。
【図2】図1の前方フレームに座席及びデッキプレートを搭載した状態を示す平面図及び側面図である。
【図3】前方フレーム及び本体フレームの平面図及び側面図である。
【図4】スピードスプレーヤの概略構成を示す側面図である。
【図5】従来の前方フレームの平面図及び側面図である。
【図6】図5の前方フレームに座席及びデッキプレートを搭載した状態を示す平面図及び側面図である。
【符号の説明】
1 スピードスプレーヤ本体
2 薬液タンク部
3 運転席
4 エンジンルーム
5 エンジンカバー
6 ノズル部
7 送風部
8 本体フレーム
9 前方フレーム
10 センターフレーム
11 フロントステー
12 補強板
13 フロントフェンダー
14 フロントバンパー
15 座席
16 デッキプレート

Claims (2)

  1. 薬液タンク部、エンジンルーム、送風部を含む車両本体を支持する本体フレームと、該本体フレームに接合され、運転席や操作部を支持する前方フレームを備えたスピードスプレーヤにおいて、
    車両本体を支持する本体フレームの前方に接合され前方フレームが、一端が本体フレームに接合され他端がフロントステーに接合された一対のセンターフレームと、当該フロントステーに接合されたフロントバンパーが運転席や操作レバーが設けられる左右のフロントフェンダーに各々接合され、当該左右のフロントフェンダーはセンターフレームと本体フレームに各々接合されて枠体構造に形成されていることを特徴とするスピードスプレーヤ。
  2. 一対のセンターフレーム及びフロントステーは金属切板が用いられ、センターフレームどうしが補強板により接合されて枠体構造が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスピードスプレーヤ。
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